1960年代からずっと第一線で活躍を続けてきた俳優・藤木孝さんが2020年9月20日に死去され衝撃が広がっています。
ここでは、藤木孝さんのプロフィールや若い頃の画像や経歴、嫁や息子などの家族、自殺による死去の報道、現在などにつてまとめました。
この記事の目次
藤木孝のプロフィール
藤木孝のプロフィール
本名 ：遠藤與士彦（えんどうよしひこ）
生年月日：1940年3月5日
没年月日：2020年9月20日
出身地 ：静岡県富士宮市
身長 ：173cm
血液型 ：不明
その独特な存在感と演技で「怪優」と呼ばれ、1960年代から活躍を続けてきた大御所俳優・藤木孝さんの死去が報じられました。今回はこの藤木孝さんに焦点を当てます。
藤木孝さんは日本が戦争に突入していく1940年に静岡県富士宮市で生まれ、玉川学園中等部を経て東宝芸能学校へ、卒業後の1959年に渡辺プロダクションと契約し、テイチクレコードからロカビリー歌手としてデビューし、芸能界での活躍をスタートさせました。
藤木孝さんは、歌とダンスの才によって鮮烈なレビューを飾り、1960年から1962年にかけて、「レージィ・ギター」、「踊れツイスト」、「ツイストNo.1」、「ママのツイスト」、「24000のキッス」といったヒット曲を連発してロカビリー歌手として絶大な人気を獲得し「ツイスト男」の異名で親しまれました。
歌手として人気絶頂だった1962年、藤木孝さんは突如歌手引退を発表。渡辺プロを退所し、映画製作会社「文芸プロダクションにんじんくらぶ」に所属して俳優へと転身します。
演技を基礎から学ぶために劇団「文学座」の研究生となり、1963年から1964年5月まで日本初のブロードウェイミュージカルとして宝塚劇場で上演された東宝版「マイフェアレディ」では、主要キャストの1人としてフレディ役を演じ話題を集めました。
1966年には菅井きんさんらと共に「劇団欅」の立ち上げに参加。1976年から2006年までは「劇団昴」に所属して活躍しました。
俳優としての藤木孝さんは、「風と共に去りぬ」、「ロッキーホラーショー」などのミュージカル舞台で元人気歌手の実績を活かして活躍する一方、映画やテレビドラマの世界でも活躍し人気を集めました。
その演技力も高く評価され、1986年の「第12回菊田一夫演劇賞」、2003年の「第38回紀伊國屋演劇賞個人賞」、2005年の「第45回ACC CMフェスティバル演技賞」など、数々の演技賞を受賞しています。
近年では、2016年に公開され大ヒットした映画「シン・ゴジラ」や、2018年公開映画「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」などに出演されています。
藤木孝の若い頃の画像や経歴
藤木孝さんの若い頃がかっこいいと話題です。続いては、藤木孝さんの若い頃の画像や経歴などを紹介します。
藤木孝の若い頃① 1962年公開映画「涙を、獅子のたて髪に」（21歳頃）
1962年、若い頃の藤木孝さんは、映画「涙を、獅子のたて髪に」で水上三郎役で主演し、主題歌も歌っています。上の2枚の画像は「涙を、獅子のたて髪に」出演時、21歳の頃の藤木孝さんです。
藤木孝の若い頃② 1964年公開映画「渇いた花」（23歳頃）
出典：https://cdn-ak.f.st-hatena.com/
若い頃の藤木孝さんの代表作の一つが1964年公開映画「渇いた花」で、香港帰りの危険な匂いのする男「葉（よう）」を演じています。上の画像は「渇いた花」出演時の藤木孝さんの画像です。
藤木孝の若い頃③ 1986年ミュージカル「ロッキーホラーショー」に主演（下画像は2011年版）
藤木孝さんは1986年、1987年公演のミュージカル舞台「ロッキーホラーショー」の主役・フランケン・フルター博士の役を演じています。残念ながらその当時の画像は残っていないのですが、上の画像は2011年に再び藤木孝さんが「ロッキーホラーショー」（古田新太主演版）に出演された時のものです。写真右側が藤木孝さんです。（左はミュージシャンのROLLY）
藤木孝の若い頃④ 1991年 NHK大河「太平記」坊門清忠役（51歳頃）
若い頃と言って良いかは微妙なところですが、藤木孝さんは1991年のNHK大河「太平記」に、後醍醐天皇の奸臣（悪い家来）・坊門清忠の役を嫌らしく演じ話題になりました。
怪優と言われた藤木孝さんを代表する役柄の一つでした。
藤木孝さんはこの他にも「峠の群像」、「炎立つ」、「新撰組！」、「篤姫」などに出演しており、NHK大河の常連俳優の1人でした。
藤木孝の嫁や息子など家族情報
藤木孝さんの家族にも注目が集まっています。藤木孝さんは結婚されており、息子さんがいる事がわかっていますが、嫁も息子さんも一般の方という事で、残念ながら家族の情報は全く公開されていません。
藤木孝さんは嫁との結婚時期や、子供誕生など家族の情報を全く公開されていなかったため、2020年9月に逝去されてその家族の存在が初めて明らかになりました。
藤木孝の現在…自殺による死去が報じられる
冒頭でも触れていますが、2020年9月20日に藤木孝さんが死去した事が報じられています。
報道によると、9月20日未明頃、東京都内中野区の自宅で藤木孝さんがぐったりしているのを帰宅した息子さんが発見し、救急に通報し、搬送先の病院し死亡が確認されたという事です。
捜査関係者によると、自宅で遺書のようなものが見つかっており、藤木孝さんは自殺だったとみられています。
遺書の内容は現在のところ公開されておらず、自殺の理由などは明らかになっていませんが、所属事務所によれば、2020年3月以降、新型コロナウイルスの影響で仕事が減り、自宅で過ごす事が多くなっていたという事で、それを気に病んでの自殺だったのではないか？との見方も出ているようです。
ただ、藤木孝さんは2021年公演予定だったミュージカル「パレード」への出演が決まっており、今後の活躍も期待されていました。仕事が減少したということよりも何か別の自殺理由があったのかもしれません。
藤木孝の自殺、過去に共演した三浦春馬や芦名星の自殺と関連づけるような声も
藤木孝さんは三浦春馬さんの主演ドラマ「ブラッディマンディ」に出演されていました。
このドラマには先日自殺により死去した女優の芦名星さんも出演していたため、三浦春馬さんや芦名星さんの自殺とも関連しているのでは？とする声や、ドラマに関連づけて考える不謹慎な情報もネット上で上がり始めているようです。
三浦春馬・芦名星・藤木孝、全員「ブラッディマンデイ」出演者なんよね。。 https://t.co/jRZJ2v230l
— たざきしあん (@westinghouse565) September 20, 2020
藤木孝という役者が自殺して、この人もブラッディ・マンディというドラマに出ていたらしい。
— Qerozon (@qerozon) September 20, 2020
そんで今wikipedia見てみたら、不謹慎な編集されてた。
「三浦春馬と芦名星と藤木孝が自殺して呪われたドラマになった。 さあ次に死ぬのは誰かな健」
これ、殺害予告になるんじゃねえの？ pic.twitter.com/bEnxMlDNoT
藤木孝さんの突然の死去を悼む声も多数上がっている
現在、ネット上には、藤木孝さんの突然の死去を悼む声が次々と上がっています。
初演、再演と続けて舞台「曇天に笑う」に岩倉具視役でご出演頂いた藤木孝さんが急逝されました。作品での冷徹なキャラクターとは逆に、暖かいお人柄でカンパニーを和ませてくれる存在でした。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 pic.twitter.com/R8vOxlCQFg
— 舞台「曇天に笑う」 (@donten_theater) September 20, 2020
藤木孝さん。
— 橋本真一 (@shinichi1109) September 20, 2020
「メサイア -黎明乃刻-」で共演させていただいた時
座長だった僕が、勝手にいろいろ抱え込んで、パンクしそうになったある日
藤木さんは僕を抱きしめて
優しい言葉をかけてくれました。
とても愛の深い、素敵な方でした。
心よりご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/fWRcmShdBi
藤木孝さんは【トゥーランドット 〜廃墟に眠る少年の夢〜】に皇帝アルトゥムとしてご出演頂きました。とても愛に溢れる方。そして愛を惜しみなく伝えて下さる方。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 pic.twitter.com/PQbS3V1C1Q
— 少年社中 (@shonen_shachu) September 20, 2020
特に、関係者からの「暖かい方だった」「愛の深い方だった」という声が目立ちます。藤木孝さん自身がとても多くの人々に愛されていたのだと思います。
まとめ
今回は、2020年9月20日に死去された俳優・藤木孝さんについてまとめてみました。
藤木孝さんは、ロカビリー歌手としてデビューして人気を得た後俳優に転身し、独特な存在感と演技力で怪優と呼ばれ高い評価獲得しました。
80歳になった2020年も俳優として第一線で活躍を続けられていましたが、9月20日未明に自宅で亡くなられているのが息子さんによって発見されました。遺書のようなものが見つかっており、自殺だと見られています。
現在、突然の訃報に多くの人々から悲しみの声が上がっています。藤木孝さんのご冥福をお祈りします。
