大谷翔平さんの優秀すぎる専属通訳として注目を集めていた水原一平さんですが、違法賭博への関与や大谷翔平さんからの巨額窃盗が発覚しドジャーズを解雇されています。
この記事では水原一平さんのプロフィールや経歴、英語力の高さ、年収や身長、嫁との結婚や子供の有無、自宅の場所、ドジャースを解雇された現在などについてまとめました。
この記事の目次
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)のプロフィール
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の経歴① 6歳で渡米し現地の高校を卒業
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の経歴② 岡島秀樹の専属通訳採用も契約解除に
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の経歴③ 日本ハムファイターズの球団通訳
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の経歴④ 大谷翔平の専属通訳に
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の英語力も話題
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の年収
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の身長は186cm
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)は結婚していて嫁がいる
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の嫁は元ファイターズガールの野間えりか?子供は?
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の自宅
- 水原一平(大谷翔平の元通訳)の現在
- まとめ
水原一平(大谷翔平の元通訳)のプロフィール
水原一平のプロフィール
生年月日:1984年12月31日
出身地 :北海道苫小牧市
身長 :186cm
水原一平(みずはら・いっぺい)さんは、メジャーリーグで活躍する大谷翔平さん(現:ロサンゼルス・ドジャーズ所属)の専属通訳として活動していた人物です。
元は大谷翔平さんがメジャー移籍前に所属していた北海道日本ハムファイターズで球団通訳を務めていた方で、2017年の大谷翔平さんのロサンゼルス・エンゼルス移籍に伴って、大谷翔平さんの専属通訳になりました。
大谷翔平さんの圧倒的な活躍の裏には水原一平さんのサポートも大きいと度々紹介され、その有能ぶりが話題になっていましたが、違法賭博に関与していたことなどが発覚し通訳を解雇されています。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の経歴① 6歳で渡米し現地の高校を卒業
水原一平さんは1984年12月に北海道苫小牧市で生まれましたが、和食の料理人の父親の英政さんがアメリカ・ロサンゼルスの和食店で板前をする事になり、6歳の時に家族で渡米しています。
水原一平さんは6歳からはずっとロサンゼルス東部の都市・ダイヤモンド・バーで育ち、高校は現地の公立校「ダイヤモンド・バー高校(Diamond Bar High School)」を卒業しています。高校卒業まではサッカーやバスケットボールに打ち込まれていたそうです。
大学は現地の「カリフォルニア大学リバーサイド校(University of California, Riverside)」を2007年に卒業しているとされていましたが、後に水原一平さんがカリフォルニア大学に通っていたとの記録がないことが判明しており学歴詐称をしていたのではないかと言われています。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の経歴② 岡島秀樹の専属通訳採用も契約解除に
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水原一平さんは、日本人メジャーリーガーのパイオニアである野茂英雄さんの活躍をきっかけにMLBに興味を持つようになり、2012年にボストンレッドソックスからヤンキースへの移籍が決まりかけていた岡島秀樹さんの専属通訳として採用されます。
しかし、本契約前に行ったメディカルチェック(身体検査)で、岡島秀樹さんの左肩に異常が見つかり契約を解除されてしまい、同時に水原一平さんも契約を解除されます。
この時、岡島秀樹さんは何とかメジャーリーグに残って活躍の場を探そうと現地でトレーニングを続けていますが、水原一平さんはそのまま残り、ホテルの期限が切れるまでの1週間、岡島秀樹さんのトレーニングのサポートを買って出てくれたのだそうで、岡島秀樹さんはこの時の事をとても恩義に感じられている様子でメディアに明かされています。
そのとき、水原氏も一週間ほど、トレーニングをサポートしてくれたという。「彼も、突然職を失ってショックだったと思います。それでも『練習を手伝いますよ』と申し出てくれて。ヤンキース側が取っていたホテルの期限があったので、『その後は帰るしかないですが、すみません』と。僕に対しては『なんとかメジャーに戻って、頑張ってください』と励ましてくれました」
引用:〈WBC制覇〉「僕と一緒にクビになった一平くんは……」初代パートナー岡島秀樹が明かす“世界一の通訳・水原一平”が誕生した瞬間
水原一平(大谷翔平の元通訳)の経歴③ 日本ハムファイターズの球団通訳
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岡島秀樹さんと共にヤンキースに契約を解除された水原一平さんは、その年(2012年)に北海道日本ハムファイターズの球団通訳として採用され帰国されています。(岡島秀樹さんはソフトバンクと契約)
それから水原一平さんは2017年まで日本ハムファイターズで外国人選手の通訳を担当。水原一平さんはただ単に通訳の仕事をするだけでなく、外国人選手やその家族の生活面もきめ細かくケアして選手達から絶大な信頼を得ていたようです。
その誠実な人柄や優秀すぎる仕事ぶりから外国人選手だけでなく日本人選手からも信頼され、「一平ちゃん」と呼ばれて愛されていたそうです。
大谷翔平さんは、ちょうど水原一平さんが日本ハムに通訳として入団した2012年のドラフト会議で日本ハムへの入団が決まり2013年シーズンからプレーしているため、水原一平さんとはプロ野球選手になった当時からの付き合いという事になります。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の経歴④ 大谷翔平の専属通訳に
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周知の通り、大谷翔平さんは2017年のシーズン終了後に日本ハムファイターズから、メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに移籍しました。
この時に、水原一平さんも日本ハムファイターズの球団通訳を辞して大谷翔平さんの専属通訳となって一緒に渡米しています。
水原一平さんが大谷翔平さんの専属通訳になった理由については、日本ハムでの通訳として仕事ぶりを見ていた大谷翔平さん本人の希望とも言われています。
2018年、大谷選手がメジャーリーグに挑戦する際には、その約束通り水原氏を通訳に指名。エンゼルスへの入団会見では、その理由を次のように話しました。
大谷翔平選手:5年間ファイターズで一緒にやってきて、僕自身とても信頼していますし、そういう方にやってもらえるというのは、すごく僕にとっては心強いんじゃないかなと思っています。
また、日本ハムファイターズも球団として大谷翔平さんのメジャー移籍をサポートされていたため、球団側の配慮もあったようです。
水原一平さんは大谷翔平さんの専属通訳として、本業の通訳だけでなく、キャッチボールの相手を務めるなどトレーニングの面や毎日の生活面、アメリカの免許証のなかった大谷翔平さんの運転手役など幅広くサポートし、本人曰く「寂しがり屋」だという大谷翔平さんのプライベートでの遊び相手も務めるなど公私共に支えました。
大谷翔平さんもメジャー移籍後に最もお世話になった人として最初に水原一平さんの名前を挙げており、大谷翔平さんのメジャーでの成功に最も貢献した1人と言われています。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の英語力も話題
水原一平さんの高い英語力も話題になっていました。
水原一平さんは6歳で家族と渡米し長く現地で生活していたため、英語力がほぼネイティブなのは当然なのですが、超一流野球選手の通訳という事もあって専門的な野球知識とそれを日本語と英語の両方で正確かつ的確に理解する能力も求められていました。
水原一平さんの英語のレベルは、監督やコーチやチームメイト、スタッフなどの球団関係者や、現地メディアの専門的な野球英語を正確かつ的確に理解し、それを日本語に翻訳して大谷翔平さんに伝え、さらに大谷翔平さんの日本語を英語に翻訳してニュアンスも含めて正確に伝えることができるというもので、ただ単に英語能力が高いという域を超えたものだと言えます。
そうした水原一平さんの英語力と頭の良さは現地でも高く評価され、関係者やメジャーリーグファンの間でも広く知られていました。2023年オフに移籍が決まったドジャースでも、大谷翔平補強と並ぶ今季最大の補強は水原一平と契約した事だといった声も上がっていたほどです。
水原一平さんは大谷翔平さんのインタビューなどの通訳を務める際も、どんな長い質問であっても一切メモも取らず、ほぼタイムラグなしに通訳されていました。水原一平さんは人の名前と顔、肩書きなども1度聞いたら全て記憶して正確に通訳しており、何らかの天才的資質を持っているのではないかといった評価も出ていたようです。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の年収
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大谷翔平さんは、10年契約で総額7億ドル(約1015億円)というMLB史上最高額だとも言われる高額契約をロサンゼルス・ドジャースと結びました。大半が契約期間終了後に支払われるという特殊な契約ではあるものの、単純に年俸に直すと大谷翔平さんの年収は約100億円(税金などは考慮せず)という莫大なものです。
そんな大谷翔平さんの専属通訳を務める水原一平さんに関しても年収は一体いくらなのかと話題になりました。
水原一平さんは大谷翔平さんの通訳として有名になりましたが、あくまでも一般の方なので年収などは公開されていません。
ただ、2017年に水原一平さんがエンゼルスと契約した際には月給40万円の契約だったとの情報が出ており、それが事実とすると当時の年収は480万円ほどと日本の一般的なサラリーマンと同程度の年収です。
しかし水原一平さんの報酬はその後上がっていたようで、2024年の米メディアの情報によると球団から年間30万ドルから50万ドル(約4500万円から7500万円)の報酬を得ていたとのことです。
一般人には十分すぎる年収ではありますが、高額する報酬があだとなったか、後述するように水原一平さんはギャンブルにはまり借金を重ねていくことになります。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の身長は186cm
水原一平さんの身長は「186cm」と、日本人としては非常に高身長で、アメリカ人男性の平均身長(178cm)も上回っています。
ただ、いつも隣にいた大谷翔平さんの身長が193cmもあるため、水原一平さんの身長はそこまで高くないと錯覚していた人が多いようで、実際の身長を知って驚いたという声も多く見られました。
身長193センチの大谷がいつも傍にいるため薄れがちだが、水原氏も身長は、186センチと高い。ネット上では「大谷さんと並ぶと背が低く見えるよね」「大谷さんゴツすぎて目立たないけど、一平さんも大きいな」「大谷さんが高身長すぎて感覚おかしくなるけど、一平さんも186センチ」と注目が集まっていた。
水原一平(大谷翔平の元通訳)は結婚していて嫁がいる
水原一平さんは、日本ハムファイターズの球団通訳時代に知り合った「ファイターズガール」(日本ハムファイターズのチアチーム)の女性と2018年に結婚したと報じられていました。
当時、日本ハムのチアリーディングチーム『ファイターズガール』のメンバーだった女性と交際し、18年には結婚しています。
水原一平さんは、大谷翔平さんからもサプライズで結婚を祝ってもらい新婚旅行をプレゼントしてもらったそうです。
プライベートでは昨年、結婚しましたが、シーズンが終わった後の食事の席で、翔平から新婚旅行のプレゼントをもらいました。封筒で旅行券のようなパックになっているものです。今回のオフの期間は短くて、行けるか分かりませんが、本当にうれしかったです。1年前の出発の時にも機内でサプライズで結婚を祝ってもらいました。結婚式は今年のシーズン後を予定しています。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の嫁は元ファイターズガールの野間えりか?子供は?
野間えりかのプロフィール
誕生日:10月19日(生年は非公開)
出身地:北海道江別市
身長 :160cm
水原一平さんは2018年にファイターズガールの女性と結婚したとの報道が出ていましたが、嫁とみられる女性とのツーショット写真がネット上で公開され、その画像から嫁は元ファイターズガールの野間えりかさんであるとの噂が立っていました。
野間えりかさんは2011年から2012年にかけてファイターズガールとして活躍。2012年には人気投票1位に輝くなどファンからも人気でした。
水原一平さんと野間えりかさんの馴れ初めについては、2014年から2017年にかけて日本ハムファイターズに所属していたルイス・メンドーサ投手の紹介だったとの具体的な内容も一部週刊誌などで報じられています。
親交があったメンドーサ(39)からは、2018年に結婚した水原の妻となる女性を紹介されたという。
しかし、2024年1月に水原一平さん本人がInstagramのストーリーズで「私の妻は元ファイターズガールではございません。100%一般の方です。」と自身の嫁に関する噂を否定しています。そのため、水原一平さんの嫁は元ファイターズガールの野間えりかさんではなく、一般の方であるようです。
また、水原一平さんと嫁との間に子供はいないという事です。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の自宅
大谷翔平さんが2023年シーズンまで所属していたエンゼルスも、2024年シーズンから在籍しているドジャースも本拠地はカリフォルニア州ロサンゼルスです。
大谷翔平さんの通訳を務めていた水原一平さんの自宅は、カリフォルニア州オレンジ郡のニューポートビーチと呼ばれるリゾート地にあることが明らかになっています。
また、水原一平さんの父親は現在は同じカルフォルニア州のコスタメサという地区にある居酒屋「HACHI」に勤務していることが伝えられていました。
米カルフォルニア州コスタメサにある居酒屋「HACHI」を訪問。ドジャース・大谷通訳を務める水原一平さんの父で、同店に勤める英政さん(64)と再会した。
水原一平(大谷翔平の元通訳)の現在
大谷翔平の移籍に伴いドジャースと契約
出典:https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/
大谷翔平さんがエンゼルスからドジャースへ移籍した事に伴い、水原一平さんもドジャースと契約を結んでいます。
大谷と同席した水原一平氏はドジャースでも大谷の通訳を務めることになり、この日はスーツ姿で登場。
2024年3月15日には、メジャーリーグ開幕戦のために訪れた韓国の空港で、自身の嫁や結婚を発表したばかりの大谷翔平・真美子さん夫妻らと共に写る写真がドジャース公式Xで公開されました。
出典:https://twitter.com/
大谷翔平さんと水原一平さんが写真で嫁を公開したことでファンからは歓喜の声が上がりましたが、この直後に世界中に衝撃を与えるある大きな“事件”が明るみに出ることになります。
違法賭博や巨額窃盗でドジャースを解雇される
2024年3月20日の韓国での開幕戦後、水原一平さんが違法スポーツ賭博に関与し、さらには違法賭博で借金がかさんだことから大谷翔平さんの資金を盗んだとしてドジャースを解雇されたことが明らかになりました。
解雇が報道された後、水原一平さんは球場のバックルームで選手・スタッフに英語で経緯を説明し「ギャンブル依存症」であることなどを告白したといいます。
大谷翔平さんもその場にいましたが、英語での説明であったことから詳細のすべてを理解できず、ホテルの会議室に場所を移動し水原一平さんが改めて説明。 説明を終えた後、水原一平さんは「借金を肩代わりしたことにしてもらえないか」と大谷翔平さんに懇願したものの、大谷翔平さんはこれを拒否したとの事です。
当初、スポーツ賭博の胴元にあたる「ブックメーカー」への水原一平さんの借金は少なくとも450万ドル(約6億8000万円)で、返済のために大谷翔平さんの口座から送金されたことが伝えられていました。
水原一平さんは「彼(大谷さん)は(賭博について)快く思っておらず、二度とこのようなことがないように助けてくれると言った。私のために支払いを決めた」と大谷翔平さんが送金してくれたとの発言をしていたのですが、その後、賭博による借金を大谷さんは知らず、大谷さんはブックメーカーに送金していないと発言を変えています。
また、スポーツ賭博は米国の約40州で合法化されているもののカリフォルニア州では違法であり、水原一平さんは「違法だと知らなかった」などと話していたようです。
大谷翔平が会見で違法賭博への関与を否定
出典:https://www3.nhk.or.jp/
水原一平さんが解雇されてから5日後に大谷翔平さんは会見を開き、水原さんのギャンブル依存症や借金のことは知らなかったこと、水原さんが大谷さんの口座に勝手にアクセスしたことなどを語り、違法賭博について自身の関与を明確に否定しました。
僕は一平さんがギャンブルの依存症だということは知らなかったですし、そのミーティングの時には知りませんでした。僕は彼の借金返済にももちろんそのとき同意してませんし、ブックメーカーに対して許可したこともないです。
(中略)
僕の代理人も彼にうそをつかれていたということを初めて知って、すぐにドジャースの皆さんと弁護士に連絡しました。ドジャースの皆さんも代理人の人たちも初めて自分たちがうそつかれていたと知りました。そして僕が弁護士の人たちがこれは窃盗と詐欺なので、警察の当局に引き渡すという報告をしました。これがそこまでの流れなので、僕はもちろんスポーツ賭博に関与してないですし、ブックメーカーに送金していたという事実は全くありません。正直ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上のうまく言葉では表せないような感覚でこの1週間くらいはずっと過ごしてきたので、いまはそれを言葉にするのは難しいなと思ってます。
また、水原一平さんが解雇されたことで、前田健太さんの通訳を務めたこともあるウィル・アイアトンさんが大谷翔平さんの通訳を務める事になりました。
ロサンゼルスの連邦地裁に出廷
その後、水原一平さんは大谷翔平さんの口座から1600万ドル(約24億4800万円)を違法賭博の胴元に不正送金していたことが明らかになっており、2024年4月12日には銀行詐欺容疑でロサンゼルスの連邦地検に訴追されています。
「水原容疑者が問われている連邦法の銀行詐欺罪は、禁錮30年以下または100万ドル以下の罰金が科せられます。もし司法取引をして、次回の罪状認否で罪を認めるのであれば、裁判所は陪審員裁判をせず量刑判断に入ります。今回の保護法益は銀行という社会的インフラの信頼性ですが、実際に金銭的被害を受けているのは大谷選手であり、盗まれた1600万ドルを銀行は補填してくれません」
出典:https://topics.smt.docomo.ne.jp/
ドジャースを解雇されてから行方不明になっているとも報じられていた水原一平さんですが、2024年4月12日に司法当局に出頭し、拘束された後にロサンゼルスの連邦地裁に出廷しました。
水原一平さんは罪を認め、保釈審問により保釈保証金が2万5千ドル(約380万円)に設定され保釈されました。ただ、署名保証金という保証金制度を利用しており、いくつもの保釈条件はあるものの保釈金は支払わずに保釈されています。
薬物検査を受けてパスポートを返納し、カリフォルニア州中部地区の管轄区域内に留まるように命じられた。さらに賭博行為やカジノへの立ち入りを禁じられ、大谷との接触禁止を指示した。またギャンブル依存症を治療するプログラムに参加することと、今後、就職活動を行い仕事を続けるように命じた。
引用:“金欠”のはずの水原容疑者はどうやって保釈金2万5000ドル(約380万円)を工面したのか…署名保証金を利用して“ゼロ円”で保釈
保釈された水原一平さんは、弁護士を通じ「大谷選手とドジャース、大リーグ、そして家族に謝罪したい」との声明を発表しています。
不正送金の手口が発覚
大谷翔平さんの口座から不正に送金した手口にも注目が集まっていましたが、水原一平さんは2018年にアリゾナ州の銀行で英語を話せない大谷さんの口座開設を手伝い、2019年に始めた違法賭博で大金を失い始めてから、大谷さんの銀行口座の連絡先情報を勝手に変更していたようです。
その後、2021年9月に水原は違法なスポーツブックでギャンブルを始め、数カ月後にはかなりの金額を失い始めたという。この間に大谷の銀行口座の連絡先情報を変更。水原の電話番号と水原につながる匿名の電子メールアドレスにリンクされたとされる。 水原はまた、銀行に電話をかけ、大谷と偽って、大谷の銀行口座から違法賭博の仲間への電信送金を許可するよう行員をだましたとされる。
引用:「想像以上に悪質だった」水原一平氏の巧妙手口 大谷との信頼関係や通訳の立場も利用 送金の“謎”解明で「盗む気満々だったんですね」の声
違法賭博に異様なほどのめり込んでいた水原一平さんは、賭博での損失は約2年間で4068万ドル(約62億円)にも上ると言われています。
2021年12月~2024年1月までの間に賭けた回数は約1万9000、賭け金は1回あたり200万円弱とされる。彼の“戦績”は、約217億円勝って約280億円負け、差し引き約62億円を溶かしたことになる。
学歴詐称や大麻所持などの過去も明らかに
一連の騒動によって、水原一平さんの様々な“過去”についても明るみに出ることになりました。
まず、前述のように水原一平さんは「カリフォルニア大学リバーサイド校卒」と公言していましたが、同校は騒動後に「彼が通っていた記録はない」と公表しています。
水原一平さんは2003年に高校を卒業し、2006年頃から父親の友人が店長を務める日本料理店で数年アルバイトをしていたとの事で、この店長の証言によると、カジノのディーラー学校に通っていた時期もあったようです。
「ホール担当として時給9ドルぐらいで雇っていました。ロサンゼルスにある日本酒の販売会社で働いていた時期もあります。うちにも一度営業に来ましたが、向いていなかったのか、あまりうまくなかったですね。一平ちゃんの父からは、カジノのディーラー学校に通っていたという話も聞きました。自分探しをしていたんでしょう」
引用:《次々と明らかになる水原一平容疑者の過去》日本ハム通訳時代には「大麻所持の前科」を抹消 勤め先の日本酒輸入会社で起きた「不当解雇訴訟」の真相
また、2008年には車中で大麻を所持していたとして裁判沙汰になっていたことも明らかになっています。
高校を卒業直後の2004年に車のスピード違反で取り締まりを受け、2008年には車中でマリファナを所持していたとして起訴され裁判沙汰になっている。現地の裁判所で入手した後者の裁判資料には、水原が「運転中のマリファナ所持」で有罪を認めたこと、翌2009年に州内の短大で更生プログラムを受けて不起訴処分となった事実が記載されていた。
引用:《次々と明らかになる水原一平容疑者の過去》日本ハム通訳時代には「大麻所持の前科」を抹消 勤め先の日本酒輸入会社で起きた「不当解雇訴訟」の真相
水原一平さんは更生プログラムを受けて不起訴処分となっていますが、日本ハムで球団通訳を務めていた2014年に記録抹消の手続きを申し立てており、これが認められ記録は破棄されています。そのため、大麻所持の過去が明るみに出ることなく大谷翔平さんの専属通訳として採用されるに至ったものとみられています。
まとめ
今回は、大谷翔平さんの専属通訳を務めていた水原一平さんについてまとめてみました。
水原一平さんのプロフィールは、1984年12月31日の生まれで北海道苫小牧市の出身、身長は186cmである事などがわかっています。
経歴については、6歳の時に料理人の父親の仕事の都合でアメリカのカリフォルニア州ダイヤモンドバーに家族で移住し、大学卒業までそこで育ったとされていますが、大学については通学の記録はなく学歴を詐称していたものとみられています。その後、当時メジャーで活躍していた岡島秀樹さんの専属通訳の仕事を得るも、岡島秀樹さんが肩に怪我が見つかって契約解除となったため水原一平さんも契約を解除されています。
2012年に日本に帰国して日本ハムファイターズの球団通訳として活躍し、2017年オフに大谷翔平さんがメジャーリーグに移籍した際に、その専属通訳を務める事になりました。
水原一平さんは、大谷翔平さんの活躍を最も支えた1人だと言われており、高い英語力だけでなく練習のサポートやマネージャーのような仕事もし、大谷翔平さんからの厚い信頼を得ていました。
水原一平さんは大谷翔平さんの通訳として数千万円の年収を得ていたと言われています。
水原一平さんは2018年に結婚されていて、嫁は日本ハムファイターズのチアガールを務めていた野間えりかさんという女性ではないかと言われていましたが、水原一平さんは否定しており嫁は一般女性であるようです。
水原一平さんの自宅は、エンゼルスやドジャースの本拠地であるカリフォルニア州にあることが明らかになっています。
水原一平さんは大谷翔平さんのドジャース移籍に伴いドジャースと契約を結びましたが、違法賭博への関与や大谷翔平さんの資産からの巨額窃盗が明るみに出たことで通訳を解雇されています。大谷翔平さんとは強い信頼関係で結ばれていると思われていましたが、裏では大きな裏切り行為を働いていたようです。水原一平さんの判決など今後の展開も注目を集めています。