とんねるずのみなさんのおかげでした。を始めとして、これまで数多くの人気番組の司会をつとめてきた、お笑いコンビ・とんねるず。
そのボケを務めるのが木梨憲武さんですが、今から10年以上昔、突如として木梨憲武さんの追悼番組が放送され、視聴者に衝撃が走りました。今回は過去に放送された追悼番組の内容やネット上での反応などをまとめてみました。
木梨憲武のプロフィール
出典:http://trendnewss.com/
名前:木梨憲武(きなし のりたけ)
出身地:東京都世田谷区千歳台
生年月日:1962年3月9日
身長:177cm
体重:60kg
スリーサイズ:非公表
最終学歴:帝京高等学校
事務所:アライバル(代表取締役副社長)
帝京高等学校ではサッカー部に所属していた木梨憲武さん。
高校時代に出場した、日本テレビ系バラエティ番組「TVジョッキー」内の一般視聴者参加型コーナー「ザ・チャレンジ」で、正司歌江(かしまし娘)・和田アキ子・ルパン三世などの物まねを披露し、同番組の5代目チャンピオンに輝いたことも。
また、当時同番組には(後に相方となる)石橋貴明さんも出場しており、その後同番組のグランドチャンピオン大会出場の際に石橋さんが友情出演をしたことが、2人のテレビ初共演であったと言われています。
高校卒業後は、東京都内のダイハツ販売・杉並営業所に就職した木梨さん。浜田山エリアを担当する営業マンとして同社で働くことが決まっていましたが、程なくして当時の人気番組「お笑いスター誕生!!」に石橋さんとのコンビ「貴明&憲武」で出場することに。
翌1981年には「お笑いスター誕生!!」を見事勝ち抜き、6週目の出場から現在のコンビ名となる「とんねるず」名義に改名。1982年には同番組で10週勝ち抜きを果たしグランプリを獲得。
プロデビュー後、2~3年の下積み期を経て、1984年にブレイクを果たし人気芸能人の仲間入りを果たすことに。
「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」といった、フジテレビが手がける若者向け番組で人気が爆発し、若者のカリスマ的存在へと成長。期待の若手としてのブレイクからわずか1年でスターへの階段を駆け上がることとなりました。
その後も人気は衰えることなく、1980年代から1990年代にかけて当時の若者から絶大な支持を受けるスター芸能人として活躍。後にブレイクすることとなるナインティナインなど、とんねるずへの憧れを口にする芸能人は数え切れないほど。
2000年代以降はコンビ外での活動も増えたものの、代表番組である「とんねるずのみなさんのおかげでした。」は現在まで続く長寿番組として人気を得ており、ピンで出演した番組でも大活躍されています。
BIG3と称される、タモリ・ビートたけし・明石家さんまらが牽引するお笑い第二世代に次ぐ、お笑い第三世代の代表として現在もお笑い界の中心的存在であり続けているスター芸能人の1人です。
木梨憲武が死去?急死?追悼番組の内容とは?
視聴者に衝撃が走る
出典:https://i.ytimg.com
突如放送された「追悼番組」
視聴者に衝撃が走りました。
1991年10月31日放送の「とんねるずのみなさんのおかげです(みなさんのおかげでした。の前番組)」で突如として始まった木梨憲武さんの追悼番組。
あまりのクオリティの高さに、放送後視聴者からお叱りの電話が殺到したと言われる番組の内容は一体どのようなものだったのでしょうか?
番組の動画
早速その一部始終をご覧いただきましょう。
番組の文字起こし
動画を見られない方向けの文字起こし版はこちらです。
石橋「石橋貴明です」
野崎アナ「今日午後5時30分過ぎ、タレントの木梨憲武さん、盲腸のために信じられないことになってしまいました。本日は通常のみなさんのおかげですの番組内容を変更いたしまして、<木梨憲武を偲んで>と題しまして、特別番組をお伝えしてまいりたいと思います。なにしろ突然のことでした。我々関係者一同も本当に驚いたんですが、お茶の間の人気を集めていた人物だけに、日本のこれからのコメディ界にとって大変大きな痛手になると思うんですね、石橋さん」
石橋「そうですね、昨日は日本テレビの番組に生出演で、一応盲腸の手術後はじめての仕事で、関係者含めてですね、体がベストな形になるまでは芸能活動は控えておいたほうがいいと言ったんですが、やはり本人の強い希望で昨日は出演したんです。そういった意味では、10何年か一緒にやってきた僕から言えるのは、はげる前にしねてよかったな」
(木梨背後から登場)
木梨「何言ってんの?」
石橋「本人はですね、まだ結婚してませんでしたし、これからの未来っていうものが非常に開けていたですよ」
野崎アナ「そうですね」
石橋「未来が開ける前に額が開けちゃったということですね」
石橋「それでこういった形でみなさんのおかげですのファンの方にも、木梨憲武の今日の1時間でですね、胸に刻んでほしいですね」
野崎アナ「そうですね」
木梨「なに刻むの?ねぇ?」
石橋「本当にあの、コンビを組んでた僕からも本当に安らかに眠ってほしいですね」
木梨「眠んねーよ、この野郎」(石橋の頭を叩く)
いかがだったでしょうか?
インターネットが一般家庭に普及するより遥か前の当時、テレビ以外でリアルタイムに情報を得る手段はほとんど存在していなかったことを考えると、視聴者が放送の冒頭で騙されて問い合わせの電話が殺到したとしても不思議ではありませんよね。
まさかの視聴者に対してドッキリを仕掛けるという斬新な手法に当時の視聴者は引っかかってしまったわけですが、さすがに死をテーマにしたドッキリは、今よりも遥かに規制の緩かった当時においても厳しいお叱りを受けることとなってしまったようです。
実際、木梨憲武さんご本人も親戚のお祖母様からこっぴどいお叱りを受けたことを後に告白されています。
よく見れば冒頭からドッキリであることをほのめかすような可笑しな演出がされていることが分かるのですが、真面目な方や熱狂的なファンはそのような演出に気づく余裕などなかったとしても無理はありません。
番組企画を発案したのは?元ネタがあった?
ちなみに、このような不謹慎ともとれる番組企画を発案したのは、プロデューサーの石田弘さんであったと言われています。石田さんといえば、石橋貴明さん演じるコント「ダーイシ」でお馴染みの同番組の名物プロデューサーとして有名な方です。
そして、石田さんが企画を立案したこのドッキリには元ネタと噂されるラジオ番組があったとも言われています。それは一体どのラジオ番組だったのでしょうか?
木梨憲武追悼番組ドッキリのネタ元となったラジオ番組、それは追悼番組が放送された1991年から10年も前の「吉田拓郎のオールナイトニッポン」だったと言われています。
出典:吉田拓郎「オールナイトニッポン」での死亡放送事件!新聞などでも大騒ぎ! – YouTube
とんねるずのドッキリ企画よりも更に10年も前に放送された、しかも顔の見えないラジオ番組であったこともあってか、リスナーからの問い合わせが殺到、終いにはマスコミまで駆けつけるほどの大騒動にまで発展したラジオ放送だったと伝えられています。
1981年3月13日金曜日深夜の放送で、拓郎は風邪による発熱と胃けいれんで急遽出演できなくなった。代役を務めたその日の宿直勤務のアナウンサーとディレクターが「何か面白いことをやろう」と発案し、「吉田拓郎死亡放送事件」なる出来事が起きた。
番組中死んだとは一言も言わなかったものの、「自殺の詩」や「どうしてこんなに悲しいんだろう」等、追悼色一色の放送にリスナーの問い合わせの電話は鳴り続け、マスコミも駆けつける大騒ぎに。
吉田拓郎さんの場合はご本人すらドッキリ企画に嵌められていた形なわけですが、聴取者(リスナー)からの抗議が殺到した点はまさに木梨憲武さんの時と同じですね。
ちなみに、木梨憲武さんの追悼番組企画で石橋貴明さんの横で神妙な顔をしていたアナウンサーの野崎昌一さんは、当時夜勤として局に居た所を急遽呼びだされて番組出演させられたと言われています。
元々、当時役員待遇であった露木茂さんの出演が予定されていたのですが、本人に逃げられてしまい、部長待遇の野間脩平さんに頼んだものの、これまた逃げられ、仕方なく夜勤だった野崎アナが呼び出されることとなってしまったそうです。
こっぴどいお叱りを各所から受けたと伝えられていますので、おそらく野崎アナもとばっちりを受けてお叱りを受けたのではないかと思われます。とんだ災難だったといえるでしょう。
ただ、幸いなことにこの放送回は視聴率23%という高い数値を叩きだしており、木梨憲武さんの人気の高さを裏付けるものとなったのも事実です。
ネット上の反応は?
出典:https://i.ytimg.com
現在もYouTubeなどで当時の放送を見ることができるため、当時の放送をリアルタイムで見ることのできなかった方々からの反応もネット上で知ることができます。
6 :2015/09/21(月) 13:43:54.85 ID:Wfrxsc0f0.net
大変なことになっただけで死んだとは一言も言ってないのでセーフ
いやまあ倫理的に本当にセーフかどうかは知らんけど10 :2015/09/21(月) 13:46:18.91 ID:QTL9NldY0.net
いまやったら大炎上しそう
11 :2015/09/21(月) 13:47:08.22 ID:DYcdoa1V0.net
信じられないことになっただけやからセーフ
20 :2015/09/21(月) 13:49:48.14 ID:BJMrPTGf0.net
テレビしか発信するものがなかった時代やからマジでファファファのファッ!?やったで
22 :2015/09/21(月) 13:50:31.29 ID:4SalVQNw+.net
とんでもないことになっただけなのでセーフ
23 :2015/09/21(月) 13:51:01.95 ID:QEKcP/kI0.net
>>20
ネットが進みすぎて死亡ネタに限らずやりにくくなったネタは多そう
33 :2015/09/21(月) 13:53:20.10 ID:MobukGt90.net
これ何がいかんのか分からん
信じたガキがいたっていうけどもし死んでたら番組より先にニュースになるだろ
不謹慎だっていうのなら他にも死亡ネタやってるコント番組なんかいくらでもあるだろ
まとめ
今も人気芸能人の一人として活躍中のとんねるず・木梨憲武さんの訃報ドッキリ企画に関する情報をまとめてみました。
ネット上のコメントにもあるように、インターネットも無かった当時、テレビで突如として始まった追悼放送に衝撃を受けた視聴者は数多かったとされています。
規制の厳しくなった現在では到底できない企画ではあり、古き良き時代のテレビを思わせる企画との評価をする方もいるようですが、さすがに死を取り扱うドッキリは各所からお叱りを受けることとなってしまいました。何事もほどほどにということでしょうか。