元患者の彼女に暴行を働き逮捕された精神科の医師・伊沢純ですが、リタリン大量処方事件などこれまでの問題行動や家族も話題です。
今回は伊沢純のこれまでの経歴(出身高校や大学)、実家の家族(親)、結婚歴や現在をまとめてみました。
この記事の目次
伊沢純は同棲中の彼女を暴行して逮捕された精神科の医師
伊沢純は、東京都歌舞伎町にある精神科医院「東京クリニック」の院長であり、2022年7月7日にクリニック内で患者の女性に性的暴行をした容疑で逮捕されました。
今回の逮捕は通算6回目の逮捕。実は、伊沢純をよく知る関係者は「またか」という感想を漏らすほど、これまでに多くの問題行動を起こしている医師なんです。
なお、性的暴行容疑について、伊沢純は「無理やりではなかった」として否認していると伝えられています。
伊沢純は過去に元患者の彼女に日常的にDVをしていたことが判明
伊沢純は2022年7月に逮捕される約3ヶ月前の2022年3月28日、同棲中だった20代女性・Aさんに対する傷害容疑で逮捕されています。
Aさんは、伊沢純が経営している精神科クリニックの元患者でした。
伊沢純の側から「睡眠薬をあげる」とAさんに声をかけて、2021年4月に交際を始めた2人は、同年秋頃より新宿・歌舞伎町にあるマンションで同棲状態になりました。
伊沢純が暴力事件を起こしたのは、2022年2月26日の夜のことで、Aさんが知人男性に電話をかけていることに腹を立てて、暴力を振るったと言われています。
ただし、Aさんも大声をあげるなど必死に抵抗し、これに気が付いたマンションの警備員が警察に通報。
到着した警察が、伊沢純が住むマンションの家宅捜査をしたところ、0.28グラムの覚せい剤が見つかったため、一足先に覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕されました。
Aさんに対する傷害容疑で逮捕された伊沢純は、DVの常習犯だったようです。
同棲をはじめてすぐ、日常的に暴力を振るわれるようになりました。私がお揃いのワイングラスを洗っていて割ってしまったときには、伊沢先生にグラスの破片で頭を刺されたこともあります。真っ赤な血がダラダラ流れて、大変でした。彼が機嫌の悪いときには食事抜きの罰が与えられることもありました。
引用:《歌舞伎町精神科医》被害女性A子さんの“薬漬け洗脳”が解けた壮絶な理由「街中で下着血まみれ事件」「最愛の妹の死」「死を感じた激しすぎるDV」
機嫌が良い時は優しい一面もあった伊沢純ですが、Aさんに向精神薬や睡眠薬を大量に飲ませて薬物依存状態に陥れようとするなど、医師とは思えぬ鬼畜でした。
一方、Aさんは准看護師の資格を持っていたため、薬物依存を恐れ、当初は自分に必要のない薬は飲んだふりをしてやり過ごしました。
しかしそんな自衛も虚しく、Aさんは最終的には薬物依存状態になっており、伊沢純から解放された後も後遺症に苦しんでいるようです。
A子はまだ薬が抜けておらず、寝ながら突然話し始めることもあります。目も半開きで、意識を失っているように見えますが、はっきりと話すんです。なるべく夜に寝かせて朝起こすようにしていますが、昼の2、3時まで起きない日もあります。『死ぬ』と口にする日もあって、今でもすごく波があって精神が安定しない。かなり減薬できてきているが、美容の薬だけはいまだに毎日何十錠も飲んでいます
引用:《歌舞伎町精神科医》被害女性A子さんの“薬漬け洗脳”が解けた壮絶な理由「街中で下着血まみれ事件」「最愛の妹の死」「死を感じた激しすぎるDV」
彼女の妹が心労で病んで自殺していた
伊沢純のせいで薬物依存症状態になってしまったAさんは、外出先で伊沢純と喧嘩になった際、興奮してその場でリストカットして病院に搬送されます。
Aさんの異常な言動に気が付いた実家の家族は、Aさんを実家に連れ戻そうとしますが、Aさん自身が伊沢純と同棲生活を続けることを望んだため、引き離すことができなかったようです。
そんな中でも姉を見捨てられなかった妹は、単独で伊沢純にコンタクトを取り、姉を救出しようと動いていました。
しかしなかなか事態は進展せず、妹は心労から精神のコンディションを崩してしまい、2022年3月18日に20歳の若さで自殺しています。
この妹は「あほめろ」というアカウント名でツイッターをやっていたようで、妹が自殺したショックで目が覚めたのか、現在はAさんがあほめろのアカウントを使用しているようです。
あほめろは自殺してしまって私姉がTwitter使ってます
— あほめろ (@ahomero0914) March 31, 2022
伊沢純の経歴や学歴① 出身高校や大学
伊沢純(いざわ じゅん)
年齢:51歳(2022年3月の逮捕時点)
身長:170㎝前後
悪質な事件を起こした伊沢純ですが、今のところ、週刊誌などは生い立ちを報道していないようです。
伊沢純が経営する精神科クリニック「東京クリニック」のHPに載っている簡単な経歴によると、出身高校は不明ですが、4浪の末に日本医科大学医学部に進学しているとのことです。
日本医科大学を卒業後は、「新潟上野クリニック」を経て、2003年に東京・西麻布でクリニックを開業。かなり順調なキャリアだったと言えます。
ちなみに、開業したクリニックは2004年には新宿歌舞伎町に移転したようです。
伊沢純の経歴や学歴② クリニックを開業するも不祥事を連発
30代前半の若さで開業医になった伊沢純ですが、人間性にはもともと難があったようです。
勤務医時代には、痴漢行為、交際女性に対する傷害・住居不浸入容疑で逮捕されています。
素行の悪さはクリニック開業後も改善しなかったらしく、2006年には診療室で女性患者を殴打する騒動を起こし、懲役2年・執行猶予3年の有罪判決を受けました。
さらに、必要のない注射を打とうとしたところ、患者が抵抗したため、その患者を突き飛ばしたとして書類送検されたこともあったようです。
伊沢純の経歴や学歴③ リタリン大量処方事件で医業停止処分
女性患者殴打事件を受けて、2007年に行政処分が下り、2年間の医業停止処分を受けたは伊沢純ですが、改心するどころか以降も問題行動が続いています。
伊沢純の新たな問題行動は、向精神薬「リタリン」の大量処方騒動でした。
「このリタリンは合法覚せい剤と呼ばれるほど作用が強く、即効性がある。患者にしてみればすごく効いているように感じ、薬物依存に繋がりやすいんです」
当時、リタリンはADHDや難治性うつ、ナルコレプシーの症状に悩む患者にとって欠かせない薬のひとつだった。しかし2008年1月1日以降にはリタリンを処方する医師や医療機関は登録制となり、ナルコレプシー患者に限って処方されることになった。
引用:【また再逮捕】《元患者も告発》傷害・覚せい剤で逮捕の“黒コートの精神科医”の驚くべき“前科”「劇薬リタリンを102万錠処方で社会問題」「薬物依存の末に患者が死亡」
伊沢純は患者の健康をまったく考えず、金儲け優先主義の医師で、リタリンやベゲタミンAといった危険性の高い向精神薬を平気で処方していたのです。
2008年1月には、予定されていた廃院前にひと稼ぎしようと、希望者には診察せずに宅配便でリンタンを送付。通院患者に対しても、希望するだけの量のリタリンを処方する暴走ぶりでした。
その結果、東京クリニックは「リタリンが簡単に手に入るクリニック」として評判となり、1日300人もの患者が訪れるほど繁盛します。
当時の伊沢純は年間で102万錠ものリタリンを処方したことで、東京クリニックは「日本で最もリタリンを処方した医院」として知られるようになりました。
リタリン大量処方で医業停止処分
伊沢純のあまりにも法外な行動に、2007年秋、医師法や医療法違反の疑いで強制捜査が入ります。
その結果、逮捕・起訴された伊沢純は最高裁まで争いますが、有罪が確定。2014年10月には、2度目の医業停止処分を受けることになりました。
それでも懲りなかった伊沢純は、リタリン大量処方騒動後にもストーカー事件を起こすなど、更生する気配は全く見られなかったようです。
「リタリン問題で騒動になった後、2008年11月には元患者で交際していたとみられる女性に対するストーカー規制法違反と脅迫の疑いでも逮捕されています。女性の自宅で待ち伏せることもあった。電話などで復縁をしつこくせまり、心の病を抱えた女性に『お前を破滅させてやる』とまで言ったようです」(同前)
引用:こ【また再逮捕】《元患者も告発》傷害・覚せい剤で逮捕の“黒コートの精神科医”の驚くべき“前科”「劇薬リタリンを102万錠処方で社会問題」「薬物依存の末に患者が死亡」
伊沢純の学歴や経歴④ 「東京クリニック」を再度オープンして荒稼ぎ
問題行動ばかりだった伊沢純ですが、2019年になると、新宿区歌舞伎町1丁目2-3 レオ新宿6Fで、「東京クリニック」を再度オープンしています。
ちなみに、伊沢純は東京クリニックのHPにおいて、テナント業で成功していることを自慢していました。もしかするとレオ新宿ビルは、伊沢純の持ちビルだった可能性もあります。
再オープン後の東京クリニックは、夜の街の住人やトー横キッズなど、メンタルに問題を抱える女性たちで繁盛していたようです。
ぺぷしの通ってた東京クリニック精神科
— ぺぷしちゃん(^_^)☆ (@pepusi_chan) March 30, 2022
初めて診察行った日にLINE交換しよって言われて理由聞いたら、一応なんかあった時のためって言われて何も考えずLINE交換したけど最近クリニック行っても空いてなくて連絡つかなかった理由捕まってました
ぺぷしが行ったのが3月6日覚せい剤見つかったのが3月7日笑 pic.twitter.com/ZSd0ofyD4T
東京クリニックは歌舞伎町で開院してすぐ悪い意味で話題になって、何でも薬出してくれるからって変な患者も集まるようになって。。
— くすきぃ (@happydragon0801) March 29, 2022
周りの薬局がどれだけ迷惑してたことか(;´Д`)
伊沢純の実家の家族:親は政財界の重鎮?
伊沢純には、30代前半で開業医になった経歴に加えて、ビル持ちの可能性もあるというリッチさから、親の職業についても注目が集まっています。
伊沢純の生い立ちについては、前述のように週刊誌も記事にしていない状況なため、両親の職業も不明です。
とはいえ、犯罪被害者ですら経歴が探られて週刊誌ネタになる昨今の情勢の中で、伊沢純の生い立ちに触れるメディアが一切ないというのは、かなり不自然な状況ではないでしょうか。
そのため、伊沢純の親は政財界に影響力のある人物で、息子に関する報道を握りつぶしている可能性は否定できません。
伊沢純の結婚歴:嫁とは離婚協議中で子供は2人いる
同棲中の女性への暴行容疑で逮捕され、ストーカー行為も繰り返していた伊沢純は、実は既婚者で、子供も2人いたようです。
ただし、妻の方はとっくの昔に伊沢純に愛想を尽かしていたようで、離婚協議中だと言われています。
伊沢純の現在:余罪が次々に判明し逮捕祭り状態に
伊沢純の現在については、余罪が次々と明らかになっており、再逮捕祭りとなっています。
・東京クリニック内で、20代の女性患者に服をまくらせて、胸を触ったわいせつ容疑で逮捕。
・2021年9~10月に、元患者女性(Aとは別人)の父親の勤める会社に誹謗中傷メールを5回送信した容疑で逮捕。
・2021年4月に、自宅で30代女性にわいせつ行為をした容疑で逮捕。
・2021年6月に、東京クリニック内で20代の女性患者に性的暴行をした容疑で逮捕。
伊沢純がここまでモラルのない人物になった背景には、自身も薬物の影響があったのでは?ともささやかれています。
実際、Aさんと同棲中、暗いトイレで「あー、あー、あー」と呻いたり、「誰かに見られているからカーテンを閉め切って換気口を粘土でふさげ」と叫んだりと、奇行が目立っていたそう。
そのため、もともと素行に問題があった伊沢純が、違法薬物の影響でさらに壊れていた可能性が高いでしょう。
今回逮捕されたことを機に、二度と伊沢純による被害者が出ないように、社会全体で監視の目をゆるめないことが大切だと思われます。
伊沢純のまとめ
2022年3月28日に女性への傷害容疑で逮捕された精神科医・伊沢純について、これまでの経歴や実家の親など家族情報、リタリン事件など犯罪歴、結婚歴をまとめてみました。
精神科に助けを求めて来院した多くの患者たちを、さらに絶望の底に突き落とすという、医者としてあってはならない行為をした伊沢純。
被害者の傷は深いと思いますが、せめて伊沢純に厳罰が下り、塀の中でしっかり反省してもらいたいものです。