「君の名は。」のプロデューサーの伊藤耕一郎容疑者が少女への性犯罪で逮捕されました。
この記事では伊藤耕一郎容疑者の出身高校や大学、勤務した会社などの経歴、プロデューサーとして関わった作品、家族や結婚、逮捕された事件の内容や現在などについてまとめました。
この記事の目次
伊藤耕一郎は性犯罪容疑で逮捕された「君の名は。」のプロデューサー
伊藤耕一郎容疑者は、2024年2月21日に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の容疑で、同年3月1日に、不同意性交等と児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の容疑で和歌山県警に逮捕されたアニメプロデューサーです。
伊藤耕一郎容疑者は逮捕当時52歳で岐阜県出身で、「株式会社itoko production」の代表取締役、「日本アニメーション」プロデューサー、「株式会社Comix Wave Films」アドバイザーなどの肩書きを持つ、アニメ業界では知られた存在でした。
何より、伊藤耕一郎容疑者は、2016年に社会現象を起こした大ヒットアニメ映画「君の名は。」にプロデューサーとして関わっており、逮捕時の報道ではこの事がピックアップされたため、ネットでもかなり話題になっています。
伊藤耕一郎の経歴① 出身高校は岐阜県立中津高等学校
伊藤耕一郎容疑者は岐阜県の出身で、地元の公立校「岐阜県立中津高校」(現在の偏差値52)を卒業しています。
これは、2023年度の中津高校の学校案内資料に、伊藤耕一郎容疑者が卒業生としてメッセージを寄せているため間違いのない情報です。
この資料によると、伊藤耕一郎容疑者が中津高校を卒業したのは平成2年度(1990年)です。
高校時代の伊藤耕一郎容疑者については、高校時代のクラスメートが、クラスの中心人物でバスケ部に所属し、明るい性格、成績も良かったと証言しています。
岐阜県に生まれ育った伊藤は、地元の公立高校に進学。クラスの中心人物だったという。
「伊藤君はバスケ部に所属していて、明るい性格の良い子でした。クラスでも成績が良く、国立大の理系学部に進学しています」(高校時代のクラスメート)
引用:何度も裸の画像を送らせ…児童ポルノで逮捕された「君の名は。」プロデューサー(52)は「どの娘か分からない」
伊藤耕一郎の経歴② 出身大学は国立の理学部で応用化学を専攻
高校時代のクラスメートによると国立大の理系学部に進学したという伊藤耕一郎容疑者ですが、この大学がどこなのかは特定されていません。
ただ、伊藤耕一郎容疑者は、制作プロデューサーを務めた2011年公開映画「星を追う子ども」のインタビューの中で「大学では応用化学を学んだ」と話しています。
大学は理系で、応用化学を学びました。
伊藤耕一郎容疑者の大学時代のエピソードなど特に明かされていません。
伊藤耕一郎の経歴③ メーカーを4年半で退職しイギリスやアメリカに留学
「星を追う子ども」の本人のインタビュー記事によれば、伊藤耕一郎容疑者は、大学卒業はメーカーに入社し、4年半で辞めてイギリスに半年、アメリカに1年間の語学留学をしたという事です。いずれも語学学校に籍を置いていたものの、留学というよりは“遊学”だったという事です。
当時は街の映画館で映画ばかり観ていたという事です。
卒業後メーカーに入社しましたが、4年半働いて「貯金もたまったし、好きなことをやろう」と思って会社を辞め、イギリスで半年、アメリカで1年間生活しました。一応語学学校に籍は置いていましたが、実際には”留学”というよりも”遊学”で(笑)、街の映画館で映画ばかり見ていましたね。もともと映画がすごく好きだったんです。
伊藤耕一郎の経歴④ 帰国後にアニメ制作会社に入る
伊藤耕一郎容疑者は、留学先のアメリカから、貯金がなくなったため帰国。
映画好きなのでどうせなら映画業界で働きたいと考え、求人雑誌で仕事を探していたところ、「○○スタジオ 制作進行募集」という求人を見つけ、詳しく調べずに面接を受けたところ、その会社がアニメ制作の会社だとわかり、「映像なら実写でもアニメでも同じだし勉強にはなるだろう」と考えて入社したという事です。この当時、伊藤耕一郎容疑者は28歳だったという事です。
伊藤耕一郎容疑者はアニメ業界は全くの素人でしたが、この会社では朝の10時から翌日深夜3時まで働くような忙しい日々を送ったという事です。当時は「お金をもらって勉強させてもらっている」という感覚で楽しかったとも語っています。
しかし、1、2年働いているうちに上司が辞めたり転職したりで人がいなくなり、忙しさが増してきて、週に2度しか家に帰れず会社のソファが自分のベットのような状態になったという事です。3年働いているうちに身も心もボロボロになり、このアニメ制作会社を辞めたという事でした。
伊藤耕一郎の経歴⑤ コミックス・ウェーブに入社し新海誠監督の片腕に
アニメ制作会社を辞めた後、伊藤耕一郎容疑者は知人に教えてもらい知ったという映像制作会社「コミックス・ウェーブ」(現在のアニメ制作会社コミックス・ウェーブ・フィルム)の面接を受けて入社しています。
コミックス・ウェーブは新海誠監督の「ほしのこえ」を世に出した会社で、伊藤耕一郎容疑者は当初はアニメーション事業部に配属されて、新海誠に次ぐ逸材を探索し、面白い作品を作ってプロデュースするという仕事をしていたという事です。当時、伊藤耕一郎容疑者は森田修平監督の「KAKURENBO」を手掛けています。
その後、伊藤耕一郎容疑者は2004年公開の新海誠監督映画「雲のむこう、約束の場所」を手伝う事になり、以前のアニメ制作会社への勤務でノウハウを身につけていた伊藤耕一郎容疑者が重要な役割を果たすようになったようです。
その後、伊藤耕一郎容疑者は新海誠監督の片腕的な存在となり、新海誠監督の多くの作品にプロデューサーや制作プロデューサーとして関わっています。伊藤耕一郎容疑者が関わった新海誠監督の作品は「猫の集会」、「星を追う子ども」、「秒速5センチメートル」、「言の葉の庭」、「君の名は。」、「すずめの戸締まり」などがあります。
人生の一大転機となったのは、30代前半に転職先の制作会社「コミックス・ウェーブ」(当時・以下CW)で新海監督と出会ったことだ。「その頃のCWは、実はアニメはそんなに強くなく、そこにアニメスタジオでノウハウを身につけた伊藤さんが加わった。新海監督は困ったことがあれば、伊藤さんにどんなことでも相談する関係でした。伊藤さん自身、プロデューサーとして押しの強い人でした」(前出・アニメ関係者)
引用:何度も裸の画像を送らせ…児童ポルノで逮捕された「君の名は。」プロデューサー(52)は「どの娘か分からない」
伊藤耕一郎容疑者はその他にも「星空キセキ」(渡辺明夫監督)、「放課後ミッドナイターズ」(竹清仁監督)、「劇場版 はいからさんが通る」(古橋一浩監督)などの作品に脚本やプロデューサーとして関わっています。
伊藤耕一郎がアニメ映画「君の名は。」のプロデューサーだった事で物議
アニメ業界ではかなり有名な人物だった伊藤耕一郎容疑者ですが、一般的にはあまり知られていませんでした。伊藤耕一郎容疑者が2024年2月と3月に不同意性交等と児童買春・ポルノ禁止法違反などの容疑で逮捕された事が報じられた際には、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のプロデューサーを務めた人物である事も報じられ、これがネット上でかなり物議を醸していました。
https://t.co/QORsUmux3u
— 黄色いほっぺの人々💙💛 (@hoppeta_yellow) February 22, 2024
『君の名は。』のヒロインが、ちょうど被害者と同じ女子高校生なのが余計にねぇ……作品を再鑑賞する時に、性犯罪と疑われる行為が頭の中でリンクしそう。
プロデューサー伊藤耕一郎 氏の児ポ法違反容疑で複数余罪がありそうなのもきつい。単純所持だけでなく、製造だし。
児童ポルノで逮捕された伊藤耕一郎容疑者は
— Watergate213617(こんな人) (@watergate213617) February 22, 2024
新海誠の『雲の向こう、約束の場所』『秒速5センチメートル』とかの制作スタッフ
大成建設、Z会とかのCMプロデュース
『君の名は。』『言の葉の庭』の制作プロデューサー
結構な主要人物ではあるんよ
児童ポルノで作品汚したのはこの人よね
「君の名は。」や新海誠監督作品のファンの方の中には、今回の伊藤耕一郎容疑者の逮捕で作品のイメージに傷がついたとして怒りを感じている方が多いようです。
「君の名は。」の監督である新海誠さんは伊藤耕一郎容疑者逮捕を受けて、Xで下のように投稿されています。
作品関係者逮捕の報道を目にし、とても大きなショックを受けています。まずなによりも被害者の方へ、心よりお見舞い申し上げます。また、作品を愛し応援してくださっている皆さんにご不安をおかけしてしまっていることも、本当に申し訳なく思います。…
— 新海誠 (@shinkaimakoto) February 23, 2024
伊藤耕一郎の家族や結婚
伊藤耕一郎容疑者は逮捕当時の報道で52歳で、結婚していて家族がいてもおかしくはありませんが、そうした情報は現在の時点では出ていません。
伊藤耕一郎容疑者の家族や結婚については不明です。
伊藤耕一郎の現在…少女に対する性犯罪の容疑で2度の逮捕
伊藤耕一郎容疑者が不同意性交等と児童買春・ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕された事件の内容についても改めて紹介しておきます。
伊藤耕一郎容疑者は、2024年2月21日に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の容疑で逮捕されました。
逮捕容疑は、2021年9月に当時高校1年生で15歳だった長野県の女子高校生が未成年であると知りながら裸の画像を自撮りさせて自身のスマートフォンに送信させ、その対価として電子マネーを支払っていた事だという事です。
伊藤耕一郎容疑者はこの被害者以外にも同様の行為を働いていたようで、「他の人とも同じようなやり取りをした」と供述しているという事です。
逮捕容疑は2021年9月、高校1年生で当時15歳だった長野県の女子生徒が未成年であることを知りながら、裸の画像を「自撮り」するよう指示し、スマートフォンに送らせたとしている。別の児童買春事件の捜査過程で関与が浮上した。
伊藤容疑者は容疑を大筋で認めたうえで、「他の人とも同じようなやり取りをしたので、この子かどうか思い出せない」と供述しているという。
さらに、2024年3月1日、伊藤耕一郎容疑者は不同意性交等と児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の容疑で再逮捕されました。
再逮捕の容疑は、2023年11月26日に、当時15歳の少女(最初の逮捕の被害者とは別の少女)に対し、16歳未満と知りながら自宅に連れ込んで淫らな行為をし、対価として現金を渡していたという事です。
伊藤耕一郎容疑者はこの少女とSNSで知り合い、2022年11月〜2023年11月までに少なくとも9回淫らな行為をして1回あたり、現金2万円〜5万円を渡していたという事です。
再逮捕容疑は昨年11月26日、伊藤容疑者の自宅で、東京都内の当時15歳の少女に対し、16歳未満と知りながら現金を渡す約束をしてみだらな行為をしたとしている。県警少年課によると令和4年7月ごろに交流サイト(SNS)で少女と知り合い、同年11月~5年11月に少なくとも9回、現金2~5万円を渡してみだらな行為をしたという。
まとめ
今回は、2024年2月と3月に少女に対する性犯罪の容疑で逮捕されたアニメプロデューサーの伊藤耕一郎容疑者についてまとめてみました。
伊藤耕一郎容疑者は、岐阜県の出身で地元の岐阜県立中津高校を卒業後、理系の国立大学へ進学して応用化学を専攻しています。大学卒業後、イギリスやアメリカへの留学を経て、帰国後にアニメ制作会社に就職し3年務めた後、新海誠監督の作品を世に出したことで知られる「コミックス・ウェーブ」に入社して新海誠監督の片腕のような存在になった経歴を持ちます。
伊藤耕一郎容疑者の家族や結婚については情報が出ておらず不明です。
伊藤耕一郎容疑者は、当時15歳の長野県の女子高校生に裸の写真を自撮りさせて電子マネーと引き換えに送信させ、また別の15歳の少女と少なくとも9回、2万円〜5万円を支払って自宅に連れ込み淫らな行為をしていたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)と不同意性交等と児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の容疑で逮捕されました。
現在、伊藤耕一郎容疑者が新海誠監督の大ヒット映画「君の名を。」にプロデューサーとして関わっていた事などがネット上で物議を醸しています。「君の名を。」など新海誠監督の作品のファンは、作品に悪いイメージがついたとして怒っている方も多いようです。