池乃めだかさんは、吉本新喜劇などで活躍するお笑いタレントです。芸歴はすでに50年以上で、誰もが聞いたことがあるような有名ギャグの生みの親です。
ここでは池乃めだかさんの有名なギャグや年収、嫁や娘など家族情報など現在までをまとめています。
この記事の目次
池乃めだかのプロフィール
芸名:池乃めだか
旧芸名:中井次郎、海原めぐる
本名:中井昭彦(なかいあきひこ)
愛称:池やん、ちっさいおっさん、ショートマン
出身地:大阪府守口市
生年月日:1943年7月3日
身長:149cm(公称)
血液型:B型
最終学歴:守口市立第一中学校
所属事務所:松竹芸能→ケーエープロダクション→吉本興業大阪本社→よしもとクリエイティブ・エージェンシー(現在)
池乃めだかさんは吉本興業に所属するお笑いタレントで、主に吉本新喜劇に出演しています。
父親は幼少期になくなり母親は病気がちで、家庭が貧乏だったため中学時代から新聞配達のアルバイトで家計を助け、中学卒業後は高校に行かず就職しました。就職先は三洋電機で普通のサラリーマンでしたが、23歳の頃に芸能界入りしています。
初期は松竹芸能やケーエープロダクションなどを渡り歩き、途中「海原かける・めぐる」というコンビ芸人としても活動していましたが、1976年に吉本興業(吉本新喜劇)に入り、芸名も現在の池乃めだかに改名しました。
吉本新喜劇では風間寛平との掛け合いで人気者となり、座長をつとめた経歴を持ちます。座長を退いたあとも、吉本新喜劇に欠かせない重鎮として登場し続けています。
池乃めだかの有名ギャグまとめ〜身長ネタ、猫真似ネタ、カニばさみ
池乃めだかさんは、吉本新喜劇内でも随一のギャグ数の持ち主として知られています。ここでは、彼の有名なギャグをご紹介します。
池乃めだかのギャグ① 身長ネタ
持ち前の背の低さで笑いをとる池乃めだかさん
公称身長は149cm(145cm説もある)。池乃めだかさんは「ちっさいおっさん」として、その低身長をネタとしています。
身長に関連する持ちネタはもちろん多く、「見下〜げてー、ごらん〜♪」や「ちっちゃな頃からちいちゃくて〜♪」、「(ネクタイを外したら)長さが一緒や!」などがあります。
池乃めだかさんは、周囲の人の身長が高ければ高いほど、おもろくなると話しています。
僕の身長は1メートル49。石田靖(1メートル79)や小籔千豊(1メートル88)みたいなホンマに背が高いのが入ってきてから、僕の背が低いのをよりおもしろくできるようになったね。昔もイジられてたけど、言うても、周りもそんなに大きい人いなかったから。ただ、小籔の後ろに隠れる「皆既日食」はね、何年かに一度の日食がくると盛り上がるんやけど、日食から間が開くと、こちらも気分乗らんのよ。
池乃めだかのギャグ② 猫真似ネタ
猫大好きなことから生み出された”猫真似ネタ”!
間寛平さんとの「猿vs猫の喧嘩」の下りは、吉本新喜劇の名物ネタの一つでした。
なお間寛平さんとの「猿vs猫」が生まれたのは、ぶっつけ本番でのことだったそうです。
子供のころから猫好きで、しぐさを観察するうちに思いついた猫のマネ。そこから発展した間寛平との「猿vs猫」のじゃれあいバトルは、新喜劇の名物となった。
「でも、すんなり『猿vs猫』とはいかんかった。寛平ちゃんは人気者。僕は新参者で、子役が多かったし、からみなんてまずなかった」
当時の新喜劇は3チーム制。当初は寛平組に所属していたが、2~3年に一度の人事異動で寛平組を離れた。
「もし、対峙(たいじ)する機会があったら、猫で挑もう」。心に誓った数年後、テレビ収録で再会。バトルをしかけると、ぶっつけ本番にもかかわらず、寛平も応戦。名コンビが誕生した。
池乃めだかのギャグ③ カニばさみ
池乃めだかさんのカニばさみ
苦しむ振りをし、心配して近づく女性を足で挟み込む。しかし、そのまま引きずられていくというギャグ。
カニばさみの誕生と発展。
僕が落語の師匠役で、女の子に手を出してるところを嫁はんに見つかるという筋書きやった。僕が女優さんの体に手を伸ばそうとしたら、その子が入ってまだ3カ月の新人でね、本気で嫌がって逃げまくるんや。僕はあお向けに倒れて、女優が心配して近寄ってきたところを手でも引っ張ろうと考えてたけど、むこうは警戒して僕の足もとにいる。これではオチまでもっていけん。そこで、足で挟んで倒して、ようやく嫁さん役の木村明が出てこられたわけや。
それを見ていた台本作家がおもしろいと喜んだ。それからはカニばさみだけでなく、胴ばさみになったりと発展。そのうち、カニばさみした僕を女優が平然と立ち上がって引きずっていく、というように変わっていったんですわ。
池乃めだかのギャグ④ 「よっしゃ、今日はこのぐらいにしといたるわ」
チンピラにボコられたあとに「今日はこのぐらいにしといたるわ!」と全員をずっこけさせる技
お決まりのこのネタは、観客も一緒にずっこけさせる力を持つとか持たないとか…。
池乃めだかさんのギャグの一部をご紹介しました。その他のギャグはこちらで確認できます。
池乃めだかの年収はビビるくらい安い?
吉本新喜劇の重鎮・池乃めだかの年収は?
池乃めだかさんの具体的な年収はわかりませんでしたが、吉本興業はもちろんのこと吉本新喜劇の給料は座長もスター団員もそれほど多くないと思われます。
2006年から吉本新喜劇の団長を務める小籔千豊さんが、自身の給料について語っています。
小藪は座長就任当時のギャラについて、「ビビるくらい安い」「びっくりしますよ」とバラエティー番組で暴露していたことが。小藪の妻も給料を見て「座長になったのに、貧乏になったな」と驚いていたそう。
その他の吉本新喜劇団員がテレビ出演時に給料に触れた際のコメントもご紹介。
・「給料を考えればほかに移籍していた」(座長時代の池乃めだか)
・「座長になって給料は3倍になった」「年功序列」(スッチー)
・「ドリルバブルで月収100万円(※でもやはり給料トップは座長)」(吉田裕)
・座長にまでなった吉田ヒロの自宅は、ボロボロのマンションだった
・公演数などでギャラが決まるため、収入はばらつきがある
・座長も座長手当はつくものの、基本は舞台ギャラ
・若手・新人は1舞台500円〜1000円と言われるぐらい安い
・若手などはアルバイトと掛け持ちでやっと生活できるとの話も
出ている情報から見ると、吉本新喜劇としての収入はスター団員で月収約100万円、座長はそれよりも多いぐらい。
ただスター団員や座長は、吉本新喜劇の顔として名が売れ、ほかのテレビ番組などへの露出が増え、結果的に収入アップに繋がることも多いそう。
小籔千豊さんなどはテレビ出演も多いので総合的にはもっといっていると考えられます。
以上のことをみると、吉本新喜劇の重鎮である池乃めだかさんも、そこまで高くないと考えて良いかもしれません。
ただ吉本新喜劇が年功序列であること、スター団員で月収100万円程度、元団長という経歴等から考えると、池乃めだかさんの収入は「月収100万円以上」は確かではないでしょうか。
収入の参考になる情報が少ないため、ざっくりとしたことからしか推定できませんが、新喜劇収入+その他の出演などを含めると、池乃めだかさんの年収は2000〜3000万円以上いっていてくれたほうが若手にも夢があるでしょう。
池乃めだかの結婚した嫁と子供(娘)について~現在は孫が5人もいた
現在は孫もいるおじいちゃん!
池乃めだかさんには嫁と子供(娘)が2人いますが、一般人のためか家族の情報はあまり出てきませんでした。
ただ以前、娘さんは「パンチdeデート」(1970年代〜1980年代に放送していた関西のバラエティ番組)という番組に出演したことがあったよう。
- 子煩悩だが、過去に「パンチdeデート」のドッキリ企画(娘がパンチdeデートに出演し、番組で父親の事を話し、そこに本物の「池乃めだか」が現れるというドッキリ)に出演した際、めだかが居ない場面で娘に無茶苦茶に言われ、「どうしようか、もう、あの時は(番組の)舞台に出て行くの止めようかと思った」と述懐している。
なお池乃めだかさんは、「小学生の時に娘に身長を追い抜かれた」と話しています。
池乃めだかさんといえば、父親を早くに病で亡くし、母親は病気がちで18歳の時に亡くなっています。
お兄さんもいたそうですが、池乃めだかさんが12,3歳の時に家を出てしまうなど、家族との縁が薄く貧乏な幼少期を過ごしました。しかし現在では孫が5人もいるお爺ちゃんだそうです。
池乃めだかの病気歴~2012年に脳動脈瘤の治療で開頭手術していた
開頭手術をしていた池乃めだかさん
池乃めだかさんは、2012年に開頭手術をしています。理由は脳動脈瘤の治療のためです。
吉本新喜劇のお笑い芸人・池乃めだか(68)が、大阪市内の病院で脳動脈瘤の手術を受けていたことが10日、わかった。関係者によると、昨年末に検診で約3ミリの動脈瘤が発見。日常生活に支障はないものの、手術も緊急を要するほどではなかったが、本人の意向で切除することを決めたという。
11日付のスポーツニッポンが報じており、池乃は3日に入院し、6日に開頭手術を行い、術後の経過は良好。7、8日は集中治療室(ICU)で過ごし、9日には一般病棟へ移り、外部との連絡を取れるまで回復したとのこと。関係者は「手術直後はさすがに疲労している様子を感じたが、現在は元気にしている」と話しており、来週半ばにも退院する予定だ。
池乃めだかさんは手術1か月後の2012年5月29日に、新喜劇で復帰を果たし活動を再開していますので、その後の経過は良好のようです。
池乃めだかの現在~吉本騒動を鉄板ネタでまとめる
吉本騒動に対して新喜劇重鎮が思うことは…
宮迫博之さんらの反社会勢力への闇営業問題から端を発した吉本騒動。この件については、吉本からOKが出ているという話もありますが、所属する多くの芸人がコメントを出しています。
吉本側寄りの人、給料が少ないと吉本に批判的な人など、真面目にコメントをする芸人も多い印象でした。
そんな中、吉本騒動について直撃取材を受けた池乃めだかさんが発言した内容をご紹介です。
「(吉本興業は)改善した方がええと思う人もおるし、このままでええという人もいるし。それは人それぞれやと思います」とコメント。めだか自身が吉本に求めることについては「まあ、吉本興業に言う事は、背が高くなる薬を開発してくれという事ぐらいです」と鉄板の身長ネタで煙に巻いていた。
池乃めだかさんのコメントには、「これぞ芸人」といった賞賛の声が相次ぎました。同じく”ちっさいおっさん”仲間である岡村隆史さんも「全てがこれ。あれが吉本ちゃうか」とラジオで触れています。
池乃めだかについてまとめると…
・池乃めだかは舞台を中心に活動しているため、年収は1千万円程度とおもわれる
・池乃めだかの家族は嫁と娘2人で、現在は孫が5人いるおじいちゃんである
・池乃めだかは2012年に脳動脈瘤の治療で開頭手術をした
・池乃めだかは吉本騒動関するコメントを鉄板ネタで返し、「これぞ芸人」と絶賛された
吉本新喜劇で活躍する池乃めだかさんについてまとめました。70代後半となり高齢ですが、これからも「生涯現役」で私たちに“笑い”を届けてくれることでしょう。