長い間『めざましテレビ』で朝の顔として活躍し、世間からも愛されていた大塚範一さん。
2011年に急性リンパ性白血病を発症後、一度復帰するも再発、治療を経て現在は寛解状態と見られています。
大塚範一さんの病気や福島の野菜との関係、徹子の部屋で見せた今の衝撃の姿、そして現在は死去の噂など総まとめしました。
この記事の目次
大塚範一のプロフィールや経歴
大塚 範一(おおつか・のりかず)
出身地: 東京都江戸川区
生年月日: 1948年9月28日
最終学歴: 早稲田大学政治経済学部経済学科
職歴: 元NHKアナウンサー
活動期間: 1973年 –
ジャンル: 情報番組・スポーツ番組・バラエティ番組 など
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、1973年にNHKアナウンサーとして入局。
高松、広島、名古屋などの地方勤務を経て、1984年には東京に戻り、スポーツニュースやクイズ番組の司会なども担当していました。
約20年勤め1994年3月に退職し、4月からフジテレビ『めざましテレビ』の番組開始からのメインキャスターを担当。以降、2011年に休業するまで約17年半の間朝の顔として活躍し、多くの人から愛されるアナウンサーとなっています。
しばらくはフジテレビ専属の形となっていましたが、基本的には大塚さんはどこにも所属しないフリーランスのアナウンサーとなっていますので、他局の番組にも出演しています。
フリーアナウンサーになった理由にひとつには、「オリンピックの実況がしたい」という思いがあったようです。
大塚さんは現在まで結婚歴はなく、独身となっています。
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大塚範一は急性白血病で『めざましテレビ』を降板
大塚範一は2011年11月急性リンパ性白血病であることを公表、長期休業へ
大塚範一さんは2011年の11月2日、それまで一度も休んだことのなかった『めざましテレビ』を体調不良により休業。
6日に、急性リンパ性白血病と診断され都内の病院に入院し、抗がん剤などの治療のため長期休養することを発表しました。
大塚さんは7日の『めざましテレビ』に生電話で出演し、自身の口から闘病に至った経緯を説明しており、「完全復帰は翌年の3・4月頃になるんじゃないか」と語っています。
司会の代行は、伊藤利尋アナが務めることも発表されました。
大塚キャスターは同局を通じて、「全く予期せぬ突然の病を得て、休みを頂くことになりました。厳しい治療にも気力で耐えて、数カ月先の(番組が始まる)午前5時25分に再び元気な笑顔で再登場することをお約束します」とコメントしている。
急性リンパ性白血病(Acute Lymphoblastic Leukemia: ALL(エーエルエル))は、造血幹細胞からリンパ系に分かれた幹細胞(リンパ系幹細胞)ががん化した病気です。リンパ系幹細胞は、成熟すると白血球の一部であるリンパ球になります。リンパ球は、体に侵入してきたウイルスを攻撃するなどの免疫機能を担う重要な役割を持っています。
引用:急性リンパ性白血病(ALL)とは?
リンパ性白血病の中でも、がん化する速度が早い性質の白血病がこの急性リンパ性白血病となっています。
大塚範一は2012年4月に『めざましテレビ』を正式降板
その後大塚範一さんは治療に励んでいましたが、回復が間に合わず2012年4月には『めざましテレビ』のメインキャスターを正式に降板することを発表。
本人が希望していた「3・4月頃の完全復帰」は叶わずとなっています。
急性リンパ性白血病のため昨年11月から休養していたフリーの大塚範一アナウンサー(63)が30日、この日で卒業となるフジテレビの情報番組「めざましテレビ」に電話で生出演。視聴者、共演者にメッセージを送り、「秋口には必ず」と復帰を約束した。
その後、大塚さんが病室から電話で出演し、「おはようございます。非常に元気な闘病生活を送っております」と元気そうな声を聞かせた。現在は半年かかる長期治療のおよそ3分の1が終わった状態で、強い副作用がなければ普段と変わらない生活を送れているという。
大塚さんは休養発表時と同様に番組に生電話で出演し、「病室から非常に元気に皆さんの活躍を見ています」とコメント。番組休養以降は視聴者から約3000通の励ましのメッセージが寄せられたと言い、多くの人たちに支えられていることを実感したそうです。
4月からは番組リニューアルのため伊藤利尋アナから現在も継続して出演している三宅正治アナにメインキャスターが代わることも発表され、大塚さんは「三宅カラー、三宅ワールドを展開してください」とエールを送っています。
大塚さんは後に『めざましテレビ』の番組降板について、本来は20年続けて辞めようと思っていたと明かし、その悔しさについて語っていました。
大塚:なんにもないんだよ。ゴルフ行って疲れたなあって首筋さわったときに、硬いもんが二つ三つ、あれ、これはなんだろうって。ちょっとおかしいなと思って血液検査に行って。それが金曜だったかな。それで次の火曜から入院。あんなかたちで番組やめると思わなかった。17年と7カ月。20年やってやめようと思ってたのに、先にやめざるをえなくなってさ。それがショックだった。
大塚範一の急性リンパ性白血病は福島の野菜のせい?
2011年11月に急性リンパ性白血病が発覚した大塚範一さんですが、ネット上では大塚さんが白血病になったのは福島の原発事故や現地の野菜が関係しているのではないかと噂されるようになりました。
「こんな話が出てくる背景には3つの要因があげられています。1つめは首都圏を含む東日本の各地に高濃度の放射性物質が飛散した3月15日に、大塚さんが石巻で現地ルポをしていた。2つめは原発事故後、『めざまし』の番組内で10回以上にわたり『福島県の食物を応援しよう』という企画で、福島産の野菜を使った料理を食べていた。そして、高濃度の放射能が検出され『ホットスポット』と言われる千葉県柏市に住んでいるという点です」
放射線によって誘発・・・。2ちゃんで知りましたが、これは・・・。>白血病の中でも慢性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病は放射線によって誘発される可能性が高く、ついで急性骨髄性白血病が高い。http://t.co/EKlFPZyg
— ぽぽんぷぐにゃん (@poponpgunyan) 2011年11月6日
今朝は茨城産の野菜食べてたね… RT @poponpgunyan: 急性白血病になった「めざましテレビ」の大塚範一キャスター。番組内でずっと福島県産の野菜や野菜を使った料理を食べるキャンペーンをやっていたんですね。風評被害払拭、福島を応援するためにだそうですが、う~ん・・・。 h
— nonukes (@nonukes___) 2011年11月6日
@costarica0012 @neneyu @poponpgunyan 内部被曝の怖さ、顕著な一例を体を張って突きつけてくれたのですね・・
— 猫山文楽軒 (@nekoyabunraku) 2011年11月6日
ツイッターなどでもこのような形で「大塚さんは内部被ばくではないか」という噂がどんどん広まっていったようです。
『めざましテレビ』では「福島県の食物を応援しよう」という企画で確かに大塚さんは福島県産の野菜を何度も食べています。
4月14日 福島県産アスパラとミニトマト
いわき市産アスパラとミニトマトをトッピングした野菜カレーとなっています。
5月6日 福島県産トマト
5月13日 福島県産しいたけ
6月4日 福島の甘こうじ味噌使用の肉じゃが
6月17日 福島県産さやえんどう
7月1日 福島県産スナップえんどう
また、韓国のネット上やテレビ放送で同様の情報が流されたことも大きかったようです。
韓国で放送された大塚範一のニュース
こちら右は大塚さんが療養から復帰後の画像になっていますが、「福島の農産物を試食し白血病に」と伝えられています。
また「今後数年で、日本の人口の60%以上が放射能の影響を受けてがんや白血病で死ぬ」、「大塚範一アナが急性白血病になったのは、テレビ番組で毎日、福島の野菜を試食していたため」などと、健康被害を煽る明らかな“デマ”も少なくない。
これが本当ならば他に一緒に食べていた出演者がみんな大塚さんと同様になっていてもおかしくないということになりますが、5年以上経った現在もそのようなことはありません。
ネット上の拡散により大塚さんの白血病の原因が福島産の野菜だという情報が出回ったことについては、「風評被害だ」と指摘する声もありました。
大塚範一は2013年の急性リンパ性白血病が再発し再び闘病生活
『めざましテレビ』降板後も治療を続けていた大塚範一さんですが、やはり治療は相当過酷なものだったようです。
「入院直後から抗がん剤を用いた化学療法を始めました。この時期は副作用で吐き気やめまいがして起きていられなくなり、ただ寝て1日が過ぎるのを待つという苦しい日々が続いたそうです。当初は今年8月末に退院する予定でしたが、退院まであと一カ月で退院というときに感染症や合併症を併発。2カ月間は命を失いかねない危険な状況だったそうです。大塚さんは『よく助かったなというのが実感』と語っていました」(フジテレビ社員)
大塚さんは、同年の9月中旬に都内の病院を退院。
退院後『めざましテレビ』に生電話で出演した大塚さんは外の気持ちよさについて語り、いつ退院できるのか不安があったことを明かしています。
散歩などをして体力をつけながら翌10月には鹿児島の霧島温泉に旅行し、この旅行中にはVTR出演もしていました。
退院直後の大塚範一
だいぶ顔がむくみ、以前とは印象がかなり変わっています。
退院直後の大塚範一
白血病は完治したわけではないともコメントしています。
翌年の2013年2月4日には、実に461日ぶりとなる『めざましテレビ』への生出演への復帰を果たしています。
1年3ヶ月ぶりの生出演をした大塚範一
大塚さんは4月スタートの『アゲるテレビ』のメインキャスターに就任したことも発表し、『Qさま!!』にも約1年半ぶりに出演。約2年半の休養を経て、いよいよ本格復帰かと思われていました。
復帰後『Qさま!!』に出演した大塚範一
ですが、本格復帰目前の2013年3月16日に急性リンパ性白血病の再発が発覚し、『アゲるテレビ』の出演は見送りに。残念ながら退院後からわずか約半年で、再度闘病生活に戻ることとなりました。
『アゲるテレビ』代役は軽部真一
大塚さんに代わってメインキャスターとなったのは、同じく『めざましテレビ』でお馴染みの軽部真一アナでした。
しかし番組は、奮闘虚しく半年で打ち切りとなってしまっています。
大塚範一の現在と死去の噂について
大塚範一、骨髄移植は不可もさい帯血移植に成功
再度闘病生活となった大塚範一さんですが、治療に有効とされる骨髄移植は難しいと判断されできずとなっています。
骨髄移植を行う場合、ドナーと移植対象患者との間で、白血球の血液型であるHLAが適合しなければならない。 適合しない骨髄液を移植した場合、拒絶反応、GVHD(移植片対宿主病)が起きる。 HLA型が適合して移植が可能になる確率は、同父母の兄弟姉妹間で25%、非血縁者間では数百~数万分の1といわれている。 HLA型は両親から半分ずつ遺伝する為、通常親子間では適合しないが、全くの非血縁者よりは適合の可能性は高いとされる。
一般的に骨髄のドナーは20歳以上55歳以下となっており、本来は適合者となる大塚さんの3人の姉は高齢のため条件に合わず不可となったそうです。
大塚さんは、両親がすでに他界しているため、血縁者は3人の姉となる。だが、大塚さんには、姉たちに骨髄移植を頼めぬ事情がある。
「大塚さんは“姉たちは高齢なので、骨髄をもらうわけにはいかないんだ”と言ってました。お姉さんたちは、“提供したい”って思っているそうなんですが…」(大塚さんの知人)
また、同じく大塚さん自身も60代と高齢だったこともあり、骨髄移植の手術を受けるのは厳しいと判断されています。
同年の10月、大塚範一さんは『めざましテレビ』の20周年記念特番の生放送中に電話出演し、約8ヶ月ぶりに近況を報告。さい帯血移植を受けたことも明かしました。
また「さい帯血移植といってへその緒を移植するんですけどね、めざましのキャスター陣は血液型がB型とかO型がほとんどなんですけど…私、さい帯血移植の結果、血液型が変わりましてA型になりまして。A型の女の子なんですよ。うらやましいだろう」とスタジオに呼びかけて笑いを誘っていた。
さい帯血移植は骨髄移植と同様に白血病に効果ががあるとされている治療法で、骨髄移植とくらべ白血球の型がすべて一致しなくてもよい、ドナーのコーディネート期間が不要などのメリットがあると言います。
そして、白血病などの患者さんがさい帯血移植を必要で希望する場合には、適合するさい帯血を検索し、見つかれば、患者さんに移植が行われます。移植前処置をした患者さんのいる病院に、さい帯血を冷凍のまま搬入し、解凍して患者さんの静脈に注射します。移植したさい帯血が生着して血液を作り出せれば、移植は成功です。
引用:さい帯血移植について
大塚さんは無事このさい帯血移植に成功し、山を越えることができたようです。
このことについて、大塚さんは以下のように語っています。
大塚さんは「この年で再発し移植することは奇跡だろうといわれていた。それがなんとか乗り切れて退院できた。このラッキーをなんとか(今後に)生かさないといけないなと」と今の心情を語った。
大塚範一の現在~再復帰後の姿に衝撃の声
翌年4月に大塚範一さんはインタビュー・ドキュメンタリー番組『ワンダフルライフ』に出演しテレビ復帰を果たしています。
再度テレビ復帰を果たした大塚範一
前回は急いで復帰を果たそうとしていたそうですが、今回は長い目で身体を最優先に考えていると語っています。
大塚範一の顔に衝撃の声も
大塚さんは抗がん剤の副作用よる「ムーンフェイス」やお腹も腫れており、その変化には衝撃を受けた人も多かったようです。
治療が一段落したという大塚さんは「寛解」の状態となっており、治療中に落ちた体力をつけるために日々トレーニングにも励みながら療養を続けている状態となっています。
白血病の完治は5年が目処と言われており、この地点ではまだ1年だったことから長い道のりであるとも語りました。
大塚さんは同年6月には『徹子の部屋』にも出演し、治療の影響から目が悪くなり手術したことも明かしました。
番組では、大塚さんの闘病生活の様子や、入院中に93歳で死去した母への思いなどが語られた。多い時は1日70~80錠の薬を服用していた、粘膜をやられて口中血だらけになったなど辛い治療のエピソードも飛び出したが、現在は薬の量も減り、食欲も旺盛だという。ただ、免疫の低下で体のあらゆる部分に影響が出て、先日も目が悪くなり手術したそうだ。テレビ画面で見る限り、確かに左目が充血しているようだった。今は2週間に1回は通院しているとのことだ。
『徹子の部屋』に出演した大塚範一
手術の影響か左目が充血しています。
ネット上では、大塚さんの抗がん剤治療の副作用を目の当たりにしたことによる衝撃の声が寄せられていました。
178: 2014/06/18(水) 15:22:55.46 ID:TGGEPQqR0.net
首や顔がパンパンになって腹だけ出て、目が見えなくなって手術してって、これガンのせいじゃないからな。
全部抗がん剤の仕業だから。
166: 2014/06/18(水) 15:19:36.91 ID:TGGEPQqR0.net
抗がん剤って毒以上にヤバイとしか思えない。
引用:大塚範一の現在、徹子の部屋出演も顔がむくみ別人に!(画像・動画)白血病治療の抗がん剤が原因で体重激やせも顔パンパンに2ch驚愕…病状や目手術等の近況・死去した母への思いを語る
大塚範一の死去説は本当?
ネットで大塚範一さんが死去したという噂が出ているようですが、死去したという事実はありません。
悪質なデマに騙されないようにしましょう。
まとめ
急性リンパ性白血病と診断され、長い闘病生活を送っていた大塚範一さん。
本田美奈子さんやカンニング・中島忠幸さんなど白血病によって亡くなってしまった芸能人も多おり、大塚さんの状態にも大きな注目が集まっていましたが、幸いなことに治療が成功し寛解となっています。
ここ数年はメディアにもほとんど露出はなく現在も自宅療養中であるとみられていますが、現在は治療から4年となっています。
完全寛解が5年以上続けば治癒と言われていますので、その頃にはまた大塚さんの姿が見れるかもしれません。
「健康を取り戻して東京五輪のキャスターがしたい」と語っていた大塚さんですが、ぜひ叶えてほしいですね!