東大卒の天才ゲーマー「ときど」さんが情熱大陸出演で話題になっています。
この記事では、ときどさんのプロフィールと経歴、本名や名前の由来、出身高校と大学など学歴、家族や年収などを総まとめしました。
この記事の目次
ときどのプロフィール&経歴
名前:ときど
生年月日:1985年7月7日
出身:沖縄県那覇市生まれ・神奈川県横浜市育ち
ときど、大学院を中退しプロゲーマーの道へ
ときどさんは、日本のプロゲーマーとして活動しています。
小学生の頃に従兄弟と遊んだバーチャファイター2がきっかけとなり、本格的にゲームに熱中しはじめま、その従兄弟が持っていた攻略本に「バーチャの鉄人」と呼ばれる有名プレイヤーが載っていたことからゲーマーという存在を知ることになったのです。
プロゲーマーを目指したきっかけは梅原大吾さんのプロ宣言でした。
当時は大学院に在学中でしたが研究内容に興味が持てなかったことや、アメリカの会社からスポンサー契約の申し出を受けたことがプロゲーマーへの背中を後押ししました。
その後、大学院を中退してプロゲーマーとなったときどさんは、2017年7月、ラスベガスで開催された世界最大の格闘ゲーム大会EVO2017に参加し、2000人以上が出場したストリートファイター5部門で優勝を飾っています。
ときどの本名は谷口一~友達の発言が「ときど」の由来?
ときどの由来はゲームの連続技だった!
ときどという名前は珍しいですが、沖縄出身ということもあり沖縄では珍しい名前もあるので本名だと思う人もいるかもしれません。
しかし、ときどさんの本名は谷口一(たにぐち はじめ)さんという至って普通の名前です。
そこでときどという名前の由来に関しても調べてみました。
名前の由来は中学1年の頃に初めて参加したザ・キング・オブ・ファイターズ’98の大会で、登場キャラの八神庵のジャンプキック(とんでキック)から闇払い(どうしたぁ!)という連続技しか使わなかったことからそれを見た友人に「もう“ときど”でいいじゃん」と言われ、それ以来「ときど」と名乗っているのだそうです。
また、そのほかのニックネームとして、国内では「アイス・エイジ」海外では「Murder Face」などがあります。
アイスエイジの名前の由来は勝利のために徹底的に合理性を追求するプレイスタイルから、氷河期のように寒い、派手さがなくつまらないという意味でMurder Faceの名前の由来はプレイ中の表情が殺し屋に見えたためだそうです。
ときどの学歴がスゴイ!~東大卒の天才ゲーマーの出身校を徹底調査
ときどさんと言えば東大プロゲーマーと言われていることから有名ですが、そのときどさんの学歴を詳しく見ていきましょう。
ときどの出身中学・高校は「男子御三家」といわれる私立中高一貫校
ときどさんの出身中学と高校は、東京都港区元麻布二丁目にある私立の中間一貫校の麻布中学校・麻布高等学校です。
ご存知の方も多いと思いますが、開成、武蔵と並び「男子御三家」の一つとして有名な高校として知られています。
進学実績に関しては、東京大学には毎年80人から90人以上の合格者を輩出しおり、そのほかにも京都大学や一橋大、東京工大などの難関国立大学にも多数の合格者を出す程です。
さらにに麻布パーソナルコンピューター同好会はコンテストで何回かの優勝経験があり、囲碁部は全国高校囲碁選手権大会で最多の優勝回数を誇り、チェス部では全日本チャンピオンを輩出するなど、部活においても優秀な実力を見せています。
麻布高等学校出身の有名人
・山田太郎(参議院議員)
・若山健彦(ミナトエレクトロニクス 代表取締役社長)
・橋徹二(小松製作所 代表取締役社長、CEO)
・古川享 (マイクロソフト株式会社元社長)
・中松義郎(発明家)
・堤義明(元西武鉄道グループオーナー)
・武部聡志(音楽プロデューサー)
・福井威夫(元ホンダ社長)
・國分文也(丸紅 代表取締役社長)
・佐藤康博(みずほフィナンシャルグループ 取締役兼執行役社長(代表執行役)グループCEO)
出身の有名人を見るだけでもわかる通り、超がつく程の一流高校です。
ときどは日本の最高学府・東京大学出身
ときどさんは麻布高校を卒業後、一浪の末に東京大学理科一類に入学し、同大工学部マテリアル工学科卒業をしています。
その後東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻に入学するも中退してしまいます。
大学院を中退してしまってはいるものの、東京大学に入学しているのですからそれだけの頭脳を持っているということです。
ときどの家族は全員エリート~父親はときどの活動に大賛成と後押し
ときどの父は大学名誉教授の谷口尚、母は歯科医師
上記の学歴からもわかる通り、ときどさんはエリートな道を進んでいます。
ただ、それもそのはずでときどさんの両親は凄い方なのです。
まず父親は、東京医科歯科大学名誉教授の谷口尚さんなのです。東京医科歯科大学名誉教授なんてかなり凄い人ですから、子供であるときどさんがエリート街道を進むのは当たり前でしょう。
そんなに凄い父親ならばプロゲーマーになると言った時に問題にならなかったのかと思いますが、以前に親子でインタビューを受けたときには「定年後は息子のマネージャーになって世界を飛び回りたい」と語り、息子の活動を全面バックアップしているようです。
また、母親は歯科医師で、母方の祖父は「金秀グループ」の創業者である呉屋秀信さんなのです。つまりときどさんはサラブレッド中のサラブレッドというところでしょう。
ときどの年収がヤバい!~賞金額からスポンサー収入まで徹底調査
ときどは日本一賞金を稼ぐプロゲーマーだった
世界的にみると大きいeスポーツ市場ですが、日本ではマイナーゆえに市場規模が小さくさほど浸透していません。
そもそもの素朴な疑問としてプロゲーマーなんて儲かるのかという疑問があると思います。そこで、ときどさんの年収や賞金に関して調べてみました。
プロゲーマーとまると主な収入は賞金になるので、まず勝つことが重要になりますが、実際プロゲーマーとして活動していると、賞金だけではないようで、過去にはこのようにコメントしています。
「プロになって4年。食えるくらいは稼げています。収入は1カ月に1回くらい世界中の大会に出て賞金を稼ぐ。それからスポンサー収入。ゲーム開発のアドバイスやイベント出演などの雑収入。その三つが柱ですね。」
ちなみにプロゲーマーの世界的な標準の年収は468万円程度と少ないのが現状です。
ときどさんの2017年の賞金獲得額は1000万円ですが、世界には億を稼ぎ出すプロゲーマ―も多数存在します。
2017年に優勝した、ときどさんが獲得されたEVO2017のストリートファイター5部門の優勝賞金は約1万6000ドル、日本円にすると約180万円の賞金になります。
さらにに賞金総額25万ドル(約2800万円)の招待制大会「ELEAGUE」で優勝したときどさんが手にされた賞金は150,000ドル、日本円で約1600万円でした。
細かい年収は出されていませんが、この賞金から考えるにまず年収は1,000万円を超えていると考えて良いでしょう。
スポンサー収入がどれほどかわかりませんが、ときどさんの頭の良さを考えるとゲーム開発のアドバイスでも稼いでると思われるので少なくてもゲーム開発とスポンサー収入で月に100万は超えているのではないでしょう。
また、ときどさんは本も出版されているのでその印税なども考えれば月収は100万越えは確実だと思われます。
賞金に関してはその時々で賞金額が変わってきますし、負けてしまえば賞金が入ってこないのでかなりアップダウンは激しそうですが、推定で年収2,000~3,000万円程になると思われます。
ときどは世界的にみるとあまり稼げないプロゲーマー?
ご紹介の通り、かなり稼いでいるように見えるときどさんですが、世界には3億円以上を稼ぐプロゲーマーが多数存在します。
桁違いの世界のプロゲーマー
賞金獲得ランキング1位のドイツ・kurokyさんは
3億円以上を稼いでいます。
また、世界と日本のプロゲーマーの収入に格差がある原因として、日本人の大半が格闘技ゲーム(ストリートファイターや鉄拳など)を主戦場にしていることがあげられます。
さらにeスポーツがマイナーな日本では大会も少なく、格闘技系ゲームの大会は賞金額は他の世界大会に比べ高額ではありません。
例えばストリートファイターシリーズは、発売メーカーのカプコンが主催する「カプコンカップ(※注)」と称される大会が毎年アメリカで行われています。2017年のカプコンカップの優勝賞金は25万ドル(約2800万円)とそれなりに高額ですが、2位は5万ドル(約560万円)、3位は2万1500ドル(約240万円)と大幅に少なくなり、9位では2000ドル(約22万円)と、渡航費だけで消えてしまう程の金額しか得られません。
カプコンカップ以外の大会でも賞金は得られますが、規模はカプコンカップと比較してかなり小さく、1つの大会の総額は1万5000ドル程度(約170万円)しかありません。これを上位入賞者で分配すると、一人当たりの金額は微々たるものです。
引用:日本のプロゲーマーが低年収な裏事情
この格闘技ゲームの大会は市場規模が小さく、海外で人気の「League of Legends」(リーグ・オブ・レジェンド)は、プレイヤー数が世界全体で数億人と桁違いだそうです。
また、将来的にはeスポーツがオリンピックの新種目になる噂もありますが、日本では法律的に賞金額の高い大会が開けないため市場規模が拡大しないともいわれています。
日本でeスポーツが流行らない最大の理由が、法律的に賞金額の大きい大会が開けない(と企業が勝手に考えている)点です。刑法185条には 「賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する」と定められています。勝ち負けに「運」の要素が絡むテレビゲームの大会で、賞金を賭けて戦う事は賭博罪に抵触する(かも知れない)~という口コミが業界内で広まり、大会を主催しようとする企業が少ないのです。
好きなゲームでお金を稼げる夢のような職業ですが、日本でプロゲーマーとして稼ぐのは厳しいようですね。
ときどは海外でも人気のプロゲーマーだった!
ときど、ストファイ世界大会を制し「この日本人かっこよすぎる」の声も!
2017年7月に行われた世界最大規模のトーナメント「EVO 2017」で、とときどさんは見事優勝しました。
破竹の勢いで優勝の勝ち星を積み上げ、現在、ストリートファイターVの世界ポイントランキングで1位を独走するアメリカのパンク選手。7月14日から16日の3日間にかけて行なわれた世界最大規模のトーナメント「EVO 2017」でも、並み居る強豪をすべてストレートで下し決勝戦に勝ち上がってきた。このまま今回も勝利は揺るがないかと予想されたが、日本のときど選手が逆転劇でパンク選手を打ち破り、見事、優勝の栄冠を手にした。
ときどさんの優勝に海外のゲームファンからは、「この日本人かっこよすぎる!」「ときどが優勝して嬉しいよ。彼は長年、一生懸命努力したから。」「彼ほど優勝に相応しい人はいないね。格ゲー界で1番の努力家だよ。もう1度おめでとう、ミスターときど!」などのコメントが寄せられていました。
また、日本にもときどさんの人気はうなぎのぼりで、ファンが増えているようです。
ときどさん描いてみた。
— にゃだお (@Nyalexandros) 2018年8月27日
うーん、いい表情❗#ときど #esports #スト5 #StreetFighter #CAPCOM pic.twitter.com/TKwVuQ9W3h
ときどつよすぎ pic.twitter.com/cPt8KCzOxh
— ジン=ヤーマン (@sunflower020219) 2018年8月22日
情熱大陸のときどさんの回、ゲーセンで梅原さんと対戦する時の会場の雰囲気がなんかfreestyle Rapやjuke/footworkで盛り上がるストリートと同じものを感じた。ストリートから成り上がってビッグになるスタイル、かっこいいやん。 pic.twitter.com/MmkVYkT19C
— Gantz_Grafts (@gantz_grafts) 2018年8月25日
ときどについて総まとめすると…
・ときどの名前の由来は、友達の発言「もう“ときど”でいいじゃん」である。
・ときどの出身中学・高校は「男子御三家」の一つである麻布中学校・高等学校である。
・ときどは東京大学卒業後、東京大学大学院を中退しプロゲーマーになった。
・ときどの父親は東京医科歯科大学名誉教授、母親は歯科医師である。
・ときどの推定年収は2千万~3千万円で、収入減は賞金、スポンサー収入、ゲーム開発アドバイスである。
まだまだ日本ではマイナーなeスポーツ市場ですが、ときどさんのような存在に憧れている子供たちは多いようです。
将来、オリンピック競技にもしもなることがあったら、日本でもeスポーツ人口が爆発的に増えるかもしれませんね。
これからも国内外でのときどさんの活躍を期待しましょう!