金田一耕助役や「混浴露天風呂連続殺人」シリーズなどで知られる名俳優の古谷一行さんが亡くなりました。
この記事では古谷一行さんの若い頃の画像や経歴、結婚した嫁や子供、息子の降谷建志さんや義娘のMEGUMIさんとの関係、浮気相手の浅井理恵さん、現在や死因についてまとめました。
この記事の目次
- 古谷一行のプロフィール
- 古谷一行の若い頃① 大学在学中に俳優座養成所に入り俳優活動を開始
- 古谷一行の若い頃② 「横溝正史シリーズ」の金田一耕助役が当たり役に
- 古谷一行の若い頃③ 主演した土曜ワイド劇場「混浴露天風呂連続殺人」も大ヒット作に
- 古谷一行の若い頃④ 「金曜日の妻たちへ」、「オレゴンから愛」などの代表作でも人気
- 古谷一行の結婚と嫁
- 古谷一行の子供① 息子は降谷建志(Dragon Ash)
- 古谷一行の子供② 義娘はタレントのMEGUMI
- 古谷一行はAV女優の浅井理恵に浮気を暴露された
- 古谷一行の現在① 2022年8月に78歳で死去した事が報じられている
- 古谷一行の現在② 胃がんで手術を受け復帰を目指しトレーニングを積んでいた
- 古谷一行の死因は非公表
- まとめ
古谷一行のプロフィール
古谷一行のプロフィール
本名 :古谷一行(読みが「ふるや・かずゆき」)
生年月日:1944年1月2日
没年月日:2022年8月23日(享年78歳)
出生地 :東京都台東区浅草
出身地 :東京都豊島区大塚
身長 :170cm
血液型 :O型
古谷一行(ふるや・いっこう)さんは、1970年代のブレイクから現在まで高い人気を集め続ける俳優で、「横溝正史シリーズ」の金田一耕助役、「金曜日の妻たちへ」、土曜ワイド劇場「混浴露天風呂連続殺人」など、数々の代表作で知られています。
NHK朝ドラ「虹」、「ひよっこ」、NHK大河ドラマ「新・平家物語」、「元禄太平記」、「秀吉」、「利家とまつ~加賀百万石物語~」、記録的ヒットとなった1997年のドラマ「失楽園」への主演など、時代劇から現代劇まで幅広い作品に出演し、様々なキャラクターを演じ分けました。
人間味のあふれる演技で幅広い層から愛されていた古谷一行さんでしたが、2022年8月23日に78歳で亡くなりました。古谷一行さんは2020年に胃がんによる胃の全摘出手術を受け、以降2年にわたって俳優業を休止しており、復帰を目指しトレーニングされていたそうです。
しかしそのトレーニング中に体調を崩して病院に搬送されての死去だったという事です。復帰への期待もあっただけに、稀代の名俳優の死を惜しむ声が広がっています。
ここでは、そんな古谷一行さんについて改めてまとめていきます。
古谷一行の若い頃① 大学在学中に俳優座養成所に入り俳優活動を開始
古谷一行さんの若い頃の経歴や画像を紹介していきます。
古谷一行さんは太平洋戦争只中の1944年1月2日に、東京浅草で生まれました。日本の敗色が濃くなり、生まれてすぐに信州(長野県)に疎開されています。古谷一行さんの家族は両親と妹が1人で、父親は終戦後は文京区で写真館「古谷写真館」を営まれていました。
終戦後は東京都豊島区大塚で育ち、豊島区立大塚台小学校、豊島区立高田中学校を経て東京都立板橋高等学校(最新の偏差値は46)を卒業し、中央大学法学部(最新の偏差値は60〜62.5)へと進学されています。
古谷一行さんは小学生時代に、先生の勧めで豊島区の演劇コンクールに出演されています。これも俳優の道へ進むきっかけになった部分もあったのかも知れません。
また、大学入学当初は弁護士を志望されていたそうですが、大学2年生の時に演劇研究会に入り、その夏合宿に、演劇研究会の先輩で俳優座養成所の研究生だった人が指導に来てくれ、その練習方法に刺激を受けた古谷一行さんは本気で俳優を志すようになったそうです。
そして古谷一行さんは、中央大学3年生だった1964年、20歳の時に俳優座養成所に第16期として入所し、俳優としての活動をスタートさせました。
古谷一行さんは、俳優座養成所を1967年に卒業すると、俳優座の舞台を中心に活躍して演技の経験を積み、1969年に映画「新撰組」でスクリーンデビュー、翌1970年のNHK朝ドラ「虹」でテレビドラマへも進出しました。
古谷一行さんはテレビ進出後は若手俳優としてすぐに人気を上げ、1972年のNHK大河「新・平家物語」に平経盛役で、1975年の「元禄太平記」に間部詮房役でそれぞれ出演したのをはじめ、1974年の時代劇「鞍馬天狗」の沖田総司役、1976年のドラマ「遙かなる海」、1977年放送の時代劇「新選組始末記」の土方歳三役など、数々の作品にレギュラー出演されています。
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また、古谷一行さんは1974年に「古谷一行ファースト・アルバム〜言い忘れたさよなら」を発表して歌手デビューもしています。(1976年にこのアルバムからのシングルカットとして「燕の来る頃に」を発表)
古谷一行さんは歌手としては、作詞・作曲も手がけシンガーソングライターの先駆けとも言われています。アコースティックギターでの弾き語りも行い、甘く爽やかな歌声で特に若い女性を中心に人気を集め、全国でコンサートも開催しました。
古谷一行の若い頃② 「横溝正史シリーズ」の金田一耕助役が当たり役に
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古谷一行さんの若い頃の最大の当たり役となったのが、1977年から1978年にかけて放送されたテレビドラマシリーズ「横溝正史シリーズⅠ・Ⅱ」の主人公・金田一耕助役でした。
このシリーズは最高視聴率が41.5パーセントを記録した大人気作となり、このシリーズで15話を演じた以降も古谷一行さんは、1983年から2005年にかけて2時間ドラマ枠で放送された「名探偵・金田一耕助シリーズ」でも金田一耕助役を演じました。
金田一耕助役はこれまでに名だたる俳優達が演じてきたキャラクターですが、その中でも古谷一行さんの金田一耕助が一番好きという声が現在でも多くみられます。
金田一耕助さんが誰が演じても観ます。
— ro_me_3 (@chocolate8826) September 18, 2022
とりあえず観ます。
元のストーリーが何度読んでも面白いので。
けどやっぱり私は古谷一行さんの金田一耕助がいちばんなわけです。 pic.twitter.com/681Q605Wpf
追悼 古谷一行😢
— GEORGE★SHIRAI(ジョージ★シライ) (@GEORGESHIRAI) September 18, 2022
昨日、渋谷TSUTAYAでTV版の金田一耕助のDVDをレンタル。
TV版金田一耕助は古谷一行に限る!#金田一耕助 #獄門島 #横溝正史シリーズ pic.twitter.com/F1JySDmFMa
初めまして🙏
— カノン🍀 (@y777canon) September 25, 2022
金田一耕助ファンで、小説も全て持ってます✨
映画版の石坂浩二の金田一耕助も好きでしたが
ドラマ版の古谷一行さんはほんとピッタリでした‼️
今はあちらで横溝正史先生と語り合ってらっしゃるかな☺️
御冥福ををお祈りいたします🙏
古谷一行の若い頃③ 主演した土曜ワイド劇場「混浴露天風呂連続殺人」も大ヒット作に
金田一耕助役で国民的人気を得た古谷一行さんは、1982年に「土曜ワイド劇場」でスタートした2時間刑事ドラマシリーズ「混浴露天風呂連続殺人」シリーズの主人公の左近太郎警部役を演じました。これも、金田一耕助と並ぶ古谷一行さんの当たり役となりました。
混浴露天風呂連続殺人シリーズは、古谷一行さん演じる警視庁警部と、木の実ナナさん演じる山口かおり警部補の刑事コンビが、全国の温泉地で発生した事件を解決に奔走するサスペンスもので、各地の実在する温泉地を舞台にした秘湯巡り企画の側面もありました。
シリーズが24年間続いた中で、巡った温泉の数は85カ所にも上ったそうです。
1986年9月に放送されたシリーズ第5作「湯けむりに消えた女三人旅 田沢湖から乳頭温泉へ」は、関西地区で土曜ワイド劇場史上最高視聴率となる36.3パーセントを記録しています。
このシリーズで長年タッグを組んだ女優の木の実ナナさんとは、古谷一行さんは親友のような関係だったそうです。
古谷一行の若い頃④ 「金曜日の妻たちへ」、「オレゴンから愛」などの代表作でも人気
若い頃の古谷一行さんは上で紹介した以外にも数々の大ヒット作に出演されています。
代表作としては、女性を惑わす2枚目のエリートサラリーマンを演じて話題になった1983年と1985年の「金曜日の妻たちへ」(第1シリーズと第3シリーズ)や、日系アメリカ人二世の主人公を演じた1984年ドラマ「オレゴンから愛」などがあります。
古谷一行の結婚と嫁
古谷一行さんは1973年に一般の女性と結婚されています。
古谷一行さんの嫁は元CA(キャビンアテンダント)だという事ですが、一般の方という事で名前や年齢などの詳しい情報は公開されていません。
また、古谷一行さんと嫁の馴れ初めは共通の友人の紹介で知り合ったという事ですが真偽不明です。
古谷一行さんは、この嫁と初めて会ったときに何か感じるものがあり、すぐに結婚を意識されたそうです。古谷一行さんの方から猛烈にアプローチし、3度目のデートでプロポーズして結婚を決められたのだとか。
古谷一行さんは1992年にストリッパーでAV女優の浅井理恵さんとの浮気が発覚した事もあるのですが、その後は関係を修復されたようで、2018年に「徹子の部屋」に出演された際には、今でも嫁と2人きりで温泉旅行をする事などを幸せそうな様子で話されていました。
古谷一行さんの浅井理恵さんとの浮気については後述します。
古谷一行の子供① 息子は降谷建志(Dragon Ash)
古谷一行の息子・降谷建志のプロフィール
本名 :古谷健志(読みは同じ)
生年月日:1979年2月9日
出身地 :東京都
血液型 :B型
古谷一行さんの子供は1人で、1979年2月9日に生まれた息子の降谷建志さんです。
古谷一行さんの息子の降谷建志さんは、ミクスチャーロックバンド「Dragon Ash」のボーカル・ギターとして知られています。
降谷建志さんは1996年にDragon Ashを結成して本格的な音楽活動を開始し、1997年にメジャーデビューを果たし、Dragon Ashのボーカルとして瞬く間に国内を代表するミュージシャンの1人となります。
降谷建志さんは、親の七光りに頼りたくないとの想いから、古谷一行さんの息子である事を隠して活動されてきましたがDragon Ashがブレイクしてからそう間をおかずに判明し話題になりました。
古谷一行さんと息子の降谷建志さんの親子仲はとても良かったようで、降谷建志さんは古谷一行さん出演舞台をほとんど観劇しに来ており、古谷一行さんも降谷建志さんのライブを観に行った事があったのだそうです。
また、古谷一行さんは、息子の降谷建志さんから父の日にプレゼントを貰った事や、おさがりのジーンズを愛用している事などを嬉しそうに話されていました。
古谷一行の子供② 義娘はタレントのMEGUMI
降谷建志の義娘・MEGUMIのプロフィール
本名 :古谷仁(旧姓は山野)
生年月日:1981年9月25日
出身地 :岡山県倉敷市
身長 :158cm
血液型 :A型
古谷一行さんの子供は息子の降谷建志さん1人だけですが、その息子の降谷建志さんが、2008年7月に人気タレントのMEGUMIさんと結婚されているので、MEGUMIさんは古谷一行さんにとっては義娘にあたります。
古谷一行さんは、息子の降谷建志さんとMEGUMIさんがまだ結婚する前、事実婚状態だとして話題になっていた頃に、MEGUMIさんについてメディアに尋ねられて「すごく良い子」、「食事も一緒に行ったりと仲良くしている」と明かされ、公認の仲である事を明かされていました。
息子でロックバンドDragon Ashのボーカル・降谷建志と事実婚状態といわれるタレント・MEGUMIの話題になると「凄く良い子ですよ。食事も一緒に行ったり仲良くしています」と改めて公認、家族ぐるみで親しくしていることを明かした。
また、降谷建志さんとMEGUMIさんの結婚後も、古谷一行さんはMEGUMIさんの事をテレビ出演時などによく褒められていました。
19日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・正午)に俳優・古谷一行(74)が出演し、ミュージシャンで俳優の長男・降谷建志(39)について語った。
建志の妻はタレント・MEGUMI(36)。古谷は「元気のいい、すごく行動力のある嫁」と褒めた。
古谷一行の孫の降谷凪も話題に
古谷一行さんの息子の降谷建志さんと、その嫁のMEGUMIさんの間には2009年2月6日に子供が誕生しています。
降谷建志さんとMEGUMIさんの子供は息子さんで、古谷一行さんにとっては初孫にあたります。
古谷一行さんの孫は、降谷凪の名義で2020年公開の岩井俊二監督の映画「ラストレター」に出演して俳優デビューされています。
出典:https://kyoumachi-shinjuku.com/
古谷一行さんの死去が発表された後、降谷建志さんがインスタグラムで親子孫3代の和服姿の画像を公開されています。
古谷一行はAV女優の浅井理恵に浮気を暴露された
古谷一行の浮気相手の浅井理恵のプロフィール
生年月日:1970年10月5日
出身地 :埼玉県
身長 :164cm
血液型 :O型
1991年、古谷一行さんは土曜ワイド劇場「混浴露天風呂連続殺人」の混浴シーンで共演した、AV女優でストリッパーの浅井理恵さんに浮気を暴露されました。
これを受けて、古谷一行さんは一切言い訳もせず、取り繕うこともなく「はい、やりました」と潔く認めたため、批判はそれで収まってしまい、特にお咎めもないまま「混浴露天風呂連続殺人」シリーズも継続となりました。
一方で、浮気を暴露した浅井理恵さんに対しては、有料の記者会見を開いてマスコミから料金を徴収するなどしたため、金目当てに過去の浮気を暴露した卑劣な行為として逆に批判が集まりました。
ただ、実際には浅井理恵さんは自分の意思で古谷一行さんとの浮気の暴露を行なったわけではなく、当時所属していた事務所の社長にやらされていたとする説も出ています。
古谷一行の現在① 2022年8月に78歳で死去した事が報じられている
出典:https://news.tv-asahi.co.jp/
古谷一行さんは2022年8月23日に78歳で亡くなりました。
名探偵の金田一耕助役など、テレビドラマや舞台で親しまれた俳優の古谷一行(ふるや・いっこう=本名・かずゆき)さんが8月23日に死去したことが2日、分かった。78歳だった。所属事務所が発表した。
葬儀は遺族の希望で親族のみで執り行われたという事です。
時期は未定のようですが、関係者やファンに向けては、家族と相談の上で「お別れ会」を行う予定である事も所属事務所から発表されています。
古谷一行の現在② 胃がんで手術を受け復帰を目指しトレーニングを積んでいた
古谷一行さんは、2011年に肺がんを公表しましたが、手術と治療を受けて数ヶ月後に復帰を果たしました。その3年後の2014年には、脳へのがん細胞の転移が見つかりましたが、これも放射線治療を受けて回復しています。このように、古谷一行さんは何度も病を乗り越えていました。
その後は、2017年のNHK朝ドラ「ひよっこ」、映画「喰女-クイメ-」、「はなちゃんのみそ汁」、「マチネの終わりに」、舞台「マハゴニー市の興亡」など、多くの作品に出演し俳優デビュー50周年も迎えるなど変わらぬ活躍を見せていました。
しかし2020年、古谷一行さんは急性胃潰瘍で救急搬送されそのまま入院し、この時の検査で胃がんが判明して胃の全摘出手術を受けていました。
そして、古谷一行さんはこれをきっかけに俳優活動を休止せざるを得なくなり、体重も20kgも落ちてしまったという事です。
古谷一行さんはそれから2年間にわたり復帰を目指してトレーニングに通う日々を送られていたという事ですが、そのトレーニング中に体調を崩して病院に緊急搬送され、搬送先の東京都内の病院で死去されたという事です。
古谷一行の死因は非公表
古谷一行さんの死因は公表されていません。
古谷一行(ふるや・いっこう、本名=かずゆき)さんが8月23日、死去したことが2日、分かった。78歳。所属事務所が発表した。死因は非公表。
古谷一行さんの死因については、ネット上で新型コロナウイルスとの関連を疑う声がみられますが、死因とコロナウイルスは無関係と発表されています。
関係者によると、古谷一行さんは予期しない急死だったという事で、死因は何らかの理由による突然死だったと見られています。
まとめ
今回は、金田一耕助役や「混浴露天風呂連続殺人」シリーズ、大ヒットドラマ「金曜日の妻たちへ」などで知られる俳優の古谷一行さんについてまとめてみました。
古谷一行さんは若い頃は、俳優座の養成所の出身でドラマや映画を中心に活躍し、「横溝正史シリーズ」の金田一耕助役でブレイクしました。その後も数々の大ヒット作に主演されています。
結婚は1973年で、嫁は元キャビンアテンダントの一般人でした。子供は息子の降谷建志さんで、Dragon Ashのボーカルギターとして知られています。降谷建志さんが結婚したタレントのMEGUMIさんは義娘にあたります。
また、息子の降谷建志さんと嫁のMEGUMIさんとの間には、古谷一行さんにとって初孫となる男の子も誕生していて、降谷凪の名義で俳優デビューもされています。
過去には浮気相手の浅井理恵さんに浮気の事実を暴露された事がありましたが、あまりにも潔く事実と認めたため、逆に男らしいと評価を上げる結果となりました。
幅広い層から長年愛され続けた名俳優・古谷一行さんでしたが、2022年8月23日に78歳で亡くなりました。死因は非公表ですが、関係者によると予期せぬ急死だったとのことで、何らかの理由による突然死と見られています。
現在は、稀代の名俳優の死去を悼む声が各方面から多数上がっています。