2024年2月13日に相模原市のマンションでの夫婦殺人事件が注目されています。
この記事では相模原市の夫婦殺人事件の概要と犯人とみられている事件当時15歳高校生だった息子についてや事件のあった相模原市のマンションはどこか、犯行の動機、現在の状況についてまとめました。
この記事の目次
相模原市の夫婦殺人事件の概要
2024年2月13日の19時半頃に、神奈川県相模原市南区上鶴間本町のマンション6階の1室で、この部屋に住む50代の夫婦の遺体が見つかり、翌14日にこの夫婦の息子(長男)の高校1年生(事件当時15歳で、2024年3月現在は16歳)が父親殺害の容疑で神奈川県警に逮捕されるという殺人事件がありました。
この相模原市の夫婦殺人事件が犯人とみられている容疑者が未成年の15歳高校生という事も関係してか、詳しい事件の内容は現在の時点では明らかにされていません。
ただ、被害者の夫婦の上半身に複数の刺し傷があり死因はいずれも失血死であった事とマンション室内から凶器とみられる血のついた刃物が見つかった事などが明かされています。
被害者の夫婦は死亡当時父親が52歳、母親が50歳だった事もわかっています。
マンションにはこの夫婦と犯人とみられている15歳の高校1年生の息子の3人暮らしだったという事ですが、この息子が事件後に行方不明になっていた事などから、警察はこの息子が犯人の殺人事件の可能性が高いとみて捜査を進めているようです。
犯人とみられている15歳高校生の息子は翌14日に神奈川県内にいるところを警察官に見つかって保護されその後、父親に対する殺人の容疑で逮捕されています。
また、この相模原市の夫婦殺人事件が発生したタイミングですが、周辺の防犯カメラに10日昼過ぎに犯人とみられる高校生の息子と父親が一緒に自宅マンションに帰宅する様子が記録されていた事から、父親が殺害されたのは10日昼過ぎ以降とみられています。
夫婦の遺体が発見された経緯については、父親の職場の上司から「(父親と)連絡が取れない」と警察に連絡があり、マンションを訪れた警察官が夫婦の遺体を発見したと明かされています。
犯人とみられる15歳高校生の息子は逮捕後の取り調べで「父親との関係性で刺した」と父親の殺害を認めており、その後、母親の殺害についても認める供述をしたという事ですが現在は黙秘しているとの情報も報じられています。
ここでは、この相模原市の夫婦殺人事件について現在までに判明している内容をまとめていきます。
相模原市の夫婦殺人事件の犯人とみられる15歳の高校1年生息子について
出典:https://assets.shueisha.online/
相模原市のマンションでの夫婦殺人事件の犯人とみられている、被害者の夫婦の息子の15歳の高校生について現在までにわかっている情報を見ていきます。
相模原市の夫婦殺人事件の犯人とみられている高校生については、小・中学校時代の同級生やその母親などから大人しい性格だったという情報が複数出ています。
小・中学校時代に同級生だったという男子高校生が、小学生時代は大河ドラマが好きで歴史の話をよくしていた事や小学生の頃はサッカークラブに所属していた事、中学ではサッカー部が厳しかったためバドミントン部に所属した事などを証言しています。
サッカークラブ時代については、今回の事件の被害者である夫婦が犯人とみられている息子のサッカークラブの練習や試合に顔を出していたとの情報も出ています。息子が控え目で大人しいため、夫婦が背中を押しているような印象も持たれていたようです。
また、犯人とみられている15歳高校生息子の見た目については、娘が同級生だったという40代の女性が「小学生の頃はぽっちゃりしてかわいらしい感じだったが、中学に進学した後は痩せてシュッとしマッシュルームカットの今風の子になっていた」と証言しています。
さらに、別の元同級生の母親は、小学校低学年の頃にクラスであるトラブルがあり、保護者らが交代で毎日授業を見学していた事があったが、その際に犯人とみられる15歳高校生息子が「大勢の人たちに見られるのが嫌で授業に集中できない」と訴え、保護者が授業を見学するのはやめる流れになった事などを明かし、当時は「ちょっとセンシティブな子なのかな」という印象を持ったとの証言をしています。
その他にも、小・中学校時代の複数の同級生から「普通の子で目立つタイプではなかったが暗いというわけではなく交友関係は広い様子だった」といった証言や「陰キャだが成績がむちゃくちゃよかった」といった証言が出ています。
相模原市の夫婦殺人事件犯人とみられる15歳息子の高校はどこ
相模原市の夫婦殺人事件の犯人とみられている、事件当時15歳の高校生息子の通っていた高校がどこかは現在の時点では特定されていません。
ただ、成績がかなり良かったというこの15歳高校生息子は、超難関の国立大附属高校と有名私立高校に合格したものの、なぜかそれよりも偏差値レベルがかなり下の自宅マンションから通学に1時間半もかかる県立高校に進学したとの情報が明らかにされています。
「超難関の国立大付属高と有名私立高校の二つに合格したと聞いて、近所のお母さんたちの間でも『すごいね〜』とウワサになっていました。でもなぜかその二つのどちらにもいかず、偏差値ランクがそれより下の、通学に1時間半くらいかかる県立高に入学したんです。彼なら県立でもトップ校に行けたと思うけれど、進んだ先はそこでもなかったんです」
引用:〈相模原・夫婦殺害〉「成績はトップ」「超難関国立校にも合格か」物静かなマッシュルームカットの少年A(15)が爆発させた“父への憎悪”と小学校時代の不可思議な“トラブル”
犯人の15歳高校生息子の通っていた高校は「神奈川県立高校」で、県立の中でもトップではない高校という情報が明らかにされていますが、神奈川県立高校は135校もあり、その中からどこかを特定することはかなり困難です。
ただ、トップではないものの上位の高校で、かつ自宅マンションから1時間半かかる距離という事なので「神奈川県立柏陽高校」、「神奈川県立川和高校」、「神奈川県立横浜緑ケ丘高校」、「神奈川県立多摩高校」などが候補としてあがります。
ただ偏差値60以上の上位校まで含めると県立高校はかなりの数にのぼるので、その中から犯人とみられる15歳高校生息子の通っていた高校がどこかを特定するのは現在までに明らかになっている情報だけでは難しいです。
なお、犯人とみられる15歳高校生息子が超難関の国立大附属高校と有名私立高校ではなく、自宅マンションから1時間半の距離にある県立高校を選択した理由は不明ながら、ある知人女性は「自分を知っている地元の人がだれも行かない遠い学校を選んだのでは」と推測しているようです。
この女性は真相はわからないと言いながらも、「Aが自分を知っている地元の人がだれも行かない遠い学校を選んだのでは」といぶかしむ。実際、中学までの同級生の中では高校進学後のAについて知っている人はほとんどいないという。
引用:〈相模原・夫婦殺害〉「成績はトップ」「超難関国立校にも合格か」物静かなマッシュルームカットの少年A(15)が爆発させた“父への憎悪”と小学校時代の不可思議な“トラブル”
犯人とみられる15歳高校生息子があえて自宅マンションから遠い県立高校へ進学した理由が今回の事件の動機に関連しているのではと訝しむ声も上がっているようですが、未成年による殺人事件という性質上、この件について詳しい事情が明らかにされる事は難しそうです。
相模原市の夫婦殺人事件のあったマンションはどこ
相模原市の夫婦殺人事件の現場となったマンションがどこかは、事件後のニュース報道でマンションの外観の映像が放送された事ですぐに特定されています。
相模原市の夫婦殺人事件のあったマンションは「神奈川県相模原市南区上鶴間本町5丁目15-3」にある「ネオコーポ町田」の6階です。
相模原市の夫婦殺人事件犯人とみられる15歳息子は事件前に万引き騒動
相模原市の夫婦殺人事件発覚から約1週間前の2024年2月6日の早朝、犯人とみられている15歳高校生息子がコンビニで万引きをし警察に通報される騒ぎを起こしていた事が明らかにされています。
犯人とみられている15歳高校生息子は、おにぎりと大福、野菜ジュースの3点合計500円ほどの商品を万引きしたところを店員に見つかり、警察に通報されて母親も呼び出されています。
その日は平日だったものの、犯人とみられている15歳高校生息子は高校の制服ではなく黒のジャンパーとジーンズ姿で警察に「バイトに行く途中にコンビニに寄った」と話していたという事で高校には行かずにアルバイトをしていた可能性があるようです。
連絡を受けて駆けつけた母親はコンビニ側に謝罪をし、「最近(息子による)トラブルや非行が多くて…ウチはお父さんが厳しい人で…」などと説明していたようです。
相模原市の夫婦殺人事件の犯人とみられる15歳息子の動機は父親との関係か
相模原市の夫婦殺人事件の犯人とみられているのは殺害された夫婦の15歳になる高校生の息子です。
この息子がなぜ自分の両親を殺害したのかの動機についても関心が集まっています。逮捕されてからすぐの取り調べでは犯人とみられる15歳高校生息子は「父親との関係性から殺した」と動機について供述していた事が明らかにされています。
神奈川県相模原市南区の自宅マンションで父親(52)を刺殺したとして、高校1年の長男(15)が殺人容疑で逮捕された事件で、長男が「父親との関係性から殺した」と供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。
その後、犯人とみられる15歳高校生息子は母親殺害についても「母親を包丁で首を刺して殺害しました」と供述し認めたという事ですが、動機については語らず、その後、「訂正してください」、「黙秘します」などと黙秘に転じたという事が報じられています。
少年は調べに対し、「母親を包丁で首を刺して殺害しました」と容疑をいったん認めましたが、その直後に、「訂正してください」「黙秘します」と供述を一転させたということです。
一部報道によれば、犯人とみられる15歳高校生息子と父親との関係がうまくいっておらず、事件から見ておよそ1年半前の2022年8月に父親が警察の相談窓口に「素行不良なところがある」と言って犯人とみられる15歳高校生息子を連れて行った事があったという事です。
この時、人とみられる15歳高校生息子は「4〜5年前にお父さんに叩かれた」と訴え始めたため、警察から児童相談所に身体的虐待の疑いが書面で通告されています。
さらに、犯人とみられる15歳高校生息子が万引き事件を起こす前日の2024年2月5日に、父親が児童相談所に「子供が非行傾向で対応に困っている」と相談し8日に夫婦と息子が児童相談所に相談に訪れていた事も明らかにされています。
この時、犯人とみられる15歳高校生息子は児童相談所の職員と2人きりで面談した際に「父に期待する事はない」と諦めたような発言をし、母親については感謝の気持ちを口にしていたという事です。
こうした背景から推測して相模原市の夫婦殺人事件の動機は、犯人とみられる15歳高校生息子と父親の関係性の悪化ではないかと見られています。
相模原市の夫婦殺人事件の犯人とみられる15歳息子の現在
相模原市の夫婦殺人事件の犯人とみられている15歳高校生息子の現在ですが、2024年3月5日に母親を殺害した容疑でも再逮捕された事が発表されています。
相模原市南区のマンション一室で2月、住人夫婦の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は5日、母親(50)を刃物で突き刺すなどして殺害したとして、殺人容疑で高1の長男(16)を再逮捕した。県警は、長男が父親(52)、母親の順に刺したとみて詳しい動機を調べる。
また、相模原市の夫婦殺人事件の犯人とみられている15歳高校生息子は現在までに誕生日を迎えて16歳になっている事もわかっています。
現在、犯人とみられている15歳高校生息子は黙秘しているとの情報が出ており取り調べが続けられているようです。
今後、犯人とみられている15歳高校生息子(現在は16歳)がどのような処分となるのかにも注目が集まっています。
まとめ
今回は、2024年2月13日に神奈川県相模原市南区のマンション6階の1室で、その部屋に住む50代夫婦が殺害された遺体で発見された事件についてまとめてみました。
この殺人事件の犯人とみられているのは被害者夫婦の息子で当時15歳の高校生だった少年で、父親とのこじれた関係が犯行動機になったとみられています。
犯人とみられている15歳高校生の息子の通っていた高校については県内でも上位の県立高校である事がわかっていますが、どこかは特定されていません。
相模原市の夫婦殺人事件の発生場所のマンションがどこかは「神奈川県相模原市南区上鶴間本町5丁目15-3」にある「ネオコーポ町田」の6階である事が特定されています。
現在、犯人とみられている15歳高校生の息子は父親と母親に対する殺人の容疑で逮捕され取り調べを受けており、一時は殺害を認めていたものの現在は黙秘に転じていると報道されています。今後の展開にも注目が集まります。