品川区戸越で発生した「品川母子4人死亡事件」で逮捕の後藤祐介容疑者が注目されています。
この記事では後藤祐介容疑者の実家の老舗理髪店、家族、経歴、現在の動画編集の仕事、目がおかしい件、事件の被害者となった元嫁・高波冬美さんとの結婚や3人の子供、動機と現在についてまとめました。
この記事の目次
- 後藤祐介は東京品川戸越母子4人死亡事件で殺人容疑で逮捕の元夫
- 後藤祐介の実家の家族は品川で代々続く理髪店を経営
- 後藤祐介の経歴① 美容師専門学校卒業後は10年間美容師として勤務
- 後藤祐介の経歴② 介護職に転じ品川区内の特別養護老人ホームで約11年間
- 後藤祐介の現在の仕事はフリーの動画編集者だが実績はなく実質「無職」か
- 後藤祐介の目が瞼痙攣や斜視ではといった声も
- 後藤祐介と元嫁の高波冬美さんの結婚は2015年で夫婦仲は良い印象だった
- 後藤祐介と元嫁の高波冬美さんの実家は食肉卸の会社を経営し相当な資産家
- 後藤祐介と元嫁の高波冬美さんの子供は3人で幸せな家族だとみられていた
- 後藤祐介と元嫁の高波冬美さんは事件の3日前に離婚が成立していた
- 後藤祐介が嫁と子供を殺害した事件の動機
- 後藤祐介の現在
- まとめ
後藤祐介は東京品川戸越母子4人死亡事件で殺人容疑で逮捕の元夫
後藤祐介容疑者(事件当時46歳)は、2024年5月23日に東京都品川区戸越で発生した「品川母子4人死亡事件」で、死亡した元嫁の高波冬美さん(事件当時37歳)を殺害した容疑で逮捕された男です。
後藤祐介容疑者が逮捕された品川母子4人死亡事件の経緯
事件があったのは東京都品川区戸越の「戸越銀座商店街」の裏手にある2階建住宅で、その家に住む母親の母親の高波冬美さん、その子供で、長女の後藤鈴さん(事件当時6歳)、次女の後藤玲さん(事件当時3歳)、長男の後藤信さん(事件当時2歳)の合計4人が変死体で見つかりました。
警察発表によれば、4人の変死体が見つかったのは、2024年5月23日の13時29分。その少し前に「焦げ臭い」と近隣住民から通報があり駆けつけた消防隊によって発見されたようです。
事件現場の住宅は1階を中心に3平方メートルほどが焼ける火災が起きており、4人の遺体は1階和室の布団の上で倒れていて、いずれも胸や首に複数の切り傷や刺し傷があって、母親の高波冬美さんと次女は失血死、長女と長男は急性一酸化炭素中毒で亡くなったと見られると発表されています。
4人の遺体の傍には、母親の高波冬美さんの元夫で子供達の父親の後藤祐介容疑者も首に自ら刃物で傷をつけた状態で倒れていましたが、命に別状はなく、同年6月19日に元嫁である高波冬美さんを殺害した容疑で逮捕されました。
近隣住民によれば、事件発覚の前日の5月22日の20時半頃に、事件現場となった住宅の方からガソリンのような匂いがして、後藤祐介容疑者が玄関前に佇んでいる姿が目撃されていたという事で、この時間帯に後藤祐介容疑者が嫁の高波冬美さんと子供3人を刃物で刺し、ガソリンを撒いて火をつけたと推測されています。
後藤祐介の実家の家族は品川で代々続く理髪店を経営
後藤祐介容疑者の実家や家族については、東京都品川区で代々続く老舗理髪店を営んでいるとの情報を複数のメディアが報じています。
現在は、後藤祐介容疑者の実家の理髪店は2歳年上の兄が経営しているとの情報も出ています。
彼の実家は品川で代々続く理髪店。2歳上の兄が父の理髪店を継いでいます。
引用:「カッとなって刺した」“品川母子4人死亡”逮捕の元美容師夫(46)がケアステーションで見せた優しさと“その後の変貌”「いつもニコニコ顔の“ごんち”が…」「最後は家族で一緒にいたかった」
後藤祐介容疑者の実家の理髪店は現在は2歳上の兄が経営しているとの事ですが、父親も健在でまだ現役で仕事をされているようです。
理髪店を営む後藤の父に声をかけたが、無言で何度も首を振った後、「ごめんなさい」と言って去っていった。
引用:「カッとなって刺した」“品川母子4人死亡”逮捕の元美容師夫(46)がケアステーションで見せた優しさと“その後の変貌”「いつもニコニコ顔の“ごんち”が…」「最後は家族で一緒にいたかった」
なお、後藤祐介容疑者の実家の理髪店は特定されていませんが、90年以上続く現在5代目の某有名理髪店では無いかと言われていて、調査した結果、ほぼこちらが実家で間違いないようです。Googleの口コミページでは実家の理髪店外観や後藤祐介容疑者の家族らしき方の画像も確認できるのですがここでの掲載は差し控えます。
後藤祐介の経歴① 美容師専門学校卒業後は10年間美容師として勤務
実家が理髪店経営だという後藤祐介容疑者は、美容師専門学校を卒業しており、2002年から2012年まで10年間は美容師として勤務していたという事です。
あくまで後藤祐介容疑者の自称ですが、美容師時代には店舗開発、マーケティング、人材育成などの業務も経験したという事です。
SNSなどに記されたプロフィールによると、Aさんは2002年から12年までの10年間、美容師として勤務しながら「店舗開発やマーケティング、人材育成を経験」したとしている。
引用:〈品川・母子4人死亡〉妻は心を病み休職、夫は仕事を辞め動画編集業に「本当に気づくようなことはなかったんです」と近所の声
後藤祐介の経歴② 介護職に転じ品川区内の特別養護老人ホームで約11年間
後藤祐介容疑者は、美容師の仕事を辞めた後は、品川区内の特別養護老人ホームに転職して介護職に就いていたという事です。
後藤祐介容疑者は介護の職場では評判が良かったようで、入居者に対してとても優しく接していたとの元同僚の証言がいくつかのメディアに掲載されています。
2012年頃から品川区内の特別養護老人ホームで働くようになる。
当時を知る元同僚が回想する。
「後藤さんは、職員はもちろんのこと、入居者のお年寄りからも凄く信頼されていました。人の悪口は絶対に言わないし、何か困ったことがあるとすぐにフォローしてくれる優しい人でした」
引用:「カッとなって刺した」“品川母子4人死亡”逮捕の元美容師夫(46)がケアステーションで見せた優しさと“その後の変貌”「いつもニコニコ顔の“ごんち”が…」「最後は家族で一緒にいたかった」
後藤祐介容疑者は介護の仕事は2023年まで約11年間続けています。
今回の事件の被害者である元嫁の高波冬美さんも介護の仕事をしており、後藤祐介容疑者が勤務していた特別養護老人ホームでケアマネージャーをしていたという事で、ここで知り合い2015年に結婚しています。
その後、元嫁の高波冬美さんは、「夫婦は一緒の職場で働けない」との会社のルールにより、系列の別の施設に移りましたが、人間関係により精神を病み事件から見て1年ほど前から休職していたとの証言が出ています。
冬美さんの知人は「1年くらい前、彼女は心を病んでしまって休職し、一度は復帰したけど、またすぐに休職して、それ以来ずっと仕事を休んでいるんですよ。理由は上司と合わなかったからだと聞いています。彼女はストレートな性格で上司と揉めることがありました。休職は(仕事で)精神的にまいったのが原因だと聞いています」と証言。
引用:〈品川・母子4人死亡〉妻は心を病み休職、夫は仕事を辞め動画編集業に「本当に気づくようなことはなかったんです」と近所の声
そして、元嫁の高波冬美さんが休職したのと同時期の2023年に後藤祐介容疑者は介護施設を退職しています。
後藤祐介の現在の仕事はフリーの動画編集者だが実績はなく実質「無職」か
後藤祐介容疑者は、2023年3月に品川区内の特別養護老人ホームを退職し、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」などに登録してフリーの動画編集者の仕事を始めています。
後藤祐介容疑者は2023年4月に「後藤祐介@動画編集者」というアカウント名のX(IDは@yusuke94590)を開設していました。
動画編集案件獲得に向けて営業スタートで。
— 後藤祐介@動画編集者 (@yusuke94590) May 27, 2023
しかし、収入はほとんどなく仕事とは言えず、実施的に事件当時、後藤祐介容疑者は「無職」の状態だったと見られています。
逮捕当時の報道でも、後藤祐介容疑者は「無職」と報じられています。
後藤祐介の目が瞼痙攣や斜視ではといった声も
後藤祐介容疑者の公開されている画像の目に少し違和感があるためか、後藤祐介容疑者は「瞼痙攣」や「斜視」ではないかといった声がみられます。
また、目の異常がうつ症状からきているのではないかと推測する声も出ています。
後藤祐介…四枚目目の焦点が合ってないのが多分軽度の鬱症状だと思う、本人が気がつかない内に思考が狭まって一方向からしか考えられない状態。 https://t.co/J3b7TQXub4
— jgfgfrd:)5 (@zzxui1060) June 24, 2024
後藤祐介と元嫁の高波冬美さんの結婚は2015年で夫婦仲は良い印象だった
後藤祐介容疑者と今回の時間の被害者である元嫁の高波冬美さんは2015年に結婚しています。
経歴のところでも触れましたが、後藤祐介容疑者が勤務していた品川区内の特別養護老人ホームでケアマネージャーとして働いていたのが元嫁の高波冬美さんだったという事です。
元職場の同僚や、近隣住民からは、後藤祐介容疑者と元嫁の高波冬美さんは、とても仲の良い夫婦に見えたという証言が多数出ています。
結婚していた当時、元嫁の高波冬美さんは職場で、「うちの旦那は(育児や家事が)よくできてるから」、「旦那は優しい人だから」と周囲によく惚気ていたそうです。また、近隣住民は、子供が生まれる前にはビッグスクーターに2人乗りして夫婦で仲良く出かける姿をよく目撃していたそうです。
子供が生まれた後についても、自宅前の水槽で飼っていたメダカに家族揃って餌をあげているところや、保育園の送り迎えなど夫婦で協力して子育てしている様子が目撃されていたようで、周囲からは幸せな家庭を築いているように見られていた様子です。
後藤祐介と元嫁の高波冬美さんの実家は食肉卸の会社を経営し相当な資産家
後藤祐介容疑者の元嫁の高波冬美さんの実家は、50年も続く食肉卸の会社を営んでいることがわかっています。事件のあった住宅も高波冬美さんの家族の所有だったということです。
「実家は約50年前、祖母の代から続く食肉卸しの会社。現在は冬美さんの母親が女社長だから、冬美さんはお嬢さんなんです」(近所の別の住民)
実家は資産家であり、冬美さんの一軒家も所有者は冬美さんと祖母だった。
また、元嫁の高波冬美さんの親族も年商200億規模の総合食品卸会社を経営するなど、実家は相当な資産家だったようです。
元嫁の高波冬美さんの実家の家族が経営していた会社ですが、「プレコフーズ」と「トラストフーズ」ではないかと見られています。
後藤祐介と元嫁の高波冬美さんの子供は3人で幸せな家族だとみられていた
後藤祐介容疑者と元嫁の高波冬美さんの間には3人の子供が生まれていましたが、今回の事件で全員が亡くなっています。
後藤祐介容疑者と元嫁の高波冬美さんの子供は、事件当時小学1年生だった長女の鈴(りん)さん、事件当時保育園に通っていた当時3歳の次女の玲(れい)さん、同じく保育園時で事件当時2歳だった長男の信(しん)さんでした。
長女の鈴さんは、お話が上手だったそうで、近隣の住民の方にもとても可愛がられていたとの事です。
後藤祐介容疑者は、3人の子供の育児にも中心的に関わっていたと見られ、近隣住民からは、元嫁の高波冬美さんよりも父親の後藤祐介容疑者が子供たちの面倒を見ていた印象が強いという証言がいくつか出ているようです。
ただ、元嫁の高波冬美さんが子供たちの養育に関わっていなかったという事ではなく、子供が危ない事をするとしっかりと叱ったり、よき母親と近隣住民からは見られていたようです。
推測になりますが、夫婦共働きだった事と、2023年頃には元嫁の高波冬美さんが精神を病んでしまった事などから、後藤祐介容疑者が中心的に子供を見ており、それが近隣住民からは父親の後藤祐介容疑者が子供の面倒を見ているという印象につながったのではないかと思われます。
後藤祐介と元嫁の高波冬美さんは事件の3日前に離婚が成立していた
後藤祐介容疑者と元嫁の高波冬美さんは、事件のわずか3日日前の2024年5月20日に離婚していた事がわかっています。
幸せな結婚生活を送り、3人の子供にも恵まれて仲の良い家族と周囲からは見られていた後藤祐介容疑者とその家族ですが、2024年に入ってから夫婦関係が悪化。元嫁の高波冬美さんの方から離婚を切り出したとの事です。
子供の親権は元嫁の高波冬美さんが持つ事に決まり、2024年5月26日に後藤祐介容疑者が家を出て行く事も決まっていたという事です。
「逮捕された後藤と冬美さんは、今年に入ってから夫婦関係が悪化。家事や育児の分担を巡って争うようになり、冬美さんの方から離婚を切り出したようです」
2人が離婚届を提出したのは5月20日。3人の子どもの親権は冬美さんが持ち、後藤は26日頃を目処に家を出ていくことが決まっていたという。
引用:「カッとなって刺した」“品川母子4人死亡”逮捕の元美容師夫(46)がケアステーションで見せた優しさと“その後の変貌”「いつもニコニコ顔の“ごんち”が…」「最後は家族で一緒にいたかった」
後藤祐介が嫁と子供を殺害した事件の動機
優しい人物だと見られていた後藤祐介容疑者が、元嫁と3人の子供を手にかけた動機(逮捕はあくまでも元嫁の高波冬美さん殺害だが、子供3人も手にかけた可能性が高いと見られている)についても関心が集まっています。
後藤祐介容疑者は、元嫁の高波冬美さんの殺害の動機については、逮捕前の聴取時に「今すぐ家を出て行くように言われてカッとなって刺した」と供述しているとの事です。
また、まだ幼い子供たちにまで手をかけた動機については、「母親が死んだ上に父親が逮捕された可哀想だと感じた。親が殺人犯になったら子供たちが不憫」などと供述しているという事です。
さらに、自宅に火をつけた動機については「子供も自分も燃えてなくなってしまえばいいと思った」などと供述しているようです。
後藤祐介の現在
後藤祐介容疑者の現在についてですが、2024年6月19日に、元嫁の高波冬美さんを殺害した容疑で逮捕された後についてはほとんど情報が出ていません。
推測になりますが、事件の内容が内容だけに、捜査当局は後藤祐介容疑者の精神鑑定も視野に慎重に取り調べを進めているのではないかと思います。
今後の予想ですが、鑑定留置が決定した後に、起訴か不起訴かが決まり、起訴された後にも再度精神鑑定が行われるなどして、裁判の開始は数年後になる可能性も考えられるかも知れません。裁判になったとしても、おそらくですが、心神喪失や心神耗弱状態だったと主張し、無罪や減刑を求める展開になるかも知れません。
まとめ
今回は、2024年5月23日に東京都品川区戸越で発生した「品川母子4人死亡事件」で殺人の容疑で逮捕された後藤祐介容疑者についてまとめてみました。
事件の被害者は後藤祐介容疑者の元嫁の高波冬美さんと子供3人(小学1年生〜保育園)でした。
後藤祐介容疑者の実家は、品川区内の老舗理髪店である事がわかっていて、家族は理髪店を継いだ2歳上の兄と父親の存在がわかっています。
後藤祐介容疑者の経歴については、美容師の専門学校を卒業後、10年間美容師として働いた後、品川区内の特別養護老人ホームに転職して介護職として約11年間働いていた事がわかっています。事件当時は、フリーの動画編集の仕事をしていましたが、ほとんど仕事はなく実質的に無職だったようです。
後藤祐介容疑者は事件の被害者で元嫁の高波冬美さんとは介護職の職場で知り合い2015年に結婚、3人の子供に恵まれて、周囲からは仲の良い夫婦、幸せな家族と見られていたようです。
ところが、2024年に入ってから夫婦仲が悪化し、事件の3日前の2024年5月20日に離婚が成立していました。
後藤祐介容疑者の動機ですが、離婚成立後に予定日より早く元嫁の高波冬美さんに家から出て行くように言われてカッとなったと供述しています。また、子供達まで殺害した動機については「残される子供たちが不憫と思った」との趣旨の供述をしているようです。
現在、後藤祐介容疑者の取り調べが続いていると思われますが、2024年7月7日現在の時点では起訴されたという情報は出ておらず、当局は精神鑑定も視野に慎重に取り調べを進めている可能性が高いと思われます。