2020年に3歳の末益愛翔くんが、義理の父親である末益涼雅と実の母親の末益歩に虐待を受けて死亡しました。この事件は「親ガチャ」は本当にあると思い知らされる事件でした。
末益歩の生い立ちや高校中退の可能性、離婚後の実家での育児や末益涼雅との結婚、末益愛翔くん虐待事件の詳細や死因、やばいLINEの内容、裁判と判決をまとめました。
この記事の目次
末益歩は末益愛翔くん虐待死の犯人で母親
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末益歩は末益愛翔くんの実の母親です。そして、実の息子の末益愛翔くんを夫の末益涼雅と一緒になって虐待し、死亡させました。
末益歩は、末益愛翔くんが死亡する直接的な原因となる暴力をふるったわけではありませんが、夫の虐待を止めることはなく、また自分自身も暴力をふるい虐待をしていました。
末益歩の生い立ちと実家の場所
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末益歩は福岡市八女市で生まれて成長しています。実家は八女市にありますので、八女市出身ということで間違いないでしょう。
末益歩のそれ以上の詳しい生い立ちは、現在のところ明らかになっていません。ただ、悲惨な生い立ちというわけではなさそうです。シングルマザーになった後は、末益歩は実家で生活しています。
困った時に頼れる実家があったということは、「親に捨てられた」とか「虐待を受けていた」などはないようです。
末益歩は高校中退の可能性あり
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末益歩が高校に行っていたかは不明ですが、高校に進学したとしても中退していた可能性は高いです。
というのも、末益歩は22歳の時点で3歳の愛翔君がいたからです。22歳で3歳の子供がいたということは、19歳で出産した計算になります。19歳で出産したということは、18歳で妊娠した可能性が高いです。
誕生日にもよりますが、18歳は高校3年生の年齢です。そのため、高校に行っていたと仮定した場合、高校3年生の時に妊娠が判明したと思われます。もちろん、妊娠判明=退学とは限りませんが、高校を中退した可能性は十分にあります。
ちなみに、夫である末益涼雅は高校に行かず中卒で、むしろ中学中退のような状況だったようです。
https://twitter.com/Nonbrenoir/status/1301912221824421889
末益歩は離婚後に実家でキャバ嬢
末益歩の長男である末益愛翔くんの実の父親は、誰なのかは報道がありません。年齢的に考えて末益歩が19歳の時に出産したことは間違いありません。
しかし、19歳で結婚して離婚してからシングルマザーになったのか?それとも、結婚せずに最初からシングルマザーを選択したのかはわかりません。
ただ、5ちゃんねるに次のような書き込みがあったので、19~20歳前後に結婚・離婚した可能性が高いです。
引用:【福岡 中間市】3歳息子“虐待死” 全身に245カ所の傷痕 174カ所はタバコの火かスタンガンか ★2 [ネトウヨ★]
離婚後は福岡県八女市の実家に、愛翔くんと一緒に身を寄せていました。仕事はキャバ嬢をしていたようです。
キャバ嬢をしている時に、夫の末益涼雅とインターネットで知り合い、交際に発展したようです。
末益歩は末益涼雅と2020年5月に結婚
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末益歩は末益涼雅とインターネットで知り合ったことがわかっています。「インターネットで知り合った」ということは、おそらく出会い系アプリでしょう。
末益歩と末益涼雅は交際し、2020年4月頃に末益歩は末益涼雅が住んでいた福岡県中間市中鶴1丁目にある市営住宅に、愛翔くんと一緒に引っ越して同棲を始めます。そして、翌月の2020年5月に2人は結婚しました。
この結婚で、愛翔くんへの虐待が始まることになりました。
・23歳の中卒のとび職
職業や年齢、学歴で人を差別したり、色眼鏡で見てしまってはいけませんが、末益愛翔くんが虐待された事件を考えると、「いかにも虐待をしそうな夫婦」に見えてしまいます。
すでに愛翔くんは死亡していますので、「たられば」で語ってもどうしようもありませんが、末益歩はどうしても末益涼雅と結婚したかったなら、愛翔くんを連れて行かずに実家に預けておけば、こんな事件は起こらなかったはずなのにと思ってしまいます。
末益歩の子供・末益愛翔くん虐待死事件の詳細
末益愛翔くんは、2020年8月に義理の父親である末益涼雅から暴行・虐待を受けて死亡しました。この末益愛翔くん虐待死事件を詳しく見ていきましょう。
まずは、この事件の登場人物の3人の名前と事件当時の年齢を確認しておきます。
・末益歩:22歳、愛翔くんの実の母親
・末益涼雅:23歳、愛翔くんの義理の父親
末益愛翔くんへの虐待は、末益歩が結婚した2020年5月から始まっていたようです。
末益涼雅が愛翔くんを殴って殺害
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2020年8月15日夜~16日未明にかけて、末益歩の夫である末益涼雅が愛翔くんの頭部を殴るなどの暴行を加えました。そして、8月16日の未明に、愛翔くんは意識不明の状態で末益歩と末益涼雅によって病院に運び込まれました。
愛翔くんは急性硬膜下血腫と診断されて治療を受けていましたが、8月27日に多臓器不全で死亡しました。
日常的に虐待をしていたことが判明
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亡くなった愛翔くんは、病院に搬送された時には全身あざだらけで、頭を殴られただけでなく、日常的に虐待を受けていたことが判明しています。まず、2020年7月23~24日には下腹部に暴行を加えられ。愛翔くんは恥骨を骨折していました。
また、両足を骨折していたという情報もあります。両足を骨折していたため、事件当時は歩ける状態ではなかったそうです。それでも、「立て!歩け!」と命令し、愛翔くんが必死に痛みをこらえながら立とうとする様子をスマホで動画撮影をしていました。
そのほか、末益歩は末益涼雅は次のような虐待をしていたことがわかっています。
・ペット用のトイレの砂を口の中に押し入れる
・まぶたをセロハンテープで貼り付ける
・スタンガンを押し当てた
・火のついたタバコを押し当てた
末益愛翔くんが亡くなった後、司法解剖をしたら、全身に245ヶ所の傷あとがありました。3歳の小さな体に245ヶ所もの傷あとがあったなんて、想像するだけで心が痛みます。しかも、245ヶ所中174ヶ所はスタンガンやたばこによる傷あとだったようです。
検察側は、愛翔ちゃんの遺体を解剖した結果、全身に計245カ所の傷やけががあり、うち174カ所はたばこやスタンガンなどで付けられた可能性があるとの解剖医の見解を示した。
タバコやスタンガンを174ヶ所も押し当てられていたなんて、「虐待」というよりも「拷問」です。
死亡の直接の原因となった頭への暴行は末益涼雅が行いましたが、日常的な虐待は実の母親である末益歩も一緒になって行っていました。
末益涼雅と末益歩は逮捕
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末益愛翔くんが意識不明になって病院に運ばれた日の2020年8月16日に、末益涼雅は虐待の疑いで逮捕されました。愛翔くんの全身にあざがあったため、病院から警察に通報があり、虐待が判明したようです。末益涼雅は「寝る時間に寝ようとしないことに腹が立った」と供述しています。
そして、末益歩は9月4日に暴行の疑いで逮捕されています。その後、2人は傷害致死などの容疑で再逮捕されました。
末益歩の子供・末益愛翔くんの死因は急性硬膜下血腫と多臓器不全
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末益愛翔くんの死因は、急性硬膜下血腫と多臓器不全です。頭を殴られて、頭蓋内で出血が起こり、懸命の治療にも関わらず、全身状態が悪化して、多臓器不全を起こして亡くなったようです。
頭を殴られて急性硬膜下血腫を起こし、意識不明の重体が続いて多臓器不全で亡くなった。しかも、歩けないような骨折をしていて、体には245ヶ所ものあざがあった。わずか3歳で、なぜこんなひどい死に方をしなければいけなかったのでしょうか?
子連れで結婚したのが5月。そして、虐待が始まったのも5月。この結婚と虐待の時期を見ると、まるで愛翔くんを虐待するために結婚したようにも見えてしまいます。
末益歩と末益涼雅のLINEが胸糞悪い
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末益歩と末益涼雅は、愛翔くんへの虐待をLINEで報告して嘲笑していました。そのLINEのやり取りが本当に胸糞が悪くなる内容だったんです。
・末益歩:「アバラのとこ蹴ったら吹っ飛んだ(笑)」
・末益歩:「ももちゃんの砂食わせてみた。おいしくないってさ」
「ももちゃん」とは、ペットのフェレットのことです。末益歩はフェレットのトイレ用の砂を食べさせて、楽しそうに夫の末益涼雅にLINEで報告しているんです。本当に胸くそが悪くなる内容のLINEです。
・末益歩:「うごききらんのか。痛いみたい」
・末益涼雅:「でしょーね。思い知れてね♡」
このほかに、末益涼雅がLINEで「殴れ!蹴りを入れろ!」のように指示をして、末益歩が「やりました」のように報告することもありました。また、虐待の様子を動画や写真で撮り、それをLINEで送ることもあったんです。
鬼畜としか言いようがないですね・・・。
末益歩の家族は5人・・・?
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末益愛翔くんが虐待されて殺された事件の記事を見ていて、気になる点がありました。それは、末益歩たちは5人家族で生活していたというのです。報道でわかっている家族構成はこちらです。
・末益愛翔くん
・末益涼雅
・祖母(愛翔くんの曾祖母)
・?
あと1人は誰なのかは不明ですが、末益歩と夫の涼雅、愛翔くんの3人で住んでいたわけではないのです。あと1人も成人の可能性が高いです。
市営住宅ですから、そんなに広大なアパートではなかったはずです。少なくとも祖母は一緒に住んでいたはずなのに、なぜ虐待を止めることができなかったのでしょうか?
前述のデスクによると、愛翔ちゃんは歩被告の連れ子。両被告は愛翔ちゃんが他の子どもと遊ぶことを禁止し、日常的に暴力をふるっていたらしい。自宅には曽祖母が同居していたが、両被告は3人が生活する部屋は閉め切り、曽祖母が愛翔ちゃんを世話しようとすると「余計なことはするな」と干渉を拒否していたという。
引用:コロナ禍で「子どもの虐待」は初の10万人超で最多、刑法犯は戦後最少 | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン
いくら干渉を拒否されたからと言って、3歳のひ孫が虐待をされていたら、警察や行政、児童相談所に相談することくらいはできたはずですよね。
このような家族構成を考えると、愛翔くんの虐待は防ぐことができたと思えてしまいます。
末益歩は末益涼雅と結婚するまでは良い母親だった?
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末益歩は末益涼雅と結婚するまでは良い母親だったという情報があります。
https://twitter.com/kokiamajieso813/status/1327183818025910274
実家の八女市にいる頃は、末益歩と愛翔くんは仲良し親子で、虐待なんて無縁の関係性だったようです。しかも、学生の頃は友達思いの優しい子でした。そんな子が、なぜ自分の子供を虐待して殺害してしまったのでしょうか?
すべては末益涼雅という存在が、末益歩を鬼畜な母親にしてしまったようです。
ところが涼雅被告と再婚して実家を離れた今年5月ごろ、愛翔ちゃんに異変が起き始めたという。捜査関係者は、「(涼雅被告は)入籍前は優しかったが、入籍してから豹変した経緯がある」と話す。
末益涼雅は結婚前は、愛翔くんに優しかったようです。だから、末益歩は安心して愛翔くんを連れて再婚し、実家を出たのだと思います。
しかし、結婚後に末益涼雅の態度は変わり、愛翔くんを邪魔者扱いして、暴力をふるい虐待するようになりました。
普通の母親なら、ここで我が子を守るために別居・離婚の道を選択するでしょう。しかし、末益歩は違いました。自分の子供よりも、男(末益涼雅)をとったのです。末益涼雅に捨てられたくないという思いから、自分の子供よりも男を優先させたんですね。
末益歩は裁判で共謀を否定
末益歩は暴行・傷害致死の容疑などで逮捕され、裁判にかけられることになりました。
裁判では末益歩は、末益涼雅との共謀を否定しています。自分も涼雅被告から精神的なDVを受けていたから、仕方なく従っただけであると主張したのです。
また、涼雅被告から精神的なドメスティックバイオレンスを受けて支配される状態にあったとして「共犯は成立しない」と主張した。
また、末益涼雅が8月15日の深夜に愛翔くんの頭を殴り、意識不明にさせた時は、「私は寝ていて気付きませんでした」と主張し、愛翔くんの死には関与していないと主張しているんです。
裁判での末益歩の主張をまとめておきましょう。
・私は共犯ではない
・愛翔くんへの暴力には気付かなかった
・愛翔くんの死には関与していない
この主張は無理があるように思えますよね。また、愛翔くんへの虐待を全く反省しておらず、自分可愛さのため、少しでも刑を軽くするために、「私は悪くない」と主張しているように思えます。
ちなみに、愛翔くんが末益涼雅に殴られた時には、末益歩は同じ部屋で寝ていました。愛翔くんは泣いたはずですし、最初の一撃で意識を失って泣かなかったとしても、かなりの衝撃・物音はしたはずです。
それなのに、寝ていて気付かなかったというのは、責任逃れをしているとしか思えません。
末益歩の判決は懲役12年
その後の2021年11月5日、末益歩に懲役12年判決が下されました。
去年8月、福岡県中間市で当時3歳の息子に暴行を繰り返し、死亡させた両親に判決です。福岡地裁小倉支部は、「身勝手で理不尽」などとして両親に対し、懲役12年の判決を言い渡しました。
5日の判決で、福岡地裁小倉支部の井野憲司裁判長は、母親の歩被告について、「激しい暴力の内容を無料通信アプリで茶化しながら報告するなど、涼雅被告に支配されていたというような関係性は見いだせない」などとして、2人の共謀を認定。その上で、「思いのままにならないという身勝手で理不尽な理由から尊い命を奪い去った」「むごいの一言に尽きる」と述べ、涼雅被告と歩被告に対しそれぞれ懲役12年の判決を言い渡しました。
末益歩の裁判での主張を考慮すると、実刑判決が出たら、末益歩は控訴する可能性が高いですので、今後も裁判は続いていくでしょう。
末益歩のまとめ
末益愛翔くん虐待死事件で逮捕された母親の末益歩の生い立ちや実家、離婚後の生活と末益涼雅との出会いや結婚、虐待死事件の詳細や死因、LINEや裁判・判決などをまとめました。
もう二度と愛翔くんは帰ってきません。だからせめて、しっかり自分の罪と向き合って、反省してもらいたいですね。