三郷市の運送会社社長・大川幸一郎さんを殺害した内田洋輔が注目されています。
この記事では内田洋輔の生い立ちや川口市の実家の父親など家族、少なくとも前科2犯の経歴、刺青、結婚の有無、自宅、過去に起こした事件や大川幸一郎さんを殺害した動機、控訴中の現在についてまとめました。
この記事の目次
- 内田洋輔は埼玉三郷市の運送会社社長・大川幸一郎さん殺害事件の犯人
- 内田洋輔の生い立ち…少年の頃に覚醒剤や傷害などで複数の前歴
- 内田洋輔の実家は埼玉県川口市末広1丁目の可能性が高い
- 内田洋輔の実家家族…父親と母親はいるようだが詳しい情報は出ていない
- 内田洋輔の経歴…2度の前科があり20代の大半を刑務所で過ごしている
- 内田洋輔は刺青があり元暴力団構成員だった事が裁判で判明
- 内田洋輔の結婚
- 内田洋輔の自宅住所は埼玉県川口市と報道も実際に住んでいた場所は不明
- 内田洋輔の前科① 2017年にオレオレ詐欺で懲役2年10カ月の実刑判決
- 内田洋輔の前科② 2022年に詐欺未遂で有罪判決を受け2度目の懲役
- 内田洋輔が大川幸一郎さんを殺害した動機
- 内田洋輔の現在…地裁の懲役17年の判決を不服として控訴
- まとめ
内田洋輔は埼玉三郷市の運送会社社長・大川幸一郎さん殺害事件の犯人
内田洋輔(事件当時29歳)は、2023年8月29日夜に埼玉県三郷市の運送会社「AKトランス」の敷地内で、同社社長・大川幸一郎さん(事件当時52歳)さんを包丁で滅多刺しにされ殺害された事件で殺人の容疑で逮捕された男です。
内田洋輔には2度の前科があり2023年1月に2度目の服役から出所し、それから大川幸一郎さんに世話になっていた事がわかっており、当面の一人暮らし費用や運送会社で働くための中型自動車免許取得費用、メガネ代、自動車事故の修理代など多額の金銭を大川幸一郎さんから借りていたようです。
この借金をめぐるトラブルが事件の動機となったとみられており現在は裁判が進行中です。
内田洋輔の生い立ち…少年の頃に覚醒剤や傷害などで複数の前歴
出典:https://www.news-postseven.com/
内田洋輔の生い立ちについては現在の時点ではほとんど情報が出ていません。
ただ、今回の事件の裁判で内田洋輔が少年頃に覚醒剤取締法違反や傷害などで複数の前歴がある事がわかっており、まともな生い立ちを持っていない可能性が高いとみられています。
内田被告には少年時に覚醒剤取締法違反や傷害など複数の前歴
内田洋輔の実家は埼玉県川口市末広1丁目の可能性が高い
内田洋輔の実家は「埼玉県川口市末広1丁目」の可能性が高そうです。
今回の事件の逮捕報道で、内田洋輔の自宅住所が埼玉県川口市末広1丁目と報じられています。また、過去の内田洋輔の前科での逮捕時の報道でも住所は埼玉県川口市と報じられています。後述しますが内田洋輔は今回の事件より以前に2度の前科があり共に実刑判決を受けて服役しています。このケースでは、住所として報じられるのは実家住所の可能性が高いです。
この事件を報じた「NEWSポストセブン」の記事では、記者が内田洋輔の父親に直撃取材していますが、「内田の自宅を訪ねると、父親が玄関ドアから出てきた」と書かれています。この一文から「自宅=実家」という推測ができるので、やはり実家は埼玉県川口市末広1丁目である可能性が高いのではないかと思います。
内田洋輔の実家家族…父親と母親はいるようだが詳しい情報は出ていない
出典:https://www.news-postseven.com/
内田洋輔の実家の家族については、これまでのメディア報道で父親と母親の存在が確認されています。
「NEWSポストセブン」などによると、内田洋輔は大川幸一郎さんを殺害する事件を起こした後、その日のうちに父親に連れられて埼玉県警川口署に出頭したという事です。
また、大川幸一郎さんの知人によると、内田洋輔の父親が「息子の面倒を見てほしい」と大川幸一郎さんに頭を下げており、それもあって大川幸一郎さんは内田洋輔の面倒を見ていた面もあったという事です。(最初に内田洋輔の面倒を見てほしいといってきたのは別の人物だが、その後この父親にも頭を下げて頼まれたとの事)
内田洋輔の母親については、内田洋輔が大川幸一郎さんに借金の返済を迫られて、母親に迷惑をかけたくないから今回の事件を起こしたといった噂が流れているようですが、これは事実ではない可能性が高いと思われます。
内田洋輔は大川幸一郎さん以外からも借金をしていてほとんど返済しておらず、それを見かねた大川幸一郎さんが自身の会社で働いて返済するように促すも、内田洋輔は「仕事というのは相性があるのでできない」などと言って働こうとしなかったとの証言が出ています。こうした証言から見ても内田洋輔は家族に迷惑をかけたくないといった理由ではなく、ただ単に借金を返すのが嫌だという身勝手な理由で大川幸一郎さんを殺害した可能性が高いと思われます。
内田洋輔の経歴…2度の前科があり20代の大半を刑務所で過ごしている
内田洋輔の経歴についても詳しい事はわかっていないものの、過去に2度の前科があり20代の大半を刑務所の中で過ごしている事が明らかになっています。
内田洋輔の前科については後述しますが、時系列で言うと2017年から2020年まで1度目の服役をし、2020年に再びコロナ給付金詐欺を働いて逮捕され、2022年から2023年1月にかけて2度目の服役をしています。
内田洋輔の経歴については、刑務所から出てきた後、引越し会社で派遣社員として働いていたとの情報も出ていますが、はっきりした事はわかっていません。
内田洋輔は刺青があり元暴力団構成員だった事が裁判で判明
出典:https://www.news-postseven.com/
「NEWSポストセブン」が内田洋輔の画像を多数公開しており、その写真では内田洋輔の腕にびっしりと刺青が彫られているのが確認できます。
また、「現代ビジネス」の記事では、写真は公開されていないものの内田洋輔が全部刺青を入れている(おそらく胸や背中まで刺青を入れているという意味)と大川幸一郎さんが話していたとの内容が書かれています。
こっちの内田っていうのはもう全部刺青入れたりするので、あまり外に連れて歩けないって言ってたんです
引用:埼玉県三郷市の運送会社社長を刺殺した29歳男の「知られざる過去」〈ラブホテルを転々としながら「オレオレ詐欺」〉〈3000人の資産家の「闇名簿」〉
腕だけでなく全部刺青を入れているという内田洋輔ですが、暴力団の構成員だった事が裁判で明らかにされています。
内田被告が元暴力団構成員だったことは、裁判でも認められている。
内田洋輔の結婚
内田洋輔が結婚しているのかについてもネットで検索されているようですが、内田洋輔が結婚しているとする情報は現在の時点では明らかになっていません。
内田洋輔は少年時代から逮捕歴(前歴)があり、成人してからも少なくとも2度の前科があります。さらに、まともに働いていた経歴も確認できないため、結婚している、あるいは結婚していた可能性は極めて低いと思われます。
内田洋輔の自宅住所は埼玉県川口市と報道も実際に住んでいた場所は不明
出典:https://www.news-postseven.com/
実家についてのところでも触れましたが、内田洋輔の自宅住所は「埼玉県川口市」と報じられています。ただ、これは実家の住所の可能性が高く、実際の内田洋輔の事件当時の自宅がどこだったのかは明らかになっていません。
実家に住んでいた可能性はあるものの、内田洋輔は事件の前には、被害者の大川幸一郎さんの世話になっていた事がわかっており、一人暮らしのためのお金も借りていたとの情報も出ています。この事から、大川幸一郎さんの運送会社「AKトランス」(埼玉県三郷市)の近くに自宅を借りていた可能性が高いのではないかと考えられます。
内田洋輔の前科① 2017年にオレオレ詐欺で懲役2年10カ月の実刑判決
既に触れているように、内田洋輔には今回の事件より前に2度の前科があります。
内田洋輔の1つ目の前科は、2017年1月17日のオレオレ詐欺のかけ子をしたとする詐欺未遂事件での逮捕です。
孫を装い現金をだまし取ろうとしたとして、県警捜査2課などは17日、詐欺未遂の疑いで埼玉県川口市末広の無職、内田洋輔容疑者(22)、神奈川県平塚市河内の無職、高橋拡輝容疑者(20)と同所の無職、甲斐秀也容疑者(20)、20代の男の4容疑者を逮捕したと発表した。
内田洋輔は、この事件で懲役2年10ヶ月の実刑判決を言い渡され松本少年刑務所に服役しています。
内田洋輔の前科② 2022年に詐欺未遂で有罪判決を受け2度目の懲役
内田洋輔の2つ目の前科はコロナ給付金詐欺での2020年の逮捕です。
内田は過去に詐欺で2回、懲役を受けています。一度目は特殊詐欺のかけ子で松本少年刑務所に入りましたが、出てからコロナ給付金詐欺で2020年に逮捕され、秋田刑務所にいました。
引用:【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
こちらの事件の経緯は詳しい事は不明ですが、2022年に有罪判決が言い渡され2023年1月まで秋田刑務所に服役していたようです。
内田被告は2022年に詐欺未遂で有罪判決を受け服役し、2023年1月に出所した。
引用:【埼玉運送会社社長殺人】遺体には18か所の傷、腹部の傷は深さ16センチ…滅多刺しした被告が公判で語った身勝手な言い分
内田洋輔はラブホテルを転々としながら詐欺電話をかけ、千葉県柏市のホテルにいるところを警察に踏み込まれ逮捕されたようです。
内田洋輔が大川幸一郎さんを殺害した動機
内田洋輔が大川幸一郎さんを殺害した動機ですが、内田洋輔本人は「やられる前にやった」などと、動機を供述している事が報じられています。
内田洋輔は裁判などで、大川幸一郎さんは暴力団の準構成員であり、前科2件の特殊詐欺での逮捕も全て大川幸一郎さんからの指示で行った事で、刑務所の中でもう縁を切ろうと決意していたと主張しているようです。
しかし出所してみると、大川幸一郎さんの方から近づいてきて、300万円を違法な金利で無理矢理貸し付けられ、脅しのように返済を迫られた上に親のところへ行って返済してもらうと言われたため家族に迷惑をかけないために殺害に及んだのが動機であるといった内容を主張しているようです。
ただこの内田洋輔の主張に対して、大川幸一郎さんの知人は「嘘ばかり」だと否定しています。実際には内田洋輔の方が大川幸一郎さんを頼って多額の借金をしており、大川幸一郎さんに働いて返すように提案されたもののそれを拒否し、全く返済しようとせずに金銭トラブルになっていたと言うのが真相だということです。
この大川幸一郎さんの知人の話が真実であるなら、内田洋輔の自分が金を返したくないという身勝手な理由が動機である可能性が高いように思われます。
内田洋輔の現在…地裁の懲役17年の判決を不服として控訴
内田洋輔は現在は大川幸一郎さんを殺害した事件の裁判を受けています。
2024年9月6日、さいたま地方裁判所は内田洋輔に対して懲役17年の実刑判決を言い渡しています。
昨年8月、三郷市の運送会社敷地内で実質的な経営者の大川幸一郎さん=当時(52)=を包丁で複数回刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われた川口市の建設作業員内田洋輔被告(30)の裁判員裁判の判決公判が6日、さいたま地裁で開かれた。室橋雅仁裁判長は、「強固な殺意に基づく犯行」として懲役17年(求刑・懲役18年)を言い渡した。
しかし、内田洋輔はこの判決を不服として控訴しており、今後、東京高裁で控訴審が開かれる予定となっています。
懲役17年の判決が言い渡されたものの、内田被告は判決を不服として控訴を申し立てており、今後、東京高裁で公判が開かれることになっている。
引用:「複数人のAV女優を囲っている」「2000万円貯金がある」…埼玉運送会社社長殺害事件の被告が留置場で語っていた“虚勢”
まとめ
今回は、埼玉県三郷市の運送会社社長・大川幸一郎さんが殺害された事件で逮捕された犯人の内田洋輔についてまとめてみました。
内田洋輔の生い立ちについては、覚醒剤取締法違反や傷害事件などを起こすなど非行少年であった事がわかっています。実家は埼玉県川口市末広1丁目の可能性が高く、家族は父親と母親の存在が明らかにされています。
内田洋輔の経歴については、少なくとも前科が2つあり、2017年にオレオレ詐欺で逮捕されて実刑判決を受けて2020年頃まで服役し、出所してすぐに今度はコロナ給付金詐欺で逮捕され2022年から2023年1月まで服役しています。
内田洋輔は刺青を入れており、暴力団の構成員である事も裁判で認定されています。結婚はおそらくしておらず、自宅は埼玉県内だと思われますがはっきりとはわかっていません。
内田洋輔は2度目の服役から出所後、今回の事件の被害者の大川幸一郎さんに世話になっており、300万円ほどの金銭を借りていたようですが、この返済をめぐってトラブルになり、これが動機に関係しているとみられています。
現在、内田洋輔は地裁で言い渡された懲役17年の実刑判決を不服として控訴しています。