大阪の半グレの元祖とも言われる大物不良・山根真一が沖縄石垣島で逮捕され話題になっています。
ここでは山根真一の出身や経歴、これまでの逮捕歴や石垣島での逮捕の経緯、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に出席していたのが問題視されている件、現在の様子などについてまとめました。
この記事の目次
山根真一の出身などプロフィール
山根真一は関西の半グレの間ではよく知られている人物です。
出身地や生年月日などの詳細なプロフィールは不明ですが、関西弁を話す事から出身は関西だと見られています。
また、2020年時点で年齢は50歳と報じられているため、生年月日は1970年か1969年生まれという事になります。
山根真一の桜を見る会への参加が問題に
この大阪の半グレの大物として知られる山根真一が、2019年に安倍晋三首相主催で開催された「桜を見る会」に招待され、安倍昭恵夫人とツーショット写真を撮っていた事が判明し問題になっています。
山根真一は、この安倍昭恵夫人とのツーショット写真を詐欺まがいの商売の営業活動に利用していた事なども指摘されており、安倍首相への責任問題にも発展しています。
山根真一が「桜を見る会」に招待された詳しい経緯は判明していませんが、どうやら「桜を見る会」は参加人数がかなり多い上に管理もずさんで、招待状が勝手に売買されて出回り、また、正式な招待客が友人知人などを連れてきた場合、そのまま一緒に通してしまうケースも普通にあったようです。
そのため、山根真一は何らかのルートで招待状を入手したか、知人のつながりなどを利用して「桜を見る会」に紛れ込んだのではないかと見られています。
山根真一の経歴① 大阪の半グレの元祖で地下格闘技団体「強者」の主催者
山根真一は、大阪の半グレの元祖とも言われる存在で、2007年には地下格闘技団体「強者」を立ち上げ主催していました。
この「強者」ですが、格闘技団体とは言いつつも実際には半グレ集団の母体と言われており、関係者による犯罪行為や不祥事が幾度も繰り返されたのち2013年に解散しています。
山根真一の経歴② 石垣島で飲食店を経営
山根真一は2015年から2016年頃に拠点を関西から石垣島へと移したようです。
山根真一は現在でも石垣島で飲食店やマリンレジャーなど複数店舗を経営しているようです。
ただ、山根真一は石垣島でも度々問題を起こしており、地元の一般市民からはかなり迷惑がられているようです。山根真一が石垣島に来てからというもの、繁華街の美崎町には関西弁を喋る半グレがたむろして治安を脅かし、地元民や観光客も不安に思っているようです。
山根真一の逮捕歴① 2010年に詐欺容疑で逮捕
ここからは山根真一の逮捕歴について見ていきます。
山根真一は2010年、金融機関から住宅ローンの名目で4680万円を騙し取った詐欺の容疑で逮捕されています。
当時の報道によれば、山根真一は、山口組系の暴力団組員・杉田健司という人物の自宅購入のために、実際には無職だった杉田健司を自分の会社の従業員だと偽り、金融機関に住宅ローンを申請して4680万円の融資を受けたようです。
山根真一らは1度だけ32万円を支払っただけで一切返済していなかったとの事です。
山根真一の逮捕歴② 2014年に傷害容疑で逮捕
出典:https://image.news.livedoor.com/
2014年、山根真一は傷害容疑で逮捕されています。
当時の報道によれば、山根真一は、「強者」の元選手の李石(朝鮮籍)という男と、金城旭(サップ西成の名前で「強者」に出場していた人物)という男と3人で、飲食店従業員の20代の男性の頭をビールジョッキで殴打し、その後1時間半に渡って暴行を加えて頭や顔に重傷を負わせたという事です。
山根真一は「他の2人が暴行しているのを笑って見ていただけ」として容疑を否認していました。
山根真一の逮捕歴③ 2017年に恐喝容疑で逮捕
山根真一は石垣島移住後の2017年3月にも恐喝の容疑で逮捕されています。
当時の報道によると、2014年5月頃、山根真一は別の事件(上述の傷害事件か)で逮捕されて裁判中であり、その弁護士費用や示談金として、知人の会社社長の男に5000万円を要求。
この男性が断ると「わしらを敵に回すちゅうことか?」「覚悟できとんのか」などと脅迫し、結局5000万円を男性に振り込ませたと言う事です。
山根真一の現在① 従業員脅迫や野球賭博で逮捕
何度も凶悪事件を起こして逮捕されている山根真一ですが、現在も何度も逮捕されて話題に上っています。
2020年6月23日に労働基準法違反の容疑で逮捕されました。山根真一は、自身が沖縄石垣市美崎町で経営する飲食店の従業員(30代男性)が「辞めたい」と申し出たのを「そんなん話がちゃうやろ!」などと脅迫して無理矢理働かせていたという事です。
そして、同年8月、山根真一は沖縄県警に「賭博開帳図利罪」の容疑で再逮捕されています。
山根真一は、2019年6月から2020年3月にかけて、プロ野球や高校野球の計453試合を対象に野球賭博を主催し、合計で5231万円を集めたと報じられています。
集まった賭け金の1割が手数料として山根真一の報酬になっていたという事です。
ただ、例のごとく山根真一は「全て間違い、賭博には関わっていない」と容疑を否認しているようです。
山根真一の現在② 懲役2年6カ月の実刑判決
賭博開帳図利ほう助と暴力行為法違反の罪で起訴されていた山根真一ですが、2021年2月12日、判決で那覇地方裁判所の坂本辰仁裁判官は「反社会的勢力の一員として犯行に及ぶなど、順法意識が低く、刑事責任は重い」とし、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
山根真一は今後数年は刑務所で過ごすことになります。
まとめ
今回は大阪の半グレの元祖とも言われ、過去には地下格闘技グループ「強者」を主催していた事で知られる山根真一という人物についてまとめてみました。
山根真一は大阪の不良なら知らないものはいないと言われるほどの大物の半グレで、詐欺や傷害、恐喝などでこれまでに何度も逮捕されていますが、2019年に安倍晋三首相主催で開かれた「桜を見る会」に出席し、安倍昭恵夫人とツーショット写真を撮っていた事が判明して問題になっています。
そんな山根真一は2015年頃から沖縄石垣島に移住しており、そこで飲食店などを経営しているようなのですが、山根真一が来て以来石垣島にはガラの悪い半グレがたむろするようになって治安が悪化したとされ、地元の一般市民や観光客から不安の声が上がっています。
現在、山根真一は労働基準法違反や野球賭博の疑いなどで逮捕され、沖縄県警の取り調べを受け、実刑判決が下されました。数年は刑務所で過ごすことになりそうです。