大阪で中学生の美人局に引っかかり逃亡しようとしてビルから転落死した大学生・太田岳さんが注目されています。
この記事では太田岳さんの生い立ちや実家の家族、経歴、大学はどこか、美人局事件の内容と犯人の中学生の特定、事件のその後や現在の状況などについてまとめました。
この記事の目次
太田岳さんは中学生3人の美人局事件で転落死した滋賀県草津市の大学生
太田岳(おおた・がく)さん(事件当時22歳)は、2024年2月12日に大阪府大阪市中央区瓦屋町で発生した中学生による美人局事件で逃亡しようとした際に、誤ってビル屋上から地上に転落し死亡した滋賀県の大学生です。
太田岳さんはSNSで、17歳だと偽り「さき」という架空の名前を名乗っていた当時14歳の女子中学生と知り合い、その日はじめて会う約束をして大阪市中央区瓦屋町のビルに呼び出されました。
この14歳の少女を含む3人の中学生は、誘き出した太田岳さんから現金を奪おうとしており、いわゆる“美人局”(つつもたせ)を企てていました。
太田岳さんは、現場で自分が騙された事に気がつき、慌てて逃走しようとしたところ、誤ってビルの屋上から転落し亡くなったというのが事件の経緯でした。この大阪中学生美人局事件の詳しい経緯は後述します。
太田岳さんの生い立ちや実家の家族
大阪中学生美人局事件で転落死した太田岳さんですが、被害者という事もあり詳しい情報は何も明かされていません。
太田岳さんの生い立ちや実家、家族構成なども一切報道されていません。
太田岳さんのSNSなども見つかっておらず、顔画像も不明で、ネット上にも生い立ちや実家、家族などの情報は流出していません。
太田岳さんの経歴や学歴…大学はどこかが話題に
太田岳さんの経歴や学歴についても、事件当時22歳の大学生だったという事以外は一切情報は明らかにされていません。
太田岳さんの大学はどこかもネットで話題になっているようですが特定はされていません。
ただ、事件報道で太田岳さんの住所が「滋賀県草津市笠山」と報じられている事から、この近くに所在する大学ではないかとの推測がネットでされています。
死亡したのは滋賀県草津市笠山の大学生、太田岳さん(22)
太田岳さんの大学がどこか、候補として名前が上がっているのは「立命館大学のびわこ・草津キャンパス」と「滋賀医科大学」です。
下は、太田岳さんの住所である「滋賀県草津市笠山」周辺の地図です。
「立命館大学のびわこ・草津キャンパス」が北東に、「滋賀医科大学」が南西に位置しています。
この2つの大学はあくまでも、報じられた住所から近いから名前があがっているだけです。
太田岳さんの大学がどこだったのかは特定されていません。
太田岳さんが転落死した中学生美人局事件の詳しい経緯
出典:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/
太田岳さんが転落死した、大阪の中学生による美人局事件の詳しい経緯についても改めて紹介します。
太田岳さんは、2024年2月にSNSを通じて「さき」を名乗る17歳(実際は偽りで14歳中学2年生)の少女(犯人の1人)と知り合い、2月12日の14時50分頃までに大阪市中央区のコンビニエンスストアで待ち合わせをして、その日にはじめて会いました。
そして、犯人の14歳少女は太田岳さんに「(事件現場となった)ビル4階に住む母親に呼ばれた」と嘘をついて誘導し、14時50分〜15時10分頃までに大阪市中央区瓦屋町1丁目の7階建ての雑居ビルに一緒に徒歩で移動しました。
犯人の14歳少女は、太田岳さんとエレベーターでビル6階まで上がったあと、「ちょっとここで待っとって」と言ってその場に太田岳さんを残して、エレベーターで4階まで下りています。
ここで、犯人の少女は美人局を共謀していた少年2人(当時15歳の中学3年生と当時13歳の中学2年生)と合流し、再び6階へとエレベーターで上ってきました。
犯人らは、太田岳さんに言いがかりをつけて脅迫して金品を要求。驚いた太田岳さんは慌てて階段を登り7階へと逃走しています。そして、階段の手すりを越えて隣接する4階建てビルの屋上へと飛び移りました。
犯人の中学生らは、太田岳さんが隣接するビルに飛び移るという予想外の行動を取ったため、待ち伏せをしようとエレベーターでビル1階まで降りています。
太田岳さんは飛び移ったビルからさらに逃げようとして、屋上から地上に転落して全身を強く打って死亡しました。なお、事件後の司法解剖の結果、太田岳さんの死因は多発性外傷による出血性ショックと発表されています。
犯人の中学生3人は、太田岳さんが地面に転落し路上に2メートルほどの血溜まりができているのを見て、現場から逃走しています。
その後、現場付近の防犯カメラ映像などから犯人らが浮上し、犯人らは大阪府警に逮捕されました。
太田岳さんが転落死したビルはどこかも特定
太田岳さんが転落死したビルがどこかは、事件現場となったビルの映像や画像が報じられているため事件後すぐに特定されています。
太田岳さんが転落死したビルは「大阪府大阪市中央区瓦屋町1丁目12−14」にある「トルファン」という喫茶店が1階に入っている茶色系のビルです。隣接するグレー系の色のビルが、犯人の中学生らが美人局にかけようと太田岳さんを誘い出した7階建てのビルです。
太田学さんはグレー系の色のビルの7階階段手すりを越えて、隣のビルの屋上へ飛び移ったという事ですが、画像を見るとかなり高さがあるように見えます。さらにこの4階ビル屋上から地上へ転落している事から、美人局にあった事でかなり慌ててパニック状態になっていた可能性も考えられそうです。
太田岳さんが転落死した美人局事件の犯人の中学生の特定の動きも
インターネット上では、太田岳さんを美人局に引っ掛けようとした犯人の中学生3人を特定しようとする動きも起きています。
この事件は犯人が全員未成年という事で、かなり公開される情報が限定されているため、現在も犯人の中学生3人は特定されていません。
ただ、「週刊新潮」(2024年3月21日)で、この事件の主犯格の少年(事件当時13歳だった少年)が約2年前までこのビルに住んでいた事が明らかにされています。
約2年前までこのビルの5階に住んでいた“主犯”の少年は、引っ越した後も屋上をたまり場としていたようだ。
この犯人の少年は引っ越した後もこのビル屋上をたまり場にしていたという事なので、現在もこの近辺の実家に居住している可能性が高いと思われます。
また、この主犯格の少年と、「さき」を名乗って太田岳さんを誘い出した当時14歳の女子中学生は同じ中学に通っていた事と、あと1人の15歳の中学3年生の少年は事件当日に呼ばれた助っ人だった事も明かされています。
事件を主導したとされるのは、犯行時に13歳だった少年である。
「この少年と逮捕された少女は同じ中学校に通っており、付き合っていました。美人局は二人によって計画され、同様の余罪がいくつもあるとか。15歳の少年は当日呼ばれた“助っ人”のような存在でした」
これらの情報から、少なくとも主犯格の事件当時13歳の男子中学生と、「さき」を名乗り太田岳さんを誘い出した14歳の女子中学生は、事件のあった大阪市中央区瓦屋町1丁目のビル近くに実家があり、この地域の中学校に通っていた可能性が高そうです。
この地域にある男女共学の中学校は「大阪市立上町中学校」、「大阪市立東中学校」、「大阪市立南中学校」、「追手門学院大手前中学校」、「相愛中学校」の5校です。
特定はされていませんが、犯人の中学生のうち2人はこのいずれかの中学校に通っていた可能性が高いとみられています。
太田岳さんが転落死した美人局事件の犯人の中学生の生い立ちや家族
太田岳さんの転落死のきっかけとなった美人局事件の犯人の生い立ちや家族については、当時13歳の主犯格少年の情報が「週刊新潮」(2024年3月21日)の記事で明かされています。
それによると、この犯人の少年の家族は、母親が東南アジア系で歳の離れた弟が2人、祖父母がいたようです。このビル住民によれば、父親は見かけた事がないという事なので、何らかの理由で離れて暮らしていたと思われます。
「彼には年の離れた弟が2人いました。約2年前の時点で一番下は赤ちゃんで、その上はやっと小学校に入ったくらいの年齢でした。お母さんは東南アジア系だと思うのですが、きれいな方で、いつも夜7時ごろに派手な化粧をしスーツを着て出かけていくのを見かけました。お父さんは目にしたことがなく、よくおじいちゃんとおばあちゃんが出入りしていた」
さらに、この主犯格の少年については、中学の同級生の証言で、「特にグレてる印象はなく学校には普通に来ていた」、「サッカー部に所属していて活発だった」といった情報が明かされています。
“主犯”の素顔について、同じ中学校に通う生徒はこう語る。
「僕らの中学校は荒れてなく、彼についても特にグレてる印象はありませんでした。学校には普通に来ていたと思います。サッカー部に所属している活発な子といった感じです」
引用:「友だちとの間で彼女を交換して遊んでいた」 大学生転落死、主犯14歳少年の素顔と予想される「軽い処分」
一方で悪い噂もあり、彼女(太田岳さんに美人局を仕掛けた14歳少女か)を男子友達同士で交換して遊んだり、隠れて喫煙をしていると噂されていたのだそうです。
「男子の友だちとの間で彼女を交換して遊んでいたようです。それで“あいつヤバい”“あかんよな”とささやかれていました。隠れてたばこを吸っていると聞いたこともあります」
太田岳さん美人局事件のその後…犯人の中学生の3人のうち2人が逮捕起訴
太田岳さんが転落死した、大阪の中学生美人局事件のその後ですが、犯人の中学生3人のうち事件当時15歳だった男子中学生と当時14歳だった女子中学生が大阪府警によって強盗致死罪の容疑で逮捕されその後起訴されています。
残る1人、主犯格だったという当時13歳の中学生は、法律上刑事罰に問えない14歳未満の「触法少年」だった事から逮捕起訴はされず、児童相談所に通告されています。
男子大学生(22)から現金を奪おうとして、逃げようとした大学生をビル屋上から転落死させたとして、大阪府警は7日、中学3年の男子生徒(15)=堺市=と中学2年の女子生徒(14)=大阪市=を強盗致死の疑いで逮捕したと発表した。また、刑事責任が問えない「触法少年」(14歳未満)にあたる当時13歳だった中学2年の男子生徒(14)=同=を児童相談所に通告した。
太田岳さん美人局事件の現在…犯人の中学生2人は監禁致死に容疑を切り替えて家裁送致
太田岳さんが転落死した大阪の中学生による美人局事件の現在の展開ですが、強盗致死の容疑で逮捕起訴されていた犯人の中学生2人は、2024年3月28日に、罪の度合いが格下げされた「監禁致死」の非行内容で家庭裁判所に送致されています。
大阪地検は、容疑を切り替えた理由について「証拠の内容を検討した」と説明しています。
大阪市中央区のビルで2月、男子大学生が逃げた際に転落死した事件で、大阪地検は28日、監禁致死の疑いで中学2年女子(14)と3年男子(15)を家裁送致した。
大阪府警は強盗致死容疑で逮捕、送検したが、地検は「捜査で得られた証拠の内容を検討した」として容疑を切り替えた。
まとめ
今回は、2024年2月12日に大阪府大阪市中央区瓦屋町で発生した3人の中学生による美人局事件で転落死した当時22歳の大学生・太田岳さんと犯人の中学生についてまとめてみました。
太田岳さんは事件の被害者という事で、生い立ちや実家、家族、経歴などは明らかにされておらず大学がどこかも不明です。ただ、事件当時住所が「滋賀県草津市笠山」と報じられた事から、その近辺にある「立命館大学のびわこ・草津キャンパス」と「滋賀医科大学」が候補として推測されています。
太田岳さんが転落死した事件の犯人は、当時13歳から15歳までの中学生3人でした。このうち当時14歳の女子中学生が17歳の「さき」を名乗り、太田岳さんとSNSで知り合い、大阪市中央区瓦屋町にある雑居ビルに誘い出して金品を奪おうとしました。
太田岳さんは現場から逃走しようとし、隣接する4階建てのビルに飛び移るも、その屋上から地上に転落し死亡しました。
犯人の中学生らの特定はされていませんが、事件のあった大阪市中央区瓦屋町1丁目周辺地域の中学校に通っているのではないかとみられています。
犯人の中学生らはその後、事件当時15歳だった男子中学生と、当時14歳だった女子中学生が強盗致死罪容疑で逮捕起訴され、当時13歳少年は触法少年として児童相談所に通告されています。
現在の状況は、逮捕起訴された中学生2人は、2024年3月28日に罪の度合いが格下げされた「監禁致死」の非行内容で家庭裁判所に送致されています。