立憲民主党所属の衆議院議員だった本多平直さんが不適切発言により辞職と離党を発表し話題です。
この記事では本多平直さんの経歴や国籍が韓国の噂、家族や結婚した嫁の西村智奈美議員や子供、不適切発言が原因の議員辞職や離党の顛末、現在などについてまとめました。
この記事の目次
本多平直のプロフィール
本多平直のプロフィール
生年月日:1964年12月2日
出身地 :北海道札幌市厚別区
本多平直さんは、元立憲民主党、元衆議院議員の政治家です。2021年7月にある不適切発言が原因で衆議院議員を辞職すると共に立憲民主党からも離党し現在は無所属となっています。
今回はこの本多平直さんについてまとめていきます。
本多平直の経歴① 生い立ちや学歴など
最初に本多平直さんの経歴を見ていきます。
本多平直さんは1964年12月2日に北海道札幌市厚別区で誕生しました。家族は札幌市ひばりが丘団地(現在の厚別区)に住むサラリーマン家庭で本多平直さんは長男として生まれ、父親は当時旅行会社に勤めていたとの事。
幼稚園の頃に札幌市南区澄川に家族で引っ越し、澄川小学校、澄川中学校を経て、札幌南高校を卒業されています。
高校卒業後は北海道大学法学部へと進学し、政治学を中心に学ばれたそうです。大学の卒業論文は「フランス社会党・ミッテラン政権の誕生」で、大学時代にはすでに「日本でも政権交代を」という思いを強くされていたそうです。
本多平直の経歴② 松下政経塾を経て新党さきがけに入党
本多平直さんは大学卒業後の1992年に、松下幸之助氏が設立した政治塾「松下政経塾」に入塾して学びこの頃に菅直人衆議院議員とも知り合っています。
卒塾後の1994年には菅直人さんの紹介で新党さきがけに政策調査会スタッフとして入党し、政策担当秘書の資格を取得後に、当時新党さきがけの新人議員だった枝野幸男衆議院議員の政策担当秘書を務めています。
本多平直の経歴③ 衆議院議員時代
本多平直さんは2003年の第43回衆議院議員総選挙に埼玉12区から初出馬しますが、惜しくも落選しています。その後、2004年に木下厚さんが辞職したことで繰り上げ当選し、衆議院議員に初当選を果たしました。
しかし、2005年の第44回衆議院議員総選挙では敗れ、わずか1年ほどで議席を失っています。
2009年の第45回衆議院議員総選挙に再び出馬して当選し、約4年ぶりに国政に復帰。2011年の野田内閣発足時に内閣総理大臣補佐官に任命されています。
2012年の野田第3次改造内閣の発足時に首相補佐官を退任し、内閣府大臣政務官ならびに経済産業大臣政務官に就任しています。
しかし、その後の民主党政権が崩壊した2012年の第46回衆議院議員総選挙と、続く2014年の第47回衆議院議員総選挙では落選し議席を失っています。
その後、2017年の第48回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認候補として北海道4区から出馬 し、比例北海道ブロックで復活当選。5年ぶりに国政に復帰していましたが、後述する不適切発言によって2021年7月に衆議院議員を辞職しています。
本多平直の国籍は韓国でスパイではないかとの批判も
本多平直さんの国籍は韓国や中国でスパイではないかとの批判がネット上にあるようです。
これは、本多平直さんが2020年7月の安全保障委員会の質疑で、河野太郎大臣に対して海上自衛隊のイージス艦のシフトや積まれている弾薬の数などについての質問をした事が原因だったようです。
本多平直「イジース艦の人繰りが厳しいと言うがシフトを出せ!」
— Dappi (@dappi2019) July 8, 2020
河野大臣「手の内を見せれない」
本「来年以降のシフト案を私に見せろ。イジース艦が積んでる弾の数を言え!」
河「弾数の総数は手の内なので明かせない」
国防に関する機密情報を執拗に聞こうとする立憲議員の姿はまるでスパイ#kokkai pic.twitter.com/Vw2KqpbrmY
北海道が中国人に買われて大変なのにNHKを揶揄したりラブホテルの事をツイートしてる道議の本多平直
— Natsumi (@natumi3) July 8, 2020
「イジース艦の人繰りが厳しいと言うがシフトを出せ!」
河野大臣「手の内を見せれない」
本「来年以降のシフト案を私に見せろ。イジース艦が積んでる弾の数を言え!」
スパイか?次の選挙でお仕置きだ https://t.co/KEQ92pimrb
本多平直は質疑の切り取り方が問題だとしてスパイ疑惑を否定
①昨日の私の安全保障委員会の質疑に対し「国防に関する機密情報を執拗に聞こうとする立憲議員の姿はまるでスパイ」とのツイートがなされ、多くの方がご覧のようです。政策などへの批判は甘んじて受けますが、質疑の切り取り方があまりにひどく、一部事実ではありませんので、説明します。
— 本多平直 (@pontapiranao) July 9, 2020
確かに本多平直さんは、有事に備えてイージス艦にしっかり弾薬を搭載するべきだという方向で話をされていたようなので、この部分だけを切り取って中国や韓国のスパイだとするのは少し無理があります。
本多平直の国籍が韓国だと示す証拠はない
本多平直さんの国籍が韓国だとする証拠などは特に何も示されていないようです。
本多平直さんの公式Webページでは、その生い立ちが写真と共に紹介されているので、国籍は日本である可能性が高いのではないかと思います。
本多平直さんの国籍が韓国ではという噂が立った事には、2021年7月に本多平直さんが立憲民主党内の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」の会合の場で、50歳と14歳の性交を肯定するような発言をされたのも関係しているようです。
反韓国を主義とする一部の人々の間では、韓国人は強制性交などを好む人種であるとの考えがある事から、そこから連想して本多平直さんの国籍が韓国ではとの主張につながった可能性もあるようです。
本多平直さんのこの不適切発言については後半で改めて紹介します。
本多平直の家族など
本多平直さんの家族についてわかっているのは、会社員の父親の家族の長男として生まれた事と、2005年に、当時同じ民主党に所属し、現在も衆議院議員を務める西村智奈美さんと結婚された事、この嫁の西村智奈美さんとの間に男の子が1人いる事などです。
本多平直さんと嫁の西村智奈美さんとの結婚や子供についてはこの後紹介します。
本多平直の嫁は衆議院議員の西村智奈美
本多平直の嫁の西村智恵美のプロフィール
生年月日:1967年1月13日
出身地 :新潟県吉田町米納津(現在の燕市)
身長 :170cm
血液型 :A型
本多平直さんの結婚した嫁の西村智奈美さんは、立憲民主党に所属する現役の衆議院議員で、絵立憲民主党の新潟県連の代表も務めています。
これまでに厚生労働副大臣、外務大臣政務官などを歴任されています。
本多平直と嫁の西村智奈美との結婚について
本多平直さんと嫁の西村智奈美さんは、2005年頃、本多さんが議席を失っていた浪人中に結婚されています。
2人は、同じ菅グループで、議員会館の部屋も隣同士だった縁で知り合って結婚されたという事です。
現在、本多平直さんと嫁の西村智奈美さんの不仲説もあるそうですが、2人はプライベートの情報をあまり明かされていないため真偽不明です。
「二人は初当選時、議員会館の事務所が隣だった縁で意気投合し、菅直人元総理を仲人に結婚。ただ、永田町では、かねて二人の不仲説が囁かれ、今回の件で、すわ離婚か、なんて憶測も飛び交う始末です」 離婚寸前との風説に、西村氏はなんと答えるか。 「そういう話が出ているんですか。いずれにしてもプライベートなことなので、コメントすることは控えさせていただきます」
本多平直は嫁の西村智奈美との間に子供が1人
出典:https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/
本多平直さんと嫁の西村智奈美さんとの間には子供が1人います。
本多平直さんと嫁の西村智奈美さんの子供は男の子で、2016年11月に誕生しています。2021年8月の現在は4歳のはずです。
本多平直さんと西村智奈美さんは不妊治療に取り組まれていたそうで、西村さんが49歳でようやく授かった待望の子供だったようです。
「40歳で結婚して、本当にいろいろありました」
こうしみじみと振り返るのは西村氏本人である。
「私も夫も子どもが欲しくて、体外受精も含めてできることは大体やってきました。精神的にも肉体的にも大変な時期がありましたが、ようやく授かることができた。生まれてくるのは多分男の子だと思います」
子供が産まれた当時、本多平直さんは落選中で地元を離れられず、西村智奈美さんは1人での子育てにかなり苦労されたそうですが、ベビーシッターを頼むなどして国会議員としての活動を続けられていました。この経験が子育てをしながら働く母親の大変さへの理解にもつながったとも話されていました。
本多平直さんと西村智奈美さんの子供は現在も元気に成長されている様子です。
本多平直は不適切発言で衆議院議員を辞職し立憲民主党からも離党
2021年6月、産経新聞が、5月に開かれた立憲民主党の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」での議論で、立憲民主党所属の50代の衆議院議員が「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら例え同意があっても捕まる事になる。それはおかしい」などと発言し、成人と中学生との性行為を一律取り締まる事に反対していた事がわかったと報じました。
立憲民主党の性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム(WT)で、中学生を性被害から守るための法改正を議論した際、出席議員が「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」などとして、成人と中学生の性行為を一律に取り締まることに反対したことがわかった。
その後、この不適切発言をした50代の衆議院議員が本多平直さんである事が別メディアの記事で報じられました。
立憲民主党法務部会のワーキングチーム(WT)が刑法の性犯罪規定の見直しについて議論した際、本多平直ひらなお衆院議員(56)=比例北海道=が「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言していたことが7日、分かった。本多氏が自らの発言だと認めた。
本多平直さんはこの発言をしたのが自分だと認めた上で、「おわびして撤回する。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪されています。
立憲民主党の執行部は、本田忠直さんを厳重注意し、それ以上の処分は行わない方針でしたが、その後、立憲民主党を支援する女性団体が「性犯罪への認識が甘い」と抗議したため、方針を転換し処分する方向で話を進めていました。
その後、本多平直さんは7月27日に立憲民主党を離党したため党からの処分は見送られました。本多平直さんは翌7月28日に衆議院に議員辞職願を提出して辞職しています。
本多平直の現在
本多平直さんは立憲民主党を離党し、衆議院議員も辞職しましたが、その後の現在の様子は自身のTwitterやFacebook、YouTubeチャンネルなどでも発信されておらず不明です。
ただ、本多平直さんは、「チャンスがあれば政治家に戻りたい」と話し、北海道4区以外からの立候補などを匂わせる発言もしていたので、現在も政治家として活動していく意思には変わりが無いようです。
本多氏は今後については、「チャンスがあれば政治家に戻りたい」とする一方、道4区以外の選挙区からの立候補については「何が起こるか分からない」とも語った。
まとめ
今回は、成人と中学生との性交を肯定するような発言が原因となって衆議院議員を辞職し、立憲民主党からも離党した元衆議院議員の本多平直さんについてまとめてみました。
本多平直さんは、新党さきがけのスタッフを経て民主党所属の衆議院議員になり、野田政権時代に内閣総理大臣補佐官、内閣府大臣政務官・経済産業大臣政務官、民主党副幹事長などを務め、その後も立憲民主党筆頭副幹事長、同安全保障部会長、衆議院安全保障委員会理事等などを歴任した経歴を持ちます。
過去の発言などから国籍が韓国でスパイではなどとネットで書かれていますが、これは事実無根のようです。
家族については、嫁は衆議院議員の西村智恵美さん、子供は息子が1人います。結婚は2005年頃だったようです。
本多平直さんは、2021年5月に開かれた民主党内の議論の場で、「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、同意があっても捕まる事になる。それはおかしい」などと発言した事が問題になり、2021年7月に衆議院議員を辞職し、立憲民主党からも離党されています。
その後の現在の様子などは今のところ明かされていませんが、今後も政治家を続ける意欲は持たれているようです。