安倍晋三元首相銃撃事件での警備体勢の不備の責任取る形で辞任した中村格元警察庁長官が話題です。
この記事では中村格元警察庁長官の父親や結婚した嫁、子供などの家族、自宅、これまでの経歴、不祥事や疑惑、辞任後の現在注目されている天下りや退職金などについてまとめました。
この記事の目次
- 中村格元警察庁長官のプロフィール
- 中村格元警察庁長官の家族① 父親は元福岡県警のノンキャリア警察官
- 中村格元警察庁長官の家族② 結婚や嫁、子供などの情報は非公開
- 中村格元警察庁長官の自宅
- 中村格元警察庁長官の経歴① 東京大学法学部から警察庁に入庁
- 中村格元警察庁長官の経歴② 和歌山県警、千葉県警、警視庁で捜査二課長
- 中村格元警察庁長官の経歴③ 旧民主党時代から内閣官房長官秘書官に就任
- 中村格元警察庁長官の経歴④ 警視庁刑事部長を経て警察庁へ戻る
- 中村格元警察庁長官の経歴⑤ 警察庁長官に就任も10ヶ月後に引責辞任
- 中村格元警察庁長官の不祥事① 伊藤詩織さんに対する準強姦容疑での山口敬之氏の逮捕状握り潰し
- 中村格元警察庁長官の不祥事② 安倍晋三元首相の秘書官の子供の喧嘩に捜査一課投入
- 中村格元警察庁長官の現在① 安倍晋三元首相襲撃事件の責任を取り辞任
- 中村格元警察庁長官の現在② 天下りにも関心が集まっている
- まとめ
中村格元警察庁長官のプロフィール
中村格のプロフィール
生年月日:1963年7月4日
出身地 :福岡県福岡市
中村格(なかむら・いたる)元警察庁長官は、2022年8月30日まで警察庁のトップである警察庁長官を務めた警察官僚です。
東大法学部卒業後に警察庁に入庁し、捜査第二課長などの刑事畑を経て、民主党、自民党両政権下で内閣官房長官秘書官を合計で5年半にわたって務め、その後、警察組織の中でスピード出世を続け、2021年に警察組織のトップである警察庁長官に就任しました。
警察官僚の大物中の大物である中村格元警察庁長官ですが、2022年7月の参議院議員選挙戦の真っ最中に発生した安倍晋三元首相銃撃殺害事件での警備体制の不備の責任を取る形で、同年8月付で警察庁長官の職を辞任しています。
この件で注目されている中村格元警察庁長官ですが、過去にはいくつかの不祥事でも批判されており、その点でも再び関心が集まっています。
ここでは、中村格元警察庁長官のこれまでの経歴や取り沙汰されている過去の不祥事などについてまとめていきます。
中村格元警察庁長官の家族① 父親は元福岡県警のノンキャリア警察官
中村格元警察庁長官の家族の情報もまとめていきます。
中村格元警察庁長官は父親も元警察官で、福岡県警に勤務していたという事です。ただ、中村格元警察庁長官とは違いノンキャリアの警察官だったようです。
中村格元警察庁長官は、警察官だった父親の姿を見ながら育ち、自身も警察官を目指すようになったという事です。
父親は福岡県警のノンキャリア警察官。官舎暮らしが長く、昼夜を問わず仕事に打ち込む父の姿を見ながら育った。
中村格元警察庁長官の父親は、警察官として昼夜を問わずに仕事に打ち込まれていたという事ですが、警察官としてどのような部署でどのような仕事をされていたのかなどの詳細な情報は明かされておらず不明です。
また、中村格元警察庁長官の父親が現在もご存命かどうかも不明です。
中村格元警察庁長官の家族② 結婚や嫁、子供などの情報は非公開
中村格元警察庁長官の家族についての情報はほとんど公開されておらず、結婚や嫁、子供などの情報は一切ありません。
警察組織の最高幹部という事で、家族の安全のためにそれについての情報管理は徹底していたと思われます。
中村格元警察庁長官の自宅
中村格元警察庁長官の自宅の場所の情報は非公開です。
家族の情報が公開されていないのと同様の理由で、中村格元警察庁長官の自宅の場所についての情報も一切公開されていません。
警察庁長官という立場(当時)から、中村格元警察庁長官は自宅を東京都千代田区霞が関の警察庁からそう遠くない場所に置いていたと推測されますが、嫁や子供など家族が住む自宅はそことは別の場所に構えていた可能性の方が高いと思われます。
中村格元警察庁長官の経歴① 東京大学法学部から警察庁に入庁
続けて、中村格元警察庁長官のこれまでの経歴についてまとめていきます。
中村格元警察庁長官は福岡県福岡市の生まれで、前述のように父親はノンキャリアの警察官でした。
全国でも屈指の進学校である私立「ラ・サール高等学校」(最新の偏差値は78)を経て、東京大学法学部へと進学し、卒業後の1986年に警察庁に入庁しています。
中村格元警察庁長官の経歴② 和歌山県警、千葉県警、警視庁で捜査二課長
中村格元警察庁間は警視庁入庁後、警察大学校での研修期間を経て、1989年から和歌山県警察本部捜査第二課長、1992年から千葉県警察本部捜査第二課長、1993年から警察庁刑事局捜査第二課課長補佐と務め、1997年からは外務省に出向する形で、在タイ日本国大使館一等書記官を3年間務めています。
1999年に帰国後は、警察庁交通局運転免許課理事官、刑事局捜査第二課理事官を務めた後、2003年から2005年まで警視庁刑事部捜査第二課長を務め贈収賄事件の検挙などで活躍されています。
中村格元警察庁長官の経歴③ 旧民主党時代から内閣官房長官秘書官に就任
中村格警察庁長官は、2005年の人事で警察庁長官官房付となり、警察庁会計課会計企画官、警視庁警務部参事官を経て、2009年の民主党への政権交代後の2010年から、当時の内閣官房長官・仙谷由人さんの秘書官に任命されています。
その後、2012年に自民党が政権を奪還した際には、普通ならばお役御免で内閣官房長官秘書官を退任する事になるところを、中村格さん本人が「続けさせて欲しい」と頼み込み、当時の菅義偉内閣官房長官がその意を汲む形で、内閣官房長官秘書官の座に引き続き留まっています。
中村格元警察庁長官は菅義偉官房長官(当時)に重用され、当時は菅官房長官の懐刀のような存在だったという事です。中村格元警察庁長官の内閣官房長官秘書官の合計在任期間は5年半にわたり、これは警察官僚としては異例の長さでした。
内閣官房長官秘書官を退任した後も、中村格元警察庁長官と菅義偉さんとの親密な関係は続いていたとされ、「警察のトップが政権に近すぎるのは危険」などと危惧する声もあったようです。
中村格元警察庁長官の経歴④ 警視庁刑事部長を経て警察庁へ戻る
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中村格元警察庁長官は、内閣官房長官秘書官を退任後の2015年3月から、警視庁刑事部のトップである警視庁刑事部長に就任しています。
2016年8月まで警視庁刑事部長を務めた後警察庁に戻り、以降、組織犯罪対策部長兼生活安全局付兼刑事局付兼官房付、2017年8月より総括審議官兼警備局付、2018年9月から警察庁長官官房長、2020年1月17日から警察庁次長と、庁内の重要なポストを歴任しています。
中村格元警察庁長官は警察庁に戻ってからとんとん拍子に出世しており、これも政権との深い関係が影響しているとの疑惑も持たれています。
中村格元警察庁長官の経歴⑤ 警察庁長官に就任も10ヶ月後に引責辞任
中村格元警察庁長官は、2021年9月22日付で警察庁長官に任命されています。警察庁長官は日本の警察組織の中でトップの役職にあたります。
警察庁長官に就任から10ヶ月後の2022年7月8日に、奈良市内で参議院議員選挙の応援演説を行っていた安倍晋三元首相が銃撃を受けて死亡する事件が発生。同年8月30日に中村格元警察庁長官はこの事件の責任を取る形で警察庁長官の職を辞任しています。
中村格元警察庁長官の不祥事① 伊藤詩織さんに対する準強姦容疑での山口敬之氏の逮捕状握り潰し
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中村格元警察庁長官は優秀な人物で大きな功績を残したと評価する声の一方で、不祥事を批判する声も多く上がっています。
2015年、当時TBSの政治記者でワシントン支局長だった山口敬之さんが、フリーのジャーナリストの伊藤詩織さんに対して性的な被害を与えたとして準強姦の容疑で訴えられた件で、1度は逮捕状が発付され、捜査員が逮捕をしようと待ち構えていた段階になって、当時警視庁刑事部長であった中村格元警察庁長官がそれに介入して止めさせたという内容の不祥事を「週刊新潮」を中心とした複数のメディアが報じています。
2015年6月、警視庁高輪署は元TBS記者の山口敬之氏に対し、フリージャーナリスト・伊藤詩織さんへの準強姦容疑で逮捕状を取り、捜査をさらに進めようとしていた。しかし、当時、警視庁刑事部長だった中村氏が逮捕の中止を命じたことで直前になって取り止めとなった(最高裁は今年7月7日、「山口氏による性的暴行があった」ことを認めた)。
山口敬之さんは、TBSの政治部記者だった頃から安倍晋三元首相と懇意にしていたため、中村格元警察庁長官が官邸に忖度して逮捕状を握り潰したのではないかという疑惑が出たのでした。
中村格元警察庁長官は週刊新潮などの取材を受けて、政府当局による介入は否定した上で、捜査の中止(逮捕状の握り潰し)は自分が判断したと認めています。また、逮捕の中止は適切な判断だったとも主張しています。
中村氏ご当人はかつて週刊新潮にこう話していた。
――どうして捜査の中止を命じられたんですか?
「具体的な中身は申し上げられませんけど、捜査の指揮として当然だと思います」
――捜査が中止になったということについては?
「まあ、あのう、非常に、捜査としては適切な方向に、自分として判断した覚えがあります」
なお、山口敬之さんはその後、刑事では不起訴処分となっていますが、民事裁判では伊藤詩織さんの訴えが認められ「山口敬之さんによる伊藤詩織さんに対する性的暴行があった」と認定されて、山口敬之さんに対して約332万円の賠償を命じています。
裁判所が山口敬之さん側の非を認めたという事になりますが、これについては中村格元警察庁長官は特にコメントはされていません。
伊藤詩織さんはこの件について、「(山口敬之さんの逮捕が直前に取り消された事について)お話ししてから、(警察庁長官を)辞めて欲しい気持ちがあります」と話されていました。
中村氏に対して、一部には同氏の進退が問われているとの報道があることも踏まえ「中村さんには(警察の)トップに立つ立場として、ここまでいろいろな質問が投げかけられた中で答えを出さない。私の中に気持ち悪いものがある。お話ししてから、辞めて欲しい気持ちがあります」と語った。
中村格元警察庁長官の不祥事② 安倍晋三元首相の秘書官の子供の喧嘩に捜査一課投入
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中村格元警察庁長官の不祥事としては、安倍晋三元首相の元政策秘書の未成年の子供が起こしたゲームセンターでの喧嘩に、捜査一課の精鋭捜査員を投入して相手を逮捕させたという疑惑記事が「週刊新潮」(2019年11月28日号)に掲載されています。
記事によると、別の事件を捜査していたある警視庁捜査一課の刑事が、当時の釣宏志(つり・ひろし)捜査一課長に呼び出され、世田谷署管内のゲームセンターで子供が殴られた3日で加害者を逮捕しろと命じられ、中村格刑事部長(当時)直々の下命だと言われたという事です。
そして、ゲームセンターでの子供の喧嘩に、他に重大な事件の捜査を多く抱えている警視庁捜査一課の人員が投入された理由は、被害者側の未成年の少年が、安倍晋三元首相の元政策秘書の子供だと判明したためだったという事です。
理由が何であれ暴力は看過できないが、この「ゲーセンのケンカ」が単なる揉め事で終わらず大きな事件に発展したのは、被害者が安倍氏の元政策秘書の子息だったからだ。
この案件には泣く子も黙る警視庁捜査一課の精鋭部隊が投入され、「3日以内の解決」を厳命、加害者には暴行容疑で逮捕状が出され、実際に逮捕された。
一課を投入して加害者を逮捕することは中村氏の指示で、当の一課の面々は「この程度の案件でまさか逮捕までやるとは……」と茫然自失の体だったという。
同記事では、被害者が安倍晋三元首相の元政策秘書の子供だという報告を受けた中村格元警察庁長官が大騒ぎをして直々に命令を下したとする関係者の証言も掲載されていました。
世田谷署からの報告で、(秘)という印のついた政治家案件であることを把握した中村部長が大騒ぎし、一刻の猶予もまかりならんと1課を投入したのでしょう。そして事件解決の“成果”を何らかの形で安倍さんに報告したはずです
なお、このゲームセンターでの暴行事件ですが、被害者側が安倍晋三元首相の元政策秘書の子供で、未成年の少年で、加害者側が成人の会社員男性だったようです。
実際にこの逮捕に関わった当時の捜査一課の捜査員の証言では、被害者の少年側が何らかの形のけしかけて、加害者側の男性が1発殴ったという内容だったそうです。被害者は怪我を負っておらず傷害事件で立件できないために暴行容疑で逮捕したとの事でした。
店内と周辺の防犯カメラから加害者を割り出し、暴行容疑で逮捕状を請求して逮捕したわけだけど、“むしろ加害者の方が可哀想になっちゃいました”とも。それに、“傷害でやれないから暴行(容疑)で身柄を取ったんです”という状況だったようだね
被害者側がけしかけたようなところがあるケンカだよね。被疑者は成人の男性会社員だったけど、いきなり子供を殴るワケはないでしょう。ただ、こちらも1課の看板を背負っているし、上から言われたんだから、仕方なくやりました。
これらの報道内容が事実であれば、中村格元警察庁長官は、山口敬之さんのように官邸と近しい人物が起こした事件については逮捕状が出ているにも関わらずそれを握り潰し、逆に安倍晋三元首相の元秘書の息子が被害者となったような事件では、本来であれば逮捕にまでは至らないような内容であっても逮捕するように圧力をかけていたという事になります。
中村格元警察庁長官の現在① 安倍晋三元首相襲撃事件の責任を取り辞任
中村格元警察庁長官は、2022年7月8日に奈良県奈良市で参議院議員選挙の応援演説中だった安倍晋三元首相が背後から銃撃され死亡した事件の責任を取る形で、同年8月30日付で警察庁長官の職を辞任しています。
警察庁の中村格(いたる)長官(59)は25日の記者会見で辞職する意向を明らかにした。安倍晋三元首相(67)が7月に奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件では、奈良県警の警備態勢の甘さが指摘されており、警察組織のトップとして事実上の引責辞任となる。
中村格元警察庁長官は、安倍晋三元首相の襲撃事件で、警備体制の甘さを追求されてすぐに辞任すべきとの声が上がった際、「今の段階で私が果たすべき責任は検証と見直しに全身全霊をそそぐ事だ」と発言して警察庁長官のポストに留まっていました。
その後、2022年8月25日に国家公安委員会に安倍晋三元首相が襲撃された際の警護体制の検証結果を報告し、その後で同委員会に辞任を願い出たという事です。
その後の記者会見で、中村格元警察庁長官は、「私ども警察は警護を一から出直そうと考えた。そのためには新たな体制で警護を望むべきと考えた」、「安倍晋三元首相の国葬来年5月のG7広島サミットなどがあり、新たな警護警備をこれから進めるという状況の中で人心を一新した新たな体制で(警護に)臨むのが当然であろうという思いで決意した」などと辞任を決断した理由を説明しています。
中村格元警察庁長官の辞任については「責任逃れ」と批判する声も一部あるようです。
中村格元警察庁長官の退職金は推定8000万円
安倍晋三元首相襲撃事件での警備態勢の不備の責任を取る形で警察庁長官を辞任した中村格元警察庁長官ですが、その退職金は推定で8000万円にもなるとの報道が出ています。
内閣人事局が公表する退職手当支給額別でも2020年の実績をみると、常勤職員の最高が約8000万円なので、中村長官の退職金は推定8000万円ほどです。
事実上の引責辞任であり、定年の1年前の辞任であるにもかかわらず多額の退職金が支払われる事については批判的な意見も出ています。
「安倍元首相の銃撃事件の警備問題により事実上の引責辞任となった警察庁の中村格長官に、定年から1年半前の辞職にも関わらず推定8000万円の退職金が支払われることが分かった」とのこと。本当に責任を感じてるなら、安倍の国葬費用2億5000万円のうち8000万円はお前が退職金で払え!この税金泥棒野郎!
— きっこ (@kikko_no_blog) August 26, 2022
中村格元警察庁長官の現在② 天下りにも関心が集まっている
中村格元警察庁長官は、安倍晋三元首相が襲撃された事件での警備体勢の杜撰さの責任を取る形で辞任しましたが、推定で8000万円もの退職金を受け取るとする報道が出て批判的な声が上がっています。
加えて、歴代の警察庁長官の多くが辞任後に大企業に天下りしており、中村格警察庁長官の今後もバラ色の人生だろうとする報道が出ています。
責任を取っての辞任は当然ともいえるが、中村長官の今後の人生は“バラ色”のようだ。
「警察庁長官ともなれば、この先待ち受けるのは充実した“天下り人生”ですからね」(社会部記者)
実際、過去の警察庁長官は、次々と大企業に天下りしている。前任の松本光弘氏は、日本生命保険特別顧問と第一三共監査役を務めている。さらにその前任の栗生俊一氏は、ANAホールディングスや、三菱電機の顧問に就任している。
中村格元警察庁長官の天下り先は現在のところ表に出ていませんが、おそらく既に然るべき大企業に、相談役やら顧問やらの名誉役職名で高待遇で迎えられる事が決まっているのではないでしょうか。
まとめ
今回は、安倍晋三元首相の警備体勢の不備の責任を取る形で2022年8月30日付で引責辞任した中村格元警察庁長官についてまとめてみました。
中村格元警察庁長官は、安倍晋三政権時に菅義偉官房長官の秘書官を務めて重用された経歴を持ち、警察庁に戻った後も政権与党と近しい関係にあったとされ、伊藤詩織さんに対する準強姦容疑で訴えられた安倍晋三元首相と近い関係にあったとされる元TBS記者の山口敬之さんの逮捕状を、官邸に忖度して逮捕直前に握り潰した件などの不祥事が取り沙汰された人物です。
中村格元警察庁長官の家族は、父親が元ノンキャリアの警察官だった事は明かされていますが、結婚や嫁、子供などの情報は非公開で、自宅の場所なども不明です。
中村格元警察庁長官の辞任後の現在は、推定で8000万円とも言われる退職金や天下り先などに対しても注目が集まり、批判的な声もみられます。