吉田えりさんは、2009年にプロ野球選手となった女性です。ナックルボールを得意とし、「ナックル姫」という愛称でメディアでも大きく取り上げられました。
ここでは吉田えりさんの実力と球速、そして現在についてをまとめています。
この記事の目次
【ナックル姫】吉田えりのプロフィール
名前:吉田えり(よしだえり)
愛称:ナックル姫
出身地:神奈川県
生年月日:1992年1月17日
身長:155cm
最終学歴:神奈川県立川崎北高等学校→屋久島おおぞら高
吉田えりは日本初の男性とプレーする女性プロ野球選手
吉田えりさんは小学校2年生の時から野球を始め、中学校3年時に一塁手から投手に転向。高校に入った頃から身体的な男女差を感じるようになりましたが、ナックルの名手ティム・ウェイクフィールド(元メジャーリーガーで2012年引退)を見て、それを自分の武器にすることによって男性とも野球をプレーし続けられると考えるようになります。
自宅の練習場でウェイクフィールドを手本にしたナックルボールを習得。やがて社会人野球クラブチーム(千葉熱血MAKING、西多摩クラブ)や女子チーム(アサヒトラスト)所属を経て、2008年に関西独立リーグのトライアウトに合格し7巡目の指名にて神戸9クルーズというプロ野球チームに所属が決定しました。
これにより日本で初めての男子と一緒にプレーする女性プロ野球選手となります。当時まだ高校2年生だった吉田えりさんは、「ナックル姫」としてメディアでも大きく取り上げられました。
2010年からはかねてから志望していたアメリカに活動の場をうつし、独立リーグのチコ・アウトローズやマウイ・イカイカに所属。マウイ・イカイカ時代の2011年8月には女子選手として二人目の勝利投手となりました。
2013年8月以降は日本のチームに所属。2013年からの石川ミリオンスターズ時代は選手兼球団フロントとして、2016年からは栃木ゴールデンブレーブスに選手として所属していましたが、2017年10月に栃木から退団することが発表されています。
・所属球団
- 千葉熱血MAKING
- 西多摩倶楽部
- アサヒトラスト
- 神戸9クルーズ (2009)
- チコ・アウトローズ (2010, 2011)※アメリカ
- マウイ・イカイカ (2011)※アメリカ
- 兵庫ブルーサンダーズ (2012)
- マウイ・イカイカ (2012〜2013)※アメリカ
- 石川ミリオンスターズ (2013〜2016)
- 栃木ゴールデンブレーブス (2017)
【ナックル姫】吉田えりの球速は遅い?
ナックル姫の球速は遅い?
吉田えりさんの球速はメディアで多く取り上げられていた頃と、現在とで若干違います。
2010年まではサイドスローから、最速101km/hのストレートと80km/h台のナックルボールとカーブを投げていた
2011年からは投球フォームをスリークォーターに変更しており、球種もカーブ、シュート、ナックルボールと多彩になっている。しかしスリークォーターに変更したことで、ジャイロボールは投げられなくなった。また、以前のようなフルタイム・ナックルボーラーではなくなり、カーブ、シュートを主体とした投球スタイルとなっている。また、球速は最速113km/hまで向上した。
現在では球速が向上しているものの、ナックル姫とあだ名がつけられた頃と違うプレイスタイルになっているようです。
現在最速で113km/hという吉田えりさんの球速ですが、そもそも比較がいないと遅いのか速いのかがわかりづらいので、一説に言われる男子・女子の平均球速を見てみましょう。
男子選手の平均球速が140キロなのに対し、女子選手は平均球速110キロにとどまる。女子選手で最速を誇る京都フローラの小西美加投手でも126キロ。
ちなみに神スイングで知られるグラビアアイドル・稲村亜美さんは、これまでに幾度かプロ野球の始球式をつとめていますが、彼女がそこで出した最速数値は「103キロ」です。(58キロということもありましたが、これまでの多くが90キロ後半から100キロ前半を記録)
稲村亜美さんの場合は小学校・中学校と野球をやっていたそうなので、普通のタレントさんと考えるとまた違うかもしれませんが、すごいですね。
【ナックル姫】吉田えりの実力は?愚行との見方も?
男性の中、唯一の女性選手…その実力は
メディアの注目度が高かった吉田えりさんですが、実際の実力はどんなものなのでしょうか。
吉田えりに対するネットの評価とは?
ネットの声を少し拾ってみます。
見てみると頑張っている面を認める声がありつつも、やはり厳しめで「女子でも無理」といった評を見かけます。
14: 名無しさん@おーぷん 2016/04/18(月)07:23:45 ID:CQdよく調べたら吉田えりは100キロ出るか出ないかなんやろ?
それに比べて女子プロはだいたい110キロは出す選手が多くて里綾実って選手なんて120キロ越え投げるらしいやん
そら女子でも通用せんわ
21: 名無しさん@おーぷん 2016/04/18(月)07:40:39 ID:4Le110kmでないでストライクゾーン入らないって結構クズやで(白目)
22: 名無しさん@おーぷん 2016/04/18(月)07:42:29 ID:W1D吉田の場合問題なのは1試合につき1個四球出しちゃう位の残念な制球力なんだよなぁ24: 名無しさん@おーぷん 2016/04/18(月)07:52:21 ID:fSL>>22
一回の間違いでねえの
26: 風吹けば名無し@チャレンジ 2015/02/16(月) 12:06:50.88こいつのナックルってほとんどチェンジアップとちゃうの
14: 名無しさん@おーぷん 2017/10/27(金)22:04:59 ID:yR5
2017吉田えり
3登板 33.00 0勝0敗 3回 被安打10 被本塁打2 1奪三振 8四球 2死球 11失点 11自責点 2暴投
16: 名無しさん@おーぷん 2017/10/27(金)22:05:29 ID:Utw>>14
これ今年の成績か?
酷いってレベルじゃねえぞ18: 名無しさん@おーぷん 2017/10/27(金)22:05:42 ID:KKHナックルとか言いながら多田野スローボールだったしねどうしようもない34: 名無しさん@おーぷん 2017/10/27(金)22:09:50 ID:fRH女子の中でも大したことないのになんで男子に交ざろうと思ったんや
37: 名無しさん@おーぷん 2017/10/27(金)22:10:32 ID:Utw>>34
てかこの人女子プロならどれくらいやれそうなん
39: 名無しさん@おーぷん 2017/10/27(金)22:10:50 ID:w7r>>37
女子野球日本代表の選考落ちてた
43: 名無しさん@おーぷん 2017/10/27(金)22:11:36 ID:7xI長いこと頑張ってはるよなぁ
吉田えりのナックルボールはスローボール?
吉田えりさんの代名詞でもあるナックルボールは「スローボール」や「チェンジアップ」なんて言われることもあるようですね。
【参考動画】
・吉田えりさんのナックルボール
・メジャーリーガのナックルボール
吉田えり、女子日本代表チーム落選
上記のネットの反応で出てきた吉田えりさんの日本女子代表の話は、2016年に候補メンバーに選ばれ合宿なども行っていましたが、残念ながら最終的に落選してしまったというものです。
やはり知名度はありますので候補メンバーに選ばれた際は、その後を期待させるメディアの記事・タイトルが多かったですが、残念ながら落選。
ご本人は、前向きに今後も代表入りを目指すコメントを残しました。
ナックル姫こと吉田えり(24)=独立リーグ・石川=は最後に落選となった。8年ぶりに女子チームに参加した吉田は、声がけや雑用も率先し、周囲から「えり」、「ナックル嬢」と呼ばれるなどすっかりなじんだ。それだけに「悔しい」と言いつつも「マドンナジャパンは『本当にすごいんだよ』と伝えたいし、W杯は心から応援したい」と話した。さらに2年後は「選ばれたい。リベンジです」と、新たな目標を見つけた。
吉田えり、男性チームにこだわることは愚行?
以上のことを考えると吉田えりさんの実力は高いものではないのかなという印象を受けてしまいますね。
そんな彼女は「男性チーム」所属に少しこだわりがあるようです。中には「女子チームに行けば良い」「女子日本代表にも落ちたのだから、そこでも通じない」といった声がありますが、そもそもなぜ男性チームにこだわるのかと疑問に感じる人もいるでしょう。
吉田えりさんは男性チームにこだわる理由について語っています。
——女子プロ野球に入ろうとは思わなかったのか
吉田:ずっとウェークフィールド選手と同じ舞台に立ちたいと思っていたし、それなら男性の中じゃないですか。女子プロ野球ができたから、そこに行こうっていうのはない。
また吉田えりさんが育ってきた環境もあり、男性チームにいることが「当たり前」で、女子チームにいることには違和感さえ覚えたといいます。
独立リーガーとして、すでに9シーズン目。周りの選手の多くは自分より年下になった。ただ、それがすべて男であることだけは変わっていない。
「いや、それが私にとって普通だったんです。」
吉田は、男社会の野球界でずっとプレーしてきたことについて、プレーする場を探した自然な結果だったと言う。
「今は女の子が野球するところ、たくさんできましたけど、私が子供の頃は『野球したい』ってなると、男の子と一緒にするしかありませんでしたから。でも、抵抗はなかったですよ。私たちの頃は、女子が混ざることはもう自然で、男子もみんな『一緒にやろうよ』って感じでしたから」
吉田は高校進学と同時に、女子クラブチームに籍を置いた。しかし「その先」を考えると、見えてこなかった。彼女にとって独立リーグでプレーすることは、プレーを続けるための必然だったのだ。彼女が独立リーグに挑戦したその翌年には、女子プロ野球が誕生し、今ではそれなりに市民権も得ている。この新しいプロ野球は吉田の目にどう映っているのだろう。彼女はこう答えてくれた。
「プレーしてみたい気持ちはあります。去年、代表チームのセレクションに参加したんですよ。なんだろ、独立リーグでは味わえない、女子選手同士だから分かり合える絆の強さみたいなのを感じましたね」
【ナックル姫】吉田えりの現在① 彼氏との結婚を発表
熱愛の噂がひとつもなかった吉田えり
高校生だった吉田えりさんも…。
現在ではすっかり大人に!
人によってはかなり変貌したと感じる人もいるようです。
一部からは芸人・キンタローさんに似ているという声もあります。
さて吉田えりさんは、2017年現在25歳。最初に話題になった時が高校生だったせいか、まだそんなに若いんだという感じがしてしまいますが、私生活の方で特に話題になったことがありません。
過去に一度だけ男性との親密な様子が写ったプリクラが流出したという噂が流れたことがありますが、その元となるプリクラ自体が見当たりませんし、これまでに熱愛情報がはっきりと表にでたことはないです。
(17歳当時の記事からですが)結婚願望はあるようです。
集まった約100人のファンの前で「いい相手がいれば、24、25歳で結婚したい」とドッキリ発言した。
「好きなタイプはいちずで一緒にいて安心できる人です。市原隼人さんは8年も同じ彼女と付き合っているのを聞いて、そういう人はいいな~って思った。いい人と巡り会えるかどうかですよね」と少し顔を赤らめた。「できるだけ長く現役を続けたい。いずれは女子野球の指導者になりたい」と夢を語った。
吉田えり、ルートインBCリーグ事務局の小松原鉄平氏との結婚を発表!
2018年9月に結婚を発表した吉田えり
2018年9月26日、吉田えりさんは自身のブログで結婚したことを発表しました。
浮いた噂がひとつもなかった吉田えりさんでしたが、ひそかに愛を育んでいたようですね。
おめでとうございます!
この度、私はかねてよりお付き合いしてるルートインBCリーグ事務局の小松原鉄平さんと入籍いたしましたことをご報告させていただきます。
兵庫ブルーサンダーズで出会い、彼の野球や仕事など何事に対しても真っ直ぐで熱い姿に尊敬の気持ちを抱きました。私がアメリカ・石川県・栃木県とどこで野球をしてても心から応援してくれて、支えてくれたからこそ乗り越えられたこともたくさんありますし、今もこうしてナックルを投げ続けることができています。
まだまだ人としても、野球選手としても未熟な私ですが、支えてくださる周りの皆様への感謝の気持ちを忘れず、これからも2人で力を合わせて更に成長して、笑顔溢れる家庭にしたいと思います。
どうか今後ともご指導ご鞭撻頂きますよう、宜しくお願い致します。
【ナックル姫】吉田えりの現在② 女子硬式野球チームの監督兼選手に
吉田えり、2017年10月に栃木ゴールデンブレーブスから退団
吉田えりさんの現在の姿
吉田えりさんは、2017年10月に栃木ゴールデンブレーブスから退団しました。
プロ野球独立リーグ「BCリーグ」の栃木ゴールデンブレーブスは27日、公式サイトで吉田えり投手(25=練習生)ら13選手の退団(自由契約)を発表した。
栃木には2017年シーズンから所属していましたが、同年6月に怪我の治療に専念するため練習生契約に変更していました。
今後については2017年シーズンが終わった9月に少しブログで触れています。「まだ何も決まっていない」としつつも、本音が出ている箇所も…。
またマウンドに戻りたいな。。。
久々に会えたえりちゃん♡
— 土井麻由実 (@7mayu7mayu7) 2017年11月3日
相変わらず可愛い。
ケガもあって、今年は辛いシーズンに。
色の白さが物語っていたわ。#吉田えり #ナックル姫 pic.twitter.com/bqnOcleCCL
吉田えり、エイジェック女子野球チームの監督兼選手に
男子チームでのプレーにこだわっていた吉田えりさんでしたが、2017年11月に栃木県小山市を拠点に新たに設立するエイジェックの女子硬式野球チームの監督兼選手に就任したことを発表しました。
今季から新加盟したエイジェック・ゴールドジムが初陣を飾った。BCリーグなどで男子とプレーしてきた“ナックル姫”こと監督兼選手の吉田えり(26)は「みんな頑張ってくれました。気持ちを切らさず、最後まで戦ってくれました」と選手をたたえた。
【ナックル姫】吉田えりについて総まとめすると…
・吉田えりの実力や球速は、他の女子選手と比べても大差ないといわれ、女子日本代表チーム選考からも落選している。
・吉田えりの男子チームでのプレーにこだわる姿に、ネット上では愚行との声もあがった。
・吉田えりは2018年9月26日、ルートインBCリーグ事務局の小松原鉄平氏との結婚を発表した。
・吉田えりは現在、エイジェックの女子硬式野球チームの監督兼選手として活躍している。
恋愛より野球一筋と思われた吉田えりさんの結婚報道には驚いた方も多いと思います。ママさん野球選手として活躍する日もそう遠くない未来かもしれません。