2021年4月に発生した大阪府大東市の女子大生殺人事件の被害者・吉岡桃七さんがネットで誹謗中傷を受けています。
この記事では吉岡桃七さん殺人事件の概要、出身高校や大阪産業大学での活動、顔写真や家族、犯人の犯行動機や騒音トラブルの噂などについてまとめました。
この記事の目次
吉岡桃七さんは大阪府大東市女子大生殺人事件の被害者
吉岡桃七さんは2021年4月28日に大阪府大東市のワンルームマンションで発生した殺人事件の被害者です。
吉岡桃七さんは殺害された当時、大阪府大東市の「大阪産業大学」の4年生で、現場マンションの3階に大阪産業大学に入学した2018年の春頃から住んでいました。
今回はこの大阪府大東市女子大生殺害事件の被害者の吉岡桃七さんについて見ていきます。
吉岡桃七さんが殺害された大阪府大東市女子大生殺害事件の概要
まずは、吉岡桃七さんが殺害された大阪府大東市女子大生殺害事件の概要を書いていきます。
事件が発生したのは2021年4月28日で、事件現場となったのは吉岡桃七さんが住むマンション3階の部屋でした。
通報により駆けつけた警察官によって吉岡桃七さんの遺体が発見されました。吉岡桃七さんの遺体には、殴られたり刺されたりしたような傷が数十ヶ所あり、死因は後頭部の粉砕骨折および、左太ももの動脈が切られたことによる失血死と発表されています。
現場からは、長さ約60cmの木の棒にワイヤーで包丁をくくりつけた手製の槍、吉岡桃七さんのものと思われる血液の付着したバールなどの凶器が発見されています。
そして、吉岡桃七さんの遺体が発見された直後に、真下の2階の部屋で爆発音のような大きな音とともに火災が発生しており、その後、その部屋に住む嘉本悟という当時48歳の男が遺体で発見されました。この男の死因は急性一酸化炭素中毒と発表されています。
その後、事件発生直前に、この嘉本悟と思われる男がベランダに梯子をかけて吉岡桃七さんの部屋のから自身の部屋のベランダへと降りている姿が近隣住人に目撃されていた事や、事件現場から見つかった凶器にこの男の指紋が付着していた事などから、犯人はこの嘉本悟の可能性が高いと見られています。
事件発覚時の動画
吉岡桃七さんの出身高校は京都府立網野高校と特定か
出典:https://cdn.statically.io/img/i0.wp.com/
大阪府大東市女子大生殺人事件の被害者・吉岡桃七さんの出身高校は「京都府立網野高校」である可能性が高いようです。
これは、吉岡桃七さんが生前に利用していたインスタグラムが特定され、そこに投稿されていた高校時代の写真などから判明した情報です。
このインスタ投稿の内容などから吉岡桃七さん高校時代には新体操部に所属していた事も判明しています。
なお、このインスタグラムアカウントは既に鍵がかけられて閲覧不可となっているため、画像の掲載は差し控えます。
また、吉岡桃七さんが友人と共同で利用していたと思われるTwitterアカウントも特定されていますが、こちらも既に鍵かかけられ閲覧不可となっています。
吉岡桃七さんは大阪産業大学4年でサッカー部マネージャーだった
事件発生当時の報道では、吉岡桃七さんの大学は「大阪府内の私立大学」とだけ報じられていましたが、その後の産経新聞などの報道により「大阪産業大学」の4年生だった事が明かされています。
報道によれば、吉岡桃七さんは京都府京丹後市の出身で、大阪産業大学ではサッカー部に所属してマネージャーを務めていたという事です。大学の同級生の証言によれば、とても性格の良い方だったとの事。
被害者の吉岡桃七(ももな)さんは平成30年春に大阪産業大(大阪府大東市)に入学したのを機に現場マンションに入居していた。京都府京丹後市出身で、大学ではサッカー部のマネジャーを務めており、同級生の女性(21)は「悪口とか愚痴を言わない、相手のことを考える子だった」。
吉岡桃七さんの大阪産業大学での学部などは明らかになっていません。
吉岡桃七さんのインスタグラム特定で顔写真が多数流出で誹謗中傷被害も
大阪府大東市女子大生殺人事件の被害者である吉岡桃七さんですが、インスタグラムアカウントが特定され、そこに掲載されていた顔写真が多数ネット上に流出しています。
さらに、この後詳しく書きますがこの事件の犯行動機として「騒音トラブル」や犯人と思われる嘉本悟が騒音被害を受けているとの被害妄想を抱いて犯行に及んだ可能性が浮上しています。
この事から、ネット上では吉岡桃七さんがインスタグラムに投稿していた写真に部屋で楽しそうに友人と過ごしているものが多数含まれていた事を根拠として、あたかも吉岡桃七さんが部屋で連日大騒ぎをして騒音を出しており、殺害されたのは自業自得だとでも言わんばかりの誹謗中傷の書き込みが見られるようです。
しかし、事件現場に住む20代の男性は、吉岡桃七さんの部屋がうるさい事はなかったと証言しています。
男性は「吉岡さんの部屋がうるさいことは今までなかった」と証言。
被害者に対する誹謗中傷被害のこれ以上の拡大を防ぐ意味でも、吉岡桃七さんの顔写真についてはテレビのニュース報道などで公開されているもの以外の掲載はこの記事では差し控えます。(モザイク処理したものと顔が隠れている画像のみ掲載)
吉岡桃七さんの家族は?
吉岡桃七さんの実家は京都府京丹後市という事が判明していますが、実家の家族についての情報は現在のところ何も明らかになっていません。
吉岡桃七さん殺人事件の犯人と思われる嘉本悟について
続いては、大阪府大東市女子大生殺人事件で吉岡桃七さんを殺害した犯人とみられる嘉本悟についてもみていきます。
吉岡桃七さん殺害の犯人と思われる嘉本悟は島根県出雲市の出身で、地元で畜産関係の仕事をした後に大阪に移住したという事です。
島根県出雲市出身の男性は地元で畜産などの職についた後、大阪に移住。
事件当時は、大阪府吹田市に本社を置くビルメンテナンス会社の社員で、派遣先のビルに合わせて居住地を転々としており、事件現場となった大阪府大東市のマンションには、事件の約5年前の2016年頃に入居したという事も判明しています。
吉岡さんを殺害した疑いがある嘉本(かもと)悟社員は、同府吹田市に本社のあるビルメンテナンス会社に所属。派遣先を転々としていたとみられ、現場マンションには約5年前から住んでいた。
この犯人と思われる嘉本悟の顔写真は公開されていませんが、同マンションに住む男性から「キツネ顔でヒステリックな感じ、思い込みの激しい感じがする」との証言が出ています。
吉岡桃七さん殺害後に犯人の嘉本悟は自室に火を放ち死亡
犯人と思われる嘉本悟は、吉岡桃七さんの殺人事件が発生した直後に、事件現場真下の自身の部屋に灯油を撒いて火を放ち、急性一酸化炭素中毒で死亡しています。
状況から見て計画的な自殺だったのではないかと推測されますが、現在のところ遺書などは発見されていないようです。
吉岡桃七さん殺害の動機は犯人・嘉本悟の妄想による騒音トラブルか
犯人と思われる嘉本悟が既に死亡している事や、嘉本悟と被害者の吉岡桃七さんの接点は現在のところ確認されていないという事などから、大阪府大東市女子大生殺人事件の犯行動機は未だ特定されていません。
しかし、その後の報道や警察発表などから明かされた情報により、嘉本悟の吉岡桃七さん殺害の動機は嘉本悟の被害妄想による「騒音トラブル」であった可能性が浮上しています。
犯人の嘉本悟は事件前に別の住人と騒音トラブルを起こしていた
犯人と思われる嘉本悟は、吉岡桃七さんが殺害される事件の直前の2021年4月上旬頃に、隣の部屋に住む20代の男性と騒音トラブルを起こしていた事が判明しています。
最近まで嘉本社員の隣に住んでいた20代男性も4月上旬の夕方ごろに突然、壁をドンドンとたたかれた。数時間にわたって続き、数日後にも、深夜から朝にかけて同様の行為が繰り返されたという。 当時、男性は就寝中などで大きな物音を立てていなかったが「執拗(しつよう)に壁をたたかれて恐怖を感じた。
この20代男性は警察にも相談していたという事ですが、嘉本悟の奇行に恐怖を感じて、吉岡桃七さんが殺害された事件の約1週間前に同マンションを引っ越しているようです。
犯人の嘉本悟が生活音に敏感になっていたとの家族の証言
事件の発生後、犯人と思われる嘉本悟の親族が、嘉本悟が「周囲の生活音に敏感になっていた」と警察に説明している事が判明してます。
吉岡桃七(ももな)さん(21)が殺害された事件で、真下の部屋に住んでいた男性(48)の親族が、「男性は(周囲の)生活音に敏感になっていた」と大阪府警に説明していることが明らかになった。
この「敏感になっていた」との表現だけではなんとも言えませんが、敏感と言うからには些細な音にも過剰に反応していたのではないかと推測できます。
こうした情報から、インターネット上では、嘉本悟が「統合失調症」などが原因となった幻聴などから騒音の被害妄想を抱いており、それが犯行動機になった可能性も指摘されています。
犯人の嘉本悟は事前に犯行を計画していた可能性が高い
事件現場となった吉岡桃七さんの部屋からは、長さ約60cmの木の棒にワイヤーで包丁をくくりつけた手製の槍や、血のついたバールなどの凶器が発見されていましたが、この凶器からは犯人の嘉本悟の指紋が検出されています。
その後の警察による捜査により、犯人の嘉本悟が、ホームセンターでこの棒やバールを事件直前に購入していた事が明らかになっており、事前に計画的に犯行準備を進めていた可能性が高まっています。
一方で、男性が計画的に襲撃の準備を進めていた疑いも浮上している。男性は3種類の凶器で吉岡さんを襲った可能性があり、うち一つは木製の棒(約60センチ)の先に包丁をワイヤでくくり付けたものだった。自作とされ、この棒に付着していた指紋が男性のものと一致した。男性宅からはホームセンターの複数のレシートが見つかり、棒やバールなどを事件直前に購入していたことも判明した。
また、事件現場となった吉岡桃七さんの部屋のドアの外側に、内側から開きにくくなるようにドアストッパーが置かれていたとの情報も発表されており、犯人の嘉本悟が事前に吉岡桃七さんの逃亡を防ぐ目的で設置していたと見られています。
これらの情報から、犯人の嘉本悟は騒音被害を受けているという妄想(実際に騒音被害があった可能性もなくはないが)、によって以前から恨みを募らせていた事が動機となり、計画的に準備をしてベランダ伝いにハシゴを登って吉岡桃七さんの部屋へと侵入し犯行に及んだとする説がネット上では有力です。
まとめ
今回は2021年4月28日に大阪府大東市のマンションで発生した女子大生殺人事件の被害者・吉岡桃七さんを中心にまとめてみました。
吉岡桃七さんは真下に住む当時48歳の男・嘉本悟の襲撃を受けて殺害されたとみられていますが、この犯人と思われる嘉本悟も事件発生直後に自室に自ら火を放って死亡しています。
その後、吉岡桃七さんのインスタグラムが特定された事で、出身高校が京都府立網野高校である事や顔写真なども判明し、そこからネット上での誹謗中傷なども起きているようです。
吉岡桃七さんは事件当時は大阪産業大学の4年で、サッカー部のマネージャーを務めていました。
一方、犯人と思われる嘉本悟は、島根県出雲市の出身で、地元で畜産関係の仕事をした後に大阪に移住し、大阪ではビルメンテナンス会社で働いていました。事件現場のマンションには2016年頃に入居し、事件前に別の住人との騒音トラブルなども起こしていたようです。
事件の動機については、嘉本悟が一方的に騒音被害の妄想を抱き、次第に恨みを募らせて計画的に犯行に及んだとする見方が有力となっています。