あなたのムカッをスカッに変える「痛快TV スカッとジャパン」ですが、やらせではないかと言われています。
スカッとジャパンのやらせ疑惑、視聴率や評判、そして打ち切り終了の理由について情報をまとめてみました。
この記事の目次
「痛快TV スカッとジャパン」とは…出演者や人気シリーズも解説
「痛快TV スカッとジャパン」は、フジテレビ系列で2014年10月20日から毎週月曜日 19:57 – 20:54(JST)に放送されているドラマ型バラエティ番組です。通称は「スカッとジャパン」。キャッチコピーは「世の中の(あなたの)ムカッとをスカッとに変える」や「目指せ!ポスト水戸黄門」です。
「身近にいる、意地悪で自分勝手な人たちを、ナイスアイデアや機転のきいたとんちで、あるいは手の込んだ頭脳作戦で撃退したなど、本当にあった“スカッとする話”をショートドラマ化し、観ている人をスカッとさせる番組の構成になっています。
出演者
MCは視聴率男ことウッチャンナンチャンの内村光良さんとレギュラーとして陣内智則さんのみが毎回出演。
他の出演者は、準レギュラーとゲストで毎回入れ替わるシステムをとっています。
MC 内村光良(ウッチャンナンチャン)
レギュラー
陣内智則
準レギュラー(常連ゲスト)
千秋
三田寛子
髙田延彦
北斗晶
指原莉乃
柳原可奈子
天野ひろゆき(キャイ〜ン)
ウド鈴木(キャイ〜ン)
綾部祐二(ピース)
又吉直樹(ピース)
大悟(千鳥)
ノブ(千鳥)
大人気シリーズ 「イヤミ課長」
俳優の木下ほうかさんが演じる「イヤミ課長」こと馬場智明(ばば ともあき)。
「スカッとジャパン」の大人気のシリーズの1つです。
上司や取引先の重役などの目上の人間には媚びへつらい、部下には尊大に接し、嫌みを言い放つ、さらに面倒ごとは部下に押し付けるとにかく嫌な奴の代名詞「イヤミ課長」。
お馴染みのフレーズ「はい、論破!」は2015年の流行語大賞にもノミネートされました。
「イヤミ課長」で大ブレイクした木下ほうか
出典:https://woman.infoseek.co.jp/
木下 ほうか (きのした ほうか)
本名 木下鳳華
生年月日 1964年1月24日
出生地 大阪府大東市
血液型 O型
木下ほうかは韓国人?本名や性格&彼女や結婚できない理由まで総まとめ
木下ほうかさんは、16歳で俳優デビューし、吉本新喜劇に入団。その後上京し、数多くのテレビドラマやバラエティ番組で人気のバイプレイヤーとして活躍されています。
趣味は献血とバイク。イヤミ課長でもお馴染みの『悪党』『いじわる』『いけず』な役が多い方です。
2014年に放送されたテレビドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で、主人公である吉瀬美智子さんの夫役を演じ、知名度が全国区となりました。
この時の役も、イヤミのある独特のキャラクターでした。本人はこの状況に戸惑っているようで次のようにコメントされていました。
「今や、僕が何をやっても“イヤミ課長”だと思われてしまう。『下町ロケット』の水原(主人公が持つ特許を狙う巨大企業『帝国重工』の本部長)役も、原作どおりに演じているのに、いつか僕がイヤミ課長のような言動をしだすのではないかと期待している人がいるようなんです。全然違うキャラクターなのになぁ……」
その他の人気シリーズ
・エリカシリーズ
女優の菜々緒さんが、自信過剰な悪女「エリカ」を演じるシリーズです。彼氏や同性の同僚・部下を見下して攻撃的な言動をする、というものです。最近では真の悪役を成敗するようなストーリーが多いようです。
・黒田ナミシリーズ
女優でシンガーでもあるシシド・カフカさんが、女性の部下を見下す「黒田ナミ」を演じるシリーズです。
・ボスママ撃退シリーズ
MEGUMIが平凡な家庭のママ友や経験の浅い教師を見下し、精神的に追い詰めるセレブ系ボスママを演じるシリーズです。
・胸キュンスカッとシリーズ
学生時代の恋愛を描くシリーズ。学校生活でのスカッとする出来事などは「青春スカッと」とも呼ばれる。視聴者からの人気や評判が高く、コミック化もされています。
・ぶりっ子シリーズ
イケメンなどにすぐ食いつくぶりっ子悪女のシリーズ。4人のぶりっ子が登場しています。
ぶりっこ悪女、リナッシー、今時ぶりっ子女子大生、姫体質などのシリーズがあります。
・お局様撃退スカッとシリーズ
職場に出現するお局を撃退するシリーズで、ムダムダお局シリーズと、豹変お局シリーズがあります。
他にも多数のシリーズがあります。
「痛快TV スカッとジャパン」の視聴率…最近は視聴率一桁
フジテレビが放送している「痛快TV スカッとジャパン」ですが、ゴールデンタイムに3時間の特番になることも多く、「27時間テレビ」では複数回出演者が登場しています。
元旦にも特別番組がつくられるなど、目にする機会も多い番組です。
人気があるから、これだけ時間枠を用意しているのだろうと思うところですが、視聴率が1桁台に終わることも多いそうです。
2015年10月26日に視聴率13.6%。3週連続して10%越えだった時期もありますが、末期になると視聴率が6%ほどであったといいます。今のフジテレビは、他局に比べ番組の視聴率が低迷気味ですので、何ともいえないところですが。
しかし、同じ内村光良さんがMCを務めるバラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系列)では視聴率20%越えも珍しくありません。
それを考えると、番組の力がないというよりは、フジテレビだから視聴率が芳しくないともいえますね。
「痛快TV スカッとジャパン」のMCは内村光良
「痛快TV スカッとジャパン」のMCは、2017年のNHK紅白歌合戦で総合司会を務め、MCを務める『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の8週連続視聴率20%超えを達成。声優としてハリウッド映画挑戦、「理想の上司」アンケート第1位になるなど、大人気の内村光良さんです。
内村さんがMCを務めるバラエティは成功すると言われており、フジテレビ側としても内村さんの人気ぶりやMCとしての力量に期待していたことでしょう。
内村光良のプロフィール
本名 内村 光良
ニックネーム ウッチャン、チェン
生年月日 1964年7月22日
出身地 熊本県人吉市
血液型 AB型
身長 169 cm
星座 かに座
内村光良と嫁の徳永有美の不倫略奪婚・子供・現在の夫婦仲まとめ
南原清隆とともにお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンを結成し、デビューします。1999年代に「ウッチャンナンチャンのウリナリ“」でドーバー海峡を泳いで渡ったり、音楽ユニット「ポケットビスケッツ」を結成するなど、今挑戦系バラエティで国民的お笑いスターの一人となります。
内村さんは、人柄が良いためにスタッフからの人望が厚く、後輩芸人にも優しく接していることで知られています。コントや番組上の演出以外で、何かの悪口を言ったり怒ったりすることがほとんどないそうです。内村さんが出演する番組では、出演するタレントもスタッフも安心して仕事に取り組めるために、成功率が高く、視聴率へとつながっているのではないでしょうか。
「芸能界一優しい男」の慈愛に満ちあふれた進行ぶりが高く評価され、
内村さんがMCを務める番組では共演者が光ると言われています。自分だけが目立とうとする芸能界の中でも、このように相手を立てて光らせる黒子役に徹することができる人は稀少です。
視聴率男・内村光良もお手上げのフジテレビの低迷ぶり
「スカッとジャパン」も他局だったらもっと視聴率がいいのでは?といわれるほど、フジテレビが低迷しています。
民放キー局の2017年4~9月期決算では、フジテレビジョンが唯一の営業赤字。
今や、万年最下位のテレビ東京に抜かれそうですね。
それどころかテレビ東京は予算のない中、次々と独自の企画がヒットし絶好調。
視聴率男・内村さんをもってしても、フジテレビの低迷は止められないようです。
バラエティ番組視聴率を、ビデオリサーチ社が毎週ベスト10を発表しています。2017年上半期のランクイン記録を見てみると、
1位:日テレ(180本)
2位:TBS(28本)
3位:NHK(16本)
4位:テレ朝(3本)
5位:フジ(1本)
今や「誰も観ないチャンネル」とも揶揄されてしまっているフジテレビ。
せっかくの内村さんの起用がもったいないですね。
「痛快TV スカッとジャパン」のやらせ疑惑の内容
「スカッとジャパン」は、、視聴者から「スカッとする体験談」を募集し、ショートドラマにしています。確かにスカッとするようなストーリーになっているのですが、「あまりにも話ができすぎている」「不自然すぎてありえない」とネットを中心にやらせ疑惑が浮上しています。
公式HPでは
「あなたが体験したスカッとする話、ドラマ化します!」
意地悪で自分勝手な人たちを、ナイスアイデアや機転の利いたとんちで、
あるいは手の込んだ頭脳作戦で撃退した!などなど、あなたの身の回りで起こったスカッとする話を募集します!!見事採用され、ドラマ化されたあなたには賞金3万円をプレゼント!!奮ってご応募ください!!」
とあるのですが、ネット上を中心に番組中で放送されるショートドラマがあまりにも「盛りすぎ」と言われています。
出典:http://www.sugatareiji.com/
HPの投稿する際の注意事項や内容を見ると
どこかで出版されたり、ネットで掲載された内容など(第三者の著作権、その他の知的財産権、プライバシー、名誉その他の権利を侵害するもの)を自分の体験談として投稿し、採用された場合に、第三者から権利侵害等の申し立てがされることがあります。その際には、投稿者の責任で解決頂くこととなりますので、ご注意ください
と書いてあります。パクりネタでもめたときには、投稿者が自分で責任とってくださいと言うことです。さらに続いて
- 投稿された内容は、番組側の判断により、一部加工・修正・変更・追加・削除等を行ったうえで利用させていただく場合があります。
と書いてあります。つまり、「話はフジテレビ側で盛っちゃうからね」と初めから言っているのです。この事により、フジテレビ側は「イマドキの若者のネタ」を「パクリ」リスクなしに手に入れることができるのです。
そして、そのネタは「フジテレビ側で勝手に好きなだけ加工・修正・変更・追加・削除」して利用できるわけです。
また、あるテレビ関係者は「まず、『視聴者が見たり聞いたりした体験談を募集する』とありますが、そもそも制作者サイドには、それが本当にあったかどうかは確かめようがないです。
投稿者が『本当』と言えば、そう信じるしかないと言い切ります。つまり、「一般視聴者というシロウトから使えそうなネタを集めている」だけであって、最初から実話の再現VTRではないのです。
「痛快TV スカッとジャパン」の評判~「嘘くさい」「わざとらしい」との声も
「痛快TV スカッとジャパン」は、出来過ぎた内容を実話として紹介するため、あまり評判も良くないようです。
やはり、やらせ感が強く、それも視聴率が番組開始時より落ちている原因でしょう!
2016年9月12日(月)に放送された「痛快TV スカッとジャパン ~2時間SP【山崎賢人&チャン・グンソクW神対応】~」を見てみましょう。
本当に実話?嘘くさいドラマエピソード① 山崎賢人の神対応
放送されたショートドラマでは、お店でガチャガチャをしようとした子供が、持っていた100円玉を落としてしまいます。100円玉を見つけることができず、その子は泣き出してしまいました。周りにいる意地悪なママには文句を言われてしまいます。子供が駄々をこね始めてしまいました。
すると颯爽と現れた山崎賢人さんが、自分の100円を差し出して「泣いてお母さん困らせちゃダメだよ。お母さんは君の笑顔が大好きなんだ」と言い、人差し指を自分の口に当てる「しー」のポーズ。
このポーズは、放送日からわずか2日前となる2016年9月10日に公開された山崎賢人さん主演の映画「四月は君の嘘」のカギとなるポーズなのです。「君嘘ポーズ」と言われ、完成披露試写会舞台あいさつでも、広瀬すずさんと、このポーズを決めています。
一見すると山崎さん素敵と思えなくもないストーリーです。
しかしSNSを中心に「子供をしつけるチャンスなのに」「他人から100円受け取るってどうよ」「こんな10代いるか?」と、あまりにも出来過ぎたストーリーがわざとらしいという意見も上がっています。
本当に実話?嘘くさいドラマエピソード② チャングンソクの神対応
日本でも人気が高い韓国の俳優チャン・グンソクさん。そのチャン・グンソクさんが電車の中で神対応をするというエピソードでした。
両手が荷物でふさがってしまっている女性に、チャン・グンソクが半袖の腕を差し出して「そのままじゃ危ないですから、良かったらつかまってください。僕の腕に…」とささやくと言うものです。
現実離れした対応に、さすがにシラケるという声も上がっています。
最近はやらせ感が強いとの声も
ネット上では、ネタ切れでやらせ感が増していたとの声も上がっており、
嘘くさい演出に、シラケる視聴者も増えているようです。
スカッとジャパンの胸キュンのやつ見てて毎回嘘くさいと思うけど
— みずき (@kmizuki05072001) 2017年11月20日
毎回男の人カッコいい
昔のスカッとJAPANは好きだったけど最近はストーリーはかなりやらせ感強いし・・・(話採用されるとお金貰えるからみんな応募するんだろうけれど・・・)
— 美紀@3月まで低浮上気味 (@mikiroyalmilky) 2017年10月9日
人気キャスト使ってるだけの番組って感じ( ˙༥˙ )
「痛快TV スカッとジャパン」は2022年3月で打ち切り終了…理由はコストや視聴率の低迷か
「痛快TV スカッとジャパン」は2022年3月で打ち切り終了となっています。
打ち切り終了の理由としては視聴率が低迷していたことが原因の1つとなっているようです。
「すでに司会のウッチャンナンチャン・内村光良さんには打ち切りが伝えられています。最近では視聴率が6%台と低迷していて、『スカッと』の後に放送されていた月9ドラマ『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』とは5%近くの視聴率の差がつけられることもあり、視聴者離れが深刻でした。今後は特番での放送が予定されています」
さらには番組のコスト高の問題も打ち切りの原因とみられています。
打ち切りの理由は視聴率低迷だけではなく、フジ側の懐事情もあるという。前出のプロデューサーが続ける。
「局内ではバラエティ番組のコスト高が問題視されています。再現ドラマの出演者のコストに加え、スタジオでのコストもかかる『スカッと』は、同じく視聴率が低迷している『ネプリーグ』とともに、近年では改編のたびに名前が挙がっていましたので、聞いたときは“いよいよか……”と思いました」
まとめ
・「痛快TV スカッとジャパンの実話エピソードが、あまりにも現実離れしており、やらせ疑惑が上がっている。事実、「嘘くさい」「わざとらしい」とシラケる視聴者が多い。
・「痛快TV スカッとジャパン」は視聴率の低迷やコスト問題により2022年3月で打ち切り終了。
投稿された視聴者からのネタは、フジテレビで加工、修正しているとはいえ、あまりにも”やりすぎ”の創作に視聴率も下落気味のようです。
残念ながら打ち切りになりましたが、長く続いていた番組だと思います。