世間を震撼させた「大津いじめ事件」の損害賠償額が確定する判決が下り話題です。
この記事ではこの大津いじめ事件の主犯格の木村束麿呂(きむら つかまろ)に焦点を当て、父親や母親、兄弟などの家族、高校などその後の学歴、現在は改名して逃亡し全く反省していないとの噂などについてまとめました。
この記事の目次
- 木村束麿呂は「大津いじめ事件」の主犯格3人のうちの1人
- 木村束麿呂らが起こした「大津いじめ事件」の概要
- 木村束麿呂の家族① 父親は3D制作会社経営者の木村真束
- 木村束麿呂の家族② 母親はPTA会長で大津いじめ事件後には異常な言動も
- 木村束麿呂の家族③ 束麿呂は5人兄弟の長男で兄弟全員がキラキラネーム
- 木村束麿呂の学歴① 大津いじめ事件が発生した大津市立皇子山中学校
- 木村束麿呂の学歴② 大津いじめ事件発覚後は京都市立近衛中学校に逃亡
- 木村束麿呂の学歴③ 大分県の高校に進学した噂もあるが真偽不明
- 木村束麿呂の起こした大津いじめ事件のその後
- 木村束麿呂の現在① 改名して暮らしているとの噂
- 木村束麿呂の現在② 海外逃亡して生活しているとの噂も
- まとめ
木村束麿呂は「大津いじめ事件」の主犯格3人のうちの1人
出典:https://lh3.googleusercontent.com/
木村束麿呂(きむら・つかまろ)は、2011年10月に滋賀県大津市で発覚した「大津いじめ事件」の主犯格3人のうちの1人です。
大津いじめ事件発生当時、木村束麿呂は滋賀県の大津市立皇子山中学校に通う中学2年生で、いじめを苦にして自殺した被害者の少年とは同級生でした。
大津いじめ事件主犯格・木村束麿呂の現在までに判明しているプロフィール
木村束麿呂の生年月日は1998年1月3日生まれで、2021年4月の現在の年齢は23歳のはずです。また、2011年の大津いじめ事件発覚当時に判明していた身長は167cm、血液型はB型。
木村束麿呂は中学校では水泳部に所属しており、100mバタフライ、200m自由形などの種目で大会にも出場していました。
水泳をやっていた事から体格が大きく、「大津いじめ事件」では被害者少年に日常的に暴行を加えていたという事で凶暴かつ残虐な性格の持ち主のようです。
木村束麿呂らが起こした「大津いじめ事件」の概要
最初に木村束麿呂らが起こした「大津いじめ事件」の概要を簡単にですが見ていきます。
大津いじめ事件は、2011年10月11日に滋賀県大津市の公立中学校「皇子山中学校」に通う当時中学2年生の男子生徒が自宅のマンションから転落死し、その後の調べでこれがいじめを苦にした自殺だと断定された事から発覚しました。
大津いじめ事件で被害者に対する犯罪に等しいいじめ行為を行なっていた加害者は、主犯格の3人(木村束麿呂、山田晃也、小網健智)をはじめとする少年複数名でした。
いじめの内容は陰湿かつ苛烈なもので、被害者は木村束麿呂らから日常的に殴る蹴るの暴行を受けていた他、金を脅し取られる、毎日学校校舎の窓に腰掛けさせられて自殺の練習を強要される、蜂やスズメの死骸を食べろと強要される、制汗スプレー1本がが空になるまで吹き付けられる、自癒行為を強要される、顔に落書きをされる、などの犯罪レベルの行為が繰り返されていました。
また、被害者が自殺した後すらも、木村束麿呂ら加害者グループは被害者少年の顔写真を教室に貼り出してそこに落書きをする、被害者の机を囲んでカードゲームをして奇声を上げて笑うなど死者にさらに鞭打つような行為をしていたとの情報も出ています。
「日常的に殴る蹴るの暴行を受けていたほか、蜂の死骸を食べさせられたり、自慰を強要されられたりもしていた。しかも、主犯格の3人は、少年の自殺後も反省する様子も一切なかった。『死んでよかった』と周囲に吹聴し、顔写真に落書きまでしていたというのです」
この「大津いじめ事件」のあまりの内容に対して、インターネット上では「いじめ」という言葉で片付けるにはあまりにも生温く、実際は殺人行為に等しいとの声が強まっています。
今回はこの「大津いじめ事件」の主犯格の1人、木村束麿呂に焦点を当てて見ていきます。
木村束麿呂の家族① 父親は3D制作会社経営者の木村真束
まずは、「大津いじめ事件」の主犯格・木村束麿呂の家族について見ていきます。
木村束麿呂の父親は、3Dデータ制作やCNCによる自動彫刻などの事業を展開する「株式会社マヅカ・スリーディー・ワークス」を経営する会社社長の木村真束(きむら・まづか)という人物である事がインターネット上で特定されています。
これについては、この父親の木村真束さんの運営していたブログやフェイスブックに掲載されていた情報から事件後すぐに特定されました。
現在、この父親の木村真束さんは、会社を「FES株式会社」に改名して経営を続けているようです。
木村真束さんの後輩を名乗る人物が自身のブログでこの木村真束さんの人間性について「男気があり正義感があって後輩にも慕われていた。」と書いて炎上していました。
仮にこの後輩を名乗る人物が言うように木村真束さんが人格者であったとしても、当時未成年の少年だった木村束麿呂が陰湿かつ苛烈な犯罪紛いの行為によって同級生を自殺に追い込んだのが事実である以上、父親の木村真束さんの保護者としての責任は大きいという声がネット上では有力です。
木村束麿呂の父親・木村真束は過去に猟奇的なエログロ映画「狂わせたいの」に出演
出典:https://d2ueuvlup6lbue.cloudfront.net/
この木村束麿呂の父親の木村真束さんですが、過去に俳優活動も行なっていた事が判明しています。
木村真束さんは、1997年に公開されたエログロな表現満載のアングラ映画「狂わせたいの」に出演していました。
木村束麿呂の父親・木村真束さんと、クレジットでのキャスト名と顔画像が一致しており間違いない情報だと見られています。この映画「狂わせたいの」にエロティックなシーンが含まれていたため、木村束麿呂の父親・木村真束さんが元AV男優であるとの噂も拡散されているようですが、これについては事実だとは言えないでしょう。
このほか、木村束麿呂の父親の木村真束さんは、「キュピキュピ」という映像・パフォーマンス集団に美術担当して参加していた過去も明らかになっています。
木村束麿呂の父親の木村真束さんは、現在も3D制作関係の会社を経営されているという事なので、映像表現系の世界でずっと活動されてきた方なのでしょう。
木村束麿呂の家族② 母親はPTA会長で大津いじめ事件後には異常な言動も
木村束麿呂の家族2人目は母親です。
木村束麿呂の母親の名前などは不明ですが、大津いじめ事件に関する週刊誌報道やワイドショーなどからの情報により、皇子山中学校ではPTA会長を務めていた事が明らかになっています。
そしてこの木村束麿呂のPTA会長としての立場を利用した常軌を逸した言動の数々が、当時の週刊誌やワイドショーなどで大きく報じられ物議を醸しました。
木村束麿呂の母親は大津いじめ事件後の緊急保護者会で異常な発言を繰り返した
「大津いじめ事件」がメディアで大きく報じられるようになると、中学側は緊急の保護者会を開催しました。なんとその緊急保護者会の場で木村束麿呂の母親は、加害者である息子・木村束麿呂を庇うような発言を繰り返したのだそうです。
この緊急保護者会で、木村束麿呂の母親はマイクを握って放さず「うちの子はプロレスごっこをしていただけ」などといじめではなく遊んでいただけだったなどと息子を庇う発言を繰り返したあげく、さらには「犯人扱いされて(木村束麿呂が)学校に行けなくなった。うちの子が自殺したら、ここにいる保護者の責任だ」などと逆ギレするような常軌を逸した発言を繰り返していたようです。
また、いじめの事実関係の説明を求める別の保護者に対して学校側が「いじめはあったとしか言いようがない」といじめの事実を認める発言をすると、木村束麿呂の母親即座に「それは憶測です! 憶測でものをいわないでください!」と大声で叫び、校長をたじろがせるという一幕もあったようです。
事実関係について保護者に詰め寄られた学校が進退窮まり、ついに「いじめはあったとしかいいようがない」と漏らすや、この母親が「それは憶測です! 憶測でものをいわないでください!」と声を荒らげ、校長がたじろぐ一幕があった。
目撃者証言によれば、木村束麿呂の母親のこの時の様子は、髪を振り乱し大声で捲し立て、まさにモンスターペアレントそのものだったとの事でした。
木村束麿呂の母親は保護者会で息子の無実を訴えるビラをばら撒いた
木村束麿呂の母親の常軌を逸した行動は緊急保護者会での強気な発言だけにとどまりませんでした。木村束麿呂の母親は緊急保護者会の会場に入るや、そこに出席した中学校保護者に向けて自身で作成した木村束麿呂の無実を訴える内容が長々と記されたビラを配ったのだそうです。
「いじめたとされる生徒のお母さんはPTA会長です。会場にはいると、そのかたからのチラシが手元に配られた。『息子はそんなことはしていない』という内容の文面でした。子供同士の遊びの場面をつかまえられて、いじめだといわれることは心外だと。自分の子供を守ろうとしているのはわかりますが、かなり違和感がありました」
木村束麿呂の母親が配ったビラ
〇〇君は休日など何度も我が家に来たことがあり、私はこの目で〇〇君や息子、その他いじめ加害者と疑われている子達が、楽しく笑いあいながら遊んでいるのを夏休み明けまで何度も見ているので、いびつないじめ関係があったとは到底信じられることではありませんが、それも私の推測でしかありません。ただ、勉強にも身が入らず浮ついた息子達のグループが、教室や廊下でプロレスごっこなどをして、教室の雰囲気を乱していたのは確かなのだろうと思います。特に男子の心理が理解できない女生徒達からは、彼らのそのような行動が目障りであったろうし、じゃれあいなのかいじめなのか区別の付きようもなく、心配であっただろうし、責任感から先生へ伝えたりされたのだと想像しています。引用:木村束麿呂の母親が配ったビラの内容の一部抜粋(〇〇君は被害者少年の名前)
多数の生徒からいじめがあったとする証言が出ており、かなり具体的ないじめ(と言うよりもむしろ犯罪行為だが)の内容も詳細に明らかにされています。それにもかかわらず、木村束麿呂の母親は、息子ら加害者グループが行なった行為は「いじめ」ですらなく遊びであったとする内容を堂々とこのビラで主張していました。
当然ながらこのビラにも批判が集まり、一部の保護者からメディアへとリークされて現在もネット上に拡散される始末となりました。
木村束麿呂の家族③ 束麿呂は5人兄弟の長男で兄弟全員がキラキラネーム
出典:https://blog-imgs-54-origin.fc2.com/
木村束麿呂の父親・木村真束の過去のブログ記事から、木村束麿呂は5人兄弟の長男である事が判明しています。
木村束麿呂の兄弟は、大津いじめ事件当時12歳の妹「舞魚(まお)」、同じく当時5歳の妹「響魚(ひお)」、当時2歳の弟の「束馬(たばさ)」、そして、当時母親が妊娠していたという兄弟が1人(性別は不明)の合計4人のようです。
ちなみに #木村束麿呂 には兄弟がいて
— 鬼 (@S_N_as151) January 25, 2021
妹 舞魚(まお)21歳
妹 響魚(ひお)14歳
弟 束馬(たばさ)11歳#大津いじめ #キラキラネーム #木村
兄弟全員キラキラネームだと話題です。キラキラネームである事と大津いじめ事件を起こした事の因果関係については不明です。
木村束麿呂の学歴① 大津いじめ事件が発生した大津市立皇子山中学校
続けて、木村束麿呂の学歴についても見ていきます。
ここまででも触れていますが、木村束麿呂は「大津いじめ事件」の発生当時は、滋賀県大津市の公立中学「大津市立皇子山中学校」の2年生でした。
木村束麿呂の学歴② 大津いじめ事件発覚後は京都市立近衛中学校に逃亡
「大津いじめ事件」が発覚し、メディアが大きく報じた事で世間からの批判が集中すると、木村束麿呂は大津市立皇子山中学校にはいられなくなり、家族で京都府に逃亡しています。
木村束麿呂は中学校も京都府京都市左京区の「京都市立近衛中学校」に転校したようです。
ちなみに、当時のネット情報によれば、木村束麿呂は転校先の中学校で楽しくやっており、全く反省の色はなかったという事でした。
木村束麿呂の学歴③ 大分県の高校に進学した噂もあるが真偽不明
木村束麿呂の中学卒業後の高校進学などの情報は一切出ていません。ネット情報として、大分県の高校に進学したとの情報が書き込まれていますが、真偽の確認は取れませんでした。
木村束麿呂は「大津いじめ事件」で暴行、器物損壊、窃盗などの容疑で書類送検されていますが、その後保護観察処分となっているため、高校進学は普通にできたと考えられます。
木村束麿呂の起こした大津いじめ事件のその後
木村束麿呂のその後については、2012年2月14日に「大津いじめ事件」の被害者遺族が、木村束麿呂ら主犯格3人とその保護者、いじめを放置したとして大津市を相手取り、民事告訴を行い、賠償金約7720万円を求めて裁判が争われました。
2015年3月17日、大津地方裁判所は、大津市が設置した第三者委員会の報告に基づき、いじめがあったとする事実を認定しました。これを受けて大津市は被害者遺族に和解金1300万円など合計で約4000万円を支払い、被害者遺族と大津市の間では和解が成立しています。
その後も、被害者遺族と木村束麿呂ら加害者らとの裁判は継続され、2019年2月19日に加害者2人(1人は関与が薄いとして損害賠償を認めない判決)に対して合計で3758万円の支払いを命じる判決が下されています。
大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が2011年に自殺したのは、当時の同級生からのいじめが原因だとして、男子生徒の両親が元同級生3人らに約3800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、大津地裁であった。西岡繁靖裁判長は元同級生2人に計約3758万円の支払いを命じた。
この損害賠償の支払いを命じられた2人のうちの1人が木村束麿呂だと見られています。
しかし、2020年2月27日に大阪高裁で開かれた第二審では、一審判決が変更され、損害賠償がくを約10分の1まで減額し合計約400万円の支払いを命じる判決が下されました。
その判決変更理由は、被害者側の両親にも被害者を支えられなかったなどの過失があったとするよくわからない理由であったため、世間からは批判声が集まりました。
被害者側の両親はこの判決を不服として上告しましたが、2021年1月21日に最高裁判所は上告を棄却する決定を下し、高裁の合計約400万円の支払いを命じる判決が確定しています。
木村束麿呂の現在① 改名して暮らしているとの噂
木村束麿呂は2021年4月の現在は23歳になっているはずですが、中学以降の目撃情報などは全く見つかりません。「束麿呂」というかなり特徴的な名前を持つ男なので、すぐに特定されネットで話題になるはずですが、それが全くないという事は、おそらく「大津いじめ事件」発覚後、ほとんど間をおかずに改名した可能性が高いでしょう。
木村束麿呂の改名後の名前なども特定されておらず、高校は卒業したのかや大学に進学したのか、どこかで働いているのかなどの現在の動向は一切不明となっています。
おそらく、全く目立たないようなかなり一般的な名前に改名し、以前は大津市に住んでいた事すらも隠して生活しているのだと推測されます。
木村束麿呂の現在② 海外逃亡して生活しているとの噂も
木村束麿呂の目撃情報や現在の動向などが全く明らかになっていないのは、現在は逃亡先の海外で生活しているためとの噂も存在します。
木村束麿呂の家族はかなり金持ちだと見られているため、息子を海外に逃して生活させるだけの経済的余裕もあるのだと見られています。
木村束麿呂がニュージーランドで入国拒否されたとの情報も
木村束麿呂の海外逃亡の噂を裏付けるものとして、2012年頃に木村束麿呂と思われる人物がニュージーランドで入国拒否されたとの情報が残されています。
【速報】 大津市皇子山中学イジメ殺人主犯の木村 束麿呂 (きむら つかまろ) ニュージーランド入国拒否される!! ニュージーランド大使館
— りおちゃんねる 旧艦これ幌筵泊地鯖 (@riochan_0302) July 10, 2012
http://t.co/sEjymspT
これについては当時ネット上に記録が残されていたようですが、現在は削除されており確認不能となっています。
まとめ
今回は2011年に発覚して、そのあまりの苛烈かつ理不尽な内容で世間を震撼させた「大津いじめ事件」の主犯格の1人、木村束麿呂についてまとめてみました。
大津いじめ事件の犯人の1人、木村束麿呂の家族は、父親が3Dデータ制作会社などを経営する木村真束という人物、母親は元PTA会長で大津いじめ事件によって開かれた緊急保護者会での、加害者である自身の息子を庇うマイクパフォーマンスや、無実を訴えるビラをばら撒いた事などで話題になりました。また、木村束麿呂は5人兄弟の長男で、妹2人と弟1人もキラキラネームの持ち主である事も判明し話題です。
木村束麿呂は大津いじめ事件発覚後に京都府に逃亡して同地の中学校に転校していますが、その後高校に進学したのかなど、その後の学歴は不明です。
現在は改名して普通に生活していると言われており、全く反省の色が見えない様子との情報も出ているようですが、現在の具体的な情報は何らかの圧力により隠蔽されており不明です。
大津いじめ事件自体のその後としては、2021年に民事裁判にて木村束麿呂を含むと思われる加害者2名に対して合計で約400万円の損害賠償金を被害者遺族に支払うという判決が確定していますが、この金額は1審で下された3758万円の支払いを命じる判決から大幅に減額された金額で、その減額の理由が被害者の両親にも過失があったためという意味のよくわからない内容であったため、世間では裁判所に対する批判の声も上がっています。