2020年10月に起こった「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」ですが、HEP FIVEから飛び降りた男子高校生に加えて、直撃された女子大生まで亡くなってしまう痛ましい事件でした。
この記事では、「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」の詳細と被害者・古川賀子さんの情報、そしてその後についてまとめてみました。
この記事の目次
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」とは
大阪梅田飛び降り巻き添え事故、自殺に巻き込まれた女子大生が死亡していた
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」とは、大阪の繁華街・梅田にある商業施設「HEP FIVE」の屋上より飛び降りた男子高校生が、通行人だった女子大生・古川賀子さん(19)の頭上に落下した結果、双方が死亡してしまった痛ましい事件となります。
「2人ともぐったりとしていて、女性の横ではさっきまで並んで普通に会話をしていた若い女性が、泣き叫びながら懸命に肩をゆすっていたけど、応答はなかった。間もなく通行人の男性が女性のもとに駆けつけ、心臓マッサージを始めました。現場には血だまりができて、AEDの説明書や女性もののカバンなどが散乱していました……」
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」については、2020年10月23日(金)の午後5時50分頃という人通りの多い時間帯に起こった事件だったこともあり、「巻き添えになる人が出ることは想像出来たはず!」と、男子高校生に対して憤るネットユーザーたちも多い状況でした。
あそこは通行人がいっぱいいて、飛び降りたらぶつかることくらい容易に想像できたはず。こんなん殺人じゃないか。
— Suguru_Kashiwagi (@Suguru_Kashiwag) October 23, 2020
大阪・梅田HEP FIVEで高校生転落し死亡 路上の19歳巻き添え意識不明 – 毎日新聞 https://t.co/rH7v7vGIIs
大阪梅田飛び降り巻き添え事故、男子高校生は一度自殺に失敗していた
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」に関しては、「HEP FIVE」側の対応のまずさも指摘される状況になっています。
男子高校生については、実は同日の午後4時頃にも自殺を試みており、関係者以外立ち入り禁止エリアとなっていた「HEP FIVE」10階を抜けて屋上まで到達していました。
しかしながら、屋上に通じるドアにはセンサーが仕掛けてあり、開けるとブザーがなる仕組みとなっていたため、警備員が駆け付けて自殺を未然に防ぐことに成功していたそうですね。
そのため、この時点で男子高校生を警察に保護させていれば直後の自殺決行を防げていたため、面倒事を嫌った「HEP FIVE」側の対応が適切でなかったことは言うまでもありません。
また、鍵を持たない者でも従業員専用スペースに侵入が可能な状況だったり、屋上を囲う堀の高さが十分ではない箇所があったりと、セキュリティや安全対策の甘さもあったとか。
従業員専用スペースには鍵などがなくても入れるため、警備員や従業員の目に留まらなければ一般客でも屋上に出ることは可能。さらに、屋上には塀があるものの1メートルに満たないところもあり、飛び降りを防ぐ構造ではなかったという。
【大阪梅田飛び降り巻き添え事故】「HEP FIVE」より転落した男子高校生のプロフィール
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」にて死亡した男子高校生に関しては、プライバシー保護のためか、「大阪の府立高校に在学中だった17歳」との情報しか公開されていない状況となります。
男子高校生については、自殺未遂直後に再度の自殺を図った強い厭世観から、イジメ被害者の可能性が疑われる状況となっています。
今回の梅田の飛び降りの件、
— りさひめ👑 (@Lisa_1723) October 24, 2020
もし仮に原因がいじめなら、
加害者には二人分の殺人刑を
科すべきと思う。
とはいえ、男子高校生が遺書などを残してしなかったことに加えて、学校関係者がイジメ説を否定しているため、自殺の動機は不明な状況です。
本来ならば、遺族が裁判を起こし、学校側と事実関係を争う展開が待っている案件となりますが、今回は男子高校生の自殺に巻き込まれて亡くなった被害者も出ています。
そのため、遺族側も学校側を訴えることは難しい状況にあるため、真相が明らかになることはないように思われます。
【大阪梅田飛び降り巻き添え事故】被害者の女子大生・古川賀子さんのプロフィール(家族・出身高校と大学など)
大阪梅田飛び降り巻き添え事故、被害者の顔写真とは?
モデルの田中芽衣さん
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」の被害者となった女子大生・古川賀子さんは、フェイスブックのアイコンにモデルの田中芽衣さんの画像を利用していました。
そのため、田中さんの世間での知名度がイマイチだったことから、アイコン画像が本人だと勘違いされてネット上に拡散されてしまい、「可愛いのに気の毒だった」との声があふれていた時期もありました。
しかしながら、実際の古川さんの顔写真などは新聞記事に掲載されていたそうで、田中さんとは系統が違うものの素朴で愛らしい容姿の女性であったようですね。
大阪梅田飛び降り巻き添え事故、被害者はジャニオタで4人家族の長女だった
古川賀子さんについては、実家は兵庫県加古川市内にある集合住宅だったらしく、4人家族の長女で下に妹がいたそうですね。
家族仲は良く休日には一緒に買い物に行く姿が目撃されていたという古川さんは、小学時代は西野カナさんに憧れて歌手になることを夢みていた時期もありました。
その後、ジャニーズにハマり「Hey! Say! JUMP」や「嵐」の櫻井翔さんのファンになった古川さんでしたが、アイドルのおっかけ一辺倒の性格ではなく、人並みに恋愛話などにも興味があり青春を謳歌していました。
ジャニーズファンで「嵐」の櫻井翔やHey! Say! JUMPに夢中だったという古川さん。中学時代には山田涼介主演のドラマ『金田一少年の事件簿N(neo)』が好きで、主題歌を「これはええ曲やで」と同級生に勧めることもあった。放課後や休日は近所のイオンで友達とご飯を食べ、学校での出来事や恋愛の話をして盛り上がっていたという。
その他、明るく優しい性格でもあったという古川さんは、中学時代は放送部に所属しており、体育祭の際にはアナウンスを担当するなど社交的な一面もあったとか。
大阪梅田飛び降り巻き添え事故、被害者の出身高校はどこ?
古川賀子さんに関しては、フェイスブックで友達登録していた唯一のユーザーが日ノ本学園高校出身だったことから、同校のOG説も浮上していました。
しかしながら、後の週刊誌の取材により、古川さんは兵庫県内の県立高校のOGであることが発覚しています。
そのため友達登録していたユーザーは、小中学時代からの友人だったというオチなのかもしれませんね。
女子大生のSNSのフォロワーが1人だけな状況は寂しい気もしますが、古川さんは2016年頃よりフェイスブックを更新していなかったため、知人や友人の多くが友達登録を解除したか退会していたのかもしれませんね。
ちなみに、古川さんの出身中学については、「兵庫県加古川市平岡町一色西」との住所情報がフェイスブックに登録してあったため、地元の市立平岡中学か市立平岡南中学ではないかとの憶測が存在します。
大阪梅田飛び降り巻き添え事故、被害者の出身大学は?
古川賀子さんに関しては、大学進学後も兵庫県加古川市内にある実家で暮らしながら大学に通っていたそうですね。
そのため、古川さんが近隣の大都市の神戸ではなく大阪に遊びに来て「梅田飛び降り巻き添え事故」に巻き込まれた経緯もあり、当初は梅田周辺の大学に通っていたのではないかとの説も存在しました。
しかしながら、後の「週刊文春」の取材により、古川さんが在学していた大学は兵庫県内にあることが判明しています。
兵庫県内にある大学といえば、神戸大学や関西学院大学などが有名ですが、古川さんがどの大学に在学していたかまでは、さしもの「週刊文春」でも濁した状態になっております。
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」のその後…男子高校生は不起訴?
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」に関しては、男子高校生は予見出来る死亡事故を起こした身の上なため、重過失致死の罪に問われるのではないかと言われております。
とはいえ、被疑者が死亡している状態なため、書類送検後は不起訴処分となるのが恒例だとか。
また、古川賀子さんの遺族が、男子高校生の両親に対して損害賠償を請求することも可能な状況となります。
こういった場合の損害賠償については実務上の基準がある。被害者の学歴・年齢からすると、その賠償額は1億円前後になる。内訳は、死亡による慰謝料は2200万円から2500万円、逸失利益は計算方法によって異なるが7500万円弱である。この他に治療費、弁護士費用、遅延損害金などが請求可能である。
とはいえ、男子高校生の両親が息子関連の相続を放棄する手続きを行っていた場合、損害賠償債務がなくなるため、実際には裁判を起こすことは難しい状況でもあるようですね。
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」についてまとめてみると…
「大阪梅田飛び降り巻き添え事故」については、未来のある2人の若者の命が奪われた痛ましい事件ということになります。
亡くなられた古川賀子さんや男子高校生のご冥福を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。