関東連合出身で指定暴力団住吉会系堺組幹部の松嶋クロスですが、2018年、2019年と立て続けに逮捕されて話題となりました。
この記事では、松嶋クロスの関東連合時代の伝説や現在までの活動について詳しくまとめました。
この記事の目次
松嶋クロス(松嶋重)のプロフィール
松嶋クロス(まつしま くろす)
本名: 松嶋重(まつしま しげる)
生年月日: 1978年7月19日
出身地: 東京都杉並区
職業: 元AV監督(日本映画監督協会会員)、音楽プロデューサー
所属: 元関東連合、 指定暴力団住吉会直系団体幸平一家堺組幹部
松嶋クロス、鼠先輩や小向美奈子をセクシー女優デビューさせる
2018年、2019年と逮捕された松嶋クロスはセクシービデオ業界では監督として最も有名だと言っても過言ではないほどの有名人で、小向美奈子さんの作品を世に送り出して世間に衝撃を与えたこともありました。
また、自ら「CAMPAKEX」というバンドで活動し、伝説のロックバンド「BOØWY」のベーシスト・松井常松さんの楽曲プロデュースを手がけ、歌手の鼠先輩をプロデュースしたのも松嶋クロスで、ヒットした「六本木~GIROPPON~」の楽曲プロデュースも手がけるなど、クリエイターとしての手腕も一流でした。
>RT 松嶋クロスって、鼠先輩「六本木〜GIROPPON〜」の作詞・作曲と小向美奈子をAVデビューさせた人だっけ。
— デグロ (@alien_RHAPSODY) January 20, 2018
松嶋クロスの関東連合時代の伝説~残虐王子・見立真一との関係とは?
松嶋クロス、見立真一とともに関東連合で残虐行為を繰り返していた
関東連合のリーダーで「残虐王子」と呼ばれた見立真一
見るからに”ヤバさ”が伝わってくる関東連合の元リーダーの見立真一ですが、2012年に起こした「六本木クラブ襲撃事件」で、人違いにより客を殺害した罪により現在国際指名手配中となっています。
見立真一は松嶋クロスの同期でともに暴走族「永福町ブラックエンペラー」時代から悪事を重ねてきた仲間ですが、一度は解散したこのチームを復活させたのが見立真一でした。
この世代の不良は主にチーマーになる人間が多かったものの、見立真一はそれら勢力に対抗するように暴力集団である同チームを復興させ、従来の集会や暴走行為などをする暴走族ではなく、喧嘩による暴力や殺人、闇ビジネスなど準暴力団と呼ばれた”関東連合”に拡大させていきました。
「悪の帝王」「残虐王子」と呼ばれた見立真一とともに松嶋クロスは関東連合メンバーとして悪事の限りを尽くしてきましたが、その内容は法律はもちろん人権を無視した残虐なものでした。
ターゲットは敵対勢力には容赦はなく、金属バットや鉄パイプで襲撃し、時には敵の自宅を夜襲して破壊することもありました。
また、敵の親の前でリンチを加えて、止めに入った母親に灯油をかけて殺害しようとしたり、その父親の目を潰して失明させたこともあったようです。
見立真一は敵とその彼女を拉致し、敵をボコボコにしてその目の前で彼女を強姦したりなど相手に絶望を与えるためなら何でもする生粋のドSだったと言われています。
学校の教師の自宅を放火するなどあまりにキチ○イ度が過ぎていたため、見立真一は永福高校2ヶ月目にして退学させられました。
抗争で起きた報道されていない傷害事件は数知れずと言われており、当時の不良界隈では「キチ○イ度ナンバーワン」だと言われ恐れられていました。
松嶋クロス、中学時代に敵対勢力を蹂躙
陵辱・残虐の限りを尽くしてきた関東連合
松嶋クロスが杉並区立高南中学校だった時代に、井荻中学の”のぶお”という不良が周辺を縄張りとして暴れまわっており、タイマン最強説も流れていたほどでした。
この”のぶお”はあまりの暴虐ぶりに不良系の雑誌が取り上げたことがあり、そのインタビューの中で「杉並の中学は全部制覇した」と発言したことから見立真一や松嶋クロスら関東連合が動き出すことになります。
”のぶお”は中学生のみならず高校生相手にも幅を利かせていましたが、当時「キチ〇イぞろい」と言われた「永福町ブラックエンペラー(永福黒帝会)」の見立真一や松嶋クロスらにターゲットにされてしまいました。
それを知った”のぶお”がリーダーを務める「井荻麗心愚」も喧嘩上等を叫んでいましたが、ある日「永福町ブラックエンペラー」と友好関係にあり後に関東連合となっていく「新宿メデューサ」や「宮前愚連隊」が”のぶお”を拉致しました。
”のぶお”は「宮前愚連隊」のリーダーだった柴田大輔に一方的にタイマンでやられたと言われていますが、頭を獲られた「井荻麗心愚」の面々は全員裸にされて男同士で陵辱され、その写真は後に「マッドマックス」という雑誌にも掲載されました。
松嶋クロスらは「写真をばら蒔かれたくなければ金を出せ」と恐喝しましたが、”のぶお”はバックの暴力団に頼んでネガを返すように要求しました。
暴力団の脅しにもまったく屈しなかった松嶋クロスらは、”のぶお”の恥ずかしい写真を井荻中学の校門や校内にばらまき、さらに”のぶお”の自宅や車を徹底的に破壊しました。
”のぶお”は松嶋クロスらに完全敗北し、その後の消息は分からないようです。
松嶋クロスの関東連合時代はデザイン・広報的活動を担っていた
松嶋クロスはクリエイターとしてのセンスを若くから発揮していた
松嶋クロスは「永福町ブラックエンペラー」や「関東連合」時代からバイクや特攻服、チームステッカーなどのデザインを手がけていました。
また、チームの広報も担当しており、2010年の市川海老蔵さん(現・市川團十郎白猿)がクラブで暴行された事件でのマスコミを利用したネガティブキャンペーンも仕切っていました。
松嶋クロス、インタビューで関東連合時代について語る
関東連合時代に暴れまわった松嶋クロスが、当時のチーマーに対する敵対心をインタビューで語っていました。
チーマーはホントに許さない。散々、ヤリましたね。今でも元チーマーとかいるとぶっ飛ばしたくなっちゃうからね。アイツらはカッコいいというか、もてるオシャレのラインは保つの。それで不良風吹かして、デカイことばかり言うじゃないですか。そんなうまい話は世の中にはないわけ。ターゲットが学生であり、女性だったからですよ・・・チーマーに有名な奴になにができたかって、おしっこ漏らして逃げ回ってただけだからね。何人もぶっ飛ばして坊主にしたけど、立ち向かってきた奴は一人もいなかったな
松嶋クロスにとって、チャラチャラして学生や女性など弱者を狙って恐喝などをしていたチーマーが最も忌むべき対象だったようです。
松嶋クロスの現在~2018年1月から立て続けの逮捕に“終わった”の声も
松嶋クロスの逮捕歴① 詐欺容疑【2018年1月】
2018年1月19日に、松嶋クロスやストリップ劇場の社長、松本和彦ら3人が2016年に知人男性から200万円を脅し取ろうとした疑いで逮捕されたことが報じられました。
知人から現金を脅し取ろうとしたなどとして、警視庁は19日、恐喝未遂の疑いで、音楽プロデューサーの「松嶋クロス」こと松嶋重容疑者(39)ら男3人を逮捕した。関係者への取材で分かった。
関係者によると、松嶋容疑者らは、ストリップ劇場所属の女性に関するトラブルをめぐり、アダルトビデオ(AV)関連業界の知人から現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。
松嶋クロスらは2016年2月に、東京都台東区にある「浅草ロック座」の応接室で、知人のセクシー男優が業界のルールを破ってセクシー女優と交際したことに対し、「この業界で仕事ができないようにしてやる」と200万円を脅し取ろうとしたようです。
しかし、この直後に松嶋クロスは別件で再逮捕されることになります。
松嶋クロスの逮捕歴② 恐喝容疑【2018年3月】
またもやセクシー女優関連での揉め事で逮捕
2018年3月10日に警視庁渋谷署は、暴力団組員の松嶋クロスや河野哲大、そして無職・佐久間孝文らを恐喝容疑で逮捕しました。
逮捕容疑は昨年6月6日、松嶋容疑者の知人である河野容疑者が代表を務める芸能事務所に所属していたAV女優に、別の仕事を紹介しようとした会社役員の男性(30)に「どう責任を取るんだ」と因縁をつけ、渋谷区の飲食店で現金100万円と腕時計1個(250万円相当)を脅し取ったとしている。
松嶋クロスは1月の逮捕では不起訴となっていたようですが、わずか2ヶ月での再逮捕となり、警察の松嶋クロスへのマークが厳しくなっていたのかもしれません。
2020年に東京オリンピックが開催されることもあり、警察は都内の暴力団の締め出しを強化しているとも言われています。
松嶋クロスの逮捕歴③ 中学校近くに組事務所開設で逮捕【2019年2月】
3連続での逮捕に「終わった」とも囁かれる松嶋クロス
警視庁は2019年2月13日に、松嶋クロスが中学校から200メートル以内の敷地に暴力団事務所を設立したことに対して、東京都暴力団排除条例違反などの疑いで逮捕しました。
捜査関係者によると、逮捕容疑は他の組員らと共謀して昨年11月、中学校から200メートル以内の東京都中野区弥生町3丁目の住宅に合同会社と偽って暴力団事務所を開設したというもの。同条例では学校の敷地の周囲200メートル以内での暴力団事務所の開設、運営を禁じている。警視庁は賭博を運営するための拠点にしようとしていたとみている。
松嶋クロスは前述の逮捕で起訴され、執行猶予付きの有罪判決を受けていると言われていますが、約1年での3度目の逮捕となり、今度こそ年貢の収め時かもしれません。
ここまで松嶋クロスの逮捕が連続したことについて、関係者は松嶋クロスの人脈の広さや影響力を利用して警察が探りを入れるためだと見ているようです。
「元関東連合の金看板である松嶋容疑者らが狙い撃ちされているように思えますが、実際にこの松嶋重容疑者らの人脈は幅広く、彼の人脈を使って、色々なことに手を出している人間が多いのは事実。松嶋重容疑者は、2016年に17都府県のコンビニで巨額の現金が引き出された事件の主犯格で逮捕された井上勇容疑者との接点も確認されていますし、六本木フラワー殺人事件で国際指名手配されている見立真一容疑者とも当然深い関係にあります。しかも、幸平一家の中でも一番多くの関東連合OBを抱えていることで知られている堺組は、資金力もかなりあると暴力団社会では噂されている。警視庁は松嶋容疑者を逮捕してこのあたりを含めた様々な情報を引き出す作戦なのでしょう」(全国紙社会部記者)
引用:TOCANA – 「関東連合」元幹部逮捕、1人はあの有名な“瓜生兄弟”だった! 界隈に激震…住吉会加盟の関東親睦会“通達文書”も入手!
同事件の公判が行われているかは不明ですが、執行猶予中だったこともあり、有罪判決が下れば松嶋クロスはしばらく刑務所の中となるかもしれません。
松嶋クロスが「地元仲間の実家のお好み焼き屋店舗」を暴力団事務所にして逮捕。ウシジマくんぽい話だな
— 兵務局 (@Truppenamt) February 13, 2019
松嶋クロス(松嶋重)についてまとめると…
・松嶋クロスは鼠先輩の音楽プロデュースや小向美奈子をセクシー女優デビューさせた敏腕プロデューサーとしても有名である
・松嶋クロスは一時は敏腕プロデューサーとして大活躍したが、2018年1月から3度も逮捕された
準暴力団の半グレ集団「関東連合」の元メンバーで、住吉会系暴力団堺組幹部の松嶋クロスの伝説や逮捕について総まとめしてきました。
近年、関東連合が幅をきかせていた時代に暴れていたアウトローが次々と逮捕されていますが、それだけ警察は一掃に力を入れているのかもしれません。
仮に松嶋クロスが有罪判決が降っても余罪を考慮して懲役3~4年程度となるかもしれませんが、無罪請負人の弁護士には自信があるようなので裁判は長期化するかもしれませんね。