船橋屋の元社長・渡辺雅司さんはベントレーでの交通事故&恫喝動画が拡散し、大炎上しました。
今回は渡辺雅司さんのプロフィールや家族、学歴や経歴、愛車や資産、事故動画の拡散と現在を紹介します。
この記事の目次
渡辺雅司はくず餅で有名な船橋屋の元社長
渡辺雅司
生年月日:1994年2月16日
出身:東京都江東区亀戸
所属:元船橋屋
活動:元実業家
渡辺雅司さんは、創業200年を超える和菓子店「船橋屋」の元社長です。
創業家の8代目社長として、新商品の開発に着手するなど、若い女性にもファン層を拡大した敏腕社長であり、テレビ東京「カンブリア宮殿」にも出演し、メディアにも積極的に出演。
しかし、2022年9月に交通事故を起こした動画がインターネット上に流出しました。
信号を無視した側なのに相手を恫喝した様子が映っていて、ツイッターを中心に大炎上しました。
渡辺雅司の家族
渡辺雅司さんは、船橋屋の創業家の御曹司です。
・高祖父:寅吉(4代目・養子)
・曽祖父:房太郎(5代目)
・祖父:達三(6代目・養子)
・父:孝至(7代目・養子)
・母:成子(達三の次女)
・妹(2歳年下)
4代目・6代目・7代目は養子の当主・社長になります。そのため、渡辺雅司さんは久しぶりの家付きの跡取り・御曹司ということになります。
渡辺:船橋屋の創業者から3代目までは、創業家に生まれた、いわゆる「家付き」の跡取りでしたが、4代目と6、7代目は養子。5代目は実子でしたが、早くに病死しました。8代目の私が、久しぶりの家付きの後継者です。
祖父の達三さんには長男がいましたが、いわゆる「放蕩息子」でトラブルがあったため、長男に跡を継がせずに次女の夫である孝至さんを跡取りとして社長に据えたそうです。
無理に実子に跡を継がせずに、柔軟に養子を跡取りに据えたことが、船橋屋が順調に会社として成長できた理由なのかもしれません。
渡辺雅司の生い立ち・学歴
渡辺雅司さんは、1964年に東京都江東区亀戸で生まれます。
4歳の時には千葉県船橋市に引っ越して、自然の中を駆け回るようなやんちゃな子供時代を過ごしました。
小学6年生の時には東京都千代田区に引っ越してきます。中学は麹町中学校に入学します。
・麹町中学校
・立教新座高校
・立教大学経済学部
中学校に入学した時は成績が悪く、下から数えたほうが早いくらいでしたが、心配した父親が家庭教師をつけて成績を上げ、立教新座高校に進学します。
高校・大学時代は学生生活を謳歌したようです。
・松田聖子のコンサートは最前列を確保!
・六本木のディスコで羽目を外す
・18歳でスカイラインを乗り回す
・テニスサークルに入って青春を謳歌する
これようなものを見る限り、「お金持ちのお坊ちゃん」という感じですね。
ただ、遊び惚けていたのではなく、大学時代は大学に行きながら専門学校にも行くというダブルスクールで簿記の資格を取得。「やることはしっかりやる」タイプだったのかもしれません。
幼い頃は自然豊かな中で自由に育ち、中学生で都会に移り、良い学校に入学して遊びながらも、ある程度は勉強をしっかりやる、という理想的な幼少期~学生時代を過ごしたと言えますね。
渡辺雅司の経歴
出典:bizhint.jp
渡辺雅司さんは立教大学を卒業後の1986年、三和銀行(現在の三菱UFJ銀行)に就職します。
まずは日比谷支店に配属になり、融資やディーリングを担当しました。
銀座支店に異動になった1991年には、世の中はバブルが崩壊し、銀行・金融業界にも厳しい時代になりました。
また、1992年の夏には祖父の達三さんが病気で倒れて、余命1年と宣告されています。
これらのことをきっかけに、1993年3月には銀行を退職して、実家の船橋屋に専務として入社しました。
くず餅の作り方を工場で学んだ後は、銀行員の経験を生かしながら、会社の改革に着手します。
・無駄なコストをカット
・新たな人事評価制度の導入
・若手の抜擢
・職人の勘に頼っていたところをマニュアル化
・経営の多角化(太陽光発電など)
・ISO9001の取得
・「くず餅乳酸菌」の発見と商標登録・特許の取得
・東京大学と研究を進める
これらを推し進めていった結果、強引なやり方だったことも影響し、従業員の8割が辞めていったそうです。従業員の8割が退職ってかなりヤバいですよね・・・。
だからと言って、船橋屋は人気がないダメな企業というわけではありません。2015年には、5人の新卒採用枠に、全国から1万6625人の学生がエントリーしていました。
会社の知名度が採用に必須なのではない。学生の立場になって就職活動中の不安をなくし、楽しさを伝えられたこと、しかもブログやフェイスブックを利用して全国に広く伝えたことで、船橋屋は超人気企業となった。
渡辺雅司さんの改革によって、船橋屋は新しく生まれ変わったのかもしれません。
渡辺雅司の愛車はベントレー
出典:twitter.com
渡辺雅司さんの愛車は、ベントレーです。流出した交通事故の炎上動画を見る限り、ベントレーのコンチネンタルGTマリナーW12の可能性が高いと言われています。
このベントレーコンチネンタルGTマリナーW12の価格は、2023年モデルで3710万円!!!
超高級車です。あまりにもセレブすぎて、3710万円の車を具体的にイメージすることができません・・・。
ただ、渡辺雅司さんの愛車はベントレーだけではないようです。前述の滝沢ガレソへのタレコミには次のような情報がありました。
出典:twitter.com
渡辺社長のロールスロイスともう一台スポーツカー(車種失念)に乗せていただいたことがありますがそのころも運転は恐ろしかったです
渡辺雅司さんは少なくとも、ロールスロイスも持っていたということです。
港区女子が言う「スポーツカー(車種失念)」がベントレーかどうかはわかりませんが、少なくともロールスロイスとベントレーの2台が愛車だったことは間違いないでしょう。
やっぱり渡辺雅司さんは超セレブだったことがわかりますね。
渡辺雅司の資産
出典:twitter.com
渡辺雅司さんの資産はどのくらいなのでしょうか?船橋屋は非上場企業ですので、役員報酬などは公開されていません。
ただ、ベントレーとロールスロイスを持ち、愛人が何人もいたなら、相当稼いでいたことは間違いありません。しかも、渡辺雅司さんは船橋屋の株をかなり持っていた可能性が高いんです。
船橋屋のわかっている範囲での情報はこちらです。
・売上高:20億円
また、渡辺雅司さんは船橋屋のほとんどの株を受け継ぐ可能性が高いです。なぜなら、先代の渡辺孝至さんは株を集約したからです。
渡辺:祖父が亡くなったとき、父は株以外の資産は何も相続せず、祖父の実の子どもたち、すなわち「家付き」の子どもたちに譲りました。後継者になれなかった伯父の子どもたちにも、祖父の資産を分けました。だから、親族の関係は良好で、正月には今もみんなで集まりますし、株の集約にも理解を示してくれました。
売上高20億円の企業の株のほとんどを父親が所有している。おそらく、渡辺雅司さんが船橋屋に入社した時に、すでに持ち株の何割かを譲渡しているはずです。
そして、さらに渡辺雅司さんが社長に就任し、孝至さんが会長に退いた時にも株の譲渡があったはずなので、渡辺雅司さんは船橋屋の株はかなり持っているでしょう。
しかも、父親の孝至さんはファミリー企業維持のために、株の集約を行いましたから、娘(渡辺雅司の妹)にはあまり渡していないと思われます。
となると、渡辺雅司さんの資産は10億円以上はあると思われます。最低でもそのくらいの資産がないと、ベントレー&ロールスロイスを所有するのは無理ですよね。
渡辺雅司の交通事故動画が流出して大炎上
渡辺雅司さんは2022年9月上旬に交通事故を起こしました。
そしてその時の動画が流出して、渡辺雅司さんのひどい恫喝・態度の悪さが大炎上しました。
恫喝動画が流出
この動画を見るとわかりますが、国道20号線を走っていた車に、赤信号を無視したベントレーが猛スピードで突っ込んできました。
その後、ベントレーの運転手である渡辺雅司さんは車を降りてきて、次のようにオラつきます。
・どっからお前出てきてんだこの野郎!
・どっから出てきてんだ
・え?じゃねーだろがこの野郎!
・テメェ何まず曲がってきてんだよ
・青じゃねえから俺がここ来てんだよ
・オイ!
・どっから入ってきてんだよ
・ドアを思いっきりける
この動画は、9月26日に前述のTwitterアカウントの滝沢ガレソがツイートして、一気に拡散されて、大炎上しました。
この動画では、渡辺雅司さんは本当に反社会的勢力なのかな?と思うほど、ヤクザっぽい口調で恫喝しています。
しかも、明らかに自分の運転に過失があるのに、この事故の責任を事故相手に擦り付けようとしているんです。
これは当然炎上しますよね。「船橋屋の社長」ではなく、一般人でも炎上する案件だと思います。
動画では、ベントレーの運転手の顔はモザイクがかかって隠されていますが、滝沢ガレソのツイートで、ベントレーの運転手は船橋屋の渡辺雅司さんであることがバレてしまったのです。
もみ消し工作失敗
出典:twitter.com
渡辺雅司さんのこの事故&恫喝動画は、滝沢ガレソのツイートが初出しではありません。
9月9日にすでにインターネット上に流出していました。でも、この時はまだ拡散されていなかったのです。
実は、船橋屋がSEO業者に頼んでインターネットで拡散しないようにしていたようなんです。
滝沢ガレソへのタレコミに次のようなものがありました。
・今回の件は社内に広めないでくれという願いから一部の社員にしか周知していない
・Google Twitterサジェストに「船橋屋 ベントレー 事故」など出ていたのを消すために業者を雇った
・事故後各マスコミを抑えててメディアを止めた
火消しに失敗して、滝沢ガレソのツイートで拡散されたことで、9月27日に船橋屋はインターネット上に流出している渡辺雅司さんの動画は事実であると認めました。
ただ、次のような文面もありました。
本来であれば、一日も早くお知らせをすべきところ、示談・和解に向けた話し合いを進めることを優先しており、ご報告が遅くなりましたこと、併せてお詫び申し上げます。
引用:弊社代表取締役社長の交通事故に関するインターネット上での書き込みについて | お知らせ |元祖くず餅 船橋屋 創業文化二年 日本における発酵くず餅発祥の店
「一日も早くお知らせすべきところ」としていますが、実際はもみ消しに奔走していたわけですから、その企業体質を疑わずにはいられません。
必死にもみ消していたところを、滝沢ガレソというフォロワー数80万超のインフルエンサーに見つかったことで、一気に拡散されてしまったということでしょう。
渡辺雅司の現在:社長を辞任している
出典:twitter.com
タレコミも多数
渡辺雅司さんの交通事故&恫喝動画が流出した後、ツイッターを中心に渡辺雅司さんの悪評がどんどん出てきました。
・死ねだのクソだの言われる
・組合を作ろうとしたら人事顧問が来て「誰が言っているんだ」と怒鳴った
・売り上げが落ちると怒鳴り散らす
・製造方法は同じなのに味が変わったと深夜に電話をかけて怒鳴り散らす
・労災中の社員をリストラした
・新卒採用は顔判断
・金持ち自慢、容姿&性欲自慢
・ケチで金払いが悪い
会議中に暴言を吐いて恫喝することは、渡辺雅司さん本人が言っていました。
当時の自分は確かに『暴君』だった。『クズ』『だから、お前らはダメなんだ』と社員を罵倒することもしょっちゅうで、今、考えると自分自身が病んでいたんですよね
メディアのインタビューで「クズ」、「だからお前らはダメなんだ」と罵倒していたことを恥ずかしげもなく明かし、しかも「自分が病んでいた」と言い訳をしているのは完全にヤバいです。
罵倒していたのは、自分が病んでいたから。だから自分は悪くない、と言っているようなものですから。
しかも、それをメディアでさらけ出せるのは、根っからのパワハラ気質で、「このくらいならセーフ」と思っているか、「こんな罵倒をさせる社員たちが悪い」と思っているかでしょう。
社長を辞任
渡辺雅司さんは、動画が拡散してすぐの9月28日に社長辞任を申し入れ、9月29日には代表取締役社長を辞任しています。
新しい社長には神山恭子さんが就任しています。神山恭子さんは40歳の女性で、創業家出身ではありません。
船橋屋は若い女性社長を据えることで、イメージを一新したいという狙いがあったのでしょう。もちろん、新社長は有能な方であることが前提での話ですが。
ただ、渡辺雅司さんは船橋屋の大株主であることは変わっていません。ということは、いつでも経営陣に返り咲けるということでしょう。
ほとぼりが冷めたら、また経営に加わる可能性は十分にあります。
渡辺雅司のまとめ
船橋屋の元社長の渡辺雅司さんのプロフィールや家族、学歴や経歴、愛車のベントレー、資産状況、事故動画の拡散や現在をまとめました。
船橋屋の社員に罪はありませんし、くず餅が美味しいことには変わりないので、くず餅は美味しく食べたいですね。