00年代のお笑いブーム期に量産された一発屋芸人の1人であるムーディ勝山さんですが、一発屋で終わってしまった理由に関しては、自業自得な理由があるようです。
この記事では、ムーディ勝山さんが消えた理由の他、家族情報などに関してまとめてみました。
ムーディ勝山のプロフィール
本名:勝山慎司(かつやま しんじ)
出身地:滋賀県草津市
生年月日:1980年6月11日
身長:172cm
学歴:滋賀県立瀬田工業高等学校中退
デビュー時期:2000年
コンビ名:アイスクリーム(2010年解散)
元相方:梶剛(かじ つよし)
所属事務所: よしもとクリエイティブ・エージェンシー
芸人に案外多い?元引き篭もり少年という過去を持つムーディ勝山さんですが、お笑いブーム期の2000年にデビューしたものの、本業の漫才では苦戦が続きました。現在までに、セコンドアウト、平安京999、アイスクリームの3つのコンビ(トリオ)を結成してるムーディ勝山さんですが、そのどれもがブレイクまでには至らずに解散しています。
そんなムーディ勝山さんですが、ピン芸人としては、2000年代後半に「右から来たものを左へ受け流すの歌」という歌ネタでブレイクし、短い全盛期の中では月収600万円を超えていた時期まであったそうです。
その後は、案の定一発屋に終わり、テレビの世界から消えてしまったムーディ勝山さんですが、現在は営業などの仕事を中心に地道な活動を続けているようですね。
絶頂期のムーディ勝山の光と闇
漫才方面では一向にブレイクの兆しがなかったムーディ勝山さんですが、CS番組で披露した歌ネタがお笑い番組関係者の目に留まり、ピン芸人として表舞台に引っ張り出されることになりました。
2000年代のお笑いブームの背景もあり、ムーディ勝山さんは、2006年から2007年にかけて一躍話題の芸人となります。
とはいえ、ムーディ勝山さんは、コンビ芸が関係ない歌ネタでブレイクしたため、相方の存在やコンビ名などが世間に認知されることはありませんでした。
2000年代後半は、着うたブームにより音楽配信でミリオンヒットが連発されていた、一種の音楽配信バブル時代でもありました。そのため、ムーディ勝山さんの「右から来たものを左へ受け流すの歌」も200万DLを超える大ヒットとなりましたが、当然その利益が梶さんに分配されることもなく、コンビ間の収入格差はかなりのモノがあったようですね。
そんな中でも、アイスクリームとして番組に呼ばれる機会などもあり、テレビの仕事が増えてラッキーだった部分もあった梶さんですが、その裏では、ムーディ勝山さんからのパワハラ紛いな行為に悩まされていたことが発覚しています。
ムーディ勝山は相方にパワハラをしていた?
芸人のコンビ内格差に関しては、それがきっかけに不仲となり、解散する例なども珍しくないお笑い界の悩みの種だったりします。
こちらは、2010年にねずっちさん(写真左)の謎かけ芸でブレイクしたコンビですが、ブレイク後はねずっちさんのワンマンコンビとなってしまい、2015年に解散しています。
ムーディ勝山さんの歌ネタに関しては、完全にピン芸人としてのネタだったため、Wコロンのケースよりもさらに相方の立場は弱くなっていたようです。
挙句には、梶剛さんの両親にまでコンビ内の上下関係を持ち出すほど暴走していたムーディ勝山さん。現在ではその時のことを反省している模様ですが、人として超えてはいけない一線まで超えてしまった感まであります。
VTRで梶は、ムーディからのパワハラを明かす中で、自身の地元に営業で来たときのエピソードを明かした。現場には梶の親も観に来ていたそうだが、ムーディは舞台の上から「梶くんの親来てるみたいですけど。僕んとこに挨拶来てないんですわ」と、衝撃の発言を言ってのけたという。
ちなみに、上記のムーディ勝山さんの暴言に関してですが、芸人としてのステージ上のボケではなく、傲慢な本音だったようですね。このイベント後のムーディ勝山さんですが、楽屋に謝罪に来た梶さんの両親に対して何のフォローもなく、当然のこととして謝罪の言葉を受け取っていたというエピソードが残っています。
ムーディ勝山が消えた理由はトークが出来なかったから?
あまりに酷い天狗エピソードを残しているムーディ勝山さんですが、それが理由でテレビの世界から消えたわけではなかったりします。相方やその両親にあれだけの態度を取るということは、番組スタッフなどにも横柄な言動を取っていそうなムーディ勝山さんではありますが、その影響が出始める前にテレビの世界から消えていますね。
ムーディ勝山さんがテレビの世界で活躍出来たのは、2006年から2007年のホンの短い期間だけです。ムーディ勝山さんは、歌ネタ芸人として紅白歌合戦に企画出演した2007年末の翌年には、テレビの世界からフェードアウトしてしまいました。
ムーディ勝山さんが一発屋芸人で終わってしまった原因に関しては、そのトークスキルのなさが挙げられます。漫才方面ではまったくブレイク出来なかったムーディ勝山さんだけに、ひな壇番組に出演しても、場の空気が読めず、面白いコメントも残せませんでした。そのため、番組製作者から「使えない奴」として見切りを付けられてしまい、テレビの世界から消えてしまったということになります。
「ひな壇に出た時は、とにかくなんとか大きな声を出して、すべった感を出さないようにしていましたけど、ぼくには何でもない話をオチをつけて面白く話すことができなくて(苦笑)。
面白いことを思いついても、他の人が先に言ってしまう。瞬発力がないんですよね。今、出ている芸人ですか? みなさん、うまいんじゃないですかねェ」(ムーディ)
ムーディ勝山の家族情報!実は嫁と子供がいる?
ムーディ勝山さんは、2011年8月に、9年の交際期間を経て、同じ滋賀県出身の夏子さんという一般女性と結婚をしています。結婚当時の夏子さんは29歳であり、ムーディ勝山さんの2歳年下の女性でした。
その後、2013年10月には長男も誕生しているムーディ勝山さんですが、長男の名前に関しては不明となっています。これは、出産時にムーディ勝山さん夫妻がまだ長男の名前を決めておらず、マスコミに公表し損なったためです。
とはいえ、ムーディ勝山さんの息子関連のツィートからは、子煩悩な父親の顔が見え隠れしているため、ほのぼのとした気分で見ることが出来る話題の1つと言えますね。
家計は嫁・夏子が支えている?
長男誕生時には、既にサラリーマン以下の年収になっていたムーディ勝山さん。当然ながら、ムーディ勝山さんの稼ぎだけでは一家が暮らしていくことは出来ずに、現在では、夏子さんが働きに出て家計を支える毎日になっている模様です。
一時期は「最高月収640万円」を記録したと証言しているムーディだが、現在は「30万を切ったり、20万を切ったり」と出演映画の舞台あいさつで語るなど、少し寂しい状況。それだけに「さぁ生活費が1人分増えた生活が始まります」と切り出すと「吉本の社員さん、各局の皆様、地方のイベンターさん、学園祭の実行委員の君、仕事を下さい!」と懇願した。
稼ぎがなくなったら妻から離婚を切り出されたなんていうエピソードは、芸能人やアスリートの転落人生において良く聞く話だったりします。しかし、そういった女性たちとは違い、「良い思いをさせて貰っていた時期もあるから」と語り、落ち目となったムーディ勝山さんを支え続けている夏子さんは、情の深い優しい女性であると言えるでしょうね。
ムーディ勝山の現在!元相方はローカルタレントで成功!
人生のピークがいつ来るかのタイミングに関しては、人それぞれだったりします。ムーディ勝山さんの元相方である梶剛さんに関しては、アイスクリーム解散後に地元香川に戻ってから、人生のピークがやって来たパターンとなりました。
東京で活動していた芸人というプライドを一切捨てて、香川で地道にタレント活動を続けた結果、梶さんの現在のレギュラー番組は7本という、香川を代表するローカルタレントとなっています。一方で、落ち目まっしぐらのムーディ勝山さんは、月収14万円の月もあると自虐するほどのどん底な状況に陥ってしまいました。
そんなムーディ勝山さんに救いの手を差し伸べたのが、かつてムーディ勝山さんからパワハラ紛いの扱いを受け続けていた元相方の梶さんでした。
そんな梶からの誘いを受け、現在は香川で久々に漫才を行ったことやテレビせとうちのロケ番組で共演していることを明かしたムーディ。最後は自身の人としての器の小ささを反省し、涙ながらに梶への感謝の気持ちを語っていた。
梶さんにとっては、横暴な振る舞いをしていたムーディ勝山さんへの怒りよりも、お笑い界の頂点を一緒に目指した戦友としての情の方が強かったということなのでしょうね。
梶は「ぼくからお願いすることで『ありがとう』と『ごめんな』という気持ちをそこで分かって欲しいなっていうことなんです。あいつがおらんかったらもっと早く芸人を辞めてると思うんです」と現在の心境を告白した。
気持ちのさっぱりした良い男である梶さんが、地方ローカルとはいえ、遅咲きでブレイクしたことは、本人の人柄とは無縁ではないような気がします。
ムーディ勝山は自虐ネタを発信しつつ再起を狙っている?
元相方である梶剛さんのアシストにより、一時期のどん底状況から脱しつつあるムーディ勝山さんですが、2017年6月に自虐的な画像を投稿したところ、ツイッター上で大反響を呼んだことがありました。
2017年7月12日現在、ツイッターにて13万リツィート以上を記録している、ムーディ勝山さんの自虐画像がこの画像となります。
営業先で歌ネタを披露しても、買い物客は足すら止めてくれないという、一発屋芸人の宿命ともいえるシュールすぎる画像となりました。
こんな自虐画像が大反響を呼ぶということは、全盛期から10年が経過した今でも、一発屋芸人としてのムーディ勝山さんの知名度はまだまだ健在なようです。同じ一発屋芸人仲間のヒロシさんなども、一発屋芸人の悲哀ネタなどでテレビ出演があったりしますから、ムーディ勝山さんもその路線で再起を図っているのかもしれませんね。
まとめ
思い切り天狗になっていた時期があった割に、妻・夏子さんや元相方・梶剛さんなどの周囲の人間には恵まれているムーディ勝山さん。いつの日にか、今の地道な営業活動の日々が報われる時がやって来るのでしょうか?
ムーディ勝山さんの再起が叶うことを祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。