2021年10月に兵庫県尼崎市で発生した元妻刺殺事件の犯人の森本恭平が注目されています。
この記事では、森本恭平の起こした森本彩加さん殺害事件の概要や犯行の動機、生い立ちや家族、出身高校、経歴などについてこれまでにわかっている内容をまとめました。
この記事の目次
森本恭平は尼崎・元妻刺殺事件で逮捕された男
出典:https://theyellowmonkey-movie.jp/
森本恭平(事件当時33歳)は、2021年10月15日に発生した女性殺害事件の犯人だとして、殺人の容疑で逮捕された男です。
この事件の被害者は、森本恭平の同年6月に離婚したばかりだった妻の森本彩加さんで、元夫による残忍な殺人事件として大きく報じられています。
今回はこの凶悪殺人犯・森本恭平について現在までに判明している内容をまとめていきます。
森本恭平が元妻の森本彩加さんを殺害した尼崎・元妻刺殺事件の概要
出典:https://theyellowmonkey-movie.jp/
初めに、森本恭平が起こした森本彩加さん殺害事件の概要を振り返っておきます。
2021年10月15日の午後8時19分ごろ、医療系事務員の森本彩加さん(事件当時28歳)が、兵庫県尼崎市昭和通4丁目にある自宅マンションの屋外駐輪場で元夫の森本恭平に刺されました。
犯行が行われた屋外駐輪場は国道2号線の走る大通り沿いで、森本恭平が馬乗りになって森本彩加さんを刃物で何度も刺しているところを、隣接する道路にいた宅配業者の男性が目撃し、すぐに110番通報し事件が発覚しました。
この通報の直後、森本恭平はバイクに乗って現場から逃走しましたが、事件翌日の16日に兵庫県警尼崎署に殺人の容疑で逮捕されています。
被害者の森本彩加さんは病院に緊急搬送されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
司法解剖の結果、森本彩加さんの遺体には背中などに10箇所以上の刺し傷や切り傷が確認され、死因は失血死と発表されている事から、森本恭平は強い殺意を持って犯行に及んだと見られています。
また、その後の調べで森本恭平は森本彩加さんを待ち伏せして襲撃した事も防犯カメラの映像などから判明しており、計画的な犯行であった可能性が高いようです。
森本恭平の自宅は、被害者の森本彩加さんの自宅マンションから約6キロメートルほどの場所にある兵庫県西宮市甲子園八番町の賃貸マンションで、その部屋から血のついた包丁と衣服が見つかりました。
森本恭平は警察の取り調べに「殺すつもりで刺しました」と容疑を認めているという事です。
森本恭平の森本彩加さん殺害事件の犯行動機
出典:https://no-action-no-life.com/
森本恭平は警察の取り調べで、森本彩加さんを殺害した動機について「復縁を望んだがうまくいかずに、憎しみに変わった」といった趣旨の供述をしているという事です。
兵庫県尼崎市で15日夜に女性が刺されて死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された元夫の森本恭平容疑者(33)が「復縁を望んでいたが断られ、憎しみへと変わっていった」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。
こうした供述から警察は森本恭平の犯行動機を一方的に恨みを募らせた怨恨と見て捜査を進めているという事です。
捜査関係者からの情報によれば、森本恭平と森本彩加さんは2016年に結婚し、事件のおよそ4ヶ月前の2021年6月に離婚したという事です。
一部週刊誌の報道によれば、離婚の数年前から森本恭平と森本彩加さんの夫婦の関係は破綻しており、事件の約2年前から別居していた可能性が高いとの情報も出ています。
容疑者はA子さんの自宅から約6km離れた同県西宮市に住んでいた。A子さんが住んでいたオートロック付きのマンションと比べると、やや古めかしいマンションだ。そこの住民は、容疑者をほとんど見たことはないと断ったうえで、こう証言する。 「確か2年ほど前に引っ越してきたと思います。うちと同じ広さなら、家賃は4万円くらいでしょう」 とすると、離婚の1年以上前から別居状態にあったということになる。
森本恭平の供述の内容などと合わせて考えると、結婚3年目の2019年頃に森本彩加さんと別居状態になった後も、森本彩加さんの自宅近くにマンションを借りて住み、離婚を拒否して復縁を迫り続けていたという事のようです。
ところが、復縁を拒否されて2021年6月に離婚が成立し、思い通りにいかなかった憎悪から殺意を抱くようになり犯行に及んだというのが動機となった可能性が高いようです。
その後の取り調べで、森本恭平が離婚成立後もさらに森本彩加さんに対して話し合いを求めていた事も判明していて、あまりにもしつこすぎます。精神的に不安定な様子も見られるとの情報も出ており、一方的な感情が犯行動機となった事は間違いないようです。
女性とは6月中旬に離婚。その後も元夫が復縁を望んで話し合いの場を求めたが断られたため恨みを募らせ、待ち伏せして襲ったとみられる。 捜査関係者によると、事件前は精神的に不安定な様子も見られたといい、一定期間の精神鑑定が必要と判断したという。
離婚の原因がなんだったのかまではわかりませんが、どんな理由があったにしても、相手の気持ちを無視して2年間も復縁を迫り続け、それが叶わないと見るや殺害に及ぶというのは、あまりにも身勝手な犯行動機だと言わざるを得ません。
森本恭平の生い立ちと出身地
身勝手な動機で元妻の森本彩加さんを殺害した森本恭平の生い立ちにも注目が集まっています。
森本恭平の生い立ちについては、ほんとんど情報がなく不明です。ただ唯一、「週刊女性PRIME」が、森本恭平の生い立ちに関連する以下の内容を掲載しています。
容疑者が一人暮らしに選んだ場所は、彼の生まれ育った土地だった。かつてあった実家を訪ねたが、十数年前に転居していたため、周囲の誰も森本一家のことを覚えていなかった。地元の中学校の同級生を取材すると、彼らはこう口を揃えた。
「彼のことはまったく覚えていない。いたかどうかも……」
よほど印象に残らない存在だったのだろう。
「(別居中の)一人暮らしに選んだ場所は彼の生まれ育った土地」という事なので、森本恭平は兵庫県西宮市で生まれ育った生い立ちを持つという事になります。
ただ、どのような家族で育ったのかなど、その生い立ちについて信頼できそうな情報は現在のところ出ていません。森本恭平の実家も事件から10数年前に転居したという事ですが、その家族の転居先も現在のところ明らかにされていません。
森本恭平の高校などの学歴や経歴は?
森本恭平の出身高校などの学歴や経歴にも注目が集まっていますが、こちらも信頼できそうな情報はほとんど何も出ていません。
上で紹介した「週刊女性PRIME」の記事は森本恭平の地元の中学時代の同級生に取材をしているということで中学の特定はできているようなのですが、同級生の印象にはほとんど残っていないとの事です。
なお、森本恭平の中学については、「爆サイ」などの匿名掲示板への書き込みなどから「西宮市立鳴尾中学校」ではないかと噂されています。
爆サイではこの中学時代の森本恭平の同級生を名乗る人物が書き込みをしており、中学時代に女子に嫌がらせをする事があったが、自分も男子からはいじめにあっていたといった内容が書き込まれています。
週刊誌の記事では、中学時代の同級生は森本恭平について「ほとんど印象がない」と語っているのと相違して、色々と具体的なエピソードも書き込まれていますが、匿名掲示板の情報という事で信憑性はかなり低いです。
高校についても、出典を明らかにしていないネット上の情報として「中学、高校と勉強漬けの日々を送っていた。塾にいくつも通っていて忙しく同級生と遊んでいる姿は見たことがない」という内容が流れていますが、こちらの信憑性も極めて低いです。
森本恭平の家族
森本恭平の家族についての情報も信用度の高い情報は全く出ていません。
家族についてはネット上の出典を示されていない信憑性の低い情報として「父親が有名企業の役員で厳しい人物」、「母親は父親の言いなり」、「兄が1人いて、その兄が成績がトップクラスに優秀」、「兄と比べられて森本恭平は肩身の狭い思いをしていた」といった内容が流れています。
ニュースや週刊誌などのメディアの報道ではこうした内容は一切報じられておらず、5ちゃんねるや爆サイなどの匿名掲示板の噂レベルのものも確認できませんでした。
森本恭平の経歴や勤務先の会社
森本恭平の経歴や勤務先の会社がどこだったのかにも注目が集まっています。
一連の報道では、森本恭平の職業は「会社員」とだけ報じられています。被害者の森本彩加さんの職業は「医療系事務員」と、その業種まで報じられていますが、森本恭平の職業はずっと会社員のままで、これだけの情報では勤務先の会社を特定するのは難しそうです。
森本恭平の経歴や勤務先の会社についてもネット上にあまり信用できそうになり情報がいくつも流れているようなので一応紹介していきます。
ネット上で噂されている森本恭平の会社や勤務先、経歴など
ある個人運営のウェブサイトでは、森本恭平の会社の関係者と思しき人物の証言風の内容が紹介されています。
それによれば、森本恭平は勤務先での仕事ぶりはまさに完璧主義者といった感じで、上司からダントツの評価を受けていたのだそうです。
森本恭平の普段の勤務態度は真面目で大人しい性格ながら、後輩が何かミスをしたりすると人が変わったように怒鳴りつけたりする場面を目撃したという事です。
森本恭平は上から目線で嫌味のある言い方で後輩に罵声を浴びせるので、女性の中には泣き出してしまう人もいたとの事でした。
また、別のサイトでは、匿名掲示板からの情報だとして、森本恭平は尼崎の自動車工場作業員で、契約社員だったとの情報も出ています。こちらの情報でも森本恭平の会社での勤務態度は真面目で、黙々と作業をするタイプだったとの事です。
ただ、この工場はコロナの影響で人員調整が始まり、森本恭平もシフトを減らされて「家にいる時間が増えて嫁と嫌な雰囲気になり、嫁も働きに出始めた」などと同僚に愚痴っていたのだそうです。
週刊誌の報道などによれば、森本恭平は2019年頃から森本彩加さんと別居しているという事なので、一応、新型コロナウイルスが蔓延し始めた時とタイミングが一致します。
ただ、これらの情報は、ネット上に匿名で書き込まれたものばかりで、信用度はかなり低いです。一部事実が含まれている可能性はありますが、9割方がデマ情報くらいに見ておくくらいでちょうど良いです。
現在のところ、森本恭平のこれまでの経歴として一定の信頼性のあるメディアから報じられている情報は、「兵庫県西宮市で生まれ育った」、「2016年に森本彩加さんと結婚した」、「2019年頃に別居しはじめ、2021年6月に離婚が成立した」という3点のみです。
まとめ
今回は、2021年10月に兵庫県尼崎市で発生した元妻刺殺事件の犯人の森本恭平についてまとめてみました。
森本恭平は、元妻の森本彩加さんを自宅マンションの屋外駐輪場で待ち伏せし、包丁で滅多刺しにして殺害しました。森本恭平は事件翌日にすぐに逮捕され、殺意を持って犯行に及んだことを認めています。
犯行動機については、元妻の森本彩加さんと復縁を求めたが、うまくいかずに憎悪に変わったなどと供述しており、一方的な怨恨を募らせたことが犯行動機だったとみられています。
森本恭平の生い立ちについては、兵庫県西宮市で生まれ育ち、中学時代は目立たない存在だったという点以外は明らかにされていません。また、出身高校なども不明です。高校時代は勉強漬けだったとの情報もありますが、匿名掲示板に書き込まれただけの内容で信用度は低い情報です。
経歴や勤務先の会社などについても、信頼できる情報はありません。ネットの噂レベルの情報で、尼崎市内の自動車工場の契約社員だったとの情報が出ているだけです。
今後、週刊誌の報道などで森本恭平の生い立ちや経歴、家族の情報なども明らかになってくる可能性もあるので、引き続き注目していきたいと思います。