2020年を象徴する出来事となった新型コロナウイルス騒動ですが、愛知県蒲郡市ではコロナ陽性発覚後にフィリピンパブに出かけた不届きな男性もいました。
この記事では、蒲郡市の「コロナばらまき男」の正体と噂されている伴充雅や逮捕の前科、そして死去やその後など現在までを総まとめしました。
この記事の目次
蒲郡市コロナばらまき事件とは
「蒲郡市コロナばらまき事件」とは、2020年3月4日に起こった騒動となります。
愛知県蒲郡市在住の50代男性Aは、同年の2月下旬より体調を崩していた同居中の両親が3月3日にPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスに感染していることが発覚。濃厚接触者となったAもPCR検査を受けたところ、3月4日に陽性判定が出ることになりました。
その後、保健所より入院先が決まるまで自宅待機を要請されていたAでしたが、同居中の息子に「ウイルスをばらまいてやる」と言い残し外出し、市内の居酒屋に立ち寄った後フィリピンパブへ入店したそうですね。
フィリピンパブでのAは、ホステス嬢を指名した後カラオケに興じていたようですが、息子より連絡を受けた店舗側に退店を促され自宅へ帰宅したとか。
Aの退店後のフィリピンパブでは、通報を受けた保健所職員により店舗中が消毒された他、濃厚接触の疑いのあるお客や店員たちが隔離措置やPCR検査を受ける羽目になってしまいました。
あまりに身勝手なAの行動は、ネット上でも大変な批判を集めることになりました。
コロナを撒き散らしに外出した蒲郡市のクズ、家にいても何もやることがないっていう典型的な無趣味の人間なのかなぁ?オレだったら休めって言われたら喜んで引きこもって艦これやるんだけどなぁ。趣味がないって悲しいね。
— ノリ田禾リθ月 (@nasanoj) March 7, 2020
蒲郡市コロナばらまき事件、感染者が1人出た
「蒲郡市コロナばらまき事件」では、居酒屋に15分、フィリピンパブに40分滞在することとなったAですが、巻き添えをくらい新型コロナウイルスに感染した被害者も出ました。
Aの巻き添えをくらい新型コロナウイルスに感染することとなったのは、フィリピンパブで働いていた30代の女性ホステスだったそうですね。
女性は、Aとの直接的な接触はなかったものの、Aが座っていた待合室のソファを利用したところ、新型コロナウイルスに感染してしまう羽目になりました。
蒲郡市コロナばらまき男の正体は伴充雅?…元暴力団員で前科持ちだった
「蒲郡市コロナばらまき事件」の犯人であるAに関しては、その界隈では有名人だったためか、すぐに本人が特定されています。
愛知県蒲郡で新型コロナウイルスばら撒いた人って、もう名前特定されてるのね…伴充雅って人ですって。轢き逃げ、恐喝の前科持ちらしいですよ。名前で調べたらたくさん出て来ました(;ω;) #新型コロナウイルス
— ヾ(=´・∀・`=) (@LQmEy6HpjJ6QGYN) March 8, 2020
Aの正体については、伴充雅(ばん みつお)さんという3度の逮捕歴のある元暴力団員だったそうで、事件当時は無職だったそうですね。
2006年:停車中に後続車にクラクションを鳴らされたことに激怒。トラブル相手となった男性を暴行し、1000円を脅し取った容疑で愛知県昭和警察署に逮捕。
伴充雅の逮捕歴②
2012年11月:車を運転中に、蒲郡市内の信号交差点で乗用車と衝突するもそのまま逃走した挙句に逮捕。
伴充雅の逮捕歴③
2018年1月:隣人との騒音トラブルの際に、引っ越し代名目で3000円を脅し取った容疑で逮捕。
ちなみに、伴さんの暴走をフィリピンパブ他に通報した息子は、事件当時30代だったようですが、祖父母や父親と一緒に新型コロナに感染していたとか。
蒲郡市コロナばらまき事件は逮捕案件だった
「蒲郡市コロナばらまき事件」については、被害にあったフィリピンパブが2週間の営業自粛に追い込まれた結果、数百万円単位の損害が出ています。
その結果、オーナーが警察に被害届を提出し、警察側も威力業務妨害容疑などで捜査をすすめていました。
そのため、伴充雅さんが病院から退院次第、警察からの事情聴取が始まるのではないかと噂されていたようですね。
蒲郡市コロナばらまき男は死去していた…死因は肺炎だった
コロナばらまき男、肝細胞がんの持病持ちだった
伴充雅さんは、「蒲郡市コロナばらまき事件」の2週間後となる2020年3月18日に、入院先の病院で急死しています。伴さんの死因については、新型コロナウイルスによる肺炎でした。
2020年6月23日現在、50代の新型コロナウイルス感染者の死亡例は25人しかない状況でしたが、伴さんの場合は肝細胞がんの持病があったことが、数少ない死亡例に繋がってしまったようですね。
ちなみに死亡後の伴さんは、フィリピンパブのオーナーが被害届を取り下げなかったため、2020年6月5日になると、愛知県警により偽計業務妨害容疑で書類送検されることになりました。
新型コロナウイルスに感染した愛知県蒲郡市の無職男性(当時57歳)が市内のパブで「俺は陽性だ」などと話し業務を妨害した事件で、愛知県警は5日、感染による肺炎でその後死亡した男性を偽計業務妨害容疑で書類送検した。
蒲郡市コロナばらまき事件のその後…被害にあったパブは繁盛していた
「蒲郡市コロナばらまき事件」のその後については、被害にあったフィリピンパブは、事件を知ったかつての常連たちが応援のために店まで足を運んでくれたこともあり、風評被害による閉店は回避出来たそうですね。
とはいえ、伴充雅さんが病死したことで自粛中の損害賠償の請求先もなくなったため、店の関係者も悶々とした日々を過ごしているとか。
昼間はカラオケ喫茶として営業していますよ。かつての常連が『応援したい』という気持ちから、訪ねてきていて、お昼の営業はなかなか好調のようです。ただ、“ばらまき事件”では何百万円という大損害をこうむっているそうですからね。損害賠償を請求しようにも、当人がこの世にいないんじゃ、どうすることもできない。
蒲郡市コロナばらまき事件についてまとめてみると…
「蒲郡市コロナばらまき事件」については、1人の人間の身勝手な行動により多くの混乱が生まれたものの、被害にあったフィリピンパブも何とか風評被害を回避出来たようです。
病死した伴充雅さんのご冥福を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。