全国に根強いファンを持つ、まるか食品株式会社が販売しているカップ焼きそば「ぺヤング」。
2014年12月02日に被害者大学生のツイッターで発覚した「ぺヤング ゴキブリ混入事件」は非常に大きな騒動になりました。
「ぺヤング ゴキブリ混入事件」の全貌とその後について総まとめしましたのでご紹介します。
※ゴキブリの死骸の画像が出てくるため【閲覧注意】の記事となります。
この記事の目次
- 【閲覧注意】「ぺヤング ゴキブリ混入事件」とその後
- 2014年12月02日 午後10時 – ゴキブリの混入発覚
- 2014年12月03日 午前08時 – 被害者大学生、保健所に連絡
- 2014年12月03日 午前09時 – 被害者大学生、まるか食品に連絡
- 2014年12月03日 午前10時 – 保健所&まるか食品対応開始
- 2014年12月03日 午前11時 – 保健所&まるか食品が対応終了
- 2014年12月03日 正午12時 – 被害者大学生、まるか食品の対応に不満漏らす
- 2014年12月03日 正午12時 – 弁護士ドットコムが報じる
- 2014年12月03日 夜間 – 伊勢崎市保健所が工場に立ち入り検査
- 2014年12月04日 午後01時 – Yahoo!トップで自主回収指導が報じられる
- 2014年12月04日 午後02時 – まるか食品のHPがサーバーダウン
- 2014年12月04日 午後03時 – まるか食品の謝罪に被害者大学生が納得
- 2014年12月04日 – 被害者大学生、批判・説教をされる
- 2014年12月11日 – まるか食品、本社工場の製品全てを回収決定
- 2014年12月12日 – まるか食品、リコール保険未加入が判明
- 2015年05月19日 – まるか食品、ペヤング製造再開と販売再開の告知
- 2015年04月01日 – 被害者大学生、ぺヤング販売再開に安堵
- 「ぺヤング ゴキブリ混入事件」についてまとめると・・・
【閲覧注意】「ぺヤング ゴキブリ混入事件」とその後
ぺヤングにゴキブリが混入していた衝撃の事件
ぺヤングを愛する人たちを”ペヤンガー”と呼ぶようですが、この「ぺヤング ゴキブリ混入事件」はまさにペヤンガー達に衝撃と戦慄を走らせた事件となりました。被害者大学生がツイッターにゴキブリがぺヤングに混入している様を投稿したことから騒動に発展しましたが、事件発生から収束とその後まで総まとめしました。
事件の発端となった被害者は、Twitterで「シグナーてるま。」のアカウントを使用していた大学生でした。
シグナーてるま。さんが2014年12月02日に夜食として開封したぺヤングの油揚げ麺にゴキブリの死骸が麺と絡まって入っている様子をツイッターで公開したことで事件は始まります。
その後シグナーてるま。さんは販売元のまるか食品株式会社や伊勢崎市保健所に連絡を入れて対応が開始し、これら先方とのやり取りをツイッターで報告していました。
この「ぺヤング ゴキブリ混入事件」は主にツイッター上で騒動となり、シグナーてるま。さんの行動を評価し応援する声があれば、ぺヤングの販売停止やまるか食品株式会社の倒産を恐れて批判、説教する声などが相次ぎました。
この「ぺヤング ゴキブリ混入事件」の一連の騒動について収束とその後の被害者大学生の様子まで総まとめしましたのでご紹介します。
2014年12月02日 午後10時 – ゴキブリの混入発覚
被害者大学生、ぺヤングにゴキブリが混入していることを見つけツイッターに投稿
被害者大学生は2014年12月02日午後10時に夜食として食べようと開封したぺヤングの油揚げ麺にゴキブリの死骸が絡まっていることを見つけ、ツイッターに画像を投稿しました。
非常に衝撃を覚えてしまう画像ですが、シグナーてるま。さんはぺヤングの超大盛りの油揚げ麺にゴキブリが絡まって混入している様子の画像をツイッターに投稿しました。
シグナーてるま。さんがゴキブリ混入画像を投稿
シグナーてるま。さんはよりゴキブリをクローズアップした画像を再投稿しているようですが、多くの人は詳しく見たくは無かったでしょう。
シグナーてるま。さんがこのゴキブリ混入画像をツイッターに投稿した時に丁度ぺヤングを食べていた人はもしかすると吹き出してしまったかもしれません。
同時期に販売されていたということは、このゴキブリが混入されていた油を使って油揚げした麺の可能性があり、ストックしていたぺヤング全て廃棄した人も少なくなかったことでしょう。
衛生大国・日本ではあるまじきゴキブリ混入事件
このゴキブリ混入事件の衝撃的なところは、カナブンでもバッタでもなく、人類の永遠の敵とも言える”ゴキブリ”だったことでしょう。
ちなみに、シグナーてるま。さんは「ゴキブリ混入事件」を伝えたことでツイッターアカウントが炎上し、先方とのやり取りもあって問題のツイートは全て削除しています。
そのため、これからお伝えするシグナーてるま。さんのコメントは残っていた情報から引用していますのでご了承ください。
何度見ても衝撃的なぺヤングにゴキブリが混入した画像
何度も見たいものではないですが、大手カップ麺製造会社の関係者によれば、異物の混入は100%防げるものではないそうです。とはいえ、さすがにゴキブリが入ることができるぺヤング工場はさすがに問題だったと言えるでしょう。
シグナーてるま。さんは開けた瞬間にゴキブリの面が上になっていてすぐ目に付いたのが不幸中の幸いで、もしゴキブリの面が下になっていて見た目で分からなければ食べていた可能性があったでしょう。
もしお湯入れてたら、、、おぇぇ、、、
想像しただけでシグナーてるま。さんの吐き気を催す気持ちがわかりますが、ゴキブリが混入していた個体はひとつとは限りませんので、もしかしたら気づかずに食べてしまった人もいるかもしれませんね。
2014年12月03日 午前08時 – 被害者大学生、保健所に連絡
被害者大学生、保健所にゴキブリ混入を伝える
被害者大学生はツイッターで受けた助言を参考にして、ぺヤングにゴキブリ混入が発覚した翌日に伊勢崎市保健所に連絡をしました。
シグナーてるま。さんはぺヤングへのゴキブリ混入が発覚した翌日朝に、伊勢崎市保健所に連絡を入れています。
食品に異物混入でも会社からは謝罪なかったりするので保健所に相談したほうがいいという話をいくつか聞いたので保健所に相談することにします。親切に教えてくださった方々に感謝です。
伊勢崎市保健所に連絡を済ませたシグナーてるま。さんは、今度は午前9時を回った頃にまるか食品株式会社に対してぺヤングにゴキブリが混入されていた事実を伝えます。
保健所に連絡しました。とりあえず話をいったん向こうであずかってこちらに今日中に連絡をくれるそうなので、次は9時にまるか食品さんに連絡をしようかと思います。
2014年12月03日 午前09時 – 被害者大学生、まるか食品に連絡
被害者大学生、まるか食品株式会社に事実を伝える
被害者大学生はぺヤングにゴキブリが混入していた事実をまるか食品株式会社に連絡して対応待ちとなりました。
シグナーてるま。さんはまるか食品株式会社に電話をしたところ対応待ちとなる一方で、伊勢崎市保健所からは問題となったゴキブリが混入しているぺヤングの証拠写真撮影と事情聴取のために出向することを告げられたようです。
まるか食品さんにも電話しました。お偉いさんがきて?謝罪など対応を今考えるから折り返し連絡をくれるそうです。保健所の方はいまからこちらまで出向いて現物の写真を撮るやら事情聴取?をしてくれるそうです。
また、シグナーてるま。さんはまるか食品株式会社に電話をしたところすでに状況を把握していたようで、ゴキブリ混入のツイートが拡散されて関係者が目にしていたようです。
シグナーてるま。さんは、まるか食品株式会社、伊勢崎市保健所が自宅に訪問することを伝えていました。
保健所の方が10時、まるかさんが11時頃にきてくださって対応してくださるそうです。
この頃はまだまるか食品株式会社はぺヤングへのゴキブリ混入に懐疑的な部分があったようで、”バカッター”と呼ばれる一部の悪質な人間らの事件が多発したこともあって、ぺヤングにゴキブリが混入していたというクレームについても悪戯の線を疑っていたのかもしれません。
2014年12月03日 午前10時 – 保健所&まるか食品対応開始
まるか食品株式会社と伊勢崎市保健所が調査を開始
まるか食品株式会社と伊勢崎市保健所は被害者大学生の自宅を訪れて、ゴキブリが混入されているぺヤングについて調査を開始しました。
シグナーてるま。さんは伊勢崎市保健所の担当者とのやり取りを終えて、適切な対応をしてくれたことに感謝したようです。
保健所の人やさしくてよかったあああああああああああああああああああああああああああああああああああ
どうやら保健所とまるかさんのダブル調査が行われる方針らしい。
しかし、評価の良かった伊勢崎市保健所に対して、まるか食品株式会社の対応はシグナーてるま。さんにとって快いものでは無かったようです。
2014年12月03日 午前11時 – 保健所&まるか食品が対応終了
被害者大学生はまるか食品株式会社から丸め込まれた感にカチンときた
いきなりツイッターに投稿した被害者大学生の行動も問題視されましたが、まるか食品株式会社の対応も被害者大学生にとって不満が残るものとなったことを伝えています。
シグナーてるま。さんはまるか食品株式会社の担当者との話し合いで、ツイッターにゴキブリが混入されたぺヤング画像を載せ続けることはあらぬ問題に発展する可能性を引き合いに出されて削除要請を受けていたようです。
お互いのためが云々いって圧力かけてくるあたりカチンときた。
まるかさんとのお話終わりました。結果がでるまで元のtweetを消しておいてほしいとのことですので一時的に、削除させていただきます。
ぺヤングにゴキブリが混入されていた事実はまるか食品株式会社にとって社命を問われるレベルでの重大事件だと思いますが、だからと言ってシグナーてるま。さんが不必要にネットで同社の信頼に致命的なダメージを与え続ける行動を取れば法的な問題にも発展していたかもしれません。
そうしたことを見越して、まるか食品株式会社は「お互いのため」とオブラートに包んでシグナーてるま。さんを諭したようですが、それが気に食わなかったようです。
まるかさん、実は菓子折りあった。後から連絡きてたので報告忘れてました。
さらに、被害者大学生はまるか食品株式会社のその後の対応についても不満をツイッターでつぶやいて炎上する騒ぎとなっていました。
2014年12月03日 正午12時 – 被害者大学生、まるか食品の対応に不満漏らす
被害者大学生がまるか食品株式会社の対応に失望する
ペヤンガーとも言える被害者大学生ですが、信頼していたまるか食品株式会社の対応に裏切られた気分になったようで、ツイッターでその様子を明かしました。
シグナーてるま。さんはまるか食品株式会社から購入した分のぺヤングについて封筒で返金があったようで、最低額を補償したと思われる対応に失望したようです。
今後の対応次第ではもうぺヤング買わない。
帰ってきたの4599円
満足できなかった。
今回ゴキブリが混入していたぺヤングは超大盛りサイズなので、1個辺り税込価格238円だとすると約19個分の返金があったことになります。
まるか食品株式会社は最低限の補償をしただけというイメージがかなりありますが、ツイッターユーザーによればハイチュウを販売している森永製菓株式会社はしっかりとした対応をしていたことを明かしています。
@aria0419 最低の対応ですね。自分はハイチュウにでっかいホチキス芯入ってて連絡したことあるのですが大量のハイチュウに金一封としっかりした謝罪がありましたよ。
— kz (@_272d) 2014年12月3日
こうした事実と合わせて、まるか食品株式会社が最低限の対応をしたことにシグナーてるま。さんはショックを隠せなかったようです。
信じてたぺヤングに裏切られてショックでかいです。
結果でたあとの対応がいいといいなぁ。
飯くうきにならないからダイエットできそう(白目
大ヒット商品であるぺヤングにゴキブリ混入という致命的な失態を犯したまるか食品株式会社の失望は大きかったと思いますが、たとえシグナーてるま。さんがツイッターで不必要に煽ったことに腹を立てたとしても、企業としては消費者に納得のいくお返しをする必要があったでしょう。
2014年12月03日 正午12時 – 弁護士ドットコムが報じる
2014年12月03日12時42分にWEBニュースサイト「弁護士ドットコム」が第一報を報じる
ツイッターでの炎上により「ぺヤング ゴキブリ混入事件」をいち早く察知した弁護士ドットコムが第一報を報じました。
今やツイッターは最も新鮮な情報が手に入るツールのひとつですが、弁護士ドットコムは関係者がいち早く「ぺヤング ゴキブリ混入事件」に気づいて記事を公開しました。
大人気のインスタントカップ焼きそば「ペヤング」にゴキブリが紛れ込んでいたとして、あるユーザーがツイッターにアップした写真が反響を呼んでいる。12月3日昼時点で、他のユーザーによるリツイートは1万3000回以上と広く拡散している。
大きな反響を呼んだ弁護士ドットコムの記事を参考に「ぺヤング ゴキブリ混入事件」を追ったメディアが後追いで報じることになります。
2014年12月03日 夜間 – 伊勢崎市保健所が工場に立ち入り検査
伊勢崎市保健所がまるか食品株式会社に立ち入り検査と自主回収指導をする
事件の翌日夜にはやくも伊勢崎市保健所がまるか食品株式会社の工場に立ち入り検査を実施し、問題となった商品の自主回収を指導しました。
伊勢崎市保健所がまるか食品株式会社に立ち入り検査をして同社が発表するまでの経緯は以下のとおりです。
2014年12月04日 午前08時 – 伊勢崎市保健所、まるか食品に自主回収を指導
2014年12月04日 午後06時 – まるか食品、自主回収対象の商品発表
まるか食品株式会社は伊勢崎市保健所に指導を受けて、2商品の自主回収を発表しました。
伊勢崎保健所では3日夜、同社工場に立ち入り検査を行って、「製造過程で混入した可能性は否定できない」として、自主回収するよう同社に指導を行っていた。これを受けて同社では当該商品と同じ日に製造した2商品について自主回収することに踏み切った。
この自主回収を報じた時には全国のペヤンガーが悲鳴を上げていたことでしょう。
被害者とはいえ、ツイッターで「ぺヤング ゴキブリ混入事件」を拡散させて炎上させたシグナーてるま。さんにも批判の声が相次いだようです。
2014年12月04日 午後01時 – Yahoo!トップで自主回収指導が報じられる
まるか食品株式会社が自主回収を発表しWEBメディアが拡散させた
2014年12月04日午後06時にまるか食品株式会社が発表した自主回収の報を受けて、WEBニュースサイトが記事を掲載しYahoo!トップニュースで報じられ話題が拡散しました。
多くの人が目にするYahoo!ニュースのトップに「ぺヤング ゴキブリ混入事件」によりまるか食品株式会社の2商品自主回収の報が流れました。
これにより、ツイッターやWEBニュースサイトを見ていなかった人まで「ぺヤング ゴキブリ混入事件」が知られることになったようです。
2014年12月04日 午後02時 – まるか食品のHPがサーバーダウン
Yahoo!トップニュースになったことでまるか食品株式会社のHPがサーバーダウン
「ぺヤング ゴキブリ混入事件」を知ってまるか食品株式会社のホームページに大挙として大勢がアクセスしたことでサーバーダウンしてしまいました。
まるか食品株式会社がどの程度のサーバーを利用していたか分かりませんが、恐らく数十万人以上の人が一斉にHPにアクセスした可能性があるでしょう。
2014年12月04日 午後03時 – まるか食品の謝罪に被害者大学生が納得
被害者大学生、最終的にまるか食品株式会社の対応に満足する
一時はまるか食品株式会社の最低限の対応にショックを隠せなかった被害者大学生も改めての謝罪に満足したことをツイッターで報告しました。
自主回収発表の後に、シグナーてるま。さんはまるか食品株式会社の担当者が再び謝罪で訪れていたようで、満足のいく対応をしてもらったことをツイッターで明かしました。
たった今ぺヤングのかたがまたいらっしゃいましてお話させていただきました。明日の新聞にでもお詫びと回収のお知らせを載せられればということでした。それと、先日のお話でのことについてと今回の混入の件にも誠意を持った対応をいただきました。
今後の新商品についてなどのお話も聞けたのでよかった。
前日にシグナーてるま。さんがツイッターで対応に不満を漏らしていたことをまるか食品株式会社の関係者が把握していたためしっかりとした対応をした可能性もあるかもしれません。
シグナーてるま。さんは慰謝料などは貰っておらず、請求するつもりもないことを明かしていますが、もしかしたらしっかりと開封検査をしたぺヤングを大量に貰っていたかもしれませんね。
慰謝料が~って話をなさるかたいらっしゃいますが請求するつもりは毛頭ないです。慰謝料請求するよりも、ぺヤング食べられる気分になったときに新商品が出ているほうがいいので。
またいつかぺヤング食べられるようになれる気がする対応だった。
しかし、シグナーてるま。さんがぺヤングにゴキブリが混入していたことをツイッターで公開し、炎上させたことについて快く思わない人々から批判や説教が相次いだようです。
2014年12月04日 – 被害者大学生、批判・説教をされる
ペヤンガーの怒りが被害者大学生に炸裂
たった1件の混入事件とはいえ、健康被害など実害が出ていないのに被害者大学生が不用意にツイッターに流したため、怒りを覚えた人は多かったようです。
社会常識的に考えればたとえ購入した商品に致命的な問題が見つかっても、企業にクレームを入れる前にツイッターに流すことはしないでしょう。
しかし、被害者のシグナーてるま。さんは大学生であり社会人ではないため、その辺りの考えが浅かったとしても仕方ないのかもしれません。
@aria0419 自己回収となると、貴方を含める誰もがペヤングを食べられなくなり、メーカーは多大な損害が出ます。ひょっとしたらもう二度とペヤングが店に並ぶこ事はなくなるかもしれません。メーカーが「互いのため」といった意味がわかりましたか?
— 瀬久原万太郎 (@mount_low) 2014年12月4日
@aria0419 こう言った事があるとツイッターに投稿するのが当たり前に成ってしまっていますが、何か勘違いしていませんか?事実であっても名誉毀損は成立しますが、それはご存知でしょうか?「お互いのため」とはそう言う事ではないでしょうか?自分が正義だと勘違いしてませんか?
— YK (@samidare88) 2014年12月3日
芸人・COWCOWの善しこと山田與志も批判
お笑いコンビ・COWCOWの善しさんもツイッター上でゴキブリが混入したぺヤング画像を流したシグナーてるま。さんを批難しました。
昨今は何かあるとツイッターで報告したがる”バカっター”が問題になっていますが、たとえ被害者とはいえ世間に与える影響を鑑みずにツイッターで暴露したシグナーてるま。さんにCOWCOWの善しさんも批判しています。
ほんまのカップ焼きそば好きから言うたら虫如きで文句言わへんよー。
— COWCOW 善し (@cowcow44cow) 2014年12月12日
むしろ無くなることの方が大問題。
まるか食品さん応援しています!
善しさんは有名人であることからこの発言に対して、共感できない人の批判や芸能人を叩きたいだけのアンチからの攻撃が加熱していたようです。
シグナーてるま。さんも後に冷静になって考えてみると、自身の行動が軽率だったことは自覚していたようです。
この大学生は批判に一つ一つ回答していて、慰謝料目当てではないのか、ということについては、「慰謝料が~って話をなさるかたいらっしゃいますが請求するつもりは毛頭ないです」と返答した。騒ぎを大きくしたのはこの大学生自身だとした批判「個人的に気になったのは、こうなる事を考えずにTwitterに投稿したんですか?『とりあえずTwitter!』みたいな」には、「話題にはなると思いました。ただ、真実を広めようと勘違いした正義感しかありませんでした」と返した。
企業の製品、食品は人間が作るものなので不具合がつきものですが、今回の「ぺヤング ゴキブリ混入事件」はツイッターの使い方について考えさせられる教訓も大きかったでしょう。
被害者大学生を擁護する声も多数
ペヤンガーはぺヤングがしばらく食べられなくなったため批判も多かったようですが、いち消費者の目線で言えば被害者大学生に共感する声も多かったようです。
シグナーてるま。さんがツイッターで拡散させなければ「ぺヤング ゴキブリ混入事件」ではなく「ぺヤング 異物混入」と印象を最大限損なわないような報じられ方をしていたかもしれません。
消費者側としてみれば自分がゴキブリ混入ぺヤングを食べていたかもしれないと考えると、シグナーてるま。さんを擁護したくなるでしょう。
@aria0419 私はあなたは悪くないと思います。気にしないでね!
— M S (@tsujijiask) 2014年12月6日
2014年12月11日 – まるか食品、本社工場の製品全てを回収決定
まるか食品株式会社が正式に本社工場全商品を回収決定
まるか食品株式会社は伊勢崎市保健所に自主回収指導をされてから自社で調査を続けた結果、異物混入を否定できないとして本社工場の全製品回収を発表しました。
まるか食品株式会社はゴキブリ混入が発覚した2日から約10日後に本社工場の製品全てを回収することを発表しました。
やきそば即席麺「ペヤング」シリーズを主力商品として展開しており、群馬県伊勢崎市に本社を置く、まるか食品は12月11日、「製造過程でゴキブリが混入した可能性を否定できなかった」として、2商品の自主回収を発表した。
しかし、この発表によりまるか食品株式会社がリコール保険に加入していなかった事実が発覚し、世間で食の安全に対する信頼を損なう結果となっています。
2014年12月12日 – まるか食品、リコール保険未加入が判明
まるか食品株式会社はリコール保険に加入していなかった
まるか食品株式会社は自社工場に絶対の信頼を置いていたのか、なぜかリコール問題が起きた際に回収費用が保険で下りるリコール保険に加入していなかったようです。
まるか食品株式会社がリコール保険に加入していなかったことで、全国の消費者から避難が殺到することになりました。
これに対し、全国から「食の安全への認識が甘い」という非難が殺到。今回、踏み込んだ対策を取らざるをえなかった。自主回収費用を補償するリコール保険にも未加入で、「業績への影響は大きい」としている。
前述しましたが、どの大手食品メーカーも「異物混入リスクはゼロはありえない」としており、そのために業績へのダメージや信頼失墜をカバーするためにリコール保険に加入することが普通だという。
以前、マルハニチロ株式会社がさんまのかば焼きの缶詰から金属片が見つかり自主回収をしましたが、その時の費用は最大で40億円かかる可能性があったようです。
郵送により問題のある可能性が存在する缶詰を着払いで回収して代金を返還するという対応となります。したがって、全ての消費者の方が返金を望まれた場合約40億円の回収費用がかかる可能性があるという計算となります。
今回のまるか食品株式会社の「ぺヤング ゴキブリ混入事件」でどれくらいのリコール費用がかかったのかは明らかにされていませんが、数億円は最低でもかかっているでしょう。
2015年05月19日 – まるか食品、ペヤング製造再開と販売再開の告知
約半年後にぺヤングの製造及び販売が再開
2015年05月19日についに全国のペヤンガーが待ち望んだぺヤングの製造再開と販売再開が告知されました。
製造が再開したぺヤングはまず関東圏から販売が再開されました。
昨年、麺の中にゴキブリが混入しているのが発覚し、製造を中止していた即席麺「ペヤング ソースやきそば」(群馬県・まるか食品)が8日、半年ぶりに関東7都県で販売再開された。
ぺヤングの販売再開を待ちに待ったペヤンガー達により飛ぶように売れるだろうと予測されていましたが、蓋を開けてみるとどの店舗も期待するような売れ方はしていなかったという。
その原因としては、ぺヤングの「ゴキブリ混入事件」で見放してしまった人や他商品に浮気をして乗り換えてしまった人も当然いたようです。
しかし、中には通常のぺヤングではサイズが小さいため超大盛りサイズが販売再開されるのを待っているという人も少なくなかったようです。
関東圏でぺヤングの販売が再開されたあとは、下記の日程で全国でも販売が再開されています。
2015年07月06日 – 甲信越・静岡地区販売再開
2015年07月13日 – 東北・中京・北陸地区販売再開
2015年07月13日 – 関西・中四国・九州地区販売再開
2015年04月01日 – 被害者大学生、ぺヤング販売再開に安堵
被害者大学生もぺヤング販売再開に安堵
被害者大学生はもし自分がツイッターで「ぺヤング ゴキブリ混入事件」を拡散させたことがきっかけでまるか食品株式会社が倒産したらどうしようと恐怖を感じた瞬間もあったかもしれませんが、無事ぺヤングが販売再開されて安堵したようです。
シグナーてるま。さんはまるか食品株式会社に要請を受けて当時のツイートを全て削除していますが、2015年2月19日にアカウントの使用を再開したようです。
アカウントを復活させましたが、しばらく様子見します。
— シグナーてるま/バスター (@aria0419) 2015年2月19日
同アカウントではぺヤングの販売再開を喜ぶシグナーてるま。さんのツイートが流れた後に更新はストップしています。
良かった。 ハムスター速報:ゴキブリペヤング販売再開へwwwwwwwwwwwww http://t.co/d2iPoZuhmc @hamusokuさんから
— シグナーてるま/バスター (@aria0419) 2015年4月2日
とはいえ、シグナーてるま。さんは新しい容器になったぺヤングを購入したら蓋を開けて異物が無いか確認する動画を撮るともつぶやいており、その動画をツイッターにアップするつもりだったのなら全く自戒していなかったということになるでしょう。
また、無事ぺヤングの販売を再開したとは言え、一度「ゴキブリ混入ぺヤング」のイメージが付いてしまったことから消費者のイメージは払拭できていないようです。
ゴキブリ事件以降ペヤングは買ってないわ。いくら工場整備されても食べようとしたらきっとゴキブリがちらつく。
— ya-man (@444cock444) 2017年8月19日
1位はぺヤングかUFOか?「カップ焼きそば」総選挙! https://t.co/SzcHm1YfuK #niconews
「科学が風評に負けるとは国辱だ」
— Machadaynu (@kaytsutsui) 2017年3月5日
ゴキブリが混入したことによって深刻な健康問題を引き起こすという科学的証拠がないにもかかわらず、ぺヤングが生産停止したことを、海外は嘲笑しているであろうとか、そういう話ですか?https://t.co/z2FvQov967
「ゴキブリ混入事件」でぺヤングの商品価値に深い傷ができたことは事実ですが、それでもまるか食品株式会社は致命的な業績不振に陥るどころか、事件当時の年商が80億円だったところ、2016年の年商は110億円とかなり好調に業績を伸ばしています。
つまり、「ぺヤング ゴキブリ混入事件」の風評被害は無いに等しく、未だに騒いでぺヤングを購入しない消費者はごく一部ということが考えられるようです。
「ぺヤング ゴキブリ混入事件」についてまとめると・・・
2014年12月02日に一人の大学生がゴキブリが混入したぺヤングをツイッターで公開したことから騒動に発展した「ぺヤング ゴキブリ混入事件」についてまとめてきました。
被害者大学生のシグナーてるま。さんはまるか食品株式会社と伊勢崎市保健所との適切な応対により満足する形で終えることができたようです。
約半年間ぺヤングの販売がストップし、全国のペヤンガーが悲鳴を挙げていたようですが、無事販売も再開されて「ぺヤング ゴキブリ混入事件」は完全に幕を下ろしました。
結果的に問題を起こしたまるか食品株式会社はさらに売上を伸ばしたことから、やはりぺヤングの魅力はUFOと並ぶ国内カップ焼きそばの頂点であることが証明されたということでしょう。