公明党所属の参議院議員である熊野正士氏は、セクハラスキャンダルを週刊文春に報じられました。
今回は熊野正士のスキャンダルの内容や週刊文春掲載のLINE内容、報道後の現在、学歴や経歴と家族(結婚した嫁や子供)をまとめました。
この記事の目次
熊野正士はセクハラスキャンダルの参議院議員
熊野正士
生年月日:1965年4月19日
出身:兵庫県姫路市
所属:公明党
活動:参議院議員
熊野正士氏は兵庫県出身で、公明党に所属している参議院議員です。
放射線科医として大学病院等で勤務した後、2016年の参議院議員選挙で公明党の比例区から出馬して当選。
2022年の参議院議員選挙でも再選しましたが、その約2ヶ月後の9月に週刊文春・週刊新潮でセクハラスキャンダルが報じられました。
熊野正士の週刊文春に報じられたスキャンダルの内容
出典:nippon.com
2022年9月6日、公明党所属の参議院議員・熊野正士氏は週刊文春と週刊新潮に、セクハラスキャンダルを報じられています。
日本でもトップクラスに有名な週刊誌2誌に同時に報じられたことで、熊野正士氏のスキャンダルは他紙でも大きく取り上げられ、大きな話題となりました。
熊野正士氏のセクハラスキャンダルとは、創価学会員である50代の独身女性(Aさん)に卑猥なLINEを送っていたことです。
熊野正士氏とAさんは2016年、共通の知人である公明党関係者を通じて知り合いました。
Aさんは創価学会の2世信者で、福祉団体の幹部を務めている女性です。熊野正士氏は公明党所属ですから、その関係でAさんと知り合ったのでしょう。
Aさんが幹部を務める福祉団体に熊野正士氏が協力的な姿勢を見せたことから、2人は食事に行くようになり、そこから毎晩のように熊野正士氏から電話がかかってくるようになりました。
そして、その頃から熊野氏のAさんに対するセクハラ行為は始まったそうです。
・LINEで卑猥な文章を送る
・「愛しています」、「愛しのA子さん」などと送る
・電話で「今どんな格好をしているの?」と聞く
・会った時におしりを触る
2021年10月には、熊野正士氏はAさんと会った時に手をつなごうとしてきたそう。
Aさんが慌てて振り払ったら、熊野氏の手がAさんのお尻にあたってしまい、そのまま熊野氏はAさんのお尻を握ってきたというのです。
「慌てて振り払ったら、手が私のお尻に当たったんです。そしたら、それをいいことにお尻をぎゅっと握ってきたんですよ。“痴漢ですよ!”“何をしてるかわかっているんですか!”と言いましたが、何だかぼーっとしてしまって通じない。“もう帰ります”とそのまま逃げるように立ち去りました」
引用:公明党・熊野正士議員の性加害が発覚 被害女性が明かす、身の毛もよだつ「セクハラLINE」の内容とは | デイリー新潮
これ、相当ヤバいですよね。さらにヤバいのは、この時のAさんのセクハラ抗議に対する熊野氏の謝罪です。
〈恵子(注:原文は実名)さまのお尻、たまたま手に当たりました。そしたら、とても気持ちよかったので、つい、気がついたら、恵子さまのお尻を触ってしまっていました〉
引用:公明党・熊野正士議員の性加害が発覚 被害女性が明かす、身の毛もよだつ「セクハラLINE」の内容とは | デイリー新潮
これを送ってくるというのは、本当に謝罪の気持ちがあったわけではないことがわかります。
むしろ、「女性から叱責されるプレイの一環」ととらえている可能性が高いですね。
熊野正士のセクハラLINEの内容がエグイと話題に
熊野正士氏のセクハラLINEが、週刊文春や週刊新潮に掲載されていました。そのLINEの内容がエグイんです!
出典:bunshun.jp
出典:bunshun.jp
このLINEを50代後半の参議院議員がウキウキしながら打っていると思うと、「うわ~」と思いますよね。
ただ、ここまでは100歩譲って、「愛が溢れちゃったのかな?」とも思います。(もちろん、既婚者なので奥様以外に愛が溢れてはいけないのですが・・・)
でも、次のLINEの内容はちょっと身の毛もよだつような内容になっています。
出典:bunshun.jp
出典:bunshun.jp
出典:bunshun.jp
完全に官能小説の読みすぎ!ポルノ小説風のわいせつな文章を、熊野正士氏が一方的にAさんに送り付けているのがわかります。
朝の8時台からこのポルノ小説風わいせつ文章のLINEを送り付けられたAさん・・・。
そりゃ、警察に相談して、週刊誌に熊野正士氏のLINE内容・セクハラスキャンダルを暴露したくなりますよね。
熊野正士氏のスキャンダルを公明党は擁護の姿勢?
熊野正士氏のセクハラ発言・セクハラ行動に耐えかねたA子さんは、公明党に訴えます。
そして、A子さんのセクハラの訴えは大阪府本部の事務長から公明党の北側副代表まで話が伝わり、4月末には北側副代表からA子さんに謝罪の電話がありました。
週刊文春の報道によると、遅くとも5月には公明党の中枢幹部にまで、熊野正士氏のセクハラスキャンダルは伝わっていたというのです。
4月末には北側副代表から電話が来て詫びられたという。その後、5月下旬に再び北側から電話があり、出ると、山口那津男代表に代わり、「大変ご迷惑をかけました」と詫びたというのである。
つまり、2022年の参議院議員選挙の公示前には、公明党幹部は熊野正士氏のセクハラスキャンダルを把握していたということになります。
そして、セクハラスキャンダルがあることを把握しながら、熊野正士氏を公認し、公明党から出馬させたのです。
A子さんは公明党の代表の山口氏に「(熊野氏は)議員を続けてはいけない人」と訴えたそうです。
しかし、公明党は「もうすぐ選挙なので」「それが表に出ると議席が」と言い訳をして、熊野氏を出馬させました。
そして、7月10日の選挙で熊野氏が当選すると、北川副代表が「党としては熊野氏を辞めさせることはできない。本人から辞めるしかない」と言ったとのこと。
このような経緯があり、A子さんは警察や弁護士に相談をして、週刊誌に熊野氏のセクハラを暴露したのです!
しかし、公明党は週刊文春と週刊新潮の報道を全面的に否定し、2誌を提訴しています。
訴状によると、両誌は、山口那津男代表と北側一雄副代表が、記事に登場する女性が熊野参院議員からセクハラ被害を被っていたことを把握し、さらに女性に口止めしたなどと報じたが、「参院選前に、山口代表も北側副代表も、当該女性から本件記事に記載されたセクハラ被害については、一切聞いていない」と反論。さらに、山口代表や北側副代表が女性と電話した際も「当該女性から上記セクハラ被害を受けている旨の指摘は一切なかった」として、同記事の内容は「全くの虚偽である」と指摘した。
公明党としては、熊野正士氏がA子さんにセクハラをしていたことは、選挙前には知らされていなかったというわけですね。
しかし、そこはさすが週刊文春。第2の矢を放ちました。公明党の提訴を受けて、公明党幹部が4月下旬の時点で熊野氏のセクハラを知っていたという証拠画像を出してきたのです。
〈Xさん(原文では実名)から大阪府本部の事務長に話が行き、北側副代表にも、肉体関係、結婚を求められているとの話が行っています。議員は辞めないといけないかもしれません〉
引用:公明党の説明に疑義「北側副代表にも話が行っている」セクハラ熊野正士参院議員の“自白LINE”入手 | 文春オンライン
さて、ここから裁判はどのような展開になるのか?公明党は提訴を取り下げるのか、見ものだと思います。
熊野正士の現在:スキャンダル後に病院に雲隠れ
出典:komei.or.jp
週刊文春と週刊新潮にセクハラスキャンダルを報じられ、「黒歴史」では済まない恥ずかしい&卑猥なLINE内容を公開されてしまった熊野正士氏は現在、病院に入院して雲隠れしています。
しかも、面会謝絶となっているんです。
さらに、熊野氏の代理人弁護士は、セクハラ被害者の女性Aさんにも責任がある、Aさんが悪いと取れるような説明をしています。
「当該女性が主張することは、余りにも一方的で、事実経過と明らかに異なる」
「当該女性は、熊野議員に対し、妻と離婚することを執拗に強要しており、最近では期限を付して離婚するよう強く迫って、応じなければ週刊誌に情報を提供するなどと脅し、熊野議員は精神的にも極度に追い詰められていた。その結果、医師の判断により、入院・面会謝絶となった」
引用:熊野議員セクハラ報道の公明党の対応にネット騒然…「法的措置」が政治家の新たなテンプレ?|日刊ゲンダイDIGITAL
代理人弁護士の説明=熊野氏の意思・見解ということになりますので、熊野正士氏は「Aさんは妻との離婚を要求してきたよ。脅してきたから入院したよ!」と思っていることになります。
もし、熊野正士氏の言い分が真実だとすると、Aさんは熊野氏に離婚を要求する関係、つまり2人は不倫関係で、熊野氏が一方的にセクハラしていたわけではなかった可能性があります。
しかし、2022年4月29日に熊野正士氏からAさんに次のようなLINEが送られています。
〈Xさん(原文では実名)から大阪府本部の事務長に話が行き、北側副代表にも、肉体関係、結婚を求められているとの話が行っています。議員は辞めないといけないかもしれません〉
引用:公明党の説明に疑義「北側副代表にも話が行っている」セクハラ熊野正士参院議員の“自白LINE”入手 | 文春オンライン
このLINEは証拠としてスクリーンショットの画像が週刊文春に掲載されていますので、捏造ではありません。
4月29日の時点で、「熊野氏からAさんに肉体関係を求められている」ということは、この時点では肉体関係はないということになります。
この後に、Aさんは公明党に熊野正士氏のセクハラを訴えているのですから、ここから肉体関係を持って不倫関係になるのは考えにくいでしょう。
熊野正士氏とAさんの言い分を比べてみると、Aさんのほうが整合性が取れていて、熊野氏の言い分には無理があると言えるのではないでしょうか。
熊野正士氏のセクハラスキャンダル報道があったのが、2022年9月6日ですが、9月下旬になってもまだ病院に入院していて、面会謝絶となっています。
そんな状態で、参議院議員としての仕事ができるのか疑問の声が挙がっています。
「スキャンダルを起こした議員が病院に入院する」というのは、昭和時代からあった手法ですが、令和になった現在でもまだやる人がいることにちょっと驚きました。
熊野正士の学歴
出典:twitter.com
1965年に兵庫県姫路市に生まれています。1984年に広島県の三原東高校を卒業後、愛媛大学医学部に進学しました。
・1978年:姫路市立曽左小学校卒業
・1981年:三原第二中学校卒業
・1984年:三原東高校卒業
・1990年:愛媛大学医学部卒業
・1997年:愛媛大学大学院博士課程修了
国立大学の医学部を卒業していて、大学院の博士課程まで修了していますので、立派な学歴を持っていますが、子供の頃はかなり苦労したようです。
熊野正士の生い立ち
出典:https://pixabay.com/
熊野正士は兵庫県姫路市で比較的裕福な家に生まれましたが、小学4年生の時に母親が病気で亡くなってしまいます。
さらに、父親が事業に失敗し、その日に食べるものにも困るくらいの貧困生活を余儀なくされました。そのため、熊野正士と妹さんは広島に住む祖父母の家で生活することになります。
祖父母は年金暮らしだったため、ギリギリの生活をしていましたが、熊野氏と妹さんを育てるために切り詰めた生活をして育て上げてくれました。
熊野氏も中学2年生のころから新聞配達をして家計を支えたそうです。
そのような中で亡き母に誓った「医師になる」という夢をかなえるために猛勉強をして、国立大学である愛媛大学医学部の現役合格を勝ち取ったのです。
熊野正士の経歴
出典:https://pixabay.com/
医師から参議院議員へ
1990年に愛媛大学医学部を卒業後、愛媛大学医学部附属病院で研修を積みながら、1997年には愛媛大学大学院を修了して、放射線科専門医として勤務しています。
・1997年:松山赤十字病院
・2000年:大阪大学医学部附属病院
・2006年:近畿大学医学部付属病院
・2012年:大阪医科大学付属病院
・2014年:近畿大学医学部付属病院
放射線科医として働く中で、「より多くの人の命を救うためには『政治の力』が必要」と実感して立候補を決断。
2016年の第24回参議院議員選挙に公明党の比例区から出馬し、初当選を果たしました。
2020年には農林水産大臣政務官となり、2022年7月には参議院議員選挙に当選して、2期目の参議院議員を務めることになりました。
そして、2期目の参議院議員生活がスタートした矢先に、週刊文春と週刊新潮のスキャンダル報道があり、雲隠れして入院生活をすることになったのです。
熊野正士の家族:結婚した嫁や子供
熊野正士氏には、結婚した奥様と子供が2人いますので、4人家族になります。
・嫁(一般人)
・長女
・次女
熊野正士氏の子供は2人とも娘さんです。
今年7月の参院選にも比例区で出馬して約27万票を集め、2度目の当選を果たした。現在は公明党の農林水産部会や厚生労働部会の部会長代理を務めている。自身のホームページによれば、妻と2人の娘がいる。
奥様や娘さん2人の詳細な情報は不明ですが、熊野正士の年齢を考えると、娘さん2人はすでに成人している可能性が高いです。
ただ、成人しているとはいえ、おそらくまだ20代でしょう。
20代の若い女性が、自分の父親があのようなエグい内容のLINEを50代独身女性に送っていたと知ったら、相当ショックなことだと思います。
熊野正士氏の家族の嫁や娘2人は大阪にいるようで、熊野氏は単身赴任で議員宿舎で生活をしていました。
当初、大阪から単身赴任で議員宿舎に暮らし「家族とうまくいかない」「議員として何も実績を残せていない」などと落ち込む熊野議員を放っておけず、話を聞いてあげていたという。
引用:公明・熊野議員の官能小説風セクハラに創価学会「ギャー!」淫語LINE流出で即入院面会謝絶、元医師の本領発揮へ – まぐまぐニュース!
また、奥様はAさんを不倫相手として、訴訟準備をしているとのことです。
セクハラが事実であれば議員辞職を求めるとしたが、熊野氏の妻が女性への訴訟準備を進めているとして、事態は泥沼化しそうな雲行きになってきた。
家族のことは家族の人にしかわかりませんが、熊野氏の家族も確実に被害者であると言えますね。
熊野正士のまとめ
熊野正士のプロフィール、週刊文春のスキャンダル報道とエグいLINE内容、スキャンダル報道のその後と現在の雲隠れ、経歴や家族(結婚した嫁や子供)などをまとめました。
セクハラスキャンダルは絶対にNGですし、さらに病院への雲隠れというのもNGです。
参議院議員である以上、きちんと公の場で説明する責任はあると思います。
今後、辞職するのか議員を続けるのか注目したいです。