平澤俊乃さんを殺害したとして逮捕された和久井学が話題です。
この記事では和久井学の生い立ち、実家自宅の両親など家族、学歴や経歴、年収、過去の結婚歴、愛車のNSX売却経緯、平澤俊乃さんを殺害した事件の動機、結婚詐欺の主張や平澤俊乃さんの自業自得との声、裁判での判決についてまとめました。
この記事の目次
- 和久井学は平澤俊乃さん刺殺事件で逮捕された男
- 和久井学の生い立ち① 大人しい性格で将来の夢はF1レーサー
- 和久井学の生い立ち② 中学校〜高校時代
- 和久井学の自宅は神奈川県川崎市川崎区の実家
- 和久井学の両親など家族
- 和久井学の学歴
- 和久井学の経歴① バイク便のドライバーとして業界では有名だった
- 和久井学の経歴② 事件から4年前の時点ではフードデリバリーの仕事
- 和久井学の年収
- 和久井学の結婚歴
- 和久井学は長年の愛車のNSXとNRを平澤俊乃さんに貢ぐために売却
- 和久井学が平澤俊乃さん刺殺事件を起こした動機は騙されたと逆恨みした事
- 和久井学は平澤俊乃さんから結婚詐欺にあったと主張
- 和久井学の平澤俊乃さん刺殺事件に対しては被害者側の自業自得という声も
- 和久井学の現在~一審で懲役15年の判決が下る
- まとめ
和久井学は平澤俊乃さん刺殺事件で逮捕された男

和久井学(わくい・まなぶ/事件当時51歳)は、2024年5月8日未明(午前3時10分頃)に東京都新宿区西新宿5丁目の高級タワーマンション敷地内で、このマンションに住む平澤俊乃さん(事件当時25歳)を刃物で滅多刺して殺害したとする殺人の容疑で逮捕された男です。(殺人未遂で現行犯逮捕され、その後被害者の死亡により殺人容疑に切り替え)
東京都新宿区のタワーマンションの敷地内で知人女性をナイフで刺したとして、警視庁は8日、川崎市川崎区大島5丁目、職業不詳の和久井学容疑者(51)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、発表した。女性は搬送先の病院で死亡が確認され、殺人容疑に切り替えて調べる。
和久井学は、被害者の平澤俊乃さんとは平澤さんの「ライブ配信」を通して知り合い、2020年頃に当時、平澤俊乃さんが働いていたガールズバーを訪れるようになったようです。
2021年12月、平澤俊乃さんは東京・上野に「Club Charme(クラブシャルム)」という自分のお店をオープンさせていますが、和久井学はこの時に愛車を売却して作って現金1000万円を持参し平澤俊乃さんに渡していたという事です。
ところが、その直後に和久井学はお店を出禁にされた上、平澤俊乃さんは警察にストーカーに遭っていると警察に相談。その後、和久井学は警察からの口頭注意を無視して平澤俊乃さんに付きまとったとして、2022年5月にストーカー規制法違反容疑で逮捕されています。
これは起訴猶予処分とされましたが、和久井学に対して、2023年6月までの平澤俊乃さんに対する接近禁止命令が裁判所から出されました。
こうした経緯があって一方的に恨みを募らせた和久井学は、トラブルになってから約2年半後の2024年5月8日に自宅から平澤俊乃さんが出てくるのを待ち伏せし事件を引き起こしたとみられています。
和久井学の生い立ち① 大人しい性格で将来の夢はF1レーサー
和久井学の生い立ちについては、神奈川県川崎市川崎区大島5丁目の出身で、子供の頃から大人しい性格だった事などが近隣住民の証言によりわかっています。
学くんは子供の頃からおとなしい性格ですごくいい子でした。
悪ぶったりグレたりすることもなかったし、大人になってからも態度が悪いと感じたことはなかったので、今回の事件にはびっくりしました。
また、和久井学の実家の父親がメディアの取材に応じており、和久井学は子供の頃から車やバイクが好きで、将来の夢はF1レーサーだった事などを明かしています。
学は優しくて本当にいい子なんですよ。それこそ自分の影響で、学は昔から車やオートバイが好きでね。子どものころからスポーツカーやF1レースの本とかをよく読んでて、将来の夢もたしかF1レーサーだったと思う。
引用:〈西新宿・タワマン刺殺〉容疑者の父が反論激白40分「息子はストーカーじゃない」「女性が少しでもお金を返してくれたら…」被害女性との出会いはK-POPアイドルの“推し活”だった
また、和久井学の父親は、和久井学が小学生の頃にゴーカートを買ってあげて、ミニサーキットへ連れて行っていた事なども明かしています。
小学生のころから乗り物が好きでね。“レーサーになりたい”と夢を持っていたので、子ども用のゴーカートを買ってあげ、休みにはそのゴーカートをバンに積んでミニサーキットに連れて行った。
引用:《新宿タワマン殺人事件》愛車売却で工面した1000万円を被害者女性に渡した途端に別れ話、“ストーカー中年”容疑者の実父が明かす「警察に結婚詐欺を訴えたが」
和久井学の生い立ち② 中学校〜高校時代
和久井学の父親によれば、和久井学は中学時代はバスケットボール部に所属し、性格は明るくはなかったものの悪さをするような子ではなかったという事です。
特別に性格が明るい子ってわけじゃなかったけど、地元の中学校ではバスケットボール部に所属していて、なにか悪いことをするような子じゃなかった。
引用:〈西新宿・タワマン刺殺〉容疑者の父が反論激白40分「息子はストーカーじゃない」「女性が少しでもお金を返してくれたら…」被害女性との出会いはK-POPアイドルの“推し活”だった
和久井学の父親によると、和久井学は高校3年生の時に免許をとって毎月のように友人とドライブに出かけたり、鈴鹿サーキットにレース観戦に行ったりと相当な車好きだったようです。
また、和久井学は学生時代に彼女はいなかったと思うとの事ですが、バイク仲間の女友達が自宅に遊びに来た事はあったといいます。
高校では部活に入らなかったけど、高校3年生のころに免許を取ってからは毎月のように、車好きの友達とドライブに出かけてたし、鈴鹿サーキットにも観戦しに行ってたね。学生時代はとくに彼女がいたとか聞いたことはなかったけど、オートバイ仲間も多かったから女の子の友達がウチに来たこともあるよ。
引用:〈西新宿・タワマン刺殺〉容疑者の父が反論激白40分「息子はストーカーじゃない」「女性が少しでもお金を返してくれたら…」被害女性との出会いはK-POPアイドルの“推し活”だった
和久井学の自宅は神奈川県川崎市川崎区の実家

和久井学の自宅は逮捕当時の報道で「川崎市川崎区大島5丁目」である事がわかっています。
警視庁新宿署は8日、川崎市川崎区大島5の職業不詳、和久井学容疑者(51)を殺人未遂容疑で逮捕した。
また、複数のメディアが事件当時、和久井学は実家で両親と3人で暮らしていたとの情報を明らかにしています。
和久井学の自宅である実家は古い木造2階建だという事です。
和久井容疑者は川崎市川崎区生まれ。両親と3人、古い木造2階建ての家で暮らしていた。
引用:〈西新宿・タワマン刺殺〉容疑者の父が反論激白40分「息子はストーカーじゃない」「女性が少しでもお金を返してくれたら…」被害女性との出会いはK-POPアイドルの“推し活”だった
この和久井学の自宅である実家には警察による家宅捜索が入っている他、一部のテレビ局も取材しており、フジテレビ系列などは和久井学容疑者の自室にまで入ってリポートしています。
FNNは、逮捕された和久井学容疑者の自宅の部屋を取材した。 そこから見えてきた、男の素顔とは…。 棚に並ぶ複数のミニカーと、さまざまなアイドルのグッズ。 趣味が凝縮されたこの棚があるのは、殺人の疑いで9日に送検された、和久井学容疑者(51)の部屋。 棚に入りきらなかったのか、部屋の外にも和久井容疑者が集めたものが並んでいた。
和久井学の両親や家族がメディアの取材に対して協力的な姿勢だったのでしょう。
和久井学の両親など家族
和久井学の家族については、高齢の両親の存在のみ明らかになっています。
和久井学は子供の頃から両親と3人家族で実家で暮らしていたと複数メディアが報じており、兄弟はおらず一人っ子として育った可能性が高いようです。
また、事件を起こした頃までは和久井学と80代の父親と2人で暮らしており、70代後半くらいの母親は足を悪くして介護施設に入所していたとの近隣住民の証言が出ています。ただ、事件前に、母親は実家に戻ってきていたとの情報もあるようです。
元々ご両親と3人暮らしでしたが、お母さんは介護施設に入ったりして、ここ数年はお父さんと学くんの2人暮らしでした。また最近は戻っているようですけど…。お父さんは80代でお母さんは70代後半くらいかな
和久井学の学歴
和久井学の学歴については詳しい情報がありません。
和久井学の出身中学校がどこかはわかっていませんが、和久井学の実家の住所は「川崎市川崎区大島5丁目」と報じられており当時からこの場所が自宅だったようです。
この住所から、和久井学の出身中学校は「川崎市立渡田中学校」ではないかと推測されています。
その後、父親の証言によれば、和久井学は高校に進学しているようです。和久井学が地元の公立高校を卒業しているとの報道が出ていると一部のウェブサイトに書かれていますが、そうした報道は確認できないため真偽不明です。
また、和久井学が高校進学後に大学や専門学校に進学したとする情報は現在の時点では出ておらず、最終学歴は高校卒業の可能性が高いと見られています。
和久井学の経歴① バイク便のドライバーとして業界では有名だった

和久井学の経歴についてはいくつかの情報が明らかになっています。
一部ニュースメディアの報道によると、和久井学は事件から見て30年ほど前にバイク便のドライバーの仕事をしていたようです。

当時の同僚によれば、バイク便時代の和久井学は所長など管理職にも就いており面倒見が良く人望のある人物だったという事です。
和久井容疑者の元勤務先の同僚:
バイク便やっていた時に一緒だった。面倒見のいい人だったんですよね。所長みたいなのもやったことあって。
かつて、小型の荷物を運搬するバイク便のライダーをしていたという和久井容疑者。
引用:【独自】「部屋の前にシャインマスカット」被害者知人が語った和久井学容疑者の“変貌” クラブオープン時に1000万円の札束 新宿タワマン殺人事件
また、当時の和久井学はバイク便のドライバーとしても優秀で、1ヶ月に100万円稼ぐ事もあり、界隈では有名な人物だったという事です。
和久井容疑者の元勤務先の同僚:
和久井さんは稼いでいるので有名でしたね。“稼いでいるライダー”っていうのは結構有名になるんですよ。当時はバブリーで。本当、月に100万円とか。
引用:【独自】「部屋の前にシャインマスカット」被害者知人が語った和久井学容疑者の“変貌” クラブオープン時に1000万円の札束 新宿タワマン殺人事件
和久井学の経歴② 事件から4年前の時点ではフードデリバリーの仕事

和久井学は事件から見て4年前の時点ではフードデリバリーの仕事をしており、事件を起こした当時も同じ仕事をしていたと見られています。
川崎市に両親と3人で暮らす和久井容疑者。フードデリバリーを仕事としていました。
容疑者の昔の同僚 「4年くらい前、仕事途中に寄って『元気?』『忙しいからじゃあね』と」 「(Q.容疑者の当時の仕事は?)配送の仕事をしていると言っていた」
和久井学がバイク便の仕事をいつどういった経緯で辞めたのかや、いつからフードデリバリーの仕事を始めたのかなど詳しい事はわかっていません。
ただ、Xに和久井学のバイク便時代に内勤として同じ会社に勤務していたと主張する人物が、当時の和久井学についての暴露投稿を多投し注目されていました。
バイク便時代、夕方配送終了時に「今日さあ、堀船でNRが買えそうな値段で売っててさぁ、今から見に行きたいから今日上がっていい?」と言った君がこんな事に
— たこちゅ(芸事蒐集家) (@shikochuu) May 8, 2024
かなしい、かなしい https://t.co/MehZIsDgSm
この方の投稿によると、和久井学がバイク便の仕事を辞めたのは、内勤の配車係を恫喝して解雇されたというが真相だという事です。
そもそもバイク便辞めたのも度々内勤の配車に恫喝まがいの文句つけてて当時の上司がバイク仲間だったのが
— たこちゅ(芸事蒐集家) (@shikochuu) May 8, 2024
かばいきれなくなって見限ったんだからな😇 https://t.co/bEzXYrSoWH
また、和久井学はバイク便を辞めた後は、軽貨物配送をしていたとの情報も暴露されています。
違うぞ バイク便辞めて軽貨物配送でもう1台持ってただけだ
— たこちゅ(芸事蒐集家) (@shikochuu) May 9, 2024
【西新宿タワマン刺殺事件】被害者は平澤俊乃さん(25)身元判明「頂き女子」の声…和久井学容疑者、NSXから軽ワゴン車に https://t.co/sBvblgi1Et
この投稿者が本当に和久井学の同僚かを確かめる術がないため全てが本当なのかは分かりませんが、和久井学はキャバクラ嬢に逆恨みして殺害するような常識から逸脱した世界に生きる男なので、バイク便時代から問題行動があったとしても別に不思議ではありません。
和久井学の年収
和久井学は、少なくとも1000万円以上を事件の被害者である平澤俊乃さんに貢いでいた事がわかっており、事実として大きな金額を動かしている事から年収額にも注目が集まっているようです。
結論から言えば和久井学の正確な年収はわかっていませんが、事件当時のフードデリバリーの仕事では月収20万円ほどを稼いでいたという事です。
バイク便時代は月に100万円を稼いでいたという事なので、年収は1000万円超だった可能性もありますが、ずっと実家暮らしだったという事もあって相当な金額を蓄えており、それを平澤俊乃さんにほとんど貢いでしまったのかも知れません。
和久井学は逮捕後に消費者金融に700万円の借金があると供述していたとの情報も出ていますが、実家や土地を担保にして借りた可能性も考えられるため年収額が高い証拠にはなりません。
東京・新宿のマンション敷地内で住人の平沢俊乃さん(25)が刺殺された事件で、川崎市川崎区、自称配達業和久井学容疑者(51)(殺人容疑で送検)が「消費者金融などに約700万円の借金がある」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。
和久井学の700万円の消費者金融からの借金が事実であれば、和久井学の両親が肩代わりして返済する事になるかもしれません。
和久井学の結婚歴
和久井学には過去に1度結婚歴がある事がわかっています。結婚相手は同世代の子持ちの女性だったそうですが、結婚から5年で離婚しており、2人の間の子供はいなかったようです。
息子は30代半ばのころ、同年配の子持ちの女性と結婚し、5年で離婚している。原因は性格の不一致だった。
引用:《新宿タワマン殺人事件》愛車売却で工面した1000万円を被害者女性に渡した途端に別れ話、“ストーカー中年”容疑者の実父が明かす「警察に結婚詐欺を訴えたが」
和久井学の父親の証言によれば、結婚後、和久井学は実家の2階に夫婦で住んでいたそうです。
ウチの2階に一緒に住んでて、仕事がない日はよく奥さんと一緒にドライブに出かけてたね。でも5年くらい前に出ていかれてな。本人は『いろいろあったから…』と言うだけで詳しいことは話さなかった
引用:〈西新宿・タワマン刺殺〉容疑者の父が反論激白40分「息子はストーカーじゃない」「女性が少しでもお金を返してくれたら…」被害女性との出会いはK-POPアイドルの“推し活”だった
和久井学は長年の愛車のNSXとNRを平澤俊乃さんに貢ぐために売却

出典:https://livedoor.blogimg.jp/
和久井学は、「アキュラNSX」というスポーツカーと、「ホンダNR」というオートバイを長年愛車として所有していたようです。いずれも希少車で価値がありましたが、2021年に和久井学は両方とも売却しています。
愛車のスポーツカー『アキュラNSX』はマニア垂涎の希少車で、中古販売価格で1400万円の値がつくことも。同じく希少モデルのバイク『ホンダNR』は中古市場にもめったに出ず、買い取り額は新車価格520万円を上回るケースが目立つ。容疑者は2021年末にいずれも売却している。
引用:《新宿タワマン殺人事件》愛車売却で工面した1000万円を被害者女性に渡した途端に別れ話、“ストーカー中年”容疑者の実父が明かす「警察に結婚詐欺を訴えたが」
和久井学のfacebookが特定されていますが、このアカウントにも「アキュラNSX」と「ホンダNR」の画像が多数掲載されていて愛車として大切にしていた様子が窺えます。

和久井学は何十年も大切にしていた愛車である「アキュラNSX」と「ホンダNR」と売却した理由は、事件の被害者である平澤俊乃さんに「本気で結婚するなら車とかバイクを処分してお金にしてくれ」と求められたためだと、和久井学の父親が主張しています。
相手の女性に『本気で結婚するなら車とかバイクを処分してお金にしてくれ』と言われたそうで、『なんだそれ?』と聞いていて違和感はあったよね。
引用:〈西新宿・タワマン刺殺〉容疑者の父が反論激白40分「息子はストーカーじゃない」「女性が少しでもお金を返してくれたら…」被害女性との出会いはK-POPアイドルの“推し活”だった
和久井学の父親によると、和久井学は「アキュラNSX」と「ホンダNR」を売却して現金1000万円を作り、それを平澤俊乃さんに全て渡していたという事です。
学は20年くらい乗っていたホンダの『NSX』って車と『NR』ってオートバイを売って1000万円をつくってAさんに渡したみたいなんだ。
引用:〈西新宿・タワマン刺殺〉容疑者の父が反論激白40分「息子はストーカーじゃない」「女性が少しでもお金を返してくれたら…」被害女性との出会いはK-POPアイドルの“推し活”だった
これについては、平澤俊乃さんが経営していたお店の常連客も同様の証言をしています。
平沢さんの店の常連客:
和久井容疑者と平沢さんはコロナ禍だったので1.5mの距離をとっていました。すると、私の見ている目の前で、いきなりバーンって平沢さんに1000万円の札束を見せたんです。平沢さんは驚きつつも、1000万円の札束を他の客に触らせていたという。
引用:【独自】「部屋の前にシャインマスカット」被害者知人が語った和久井学容疑者の“変貌” クラブオープン時に1000万円の札束 新宿タワマン殺人事件
和久井学が平澤俊乃さん刺殺事件を起こした動機は騙されたと逆恨みした事
和久井学は平澤俊乃さんの自宅マンションの前で待ち伏せをし、刃物で滅多刺しにして殺害しました。
和久井学がこの事件を起こした動機については、取り調べに対し「お金を返して欲しかった」との供述をしていたようです。
和久井学は事件を起こす前に父親に、借金も含めて2000万〜3000万円ものお金を平澤俊乃さんに渡したと話していた事もわかっています。
さらに、和久井学は警察に平澤俊乃さんから結婚詐欺にあったと主張するも取り合ってもらえなかったとも話していたようです。
こうした経緯から見て、和久井学の犯行の動機は、愛車を売り消費者金融から借金をしてまで貢いだ数千万円を平澤俊乃さんに結婚を餌に騙し取られたと感じ、一方的に恨みを募らせた事ではないかと推測されます。
仮にこれが動機だとすれば痛いとしか言いようがありません。
和久井学は平澤俊乃さんから結婚詐欺にあったと主張

動機のところでも触れていますが、和久井学は平澤俊乃さんから結婚詐欺にあったと主張していました。
和久井学の父親は、和久井学が平澤俊乃さんから「本気で結婚する気があるならお金を持ってきて」と言われ、愛車の「アキュラNSX」と「ホンダNR」を売却して1000万円を作り持っていったと説明しています。
息子が、長年愛用してきたバイクと車を売ることを決めた。“近いうちに家を出る”と言うので理由を尋ねると、“結婚するかもしれないから”って。交際中の女性から“本気で結婚する気があるならお金を持ってきて”と言われ売却に踏み切ったらしい。
引用:《新宿タワマン殺人事件》愛車売却で工面した1000万円を被害者女性に渡した途端に別れ話、“ストーカー中年”容疑者の実父が明かす「警察に結婚詐欺を訴えたが」
ところが、すでに触れたように、和久井学は大金を貢いだにも関わらず、平澤俊乃さんに店を出禁にされた上、ストーカー扱いされてストーカー規制法違反容疑で逮捕までされてしまいました。
ここで和久井学はようやく現実を思い知らされたと思われ、結婚の話は嘘でお金を騙し取るための餌だったのだとついに気がつき、警察に結婚詐欺にあったと訴えるも、これまでの経緯もあって相手にされなかったようです。
別れたあとは恋愛感情は冷め、結婚詐欺で訴えようとしたが警察に取り合ってもらえなかった
引用:《新宿タワマン殺人事件》愛車売却で工面した1000万円を被害者女性に渡した途端に別れ話、“ストーカー中年”容疑者の実父が明かす「警察に結婚詐欺を訴えたが」
仮に和久井学の話が全て真実だったとして、騙す方も騙される方もどっちもどっちなので、どちらに対してもあまり同情はできませんが、結婚の条件として多額の金銭を要求したとするなら、確かに結婚詐欺が成立する可能性はあります。
とはいえ、このケースでは、どうしてもお金を返して欲しいのであれば弁護士を雇って粛々と訴える手続きを進めるべきで、いきなり警察に駆け込んだとしても刑事事件として取り扱われる可能性はどう考えても低いでしょう。
そうした点でも和久井学は水商売での遊び方について無知すぎたと言わざるを得ません。
和久井学の平澤俊乃さん刺殺事件に対しては被害者側の自業自得という声も

和久井学が平澤俊乃さんを刺殺した事件に対しては、被害者である平澤俊乃さん側の自業自得だという声も見られるようです。
これは、平澤俊乃さんが水商売の仕事をしており、色恋営業をして和久井学に恋愛感情を抱かせて多額の金銭を支払わせたと見られているためでしょう。
また、和久井学は結婚詐欺にあったと主張しており、和久井学の主張が全て真実だったのならば、確かに結婚詐欺が成立する内容である事も平澤俊乃さんが殺害されたのは自業自得という声につながっている模様です。
タワマン殺害事件の女の名前は平澤俊乃。
— うららまりん☆六四天安門事件 (@UraraMarine) May 9, 2024
普通に結婚詐欺です。
お金を返さない女が悪い。
殺されて当然、自業自得🔪 pic.twitter.com/js8sUUXcbm
誰とは言わないが、アソコが臭そう
— パタゴニア Patagonia DIESEL ディーゼルripndip 相互フォロー フォロバ100 (@rokurokuso1940) May 10, 2024
まあ、自業自得かなあ
平明日香こと平澤俊乃さん、匿名掲示板では実家も性癖も特定されましたね😃
まあ、自業自得だから仕方ないかな😢
戦後、殺人事件の被害者の中で「自業自得w」と世の中の人から最も笑われた被害者として、後世 名を残すでしょうね
性癖書込み pic.twitter.com/4pKMSsJbk7
#とれたてっ!
— rika.s (@giyu_tan) May 14, 2024
平澤俊乃は結婚詐欺師
決して同情できるような善人では無い。
自業自得で死んだ。
被害者である平澤俊乃さんにはあまり同情的な声は見られず自業自得という声まで上がっているのですが、かといって和久井学を擁護する声が多いわけでもありません。
ネット上の意見の主流となっているのは、平澤俊乃さんは結婚詐欺まがいの事までしてそこまで年収の高くない和久井学に多額の金銭を支払わせたというのはやり過ぎだし、経緯から言って最悪の事態に発展する事は十分に予測できたのだから自業自得ではあるが、50代のいい大人がキャバクラ嬢に騙されるというのもどうかしているのだから和久井学にも同情はできないというものです。
また、どんな事情があったとしても相手を殺害するのはやり過ぎなので、和久井学の行動はやはり許す事はできないという意見が大多数となっているようです。
後に、平澤俊乃さんが和久井学以外の常連客の男性からも1億円以上の返金を求められており、返金しないと被害届を出されるという話があった事も明らかになっています。
平澤俊乃さんは「届けを出したって、立証しにくいのが詐欺だしさ」と開き直るような発言をしていたという事です。
和久井学の現在~一審で懲役15年の判決が下る

出典:https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/
和久井学は2024年5月8日に平澤俊乃さんに対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕され、平澤俊乃さんの死亡が確認された後に殺人容疑で再逮捕されました。
その後、殺人などの罪で起訴され、2025年7月に東京地裁で裁判が始まりました。
裁判では、2021年9月頃に和久井学が平澤俊乃さんに告白をして「プラトニックな関係なら」という条件付きでOKをもらい、その後「私の夢に人生をかけること」という、これまた条件付きで結婚の約束を取り付けた事が明らかにされました。
弁護側によれば、和久井被告はA子さんに告白してOKをもらい、その後、結婚の約束も取り付けた。A子さんから出された条件は「私の夢に人生をかけること」だった。A子さんが語ったとされる夢は「関西コレクションのランウェイを歩くこと」で、そのために必要なのは「シャンパンタワー」だった。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/37d0be95097972b9c66dca482ffbf9b2668977af?page=1
和久井学は、平澤俊乃さんとの結婚の条件をクリアするために大金を使っていくことになります。
裁判の中で、和久井学と平澤俊乃さんがやりとりしていたLINEメッセージも検察官によって読み上げられ、和久井学が平澤俊乃さんに罵倒されながらも貢いでいく様子が明らかになりました。
〈金額だけ増えていってデートすらさせてもらえない〉〈告白してから5カ月経つけど、日曜日に1日も会えないなんてある?〉と不満を漏らす和久井被告に対して、A子さんが〈黙って働いていろよ、暇人〉〈お前、キモすぎて笑う〉〈こんなキモジジイと結婚するならゴキブリ食べた方がマシ〉とキレ返すのだ。
3月22日はA子さんの誕生日。和久井被告は誕生日にシャンパンタワーを入れたいのだが、もう資金に余裕がなく、しまいにA子さんに借金まで申し込んでいた。それに対するA子さんの答えは非情な内容で、〈一番審査早いS銀行の不動産ローンに親と一緒に行って、家の担保入れたか? ここで金借りられなかったらナメクジ以下って言われている札幌のサラ金には行った? 何もしていないよね?〉
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/37d0be95097972b9c66dca482ffbf9b2668977af?page=2
和久井学は平澤俊乃さんの誕生日にシャンパンタワーを入れるために必死に資金をかき集めたようですが、シャンパンタワーを入れた翌日に平澤俊乃さんがライブ配信で和久井学を指すような言い方で「迷惑料としてお金を搾り取っている」と話しているのを聞き激怒。2人は関係を絶つことになったものの、和久井学は平澤俊乃さんに騙されていたとことに気づき、返金を求めて店や自宅マンションで待ち伏せするようになったといいます。
和久井学はストーカー規制法違反で逮捕され、平澤俊乃さんへの接近禁止処分を受けました。
その後、和久井学は事件の数ヶ月前に平澤俊乃さんのライブ配信を聞き、自分をストーカー扱いしている事に腹を立て「脅してでも金を取り返してやろう」という思いに至ったという事です。
「なんで自分は苦しんでいるのに、何事もなかったようにライブして、自分をストーカー扱いしているのか。一方的に被害者のようなことを言っている。許さない。脅してでもカネを取り返してやろう」
引用:https://gendai.media/articles/-/154513
事件当日、平澤俊乃さんがライブ配信でまた自身の悪口を言っていることを聞いた和久井学は、平澤俊乃さんが配信終了後に「コンビニに行く」と話していたことから、ナイフを2本持ち平澤俊乃さんを待ち伏せ。コンビニでの買い物帰りに和久井学を見つけ悲鳴をあげて逃げる平澤俊乃さんの髪の毛を掴み、マンションのエントランスまで引きずっていき身体に何度もナイフを突き刺しました。
平澤俊乃さんの遺体には18ヵ所もの傷があったという事です。
事件の目撃者が撮影していたという映像から、犯行時の和久井学と平澤俊乃さんのやりとりの様子も明らかになっています。
Aさん「ねえ、ほんと。話を聞いて。言えないことがあるの」
和久井被告「ふざけんな。嘘つくな」
Aさん「ほんとにそうなの」
和久井被告「お前が嘘つきだ(その後、不明瞭)。うるせえよ」
Aさん「やめて、やめて、やめて」
和久井被告「死んでくれ」
引用:https://gendai.media/articles/-/154513?page=2
裁判で和久井学の弁護側は、平澤俊乃さんに数々の「落ち度があった」として懲役11年が妥当と主張。2025年7月14日に和久井学には、「女性に落ち度がなかったとはいえないが、犯行を正当化する理由にはならない」として懲役15年の判決が言い渡されました。
和久井学側はこの判決を不服として控訴しています。
まとめ
今回は、2024年5月8日に東京都新宿区の高級タワーマンション敷地内で、平澤俊乃さんが刃物で滅多刺しにされて殺害された事件で殺人の容疑で逮捕された和久井学についてまとめてみました。
和久井学は平澤俊乃さんが経営していた店の客で、平澤俊乃さんに少なくとも1000万円以上を渡していて、関係が拗れた後にその金銭を返してもらおうとして付きまっており、恨みを募らせた結果この事件を起こしたとみられています。
和久井学の生い立ちについては、神奈川県川崎市の出身で、子供の頃はF1レーサーを夢見る大人しい子供だった事がわかっています。
家族は両親のみで兄弟はいないようで、自宅は神奈川県川崎市川崎区大島5丁目の実家に両親と3人で暮らしていた事がわかっています。
和久井学の詳しい学歴はわかっていませんが高校を卒業しているのは確かなようです。経歴については、事件から見て30年前頃にはバイク便の仕事をし、少なくとも事件から見て4年前から事件を起こすまではフードデリバリーの仕事をしていた事がわかっています。
和久井学はバイク便時代は1000万円近い年収があった可能性があるようですが、フードデリバリーの仕事では、月収20万円ほどの稼ぎだったとみられています。
和久井学は30代半ば頃に結婚歴があるようですが、5年ほどで離婚しているという事です。
和久井学は愛車として「アキュラNSX」と「ホンダNR」を30年近く所有していたという事ですが、この2つの愛車を売却して1000万円を作り平澤俊乃さんに貢いでいた事も判明しています。
和久井学は平澤俊乃さんと交際し結婚の約束をしていたと主張していますが、関係が壊れた後に警察に平澤俊乃さんから結婚詐欺にあったと警察に訴えるも相手にされなかったという事です。
こうした経緯から和久井学が事件を起こした動機は、平澤俊乃さんに対する強い恨みだったとみられています。ネット上では被害者である平澤俊乃さんの自業自得だといった意見も一部見られました。
和久井学には2025年7月に懲役15年の判決が言い渡されましたが、和久井学は控訴しています。


















