JRA所属の騎手、岩田康誠さんが若手騎手に対する返し馬中の幅寄せ暴言事件を起こして炎上中です。
この記事では岩田康誠さんの返し馬中のの概要や過去の後藤浩輝さんの2度の落馬事故との関係、結婚した嫁や息子と娘などの子供、現在などについてまとめました。
この記事の目次
岩田康誠のプロフィール
岩田康誠のプロフィール
生年月日:1974年3月12日
出身地 :兵庫県姫路市
身長 :159cm
体重 :52kg
血液型 :AB型
岩田康誠(いわた・やすなり)さんは、JRA所属の騎手で、2021年5月の時点でG1通算25勝を記録している国内トップジョッキーの1人です。
岩田康誠さんは1991年に地方競馬(兵庫県競馬組合)に所属して騎手デビューし、2006年に中央競馬(JRA)に移籍するまでの間に通算で2941勝を上げています。
中央に正式に移籍する以前から遠征して中央のレースに騎乗しており、2004年のG1菊花賞を制覇しています。これは地方競馬所属の騎手として史上初のクラシック(皐月賞、菊花賞、ダービーのいわゆる3冠レース)制覇となる快挙でした。
中央移籍後も活躍を続け、何度もJRA賞や優秀騎手賞に輝いています。
岩田康誠がレース前返し馬中に若手騎手に暴言幅寄せを行った事が問題に
出典:https://www.sponichi.co.jp/
騎手として輝かしい実績を持つ岩田康誠さんですが、2021年4月に若手騎手に対する不祥事事件を起こして問題になっています。
岩田康誠さんは2021年4月24日に阪神競馬場で開催された第6レース(3歳1勝クラス 1800mダート)前の返し馬(ウォーミングアップ)時に、若手騎手の藤懸貴志さんの騎乗していたテイエムマジックにムチをつけてラチ(コースの端にある柵)沿いまで幅寄せして威嚇するようにした上、藤懸貴志さんに対して暴言をぶつけていた事が、複数の騎手の目撃証言によって明らかになりました。
24日の阪神6Rで、レース前の返し馬の際にスウィープザボード(5着)に騎乗した岩田康誠騎手(47)=栗東・フリー=が、藤懸貴志騎手(28)=栗東・フリー=騎乗のテイエムマジック(2着)に対してムチで馬をラチ沿いまで幅寄せし、粗暴な発言をしたことが複数の騎手の証言によって判明。
事件の発端は同日第2レース中のトラブル
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この事件の発端となったのは、岩田康誠さんがこの幅寄せ暴言事件を起こす約2時間半前に行われた第2レース(3歳未勝利 1400m芝)で発生したあるトラブルでした。
このレースで岩田康誠さんも藤懸貴志さんも騎乗していましたが、新人騎手の角田大和さんの乗るエムティースマイルが、第4コーナーで外に斜行(馬が斜めに走り出して他の馬を妨害する事)して、シュンイの進路を妨害し同馬に騎乗していた藤懸貴志さんが立ち上がるシーンがありました。
この時、藤懸貴志さんの後ろにつけていた岩田康誠さんの騎乗するコートゴシップもこの影響を受ける形になったのです。
そのため、レース後に岩田康誠さんと藤懸貴志さんは被害者として裁決室に呼ばれ、状況説明をしたのですが、この時に岩田康誠さんが藤懸貴志さんに対して「おんどりゃ、あんぐらいのことで立つな。耐えろや」と暴言を吐き、決済委員から「(藤懸貴志さんに怒るのは)筋違いでしょう」とたしなめられる場面があったという事でした。
岩田康誠さんはこの時の怒りが収まらなかったようで、その2時間半後の第6レースの返し馬時に藤懸貴志さんの騎乗馬にわざわざ幅寄せして威嚇して暴言をはいたというのが事件の顛末でした。
岩田康誠は事情聴取でこの幅寄せ事件を事実だと認めて謝罪
岩田康誠さんはこの幅寄せ事件のことでJRAの事情聴取を受け、最終的には事件を事実だと認めて「すみませんでした」と謝罪したということですが、特に会見やメディアの取材などには応じていません。
岩田康誠の暴言幅寄せ事件での処分が甘すぎると炎上中
岩田康誠さんには、この暴言幅寄せ事件により、翌日の25日から5月8日までのレース開催4日間の騎乗停止という処分が下されています。
こうした騎乗処分が下される場合は周囲への影響を考慮して翌週から適用されるのが通例となっていますが、今回は翌日即騎乗停止という処分となりました。ただ、この4日間の騎乗停止という処分内容については、「甘すぎるのでは?」と批判する声が競馬ファンや関係者の間から多数上がり炎上騒動の様相を見せています。
G1通算25勝を誇るJRAトップジョッキー、岩田康誠騎手(47、栗東・フリー)が24日、レース中以外の「粗暴な行為、発言」により25日から5月8日まで開催4日間の騎乗停止処分を受けた。この前代未聞の事件が波紋を呼んでいる。岩田康騎手が過去に問題を起こしていることもあり、ネット上でのファンだけでなく競馬関係者からも「処分が甘い」との声が飛び交っている。
引用:「処分甘すぎ」の声でネット炎上…岩田康騎手が起こした”暴言幅寄せ事件”の開催4日間の騎乗停止処分は適切だったのか?
岩田はもう騎手引退すればいいんじゃない?
— ひでやん (@yukinohomare832) April 24, 2021
スポーツマンの資格ないでしょ。
JRAの裁定も甘すぎるよ。
明日のマイラーズカップ騎手未定って前売り馬券買ってる人がかわいそうだよ。#岩田康誠 #マイラーズカップ
例の真実を聞いてやっぱり
— コロナゲドンで狂った人生2021継続中😎🎉 (@koronagedon) April 27, 2021
岩田康誠は馬を武器にして
粗悪を働いてる所は最低だろ
馬主さんもこれでは大事な馬を任されませんねもう騎手としては致命的息子のためにも競馬界のためにも騎手仲間たちのためにも責任を持って引退するべきだろう男として大人としてな
たった四日間だけの騎乗停止は甘すぎる
元伝説的騎手の藤田伸二がYouTubeで幅寄せ事故の真相を暴露
今回の岩田康誠さんの幅寄せ暴言事故について、元JRAの伝説的騎手の藤田伸二さんが自身のYouTubeチャンネルで事件の裏側の真相について語っています。
藤田伸二さんの動画によれば、岩田康誠さんは以前から藤懸貴志さんをはじめ、若手騎手に対していじめ、パワハラ的な行為を日常的に行っていたという事です。
競馬界に強い影響力を持つ藤田伸二さんがこの真相が暴露した事で、岩田康誠さんに対する批判が強まっています。
岩田康誠は後藤浩輝の2度の落馬事故の原因となった事でも批判されている
幅寄せ暴言事件で炎上している岩田康誠さんですが、実は過去に、2015年2月27日に自殺によって亡くなった後藤浩輝さんが2度の落馬事故を起こした原因を作っています。
この後藤浩輝さんは、2011年までにG1レース5勝をあげたトップジョッキーの1人でしたが、2012年5月6日に落馬事故により「頸椎骨折の疑いと、頸髄不全損傷」の重い怪我を負って以降、以前と同じような成績を上げる事ができていせんでした。そしてこの落馬事故の原因となったのが同じレースで騎乗していた岩田康誠さんの強引な進路変更だったのです。
そしてさらに、2014年4月27日にも、岩田康誠さんは強引な進路変更により、後藤浩輝さんの2度目の落馬事故の原因を作りました。この時、後藤浩輝さんは再び「頸椎骨折」の重傷を負っています。もちろんこれらは故意に行われた事ではありませんが、この2度の落馬事故によって後藤浩輝さんの競馬騎手としての人生が大きく狂わされた事は間違いありません。
そして、2度目の落馬事故から約10ヶ月後の2015年2月27日に、後藤浩輝さんは自宅の脱衣所にて首を吊って亡くなっています。(享年は40歳)
もちろん、この後藤浩輝さんの自殺の原因が岩田康誠さんというわけではありませんが、一部のファンの中からは2度の落馬事故で首に重い後遺症を負って苦しんでいた事もこの自殺に関係しているのでは?といった見方もあり、その流れの中で岩田康誠さんを批判する声が少なからず上がっているのも事実なのです。
ちなみに、藤田伸二さんは上で紹介した動画の中で、この後藤浩輝さんの落馬事故についても触れており、この事故で入院した後藤浩輝さんのお見舞いに岩田康誠さんが一回も行っていない事なども明かしてその人間性を批判されていました。
岩田康誠の結婚や嫁は?
岩田康誠さんは結婚しており、嫁は2歳年上の一般女性です。
岩田康誠さんの結婚時期や、嫁が具体的にどうのような女性なのかは明かされていませんが、国内トップ騎手の武豊さんいわく、岩田康誠さんの嫁は「超美人」だそうです。
岩田康誠さんによれば、嫁は自分の全てのレースをチェックしているのだそうで、「まるで先生のようだ」と語られていた事があります。
また、元JRA騎手の細江純子さんは自身の連載コラムの中で、岩田康誠さんの嫁についてフィジカル面も含めてサポートする良き騎手の妻であるといった内容を書かれていた事があります。
この事から、岩田康誠さんの嫁は結婚以来、妻として岩田康誠さんの騎手生活を献身的にサポートされているのだと思われます。
岩田康誠の子供① 息子(次男)は若手有望騎手の岩田望来
岩田康誠の息子・岩田望来のプロフィール
生年月日:2000年5月31日
出身地 :兵庫県
身長 :161.4cm
体重 :47.5kg
血液型 :B型
結婚して嫁がいる岩田康誠さんですが、その嫁との間には3人の子供(2人の息子と1人の娘)がいる事が公表されています。
そんな岩田康誠さんの息子(次男)の岩田望来(いわた・みらい)さんは、2019年の3月にJRAの騎手としてデビューしています。
2020年にはシーズン76勝(リーディング9位の好成績)をあげ、デビュー2年目にして早くもJRA通算100勝を達成するなど、将来有望な騎手として注目されています。
2019年には、岩田康誠さんの古巣ともいうべき園田競馬場で開催されたイベントで、父と息子のトークショーで親子共演されて話題になっていました。
【GWは各地でイベント盛りだくさん】園田競馬場では昨日、岩田康誠騎手・望来騎手の親子トークショーが開催されました。父から息子へ「園田コース攻略法」の伝授も。本日は安藤勝己さんのトークショーと予想会が行われます。みなさんもぜひ各場のイベントをお楽しみください♪#nar_keiba pic.twitter.com/IFmWIFHCXc
— 地方競馬全国協会(NAR)公式 (@nar_keiba) May 1, 2019
なお、岩田望来さんは目標とする騎手としての父の岩田康誠さんの名前をあげています。
岩田康誠の子供② 娘も1人いる
岩田康誠さんの子供には娘さんも1人いるという事ですが、年齢や名前などの詳しい情報は明らかにされていません。
岩田康誠は現在すでに復帰して活躍中
岩田康誠さんは現在は騎乗停止から復帰されレースで活躍されています。
2021年5月9日に中京競馬場で開催された「鞍馬S」では2番人気のクリノガウディーに騎乗して勝利に導いています。これが岩田康誠さんにとっても復帰後初勝利となりました。
ただ、このレースでは審議にはならなかったものの、岩田康誠さんの騎乗したクリノガウディーが最後の直線で内側に斜行したとしてJRAから過怠金10000万円の処分が下されています。
そして、この勝利後に岩田康誠さんが派手なガッツポーズを決めた事から一部のファンからは「このレース内容でガッツポーズはダメだろ」、「反省していないのでは?」といった批判的な声も上がっているようです。
この岩田康騎手のガッツポーズには、ネット上の競馬ファンからもSNSや掲示板を通じて「ガッツポーズはダメだろ……」「反省の色なし」「やっぱこの騎手嫌い」といった声が続々……。中には「もうこの騎手を見たくない」「引退してほしい」「こんなに早く復帰するのは理解できない」といった厳しい声もあった。
引用:元JRA藤田伸二氏、岩田康誠「斜行勝利」ガッツポーズに大激怒!? 「あんなんしてホンマにええの?」騎乗停止復帰初日、反省の色なしにファンからも不快の声続々……
まとめ
今回は、JRAのトップジョッキーの1人で、2021年4月にレース前の返し馬中に若手騎手に対する幅寄せ暴言事件を起こし炎上している岩田康誠さんについてまとめてみました。
岩田康誠さんは2021年4月24日のレース前の返し馬中に若手騎手の藤懸貴志さんの騎乗する馬に幅寄せして暴言を浴びせた事が問題になり、4日間の騎乗停止処分が下されました。
岩田康誠さんは以前からラフな騎乗をする事が問題にされており、過去には後藤浩樹さんの2度の落馬事故の原因を作った事でも批判されていました。そのため、今回の事件に対しても批判が集まっており炎上騒動に発展しています。
そんな岩田康誠さんは結婚しており、嫁は2歳年上の一般女性だという事です。子供は息子2人、娘が1人の3人で、次男の岩田望来さんで将来有望な若手騎手として注目されています。
岩田康誠さんは現在はすでに復帰されており活躍を続けられています。