日本フィギュア界に現れたライジングスターである紀平梨花さんですが、両親の大変な献身があってこその成功だったようですね。
この記事では、紀平梨花さんの生い立ちや父親・母親・姉など家族情報、そして出身中学と高校や海外の反応についてまとめてみました。
この記事の目次
紀平梨花のプロフィール&生い立ち
名前:紀平梨花(きひら りか)
生年月日:2002年7月21日
出身地:兵庫県西宮市
身長:154cm
紀平梨花、幼少期よりスポーツの英才教育を受けていた
紀平梨花さんのアスリートとしての原点に関しては、兵庫県西宮市にある広田幼稚園時代にあったようですね。
娘のために早期教育に定評のある教育機関を探していた紀平さんの両親たちは、ヨコミネ式教育法を導入している広田幼稚園の教育方針に共感をし、娘を預けることにしました。
ヨコミネ式教育法とは、女子プロゴルファーの横峯さくら(33才)の伯父・横峯吉文氏が提唱する幼児教育法。北海道から沖縄まで全国約360の施設や学習塾に導入されている。そのモットーは「すべての子供が天才である」ことだという。
「子供のやる気を起こし、才能を開花させるために、『読み・書き・計算・体操・音楽』など幅広く指導。幼児期に足し算や引き算、九九に挑戦したり、大量の読書をすすめたりします。子供たちがけんかをしても、なるべく口は挟まない。自分たちで解決させ、正義感や道徳観といった心の成長を育むことを目指しているそうです」(教育関係者)
紀平さんにとって、ヨコミネ式教育法の効果は主にスポーツ方面に発揮されることとなったようで、幼稚園の年長組の時点で9段の跳び箱を飛ぶほどの身体能力を身につけることになりました。
紀平梨花、5歳でフィギュアスケートをはじめる
5歳の頃から本格的にフィギュアスケートを開始した紀平梨花さんですが、関西のスケートリンク事情に苦労することも多かったようですね。
維持費のかかる通年型リンクは関西地方でも少なく、兵庫県内には「ひょうご西宮アイスアリーナ」だけしかありませんでした。
「ひょうご西宮アイスアリーナ」は、紀平さん一家が暮らしていた西宮市内にあったものの、施設維持費を稼がないとならない都合上、競技者が専用で利用出来る時間帯は夕方の6時以降という制約がありました。
そのため、実績のあるコーチたちは関西大学の所有する「関西大学たかつきアイスアリーナ」を拠点に指導をすることが多く、紀平さんも小学時代からそちらを拠点に練習を積むことになりました。
兵庫県西宮市から大阪府高槻市にある「関西大学たかつきアイスアリーナ」に通うことは、当然ながら家族にも大きな負担がかかっており、母親は自分のプライベートを犠牲にしてまで紀平さんの練習に付き添っていたようですね。
「お母さんは毎朝3時までに起きて、家族の朝ご飯を用意していました。朝5時には梨花ちゃんを車に乗せて大阪のリンクまで朝練へ。そのあと学校が始まる時間までに戻って、放課後になると再びリンクへ送る。帰りはいつも22時すぎでした」(前出・知人女性)
紀平梨花の出身中学は関大中等部…高校は通信制高校に進学していた
紀平梨花、関西大学中等部に通うために一家そろって引越
西宮市立大社小学校を卒業後は西宮市立上ケ原中学校に進学することになった紀平さんですが、中学2年時に大阪府高槻市にある関西大学中等部へ転校しております。
紀平さんが関西大学中等部へ転校した理由に関しては、自宅近くにあった大社小学校と違い、上ケ原中学校は自宅からかなり遠い距離にあり、通学の時間がかかりすぎることが原因でした。
小学時代からギリギリのスケジュールで練習に励んでいた紀平さんにとって、通学時間の増加はそのまま練習時間の削減に繋がってしまったそうですね。
そのため、両親の中でいっそのこと「関西大学たかつきアイスアリーナ」へのアクセスが良い環境に引っ越そうという結論に至り、一家揃って関西大学中等部のある大阪府高槻市近郊へ引越しています。
紀平さんの関西大学中等部への転校は両親の中でも一大決心となり、西宮市内にある自宅まで売却しております。
紀平梨花、フィギュアスケートのために通信制高校のN高校へ進学
関西大学中等部を卒業後の紀平梨花さんですが、意外なことに関西大学高等部への内部進学ではなく、N高校へ進学しております。
N高等学校は、沖縄県うるま市伊計島に所在する通信制の私立高等学校。
授業やレポート提出はインターネットを通じて行われるが、通学コースも存在している。また、課外授業として、日本各地の自治体と連携した職業体験や、学校行事として、ドワンゴが主催するリアルイベントであるニコニコ超会議、ニコニコ町会議、ニコニコ超パーティ、闘会議と連携したN高文化祭など催しを実施している。
引用:N高等学校
紀平さんは、高校進学後も引き続き「関西大学たかつきアイスアリーナ」を練習拠点としているため、関西大学中等部の方で人間関係のトラブルがあったわけではないようですね。
高校進学と同時にシニアデビューが決まっていた紀平さんだけに、一般的な高校生活よりもフィギュアスケートに打ち込める環境を優先したかったとN高校に進学した理由を語っています。
―今年の初めにN高の説明会に来てもらいましたが、進学先をN高にしようと思った決め手は何ですか?
「学校生活とスケートを両立できる学校がなかなかなくて、N高は合間の時間を有効活用して勉強ができたり課題ができたりするので、スケートにも集中できるというのがすごい良かったです」
紀平梨花の家族(両親・姉)情報…両親共働きの一般家庭出身だった
紀平梨花の父親はサラリーマン
紀平梨花さんの父親に関しては、紀平勝巳さんという大阪府・羽曳野市出身の男性であり、職業の方はサラリーマンだそうですね。
勝巳さんは1967年生まれであり、伊藤みどりさんが起こした1990年代のフィギュアスケートブームの頃にはとっくに成人となっていたため、フィギュアスケートの経験はまったくなかったと言われております。
ただし、子供の夢に対して理解のあった勝巳さんは、娘のためにスケートクラブの評判を収集したりと、紀平さんの活動に対して非常に協力的な父親ではありました。
紀平は、小学5年生から現在の濱田美栄コーチ(59才)の指導を受けているが、コーチを探してきたのは、サラリーマンでスキー指導者の資格を持つ父親だった。
「お父さんは紀平選手に、より高いレベルの指導を受けさせるために、好成績を上げているチームの選手を大会ごとにチェックし、情報を収集。濱田コーチに白羽の矢を立て、フィギュアスケートクラブ『関西大学KFSC』を選びました」(フィギュア関係者)
紀平梨花、母親は練習の付き添いのために転職
紀平梨花さん母親に関しては、兵庫県西宮市出身の紀平実香さんとなります。
紀平さんにとって最大の協力者である実香さんは、結婚・出産後も事務員として正社員で働いていたものの、娘をスケートリンクに送迎するためにデパートの販売員へ転職しております。
「お母さんは正社員としてフルタイムで働いていたのですが、『これだと送り迎えができないから』と言って退職を決意。融通の利く仕事にシフトしたんです」(前出・知人女性)
西宮市に住んでいた頃の実香さんは、娘を朝練に送るために朝3時起きだったというエピソードが残っていますが、「関西大学たかつきアイスアリーナ」近くに転居した現在では、送迎のための負担もかなり軽減されたのではないかと思われます。
1971年生まれの実香さんは、既に無理が利かないアラフィフの年齢になっておりますから、紀平さんが練習時間の都合がつけやすいN高校に進学した一因には、長い間無理をさせていた母親の体を気遣った部分もあったのかもしれませんね。
紀平梨花の姉・萌絵さんは現在プロダンサーを目指している
紀平梨花さんには、萌絵(もえ)さんという姉もいます。
元々フィギュアスケートをやっていたという萌絵さんは、現在は「エイベックス・アーティストアカデミー」に通いながら、プロのダンサーを目指しているようですね。
天才すぎる妹がいる家庭の場合、スポットライトを一身に集める妹への嫉妬から、姉妹仲が悪くなったなんてエピソードは良く聞く話ですが、紀平家の場合では、2人の仲の良い2ショット画像が萌絵さんのSNSに度々投稿されております。
姉妹揃って夢を追う立場ということもあり、お互いを尊重しあえる関係が成立しているということなのでしょうね。
紀平梨花の気になる実家の経済状況は?
フィギュアスケートは、子供を五輪選手にまで育て上げるために、1億円以上の費用がかかると言われているセレブなスポーツです。
番組には、プロフィギュアスケーターの荒川静香、高橋大輔、鈴木明子がゲストとして出演し、フィギュアスケートの裏事情を紹介していった。その中で、「フィギュアスケートはめちゃくちゃお金かかる」として、読売新聞の調査結果が取り上げられる。5歳からフィギュアスケートを始め、20歳で五輪に出場したと仮定しても、年間約840万円、総額約1億3500万円もかかるというのだ。
そんな事情もあり、日本の歴代五輪代表選手の中にも、実業家や医者といった職業の親を持つ選手たちが珍しくない状況となっています。
紀平梨花さんの実家に関しては、前述のように元々は共働き会社員家庭でした。
サラリーマン家庭と言っても経済状況は千差万別ですが、紀平さんはフィギュアスケートの他にも幼少期からバレエやピアノといった習い事をしていました。
また、紀平家では娘の練習環境のために持ち家を売却しておりますので、その時点で住宅ローンを返済し終わっていたことが伺えます。
そのため、紀平家が各種ローンや子供たちの教育費用に四苦八苦といった状況でなかったことは明らかであり、それ相応に経済的に恵まれた家庭であったことは確かなようですね。
紀平梨花に対する海外の反応は?…北京五輪では金メダル候補と期待の声
紀平梨花、トリプルアクセルを武器にGPF2018で浅田真央以来の優勝
9日夜にテレビ朝日で放送されたフィギュアスケートグランプリファイナル世界一決定戦「女子フリー」(後9・00〜11・10)の平均視聴率が17・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。
伊藤みどりさんや浅田真央さんといった国民的フィギュアスケーターの代名詞であったトリプルアクセルを受け継ぐ存在となる紀平さんに関しては、日本のフィギュアファンたちの間では、早くも天才との呼び声が高まっております。
紀平梨花ちゃん初出場初優勝おめでとう🎉㊗️🎊🍾🎈
— ある@真剣乱舞祭千秋楽 (@GamerAru) 2018年12月8日
すごすぎる…天才が去るとまた天才が現れるんだなぁ…
生まれつきの天才タイプなのだろう❣️🙄周りもプレッシャーをかけ過ぎずに、伸び伸びと成長してほしいものだ☺️#紀平梨花 🌟
— sugirou783603 (@sugirou7836033) 2018年12月11日
紀平梨花の美しい演技に海外メディアも称賛の声
ジュニア時代から「全日本選手権」の3位に輝くなど、日本のトップスケーターであった紀平梨花さんですが、「世界ジュニア選手権」や「ジュニアグランプリファイナル」といった国際大会では、表彰台を逃していました。
そのため、シニア転向1年目となる2018年の「ISUグランプリファイナル」で紀平さんが優勝を果たしたことは、世界のフィギュア関係者にとって大きなサプライズとなりました。
そんな紀平さんには、当時の世界最高得点である82.51点を叩き出したSPの演技終了時点で、世界のフィギュアファンから絶賛の声が集まっています。
「これはやばすぎるぞ、リカ・キヒラ。衝撃です。明らかにいい意味で」
「リカ・キヒラは2022年五輪チャンピオンということでいいよね」
「アリーナを今倒せるのは彼女だと本当に確信したんだ」
「なんて美しいスケートなの、リカ・キヒラ。あまりにも可愛らしい」
「フリーが間違いなく楽しみ。そして、もう1回、リカ・キヒラのファンタスティックなプログラムを見なければ…」
「ドビュッシーの調べに乗せたリカ・キヒラのトリプルアクセルは必見。何てSPなんだ」
「キヒラがフィギュアスケートの新時代の幕を開けた。芸術性や細部を犠牲にすることなしにトリプルアクセルを見せる。コンビネーションの着地も、スケートも疑いなく美しい」
「リカ・キヒラをどれだけ愛しているのか、表現できないよ」
紀平さんに対してはその他にも、米メディア「ロッカースケーティング」などで、早くも新たな世界女王候補との評価が高まっており、2022年の北京五輪に向けて、世界の女子フィギュア界をリードする存在になるとの予想が展開されております。
「キヒラが輝く」と小見出しを打った記事では「ショートプログラムでリカ・キヒラはアンストッパブルだった。なぜなら彼女はトリプルアクセルを決め、自動的にほぼ全員に対して基礎点で5点のアドバンテージを得たからだ」と絶対的な武器を持つ16歳を高く評価。「キヒラと、ゲームチェンジャーとなる彼女の3本のトリプルアクセルは3月の世界選手権でも頂点に立つことができるだろう」とし、「もし2つのプログラムをクリーンに演じれば、今の彼女は無敵だ」と早くも世界選手権本命に挙げた。
紀平梨花について総まとめすると…
・紀平梨花の父親はサラリーマン、母親も働いており両親共働きの一般家庭に育った。
・紀平梨花は姉も元フィギュアスケート選手で、現在はプロのダンサーを目指している。
・紀平梨花はトリプルアクセルを武器に浅田真央以来となるGPファイナルで優勝。海外でも美しい演技に称賛の声があがっている。
近年は若き天才アスリートが目白押しとなっている日本のスポーツ界ですが、日本のお家芸に当たる女子フィギュア界にも、いよいよ期待の新星が登場する展開となっています。
2大会連続で五輪の表彰台を逃していた日本女子フィギュア界ですが、北京五輪ではよほどのアクシデントがない限りは、紀平梨花さんが日本にメダルをもたらしてくれそうな気配ですね。