有名企業・DHCの創業者である実業家の吉田嘉明さんですが、近年は失言による炎上騒動も経験するなど逆風も存在します。
この記事では、吉田嘉明さんの学歴と経歴などプロフィール、結婚した嫁と子供(息子・娘)、自宅の豪邸、年収と資産、そして炎上騒動などまとめました。
この記事の目次
吉田嘉明とは…DHCの創業者でテレビ東京の大株主だった
吉田嘉明(よしだ よしあき)
生年月日:1941年1月31日
出身地:佐賀県唐津市
吉田嘉明 、DHCの創業者でテレビ東京の大株主だった
吉田嘉明さんといえば、「株式会社DHC」の創業者であり、同社の会長兼社長を務める実業家としてお馴染みな存在です。
「株式会社DHC」を1000億円企業まで育てた吉田さんですが、投資家としての一面も持っており、「テレビ東京」の株式を4.95%(33億円)所有する大株主でもあります。
テレビ東京の第2位の大株主って、DHCの会長なのか。。 https://t.co/IEYI7hR4sO
— さわだ (@sawd_99) July 16, 2019
この記事では、そんな大物財界人な吉田さんのこれまでの経歴や資産・家族情報の他、とある失言が発端となった炎上騒動の詳細についてまとめてみました。
吉田嘉明の経歴や学歴…出身高校や大学
吉田嘉明、1972年にDHCを創業していた
1941年に佐賀県唐津市に生まれた吉田嘉明さんですが、英語好きだったため、高校を卒業後は関西の名門私大である同志社大学文学部英文科に進学しています。
大学を卒業後は商社に入社した吉田さんでしたが、仕事が性に合わずに1年で退社することになりました。
その後の吉田さんは、大学時代に取得した英検一級の資格を活かし、翻訳業で生計を立てながら1972年に「株式会社DHC」を起業しております。
創業初期の「株式会社DHC」は、翻訳業務の他に大学の研究室向けの洋書の販売など手掛けていたそうですね。
そのため、元々は「大学翻訳センター(Daigaku Honyaku Center)」という社名でした。
吉田嘉明、化粧品事業参入のきっかけは美輪明宏だった
「株式会社DHC」を起業した後の吉田嘉明さんですが、1人で会社を切り盛りするような零細企業時代が長らく続いています。
そんな吉田さんにとって転機となったのが、飲み仲間だったタレントの美輪明宏さんとの世間話だったそうですね。
世間話の内容自体は、肌がいつもツルツルな理由を訊ねる吉田さんに対して、三輪さんが「オリーブオイルが良い」と答えたという他愛のないモノでした。
しかしながら、吉田さんにとっては化粧品業界への進出を思いつくきっかけになったらしく、1980年に異業種へ進出することになりました。
ちなみに、吉田さんが初めて開発した商品は、天然成分100%のオリーブオイルで作った基礎化粧品だったと言われております。
吉田嘉明、化粧品の無料サンプルサービスの生みの親だった
化粧品事業へ参入した当初の「株式会社DHC」については、あまりに零細企業過ぎて、当時主流的な販路だったデパートでの対面販売に食い込むことが出来ませんでした。
そのため、1983年頃より通信販売事業に乗り出すことになった「株式会社DHC」ですが、人件費のかからない零細企業の強みを活かして低価格路線で攻めたものの、無名ブランドを購入してくれるお客は思いの外少なかったそうですね。
そんな状況を打破するために、日夜試行錯誤することとなった吉田嘉明さんは、女性週刊誌に広告を打ち、無料サンプルを配ることで消費者の信用を掴むことに成功しました。
ちなみに、日本において、化粧品の無料サンプルの配布を始めたパイオニアが「株式会社DHC」だったと言われております。
その後の「株式会社DHC」は、1995年に健康商品事業にも進出するなど経営の多角化に邁進することとなり、近年はアパレル販売やホテル経営の他、ヘリコプター事業にまで手を出す総合企業へと成長しています。
吉田嘉明の資産や年収…浦安の豪邸が凄かった
吉田嘉明、年収は20億円規模だった
吉田嘉明さんの年収については、2000年代前半に長者番付の上位常連だったため、だいたいの額が推測出来る状況にあります。
2002年:9億8015万円(長者番付5位)
2003年:10億1439万円(長者番付2位)
2004年:10億1221万円(長者番付6位)
2000年代前半頃の吉田さんの推定年収に関しては、20億円を超えるレベルであったようですね。
「株式会社DHC」は、2005年7月期の決算で売上1000億円を突破して以降は、規模を維持したまま業績も悪化していない状況なため、吉田さんの年収もこの当時と特に変化がないように思われます。
また、吉田さんの資産についても総合福祉企業「ケア21」の14.50%の株式(22億円)を持つ大株主である他、婦人靴販売会社「アマガサ」や「オリコン」の大株主だった時代もありました。
その他、上場企業ではないものの「株式会社DHC」の大半の株式を所有しているものと思われる吉田さんだけに、その資産総額は他のビリオネアな起業家たちに引けを取らないものでしょうね。
吉田嘉明、浦安の自宅が凄すぎた!
吉田嘉明さんの自宅については、千葉県浦安市にある今川エリアという高級住宅街にある豪邸となっています。
吉田さんの自宅の敷地面積は不明となりますが、今川エリアの坪単価が102万円であることを踏まえると、土地代だけで数億円規模の資産価値があるのではないかと思われます。
ちなみに、こんな豪邸を家族だけ管理出来るわけもなく、吉田家では使用人を複数雇っているとの噂も存在します。
浦安市にあるDHC会長の家は凄い豪邸なんだけど、311の大地震でどうなったんだろうか。DHC会長の家のお手伝い募集って、新聞の折り込みチラシに入ってる求人広告にいつも載ってたな。給料凄い良いんだけど、応募しても誰も務まらないそうな。会長はそうとう我儘な人らしいんだよ。
— 将軍肚y全球廃核 (@4x4x41000) March 30, 2014
吉田嘉明の家族情報…嫁や息子・娘情報
吉田嘉明さんの家族情報については、不明となっています。
とはいえ、戦前生まれの吉田さんだけに、家族情報を公開していないだけで既婚者なのではないかと思われます。
吉田嘉明は「みんなの党」のパトロンだった…8億円借り入れ問題とは?
吉田嘉明、「みんなの党」のパトロンだった
吉田嘉明さんは、かつては「みんなの党」のパトロン的な存在でした。
みんなの党の主な政策
〇国家公務員数の削減・給与カット、天下りの全面禁止、規制緩和による競争促進、公営事業の民営化による「脱官僚」
〇「ひも付き補助金」と地方交付税の廃止による地方への財源移譲および地域主権型道州制の導入による「地域主権」
〇経済成長による雇用創出およびセーフティーネットの構築による「生活重視」
引用:みんなの党
吉田さんが政界に影響力を行使し始めたきっかけについては、「官僚たちが手を出せば出すほど日本の産業がおかしくなってしまう!」といった危機感がありました。
そのため、官僚機構の打破を目標として政界に資金援助を開始したらしく、かつては旧民主党時代の小沢一郎さんや鳩山由紀夫さんと交流が深かったそうですね。
そんな吉田さんでしたが、旧民主党が政権を取って以降はあまりの経済音痴ぶりを見て落胆し、渡辺喜美さん率いる「みんなの党」を支援し始めました。
10年当時、吉田会長は渡辺代表について日本証券新聞から受けた取材に「民主党はまったく経済音痴で話にならず、打ち出す政策はナンセンス。これからは、みんなの党の渡辺喜美議員が何らかの形でキーファクターになることを期待している。経済を分かっている数少ない政治家の一人」と話しており、当時は蜜月関係にあったことが窺える。
吉田嘉明、8億円借り入れ問題を週刊誌に告発した
「みんなの党」のパトロンであった吉田嘉明さんですが、2014年3月になると「週刊新潮」にて「8億円借り入れ問題」を告発しています。
3月26日 大手化粧品販売会社DHCの吉田嘉明会長が週刊誌に寄稿した手記で、みんなの党の渡辺喜美代表に対して参院選直前の2010年6月に3億円、衆院選を控えた12年11月に5億円を貸し付け、現在も5億4986万円が返済されていないと告発。渡辺氏は同日夜、「個人として借りたもの」とのコメントを発表
吉田さんの告発の結果、資金援助を受けていた渡辺喜美さんは、「みんなの党」の代表を辞任する羽目になりました。
その後、公職選挙法や政治資金規正法違反の容疑で検察より取り調べを受けた渡辺さんでしたが、「法律違反を犯したといえる証拠がなかった」との理由で不起訴処分になったそうですね。
吉田嘉明、渡辺喜美を告発した理由とは?
渡辺喜美さん辞任後の「みんなの党」に関しては、内紛状態に陥り2014年11月に解党に追い込まれています。
渡辺さんが潰された原因については、吉田嘉明さんの理想としていた「みんなの党」と「日本維新の会」の合流話に反対し、自民党に接近していたせいではないかとの憶測も存在します。
官僚嫌いだった吉田さんは、伝統的な与党系勢力である自民党以外の勢力を育てようと模索していた一面もあり、意図に合わぬ行動を取った渡辺さんを告発し失脚させたようですね。
今朝のおは寺
— むんきち (@k_munch) April 7, 2014
「DHC会長はみんなの党渡辺氏と維新の会橋下氏に連携して欲しかった」
…橋下に期待しちゃうあたりでこの会長にも問題有りな気もするなぁ(´ω`) #tera1134 #joqr
吉田嘉明の現在…失言による炎上騒動に巻き込まれていた
吉田嘉明さんの現在については、2020年11月に「株式会社DHC」のHPにアップされた「ヤケクソくじについて」という本人名義の記事の一部に不適切な表現が含まれていたため、炎上騒動に発展しました。
サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です。そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです。DHCは起用タレントをはじめ、すべてが純粋な日本企業です。まもなく創業50周年を迎えようとしている老舗の会社です。今、雨後の筍のように出てきた幾多数多の同業者とも一線を画しています。
引用:ヤケクソくじについて
こちらの騒動に対しては、普段口が悪いネットユーザーたちもさすがに呆れかえっていたようですね。
DHCどうした? 広報部や法務部を振り切って社長の一存で文書出しちゃったのか?
— 家本明佳 (@iemoto_sansan) December 16, 2020
DHCやっば。これほんとにCEOが書いたんか??
— RiRi(新卒) (@______rrr0619) December 16, 2020
吉田さんは、2021年4月にも同種の炎上騒動を起こしており、マスコミから大バッシングされることになりました。
更にこれを批判的に報じたNHKについても2021年4月、「幹部・アナウンサー・社員のほとんどがコリアン系」「日本の敵です。不要です。つぶしましょう」などと記した本人名義の文章を自社サイトで追加して掲げた
引用:吉田嘉明
吉田嘉明についてまとめてみると…
吉田嘉明さんに関しては、一代で大企業を育て上げた偉大な実業家だった一方で、近年は失言炎上騒動も起こしていることになります。
吉田さんの今後より一層の活躍を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。