映画を自宅で楽しめる「金曜ロードショー」ですが、過去には高視聴率を記録した名作映画が何度も放送されています。
今回は、金曜ロードショー視聴率ランキングTOP36をまとめてみました。人気の名作をチェックしていきましょう。
この記事の目次
- 金曜ロードショー視聴率ランキング1位：千と千尋の神隠し （2003年放送 46.9％）
- 金曜ロードショー視聴率ランキング2位：もののけ姫 35.1％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング3位：ハウルの動く城 32.9％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング4位：ハリーポッターと賢者の石 30.8％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング5位：崖の上のポニョ 29.8％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング6位：釣りバカ日誌4 28.4％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング7位：釣りバカ日誌6 28.3％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング8位：釣りバカ日誌2 27.7％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング9位：男はつらいよ 寅次郎真実一路 27.6％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング10位：釣りバカ日誌4 27.6％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング11位：Shall weダンス？ 27.4％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング12位：釣りバカ日誌5 27.1％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング13位：もののけ姫（2003年放送 27.0％）
- 金曜ロードショー視聴率ランキング14位：もののけ姫（2001年放送 26.9％）
- 金曜ロードショー視聴率ランキング15位：インディ･ジョーンズ魔宮の伝説 26.9％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング16位：免許がない！ 26.9％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング17位：Shall weダンス？ 26.7％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング18位：千と千尋の神隠し （2004年放送 26.1％）
- 金曜ロードショー視聴率ランキング19位：釣りバカ日誌8 26.1％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング20位：タイタニック後編 26.1％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング21位：あぶない刑事フォーエバーTVスペシャル’98 25.7％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング22位：ランボー 25.3％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング23位：マトリックス 25.1％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング24位：ルパン三世･燃えよ斬鉄剣 24.9％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング25位：デスノート前編テレビ特別版 24.5％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング26位：魔女の宅急便 24.4％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング27位：インディ･ジョーンズ魔宮の伝説 24.2％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング28位：ランボー・怒りの脱出 24.2％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング29位：ランボー3・怒りのアフガン 24.2％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング30位：ルパン三世･炎の記憶 24.1％
- 金曜ロードショー視聴率ランキング31位：DEATH NOTE デスノート 24.5%
- 金曜ロードショー視聴率ランキング32位：釣りバカ日誌3 24.1%
- 金曜ロードショー視聴率ランキング33位：天空の城ラピュタ 17.9%
- 金曜ロードショー視聴率ランキング34位：シン・ゴジラ 15.2%
- 金曜ロードショー視聴率ランキング35位：塔の上のラプンツェル 12.6%
- 金曜ロードショー視聴率ランキング36位：猫の恩返し 12.2%
- まとめ
金曜ロードショー視聴率ランキング1位：千と千尋の神隠し （2003年放送 46.9％）
2003年1月24日に放送されたスタジオジブリの長編アニメ映画『千と千尋の神隠し』が視聴率46.9％で第1位です。映画そのものは2001年7月20日に公開され、興行収入は300億円を超え、日本歴代興行収入第1位となりました。
観客動員数は2023万人、延べ人数2350万人が映画館に行ったことになります。イギリスBBCで、世界の映画批評家による投票では「21世紀の偉大な映画ベスト100」の第4位を獲得しています。映画館でここまで人気があったため、テレビで放映されるときにも注目が集まったものと思われます。
金曜ロードショーでたびたび放送されていますが、この2003年1月24日がテレビ初放送でした。金曜ロードショーに限らず、テレビ放送された映画の中で最高視聴率となります。イギリスやカナダ、アメリカ、オーストラリアでもテレビ放送されています。
金曜ロードショー視聴率ランキング2位：もののけ姫 35.1％
1999年1月22日に放送された1位と同様、スタジオジブリの長編アニメ映画『もののけ姫』が視聴率35.1％（関東地区）で第2位です。関西地区では40.8％でした。興行収入193億円、観客動員数1420万人で、当時としては歴代興行収入第1位です。
映画のキャッチコピーは「生きろ。」でした。主題歌となった「もののけ姫」の美しい声を持つ米良良一さんのカウンターテナーも評判でした。
室町時代くらいの日本が舞台となり、少年アシタカは、タタリ神にかけられた呪いのために村を追われ、旅に出ます。途中で倒れたアシタカは、タタラ場という鉄を作る村に運ばれます。その長である「エボシ」という女性の命をもののけ姫が狙いに来ると言うが…。スタジオジブリのアニメの中でも重いテーマを扱っており、解釈が難しい作品です。舞台のモデルとなったのは屋久島で、映像中でも瑞々しく美しい自然が描かれています。
金曜ロードショー視聴率ランキング3位：ハウルの動く城 32.9％
2006年7月21日に放送された1位、2位と同様、スタジオジブリの長編アニメ映画『ハウルの動く城』が視聴率32.9％で第3位です。過去に5回放送されていますが、この視聴率は初回となった2006年の記録です。イギリスの作家による同名のファンタジー小説のアニメ化でした。スタジオジブリにしては珍しい他者原作の作品の一つです。
魔法で老婆にされてしまったソフィーと、魔法使いハウルの奇妙な同居生活というストーリーです。主役のソフィーの声優には倍賞千恵子さん、ハウルには、当時月9ドラマなどで人気絶頂だったアイドルグループSMAPの木村拓哉さんが出演し、大きな話題となりました。木村拓哉さんは「何をやってもキムタク」と言われていましたが、この作品中では見事に美青年魔法使いハウルを演じきり、高く評価されています。
金曜ロードショー視聴率ランキング4位：ハリーポッターと賢者の石 30.8％
出典：http://cinema-labo.blog.so-net.ne.jp/
第4位は、社会現象まで引き起こした世界的ベストセラー「ハリーポッターと賢者の石」。テレビ初放送された2004年6月25日に視聴率30.8％を記録しました。
原作となる小説は1997年に刊行され、子どもだけではなく大人も巻き込んで、史上最も売れたシリーズ小説となりました。世界累計発行は4億5千万部にもなります。この作品はハリーポッターシリーズの最初の作品です。
幼いころに両親を亡くし、孤独な日々を送っていたハリーポッターのところにある日突然ホグワーツ魔法学校から入学許可証が届き、ハリーの過去の謎が明らかになっていく。というストーリーです。映画はハリウッドで制作され、アカデミー賞では3つの賞にノミネートされています。日本での興行成績は『千と千尋の神隠し』『タイタニック』につぐ、当時としては第3位と、子どもを持つ家族連れに人気の作品でした。
金曜ロードショー視聴率ランキング5位：崖の上のポニョ 29.8％
2010年2月5日に放送されたスタジオジブリの長編アニメ映画『崖の上のポニョ』が視聴率29.8％で第5位です。スタジオジブリ、強いですね！ハウルの動く城の次につくられた作品です。2008年7月19日に公開され、2010年にテレビ初放送となりました。観客動員数は1200万人以上とさすがの動員数です。
それ以上に注目したいのが、スタジオジブリ作品の映画サイトが、史上最高となる月間訪問者数100万人を達成！世界中の人間がインターネットでほしい情報を得るという動きが始まったということですね。
魚の女の子であるポニョが、人間の男の子の宗介に出逢うのですが、魔法使いの音うs何に連れ戻されてしまう…というファンタジーです。「ポーニョ、ポーニョポニョ、さかなのこー♪」という主題歌も流行しました。
金曜ロードショー視聴率ランキング6位：釣りバカ日誌4 28.4％
国民的人気映画シリーズ「釣りバカ日誌」の第4作が28.4％で第6位でした。釣りバカ日誌は、釣りをテーマにした漫画を原作とする映画です。万年平社員のサラリーマン、浜崎（はまさき、はまざきではない）伝助の釣りバカぶりと、偶然知り合った初老の男性「スーさん」を釣りに誘ってみました。実はスーさんは…というストーリーです。
浜ちゃんには西田敏行さん、スーさんを三國廉太郎さんが演じています。この6位となった第4作は、浜ちゃんのところに息子が生まれて「鯉太郎」と命名する回です。1991年12月23日に公開され、テレビ初放送となったのが1994年2月4日の金曜ロードショーでした。
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金曜ロードショー視聴率ランキング7位：釣りバカ日誌6 28.3％
出典：https://auone.videopass.jp/
6位と同様、「釣りバカ日誌」シリーズ6作目が視聴率28.3％で第7位です。さすが国民的人気シリーズですね。
この回では、浜ちゃんが「鈴木建設社長」と勘違いされてしまうと言う回です。みち子さんも「社長夫人」となり、釣り仲間は「鈴木建設役員一同」となって結婚式に出席することになってしまいます。
釣り人の中でも人気の「アイナメ釣り」が取り上げられているのも人気になりました。映画感での公開は1993年12月25日、同時上映は「男はつらいよ 寅次郎の縁談」でした。わずか1年でのテレビ放送となっています。
金曜ロードショー視聴率ランキング8位：釣りバカ日誌2 27.7％
またまた釣りバカシリーズです。8位となったのはシリーズ2作目となる「釣りバカ日誌2」でした。1989年12月27日に公開された映画です。視聴率8位となったのは1995年に放送された回でした。スーさんが行方不明になってしまい、浜ちゃんが探しに行く、と言うストーリーです。
金曜ロードショー視聴率ランキング9位：男はつらいよ 寅次郎真実一路 27.6％
国民的人気シリーズ映画と言えば「寅さん」です。ここでやっと寅さんが登場しました。1996年8月9日放送の「男はつらいよ」シリーズ第34作、「寅次郎真実一路」です。
1984年12月28日に公開され、テレビ視聴率9位となったのは1996年放送の時です。「男はつらいよ」シリーズと、「釣りバカ日誌」が同時上映されることが多いのですが、この頃はまだ釣りバカが同時上映されておらず、「ねずみ小僧怪盗伝」が同時上映作品でした。
マドンナ役には大原麗子さん。旅の途中で出会った富永という男性と意気投合。その妻の大原麗子さんと出逢ってしまった寅さん。その後、行方不明となった富永さんを探しに鹿児島県へと二人で旅立ちます。
寅さんを演じていた渥美清さんが亡くなった時、金曜ロードショーで渥美清さん追悼企画として放送されたのが、この1996年8月9日の回となります。
金曜ロードショー視聴率ランキング10位：釣りバカ日誌4 27.6％
視聴率第9位は、またまた釣りバカです。6位と同じシリーズ第4作目の「釣りバカ日誌4」がランクインです。全く同じ作品が視聴率ベスト10のうち、2つも独占とはすごいです。
この回では、ハマちゃの奥さん・みち子さんがついに妊娠をします。
金曜ロードショー視聴率ランキング11位：Shall weダンス？ 27.4％
やっとジブリでもなく、釣りバカでもなく、男はつらいよでもない映画が登場しました。周防正行監督の『Shall we ダンス?』です。映画は1996年1月27日に公開され、翌年の1997年3月28日にテレビ初放送されました。
映画解説者の水野晴郎さんが最後に解説した放送回となります。それ以降も6回放送されていますが、視聴率20％を超えることもある人気作品です。
平凡な会社員である役所広司さん演じる杉山課長。ある日会社帰りに社交ダンス教室の窓にたたずむ美しい女性をみかけ、教室に通うことにします。
美しいダンス教師に世界的バレエダンサーの草刈民代さん。脇を固めるのは竹中直人さんや渡辺えり子さんといった実力派の個性的な俳優さん。撮影直後の1996年に監督の周防さんと草刈民代さんが結婚しています。のちにアメリカでもリメイクされました。
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金曜ロードショー視聴率ランキング12位：釣りバカ日誌5 27.1％
視聴率12位には、また釣りバカ日誌です。第5作は、これが初登場ですね。1992年12月25日に公開された映画のテレビ放送回です。
鯉太郎が生まれて、育児のために浜さんのお母さんが来てくれます。しかし、ぎっくり腰になってしまったためにせっかく来てくれたのに動くことができません。
そんな中、みち子さんが同窓会に出席することになり、困った浜ちゃんは鯉太郎を会社に連れていきます。スーさんを演じていた三國連太郎さんが亡くなった2013年に三國連太郎さん追悼企画として放送されたのも、この釣りバカ日誌5でした。
金曜ロードショー視聴率ランキング13位：もののけ姫（2003年放送 27.0％）
2位とおなじ「もののけ姫」が13位にまたまたランクインしています。もののけ姫は1999年に初放送された後、2001年、2003年、2004年、2006年、2010年、2011年、2014年と何度も放送されています。
これだけ放送が重ねられているにもかかわらず、毎回高視聴率となっています。13位となったのは、3回目の放送となった2003年です。一度見た人も、2001年の放送を見逃した人も注目していたのでしょう。
金曜ロードショー視聴率ランキング14位：もののけ姫（2001年放送 26.9％）
13位と同じ、もののけ姫が14位です。これは2回目の放送となった2001年の放送回ですね。スタジオジブリの作品が金曜ロードショーで放送されるときには、裏番組は視聴率を持っていかれるということで対策に苦労するそうです。
金曜ロードショーでも、普通の作品の多くは10％前後、1ケタとなることも少なくありません。
ジブリ作品は子供でも見られるのと、下手な芸よりも再放送の方がマシといった視聴者の要望があるようです。裏番組となった仲間由紀恵さん主演の「ＴＲＩＣＫ２」が2002年の放送の時には、子どもの習字で「なんどめだナウシカ」と書くなど、ユーモアのあるシーンがありました。
金曜ロードショー視聴率ランキング15位：インディ･ジョーンズ魔宮の伝説 26.9％
世界的人気シリーズ「インディ・ジョーンズ」の第2作「魔宮の伝説」が第14位です。スティーブンスピルバーグ監督による1984年に公開されたハリウッドアクション映画です。インディ・ジョーンズが上海のギャングとトラブルを起こす回です。
疾走するトロッコで魔宮を脱出するシーンがあります。東京ディズニーシーにあるアトラクション「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー：クリスタルスカルの魔宮」でも、ライドして魔宮を逃れるというものですが、そのモデルとなった作品の一つです。なんとこの作品でスピルバーグ監督と、ヒロインであるケイトキャプショーさんがのちに結婚するという、二人の出会いの作品でもあります。
金曜ロードショー視聴率ランキング16位：免許がない！ 26.9％
1994年2月11日に公開された映画「免許がない！」のテレビ初放送となった1995年3月3日の回です。視聴率26.9％でした。ジブリでもなく、寅さんでもなく、釣りバカでもなく、世界的人気シリーズ作品でもない、という数少ない作品です。
「西部警察」でも人気の大スター舘ひろしさん演じる南条さんが、運転免許を持っていない、というストーリーです。
教習所に通い、悪夢のようなＳ字カーブ、何度やっても失敗する車庫入れといった教習所あるあるを、大スターがこんな失敗を！というギャップを際立たせて演じています。
ネチネチと嫌味を言う教官役には片岡鶴太郎さん。この鶴太郎さんの演技も良く、教習所あるあるにリアリティが出ています。
実際には舘さんは車好きで知られており、愛車はモーガンとジャガーという英国車マニアです。本人は、この映画の撮影に当たって「下手に運転するのが一番苦労した」ということで「プライベートでも運転が下手になった」と金曜ロードショーのインタビューで答えていました。
・舘ひろしの嫁と子供＆早見優との関係！若い頃から現在まで総まとめ
金曜ロードショー視聴率ランキング17位：Shall weダンス？ 26.7％
出典：http://kageki.hankyu.co.jp/
11位と同じ、「Shall weダンス？」の1999年2月19日に放送された回が視聴率26.7％で第17位です。何度か放送されている「Shall weダンス？」ですが、視聴率20％を超えたのは、11位の1997年と今回の1999年放送の2回となります。この映画のおかげで日本の社交ダンス界が盛り上がったと言われています。
1997年に放送されていた人気バラエティ番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」でも「芸能人社交ダンス部」という人気企画が作られました。
このコーナーのオープニングでは南原さんが赤いバラを持ち、「Shall weダンス？」と語りかけるところから始まっています。明らかに、この周防監督の「Shall weダンス？」を意識していますね。
この「芸能人社交ダンス部」も高視聴率を記録しており、1997年10月10日に放送された秋のウリナリ!!2時間スペシャル『ウリナリ芸能人社交ダンス部 炎の全日本団体戦スペシャル』では視聴率28.2％を記録しています。この企画はそのまま単独番組として続きました。
金曜ロードショー視聴率ランキング18位：千と千尋の神隠し （2004年放送 26.1％）
またまた「千と千尋の神隠し」が視聴率26.1％で第18位です。テレビ放送2回目となった2004年の放送の時のものですね。
1回目 2003年1月24日 46.9%
2回目2004年12月10日 26.1%
3回目 2007年2月2日 18.6%
4 回目2009年6月5日 21.4%
5回目2011年1月7日 16.5%
6回目 2012年7月6日 19.2%
7回目2014年11月21日 19.6％
8回目 2017年1月20日 18.5%
最も低い5回目となる2011年に放送された時ですら16.5％！いかに千と千尋が強いかがわかります。2003年3月には、アカデミー賞の長編アニメーション映画賞、ベルリン国際映画祭の最優秀賞である金熊賞を受賞と、海外での評価も高い作品です。
金曜ロードショー視聴率ランキング19位：釣りバカ日誌8 26.1％
18位はまた「釣りバカ日誌」シリーズです。1996年8月10日に公開された映画「釣りバカ日誌8」第8作目となります。この時から同時上映は「男はつらいよ」シリーズではなく、「さすらいのトラブルバスター」になりました。男はつらいよシリーズで主演していた渥美清さんの体調不良が伝えられていた時期です。そのため、釣りバカ８だけの単独上映となった劇場もありました。渥美清さんが亡くなったことが公表された翌日から公開となった作品です。
テレビ放送されたのは翌年の1997年10月24日で、金曜ロードショーが初放送でした。柄本明さん演じるハカセと、室井滋さん演じる外科医、和美との恋愛や、山道でスーさんが遭難、浜ちゃんの会社をサボっているところが佐々木課長にバレる、といった安定の面白さの回です。
金曜ロードショー視聴率ランキング20位：タイタニック後編 26.1％
ジェームズキャメロン監督の映画「タイタニック」です。実は、テレビ初放送ではなく、フジテレビ「金曜エンターテイメント」で2001年8月31日、9月1日の「ゴールデン洋画劇場」で放送されています。
このフジテレビでの視聴率は前編が34.5％、後編が40.7％という驚異的な視聴率でした。テレビ登場2回目となった金曜ロードショーではやや視聴率を落としたものの、瞬間最高視聴率では42.7％という高い視聴率を記録しています。
1912年のイギリス客船タイタニック号の沈没事故をモチーフにして、貧しい青年（レオナルド・ディカプリオ）と、婚約者のいる上流階級の娘（ケイト・ウィンスレット）の悲恋を描いた物語です。
タイタニック沈没をモチーフにした作品は多いのですが、ジェームズキャメロン監督の熱意がすごいのです。そもそも2日に渡って放送という長時間映画なのが、まず異例のことです。初めは8000万ドル（約87億円）と見積もっていた制作費用が、予算分析をしたところ1億2500万ドル（137億円）に膨れ上がります。
1997年夏の目玉となる予定だった作品が計画倒れになってしまい、20世紀フォックスでタイタニックの制作許可を与え、97年夏に完成させろと条件を付けます。なんと撮影が始まると撮影コストが1日当たり22万～25万ドル（2400万～2735万円）、大掛かりなシーンでは50万ドル（5470万円）を超えたそうです。
・レオナルドディカプリオの歴代彼女34人＆結婚しない理由！現在までの熱愛遍歴が凄い
金曜ロードショー視聴率ランキング21位：あぶない刑事フォーエバーTVスペシャル’98 25.7％
日本テレビ開局45周年記念作品となったスペシャルテレビドラマ『あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル’98』が第21位です。1998年8月28日に放送されたのですが、9月に劇場公開された映画『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』とのメディアミックス企画です。舘ひろしさん、柴田恭兵さん、仲村トオルさんらが演じる「あぶない刑事」シリーズの特別編です。
この金曜ロードショーでの放送に先駆けて、旧作となるテレビドラマを大々的に再放送する宣伝活動が功を奏し、視聴率25.7％を記録しました。
サブタイトルは「act.1点火」、映画のサブタイトルは「act.2 爆発」となっています。
大量の銃器や弾薬が絡み、シリーズ史上もっともスペクタクルな作品シリーズとなっています。この金曜ロードショーのスペシャルドラマは高視聴率なのですが、劇場版はそれほど記録が伸びず、この後シリーズは休止期間にはいってしまいました。
金曜ロードショー視聴率ランキング22位：ランボー 25.3％
シルベスター・スタローン演じるベトナム帰還兵「ランボー」が大暴れするというアクション映画シリーズの第1作品です。1982年12月18日に公開された映画のテレビ初放送でした。
金曜ロードショーでは1999年にも、もう一度放送されています。他局でも放送されています。小説「一人だけの軍隊」を映像化して作品で、アメリカ公開時のタイトルは「First Blood」です。ランボーと名付けられるのは2作目以降になります。
この作品でシルベスター・スタローンさんは肉体派アクション俳優としての地位が固まったと言われています。ベトナム戦争で負った、アメリカ社会の問題を描いています。
激しいアクションとスタントが見どころで、登場している重火器はすべて本物。ＦＢＩや特殊チームＳＷＡＴ隊から借用していたスタローンさんが崖から落ちるアクションシーンでは、4か所を骨折するという現実さが反響を呼びました。
右腕に負った傷を、自分で糸と針を使って縫い合わせるシーンなど、衝撃的なシーンが多数ありました。
金曜ロードショー視聴率ランキング23位：マトリックス 25.1％
1999年9月11日に公開された映画「マトリックス」が視聴率25.1％で23位です。テレビ初放送となったのは、2002年10月5日のフジテレビ「ゴールデンシアター」でした。
金曜ロードショーで放送されたのは2003年6月6日で、視聴率25.1％でした。キアヌ・リーブスが演じる「ネオ」と、新しい世界観やＣＧテクノロジーで話題となりました。
仮想空間で、銃撃をのけぞって避けていく「バレットタイム」シーンのポーズは「マトリックスみたい」と言われています。
ストーリーが現実世界や仮想世界を巡っていくために、ストーリーがよくわからないとも言われています。今はスマホなどで手軽に行っている仮想現実（ヴァーチャルリアリティ）の先駆的な作品でした。
哲学的な意味があるのではと言う解釈があったり、アクションシーンなどに影響を受けた作品も多く、その後多くの作品で類似点が指摘されたり、影響を受けたと言われています。
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金曜ロードショー視聴率ランキング24位：ルパン三世･燃えよ斬鉄剣 24.9％
スタジオジブリ以外のアニメがここで登場！人気シリーズ「ルパン三世」のテレビスペシャルシリーズ第6作目です。劇場版ではないのですね。
ルパン三世の声優を長く務めていた山田康雄さんの体調が悪くなっており、椅子に座って収録したそうです。事実上の遺作ともいえるでしょう。
石川五ェ門の斬鉄剣が忍者軍団に盗まれてしまうというストーリーです。香港マフィアやタイタニックのお宝などが絡み、石川五ェ門の同門剣士とのバトルなどがあるストーリーです。視聴率24.9％というのは、ルパン三世のＴＶスペシャルシリーズの歴代1位となります。
金曜ロードショー視聴率ランキング25位：デスノート前編テレビ特別版 24.5％
出典：https://movie.jorudan.co.jp
大人気漫画「DEATH NOTE デスノート」の前編です。前編と言いますが、2006年6月17日の映画公開当時は「DEATH NOTE」でした。
2006年11月3日に後編にあたる「DEATH NOTE the Last name」が公開されることを受けて、2006年10月27日に金曜ロードショー20周年特別企画として、「ディレクターズカット特別編」として放送されたのが、こちらです。
映画「デスノート」は観客動員数223万人、興行収入28億円を記録し、2週連続で国内映画興行ランキング1位という超人気映画でした。
それ以前に漫画での人気も高く、注目されていた作品です。それがＤＶＤ発売前に「テレビ放送される」というのは極めて異例のことで、この高視聴率に繋がりました。
海賊版対策として右上に「金曜ロードショー」の文字が入っています。このあたりの対策も、ここから始まったと言って良いでしょう。この時には、テレビ向けに監督が特別に編集した内容になっています。
・デスノートL、松山ケンイチ・山崎賢人・池松壮亮の演技力比較と評判まとめ【エル役で一番好評なのは？】
金曜ロードショー視聴率ランキング26位：魔女の宅急便 24.4％
出典：https://www.cinematoday.jp/
相変わらず強いスタジオジブリ作品「魔女の宅急便」が第26位です。1989年7月29日に公開されたアニメ映画のテレビ初放送です。過去に13回放送されていますが、その中で最も高視聴率だったのが1990年の初回でした。
スタジオジブリでは珍しい他者原作の作品です。主題歌にはユーミンでお馴染み荒井由実さんの「やさしさに包まれたなら」と「ルージュの伝言」が使われました。
魔女のキキが修業のために独り暮らしを始めるというストーリーです。ホウキに乗って空を飛べるという特技を活かし、「配達屋さん」を始めたキキ。
失敗や困難もありながら、友人のトンボの危機を救うなど、少女の成長がイキイキと描かれています。
お届け物の「ニシンとかぼちゃのパイ」を届けた先で、送り主の孫娘が「あたし、これキライなのよね」とつぶやくシーンは一瞬なのですが、今でもネタに使用されるほどインターネットで話題になっています。
金曜ロードショー視聴率ランキング27位：インディ･ジョーンズ魔宮の伝説 24.2％
14位にも登場した「インディ･ジョーンズ魔宮の伝説」が再びランクインしています。テレビ放送登場2回目でした。声優が村井国夫さんです。この次にテレビに登場した時にはテレビ朝日の日曜洋画劇場でした。4回目となる日曜洋画劇場から声優が磯部勉さんになっています。
金曜ロードショー視聴率ランキング28位：ランボー・怒りの脱出 24.2％
ランボーシリーズ2作目となる『ランボー/怒りの脱出』のテレビ放送です。1作目の後にシルべスター・スタローンの元に続編を望む手紙が届き、「タイタニック」や「アバター」のジェームズキャメロンと共に脚本を執筆した作品です。
1作目ではベトナム帰還兵やアメリカ社会のひずみなどが描かれていましたが、この作品ではアクションが中心となり、世界中で大ヒットしました。ジェームズキャメロンさんが脚本を手掛けたのはこの作品のみとなります。
金曜ロードショー視聴率ランキング29位：ランボー3・怒りのアフガン 24.2％
同率27位で、ランボーシリーズ3作目「ランボー3・怒りのアフガン」です。なんと108名もの死者が出るという衝撃的な内容で1990年に「もっとも暴力的な映画」としてギネス認定されています。ランボーが元上司を救出するためにアフガニスタンに行くというストーリーです。
金曜ロードショー視聴率ランキング30位：ルパン三世･炎の記憶 24.1％
ルパン三世テレビスペシャルシリーズの第10作目です。24位の斬鉄剣に続き、ルパンシリーズ歴代2位の視聴率となっています。
日本が舞台となり、当時話題となっていたお台場やレインボーブリッジ、ゆりかもめなどが登場しています。
テレビ東京の人気バラエティ番組「開運！なんでも鑑定団」に出演している中島誠之助氏が、タイトルロゴの一部をデザインし、本人役としても出演しています。他局なのに、太っ腹ですね。
金曜ロードショー視聴率ランキング31位：DEATH NOTE デスノート 24.5%
出典：https://blogimg.goo.ne.jp/
2006年10月27日放送、DEATH NOTE デスノートは、主人公である夜神月が、とある黒いノートを拾ったことから始まるストーリーとなっています。
その黒いノートは、死神であるリュークが落とした、ノートに名前を書かれた人間が死んでしまうという、とても恐ろしいデスノートという名前のノートでした。
この頃、犯罪者を裁いている日本の法律に限界を感じていた月が、そんな世の中を大きく変えるために、ノートの力を借りることによって犯罪者を次々と葬り始めるのです。そして、この存在に気付いた人々は、＂キラ＂と呼ぶようになり、キラを神と言う人まで出現をし始めます。
しかしながら、キラの行動は警察組織からするとあくまでも連続殺人であることから、これまでに数多くの難事件を解決してきた、世界的名探偵であるＬを送り込みます。このストーリーでは、キラとＬという2人の天才が戦っていくというストーリーの映画作品となっています。
デスノートが公開された後に初めて地上波にて放送をされた日が、この2006年10月27日でした。このことから、視聴率が24.5%とかなり高くなったのではないのでしょうか。
金曜ロードショー視聴率ランキング32位：釣りバカ日誌3 24.1%
出典：https://vmimg.vm-movie.jp/
1994年放送、釣りバカ日誌3 は、釣りバカ日誌シリーズの第3作品目となっています。スーさんは、子どもが出きないことから元気がなく、ハマちゃんを誘い伊豆の上伊豆町星ヶ浦にて、釣りをするようにしました。
すると、先導さんから同船を求められて、その時に乗り込んだ女性が、雪子という名前の女性でした。そんな雪子の釣りの腕に関心をしたことから仲良くなるが、なんと雪子はかつてスーさんが付き合っていた恋人の娘だということが明らかになります。
そこで雪子は、スーさんが本当の自分の父親なのではないかと思い、ハマちゃんやみち子もそれを疑い、スーさんに攻め寄っていきます。果たして、真相はどうなのか、浜崎家にあかちゃんが誕生するのかどうか、気になるストーリーの映画作品となっています。
釣りバカ日誌シリーズは、かなり人気が高くなってきていることから、ほとんどが高視聴率を獲得してきています。映画自体の公開日はかなり昔の方となっていますが、今も尚愛され続けている映画作品なのではないのでしょうか。
釣りのストーリーだけでなく、このような恋愛系のストーリーもあるので、誰でも楽しんでご覧になることが出来るのではないのでしょうか。
金曜ロードショー視聴率ランキング33位：天空の城ラピュタ 17.9%
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2016年1月15日放送、天空の城ラピュタは、空から降ってきた少女のシータ、そしてそのシータという彼女を助けた見習機械工として日々励んでいた少年のパズーが繰り広げていく、空中の浮島であるラピュタ帝国を舞台としているアニメーション映画作品となっています。
シータとパズーは、空中の浮島であるラピュタ帝国にて、秘められた財宝を見つけることが出来るのか、そして二人の運命は一体どのようになって行くのか、とても気になるストーリーの映画作品となっています。
天空の城ラピュタならではの、壮大なる空の冒険から目を離すことが出来ないのではないのでしょうか。また、天空の城ラピュタではついつい口ずさんでしまうような曲も多数使用されていることから、人気が高くなっています。
幅広い世代からかなりの支持を集めている、スタジオジブリが手掛けた、冒険ファンタジー系の映画作品となっています。
金曜ロードショーでは、ジブリ作品が放送をされることが多い上に、ジブリ作品が1番視聴率が高い傾向にあります。そのため、ジブリ作品である天空の城ラピュタも、このような高視聴率を獲得してきています。
金曜ロードショー視聴率ランキング34位：シン・ゴジラ 15.2%
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2016年7月29日放送、シン・ゴジラは、ゴジラシリーズの第29作品目となっており、第28作品目である＂ゴジラ FINAL WARS＂以来では、約12年ぶりもの日本製作のゴジラ映画となっています。
東京湾・羽田沖にある東京湾アクアトンネルが、突然巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれることによって崩落をしてしまうという原因不明の事故が発生したことから始まる、ゴジラの侵略ストーリーとなっています。
ゴジラと名付けられた巨大不明生物と自衛隊との一大決戦をえがいています。ゴジラに対して、人間には為す術はあるのかとても気になる映画作品となっています。かなり日本の豪華な俳優陣らが出演をしています。
金曜ロードショー視聴率ランキング35位：塔の上のラプンツェル 12.6%
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2017年3月10日放送、塔の上のラプンツェルは、ディズニーアニメーション映画となっています。
金色に輝く魔法の髪を持っている少女のラプンツェルは、18年間一度も塔の外に出たことがないことから、今年こそは塔を出て、夜空に輝く灯りの本当の意味を知りたいと願っていました。
突然、ラプンツェルの塔に現れた大泥棒であるフリンと共に塔を出て、恋をしたり自由を知ったり、自身に隠された秘密なども時明かされていくというストーリーの映画作品となっています。ディズニーのアニメーション映画となっています。
金曜ロードショー視聴率ランキング36位：猫の恩返し 12.2%
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2018年8月24日放送、 猫の恩返しは、ジブリ作品となっています。車にひかれそうになった猫を偶然助けたことから、猫の国に招かれた高校生の少女であふハルの冒険をストーリーとして描いている映画作品となっています。
これまでのジブリ作品とはひと味違う、冒険のダイナミズムよりも、はかなげで淡々とした思春期の味わいなどを描いている映画作品でもあります。猫と少女のストーリーを、ファンタスティックに描いている映画作品です。
また猫の恩返しは、1995年に制作が行われた、ジブリ作品である＂耳をすませば＂の姉妹編的要素をもって制作が行われた作品とも言われています。
猫好きにはたまらない映画作品へと仕上げられているのではないのでしょうか。
まとめ
ジブリ作品と釣りバカシリーズの強さが際立つ結果となりましたね。
ジブリ作品は国内に限らず海外でも熱狂的なファンが多いので当然の結果かもしれません。
また、2006年に金曜ロードショーで「天空の城ラピュタ」が放映された頃から、ジブリ作品を放送した翌月曜日はなぜか株価が下落すると言われており、投資家の間では「ジブリの呪い」「ジブリの法則」などと呼ばれています。不思議ですね。
ぜひ参考にしてみてください！
