北海道江別市で大学生の長谷知哉さんが集団暴行死した事件で主犯格の特定少年・川口侑斗が実名公開されました。
この記事では川口侑斗の生い立ちや実家の親など家族、中退した高校や野球の経歴、彼女、事件との相関図、長谷知哉さんへの集団暴行事件を起こした動機と現在についてまとめました。
この記事の目次
川口侑斗は北海道江別市長谷知哉さん集団暴行死事件の主犯格
出典:https://www.news-postseven.com/
川口侑斗(かわぐち・ゆうと)被告(事件当時18歳)は、2024年10月25日の深夜から26日の早朝にかけて北海道の江別市文京台南町公園で発生した、大学生・長谷知哉さん集団暴行死事件で主犯格として強盗致死などの罪で起訴された特定少年です。
逮捕された当初は18歳という事で実名は伏せられていましたが、改正少年法で特定少年にあたるため起訴後に実名が公表されました。同事件では同じく18歳の特定少年である滝沢海裕(たきざわ・かいと)被告も同罪で起訴後に実名が公表されています。
北海道江別市の公園で昨年10月、男子大学生=当時(20)=が集団暴行され死亡した事件で、札幌地検は15日、大学生に暴行を加えて金品を奪い死亡させたなどとして、強盗致死や詐欺などの罪で、10代の4人を起訴した。うち18歳の2人は改正少年法で起訴後の実名報道が可能な「特定少年」に当たり、地検は氏名を公表した。2人は、いずれも札幌市白石区の川口侑斗被告と滝沢海裕被告。
川口侑斗被告は、事件の被害者である長谷知哉さんとは面識はなかったという事ですが、主犯の1人である川村葉音(かわむら・はおと)被告(事件当時20歳)と面識があり、川村葉音の彼氏である自分の友人の呼びかけに応じて長谷知哉さんの暴行に率先して加わったと見られています。
一部からは、川口侑斗被告がインスタグラムのDMを使って一緒に長谷知哉さんを暴行する仲間を募っていたとの情報も出ており、長谷知哉さんへの暴行も率先して加えている事などから、極めて悪質であると判断されて札幌家裁に事件の主犯格だると認定されたようです。(下引用の「C」が川口侑斗被告)
Cが事件前に『ムカつくやつがいるからボコろう』『一緒にこないか?』ってインスタのDMで仲間を集めていました。
引用:〈大学生全裸 集団暴行死から1か月〉「ムカつく奴がいるからボコろう」恐喝が“日常”だったイキり少年は事件前日にインスタで仲間探し
15日、瀧澤海裕被告(18)、川口侑斗被告(18)ら4人も強盗致死などの罪で起訴されました。
札幌家庭裁判所は川口被告について、「終始犯行を主導していた」などと主犯格と指摘していました。
今回、札幌地検は18歳の被告2人を起訴して実名を公表しました。
川口侑斗の生い立ち
北海道の江別市で発生した大学生・長谷知哉さん集団暴行死事件で家庭裁判所に主犯格と認定された川口侑斗被告がどのような生い立ちを持つのかにも関心が集まっているようです。
川口侑斗被告の生い立ちについては知人や知人の母親などの証言により若干の情報が明らかになっています。
それによると、川口侑斗被告は小学生の頃から少年野球をしていたが、小学生の頃から手癖が悪いという噂があり、川口侑斗被告が遊びに来た誰かの家から野球のボールが無くなったとか、後から母親がボールを返しにきて謝って行ったとか、そういった出来事があったそうです。
中学に進学後にも逮捕はされていないものの、窃盗や暴力、弱いものいじめなどをして何度か警察沙汰になったといった証言も出ています。
一方で、川口侑斗被告の知人の母親からは「いい子という印象で、人と懐っこい感じ」といった証言が出ているため、大人に対してや自分よりも目上の人間に対しての外面は良かったのでしょう。
本当にいい子という印象で、人懐っこい感じの子でした。正直、人を殺すような人間ではないと思っています。
ただ、この知人の母親は川口侑斗被告がすごくヤンチャだという認識はあったようで、直接、注意をした事もあったという事でした。
江別市内で、男子大学生が集団暴行を受け死亡した事件。15日に起訴された10代の4人のうち、札幌家庭裁判所が主犯格と指摘した18歳の男について、友人の母親がその印象を語りました。
川口被告の友人の母親:「すごいやんちゃな面もあって、でもやっぱり子どもだなっていう可愛らしさもあって」
川口被告の友人の母親:
「悪いことをして、もうダメだよって。そうやって親に迷惑かかるんだよって言っても、そのときは『わかった』って返事はあるけど、やってることとか聞いてることとか見ると、大丈夫?それで?っていう」
知人や知人母親などの証言によれば、川口侑斗被告は高校を中退してからさらに不良少年化したようで、小型のバイクを乗り回していつも公園にたむろしており、ある時に公園で知り合ったのが今回の事件の主犯格の1人である川村葉音被告だという事です。
原付バイクより少し大きいかな、ってくらいの小型バイクを乗り回して、事件に関わった子たちとかといつも公園にたむろっていました。公園は地元の不良たちの溜まり場ですからね。そんな侑斗くんがあるとき公園で出会ったのが、葉音ちゃんだった
川口侑斗の実家は江別市でなく札幌市白石区の可能性が高い
川口侑斗被告の実家は、長谷知哉さん集団暴行死事件が発生した江別市ではなく、北海道札幌市白石区の可能性が高いようです。
川口侑斗被告については実名が公開される前から、札幌市白石区に住むアルバイトであると報道されていました。
家裁は6~7日に少年審判を開き、4人の逆送を決めた。梶川裁判長は決定理由で、アルバイトの男(18)=札幌市白石区=を「率先して暴行を加えるなど、主犯格というべきだ」と指摘した。
そして、札幌市白石区のある少年野球チームに2015年4月当時、小学3年生の「川口侑斗」という人物が所属していました。住所が一致しているだけでなく「侑斗」という名前が珍しい漢字である事、年齢がぴったり一致(事件のあった2024年時点で川口侑斗被告は18歳)している事から、この当時小学3年生の川口侑斗は、今回の江別市の事件の主犯格とされる川口侑斗被告と同一人物である可能性が高いと見られています。
川口侑斗被告が現在も実家に住んでいるという情報は現在の時点では確認されていませんが、川口侑斗被告は少なくとも小学生時代から札幌市白石区に住んでいる可能性が高く、したがって川口侑斗被告の実家は現在の札幌市白石区にある可能性が高いと見られています。
川口侑斗の実家の親などの家族…4人兄弟で両親は事件の1年ほど前に離婚
川口侑斗被告の実家の親などの家族についてですが、4人兄弟で、両親は江別市の長谷知哉さん集団暴行死事件から見て1年くらい前に離婚している可能性がある事がわかっています。
彼の家は4人兄弟で、小さいころから家庭環境はあまりよくなかった。1年くらい前には本人から『親が離婚するんだ』と聞きました。そういうのも、彼が非行に走る原因だったんですかね……。
川口侑斗被告の両親がどのような人物なのかは現在の時点では何の情報も出ていません、ただ、4人兄弟のうち3学年上に兄がいる可能性が高いと見られています。これは、川口侑斗被告が小学生時代に所属していた某少年野球チームの3学年上に苗字が「川口」の人物が所属していたためです。ただ、川口という名字は特に珍しくもないため2人が噂の通り兄弟であるかは微妙なところです。
ちなみにこの川口侑斗被告の兄ではないかと噂されている川口何某さんですが、現在は札幌市内の某大学の野球部で活躍されているようです。
他にも、川口侑斗被告の母親が全身に刺青を入れているとの情報が出ていますが、これは真偽不明です。
川口侑斗の母親は第二次ベビーブームの世代で身体中入墨を入れているそうだ。どうせロクな人間じゃない馬鹿息子とは思いましたけど。
— 中村主水 (@bJSoMfEvdESfKTk) January 16, 2025
川口侑斗がすぐに中退した高校は小樽市の「北照高校」だと言われている
川口侑斗被告は中学卒業後は野球を続けるために小樽市内の高校へ進学しましたが、入学後すぐに先生と喧嘩をして中退した事が明らかにされています。
川口侑斗被告は高校を中退した後にどんどんグレ出したイメージがあるという事でした。
たしか野球をやるために高校は小樽のほうへ進学したんですが、入学してすぐ先生とケンカして『めんどくさい』って理由ですぐに辞めて、そこからどんどんグレ出したイメージです。
川口侑斗被告がすぐに中退した高校ですが、小樽市最上2丁目にある野球部の強豪校である北照高校ではないかと言われています。小樽市で野球強豪校で有名なのがこの北照高校である事に加えて、川口侑斗被告の3学年上の兄と見られる方がこの北照高校を卒業されているため、そのように推測されているようです。
ただ、小樽市の高校では他にも「小樽潮陵」や「小樽明峰」など硬式野球部のある高校は多数あるため、川口侑斗被告が通っていた高校がどの高校かは断定できません。
川口侑斗は高校中退後は解体などの現場仕事をしていた模様
川口侑斗被告は高校をすぐに中退した後の詳しい経歴は不明ですが、知人の証言によると解体の仕事をしていたという事です。
江別市の長谷知哉さん集団暴行死事件で逮捕された際には川口侑斗被告はアルバイトと報じられているため、解体業などの現場仕事のアルバイトをして金銭を稼いでいた可能性が高いようです。
「Cは、イキっているようにしか見えないすけど、一応ヤンキーで、18歳にもなって恐喝とか『まだそんなことしてるんかよ』って感じのことをしていました。
解体の仕事をやっていて、その出張から帰ってきたばかりで今回の事件に関わったみたいです。
引用:〈大学生全裸集団暴行死〉「ムカつくやついるからボコろう」被害者と面識ないイキった18歳ヤンキー少年Cが主犯「よく恐喝やってた」少年ら4人を逆送
川口侑斗は札幌市の少年野球チームに所属していたか
生い立ちや高校のところなどで触れていますが、川口侑斗被告は小学生から少年野球チームに所属し高校入学時点までは野球をやっていた事がわかっています。
別の知人男性は、Cについてこう証言した。
「少年野球やってたやつだろ。顔は知ってるし、最近も見たことはあるよ。なんていうかバカというか明るい感じのやつだよ。年上の俺にたいしては特にオラついてはこない。
引用:〈大学生全裸集団暴行死〉「ムカつくやついるからボコろう」被害者と面識ないイキった18歳ヤンキー少年Cが主犯「よく恐喝やってた」少年ら4人を逆送
川口侑斗被告が所属していた少年野球チームですが、実家があると見られている札幌市白石区に拠点を置くある少年野球チームではないかと見られています。
(捕)川口侑斗 3年 声の渋さは6年以上!チームは家族忘れるな
川口侑斗被告は少年時代は、「チームは家族」をスローガンとして、チームワークを重要視するキャッチャーだったと見られています。
川口侑斗の彼女は川村葉音ではない
江別市の長谷知哉さん集団暴行死事件の主犯格とされる川口侑斗被告の「彼女」についても多くネット上で検索されているようです。
これは、今回に事件では主犯格の1人とされる川村葉音被告の彼氏が長谷知哉さんの集団暴行に加わった4人の少年のうちの1人だと報道されているため、この少年が川口侑斗被告ではないかといった見方が出ているためのようです。
しかし、犯人の1人である川村葉音被告の彼氏は事件当時17歳の少年で、事件当時18歳の川口侑斗被告とは別人です。したがって川口侑斗被告の彼女が川村葉音被告であるという事はありません。
川口侑斗被告に彼女がいたという情報も現在の時点では出ておらず、川口侑斗被告の彼女についてはその有無も含めて不明です。
川口侑斗の江別市長谷知哉さん暴行死事件の相関図
川口侑斗被告が主犯格とされる、北海道江別市で起きた大学生・長谷知哉さん集団暴行死事件の構図はとても単純なものですが、逮捕された人間が6人に上るためか相関図を複雑に感じている方もいるようです。
江別市の大学生・長谷知哉さん集団暴行死事件の相関図について説明すると、まず事件の発端となったのは長谷知哉さんとその彼女である八木原亜麻被告(事件当時20歳)の恋愛トラブルでした。そしてこの八木原亜麻被告と友人関係にあったのが事件の主犯格の1人とされる川村葉音被告でした。
さらに、この川村葉音被告の彼氏が今回の事件で起訴されている少年4人の1人である事件当時17歳の少年で、この17歳少年と川村葉音被告と友人関係だったが川口侑斗被告、瀧澤海裕被告、事件当時16歳のアルバイト少年の札幌市白石区出身の3人組です。
この3バカというか少年3人組は被害者の長谷知哉さんとは事件当日まで面識がなかったという事です。
川口侑斗被告は川村葉音被告とともに他の少年らを煽って長谷知哉さんへの激しい暴行を促したと見られています。川口侑斗被告は自らも暴行を加え、長谷知哉さんに金品を要求するなどもしたという事です。
江別市の長谷知哉さん集団暴行死事件の相関図を見ればわかりますが、要は八木原亜麻被告が友人の川村葉音被告に相談し、この川村葉音被告がやった事はほぼ半グレの川口侑斗被告とその仲間たちに長谷知哉さんの暴行を依頼し長谷知哉さんを脅して預金を奪い取ったという事件であり、実質的には闇バイトと変わりありません。犯人らに厳罰が下される事を望む声が世間には多いようです。
川口侑斗が江別市長谷知哉さん集団暴行死事件を起こした動機
江別市で発生した長谷知哉さんに対する集団暴行死事件の主犯格とされている川口侑斗被告ですが、はっきりした動機については現在の時点では明らかにされていません。
ただ、川口侑斗被告は被害者の長谷知哉さんとは事件まで面識がなく、友人である川村葉音被告から長谷知哉さんの暴行を依頼されて実行したと見られています。
そもそも、川村葉音被告は友人の八木原亜麻被告が彼氏である長谷知哉さんから「1年後に別れるつもり」と、一方的に別れを予告された事に腹を立てた事が動機となり長谷知哉さんを呼び出して懲らしめる事を決めたと見られています。
川口侑斗被告は川村葉音被告よりその話を聞いてそれに加わっており、動機は川村葉音被告に暴行を依頼されて(自分はとっても悪い不良で暴力だって振るう事ができると)イキった(粋がった)ためだと思われます。
また、川口侑斗被告はこの事件を起こす前にインスタグラムのDMで「ムカつくやつがいるからボコろう」などと他の仲間に呼びかけていた事がわかっており、動機としては長谷知哉さんを「(川村葉音被告から話を聞いて)ムカつく奴」と認識した事もあったと考えられます。
川口侑斗被告は長谷知哉さんに激しい暴行を加えただけでなく、キャッシュカードを奪ってその暗証番号を聞き出して口座から現金12万7000円を引き出して盗んでいます。
金銭を奪った動機については暴行を加えた際に飛び散った長谷知哉さんの血が加害者側の少年の服についたため、誰かが「弁償しろ」などと言い出したためだったようです。当初から金銭を奪うつもりだったのかは不明ですが、いずれにしてもこれによって犯人らは法定刑が死刑か無期懲役しかない強盗致死の罪で起訴される事になりました。
なお、札幌家庭裁判所は、川口侑斗被告の動機について「動機は身勝手極まりなく酌むべき点は皆無」と非難しています。
18歳の男は「自ら率先して被害者に暴行を加え金品を要求したりほかの共犯者に対して被害者への暴行を促したりと終始犯行を主導」と指摘し、男が主犯格だったと明らかにしました。
また「動機は身勝手極まりなく酌むべき点は皆無」と厳しく非難しました。
川口侑斗の現在
川口侑斗被告の現在の状況ですが、2025年1月15日に札幌地検によって強盗致死や詐欺などの罪で起訴されたと報じられた以降、2月8日の時点では続報は特に出ていません。
起訴されたため今後は裁判になるはずですが、裁判では死刑か無期懲役しかない強盗致死が成立するのかどうかが争点となる事が予想されます。いずれにしても川口侑斗被告に対してはかなり重い判決が言い渡される可能性が高いと見られています。
まとめ
今回は、2024年10月25日から26日にかけて北海道江別市内の公園で大学生の長谷知哉さんが集団暴行を受けて死亡し現金などが奪われた事件で主犯格として逮捕され、強盗致死罪などで起訴されている事件当時18歳の特定少年・川口侑斗被告についてまとめてみました。
川口侑斗被告の生い立ちについては、小学生の頃は少年野球チームに所属していたが、当時から手癖が悪いといった噂があり、友人の家に遊びに行ってボールがなくなり母親が返しに来たといった話があったようです。中学進学後も窃盗や暴力、弱いものいじめなど悪い噂があり警察沙汰になった事もあったという事です。
川口侑斗被告の実家の家族については、4人兄弟で両親は離婚しているといった情報が明らかにされています。
川口侑斗被告は野球をするために小樽市内の高校に進学したものの、入学してすぐに先生と喧嘩をして中退してしまい、それからさらに素行が悪くなったという事です。
川口侑斗被告の彼女が、今回の事件の主犯格の1人である川村葉音被告ではといった見方がありましたが、川村葉音被告の彼氏は今回の事件で逮捕された別の少年で、川口侑斗被告ではありません。川口侑斗被告に彼女がいたのかどうかは不明です。
川口侑斗被告が主犯格とされる江別市の長谷知哉さん集団暴行死事件の相関図ですが、被害者の長谷知哉さんの彼女が犯人の1人である八木原亜麻被告で、その友人が主犯の1人である川村葉音被告、そして同事件逮捕された当時17歳の少年が川村葉音被告の彼氏、さらに川村葉音被告とこの彼氏の友人が川口侑斗被告を含む少年3人という事になります。
川口侑斗被告が長谷知哉さんの集団暴行死事件に主犯格として加わった動機ですが、川村葉音被告に声をかけられた事がきっかけだったようで、長谷知哉さんに対する個人的な感情などではなく、ただ単にイキっただけだとみられています。シンプルに頭が致命的に悪かったためにこのような事件を引き起こす事になったのでしょう。
川口侑斗被告の現在ですが、2025年1月15日に強盗致死剤などで起訴された以降は続報は出ていません。今後裁判でどのような判決が言い渡されるのかが注目されています。