2017年に10周年を迎えた「世界の果てまでイッテQ!」日曜の夜の顔番組になってきました。
イッテQ!の視聴率が歴代1位の回や人気の理由5つを総まとめしたのでご紹介していきます。
この記事の目次
バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』とは?
初回放送からすでに10年以上。家族で安心してみれると大人気の日本テレビの日曜日の顔です
バラエティなのに登山や挑戦する姿が感動する番組で、『ドキュメントバラエティ』ともいわれています。
『謎とき冒険バラエティー世界の果てまでイッテQ!』
ジャンル バラエティ番組・紀行番組
放送時間 毎週日曜 19:58~20:54(56分)
放送期間 2007年2月4日~
制作局 日本テレビ
『イッテQ』出演者
司会 内村光良(ウッチャンナンチャン)
レギュラー
手越祐也(NEWS)
宮川大輔(お祭り男)
森三中
・大島美幸(親方)
・村上知子(ムーさん)
・黒沢かずこ
イモトアヤコ
いとうあさこ(ババァ)
準レギュラー
出川哲朗(ご意見番)
川村エミコ(たんぽぽ)
中岡創一(ロッチ)
おかずクラブ
・オカリナ(宇宙人)
・ゆいP(横綱)
デヴィ・スカルノ(夫人)
椿鬼奴
バービー(フォーリンラブ)
金子貴俊(オーシャンズ金子)
チャンカワイ(Wエンジン)
鈴木奈々
やしろ優
河北麻友子(お嬢)
堀田茜
谷まりあ
木村佳乃 ※スペシャルゲスト
森山あすか
みやぞん(ANZEN漫才)
『イッテQ』主な企画
「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」
「イッテQ!温泉同好会」
「珍獣ハンター・イモト ワールドツアー」
「イッテQ登山部」
「カレンダープロジェクト」
「エンターテイナー手越」
「ロッチ中岡のQTube」
「いとうあさこのミステリーツアー」
「出川哲朗はじめてのおつかい」
「イッテQ!水族館プロジェクト」
『イッテQ!』の視聴率はどのくらいすごいのか?
主要局の視聴率が低迷していると伝えられています。昔は「月9」などと言って、フジテレビの月曜9時から始まるトレンディドラマの視聴率が30%を超えるなどの大ヒットを記録していました。
しかし、最近では篠原涼子主演の「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」で、月9史上最低視聴率の4.6%を記録。
現在では、若者のテレビ離れや、インターネットなどの娯楽が増えたために、テレビの視聴そのものが減っていると言われています。
そんな中で、イッテQ!の視聴率だけが、20%越えを連発。
NHKの大河ドラマを上回る視聴率を度々獲得し、同時間帯は常に民放トップの視聴率です。
イッテQはテレビ冬の時代には考えられないお化け番組なのです。
『イッテQ!』視聴率大台越えを8週連続記録…歴代1位の回は22.6%
2017年の上半期には、視聴率で「大台」と呼ばれる20%越えを8週連続で記録しています。
さらに上半期だけでも20%を超えたのは実に12回もあります。
また、単発で見ても2月5日の「イモトWT99か国の軌跡―」が22・5%。
これは、2010年2月21日放送回で記録した22・6%に続く番組史上2位の数字です。
同12日の「祝10周年 イモトWT(ワールドツアー)に草刈正雄がやって来た!2時間SP」も22・6%と絶好調でした。
下半期は、やや数値が下がるものの、安定した高い視聴率をキープ。
2017年の平均視聴率は17.5%でした。今は視聴率が15%を超えるとヒット作と呼ばれています。年間平均で15%を超えるのは、この「イッテQ!」と「ザ!鉄腕!DASH!!」くらいだと言われています。
なお、その後の2018-2019年も視聴率は15%以上で絶好調となっています。
その中でも20%越えがこれだけ続くバラエティ番組は他にないでしょう。イッテQ!の視聴率は、高いだけではなく、放送開始の2007年からずっと右肩上がりが続いているのも注目です。
『イッテQ!』人気の秘密1…番組内容の満足度の高さ
データニュース社「テレビウォッチャー」によると、イッテQ!は番組内容への満足度が高く、「次回も見たい」率が高いのも特徴です。
満足度は2017年上半期の平均が3.90ポイント、4.0ポイントを突破することも3度あるなど、内容への満足度が高いことがわかります。
質の高いテレビドラマでも3.85ポイント程度なので、ドラマと同じくらいバラエティに満足できるというのは極めて異例ということです。
確かに、役者もシナリオも、セットも作りこんでいけるテレビドラマと、編集があるものの行き当たりばったりであるバラエティが同じ完成度になるわけがありません。内容にこれだけ満足できているのがイッテQ!の大きな強みでしょう。
次回の番組を「絶対見る」「たぶん見る」と答えた「次回も見たい」率が高いのも特徴です。
イッテQ!を試聴した人のうち、84.8%の人が「次回も見たい」と答えているのです。
逆に次回の番組を「見たくない」と答えた人はわずか1%ほどでした。
『イッテQ!』人気の秘密2…万人に愛される番組構成
テレビドラマの場合には、F2層と呼ばれる女性35~49歳の視聴者が中心です。
また、スポーツ番組の時にはM1層と呼ばれる男性20~34歳の視聴者が中心と視聴者の年齢層や性別に偏りが出るのが普通です。
日曜の夜に競合関係にある番組と言えばNHKの大河ドラマがありますが、この大河ドラマの視聴者の多くは60代以上です。
その一方で、イッテQ!は、男女、年齢、ともに極端な偏りがなく、老若男女幅広く好かれているのが強みです。
バラエティ番組にありがちなのが「毒」です。毒舌キャラクターで知られるタレントが、遠慮なくコメントをずばずばといったり、お笑い界の大御所と呼ばれる人たちが若手をイジる、といった「笑い」が番組の華となっているものがあります。
1980年代から1990年代には、ビートたけしさんや明石屋さんまさんに代表されるこのような毒が絶妙に効果を上げていました。
最近ではこのような上の立場の者が下の立場の人間に、苦痛、忍耐、屈辱を与えるような笑いが好まれなくなってきています。
その点、イッテQ!の番組企画の多くは、芸人やタレントが自分の能力の限界に挑みながら、笑いを誘っています。
結果に向かってひたむきに頑張る姿や、出した成果などについてさわやかな感動があり、家族全員で安心して見ることができます。このあたりも高視聴率に貢献しているのでしょう。
『イッテQ!』人気の秘密3…MC内村光良さんの人柄
出演しているタレントが体を張って何かに挑戦する、というスタイルは、これまでのバラエティ番組でもよくありました。イッテQ!の場合には何が違うのでしょうか。そこには、総合司会である内村光良さんの人柄にあると言われています。
本名 内村 光良
ニックネーム ウッチャン、チェン
生年月日 1964年7月22日
出身地 熊本県人吉市
血液型 AB型
身長 169 cm
星座 かに座
内村光良と嫁の徳永有美の不倫略奪婚・子供・現在の夫婦仲まとめ
南原清隆とともにお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンを結成し、デビューします。1999年代に「ウッチャンナンチャンのウリナリ“」でドーバー海峡を泳いで渡ったり、音楽ユニット「ポケットビスケッツ」を結成するなど、今のイッテQ!にも似た挑戦系バラエティで国民的お笑いスターの一人となります。
この内村さんは、人柄が良いためにスタッフからの人望が厚く、後輩芸人にも優しく接していることで知られています。コントや番組上の演出以外で、何かの悪口を言ったり怒ったりすることがほとんどないそうです。
内村さんが出演する番組では、出演するタレントもスタッフも安心して仕事に取り組めるために、成功率が高く、視聴率へとつながっているのではないでしょうか。
2017年の紅白歌合戦の総合司会にも抜擢されています。NHKのアナウンサーではなく、タレントが総合司会をするのは、1983年のタモリさん、2005年のみのもんたさん、2015年の黒柳徹子さんしか例がなく、芸人としての総合司会はタモリさん以来34年ぶりの事でした。
これも「芸能界一優しい男」の慈愛に満ちあふれた進行ぶりが高く評価されています。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/
内村さんが司会を務める番組の多くは、出演者全体の「ファミリー感」があります。
また、イッテQ!はレギュラーだけではなく、準レギュラーとなる芸人やタレントも多いですが、内村さんの人徳でうまくまとまっています。
『イッテQ!』人気の秘密4…番組が生んだスター イモトアヤコの魅力
番組の中では、数々の企画があり、タレントが様々な挑戦をしていくというスタイルが多いイッテQ!その中でも欠かせない存在がイモトアヤコさんです。
芸名 / 読み イモト アヤコ / いもと あやこ
本名 井本 絢子
生年月日 1988年1月12日
出身地 鳥取県西伯郡岸本町(現伯耆町)
身長 / 体重 / 血液型 158.0cm / 48.0kg / O型
正座 / 干支 やぎ座 / 寅年
中学の時には陸上部で100m13秒という記録を持ち、県大会でも6位になるなど、高い身体能力を持っていたイモトさん。高校の時にはミスコングランプリになるなど、その頃から人気がありました。
芸人のバービーさんと「東京ホルモン娘」というコンビを組んで活動していました。その後、イッテQ!の珍獣ハンターのオーディションを受けています。
この頃に柳原加奈子さんの女子高生ギャルのネタが受けていたため、自分も「田舎の女子高生」という設定で臨んだそうです。
今のセーラー服と太眉、という独特のスタイルがこの時に誕生しました。ネタに関してはディレクターがまったく興味を示さなかったそうですが、「走るのが早い」というところに異常に食いついたそうです。その後の企画の内容を考えると、なんという酷なことが行われたのか…。
その後、「ネズミは食べられるか」「野宿は平気か」といった質問があり、すべて「イエス」と答え、珍獣ハンターイモトとなります。
最初の試練は、2007年の「コモドドラゴンVSイモト どっちが速いか? 確かめてみよう!」でした、体長2メートル以上もあるコモドドラゴンを放し、腰に生肉をつけたイモトが走るという無謀な企画でした。
イッテQ!スタート当初は無名だったイモトアヤコさんも、この番組で一躍有名になりました。
番組がここまで成長した1つに彼女の存在はかかせませんね。
イモトアヤコの登山歴・歯の治療理由・年収・彼氏|全てを徹底まとめ!
出典:http://nanaco-netabukuro.com/
『イッテQ!』人気の秘密5…バラエティなのに感動!イッテQ登山部
イモトさんが挑戦しているのは珍獣ハンターだけではなく、登山もあります。人気企画である「イッテQ!登山部」では、世界の名峰に挑み、登頂を成功させてきました。
2009年5月 キリマンジャロ登頂(標高5895m)
2010年8月 モンブラン登頂 (標高4810m)(三山縦走(タキュル→モンモディ→モンブラン))
2011年8月 キリマンジャロ登頂(標高5895m)(2回目)
2012年1月 アコンカグア登頂断念(標高6962m、標高6890m地点で国際山岳ガイドの角谷道弘氏の判断で下山開始)
2012年9月 マッターホルン登頂 (標高4478m)
2013年10月 マナスル登頂(標高8163m)
2014年4月 エベレスト登頂断念(標高8850m、メラピーク下山後のベースキャンプ・カーレ(標高4900m)で断念)
2015年6月 マッキンリー登頂(標高6168m)
2016年8月 アイガー登頂 (標高3970m)
貫田宗男さんや、角谷道弘さん、倉岡裕之さん、奥田仁一さんといった国際的にも一流の山岳ガイドの指導の元、トレーニングを積んでアタックしていったイモトさん。
マナスルなどは、日本人が登頂に成功した時に記念切手が作られたほどの名峰です。
もちろん、これらの山に挑む前に高所訓練や岩山登山訓練、氷壁やロッククライミング、雪上生活の訓練、クレバス脱出訓練など、本格的なトレーニングを積んでいます。
山のシロウトのたかが芸人が、金を積んで登山をするなんて、という声もあるようですが、どんなに一流のガイドがいても、何人のシェルパを雇おうとも、本人の筋力や登山技術がなければ登頂などできるわけがありません。
その一方で、イモトさんは「純粋に山にとりつかれた訳ではなく、(自分は)三浦雄一郎さんのようなモチベーションとは違う。生半可な気持ちで山登っちゃいけないような気がしている」と登山に対して常に謙虚です。また、登っている時に弱音を吐くシーンも、一般人の視聴者の共感を呼んでいます。
まとめ
■イッテQは、万人に愛される番組構成と、バラエティなのに感動のエッセンスがある点。昨今では少なくなった、家族全員で安心してみれるバラエティ番組である。
いかがでしょうか?「世界の果てまでイッテQ!」の視聴率の秘密を調べてみました。
これからもイッテQの快進撃は続くでしょう。
家族そろって観れる番組は少ないため、これからも20年30年と続いて欲しいですね。