1960年代半ばから第一線で活躍を続ける名俳優・平泉成さんが話題です。
この記事では平泉成さんの若い頃の経歴や画像、結婚した嫁、ともに俳優としての経歴を持つ2人の子供(息子と娘)、自宅でのバラ栽培、生きてると検索されている件や現在の活躍などについてまとめました。
この記事の目次
- 平泉成のプロフィール
- 平泉成の若い頃① 7人兄弟の末っ子で名古屋のホテルでベルボーイをしていた
- 平泉成の若い頃② 市川雷蔵の紹介で大映京都第4期ニューフェイスの1人に
- 平泉成の若い頃③ 大映映画に多数出演し歌手としてもデビュー
- 平泉成の若い頃④ 大映倒産後はフリー俳優としてドラマを中心に活躍
- 平泉成の若い頃⑤ 名バイプレイヤーとしての地位を確立
- 平泉成の結婚した嫁は13歳年下の一般女性の里香さん
- 平泉成の子供① 息子は元俳優の平泉陽太さん
- 平泉成の子供② 娘はテレビ朝日の平泉季里子さん
- 平泉成の自宅
- 平泉成の現在① 生きてる(死亡説はデマ)
- 平泉成の現在② 話題作「マイスモールランド」に出演
- 平泉成の現在③ 日本郵便「ゆうパック」のCMに出演
- 平泉成の現在④ 「スカッとジャパン」などバラエティへの出演も話題
- 平泉成の現在⑤ 2022年公開映画「20歳のソウル」にも出演
- まとめ
平泉成のプロフィール
平泉成のプロフィール
本名 :平泉征七郎
生年月日:1944年6月2日
出身地 :愛知県額田郡宮崎村(現在の岡崎市内)
身長 :174cm
血液型 :O型
平泉成(ひらいずみ・せい)さんは、厳格な父親役からコミカルな役まで、幅広い人物を演じ分ける名バイプレイヤーとして人気の高い俳優です。
1960年代半ば頃から活躍を続ける超ベテラン俳優で、近年でも映画「シンゴジラ」や、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、2021年のNHK大河「晴天を衝け」など、ヒット作や話題作に多数出演されています。
この記事ではそんな平泉成さんの若い頃や結婚や子供などの家族、現在の活躍などを中心に紹介します。
平泉成の若い頃① 7人兄弟の末っ子で名古屋のホテルでベルボーイをしていた
ここからは、平泉成さんの若い頃の活躍を見ていきます。
平泉成さんは、愛知県額田郡宮崎村(現在の岡崎市内にあった村)の出身で、太平洋戦争終盤の1944年6月に炭焼き職人の父親と助産師の母親の家庭に7人兄弟の末っ子として生まれています。
学歴は額田町立宮崎小学校から額田町立宮崎中学校を経て、愛知県立岡崎商業高等学校を卒業されています。中学時代は野球を、高校時代は陸上をされていたそうです。
高校卒業後は名古屋市に出て、名古屋都ホテルでベルボーイ(ページ・ボーイ)として働かれています。このベルボーイ時代に寮の相部屋になった友人から、当時既に人気俳優として活躍していた市川雷蔵さんを紹介してもらい、これが俳優の道へ進むきっかけになったそうです。
平泉成の若い頃② 市川雷蔵の紹介で大映京都第4期ニューフェイスの1人に
出典:https://assets.st-note.com/
平泉成さんは、19歳だった1964年に、市川雷蔵さんの紹介で大映京都第4期ニューフェイス(正式な名称はフレッシュフェイス)の27人のうちの1人に選ばれ、俳優として活動を開始しました。
1964年、19歳で大映京都第4期ニューフェイスに選ばれ、芸能界入り。
ちなみに当時の平泉成さんはスター俳優に憧れて、バキバキに体を鍛えていました。そのせいで逆に監督から「そんな体じゃ、百姓の役にも使えんわい。阿呆か」と叱られる事もあったのだとか。
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ちなみに、当時は父親に俳優をすることを猛反対されていたのだそうで、それを押し切って俳優を続けられていたのだそうです。
平泉成の若い頃③ 大映映画に多数出演し歌手としてもデビュー
大映所属の俳優として芸能界入りした平泉成さんは、1965年から「青いくちづけ」、「新・鞍馬天狗」、「悪名無敵」などの大映映画に本名の平泉征七郎名義で出演。翌1966年公開の「酔いどれ博士」で「平泉征」の名義で正式デビューしています。
大映時代の若い頃の代表的出演作としては、1966年公開「大魔神怒る」の田部隼人役、1967年公開「眠狂四郎無頼控 魔性の肌」の権藤巳之助役、1968年公開の「妖怪百物語」の太吉役、1968年公開「蛇娘と白髪魔」の林達也役、1970年公開の「ガメラ対大魔獣ジャイガー」の警備員役など、当時次々と公開されていた大映映画に脇役として多数出演されています。
また、大映レコードから「平泉征」名義で歌手としてもデビューし、1967年から1968年にかけて3枚のレコードをリリースしています。
その後、1970年には「私の可愛いシャワー室」にて初舞台を踏み、1971年には寺山修司監督映画「書を捨てよ町へ出よう」に近江役として出演しました。
この当時の平泉成さんはイケメン俳優の枠で活躍しています。現在もネット上では若い頃の平泉成さんがイケメン、現在のイメージとはまた違う魅力があるなどとよく話題にされているようです。
こんばんは🌃
— ☆音楽の館🌃☆ (@mitaakiraLP) June 1, 2021
明日は名優 平泉成さんのお誕生日みたいです。ささやかながらの前夜祭✨
若い頃はイケメンでしたね。今はあじがある名優になりました。#平泉成はみだし刑事 pic.twitter.com/GfTBgewdZ2
「書を捨てよ町へ出よう」1971年のイケメン平泉成(当時は征)、ユイちゃんに見せてあげたいなー、パパもこんなにカッコよかったんだよ、って! #あまちゃん pic.twitter.com/0K5yVmLVRG
— Keen (@AgnaKeen) June 6, 2013
平泉成の若い頃④ 大映倒産後はフリー俳優としてドラマを中心に活躍
1971年の秋に大映撮影所が倒産してしまい、平泉成さんはしばらくフリーの俳優として活動されていました。
平泉成さんはこの頃から急速に普及していたテレビドラマの世界へも活躍の場を広げ、1971年10月から1972年9月にかけて放送されたコメディドラマ「なんたって18歳!」では、岡崎友紀さん演じるヒロインの青木まどかの相手役(本田卓丸役)を演じました。
さらに、1973年に放送された円谷プロの特撮ドラマ「ファイヤーマン」で、主人公の所属する舞台SAF隊員の千葉太役でレギュラー出演しています。また、この頃から時代劇や刑事ドラマの悪役や犯人役として人気を得ています。
平泉成さんはこの時期に俳優としての地位を大きく上げ、1975年の「元禄太平記」や、1978年の「黄金の日々」、1983年の「徳川家康」など、1983年の「おしん」など、NHK大河や朝ドラの常連俳優にもなっています。
この頃から、平泉成さんは次第に渋みを増し、どんな役でもこなす実力派俳優のイメージが定着していきます。きっかけになったのは子供が生まれた事だったようで、平泉成さんは「(子供を育てていくために)俳優として生きる腕を持たないといけないと覚悟を決めた」と語られています。
平泉成さんの2人の子供については後半で改めて紹介します。
平泉成の若い頃⑤ 名バイプレイヤーとしての地位を確立
平泉成さんは若い頃は「平泉征」の芸名で長く活躍されていましたが、40歳になる直前の1984年に芸名を現在の「平泉成」に改められています。
この頃から、現在の平泉成さんのイメージに近い役柄(温かみのある中年や厳格な父親、情けないおじさん、腹黒い悪役など)を次々と演じるようになり、名バイプレイヤーの地位を確立しました。
この頃の平泉成さんの代表作としては、北野武監督の1989年公開映画「その男、凶暴につき」や、同年のNHK大河「春日局」、1996年にスタートした大ヒット刑事ドラマ「はみだし刑事情熱系」などが挙げられます。
平泉成の結婚した嫁は13歳年下の一般女性の里香さん
続けて、平泉成さんの結婚や嫁、子供などについて紹介していきます。
平泉成さんは、36歳だった1980年に13歳年下の一般女性の里香さんという方と結婚されています。
当時、嫁の里香さんは大学生で、友人のレストランでアルバイトをしていたところを平泉成さんが見初めて口説いたのが馴れ初めになったのだそうです。当時、嫁の里香さんは平泉成さんの事をテレビで見て知っていたものの「(刑事ドラマなどで)犯人役をやる怖い人」というイメージがあったのだそうで、避けていたのだとか。
そこで、平泉成さんは爽やかなイメージを出そうと、白いシャツを着たりしてアピールし、努力の末にやがて恋が実り1年ほどの交際の末に結婚する事ができたのだそうです。
2020年3月25日に放送されたトークバラエティ番組「徹子の部屋」では、平泉成さんと嫁の里香さん夫妻が出演し話題になりました。
この時の放送内容によると、平泉成さんは嫁の里香さんをとても大切にされているようで、料理以外の全ての家事を手伝われているのだそうで、洗濯物を干すのは嫁の里香さんよりも平泉成さんの方が得意なのだそうです。また、普段から食事や買い物によく一緒に出かけ、年に1度は必ず夫婦で旅行に行っているのだとか。
さらに、平泉成さんは、嫁の里香さんの誕生日には毎年、日頃の感謝の気持ちを込めたラブレターを渡されるのだそうです。
平泉成の子供① 息子は元俳優の平泉陽太さん
平泉成さんは嫁の里香さんとの間に2人の子供がいます。
平泉成さんの1人目の子供は、1982年4月13日に誕生した息子さんの平泉陽太さんで、過去には俳優として活躍されていました。
平泉成の息子・平泉陽太のプロフィール
生年月日:1982年4月13日
出身地 :神奈川県川崎市麻生区
血液型 :A型
平泉成さんの息子の平泉陽太さんは、名門桐蔭学園高校の出身で高校時代は強豪で知られるサッカー部で活躍。高校卒業後は明治大学商学部に進学し、大学卒業後に芸能界入りしました。
平泉成さんの息子の平泉陽太さんは、2003年放送のドラマ「WATER BOYS」に、ウォーターボーイズの1人泉役として出演しデビューしています。この「WATER BOYS」には平泉成さんも立松憲介役(メインキャラの立松憲男の父親)として出演しており、親子共演でしたが、作中には2人が直接絡むシーンはありませんでした。
息子の平泉陽太さんはそのほかにも、平泉成さんのレギュラー出演作である「はみだし刑事情熱系」のPart8にも出演している他、2004年1月7日に放送された旅バラエティ「いい旅・夢気分」には、父親の平泉成さんと母親の里香さんと共演し話題になりました。
平泉陽太さんのその他の出演作としては、2004年のNHK大河ドラマ「新撰組!」での三木三郎役、2004年7月から9月まで放送された連続ドラマ「ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏」などがあり、これ以外には2時間ドラマに多数出演されていました。
俳優業は2006年に引退されており、その後はソニーマーケティング株式会社で宣伝企画の仕事をされているようです。
平泉成の子供② 娘はテレビ朝日の平泉季里子さん
平泉成さんの2人目の子供は、1988年1月18日に生まれた娘さんの平泉季里子さんです。
平泉成さんの娘さんの平泉季里子さんは、2016年頃にテレビ朝日の宣伝部で働かれていることが明かされています。
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ちなみに、この平泉成さんの娘さんの平泉季里子さんもごく短期間女優として活動されていた時期があり、2007年に放送された2時間サスペンスドラマ「税務調査官・窓際太郎の事件簿15」に出演しています。脇役でしたがストーリーに絡み、セリフも複数ある役柄でした。
世田谷区南税務署の窓辺太郎(小林稔侍)は「窓際」と呼ばれているが、国税局査察部長・森村(北村総一朗)の命を受けて悪を懲らす陰の税務調査官なのだ。ある日、太郎は国税局時代の元部下・衣笠(井田國彦)が自殺をしたと知らせを受ける。衣笠の妻・啓子(筒井真理子)と娘・早智子(平泉季里子)の話では衣笠はしきりに「窓辺さんに申し訳ない」と言っていたが、特に自殺の理由も思い当たらないと言う。
平泉成の自宅
平泉成さんは出演した番組などで自宅の画像を公開されています。
平泉成さんの自宅は、白色を基調にした洋風の建物で、周りも白や黄色、ピンク系のバラで飾られた素敵な邸宅のようです。
平泉成さんによると自宅周辺に植えられているバラは30種類50本にも及ぶそうです。自宅の庭で隙間のあるところには全てバラを植えているのだとか。
ちなみに、このバラの花ですが、嫁の里香さんの好みだと思いきや、以外にも平泉成さんが20年来のバラの愛好家で熱心にお世話をされているのだそうです。
俳優としてご活躍中の平泉成さん。実は20年ほど前からご自宅でバラを育て続けているバラ愛好家です。
なお、平泉成さんの自宅の詳細な場所は公開されていませんが、神奈川県川崎市麻生区内にある邸宅だと言われています。
平泉成の現在① 生きてる(死亡説はデマ)
ここからは、平泉成さんの現在についてみていきます。
現在、ネット上では平泉成さんに「生きてる」というワードが関連づけられているようです。これは、2013年頃に平泉成さんの死亡説がネット上で浮上し、それをみた人々が「生きてる」と検索した結果関連づけられたようです。
当然ながら、現在も平泉成さんは元気に俳優として活躍されているので死亡説はデマです。
平泉成がまだ生きてるのさっき知った
— 可燃性 (@SpesPluvia) June 11, 2021
平泉成の現在② 話題作「マイスモールランド」に出演
平泉成さんは現在もベテラン俳優として味のある演技が幅広い層からの高い支持を得ています。
平泉成さんのここ数年の出演作の中で最大の話題作は、「第72回ベルリン国際映画祭」でアムネスティ国際映画賞・特別表彰に選ばれた映画「マイスモールランド」でしょう。
平泉成さんはこの「マイスモールランド」で、国外退去の危機にある日本に住むクルド人家族のために奮闘する弁護士・山中誠役を熱演されています。
この「マイスモールランド」はドラマ版が2022年3月24日にNHKBS1で前編と後編にわけて放送され、平泉成さんも映画版と同様の役で出演されています。平泉成さんの魅力が伝わる名作なのでおすすめです。
平泉成の現在③ 日本郵便「ゆうパック」のCMに出演
平泉成さんは幅広い層から人気を集める俳優であり、大御所俳優的立ち位置となった現在もテレビCMに多数出演されています。
日本郵便のCMシリーズである「参田さん家」シリーズでは、平泉成さんがマイペースなおじいちゃん役を演じ話題になっています。このCMでは父親役を小澤征悦さんが、娘役を福原遥さんが演じていて、2020年から続く人気シリーズとなっています。
2022年2月からは、第4弾シリーズの放送がスタートしています。
平泉成の現在④ 「スカッとジャパン」などバラエティへの出演も話題
平泉成さんはドラマや映画だけでなく、バラエティ番組でも人気です。
フジテレビ系の人気バラエティ「痛快TVスカッとジャパン」にも平泉成さんは「ファミリースカッと」シリーズなどで長年出演しており、様々なキャラクターを演じてよく話題になっていました。
人気番組である「痛快TVスカッとジャパン」でしたが、2022年3月いっぱいで番組が終了となりました。平泉成さんは同番組の最後の収録にも参加されており、共演した女優の中山忍さんのインスタグラムにその時のオフショットが投稿されています。
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平泉成の現在⑤ 2022年公開映画「20歳のソウル」にも出演
出典:https://movie.jorudan.co.jp/
平泉成さんは、2022年5月27日公開映画「20歳のソウル」にも重要な役柄で出演されています。
この作品は実話を元にした映画で、千葉県船橋市立船橋高校の応援曲「市船 soul」を作曲した浅野大義さんに焦点を当てた作品です。浅野大義さんはこの応援歌を生み出した翌年に癌を患い、2017年1月に20歳の若さでこの世を去っています。
その後も「市船 soul」は千葉県船橋市立船橋高校の応援曲として後輩たちに受け継がれ、運動部員に力を与え続けています。
「20歳のソウル」は、この浅野大義さんを主人公に描かれる感動の物語で、平泉成さんは浅野大義さんの祖父の浅野忠義さんの役を演じています。
まとめ
今回は、1960年代半ばから活躍を続ける大物ベテラン俳優で、老若男女幅広い層から人気を集めている平泉成さんについてまとめてみました。
平泉成さんは若い頃は、名古屋市のホテルでベルボーイとして働いていた時に、昭和の名俳優・市川雷蔵さんと知り合い、その紹介で大映京都第4期ニューフェイスに選ばれ、大映所属の俳優として俳優としての道を歩み始めています。
平泉成さんは当時の大映映画に多数出演して人気をあげ、NHK大河やNHK朝ドラの常連俳優となって、1980年代にかけて名バイプレイヤーとしての地位を確立しました。
平泉成さんの私生活については、36歳だった1980年に13歳年下の里香さんと結婚し、息子と娘の2人の子供を儲けています。
息子さんはドラマ版「WATER BOYS」にも出演した元俳優の平泉陽太さんで、現在はソニーマーケティング株式会社で会社員として働かれているようです。娘さんは、平泉季里子さんという方で、現在はテレビ朝日の宣伝部で活躍されています。娘の平泉季里子さんも過去に女優として活躍されていた時期があり、2時間サスペンスドラマなどに出演されていました。
平泉成さんは自宅の画像を公開されていて、自宅周りの庭でバラを栽培されていて話題になっています。
平泉成さんの現在については、過去に死亡説などがあった事から「生きてる」などと検索されていますが、当然ながら元気に活躍されており、映画「マイスモールランド」、「20歳のソウル」、日本郵便「ゆうパック」のテレビCM、バラエティ「スカッとジャパン」など、幅広い分野で活躍を続けられています。