ユニクロの新社長に就任した塚越大介さんは仕事ができる人格者だと評判で、年収や資産も話題です。
今回は塚越大介さんのプロフィールや年齢、高校や大学、ユニクロでの経歴や功績、人柄、結婚した嫁や子供、自宅や資産をまとめました。
この記事の目次
塚越大介はユニクロの社長
塚越大介さんは、2023年9月1日付でユニクロの代表取締役兼社長兼COOに就任した男性です。
2023年9月時点での塚越大介さんの役職はこちらです。
・ユニクロの代表取締役
・ユニクロの社長
・ユニクロのCOO(最高執行責任者)
この役職を見ると、塚越大介さんがユニクロのトップになったのかと思いますが、そういうわけではありません。
皆さんご存じのように、ユニクロはファーストリテイリングの子会社で、ファーストリテイリングの会長兼社長は、ユニクロ創業者の柳井正氏です。
また、柳井正氏はユニクロの会長兼最高経営責任者(CEO)を兼務しています。そのため、ユニクロのトップという意味では、塚越大介氏ではなく柳井正氏のままになります。
しかし、ユニクロの社長というポストに塚越大介さんが就いたのは大きな意味があります。
ユニクロは2002年11月から2005年8月まで、外部から招いた玉塚元一氏が社長に就任したことがありましたが、売上減少などを理由に解任されています。
2002年11月まで、そして2005年8月以降はずっと創業者の柳井正氏が社長に就き、2005年にユニクロが事業会社化してからも、ずっと柳井正氏がユニクロの社長を務めていたのです。
そして、柳井正氏の2人の息子(柳井一海氏と柳井康治氏)もファーストリテイリングの取締役になっています。
そのような状況の中で、創業一族ではないたたき上げの社員である塚越大介さんが、ファーストリテイリングの事業の中心とも言えるユニクロの社長に就任しました。
創業者の柳井正氏は2023年で74歳。
今後、柳井正氏がユニクロの親会社であるファーストリテイリングの後継者を考えていく中で、塚越大介さんがファーストリテイリングの次期社長の筆頭候補に躍り出たと言えます。
柳井正氏はユニクロ・ファーストリテイリングを世襲制ではない方法で経営していいくつもりであることが明確になったと言えるでしょう。
塚越大介のプロフィールや年齢
塚越大介(つかごしだいすけ)
生年月日:1978年11月11日
出身:神奈川県横浜市
年齢:45歳
職業:実業家
ユニクロの社長に就任した塚越大介さんは1978年生まれ、横浜市出身です。1978年11月生まれですので、ユニクロ社長には44歳という若さで就任したことになります。
入社してから21年、44歳で日本のファッション業界を代表する世界的企業のユニクロの社長になるというのは、本当にすごいことですよね。
塚越大介の出身高校や大学
塚越大介さんの学歴を深堀りしていきます。どのような高校・大学に通っていたのでしょうか?
高校はスイス公文学園高等部
出典:moneypost.jp
塚越大介さんは横浜市出身ですが、スイス公文学園高等部に通っていました。
塚越氏は高校時代、スイス公文学園高等部で学んでいましたが、長男の一海さんの母校でもあります。
引用:【異例のスピード出世】ユニクロ44歳新社長・塚越大介氏の手腕 「30歳前後で幹部会合に参加」「北米事業の黒字化」 | マネーポストWEB
スイス公文学園高等部とは、学校法人公文学園スイスの観光地・スキーリゾート地として有名なレザンという村に設置している日本人生徒向けの全寮制の高校です。
塚越大介さんは高校時代は日本ではなく、スイスで過ごしていたんですね。
このスイス公文学園高等部は国際感覚をはぐくみ、英語と日本語のバイリンガル教育が特徴で、塚越大介さんもこのスイス公文学園高等部で英語を身につけたものと思われます。
ちなみに、このスイス公文学園高等部の1年間の学費・寮費は約820万円、さらに保険等で50万円以上、別途のアクティビティ費などもかかりますので、最低900万円はかかる学校です。
これが3年間ですから、年間2700万円になります。
大学は武蔵工業大学
出典:fnn.jp
塚越大介さんは高校卒業後は日本に戻り、武蔵工業大学に進学しました。
塚越氏は武蔵工業大学(現東京都市大学)卒業後、02年に新卒でファーストリテイリングに入社。
武蔵工業大学は現在の東京都市大学になります。偏差値は学部によって異なりますが、45~55程度でそこまで難易度が高い大学というわけではなく、ごく一般的な学力と言えるでしょう。
塚越大介さんは1978年生まれで大学卒業は2022年ですので、浪人・留年なしだった人に比べて就職が1年遅いです。
しかし、大学時代に留年していたというわけではなく、スイスの高校の卒業が3月ではなく6月というカリキュラムのため、大学入学が1年遅れたものと思われます。
塚越大介は実は超エリート
塚越大介さんの出身大学は武蔵工業大学です。いわゆる名門大学ではありませんし、偏差値が高いわけでもありません。
そのため、大学の名前だけ見ると「ごく普通の一般人の社員がユニクロ社長にのぼりつめた!」と思うかもしれませんが、塚越大介さんは超エリートです。
なぜなら、高校はスイスのお金持ち学校に通っていたからです。3年間で約3000万円もかかるような高校に通っている人が凡人・一般人なわけがありません。
一般庶民は「スイスにスイス公文学園高等部がある」なんて知らないですし、間違いなく親はお金持ちのお坊ちゃんで、幼少期から英才教育を受けてきたはずです。
ちなみに、このスイス公文学園高等部はユニクロ創業者の柳井正氏の長男も通っていた学校とのこと。
塚越大介さんは生まれた時から上流階級で英才教育を受けてきたエリートなのでしょう。
また、ユニクロはあまり大学名は気にせずに採用して、学歴は昇進には響かない実力主義の会社のようです。
塚越さんは武蔵工業大学出身、また塚越さんと同い年のユニクロの日本事業CEO(最高経営責任者)の赤井田真希さんは専修大学卒業です。
だから、大学名ではなく本人の能力・才能などを考慮して昇進させているのでしょう。
ユニクロ(ファーストリテイリング)は、塚越大介さんにピッタリの企業だったと言えるかもしれません。
塚越大介のユニクロでの経歴① 新卒でファーストリテイリングに入社
塚越大介さんは2002年に新卒でファーストリテイリング(ユニクロ)に入社します。
ユニクロに入社したきっかけは、説明会で熱く語る柳井正氏に感銘を受けたからでした。
塚越大介さんは出身大学名(武蔵工業大学)からもわかるように理系の学生でしたが、理系からユニクロに入社するのは当時は珍しかったとのことです。
入社した塚越大介さんは最初はユニクロの実店舗の店長を務めていました。新人は小さい店舗から任されるのですが、塚越大介さんが店長を務めた店はいつも売り上げが上位にありました。
通常は数年おきに次の店に異動してステップアップしますが、塚越さんはすぐに駆け上がり、同世代の店員は『えっ、もうこの規模のお店を任されているの?』と何度も驚かされました。異例のスピード出世で、あっという間に店長からエリア単位で統括するスーパーバイザーになり、より大きな地区をまとめるブロックリーダーへと出世していきました
引用:【異例のスピード出世】ユニクロ44歳新社長・塚越大介氏の手腕 「30歳前後で幹部会合に参加」「北米事業の黒字化」 | マネーポストWEB
新入社員の頃から、塚越大介さんは実力が抜きん出た存在だったんですね。
そして、30歳前後ですでに幹部会議に召集されるほど、ユニクロ社内では注目度が高く、突出した実力の持ち主でした。
入社10年未満の30歳前後の社員が、柳井正氏をはじめとした幹部会議に召集されるなんて、普通では考えられないですよね。
塚越大介のユニクロでの経歴② 世界中でユニクロを発展させる
出典:sankei.com
日本国内で結果を残してきた塚越大介さんは、次はアメリカなど世界のユニクロで活躍していきます。
・2010年:ユニクロUSAのゼネラルマネージャー
・2012年:ユニクロUSAの店舗運営担当副社長
・2013年:ユニクロUSAの営業部長
・2015年:ファーストリテイリング執行役員
・2015年:アメリカのユニクロのCOO(最高執行責任者)
・2017年:ファーストリテイリング中国COO
・2020年:ファーストリテイリング上席執行役員、ユニクロUSAのCEO
・2022年:ファーストリテイリング北米地域CEO
・2022年:ユニクロのグローバルCEO
アメリカや中国などで経営者としての経験を積み、どんどん昇進していきました。
塚越大介のユニクロでの経歴③ ユニクロの社長に就任
そして、2023年8月28日に塚越大介さんが9月1日付でユニクロの代表取締役社長兼COOに就任することが発表されました。
塚越大介さんを社長に任命した理由を、柳井正氏は次のように説明しています。
「現場第一主義で全体感を持ち、即断即決、即実行できる。自分の考え方をうまく説明でき、社長にぴったりだと思い任命した」
10月12日の決算発表記者会見では「チーム経営の強化を図らないといけない。世界の地域や社会から信頼されないと持続的な成長はない。集中して、経営執行していく」と述べていました。
塚越大介のユニクロでの功績
出典:fnn.jp
塚越大介さんは新卒でユニクロに入社してから、担当店舗の売り上げを伸ばしてきましたが、ユニクロでの最大の功績はアメリカのユニクロでの黒字化です。
ユニクロは2005年にアメリカに進出していましたが、ずっと赤字経営になっていました。
日本やアジアでユニクロは大人気ですが、アメリカ・北米ではユニクロの知名度は低く、「ユニクロって何?」と言われるような状況だったんです。
2020年にアメリカのユニクロのCEO(最高経営責任者)に就任した塚越大介さんは、アメリカで赤字の理由を、知名度が低く、値引き販売に依存した商売だからと判断。
そのイメージを脱却するため「シンプルで上質」というコンセプトの広告を積極的に打ち出します。
また、客の声を商品開発に生かし、「クロップドTシャツ」や「ダメージジーンズ」などのヒット商品を生み出しました。
そして、長年続いていたアメリカのユニクロの赤字が2022年8月期に初めて黒字に転じたのです。
ユニクロの北米事業は05年の進出以降赤字が続いていたが、新型コロナウイルスの世界的感染が始まった20年に現地に送り込まれた塚越氏は不採算店舗の前倒し閉店などに取り組み、前期(22年8月期)に初めて黒字転換させた。
15年以上続いていたアメリカでの赤字をたった2年程度で黒字にした塚越大介さんは、その手腕・功績を評価されて、ユニクロ社長に就任したんですね。
塚越大介の人柄は?
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幼少期から英才教育を受けた超やり手のビジネスマンで、経営者としての才覚もある塚越大介さんですが、近寄りがたいタイプではなく、店長時代はみんなから好かれる人格者と評判でした。
・とにかく明るい
・話しかけやすい
・冗談を言い合える
・アルバイトや社員、男女関係なく分け隔てなく接する
・人への接し方に関する本やビジネス書などを読んでいた
・清掃業務のアルバイトにもモチベーションにつながるフォローをする
塚越大介さんは理想的な上司であり、勉強家で人格者であると言えるでしょう。完璧人間かもしれません。
一方で、仕事ができて能力が高いだけでなく、部下からも慕われるような人格者でないと、世界企業であるユニクロで昇進していくことはできないのかもしれませんね。
塚越大介の結婚や家族(嫁・子供)・自宅は公開されていない
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塚越大介さんは結婚しているかどうか、嫁や子供など家族情報は一切公開されていません。
一般人なので、当然と言えば当然ですが、プライベートは謎に包まれたままとなっています。
今後、ユニクロの社長としてインタビューなど取材が増えてくれば、その中で家族の話が出ることもあるかもしれませんが、現時点では家族やプライベートの情報はゼロです。
社長就任の前まではFacebookもあったようですが、ユニクロ社長就任のニュース流れてからは、そのFacebookも現在は非公開、もしくは削除されています。
そのため、塚越大介さんはプライベートは徹底した秘密主義なのかもしれません。
もちろん、自宅も公開されていません。ただ、実家の財力や本人の地位・年収等を考えると、間違いなく豪邸に住んでいると思われます。
塚越大介の資産
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塚越大介さんの資産は明かされていませんが、年収は1億円以上で間違いありません。
塚越大介さんは、現在ユニクロの代表取締役社長であり、ファーストリテイリング上席執行役員です。
ファーストリテイリングの取締役の報酬は4人で6億200万円で、単純計算で1人1億5000万円になります。
塚越さんはファーストリテイリングの取締役ではないものの、その売上の8割を占めるユニクロの代表取締役社長でファーストリテイリングの上席執行役員ですから、年収1億円は硬いはず。
さらに、実家は高校の学費に年間900万円を出せるお金持ちですから、塚越大介さんの資産は億超えであることはほぼ確実と思われます。
塚越大介のまとめ
ユニクロの新社長に就任した塚越大介さんのプロフィールや年齢、高校・大学、ユニクロでの経歴や功績、結婚や嫁・子供・自宅、資産についてまとめました。
塚越大介さんが社長になってから、ユニクロがどうなっていくのか楽しみですね。