大相撲力士の響龍さんが2021年4月28日に28歳という若さで死去され角界に衝撃と悲しみが広がっています。
この記事では響龍さんの事故や容態や詳しい死因、事故発生時の動画や取り組み相手、響龍さんの結婚などの家族、事故のその後や現在の対応などについてまとめました。
この記事の目次
響龍(力士)のプロフィール
響龍のプロフィール
本名 :天野光稀
生年月日:1993年3月17日
没年月日:2020年4月28日(享年28歳)
身長 :178cm
響龍(ひびきりゅう)さんは、大相撲で活躍していた力士で、高校卒業後に境川部屋に入門して活躍されていました。最高位は西三段目24枚目でした。
同郷で山口県立響高等学校の先輩でもある豊響さんを尊敬しており、豊響さんも響龍さんをかわいがっていたようです。
響龍さんはこれからの活躍が期待される若手力士でしたが2021年3月場所の取り組み中の事故で緊急搬送され、その後入院先の病院で28歳の若さで亡くなり、相撲ファンや関係者の間に衝撃と悲しみが広がっています。
響龍(力士)が28歳で死去した事が発表される
2021年4月28に響龍さんが28歳で死去した事を日本相撲協会が発表しました。
大相撲境川部屋の三段目力士、響龍(ひびきりゅう)の天野光稀(あまの・みつき)さんが28日午後6時20分、急性呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。日本相撲協会が29日、発表した。28歳だった。
響龍さんは、2021年3月場所13日目の取組で、相手力士のすくい投げを食って土俵際に頭から落ちて頭部付近を強打し倒れたまま動けなくなりました。
倒れてから約6分後に担架に乗せられて土俵から下され、その後病院に救急搬送されて入院して治療を受けていましたが、4月28日に容態が急変して死去したという事です。
響龍(力士)の死因は急性呼吸不全との発表
出典:https://assets.st-note.com/
響龍さんの死因については公式には「急性呼吸不全」とだけ発表されています。
響龍さんは取り組み中の事故が原因で入院する事になり、そのまま死去されたという事でこの死因に取り組みでの事故が関係している可能性は高いと見られていますが、因果関係などは特に発表されていません。
響龍(力士)の入院後の容態について
出典:https://amd-pctr.c.yimg.jp/
響龍さんは2021年3月26日、春場所13日目の取り組みですくい投げで投げられ、俵と土俵で挟まるような形で頭部付近を強打しうつ伏せで倒れた状態のまま動けなくなりました。
その後、響龍さんは救急搬送されましたが、その入院後の容態については、意識はあるものの頸椎損傷の疑いがあり、首から下が動かない状態だと発表されていました。
その後、響龍さんは闘病生活の中で、徐々に麻痺した体が動くようになっていたとの事で容態が改善していた様子でしたが、寝たきりの状態になっていた事で肺血栓を患い、関係者に「たんがよくたまる」などと訴えていた事なども明らかにされています。
救急搬送された翌日には、師匠の境川親方(元小結両国)が協会広報部を通じて「いま、一生懸命、治療に専念しています」とコメントしていた。関係者によると、入院していた響龍さんは、徐々にまひした体が動くようになっていたという。しかし、28日に容体が急変し、死去した。入院生活で寝たきりの状態が続いており、肺血栓を患っていたという。また、関係者には「たんがよくたまる」などと訴えていたという。
そして、4月28日に容態が急変して死去したという事で、関係者も突然の訃報に衝撃を受けている様子です。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、響龍さんの入院中の様子について「家族や師匠らの懸命の看病のもと力士らしく、粘り強く耐え病魔と闘ってくれました。」と発表されています。
響龍(力士)の事故発生時の動画や画像
響龍さんの取り組み中の事故発生時の動画や画像もネット上で見る事ができますが、かなり衝撃的な内容となっています。
事故とはいえ響龍亡くなって対戦相手の今福のケアもしっかりしてほしい日本無能協会 pic.twitter.com/PAPWYB9PdU
— 流石ですお兄様™️ (@siguiinquisitor) April 29, 2021
倒れた響龍を放置して相手の勝ち名乗りを優先した事やその後の対応への批判も
この事故発生時の衝撃的な動画や事故発生直後の画像に、インターネット上で大きな波紋が広がっているようです。
特に、響龍さんが倒れたまま動けない状態になっている横で、相手力士の勝ち名乗りを優先させた事への批判が多数出ているようです。
取組で頭強打 響龍さん死去28歳
— catwalk (@catwalk639) April 29, 2021
2021年3月26日
衝撃の一枚
響龍がうつ伏せの状態のまま
動くことが出来ない中で
勝ち名乗りをする行事と力士
ブラックする相撲協会😒
ご冥福をお祈りします(-人-)
人命よりセレモニーを重視
何処か今の日本政府と同じ臭いが😱 pic.twitter.com/0TkyVlFXrO
なお、医師が到着したのは響龍さんが事故によって倒れてから約5分後だったという事です。この間に何らかの適切な対応ができていれば、最悪の結果にはならなかったのではないかとする声も出ています。
響龍さんがうつ伏せに倒れた後、約1分後に呼び出しの3人が仰向けにするなど動かし、その後、首を固定しないままの状態で担架に乗せられて土俵から下ろされました。これについても頸椎を損傷している事が疑われる状況での適切な対処だとはいえないとして批判の声が見られるようです。
相撲協会には、同様の事故が2度と起こらないように何らかの対応策を取ってほしいと感じます。
響龍(力士)の事故の取り組み相手の力士・今福のメンタルを心配する声も
響龍さんの事故が発生した際の取り組みの相手力士は、二所ノ関部屋に所属する今福さんです。
今福さんは2021年4月の現在30歳の中堅力士ですが、結果として取り組み中の事故で相手力士の響龍さんが死去した事で、この今福さんのメンタル面でのショックを心配する声も多く上がっています。
響龍さん今どうしてるかな
— 薪@東十両11枚目 (@Iro_Maki_21) April 3, 2021
そして、対戦相手だった今福さんのメンタルは大丈夫だろうか
響龍が亡くなったの本当に残念。
— 元貴乃花部屋の元力士 (@kokokouki_3) April 30, 2021
相撲協会には今福のケアをしてほしい。
今福は気になって豪快に相撲取られへんようになってると思う。
今福は絶対に悪くないし今福には響龍の分も強くなってほしい!
今回の響龍の訃報を受けて協会がまずすべきことは何か。
— バラッキー@大相撲ファン (@baraki_sumofan) April 29, 2021
負傷の一番で対戦した今福の心のケアだろ。
土俵近くに医師を滞在させるかどうかはその後な気がする。#大相撲 #sumo #響龍
事故とはいえ、結果として対戦相手が死去してしまったというのはかなり精神的ショックが大きいと想像されます。大相撲ファンからは今福さんを心配する声が圧倒的に多いですが、「対戦相手が倒れているのにしれっと引き揚げるのはおかしい」などといったごく少数の批判的な声もあるようです。
こうしたごく少数の批判的声に対しては、「今福は悪くない」、「相撲協会や関係者は今福さんのメンタルのケアをしっかり行ってほしい」といった反応が多く見られます。
響龍(力士)の結婚は?
若くして突然死去されたという事で、響龍さんの結婚や子供など家族を心配する声も見られます。
しかし、響龍さんは結婚はされておらず、子供もいないようです。
響龍(力士)の死亡事故のその後や現在
響龍さんの死亡事故を受けて、現在もその後の対応の是非などがネット上でも取り沙汰されていますが、現場では色々な事情があった事が明らかにされてきています。
響龍さんが倒れた後に、すぐに体が仰向けにされたことについては、響龍さん本人から「(うつ伏せの状態で動けず)息ができない」という訴えがあったためだったようです。
「首から下の感覚がない。(うつぶせで)息ができない」という本人の訴えがあり、体の向きを変えられた。この行為の是非を問う声もあるが、現場ではこのような事情があった。
また、この響龍さんの事故を受けて、現在、日本相撲協会では万が一に備えた場所中の医師の常駐の必要性が議論されているという事です。こちらについても色々な事情があり、コストの面で難しいのではないかとする声もあるようです。とはいえ、力士の安全が最優先事項である事だけは間違いないため、何らかの対応を望むという声が強まっています。
まとめ
今回は、2021年3月場所の取り組み中の事故で倒れて病院に搬送され、入院の後に同年4月28日に死去された大相撲力士の響龍さんについてまとめてみました。
響龍さんは2021年春場所で、対戦相手の今福さんのすくい投げを喰らった際に、頭部付近を強打し手動けなくなり、その後病院へと救急搬送されました。入院後には首から下が痺れて動かない、たんがよくたまるなどと関係者に訴え、肺血栓も患うなどし、4月28日に容態が急変し死去されました。死因は「急性呼吸不全」と発表されています。
響龍さんの事故発生時の動画や画像などもネットで拡散されており、事故のその後の対応などについて批判的な声も多く出ているようです。現在、日本相撲協会では場所中の医師の常駐の有無の必要性なども話し合われているという事です。