「株式会社ドワンゴ」、「株式会社KADOKAWA」の代表取締役CEOとして知られる凄腕経営者の夏野剛さんが話題です。
この記事では夏野剛さんのプロフィールやこれまでの経歴、結婚した嫁や2人の子供、家庭崩壊の過去、驚きの年収額や自宅の場所などについてまとめました。
この記事の目次
夏野剛(ドワンゴCEO)のプロフィール
夏野剛のプロフィール
生年月日:1965年3月17日
出身地 :神奈川県
夏野剛さんは、「ニコニコ動画」などで知られる「株式会社ドワンゴ」の代表取締役社長CEOおよび、同社の親会社である「株式会社KADOKAWA」の代表取締役社長を兼任する経営者です。
これまでにiモードの立ち上げ、ニコニコ動画の黒字化、経営危機に陥っていたカドカワ株式会社(KADOKAWA)の立て直しなどでその敏腕を発揮し、凄腕の経営者として知られています。
歯に衣着せぬ物言いでも知られており、2021年7月には、東京オリンピックをテーマに取り上げた「Abema Prime」に出演し、他の出演者の「五輪は観客を入れるのに、子供の運動会はピアノの発表会は無観客なのは不公平」という趣旨の発言に対して、「そんなクソなピアノの発表会なんてどうでもいいでしょう」、「それを一緒にするアホな国民感情に今年選挙があるから乗らざるを得ない。」などと発言し炎上しました。
今回はそんな夏野剛さんの経歴やプロフィールについてまとめていきます。
夏野剛(ドワンゴCEO)の経歴① 早稲田卒業後東京ガス勤務を経てMBA取得
夏野剛さんは、1965年生まれ、神奈川県の出身で、東京都立井草高等学校から早稲田大学政治経済学部経済学科へと進学し卒業しています。ちなみに、「爆笑問題」の田中裕二さんとは高校時代の同級生なのだそうです。
夏野剛さんは早稲田大学時代はリクルートの採用広告事業でのアルバイトも経験されています。
早稲田大学卒業後の1988年、夏野剛さんは、東京ガスに入社していますが、これは東京ガスに海外留学制度があったためだそうです。
夏野剛さんはその制度を利用して1993年に米ペンシルバニア大学ウォートン校経営大学院に留学し1995年にMBA(経営学修士号)を取得されています。
帰国後、広告事業をベースにしたインターネットサービスの先駆け的存在として注目された「株式会社ハイパーネット」のハイパーシステム事業立ち上げに参加し、同社の副社長に就任しますが、その直後の1997年に発生したアジア経済危機をきっかけに同社は銀行からの貸し剥がしにあい経営破綻してしまいました。
夏野剛(ドワンゴCEO)の経歴② NTTドコモでiモード立ち上げなどで活躍し執行役員に抜擢
出典:https://av.watch.impress.co.jp/
ハイパーネット倒産後、夏野剛さんは、リクルートでのアルバイト時代から親交があった実業家の松永真理さんの誘いを受けて、1997年9月にNTTドコモ(当時はエヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社)に入社しています。
夏野剛さんはNTTドコモで、当時革新的であった携帯電話をインターネットに接続できる新サービス「iモード」事業に参加。「おサイフケータイ」や「iD」など、革新的なサービスを次々と開発、リリースに導くなど大きな実績をあげています。
こうした功績により、2005年6月にはNTTドコモの執行役員に就任しています。これは同社では異例の昇進スピードでした。
2000年代の中頃、夏野剛さんが、引き続きNTTドコモに在籍して「iモード」の運営チームを率いていた頃、当時まだ日本ではそれほど普及していなかった「Google」のCEO(当時)のエリック・シュミットが夏野剛さんに会いに来て、「GoogleのOSを無償で提供するのでiモードで展開して欲しい」と持ちかけられたそうです。
夏野剛さんはこの時既にGoogleの国内での将来性に気が付いていたため、すぐに上層部に掛け合ったそうなのですが、当時のNTTドコモ上層部は「そんな訳の分からないものは使えない」と大反対を受けてしまったそうです。
この出来事をきっかけに、夏野剛さんはNTTドコモに見切りをつけ、2008年6月にNTTドコモを退社しています。
夏野剛(ドワンゴCEO)の経歴③ ドワンゴ取締役としてニコ動黒字化達成
出典:https://livedoor.blogimg.jp/
NTTドコモを退社した夏野剛さんは、あちこちから社外取締役のオファーを受け、「セガサミーHD」、「ぴあ」、「トランス・コスモス」、「エヌ・ティ・ティレゾナント」、「SBI HD」などの取締役に就任されています。
2008年7月には、「株式会社ドワンゴ」の常勤顧問として招聘され、次いで12月には同社取締役に就任して、ドワンゴの肝煎り事業であった「ニコニコ動画」の黒字化を請け負いました。
そして、2010年1-3月期決算で初めてニコニコ動画の黒字化を達成して見せ、経営者としての手腕を証明して見せました。この功績により、往年のニコニコ動画のユーザーからは夏野剛さんは現在も、「ニコニコ動画の救世主」、「ニコニコを黒字化させた男」と呼ばれる事があります。
夏野剛(ドワンゴCEO)の経歴④ KADOKAWAの代表取締役となり経営をV字回復させる
その後も夏野剛さんは「グリー株式会社」、「株式会社U-NEXT」など、多数のインターネット関連会社の社外取締役に就任され活躍されています。
2019年2月には、ドワンゴの親会社の「株式会社KADOKAWA(当時はカドカワ)」の経営不信の責任を取る形で、代表取締役社長の川上量生さんが辞任し、それに伴って同年6月に夏野剛さんはカドカワの取締役に就任しています。
そして、翌2020年3月期決算では同社の業績をV字回復させ、2021年6月21日に株式会社KADOKAWAの代表取締役社長に就任し現在も務めています。
夏野剛(ドワンゴCEO)の結婚した嫁は元防衛相・中谷元衆議院議員の実妹
出典:https://upload.wikimedia.org/
夏野剛さんは結婚されていて、嫁は第三次安倍内閣などで防衛大臣や安全保障法制担当大臣などを歴任した衆議院議員の中谷元さんの実妹である事がわかっています。
下は、夏野剛さんの弟でフジテレビの幹部社員の夏野亮さんに関するスキャンダル記事からの引用ですが、この記事内で夏野剛さんが中谷衆議院議員の妹と結婚している事が明かされています。
夏野氏は実兄が『iモード』を立ち上げた実業家の夏野剛氏で、妻は中谷元前防衛相の妹です。
夏野剛さんの嫁との結婚の時期や嫁の経歴などの詳細な情報は公開されておらず不明です。
なお、夏野剛さんはTwitterで嫁や娘に関するツイートをされています。夏野剛さんの子供については後述しますが、夏野剛さんの子供の年齢などから推測して、結婚された時期は遅くとも2003年以前ではないかと思われます。
若い頃は彼女や妻が、娘ができてからは、もし娘が、という観点から怒りを覚えているが、年寄りオジサンとこの話をすると、まあ刺激的な格好してる方も悪いとか油断があったんじゃないの、みたいなこと言う人もいる。それは絶対に違うと思う。その程度の理性を保てないのであれば現代の人間の資格なし。
— 夏野 剛 Takeshi Natsuno (@tnatsu) August 15, 2011
夏野剛(ドワンゴCEO)の子供は娘が2人
夏野剛さんは嫁との間に子供が少なくとも2人いて、その子供は2人とも娘である事がわかっています。
夏野剛さんの過去のTwitter投稿などから、2012年の時点での上の子供が8歳、下の子供が4歳である事がわかります。
その@kohikickさんの空手だが、同じ稽古なのに僕はあっという間に汗だらだらかつバテバテなのに8歳の娘は汗一つかかず涼しい顔して乱打してたりする。どういうことなのか。確かにパパは二日酔いではあるが。
— 夏野 剛 Takeshi Natsuno (@tnatsu) April 18, 2012
ウチの下の娘は4歳だよ。まだ寝てるけど。RT @ckazmy: 子供が生まれる前に夫と行ったなあ。 #娘6歳 、まだ早いかな RT @tnatsu: Grand Teton Ntn’l Park滞在中。… http://t.co/GZELRYAl
— 夏野 剛 Takeshi Natsuno (@tnatsu) August 5, 2012
なので、夏野剛さんの子供2人の2021年10月現在の年齢は、上の娘が17歳前後、下の娘が13歳前後のはずです。上の子供は高校生、下の子供は中学生のはずですが、通っている学校については公開されておらず不明です。
ただ、夏野剛さんは、2013年にネットメディアの子供の教育関連のインタビュー受けて、自分の子供達を「モンテッソーリ教育」をベースにした学校に通わせている事を明かしています。
夏野氏: なるほど、そうだったんだ(笑)。子ども達がモンテッソーリ教育をベースにした学校に通っていることもあり、関心を持っていました。
夏野剛さんのTwitterなどを見ると、夏野剛さんは子供の教育、特に英語の教育に力を入れられているようです。
夏野剛(ドワンゴCEO)は30代の頃に家庭崩壊を経験
結婚して嫁がおり、子供も少なくとも2人いる夏野剛さんですが、実は30代の頃に家庭崩壊を経験されているようです。
夏野剛さんは「週刊朝日」の2012年3月23日号で、作家の林真理子さんと対談しているのですが、その中で、会社が潰れた時に家庭崩壊を経験した事を告白しています。
夏野:いや、いいんです。僕の人生哲学は「一寸先は闇」。今、全力を出せるかどうかだけ。だから、来年何の仕事をやっているかわからないんです。ドコモに入ったときも、最初、契約社員としてやっていて、そこから40歳で役員になったのは、いいほうの「一寸先は闇」。悪いほうの「一寸先は闇」は、会社がつぶれて、家庭も崩壊して……。
恐らくこの家庭崩壊は、東京ガス退社後に株式会社ハイパーネットの副社長を務めていた時、同社が貸し剥がしにあって倒産した時のことを指しているのではないかと思われます。
ただ、このハイパーネットの倒産は1997年のことなので、現在の子供2人の年齢や、現在の嫁との結婚の推定時期から考えると「家庭崩壊」という表現には、少し違和感があります。
あくまでも推測ですが、夏野剛さんの家庭崩壊は現在とは別の家庭だったという事なのかも知れません。ネットに少し深く潜ってみるとそうした情報もチラホラ見つかるようですが、あくまでも噂なのでここでは深くは触れません。
夏野剛(ドワンゴCEO)の年収
出典:https://kigyoka-shacho.com/
夏野剛さんは現在は、ドワンゴ、KADOKAWAの代表取締役の他、「トランス・コスモス」、「グリー」、「U-NEXT」、「日本オラクル」の社外取締役を務められています。これらは全て東証一部上場の大企業です。
加えて、夏野剛さんは、慶應義塾大学大学院、近畿大学、情報経営イノベーション専門職大学などで招聘教授、客員教授も務められています。
この事から、夏野剛さんの年収額はかなりの金額ではないかと注目されているようです。
まず、上記企業の決算などから役員報酬を調べると、ドワンゴが一人当たり「約5800万円」
、KADOKAWAが「約3450万円」となっています。
さらに、社外取締役を務める企業の報酬額は1人当たり、トランス・コスモスが「約1600万円」、グリーが「約1500万円」、U-NEXTが「約500万円」、日本オラクルが「約2200万円」となっています。
これらを単純に合算すると「1億5050万円」となります。
これに大学の客員教授などの報酬などが合わせて少なくとも1000万円ほどはあると考えられるので、夏野剛さんの年収は少なく見積もっても1億6000万円以上ではないかと推測されます。
夏野剛(ドワンゴCEO)の自宅
年収額は1億6千万円以上と推測される夏野剛さんなので、自宅もかなりの豪邸で話題になっているのではと考えたのですが、夏野剛さんの自宅の情報は噂も含めて何も出ておらず不明です。
ただ、夏野剛さんの自宅は東京都渋谷区にあると言われていて、2010年には夏野剛さんが「渋谷の自宅」とツイートされているので、自宅は渋谷区にある可能性が高いようです。
昨日の渋滞を避けるために、午前零時に軽井沢を出発し、2時前には渋谷の自宅に着く。やはり日本の高速道路は負荷分散が最も重要。日曜・祝日の千円施策のいかに愚かしいことか。混む時期、時間帯はむしろ値上げすべき。
— 夏野 剛 Takeshi Natsuno (@tnatsu) September 21, 2010
まとめ
今回は、「株式会社ドワンゴ」や「株式会社KADOKAWA」の代表取締役として知られる経営者の夏野剛さんについてまとめてみました。
夏野剛さんは、早稲田大学卒業後に東京ガスに入社し、その後はNTTドコモ、ドワンゴ、KADOKAWAなどで活躍した華麗な経歴を持ちます。
おそらく現在の嫁とは2000年代の初め頃に結婚されていて、2人の子供にも恵まれています。夏野剛さんの子供は2人とも娘で、2021年10月の現在は上の子供が高校生、下の子供は中学生のようです。
夏野剛さんの年収は少なく見積もっても1億6千万円以上ではないかと推測されます。自宅については渋谷区の可能性が高いようですが、詳細は不明です。