東大出身の国際政治学者で情報番組のコメンテーターなどを務める三浦瑠麗さん。
この記事では、三浦瑠璃さんの学歴と中国人という噂の真相、結婚した夫・三浦清志さんと子供(娘)、そして炎上発言など現在までの活躍についても総まとめしましたのでご紹介します。
三浦瑠麗のプロフィール
三浦瑠麗さんは日本の国際政治学の研究者であり、東京大学政策ビジョン研究センターで講師を務めながら株式会社山猫総合研究所の代表として活動しています。
2017年には『「トランプ時代」の新世界秩序』を執筆しています。
三浦瑠麗さんについての詳しいプロフィールはこちら。
本名: 三浦 瑠麗(みうら るり)
旧姓: 濱村 瑠麗
生年月日: 1980年10月3日
出身地: 神奈川県茅ヶ崎市
出身校: 東京大学
配偶者: 三浦清志
研究分野: 国際政治学、比較政治学
研究機関: 東京大学政策ビジョン研究センター
学位: 博士(法学)
特筆すべき概念: リベラリズム、現実主義
主要な作品: 『シビリアンの戦争―デモクラシーが攻撃的になるとき』
引用:Wikipedia – 三浦瑠麗
三浦瑠麗さんは多くの討論番組、ニコニコ動画などのネット番組に論客として出演しており、政治学者らしからぬ美貌とちょっと高飛車な性格がウケています。
現在は「スリーパーセル」に関する発言で話題を呼んでいますが、三浦瑠麗さんの現在までの活躍と合わせて詳しく総まとめしましたのでご紹介しましょう。
三浦瑠麗の生い立ち&学歴!中国人ではない
三浦瑠麗は父親の影響を色濃く受けている?
三浦瑠麗さんの父親は心理学者の濱村良久さんであることから幼少期から父親の影響を強く受けて学者を目指したのでしょう。
また、名前から三浦瑠麗さんが中国人という噂が立っているようですが、中国人ではなく純日本人となります。
三浦瑠麗さんは幼少期から若草物語などの児童文学に多く触れ、源氏物語や蜻蛉日記などの古典文学や、円地文子や幸田文といった女流作家の本を読みあさっていたそうです。
本の虫だった三浦瑠麗さんは学校での集団行動に馴染めず単独行動が多かったようです。
三浦瑠麗さんは神奈川県立樟南高等学校に進学していますが、この学校は偏差値が73と非常に高い難関高校であり、石原慎太郎さんや浜田宏一さんも卒業している超進学校です。
三浦瑠麗さんは高校でも馴染めずに授業をサボって鎌倉や江ノ島によく行っていたようです。
東大に進学した三浦瑠麗
三浦瑠麗さんは神奈川県立樟南高等学校を卒業すると東京大学理科I類に進学しました。
東大では50人のクラスの中に女子は二人しかいなかったため、男子学生と馴染めない三浦瑠麗さんは試験のプリントが回ってこないこともあったため授業に次第にでなくなったそうです。
その後三浦瑠麗さんは地球の環境問題について学ぶために農学部地域環境工学専修を専攻しましたが、自分がやりたい勉強ではなかったことが分かり進路を探すために留年の道を選びました。
2001年には自民党が主催していた「第一回 国際政治・外交論文コンテスト」で総裁賞を受賞するなど、三浦瑠麗さんは国際政治学に関する深い考察をこの頃から持っていたようです。
三浦瑠麗さんは他の学部で授業を受けていたところ、船橋洋一ゼミで教えている政治学に興味を持ったことで理系を捨てて文系に移り、公共政策学教育部専門職学位課程の一期生として入学して、国際政治学者の藤原帰一さんから学び始めます。
当時、アメリカはイラクへの戦争を開始しており、米兵達が戦争に反対していた様子を見た三浦瑠麗さんは強い興味を抱き、博士論文にて「シビリアンコントロール(文民統制)」について研究を始めました。
そして、同課程を終えて博士号を取得した三浦瑠麗さんは、学位取得論文として「シビリアンの戦争 : 文民主導の軍事介入に関する一考察」を提出し、後に2012年10月に著書『シビリアンの戦争―デモクラシーが攻撃的になるとき』を出版しています。
三浦瑠麗の結婚した夫・三浦清志や子供(娘)について
三浦瑠麗、東大の先輩と結婚
三浦瑠麗さんの旦那・三浦清志さんは東京大学の1学年上の先輩で、米国人の母と日本人の父を持ち、元外交官という超エリートです。
旦那・三浦清志さんの写真
三浦瑠麗さんの旦那・三浦清志さんは2002年に外務省に入省。2004年大臣官房総務課に配属後、組織改変等を担当し、退職。外務省退職後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに転職し、2007年より同社マネージャー。同社を退社し、Saferay Japan株式会社を設立し、代表取締役に就任。さらにTRAIBAY CAPITALにマネージング・ディレクターとして参画。現在に至っています。
三浦瑠麗さんと旦那の間にはひとりの娘がいるようで、2022年3月時点では小学4年生の10歳と紹介されていました。
なお、過去にレギュラー番組で「出演時はSっ気が強いが、自宅ではMっ気がある」と語ったことがあるようで、もしかしたら旦那はさらに上を行くSなのかもしれませんね。
東大卒業後の三浦瑠麗さんの現在までの大まかな経歴は以下のとおりです。
2007年(平成19年)4月、日本学術振興会特別研究員(DC2、2009年(平成21年)3月まで)。
2011年(平成23年)1月、東京大学政策ビジョン研究センター安全保障研究ユニット特任研究員(2013年(平成25年)3月まで)。
2013年(平成25年)4月、日本学術振興会特別研究員(PD)、青山学院大学兼任講師(法学部専門科目/青山スタンダード科目)。
2014年(平成26年)から自らの政治的見解を綴るブログ「山猫日記」を開始。
2015年8月、共同通信の第三者機関「報道と読者」委員会の第8期委員に就任。
2016年(平成28年)3月、東京大学政策ビジョン研究センター講師に就任。
そして、2022年3月、日本テレビ系で放送された「今夜くらべてみました」に出演して、夫と子供のことを明かしました。
夫は東大の1学年上の先輩。瑠麗さんが大学4年の時に結婚し、小4の長女(10)がいる。8年前に軽井沢の別荘が完成。現在は「平日は東京で港区を離れず、週末は軽井沢」という週末移住生活を実践している。
清志さんは米国人の母と日本人の父を持ち、元外交官という超エリート。軽井沢に家を建てるため、「退職金をもらうために、うちの夫、仕事辞めてます」(瑠麗さん)と明かした。
家は北欧フィンランド式の2階建てログハウスで、南側は全面窓。そこでワイン片手に夕食をとりながら、次第に夫婦は、皿を買うか買わないかの“生討論”に。
物を増やしたくない派の清志さんが「空間の美しさってあるよ」と口にすると、10歳の娘が「別にがらんどうが美しいわけじゃないよ、もちろんパパたちがビールとか日本酒とかを全部飲むのをやめれば、そのお酒の容器ぜーーんぶ捨てられるけどね」とママそっくりの口調でディベートに参加。
瑠麗さんが「実はパパの方がお勉強できたんだよ、って(娘に)言うと…」と話し始めると、娘がすかさず、「昔はすごかったかもしれない、今どうです?」と両手を広げる外国人のようなジェスチャーで手厳しく迫る場面もあった。
三浦瑠麗のテレビ出演や炎上について
三浦瑠麗、討論番組への出演を始める
討論番組に引っ張りだこになった三浦瑠麗
三浦瑠麗さんは2015年元日に放送された『ニッポンのジレンマ(NHK総合)』でパネリストとして出演して以来、数々の討論番組からオファーが来るようになり出演を重ねています。
三浦瑠麗さんは政治思想的にはリベラル派ということになりますが、討論における信条について以下のように語っています。
「日本に存在する『ハイ論破!』という文化は有害」「はい論破!という雰囲気が左右両方にあるのはわるいこと。論破なんかできるわけがない。自分の議論を示しつつ相手の議論の不備や死角を指摘できるだけ。昔は保守はそれがわかってて閉じこもりリベラルの方が教化を目指してたけど、最近両方憎しみで目が曇ってる感あり」「官僚が使う言葉を借りれば『議論するときは同期』という姿勢こそが正しい」
「ネトウヨ」という種類の人々が登場したことで何かとネットで注目されるようになった政治ですが、三浦瑠麗さんの考え方についていくつかご紹介していきましょう。
三浦瑠麗、過去の日本の歴史観
戦前日本は豊かな国だったとする三浦瑠麗
戦前の大日本帝国だった頃の日本を全面的に否定する声がありますが、三浦瑠麗さんによればむしろ豊かな国だったと言っています。
大日本帝国と聞いて一般的に思い浮かべるのは第二次世界大戦中の軍国主義であり、特攻隊や「一億火の玉」といったような人権を無視した極端な姿でしょう。
しかし、三浦瑠麗さんによればそうした人権抑圧の時代は1943~1945年の戦時中くらいのもので、戦前はむしろ世界に向かうことができる人材を生み出せる、経済的には世界に劣っていたとしても心は豊かな国だったという旨を語っています。
三浦瑠麗、「徴兵制」の導入を提案
国民は戦争をリアルに感じる必要があると考える三浦瑠麗
三浦瑠麗さんの持論によれば、「戦争をするための徴兵制」ではなく「戦争を抑止するための徴兵制」が必要だと語っています。
三浦瑠麗さんによれば自国よりも力の劣る国に軍事介入に踏み切らざるを得なかった場合、核や国際法だけでは抑止力に成りえないため、結果的に戦争に簡単に踏み切ってしまうということです。
現在、アメリカが北朝鮮に対して核開発を放棄しなければ攻め込むと言っているのはまさにこのことでしょう。
徴兵制の無い国では、結局現場で血を流すのは志願して兵士になった人たちであり、多くの国民は直接戦うわけではないため戦争を安易に考えてしまいがちかもしれません。
そのため、イスラエルや韓国のように徴兵制を導入すれば、いざ敵国と緊張が高まった時に戦争に踏み込めば徴兵されるのは自分や家族だとすれば、国民も戦争をリアルに捉えることができて敵国に対して抑制的に考えることができるためむやみに戦争が起きないと三浦瑠麗さんは語っているようです。
三浦瑠麗、トランプ大統領の誕生を予感していた?
三浦瑠麗はトランプを飛沫候補だと思っていなかった
2016年のアメリカ合衆国大統領選挙で、ドナルド・トランプは多くのメディアや有識者から飛沫候補だと言われていましたが、三浦瑠麗さんはそうは
見ていなかったそうです。
世間がヒラリー・クリントン一択の中で、三浦瑠麗さんは2016年11月4日に収録された番組『橋下×羽鳥の番組(テレビ朝日系)』の中で、「ドナルド・トランプが大統領になる可能性は十分ある」と語っており、隠れ支持者が多数いることを指摘していたようです。
そして、三浦瑠麗さんはトランプの暴言は問題だとしつつも、もしアメリカ国民だったならトランプに投票しているだろうと語っていました。
トランプは非常に危うい人物ではあるものの、考え方は保守的で中道の経済政策であることからアメリカを変える気が無かったヒラリー・クリントンよりも結果を出せる可能性が高かったようです。
三浦瑠麗、核武装は否定でも核は肯定
三浦瑠麗は核は戦争の抑止力になっていると語る
三浦瑠麗さんは日本は核武装をするべきではないとしながら、アメリカの核の傘と唯一の被爆国だという事実を利用して世界に対して核不拡散を訴えかけるのが役目だとしています。
三浦瑠麗さんは日本は核武装をするべきではないと考えており、それは日本がもし核武装をすると世界で唯一の被爆国という影響力を自ら失うことになり、日本に続いてアジア圏で核ドミノが起きる可能性を指摘しています。
また、中国の妨害や核開発に伴う取り決めなど多くの問題が発生することが懸念され、核武装は日本にとって良いことは無いと語っています。
しかし、日本がもし今後核武装をする必要が出てくるとしたら、中国が軍拡を推し進めて好戦的な政治政策を露骨に表し、北朝鮮がさらに挑発的な行動に出た時などにアメリカが自国が核の被害を被る可能性から日本を守ることができなくなりそうな時だと三浦瑠麗さんは語っています。
三浦瑠麗が炎上、「スリーパーセル」発言で叩かれる
三浦瑠麗が「スリーパーセル」に言及で批判を買う
2018年2月11日に放送された番組『ワイドナショー(フジテレビ系)』に出演した三浦瑠麗さんは、「スリーパーセル」について言及したことでネット上で痛烈な批判を買っているようです。
スリーパーセルとは、普段は一般市民として生活をしているものの、いざ有事の際にはスパイ・テロリストとして工作活動を行う潜伏しているスパイのことです。
三浦瑠麗さんは『ワイドナショー』で北朝鮮問題を論議していた時にスリーパーセルの話題を持ち出し、明確な根拠も示さないまま「指導者の死亡後に活動を始める」として「特に大阪がやばい」と語りました。
「実際に戦争が始まったら、テロリストが仮に金正恩さんが殺されても、スリーパーセルと言われて、もう指導者が死んだっていうのがわかったら、もう一切外部との連絡を断って都市で動き始める、スリーパーセルっていうのが活動すると言われているんですよ」「テロリスト分子がいるわけですよ。それがソウルでも、東京でも、もちろん大阪でも。今ちょっと大阪ヤバいって言われていて」
これに対してネット上では主にネトウヨと呼ばれる人たちが「大阪を引き合いに出したのは在日朝鮮人に対する差別」だと猛烈に批判を始めました。
三浦瑠麗さんは大阪を引き合いに出した理由を「全面戦争を避けるため」だとブログで反論し、首都を攻撃すれば全面戦争は避けられないためテロリストが首都を狙うことは無いことから大阪がターゲットになる可能性が高いことを示唆しました。
さらに、三浦瑠麗さんは在日朝鮮人に言及していないにも関わらず敢えて引き合いに出してくる人こそが差別的だと批判しています。
三浦氏は、ハフィントンポストの取材に対して「私は番組中、在日コリアンがテロリストだなんて言っていません。逆にそういう見方を思いついてしまう人こそ差別主義者だと思います」と反論した(2月12日)。LINE上級執行役員の田端信太郎氏は「在日=北朝鮮の工作員なんて、一言も、三浦さんは言ってないでしょうが。それを連想ゲームで勝手につなげてるほうがよっぽど偏見であり、ヘイトだよ」と同様に三浦氏を擁護している
しかし、この反論に対しても評論家・著述家の古谷経衡さんが真っ向から批判しており、「工作員妄想」だと切って捨てているようです。
また、映画評論家の町山智浩さんも三浦瑠麗さんの発言が軽率だったことを指摘しています。
三浦瑠麗さんはワイドナショーで発言する際、関東大震災で朝鮮人がデマで虐殺され、アメリカで大戦中に日系人がスパイとされて収容所に入れられ、今、イスラム系の人々がテロリスト扱いされていること、それに自分の発言で韓国朝鮮系の子どもたちがどんな辛い思いをするか少しでも考えたのだろうか?
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2018年2月11日
確かに三浦瑠麗さんの発言は大阪圏に住む在日朝鮮人、在日韓国人の人たちにとっては気持ちの良いものではなかったでしょう。
その子供たちはそれによっていわれのない悪口を学校などで受けるかもしれません。
また三浦瑠麗がスリーパーセルデマやってるぞ。いいかげんにしろ。米朝首脳会談が実現するような激動の時代に、カビの生えた陰謀論をふりまくお前の居場所はもうない。 #TVタックル
— 明日桧倫 (@Aspirin_Jet) 2018年3月11日
『ワイドナショー』の司会を務めている松本人志さんは、三浦瑠麗さんが叩かれている現状について以下のようにツイッターで語っています。
たとえばオレの番組にゲストで出たタレントさんが叩かれてたりするとツライです。きっとサービス精神でいろいろ話してくれたのに 。ダウンタウンの番組に出て楽しかった!って思って欲しいもんなー
— 松本人志 (@matsu_bouzu) 2018年2月11日
他にも三浦瑠麗さんは近畿財務局職員が自殺した問題に「人が死ぬほどの問題じゃない」と語ったことからも炎上を起こしているようですが、普段が攻撃的なトークが多いせいか曲解されている傾向があるようですね。
三浦瑠麗さんが言っているのは、どんな問題より人命が一番大事ということであり、これを理解できないアホばかりか?
— ぴんぐう (@bold_as_love) 2018年3月10日
三浦瑠麗について総まとめすると・・・
国際政治学者として、数々の討論番組でパネリストとして活躍している三浦瑠麗さんについて総まとめしてきました。
現在は『ワイドナショー』で言及した「スリーパーセル」の話題で総叩きに遭っていますが、それは松本人志さんが言うように『ワイドナショー』向きのリップサービスだった面もあるのかもしれません。
元々好戦的な発言の多い三浦瑠麗さんなので、今回のことも良い論争の場となっているのかもしれませんね。