河本準一さんはひな壇芸人として確固たる地位を築いていたものの、「母親の生活保護不正受給問題」により、仕事の大半を失うことになってしまいました。
この記事では、河本準一さんの母親の生活保護不正受給問題の不祥事、国籍が北朝鮮の韓国人という噂、そして嫁と子供や現在について詳しくまとめました。
この記事の目次
河本準一のプロフィール
本名:河本準一(こうもと じゅんいち)
出身地:岡山県
生年月日:1975年4月7日
身長:162cm
最終学歴:岡山県立東岡山工業高等学校卒業
コンビ名:次長課長
デビュー:1995年
所属事務所:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
次長課長の河本準一さんは、お笑いブームの波に乗り、2000年代中盤から2010年代前半にかけて、バラエティ番組などを中心に活躍をしていた芸人です。
世間的には「お笑い第五世代」に分類されている河本さんは、この世代の多くの芸人たち同様に、「ひな壇芸人」としてトーク型バラエティ番組を中心に活躍をしていました。その人気の最盛期には、深夜番組が中心とはいえ、複数のレギュラー番組を持つ売れっ子芸人の地位まで上り詰めています。
しかし、2012年4月に、河本さんの母親や親族が長年に渡り生活保護を不正受給していた事実を週刊誌にスクープされると、苦労して築き上げた芸能界での仕事や地位の大半を失う転落人生へ突入します。
以降の河本さんは、天下の吉本興行の看板や人脈があっても芸能界で復権することは出来ず、芸能界の片隅で細々と芸能生活を送っています。
年金不正受給問題の根は河本準一の母の家庭問題にある?
河本準一さんの母・Aさんの生活保護不正受給問題に関しては、問題の根はAさんの家庭問題にあったと言えます。元々は愛知県名古屋市生まれだった河本さんでしたが、9歳の時にAさんが離婚したため、Aさんの実家がある岡山県に引っ越すことになります。
ちなみに、河本さんの両親が離婚した理由に関しては、河本さんの父親の不倫が原因だったようですね。会社経営者という金回りの良い身分だった父・Bさんが、家庭のある女性とW不倫をしてしまった結果、河本さん一家は修復不能な状況に陥ってしまったという昼ドラマのような実話となりますね。
実は、父親は名古屋に住んでいて、ゴルフ会員権を2つ持っていたんですよ。それで、「そろそろ腰が回らなくなるから、おまえに会員権をあげる。だからゴルフを覚えろ」って言われて練習に行ったのが最初。
その後のBさんですが、経営している会社を一旦は倒産させるなどの苦境はあったようですが、現在では上記のようにある程度の資産を持つ富裕層に復権しているようですね。
一方で、社長夫人からシングルマザーへと環境が激変したAさんにとっては、夫の不倫問題に悩まされた結婚時代以上に、苦労が続く生活が待っていたことは言うまでもありません。
母の再婚が河本一家の不幸の始まりだった?
離婚後、岡山に戻った河本準一さん一家ですが、シングルマザーとなった母・Aさんは、社会福祉制度に頼ることもなく、スナックに働きに出るなどして、たくましく子供たちを育てていた時期もありました。
しかし、仕事と子育てで四苦八苦する日々への疲れにより、「悪い男」に引っかかってしまうという、シングルマザーの王道的な転落パターンを辿ってしまうことになります。
Aさんの再婚相手であるCさんは、連れ子のいるとび職の男性だったと言われています。Cさんの連れ子は、河本さんの1つ年下の少年・Dさんでした。そして、互いに複雑な家庭環境下にある少年同士ということもあってか、河本さんとDさんは、すぐに血の繋がった兄弟のように仲良くなったそうですね。
本来なら、このまま幸せな再婚家庭になっていそうな河本さん一家でしたが、Cさんに深刻なDV癖があったことが、再度の家庭崩壊の原因となりました。
包丁を手に母を追い回すこともあった酒乱の養父に、義弟と共に湯船に沈められた時は「殺される…」とさえ思った。
義父のDVがきっかけで母がキッチンドランカーになった?
河本準一さん一家が、義父・CさんのDVにより苦しめられた日々は、それほど長くは続きませんでした。河本さんが小学6年の時に、一家揃って「夜逃げ」ならず「昼逃げ」をし、Cさんの元を逃げ出したことで、悪夢のような日々はあっさりと終わりを告げます。
ただし、義弟・Dさんに関しては、血の繋がらない連れ子だったため、河本さん一家の「昼逃げ」に一緒に連れて行くわけにも行きません。DさんをCさんの元に置き去りにしたことに関しては、「当時を振り返ると今でも罪悪感にかられる」と河本さんが語るほど、河本さん一家にとっての心残りな出来事になりました。
DV癖のあるCさんの元から逃れて、平穏な日々をリスタートさせた河本さん一家でしたが、Cさんから受けた数々のDVやDさんを置き去りにしてしまった罪悪感などにより、母・Aさんが精神をかなり病んでしまったようで、河本さんが中学に上がった頃には、Aさんはキッチンドランカーになってしまったそうです。
キッチンドランカー=アルコール依存症なので、歳を重ねるごとにAさんの体はあちこちにガタが出始めます。このことが、後にAさんが生活保護を受給するほど、生活が困窮する遠因となったことは言うまでもありません。
大阪時代の河本準一に母を養うだけの経済力はなかった?
河本準一さんの母・Aさんが生活保護の受給を開始したのは、不正受給が発覚した2012年より15年ほど前からだと言われているので、1990年代後半の話となります。当時のAさんは、キッチンドランカーだったことや長年の生活の苦労が祟り、病気で働けない状況に陥っていました。
そんな時でも、まず「公的扶助より身内を頼りなさい!」という姿勢である日本社会ですが、売れない芸能人ほど稼げない職業はないのは、みなさんもご存知の通りです。
下記記事中の「大阪時代に年収100万円もなかった」という文言は、一種の誇張表現にもなりますが、1990年代後半の河本さんが、自分1人が暮らすのに精一杯な経済状況だったことは間違いないと言えます。
「生活保護については事実で、自分の収入がない時期のもの」とコメント。河本準一氏の収入が100万円を切っていて「母親の面倒をみられないか」という話を断ったという。東京に出てきてからも収入は安定せず、妻にバイトをしてもらい支えてもらっていた。「税金を負担してくださっている皆さんに申し訳なく思っている」とした。
河本準一には姉がいた?姉弟で母親を支えることは出来た?
記事中ここまで触れられて来ていませんでしたが、河本準一さんには姉が1人いました。もちろん、母・Aさんが引き取り、様々な苦労を共にして来た姉です。
河本さんの姉という年齢上、1990年代後半の時期には、後藤さんが社会人として生計を立てていたことは確かです。河本さん1人では、Aさんの生活の補助をすることが不可能でも、「後藤さんと2人でならそれが可能だったのではないか?」という指摘も出来なくはありません。
市役所の方からの「母親の生活を援助して欲しい」との要請は、後藤さんにもあったはずです。しかし、姉弟で5万円ずつお金を負担して母親を援助しても月10万円程度にしかならず、当時体を壊していたAさんの医療費や家賃などを引いてしまえば、食費などの生活費に当てられる部分はわずかとなってしまいます。
大阪時代はせいぜい年収200万円程度だった河本さんにとっては、月5万円の仕送りすら困難だったでしょうし、おそらくはOLとして働いていたであろう後藤さんにとっても、月に仕送り出来るお金には限度があります。
そういったことを考慮すると、河本さん姉弟がAさんの生活を扶助することは、難しい状況であったと判断することが出来ます。そのため、Aさんが生活保護を受給し始めたことに関しては、当初は何の問題点もなかったと断言することすら出来る状況だったと言えます。
河本準一の母の生活保護受給が不祥事になった理由とは?
河本準一さんの母・Aさんの生活保護受給に関しては、当初は正当性があり、むしろ受けられない方が問題だったことは確かです。
しかし、お笑いブームの後押しもあり、ひな壇芸人としてブレイクして以降の河本さんの年収に関しては、最盛期で5000万円とも言われています。当初は貧乏だった河本さんも、途中からはAさんの生活を全面的に扶助出来る経済力を身に付けていたことは、客観的な事実だと言えますね。
そういった市役所の要請を完全に無視し続けていたわけではなく、河本さん側もAさんへの仕送り額を増額したりとの対応はあったようです。しかし、一晩で30~40万円を飲みに使ったと公言し、趣味の高級車や高級腕時計を買い漁る姿をテレビで公開する一方で、Aさんの生活保護自体は相変わらず継続させている河本さんの態度は、率直に言って不誠実そのものだったことは言うまでもありません。
岡山の市役所が、Aさんに関する一連の情報を週刊誌にリークしたことが、この騒動の発端とも言われていますが、河本さんの「身から出た錆」には違いないため、同情は出来ない結末を迎えた騒動だったと言えます。
人治主義的な河本準一バッシングには問題あり?
母・Aさんによる生活保護不正受給問題に関しては、河本準一さんに落ち度があったことは間違いありません。それは大いに河本さんも反省すべき点ですが、世間の反応もフェアではない部分もありました。
こちらも、母親が生活保護を受給していたパターンとなります。梶原さんが母親のためにマンションを購入し、ローンを返済している最中でありながら、母親が生活保護を受給していたことに世間の批判が殺到し、河本さん同様に謝罪記者会見を開いています。
キングコング自体が当時既に落ち目だったせいもあり、この騒動のせいで消えたとは完全に言い切れない状況ではあったものの、以降の梶原さんは、河本さん同様にテレビの世界からほぼ消えてしまう状況に転落しました。
モリッツさんが父・室伏重信さんと離婚して以降は、生活を別々にしていたという事情はあったようですし、モリッツさんさんが別の男性と再婚していた時期もあったようです。
しかし、モリッツさんと広治さんとの交流は途切れていなかったという情報もあり、広治さんの社会的な地位を考慮すれば、「息子として母の生活を援助出来る経済力はあったのではないか?」という声も当然上がりました。
いわば河本さんと同じ不祥事を起こしたと言える広治さんですが、その後社会的な制裁を受けるということはなく、JOCの理事などにも就任しています。
河本さんと広治さんの起こした不祥事に関しては、まったく同じ性質の代物と言えるだけに、世間のこの対応の格差に関しては、日本社会独特の人治主義的側面が色濃く出てしまった代表例だったと言えます。
河本準一のルーツの噂?北朝鮮国籍の在日韓国人?
母・Aさんによる年金不正受給事件以降、河本準一さんには、ネット上である噂が囁かれるようになりました。それは、河本さんが北朝鮮国籍の在日韓国人の方ではないかという噂です。
実のところ、根拠らしい根拠もなくネット上の悪質な都市伝説と言える噂ですので、話半分に聞いて流すべき話題だとも言えます。
河本準一が在日韓国人である根拠にされた番組とは?
河本準一さんと韓国の接点に関しては、深夜バラエティ番組「イラっとくる韓国語講座」に、河本さんが出演していた過去がありました。とはいえ、河本さんが韓国語がペラペラだったから番組に出演出来たわけではありません。
要するに、河本さんに韓国人の方を困惑させるような発言をさせて、視聴者はそのリアクションを楽しむといった割りと悪趣味な番組だと言えます。
ネット上では、「河本さん=在日韓国人」説の根拠に挙げられている番組ですが、こういった主旨の番組に在日韓国人の方を出演させた場合は、パワハラだの差別だのといった問題になりますから、逆に河本さんが在日韓国人の方ではない根拠にしかならないような気がします。
そもそも河本準一は民族学校に通っていない?
「河本準一さん=在日韓国人説」の根拠のなさは上記の通りですが、「河本さん=北朝鮮国籍説」に関しても同じことが言えます。
まず、日本で暮らす在日韓国人の方の大半が韓国籍という実態があります。理由は各々にあるのでしょうが、根本的に「北朝鮮国籍のパスポートはとても不便」という問題があることも大きいかと思われます。
シンガポールは6月に安保理に提出した制裁履行報告書で、「安保理の制裁対象となっている北朝鮮幹部らの入国を拒否するとともに、北朝鮮国籍者の入国に対する規制を強化するため、ビザ発給の義務付けを準備している」と明らかにしていた。
北朝鮮のパスポートは、ビザ無しで入国出来る国の数も少なく、下手をすると入国規制を実施している国などもあるため、北朝鮮国籍でいるということは、海外旅行に行く時ですら不便だったりもします。
当然、あえて不便な北朝鮮国籍を保持しているということは、北朝鮮系の民族団体である「朝鮮総連」と関係が深い在日韓国人の方たちが中心となります。そして、北朝鮮系の方向けには、民族学校が大学まで整備されており、「朝鮮総連」と繋がりの深い方は、そちらの学校に通うことが多い傾向があります。
肝心の河本さんが通った学校に関してですが、小学から高校まで一般の日本の学校となりますから、特に北朝鮮と繋がりを感じさせる情報もなく、どこから北朝鮮国籍説が出てきたのかが謎だと言えます。
河本準一の在日韓国人説はネットの思い込み?
結局のところ、韓国とも北朝鮮とも縁がなさそうな河本準一さんですが、問題は「河本さん=在日外国人説」が発生した理由です。
現在の日本では、在日外国人の方の生活保護不正受給例が少なくなかったりします。もちろん、日本人でも悪用している人間もいますが、外国人犯罪というものは、日本人の犯罪よりも印象に残りやすいという事情もあります。
さらには、人口比の観点から見ると、在日外国人の方の生活保護受給率に関しては、一般の日本人の数倍なんて言われているデータまで存在します。これらに関しては、日本に滞在する親戚の数が少ない在日外国人の方には、市役所側も「身内にまず援助を要請してくれ」と言って門前払い出来ない事情なども関係して来ているのでしょう。
本来は社会福祉というものは、困った人間のすべてが利用出来るものであるべきですが、資源国でもない日本では、社会福祉予算には限度があります。そのため、本来制度を利用出来る環境にある方に対しても、市役所側は自助努力を求める傾向が強く、「生活保護が容易に受けられない日本」という矛盾が生じている状況です。
そういったことに対する日頃の不満が、河本さんの不祥事の際に顕在化してしまい、悪質なデマを生んでしまったというのが、「河本さんの北朝鮮国籍・在日韓国人説」の真相ではないかと思われます。
河本準一の現在は?嫁とは離婚していない?
社会的地位のある男性の「あるあるネタ」ですが、ひょんなことから落ちぶれて、金や地位を失ったら、家族までいなくなってしまったという例は、日本でも少なくなかったりします。
母・Aさんの生活保護不正受給問題で、仕事の大半を失ってしまった河本さんが、その後家族とどんな関係になってしまったか気になっている方もいるでしょうが、実は、離婚などには追い込まれていないためご安心ください。
ご本人も大阪パフォーマンスドールというアイドル出身であり、ブレイク出来ずに苦労をしていた元芸能人でもあります。
重元さんが河本さんと結婚をしたのは、次長課長が東京進出をした後の2003年3月となります。当時の次長課長は、東京での仕事がまったくなかったため、河本さんの月収は4万円ほどだった時期もあるほど困窮していました。
当然、お金や地位目当てに河本さんと結婚したわけでもなく、むしろ重元さんがホステスとして働きに出て、河本さんを養っていた時期もあったようです。そんなバイタリティあふれる重元さんですが、芸能人時代も新婚時代も経済的に苦労したせいか、かなりお金にシビアな一面もあるという報道もあります。
記事によれば、河本は売れない時期に、生活を妻に支えてもらっていたため、頭があがらないという。河本が母に向けた仕送りの額を増やそうとするや、妻は「『なんでうちで稼いだお金なのに、お義母さんに送らなきゃいけないの!』と激怒」し、仕送り増額を断念したとされる。
重元さんの母・Eさんに関しても、後日にAさんと似たような疑惑が挙がっており、ある意味誰にでも一貫した対応である重元さんだったため、河本さんも「おかんへの仕送り額増やしたい」と強く主張出来ない事情もあったのでしょうね。
「A子さんは10年以上前にリウマチを患ったんです。その後、足の手術をしたこともあり、いまでは杖をついてゆっくり歩くことしかできない状態です。A子さんから“リウマチが酷くて働かれへんようになってしまった。それからは生活保護をもろてる”って直接聞いたことがあります」
言ってみれば、「Aさんの生活保護不正受給問題」に関しては、夫婦双方に落ち度があったという状況だったため、河本さんの家庭も崩壊せずに済んだということなのかもしれませんね。
河本準一の子供たちはどうなった?
河本準一さんには、中学生となる長男の河本虎太朗さんと名前は非公開の小学生の長女がいます。虎太朗さんの名前が公表されているのは、一時期子役タレントとして芸能活動をしていたこともあったためであり、ジャニーズで活躍することを目指していたなんて話も残っています。
虎太郎さんに関しては、有名私立である和光学園系列の学校に通っているとの情報があります。父親が不祥事を起こしてしまったため、以降は子役として芸能活動はしていない模様ですが、将来的にはイケメン俳優やアイドルとして芸能界に入って来ることは考えられます。
河本さんの長女に関しては、これといった情報は出て来ていませんが、虎太郎さんと同じ和光学園系列の学校に通っているのか、そうでなくても有名私立学校に通っていることは間違いないでしょう。
仕事が激減した河本さん一家に、「子供2人を私立の学校に通わせられる余裕があるのか?」と心配に思う方もいるでしょうが、どうやら特に問題はないようです。実は、重元直美さんがペット関連の事業を営んでおり、河本さんの収入が減っても、カバー出来る体制が用意されていたようですね。
ちなみに、下世話な週刊誌ですら、虎太郎さんたちが「父親の不祥事が原因で学校でイジメを受けた」なんて記事は掲載していないため、社会的な制裁を受けた父親とは裏腹に、子供たちは平穏無事な日々を送り続けているのだと思われます。
まとめ
モデルのローラさんのように、父親が国際指名手配をされても干されない芸能人の方もいますからね。日本のテレビ・芸能界がダブルスタンダード過ぎる側面は否定出来ないでしょうね。
いまだにテレビに出演すると、クレームの電話が殺到するという状況らしい河本準一さんですが、それでも河本さんをテレビに出演させようと協力してくれる芸人仲間などもいるため、最近では、「母親の年金不正受給問題」に関して、しくじりネタとして語る機会なども増えて来ています。
一時期は、芸能界で干され続ける自分の境遇を悲観したのか、「バルセロナに移住して喫茶店でもやりたい!」と発言したこともあった河本さんですが、日本から出て行く必要もない程度には、芸能界での居場所を回復させられる未来が待っていそうですね。