市原悦子さんは2017年1月に病気「自己免疫性脊髄炎」を患っていることを発表、その後2019年1月12日に死去しています。
ここでは、市原悦子さんの旦那と子供などの家族情報、そして死亡した現在までの病気の経過と闘病生活をまとめました。
この記事の目次
市原悦子のプロフィールや病気について
市原悦子のプロフィール
出典:http://myfavoritetopics.net
芸名:市原悦子(いちはら えつこ)
本名:塩見悦子(しおみ えつこ)
出身地:千葉県千葉市
生年月日:1936年1月24日
身長:160cm
デビュー:1957年
出身高校:県立千葉高等学校
最終学歴:早稲田大学第二文学部卒業
所属事務所:ワンダー・プロ
市原悦子さんは、早稲田大学を卒業後、俳優座養成所を経て、1957年に俳優座に入団しました。
デビューした年に「新劇新人推賞」を受賞。その後、芸術祭奨励賞(1959年)・新劇演劇賞(1963年)・ゴールデン・アロー賞(1964年)を立て続けに受賞し、新劇女優として高い評価を受けました。
1975年に放送が開始された「まんが日本昔ばなし」では、すべての登場人物の声を常田富士男さんとともに2人で演じ分け、その後30年近くの長きに渡って、多くの人々から親しまれる存在となりました。
1983年、ドラマ「家政婦は見た!」が当たり役となり、高視聴率を記録。土曜ワイド劇場を代表する人気シリーズとなった同作は、その後約25年間にも渡って放送されました。
市原悦子の病気について
2012年、S状結腸腫瘍手術のため、市原悦子さんは2013年1月に公開予定だった映画『東京家族』をクランクイン前に降板しています。
2017年1月13日、市原悦子さんは自己免疫性脊髄炎の加療のため休業を発表しました。そして、NHK大河ドラマ『西郷どん』のナレーションを降板しました。
その後、2018年3月21日放送の『おやすみ日本 眠いいね!』(NHK)で仕事復帰するも、2019年1月12日13:31に心不全のため他界しています。
市原悦子の夫は演出家の塩見哲(故人)~子供情報や夫の死去まで
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塩見哲さんは1934年生まれ。あまり詳しいプロフィールは明かされていませんが、舞台演出家としてご活躍されていたようです。
市原悦子と夫の間に子供はいない
市原悦子さんは、1961年に脚本家・演出家として活躍していた「塩見哲(しおみ さとし)」さんと結婚しました。夫妻は俳優座養成所の同期として出会ったといいます。
子宝には恵まれなかったとされていますが、芸能界きってのおしどり夫婦として、夫婦二人三脚で互いの活動を支え続けてきました。
市原悦子の夫の死去…死因は肺炎
塩見哲さんは、2014年4月21日に「肺炎」のためお亡くなりになられています。
女優、市原悦子(78)の夫で演出家、塩見哲(さとし)さんが肺炎のため4月21日に死去していたことが23日、分かった。80歳だった。24日発売の女性週刊誌「女性自身」が報じている。
同誌によると、塩見さんは肺がんが見つかり、3月31日に手術。その後、肺炎を患い、帰らぬ人に。市原は大きなショックを受けているという。
市原悦子の病気は自己免疫性脊髄炎~闘病生活について
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市原悦子、2016年11月に体調不良で入院…病名は自己免疫性脊髄炎
2017年1月13日、市原悦子さんが所属事務所を通じて「自己免疫性脊髄炎」であることを発表。
市原は2016年11月初旬より体調不良のため入院しており、2017年の年始に復帰予定だった。現在は、5月の復帰を目標に治療療養に専念している。
市原悦子の病気・自己免疫性脊髄炎とは
市原悦子さんの病気・自己免疫性脊髄炎について、gooヘルスケアで詳細な解説がなされています。
脊髄は頸髄(けいずい)、胸髄(きょうずい)、腰髄(ようずい)、仙髄(せんずい)からなりますが、このどこかに炎症が生じた時に脊髄炎といいます。急性に症状が現れた時には脊髄炎、慢性に経過する時には脊髄症と呼ぶことが多いようです。脊髄には狭い場所に神経が集中しているため、小さな障害でも重い後遺症を残すことが懸念されます。
市原悦子の病気・脊髄炎の原因
市原悦子さんの病気・自己免疫性脊髄炎は4つの原因に大別されると考えられています。
脊髄炎の原因は、(1)原因が不明な特発性、(2)ウイルス、細菌、寄生虫などの感染による感染性あるいは感染後性、(3)全身性エリテマトーデスなどの膠原病(こうげんびょう)あるいは類縁疾患に合併するもの、(4)多発性硬化症(たはつせいこうかしょう)、急性散在性脳脊髄炎などの自己免疫性などに分類されます。
正確な頻度は不明ですが、ウイルス感染に関連して発症するものが多いようです。原因ウイルスとしては、帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルス、単純ヘルペスウイルス、風疹(ふうしん)ウイルス、麻疹(ましん)ウイルス、サイトメガロウイルスなどが知られており、急性脊髄炎を発症します。一方、成人T細胞白血病ウイルス(HTLV‐1)は慢性の経過を示すHTLV‐1関連脊髄症(HAM)を起こします。
市原悦子の病気の症状
市原悦子さんの病気・自己免疫性脊髄炎の症状ですが、運動障害や感覚障害に加え、膀胱直腸障害を伴うとされています。
急性脊髄炎では、脊髄は横断性(水平面全体)に損なわれます。傷害された脊髄の部位に相当する部分に運動障害と感覚障害がみられ、加えて膀胱直腸障害を生じます。胸髄が損なわれる頻度が高く、両下肢の麻痺(対つい麻痺という)と損なわれたところから下の部分に感覚障害および排尿はいにょう・排便障害はいべんしょうがいが現れます。頸髄が損なわれると、四肢に麻痺と感覚異常が生じます。
障害が横断性でなく部分的である場合もあります。たとえば、運動神経の通っている脊髄の前方部分だけが損なわれると、運動障害だけが現れます。
市原悦子、ボイスメッセージで変わらぬ肉声を披露
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2017年2月16日、都内で行われた映画イベントに「ボイスメッセージ」を寄せ、病気が快方へと向かっていることを窺わせる「変わらぬ肉声」を披露しました。
自己免疫性脊髄炎の治療のため入院し、現在芸能活動を休養している女優・市原悦子(81)が16日、都内で行われた出演映画『しゃぼん玉』(3月4日公開)ワールドプレミアに肉声のボイスメッセージを寄せた。林遣都(26)ら共演者、スタッフとの撮影を振り返り、「すばらしい映画を完成させて、おめでとうございます」と、往年と変わらない声を届けた。(オリコン)
市原悦子、復帰は厳しい状態とずっと言われていた
最新の情報によると、市原悦子さんの病気は再発する可能性も高く、まだまだ復帰は厳しい状態と報道されています。
舞台挨あいさつ了後に熊野氏は市原の現状を説明。2月に転院し、現在はリハビリ専門の病院にいるといい「徐々に歩けるようになってきた」と報告。一方で「(しびれのあった)手足をリハビリしないと。まだ満足に回復していない」。
市原は5月をめどに退院するが、リハビリは継続していく。仕事については「いっぱいあるんだけど、自己免疫性というのは気をつけないと、いつ再発するかわからない。ですから本当によくなってから仕事をしてもらいたい。免疫も落ちていることを考えると、すぐに仕事というわけにはいかない。当分、難しいと思う」と復帰時期を定めずに回復を待つ。
市原悦子の現在~2019年1月12日に心不全で死去
自己免疫性脊髄炎のため都内の病院に入院していた市原悦子さんですが、2019年1月12日午後1時31分に心不全のため死去しました。
市原悦子(いちはら・えつこ)さんが12日午後1時31分に心不全のため死去したことが13日、分かった。82歳だった。
12日深夜には、NHK総合「おやすみ日本 眠いいね!」(深夜0:05)の生放送で、市原さんが盲腸を患ったことが発表されたばかりの訃報でした。
ネットでは悲しみの声にあふれています。
市原悦子さんか亡くなった。映画では「青春の殺人者」「黒い雨」テレビドラマならやはり「家政婦は見た」シリーズだろう。昨年亡くなった樹木希林さんと共演した「あん」も印象深い。ご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/t0h1HcF1il
— iano (@ianoianoianoo) 2019年1月13日
市原悦子さん
— 🌈B🔫P💉K🌈🎈 (@bayparkar3) 2019年1月13日
お亡くなりに
なられてしまった😭
残念です pic.twitter.com/WLKS6z8x4S
まとめ
以上、市原悦子さんの家族や病気に関する情報をまとめました。
市原悦子さんは演出家の塩見哲さんと結婚していましたが、子供はいませんでした。
そして、2012年には「S状結腸腫瘍」を患い、手術を受けるために、翌年公開予定だった映画「東京家族」をクランクイン前降板。
その後、2017年1月に「自己免疫性脊髄炎」を患い、闘病生活を送っていましたが、亡き人となってしまいました。
市原悦子さんのご冥福をお祈りいたします。