もののけ姫

もののけ姫の都市伝説や考察|あらすじとネタバレ&評価や海外の反応も総まとめ

1997年に公開されたスタジオジブリの宮崎駿監督によるアニメ映画『もののけ姫』。

 

ジブリ最後のセルアニメであり、興行収入は歴代3位、初の全米公開と話題性に富んだ作品でした。

 

『もののけ姫』についてあらすじや都市伝説について総まとめしましたのでご紹介します。

この記事の目次

スタジオジブリ『もののけ姫』のあらすじ&ネタバレ

 

製作に3年をかけた大作『もののけ姫』

『もののけ姫』は宮崎駿監督が構想に16年を費やし、製作に3年をかけたスタジオジブリ史上で最も力を入れた大作だと言われています。

初の全米公開に踏み切った作品であり、カウンターテラーの米良美一さんが主題歌を務めるなど、非常に話題性に富んだ作品でした。

 

『魔女の宅急便』の制作費が4億円であることを考えると、『もののけ姫』の21億円というのはスタジオジブリの総決算とも言える作品だったことが伺えます。

 

『もののけ姫』はあらゆる点でスタジオジブリの転換点となっており、それまでの平均作画枚数が5~7万枚だったところ、14万枚まで倍以上に伸ばしましたが、以降はこの作画枚数が基準となっており『崖の上のポニョ』などは17万枚に及んでいます。

 

それは『もののけ姫』がスタジオジブリの総力あげての挑戦であり、意識をさらに高く持つための改革だったと宮崎駿監督は語っています。

 

ここからは『もののけ姫』のあらすじをご紹介していきますが、ネタバレとなりますのでまだ視聴していない場合は自己責任にてお読みください。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – アシタカ、祟り神の呪いを受ける

 

エミシの村を祟り神が襲う

何者かに鉄のつぶてを打ち込まれた巨大なイノシシの神・ナゴの守が人間への憎しみから祟り神へと変貌しエミシの村を襲いました。

 

アシタカは許嫁のカヤの目の前に祟り神が迫り、決して手を出してはならないとされる祟り神に弓矢を打ち込みます。

 

祟り神はアシタカの右腕に絡みついて傷を負わせ、「けがらわしい人間どもよ。わが苦しみと憎しみをるがいい…」と恨みを残しながら溶けるように息絶えました。

 

祟り神の亡骸の後には鉄のつぶてが残されており、村をまとめている老巫女のヒイ様よれば、西から来たイノシシは傷を受けたことで毒気に触れ、狂い走るうちに肉が腐り祟り神になってしまったということでした。

 

アシタカは祟り神からの傷を負ったことでその毒により右腕が侵されており、放っておけばやがて骨まで達して死んでしまいます。

 

ヒイ様は西で何かが起こっていることを察知し、西の地に赴けばアシタカの腕に刻まれた呪いも消せる方法が見つかるかもしれないと語り、アシタカも西へ出立する決意をします。

 

アシタカの出立の時に、許嫁のカヤが大切にしていた黒曜石をあしらった小刀を、乙女の気持ちが変わらない証としてアシタカにお守りとして贈りました。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – アシタカ、ジコ坊と出会う

 

曲者の好々爺・ジコ坊と出会ったアシタカ

西に向かう内にアシタカは他の村での戦いに巻き込まれて応戦し、その中でジコ坊と出会います。

 

アシタカは鉄の塊を作る村を目指してヤックルを駆って西に走っていましたが、イノシシの足取りを遡っていたものの途中で見失ってしまいます。

 

そこで乱妨取りを目論んでいた馬を駆る武士らと遭遇し戦に巻き込まれたアシタカでしたが、目的地に向かうため蹴散らしながら強引に突っ切ります。

 

アシタカは戦の中でジコ坊を助けましたが、アシタカが鉄の石を見せ「このようなものを見たことはありませんか」と聞くと、ジコ坊はここからさらにずっと西に進み、山奥のさらに山奥に人を寄せ付けないシシ神の森があり、そこでは太古の昔から変わらぬ巨大な体躯のままの獣が棲んでいると教えてくれました。

 

アシタカはそこが祟り神になったイノシシが住んでいた森だと知り、西に向けて突き進みます。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – アシタカ、サンと出会う

 

アシタカはシシ神の森を守るサンと出会う

エボシ率いる牛飼いたちとジコ坊と手下の石火矢衆が山を超えて自分たちの村を目指していたところ、犬神たちが襲ってきました。

 

シシ神の森を守っている犬神・モロの君はエボシの石火矢で打たれ、谷へと落とされました。

 

犠牲者を何人か出しながらも犬神たちの囲みを突破したエボシたちは村へと帰っていきました。

 

そして、その頃アシタカはモロの君が落ちた谷底におり、そこで川で倒れていたふたりの男を助けます。

 

アシタカは大きな白い犬がいることを見つけ咄嗟に身を隠しますが、それは先ほどエボシに石火矢で撃ち落とされたモロの君で、傍らでは少女が口で血を吸い出していました。

 

「わが名はアシタカ!東の果てよりこの地へ来た。そなたたちはシシ神の森に棲むと聞く古い神か!?」と問いかけるアシタカに、少女は「去れ!」と言うだけで警戒していました。

 

アシタカはけが人を背負って男たちの村・タタラ場を目指します。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – アシタカ、シシ神を見る

 

シシ神の森でシシ神を見て腕の呪いが暴れる

アシタカたちはタタラ場を目指していましたが、そこで三つの蹄をした足跡を発見します。

 

アシタカたちはシシ神の森の中を突き進むと、森のあちこちに精霊のコダマがいました。

 

村の者の甲六が怯えるため、アシタカも少し休もうとしますが蹄が3つの何かの足跡を発見します。

 

すると森の奥の方に頭部から無数に角を生やした鹿のような生き物がおり、アシタカの腕の呪いがザワつき始めて暴走し痛みに苦悶の表情を浮かべました。

 

この不思議な鹿・シシ神は昼間は鹿のような姿をしているものの、夜になると独特の模様を持つ巨大で半透明の体を持ったディダラボッチになり、森を育てるために徘徊する山の神でした。

 

アシタカはシシ神が出てきた水の中に腕を浸すと、不思議と痛みが鎮まり、呪いの暴走が収まって体が急に軽くなった気がするのでした。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – タタラ場に到着したアシタカ

 

アシタカは村に迎え入れられる

アシタカはけが人を背負ってようやくタタラ場に到着すると、護衛のごんざに疑われたものの長のエボシ御前に迎え入れられます。

 

”ごんざ”は自分たちが村について半刻も経たないうちにアシタカが谷底からけが人を背負って到着したことに疑いを持っていましたが、道中一緒だった甲六の妻である”おとき”がやってきて甲六と夫婦喧嘩する内にエボシ御前がやってきました。

 

エボシはごんざに「あとで礼を言いたい。客人を案内しなさい」とだけ言うと、アシタカは村の男たちを救った英雄として温かく迎えられました。

 

タタラ場では砂鉄を溶かして昼夜問わず鉄を作っており、村の女たちが鉄を溶かす火を絶やさないように元気に働いていました。

 

それはエボシのリーダーシップにより実現した、安定した村の秩序によるものでした。

 

アシタカは村で「まごの神」というイノシシの話を耳にして、まごの神は大きなイノシシの神であり森の守り主でした。

 

エボシらはシシ神の森に宝が眠っているのに目をつけていましたが、まごの神が守っていたため石火矢で打ち抜いたため、人間の作った鉄の塊により毒素が体内に入ったまごの神は祟り神となりアシタカの村を襲ったのでした。

 

エボシはアシタカに秘密の作業場を案内して、最新式の石火矢を作っていることを教え、それはどんな武士の甲冑をも打ち抜ける強力なものでした。

 

それを聞いたアシタカは「あなたは山の犬の森をうばい、タタリ神にしてもあきたらず、その石火矢でさらに新たな恨みと呪いを生みだそうというのか!?」と激しく非難すると、右腕の祟り神の呪いが暴走し、エボシに反応しているようでした。

 

しかし、話を聞いていたハンセン病の村人がエボシを殺さないようにアシタカに懇願し、エボシも全く動じていない様子でアシタカに力を貸すように申し出ます。

 

エボシはシシ神の森を切り開き、開拓することで犬神たちを鎮め、そうすることで山に棲む神々も普通の獣に戻るだろうと考えていました。

 

そして、エボシはそうすれば森に棲む”もののけ姫”も人間に戻るだろうと話し、もののけ姫は自分の命を狙っていること、何でも治癒してしまうシシ神の血があればアシタカの腕の呪いも治癒できるだろうと語ります。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – サンがエボシを殺しに来る

 

アシタカ、サンを止めに入り深手を負う

エボシを殺そうと村に乗り込んで来たサンをアシタカは止めようとしますが、かばった時に石火矢を受けて深手を負いますが、それがサンとの距離を縮めることにつながります。

 

タタラ場で女たちに混じってアシタカが手伝いをしていると、モロの仇を打つためにサンが村に乗り込んできました。

 

エボシらが石火矢でサンを狙っていたため、アシタカは身を呈してサンを守りますが、石火矢に射抜かれてしまい深手を追ってしまいます。

 

それでもエボシとサンの間に割って入り抗争を止めたアシタカは、気絶させたサンを背負ってヤックルを連れ、ひとりの力では開けることはかなわない巨大な門を、祟り神の力によりアシタカは片手で開け村から出ていきました。

 

アシタカは村を後にしてヤックルに跨ってサンをシシ神の森に返しに行きましたが、途中で力尽きてヤックルから滑り落ちてしまいます。

 

サンはなぜ止めたのかをアシタカに激しく追求しますが、「そなたを死なせたくなかった」と答えるアシタカにサンは喉元に刃を突きつけます。

 

それでもアシタカは「いきろ。そなたは美しい」と言うと、サンは激情するものの刃を喉に突き通せずにいたため、駆けつけた山犬が代わりにアシタカを噛み砕いてやると言います。

 

その時、周囲がザワつき、猩々(しょうじょう)という山の猿神たちがアシタカをよこせと言ってきます。

 

猩々たちはアシタカをよこせと言い、「木…植えた木…植えみんな人間め、森戻らない。人間殺したい」と、猩々たちが森に植えた木を根こそぎ人間が刈り倒して持っていくため、人間を殺すために人間を喰い、力を手にしたいと言うのでした。

 

サンは人間を食べても血が穢れるだけだと言いますが、サンも人間だからシシ神の森が死んでも影響が無いと言うと、山犬が激昂して「そのクビかみくだいてやる!!」と威嚇しますが、サンは「気にしない」と止めるのでした。

 

そして、アシタカを喰うという山犬にサンは「食べちゃダメ!」と言い、山犬を森へと返してサンはアシタカとヤックルを連れてシシ神の湖へやってきました。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – サンに助けられたアシタカ

 

サンはシシ神にアシタカを託す

サンはアシタカを救うかどうかをシシ神の反応を見て決めました。

 

サンはシシ神の湖にアシタカを運び、対岸に座らせると頭の木の枝を一本差しました。

 

そしてサンは「すきな所へ行き。すきに生きな」とヤックルのたずなを解き放ち、解放してしまいます。

 

夜になっていたためシシ神は半透明の巨大なディダラボッチの姿になって森を徘徊しており、シシ神の湖にいるアシタカを見つけると降りていきました。

 

そして、物陰からその様子をじっと見ていた人物がおり、それはアシタカが助けたジコ坊でした。

 

湖に降り立ったディダラボッチは鹿の姿をしたシシ神に戻り、サンがアシタカの頭に差していた木の枝に口をつけると、木の枝はみるみる内に枯れていき、代わりにアシタカの傷は治っていきました。

 

そして、夜が明けてアシタカが意識を取り戻すと、そこにはサンがおり、「シシ神様がおまえを生かした。だから助ける」と言い、介抱してくれました。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – 乙事主が現れる

 

乙事主に許されたアシタカ

人間であるアシタカがシシ神の森にいることに怒る西方から渡ってきたイノシシの神・乙事主でしたが、祟り神になったまごの神のことを伝えるとシシ神の森から去るように言います。

 

ジコ坊はイノシシの群れがやってきているのを察知しており、それは西方から海を渡ってきた乙事主だということに気づきます。

 

イノシシの群れはアシタカを観ると「われらは人間を殺し森を守るために来た…なぜここに人間がいる!?」と言い、サンが「この人間の傷をシシ神様が癒した。だから殺さずに帰す」と言うとイノシシたちは騒ぎ始めます。

 

それに対してモロの君は「シシ神は生命を与えもし、奪いもする。そんなことも忘れてしまったのか、イノシシども」と罵ります。

 

アシタカはイノシシたちに語りかけ、まごの神が祟り神となって村を襲ったためやむを得ず殺したこと、祟り神の呪いを受けたためシシ神の力で治ると思いシシ神の森にやってきたこと、それでも呪いは消えなかったことなどをすべて話しました。

 

そして、アシタカは目の見えない乙事主の鼻の頭に手をかざして、まごの神の最後の姿を伝えました。

 

乙事主は一族から祟り神を出してしまったことを嘆くと、アシタカに「お若いの、森を去れ。次に会うときは殺さねばならぬ」と言い残すとイノシシの群れを連れて去っていきました。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – シシ神の首を狙うジコ坊

 

シシ神の首に不老不死の力があると信じるジコ坊

生命を司る神のシシ神の首を手に入れるため、ジコ坊はエボシをそそのかし、虎視眈々とその機会を狙っていました。

 

その頃、タタラ場で製造している鉄を狙って武士が村を襲おうとしていました。

 

それを察知していたジコ坊でしたが、「師匠連から矢の催促だ。田舎侍と遊んどる時ではないぞ」と言うと、山にイノシシ神たちが集まっているためその時が迫っていることを告げます。

 

ジコ坊は不老不死の力が宿ると信じるシシ神の首を、エボシらは山犬らシシ神の森を守る神々を追い出して森を手に入れるために手を組んでいました。

 

村の女たちもエボシらについていくと豪語しましたが、エボシは本当に怖いのもののけよりも人間だから村に残るように諭して村を出ていきます。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – アシタカ、サンと生きるためモロを説得する

 

サンのためにモロの君と口論になるアシタカ

アシタカは人間であるサンをシシ神の森から解放するためにモロの君と口論になります。

 

アシタカは岩の上に空いた穴に何日も眠り続けていました。

 

そして、アシタカの横ではサンが寝ており、どうやら看病をしてくれていたようでした。

 

アシタカは起きて穴の外に出てみると、目の前にはシシ神の森の美しい山々が連なっていました。

 

アシタカは岩の上にいたモロの君に乙事主が動き出したのかを聞くと、「穴に戻れ小僧!お前には聞こえまい。イノシシどもに喰い荒される森の悲鳴が…」と言い、体が朽ちてしまう前に森を荒らすエボシ御前の頭を噛み砕く瞬間を待っていると話しました。

 

アシタカはシシ神の森と人間が共存する道が無いのかと問いかけますが、モロの君は「人間どもが集まっている、きゃつらの火がじきにここに届くだろう」と人間たちの身勝手な行動により共存する道は無いことを示唆します。

 

アシタカは人間であるサンを解放するようにモロの君に言いますが、「だまれ、小僧!!おまえにあの娘の不幸が癒せるのか!?」と激昂し、サンは森を侵略し始めた人間たちを追い返すためにモロの君たちが追い立てた時、我が身の安全のために囮として投げてきた赤子だったことを語ります。

 

そして、人間にも山犬にもなりきれない不幸なサンを救えるのかとアシタカに問いただします。

 

アシタカは「わからぬ…だが共に生きることはできる!」と言いましたが、モロの君は嘲笑い、「お前はじきにアザに喰い殺される身だ。夜明けとともにここを立ち去れ!」とだけ言いました。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – サン、森と共に生きることを選ぶ

 

サンは山犬として最後まで生きることを決めた

アシタカに辛く当たっていたモロの君もサンに対してアシタカと共に生きる道もあると示しますが、サンは最後まで山犬として生きることを決めます。

 

ヤックルはアシタカを迎えにきており、村の近くまで来ましたがタタラ場が騒々しくなっていることに気づきます。

 

そして、その頃イノシシの群れは村を目指して動き始めており、村人たちはイノシシをおびき寄せる罠をいくつも仕掛け、煙の臭いにより山犬たちの鼻を鈍らせるための準備を進めていました。

 

サンはその様子を木陰から観察しており、モロの君に「かあさん、ここでお別れです。わたし乙事主さまの目になりにいきます」と、イノシシたちが無駄死にしないように誘導する鼻の役目になりに行くことを告げます。

 

モロの君は止めはしませんでしたが、アシタカと生きる道もあると示しました。

 

それでもサンは拒絶しましたが、アシタカがモロの君に託していた黒曜石の小刀を受け取り「綺麗…」とつぶやきます。

 

サンはモロの君の子供の山犬2匹と共に乙事主の元に走り、モロの君はシシ神のいる湖に向かいました。

 

その頃、イノシシたちは人間が仕掛けた爆薬で次々とやられていましたが、それでも正面からの突撃の脚を止めずに突進していました。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – 森と人間の戦争が始まる

 

ついに激化していく森と人間の戦い

タタラ場と森の神々、そして侍という三つ巴の戦いが始まります。

 

タタラ場の男たちが留守にしている機を見計らって侍たちが攻撃を仕掛けていました。

 

アシタカはエボシに伝えるまで持ちこたえるように伝えるとタタラ場をあとにしましたが、追いかけてきた侍の矢がヤックルの足に当たってしまいます。

 

アシタカは仕方なくヤックルを置いて行こうとしますが、足を引きずりながらもヤックルがついてくるためたずなを引いてエボシを探しに向かいます。

 

到着した戦場ではイノシシと人間の亡骸が多く転がっている修羅場で、アシタカはエボシ御前の所在を聞きましたがシシ神の森に行っていると帰ってきます。

 

そして、タタラ場が狙われていることを伝えますが、石火矢衆のひとりがシシ神退治の方が優先だと告げたため、村の男たちは「タタラ場を見捨てる気だ!」と非難の声を上げました。

 

その時、イノシシの亡骸の下にモロの子の山犬が下敷きになって生き残っているのを見つけ、アシタカが救い出そうとしますが石火矢衆が攻撃してくるものの、村の男たちが協力して山犬の救出に力を貸してくれたためモロの君の子を助け出すことができました。

 

アシタカは村の男たちにタタラ場に戻るように指示すると、モロの君の子にサンのところまで案内するように言いました。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – 乙事主が祟り神になる

 

ジコ坊たちが乙事主を利用し、ついに祟り神になってしまう

ジコ坊は手下を引き連れて乙事主にシシ神のところまで案内させるために殺したイノシシの皮をかぶって騙します。

 

アシタカたちが村で奮闘していた頃、サンと人間の攻撃により深手を負った乙事主は、傷を癒すためにシシ神の湖を目指して歩いていました。

 

しかし、そこにイノシシの皮をかぶったジコ坊の手下たちが複数現れたことから、目の見えない乙事主は臭いから仲間が戻ったと勘違いし歓喜してしまいます。

 

興奮した乙事主はシシ神の湖へ向かう脚を止めないため、人間の目的に気づいたサンはモロの君にこのことを伝えるようにもう一匹のモロの君の子に伝え先に行かせました。

 

サンは必死に乙事主にイノシシはまやかしであることを伝え歩みを止めようとしますが、ジコ坊の手下が投げた投石が頭に当たって気を失い、祟り神になりかけている乙事主の中に取り込まれてしまいます。

 

乙事主の体の中で祟り神として取り込まれそうになっていたサンは「タタリ神になんかなりたくない!乙事主さま!!」と必死にもがきますが、乙事主は完全に祟り神になってしまいました。

 

サンも抜け出ることはできず、祟り神の呪いが渦巻いている中心で気を失ってしまいます。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – シシ神が撃たれる

 

エボシに石火矢で打たれたシシ神

シシ神の湖に鹿の姿で姿を現したシシ神は乙事主の息の根を止めて祟り神を鎮めると同時にエボシの放った石火矢を受けてしまいます。

 

アシタカはようやくエボシ御前の元へたどり着き、タタラ場の女たちが危ないことを伝えシシ神殺しを止めるように言いましたが、エボシ御前は聞く耳を持ちませんでした。

 

そしてシシ神の湖で倒れているモロの君を見つけると、サンが危ないことを伝えましたが身動きひとつしませんでした。

 

アシタカはサンの名前を大声で呼ぶと、その声を聞いたサンは目を覚ましアシタカの名前を叫びました。

 

すると祟り神となった乙事主が咆哮を上げ、その際に一瞬だけサンの足が見えました。

 

アシタカは乙事主の鼻の頭から吹き出している祟り神の呪いをかき分けながら入って行き、サンの手をつかみましたが乙事主が暴れて吹き飛ばされ湖に落とされてしまいます。

 

しかし、続けてモロの君が最後の力を振り絞ってサンを祟り神の中から咥えて救い出し、アシタカにサンを託しました。

 

その時、シシ神の湖に鹿の姿をしたシシ神が現れましたが、エボシが放った石火矢がシシ神の首を打ち抜きますが効かず、シシ神は乙事主の息の根を止めて祟り神を鎮めました。

 

モロの君はついに力尽きて倒れてしまいます。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – シシ神が撃たれ暴走する

 

鹿の姿からディダラボッチになる瞬間を打たれたシシ神

鹿の姿の時は石火矢が効かなかったものの、ディダラボッチになる半透明の状態で首を打ち抜かれてシシ神の首が飛んでしまいます。

 

エボシは今度はシシ神が鹿の姿からディダラボッチになる半透明の瞬間を狙って石火矢を放ち、シシ神の首を飛ばしてしまいます。

 

するとシシ神の首を失った胴体は大量のドロドロの液体を流し始めましたが、うろたえる人間たちの隙をついて倒れていたモロの君が首だけで動き、エボシの腕を食いちぎってしまいます。

 

ジコ坊はシシ神の首を拾い上げて箱の中に収めると急いで村に向かいましたが、シシ神はドロドロの液体となってジコ坊たちを追い始めます。

 

そのドロドロに触れた人間や木々、動物は一瞬にして死んでいき、精霊のコダマさえも次々と木から落ちて死んでいきました。

 

片腕を失ったエボシはごんざと共に山を降りることを指示しますが、サンは激昂してエボシを殺そうとしますが、アシタカが押さえ込んで「モロが仇をうった。もう罰はうけている」となだめます。

 

 

 

『もののけ姫』ネタバレあらすじ – 森に秩序が戻る

 

シシ神が首を取り戻し、森に秩序が戻る

シシ神の首を持って逃げていたジコ坊でしたが、ついに観念して首を置いて逃げ、シシ神が首を取り戻したことでシシ神の森に秩序と生命が戻ります。

 

アシタカはサンと一緒にシシ神の首を持つジコ坊を追ってタタラ場までやってきました。

 

タタラ場の者たちも森で起きている異変に気づいていましたが、アシタカは水に入ればドロドロが届かず死なないことを告げると、ジコ坊の後を追います。

 

ジコ坊はついにドロドロに包囲されてしまい、仕方なくアシタカとサンにシシ神の首を渡して逃げてしまいました。

 

アシタカとサンはシシ神の首を頭上高くに掲げると、首を失ったディダラボッチは首めがけて降りてきてアシタカとサンを包み込みました。

 

シシ神は首を取り戻すと森全体に生命を降り注ぎ、瞬く間に森は息吹を取り戻して行きました。

 

サンはアシタカに「アシタカは好きだ。でも人間をゆるすことはできない」と言いますが、アシタカは「それでもいい。サンは森で私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ。ヤックルに乗って」とそれぞれが別の場所で生きるが、それは一緒に生きることでもあると告げました。

 

それからもサンはシシ神の森を守り、アシタカはタタラ場で生きていくことになりました。

 

 

 

 

『もののけ姫』の評価・感想・世界の反応

 

スタジオジブリ興行収入第三位の『もののけ姫』

『もののけ姫』は『千と千尋の神隠し』『ハウルと動く城』に次いで3位の興行成績を上げており国内外で非常に高い評価を受けていますが、評価、感想について「良い・普通・悪い」に分けてご紹介していきます。

 

 

『もののけ姫』”良い”の評価・感想

”良い”の評価には文句なしの芸術作品だという声が多い

『もののけ姫』を”良い”と評価した人の感想の多くには、スタジオジブリの最高傑作とする人も少なくないようです。

 

映像が凄い。特に背景はジブリお得意の緑の表現が炸裂します。「ジブリの世界」と言われれば、トトロやラピュタと並んで(もしくはそれ以上に)本作の森を連想するでしょう。特に獅子神の森と小池のカットは印象的。手書きでしか表現できない味があります。他にも祟り神のウネウネやアシタカの弓矢のスピード感など、迫力もクオリティが高いです。

 

引用:Yahoo!映画 – ジブリ・ブランド

 

『もののけ姫』はスタジオジブリ作品として最後のセルアニメであり、手書きにしか出せない緻密な味を出した作品として集大成とも言えるでしょう。

 

特に公開前から話題となっていた冒頭で祟り神が村に迫り、アシタカが弓矢で応戦するシーンなどは迫力満点の仕上がりとなっていました。

 

手書きに徹した美しきアニメーションに尽きます!本作より前に生み出された宮崎ジブリ作品の動画枚数の倍に達し、才能あるクリエイターたちの想像を絶する汗と努力の結晶が画面から溢れかえっています!
キャスティングも安定してました。主人公アシタカ役の松田洋治は、同年に『タイタニック』(1997)のディカプリオの吹き替えとしても活躍し、まさに彼のピークの年でしたね!
久石譲の音楽は何十年経っても色褪せず、まさに魔法にかけられたように虜になります。
こんなにも世界を圧倒する芸術を生み出した日本に生まれたことを誇りに思います。

 

引用:Yahoo!映画 – ジブリ興収伝説はここから。

 

やはり『もののけ姫』の手描きによる芸術的な世界に高い評価をする人が多いようです。

 

声優もアシタカ役の松田洋治さんや、サン役の石田ゆり子さん、モロの君役の美輪明宏さんなど話題のキャスト陣となっていました。

 

日本にしか作れないアニメがある、日本人にしか語れない物語がある
ジブリとは、日本が世界に誇る芸術作品である
ディズニーなんてのは子供の暇つぶしなのだ
ハッピーエンドで大団円なんてのは無い
宮崎駿が伝えたいのはそんな矮小なことでは無く、
この世に生きとし生けるすべてのいのちへの問いかけだ

 

引用:Yahoo!映画 – これこそがジャパニメーション。

 

日本の神道的な八百万の神々への畏れを描いたアニメ作品として、『もののけ姫』はまさに日本を代表する作品と言えるでしょう。

 

神々への畏れを忘れてしまった現代人への警鐘でもあり、こうした日本的な考え方を海外に発信にするには最適な映画なのかもしれません。

 

 

『もののけ姫』”普通”の評価・感想

”普通”の評価には作品の粗を指摘する感想が多い

『もののけ姫』を”普通”と評価する感想の多くには、一部気になる点、良くない点があったためマイナスとした人が多かったようです。

 

高校生のとき初めて、見ましたが、それまでの作品に比べてつまらなかったことを覚えています。
久しぶりに見て、何がダメだか分かりました。
テンポが悪すぎる。
物語としては、そんな悪くないが、カットしてよい部分が多いような気がします。
例えば、アシタカが水にもぐるシーンは、泳いでる姿そんなに見せる必要ありますか?
ただ、泳いでいるだけなら、映像に見せると観客としては、そりゃ泳いでるだけだろって感じで、退屈に感じます。
ラピュタとか、魔女の宅急便を見るとそういうシーンが少ないです。

 

引用:Yahoo!映画 – 久しぶりに見ると何が悪いかが分かった

 

『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』は間違いなくスタジオジブリを代表する作品ですが、宮崎駿監督・高畑勲監督の二大巨頭の全盛期でもあるため、やはり完成度は作品中でも文句なしの出来でしょう。

 

そこから比べると、『もののけ姫』は興行成績は飛躍的に伸びましたが、前者の作品たちの評価が影響したものなので、単純に比べてしまうのは違うのかもしれません。

 

分かりやすいメッセージ性で後世まで残るのは間違いない作品。これがアニメじゃなく実写なら満点だが、日本では無理だろう。

 

引用:Yahoo!映画 – しょせんアニメ

 

実写版の『もののけ姫』も面白そうですが、デイダラボッチの登場を描くのは確かに日本の予算では厳しいかもしれませんね。

 

そして、『もののけ姫』の世界観もスタジオジブリでなければ描けないでしょう。

 

安易に自然保護を主張しないのは正解だね。また、ヨーロッパではなく日本を舞台としたのも。中世の神秘性と風俗をここまで表した映画はない。実写にはない、絵画的な背景の美しさも心を惹く。
ただ、心理描写がイマイチ…
人間性は閉じこめられている。中世が舞台とはいえ、そういったヒューマニズムに欠けた点が海外で評価されにくい理由だと思う。
いずれにせよ、後世に繋がるメッセージがある。

 

引用:Yahoo!映画 – これは評価が難しいんだよ

 

『もののけ姫』は日本の森に宿る神々と人間の共存を描いているため、この感想のヨーロッパを持ち出す意見は分かりませんが、風俗を描くという点は宮崎駿監督も度々意識していることでしょう。

 

物語中にキャラクターのバックボーンを詳細に描いてはいないため、キャラクターへの感情移入はしづらい点があったのかもしれませんね。

 

 

『もののけ姫』”悪い”の評価・感想

”悪い”と評価した感想の多くは「わかりづらい」という意見が多い

『もののけ姫』を”悪い”と評価した人の多くは、ストーリーがわかりづらく、キャラクターに感情移入しづらいという感想も少なくなかったようです。

 

最初に主人公アシタカが旅に出る目的が「自分が受けた呪いをとく」ため。
ところがもののけ姫に出会った途端、アシタカくんの目的は「姫を守る」ことに
転換!これって観客にたいして凄い目くらまし手段だよね?
パヤオちゃんのそもそもの目的が「野生の美少女と少年がアハンウフンする」
ことだったんでしょう?きっと。
だけどそれじゃあ、ただのスケベ男の物語になってしまうんで
目くらましとして最初の「旅に出ざるをえない」大義をくっつけただけでしょ。
それを裏付けるかのように、この映画ではやたらと主人公に対して
「いい男だねェ」という女からの黄声があがる。
そう。ハーレムしちゃった!という話ですよ。

 

引用:Yahoo!映画 – 主人公の目的がすりかわっている

 

『もののけ姫』を散々にこき下ろした感想の中には、意外とこうした「宮崎駿監督の趣味で作られた映画」という評価が多かったようです。

 

どう考えても国民的アニメを製作し続けてきたスタジオジブリ、宮崎駿監督がそうしたゲスな考えで製作に臨むわけがないので、こうした意見は”アンチ宮崎駿”なのでしょう。

 

ジブリがもう少しわかりやすい内容を提供してくれれば、あっというまに映画館は満員になるのにと、惜しい気持ちです。
こうしてこの作品後、ハウル、ポニョといった作品に繋がたのかと思うと忌まわしい作品であると個人的に思っています。
ただし、ジブリについては世代によって大きく違うというのはよくわかります。幼少期に見た作品、青年期に見た作品では大きく印象が変わると思います。もののけを初めて見た世代にとって面白いのであればそれは面白かったということだと思います。

 

引用:Yahoo!映画 – 正直面白さがわかりません

 

『もののけ姫』は人物のバックボーンを明確にしていないため、こうした部分にわかりづらさを感じて低評価をつけた人は少なくないようです。

 

2時間の尺に収めるには省略しなければならないのは仕方ありませんが、想像をして補完することができる鑑賞者は楽しめる傾向にあったのかもしれませんね。

 

何年も前に初見した時、何処を面白がればいいのか全くわからない映画だった。しかし、世間ではすこぶる評判が良かったようで、自分の感性があまりにもズレているのが少し不安になった記憶がある。
あらためて今回見たが、やっぱり面白くなかった。今冷静に思い返せば、当時すこぶる話題になっていたのは確かだが、みんなが面白いと思っていたわけではかったんだろうなと思う。
興行的に成功した映画と、素晴らしい映画や面白い映画はイコールではないって事がよくわかる見本みたいなケースだと思う。

 

引用:Yahoo!映画 – a 才能枯渇で苦し紛れのセルフリメイクか?

 

『もののけ姫』はスタジオジブリの作品の中で3位の興行成績を収めており、大ヒット映画には間違いないですが、イコール作品の面白さではないという感想も多かったようです。

 

『もののけ姫』のヒロイン・サンが特殊だったことや、アシタカとハッピーエンドになるわけでもない抽象的な終わり方をしたのも意見が分かれているようです。

 

 

『もののけ姫』について世界の反応

スタジオジブリ初、全米で公開された『もののけ姫』

詳しくは後述しますが、『もののけ姫』はスタジオジブリ作品として初の全米公開に踏み切った作品でした。

 

「アニメ嫌いをアニメ信者に変えた作品」 (アメリカ) 
結果的に、僕はこの映画にすっかり感動させられてしまった。アニメーションは雄大で(僕はアニメーション専攻の学生なので、アニメーションにはかなりうるさい)、ストーリー展開は面白く、全てのカットが美しい。

 

引用:翻訳コネクト – 【海外の反応】 「もののけ姫」 米アマゾン・レビューの翻訳

 

アメリカ人が日本の神道的な感性をどのように感じているのかは分かりませんが、完成されたセルアニメの美術の美しさや、躍動感のあるアニメーションはアニメーターの卵も唸らせる出来だったようです。

 

『もののけ姫』は躍動感のあるアニメなので、アメリカ人が好む傾向があるのかもしれませんね。

 

 

「簡単に言ってしまえば、史上最高のアニメーション映画」
 私がこの傑作を鑑賞したのは、自宅から30マイル(48km)離れた小さな映画館だった。ドライブした価値は十分あった。この映画は私を虜にして、上映時間中はずっと楽しませてくれた。日本の興行記録を打ち立てたのは不思議でもなんでもない!

 

引用:翻訳コネクト – 【海外の反応】 「もののけ姫」 米アマゾン・レビューの翻訳

 

車で48キロ離れた場所にある映画館を訪れて、仮に駄作だったならその失望感は大きいと思いますが、この感想の人は『もののけ姫』により良い旅となったようです。

 

母国のディズニー映画を差し置いて、”史上最高のアニメーション”という賛辞は、日本の感性はそのままアメリカ人にも浸透するという現れでしょう。

 

「最も洗練された宮崎作品」
 個人的には、日頃から過激な環境保護主義者に対して疎ましく感じており、自分が彼らの仲間になることなんて考えられないと思っています。しかし、もののけ姫もそうですが、宮崎監督の映画は人間という要素を決してないがしろにしません。その上で自然の美しさと偉大さを描写することによって環境問題を語っています。私には、単純な環境保護よりも、一段高いところに達しているように思えるのです。

 

引用:翻訳コネクト – 【海外の反応】 「もののけ姫」 米アマゾン・レビューの翻訳

 

国内外問わず、『もののけ姫』が最もダイレクトに環境保護の大切さを訴えることができるアニメ映画だとする評価は少なくないようです。

 

この感想では、宮崎駿監督の思想により、より高い次元での人間と自然との共存の大切さを投げかけていることを評価しているようです。

 

 

 

『もののけ姫』のその後の結末・都市伝説・裏話の考察

 

『もののけ姫』には数多くの都市伝説・裏話がある

スタジオジブリ作品に付きものの都市伝説、裏話ですが、『もののけ姫』にも本編の鑑賞だけでは知りえないエピソードが多くあるためご紹介していきましょう。

 

『もののけ姫』は先述の通り数あるスタジオジブリ作品の中でも登場キャラクターのバックボーンが分かりづらい作品です。

 

そのため、都市伝説や裏話を知ることで、再び鑑賞した時に違った見方が楽しめるかもしれません。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – その後の結末は?

アシタカとサンの関係はその後どうなる?

『もののけ姫』を鑑賞した人の多くは、アシタカとサンがその後どうなったのかという結末が気になったことでしょう。

 

アシタカは物語冒頭で腕に祟り神の呪いを受けてしまい、座して死を待つよりも何かが起こっている西に旅立ち呪いを解く方法を探しに行きます。

 

そこでアシタカは犬神のモロの君に育てられた美しき娘・サンと出会い、カヤという婚約者を村に残しながら惹かれて行ってしまいます。

 

アシタカとサンはお互いが育ってきた環境の違い、価値観の違いを認め合い、衝突しながらも次第に惹かれあっていき、サンは「アシタカ以外の人間は好きなれない」とアシタカへの人間としての好意を認めています。

 

アシタカはサンに対して強い興味を抱きながらも、物語の最後でサンと一緒に生きていく道は選択せずに、タタラ場で生きていくことを決意します。

 

アシタカが何としてもサンを嫁に取ってタタラ場で一緒に暮らしたいのならそう言ったはずですが、アシタカはサンの山での生活を優先させました。

 

ここにはもしかしたら、村に婚約者だと認められていたカヤを残してきたこと、サンに心変わりしたことに対してアシタカには負い目があったのかもしれません。

 

もしくは、サンとの共生は急がずに、とりあえずタタラ場に戻って生活を始め、運命の流れに身を任せようと思ったのかもしれません。

 

 

アシタカはサンとカヤどっちを取った?

『もののけ姫』を鑑賞して「カヤはどうなった?」と感じた人も少なくなかったようです。

 

アシタカはエミシ一族の長となるべく教育を受けており、村の人々もゆくゆくはアシタカがリーダーとなるものだと考えていました。

 

村娘のカヤは将来アシタカと結婚することを周りも認めており、アシタカが西に旅立つ日に乙女の変わらぬ心の証として、黒曜石をあしらった小刀を贈っています。

 

そのため、物語の最後でサンとの共生をせずに去ったアシタカは村に戻ってカヤと一緒になるという想像をした人も少なくないと思いますが、残念ながらこの結末は無いことが分かっています。

 

アシタカはエミシ一族である証のひとつでもある髷を落としており、これは「村には戻らない」という出家を意味していました。

 

そして、カヤから貰った小刀をサンにあげたことからも、カヤへの想いは断ち切っており、村には二度と戻らないという強い決意が現れています。

 

なぜアシタカがカヤという許嫁を捨ててまで決断をしたのかと言うと、タタラ場やその他の人間とサンと森の神々をつなぐために自分の存在が必要不可欠だと感じたからなのでしょう。

 

だからこそ、アシタカは物語終盤で「サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう」と仲介役として共存する道を選んだことを言葉にしています。

 

 

宮崎駿監督はアシタカとサンのその後の結末についてコメントしていた

この”アシタカの仲介役”の話は、実は宮崎駿監督自身が語ったことでもあります。

 

宮崎監督は、アメリカでのインタビューで、『もののけ姫』のその後について次のようにコメントしていたようです。

 

彼らはずっと良い関係を続けていくだろうと思います。それから、サンが生きていくために、アシタカはいろいろな努力をするだろうと思います。同時に、タタラ場の人々が生きていくためにも、大変な努力を払うだろうと。そのために、アシタカは引き裂かれて、傷だらけになるだろうと思います。それでも彼は、それを曲げずに生きていこうと思って、両方を大切にしようと思い続けるだろう。だから、彼の生き方は、私たちが今の時代を生きていく生き方に、共通するんだと思うんです。

 

引用:ジブリの世界 – 『もののけ姫』のその後。サンとアシタカの後日談

 

アシタカはタタラ場のエボシを始め、村の人々に大きな世話になっていたため、恩返しをする必要もあったでしょう。

 

そしてサンや森との共存をしていく上で、アシタカが間に立って仲介役を務めていくことを宮崎駿監督が語っています。

 

タタラ場と、サンのあいだに入って、切り刻まれながら生きるしかない。その女の子と、自分の国に逃げたって、何の解決もつかないから。ここで生きていくって決めると、そうするとタタラ場のほうは、木を500本切りたいって言うでしょ? で、サンのほうに行って、「ちょっと、木を切んなきゃいけないんだけど」って言うと、ビビビって刺されてね、「じゃあ、250本で……」って(笑)。「生きる」って、そういうことですよね。

 

引用:ジブリの世界 – 『もののけ姫』のその後。サンとアシタカの後日談

 

そして、このアシタカの苦難の日々は現代を生きる人間にも当てはまることで、共感をすることができると宮崎駿監督は語っています。

 

アシタカが心から惹かれているサンと一緒になることよりも、人間、森全体がうまく”生きる”ためには自分が仲介役をすることが最善の方法だと考えたのだと思います。

 

アシタカにとっては生きる場所は違っても、いつもサンと共に生きていることに繋がり、物質を超えた絆があるだけで十分だったのでしょう。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – アシタカはサンと子作りしていた?

『千と千尋の神隠し』の千尋はサンの子孫だった

驚くことに、『千と千尋の神隠し』の公式設定資料集には「千尋はサンの子孫」だと書かれています。

 

このことから、サンは子供を産んでいたことが明らかになりました。

 

そして、普通に考えるなら人間で唯一心を許しているアシタカ以外に相手はいないでしょう。

 

アシタカは物語の最後で「会いにいくよ、ヤックルに乗って」と言っていますが、タタラ場で生活をしながらも暇を見つけては度々サンに会いに行っていたのでしょう。

 

その中でアシタカとサンは愛情を育んでいき、子供に恵まれたのだと想像できます。

 

おそらくその子供も母親であるサンの元で、森で生きていたのだと思いますが、もしかしたら子供の代で人間に対してピュアな気持ちを持つようになり、人間社会に入っていったのかもしれません。

 

物語中では素直にハッピーエンドとは言えませんが、こうした時間を超えて明らかにされた裏話によってアシタカとサンはハッピーエンドを迎えていたことを知ることができました。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – コダマは後にトトロになった?

『となりのトトロ』に繋がるコダマ

もちろん『もののけ姫』よりもずっと前に『となりのトトロ』が公開されていますが、裏設定としてコダマが成長した姿がトトロだと宮崎駿監督が語っています。

 

コダマは森に生息する精霊で、モロやシシ神ら森の神々のように人間を恨んでおらず、見える者には好意的に接してきます。

 

そして『となりのトトロ』のトトロも太古から森に生息している森の主であり、巨大なクスノキに住む精霊という設定でした。

 

宮崎駿監督は『もののけ姫』製作時にコダマがトトロになることをイメージして脚本を考えていたことを明かして、ジブリスタッフを驚かせたそうです。

 

宮崎駿監督の頭の中ではコダマとトトロは同じ森の精霊として結びついていたものの、スタッフにとっては姿形も違うため突拍子も無いことに感じられたようです。

 

確かにコダマがどのように成長したら猫のような熊のようなかわいいトトロになるのかは不明ですが、純粋で正しい心を持っていれば精霊(自然)は味方してくれるという、宮崎駿監督ならではの表現なのかもしれません。

 

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – タタラ場はハンセン病患者の施設?

タタラ場はハンセン病患者を匿う施設だった?

タタラ場には包帯を巻いた人が多く働いていますが、社会的差別を受けてきたハンセン病患者を匿うためにエボシが築いたと言われています。

 

『もののけ姫』の時代である大和朝廷時代にはハンセン病(定義されたのは1873年だが)が猛威を奮っており、社会的差別の対象となっていたという説があります。

 

こうしたハンセン病患者は皮膚がただれて醜い姿となってしまうため、タタラ場で働いていた人のように顔に包帯をぐるぐる巻きにしていたようです。

 

社会的差別からまともな職業につけず生活が困窮しがちなハンセン病患者を、エボシが工場を作って働かせていたという説があるようです。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – 税金対策で製作された?

『もののけ姫』は税金対策だった?

『もののけ姫』は支払う税金の額が膨れ上がったために対策として制作されたと言われています。

 

1984年に公開された『風の谷のナウシカ』に始まり、1990年代にかけてスタジオジブリは飛躍的に興行成績を伸ばし、グッズ売上も右肩上がりの状態でした。

 

そのため、毎年支払う税金も当然跳ね上がったため、今後の税金対策としてどうするかをスタッフを集めて話し合ったと言われています。

 

その結果、宮崎駿監督が後に「スタジオジブリというものを使いつぶすつもりで制作した」という通り、通常5万枚程度のセル枚数に対して14万枚という倍以上の物量の仕事をこなし、過去最高額と言われる制作費を投入しました。

 

つまり、『もののけ姫』の制作費用を経費として税金対策をしたということであり、このことは一部のファンで批判が上がったものの、結果として大作に仕上がったためそれまでの興行収入を圧倒的に上回るセールスを記録することができました。

 

とはいえ、『もののけ姫』が仮に爆死していたら本当に宮崎駿監督はスタジオジブリを使い潰していたことになっていたかもしれませんね。

 

しかし、宮崎駿監督や鈴木敏夫さんの制作エピソードから分かる力の入れようから、確実に勝算を持っていたのだと思います。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – サンとカヤは同じ声優

サン、カヤは実は同じ声優の石田ゆり子

アシタカの嫁候補であるサン、カヤのふたりの少女の声優は女優の石田ゆり子さんが兼任していました。

 

『もののけ姫』の物語中で冒頭にしか登場しないアシタカの許嫁のカヤですが、バトンタッチするヒロインのサンと同じ石田ゆり子さんが声優を務めています。

 

これは宮崎駿監督の思惑があったものだと思われますが、アシタカにとってサンとカヤは優劣をつけられない存在だったことから同じ声優にしたのかもしれません。

 

物語中で結果的にカヤを捨て、サンを選んだとも言えるアシタカですが、それは運命がそうさせたからであり、宮崎駿監督の話しからもアシタカは人間と森の神々との橋渡し役を選び、生涯未婚だったと思われます。

 

ちなみに、『もののけ姫』の冒頭で登場する村娘のエミンは、『風の谷のナウシカ』のナウシカの声優を務めた島本須美さんでした。

 

 

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – サンの言葉がBD発売に影響?

サンのメッセージがブルーレイの発売に影響した都市伝説

これはあくまで都市伝説ですが、サンの物語中のメッセージがブルーレイ版の発売が遅れたことに影響していたというものがあります。

 

『もののけ姫』はスタジオジブリ作品の中でも特に現代へのメッセージ性に富んだ作品ですが、その中でサンが発した言葉にも深い意味が隠されていると言われています。

 

サンは人間界から捨てられ自然界で生きることになり、犬神のモロに育てられたことで人間と山犬との狭間で苦しみ続けてきた生い立ちがあります。

 

その葛藤と人間との戦い、森との共存の生き方は、現代の人間が抱えた自然との戦いや共存にも通じる部分が多くありメッセージとして込められています。

 

ブルーレイディスクが生まれた頃、スタジオジブリ作品の多くがブルーレイ化が決まる中で『もののけ姫』だけ遅れた理由は、サンのメッセージを大切にしたという都市伝説になったようです。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – 全米公開は野茂英雄のおかげ?

野茂英雄が活躍しなかったら全米公開はなかった?

『もののけ姫』を全米公開に踏み切った理由は野茂英雄が活躍したからだと言われています。

 

『もののけ姫』が公開された1977年当時、野茂英雄さんがメジャーリーグで目覚しい活躍をしていました。

 

この活躍を観たプロデューサーの鈴木敏夫さんが、スタジオジブリも全米デビューしようと公開を提案し、ディズニーとの契約が実現しました。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – サンは自然の代弁者

サンのセリフは自然を代弁している?

サンが『もののけ姫』の物語中で発した言葉の多くは自然を代弁しているとする都市伝説があります。

 

サンは人間界と自然界の両方を知っており、結果として自然界で生きる選択をして人間界に深い不信感を持っています。

 

宮崎駿監督は『もののけ姫』の中で自然を”現代”に、人間を”邪悪な者”に置き換えたところ、サンのセリフを思いついたと語っているようです。

 

つまり、サン(自然)が発したメッセージは環境保護に対するものと、人間社会での戦いに向けたものと二つの意味を含んでいるということです。

 

物語中に登場する悪役のジコ坊たちは自然にとっての驚異であり、人間にとっても戦うべき相手で、これを現代に対するメッセージと捉えるとまた違った見方ができるでしょう。

 

 

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – シシ神の森のモデルは屋久島

『もののけ姫』製作時に屋久島を訪れたロケハン

『もののけ姫』の舞台の参考に選ばれたのは鹿児島県にある屋久島でした。

 

『もののけ姫』公開の約2年前の1995年5月に、宮崎駿監督率いるスタジオジブリスタッフは屋久島にロケハンに訪れました。

 

物語の世界観が”人の手が入っていない太古の森で、照葉樹林”ということから、屋久島が最も適していたようです。

 

このロケハンにより屋久島の雄大な自然を肌で感じたスタジオジブリスタッフは、製作時に臨場感を持って美術を描くことができたようです。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – 『アシタカ聶記』の予定もあった?

『アシタカ聶記』になっていた可能性がある?

『もののけ姫』はタイトルの決定前に候補となった内ひとつに『アシタカ聶記(せっき)』というものがありました。

 

物語のタイトルは最も最初に来るメッセージであり、非常に重要な決定事項であることから宮崎駿監督は最後まで悩んでいたようです。

 

宮崎駿監督は『もののけ姫』というタイトルが先に決定していましたが、製作する段階で「これはアシタカの物語だ」と感じるようになり『アシタカ聶記』というタイトルを候補に追加します。

 

タイトル決定の説はふたつあり、ひとつは悩みに悩んだ宮崎駿監督は結局決めきれず、それぞれのタイトルが書かれたカードを2枚用意して、スタッフにランダムで引いてもらい決めたというものです。

 

しかし、さすがに重要な決定事項であるタイトルをランダムで決めるということを宮崎駿監督がするはずもなく、タイトルの決定はもう一つの説が正しいと思われます。

 

宮崎駿監督はタイトルの決定についてプロデューサーの鈴木敏夫さんに相談しました。

 

しかし、鈴木敏夫さんは『もののけ姫』というタイトルが絶対的に良いと核心していたため、宮崎駿監督に知らせないまま『もののけ姫』の特報映像でそのままのタイトルで放送し強引に決定してしまいました。

 

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – ジブリ最後のセルアニメだった

『もののけ姫』はジブリで最後のセルアニメだった

先述した部分と重なりますが、『もののけ姫』はスタジオジブリにとって大きなターニングポイントとなる作品でした。

 

『もののけ姫』の製作がスタートした1995年当時、デジタル技術が飛躍的に発展し始めたため、スタジオジブリもより効率化を図るために同作が最後のセルアニメとしました。

 

『もののけ姫』はすべて手描きですが、始めてCGを導入した作品でもあり、これ以降の作品はすべてデジタルペイントに移行しています。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – サンは不倫をした?

サンが不倫をしていたという都市伝説が浮上

サンが不倫というのは誰もが謎に感じてしまいますが、納得できる話だったようです。

 

「サンが不倫をしていた」という突拍子もない都市伝説は、実は米国版『もののけ姫(PRINCESS MONONOKE)』でサンの吹き替え声優を務めた女優のクレア・デインズさんが不倫をしていたということでした。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – エボシは現代人だった?

エボシは考え方が現代人と同じ

『もののけ姫』でタタラ場の長として重要なポジションのエボシは現代人という設定でした。

 

宮崎駿監督はスタジオジブリの原画スタッフである遠藤正明さんとの打ち合わせの中で、「(エボシは)現代人ですから。魂の救済を求めていない」と語っていたそうです。

 

そして、宮崎駿監督の『もののけ姫』の製作メモにも以下のように書かれています。

 

辛苦の過去から抜け出した女性。海外に売られ、倭寇の頭目の妻となる。そこで頭角を現していき、ついには頭目を殺して金品を持って故郷に戻ってきた。このとき海外(明)で最新式の武器「石火矢」を手に入れ、日本に持ち込んでいる。侍の支配から自由な、強大な自分の理想の国を作ろうと考えている。タタラ場に来る以前に、京都で天皇周辺の人物達と交流を作った。また、タタラ場を世俗とは「無縁」で暮らせる場所にしつつあった。タタラ場は革命家(エボシ)の聖域なのである。この映画で唯一、自然界にとっての悪魔であり、魂の救済を求めていない、つまり「近代人」である。

 

引用:スタジオととろ – 「もののけ姫」のエボシ御前まとめ~裏設定から名言まで!~

 

エボシがとても壮絶な過去を背負っていたことが分かるメモですが、そうした生い立ちがあるからこそタタラ場を世の中のしがらみから独立した理想郷にしようと強い信念を持っていたようです。

 

『もののけ姫』は冒頭のエミシ一族の村とタタラ場しか人間の生活環境が登場しないため分かりづらいですが、もっと当時の世情が分かればタタラ場の立ち位置が分かるかもしれません。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – エボシは死ぬ予定だった?

エボシは宮崎駿監督のお気に入りだったから死ななかった

『もののけ姫』の当初の構成としてはエボシは途中で犬神・モロに腕をもがれた時点で喰われて死ぬ予定だったそうです。

 

宮崎駿監督がエボシをとても気に入っていたため、製作スタッフとの度重なる議論の末に「やっぱり殺せないよ、エボシは」とエボシを生かす方向に脚本を修正したようです。

 

元々決まっていた構成を監督の気持ちひとつで変更について話し合い実現してしまうのはスタジオジブリくらいだと言われています。

 

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – 猩々はイオングループの象徴だった?

人間を恨む猩々はイオングループだった?

『もののけ姫』の物語中でも特に人間に対する恨みが深い神として登場する猩々(しょうじょう)はイオングループだという都市伝説があります。

 

アシタカが森で出会う猩々たちは、人間の言葉をある程度理解している猿のような神です。

 

人間たちが自然破壊を繰り返すことに業を煮やしており、破壊された森を戻すために木々を植えていますが、それでも破壊を繰り返す人間に深い憎しみを持っているキャラクターです。

 

直接的には物語の進行に絡んでいませんが、『もののけ姫』のスポンサーとして製作に参加していたイオングループが、地球環境事業の取り組みを宣伝する目的で登場させたキャラクターだと言われています。

 

イオングループが世界中で植林事業をしており、それが『もののけ姫』の環境破壊のテーマと一致したことから、木を植え続ける猿の猩々が生まれたそうです。

 

 

猩々は”森の賢者”と呼ばれて畏れられていましたが、どこか間抜けで憎めない感じを受けるのはイングループ側の提案があったからだと言われています。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – サンはエボシの娘だった?

サンを捨てたのはエボシだった?

森の破壊者としてサンからみれば最大の敵であるエボシですが、実はエボシの娘だったという衝撃的な都市伝説があります。

 

この都市伝説が浮上したきっかけは、宮崎駿監督と近しい人が「サンはエボシの娘」だと裏話として語ったことによると言われています。

 

エボシは先述の通り、家が没落して身売りに出されることになり、異国の地で海賊・倭寇の頭目の妻となりました。

 

その後、エボシは才覚を現して頭目である夫を殺し、その莫大な財産を持って日本に戻ってタタラ場を興しました。

 

一方で、森に住む犬神のモロの君は、自然破壊の諸悪の根源であるタタラ場を作ったエボシを憎んでいますが、都市伝説ではサンを捨てたことも憎しみの対象になっていると言われています。

 

だからこそ、モロはアシタカに「おまえにサンが救えるか!?」と、身勝手な人間への大きな怒りの中にも、微かな期待を含ませているようなセリフを言っています。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – キャッチコピーは50の案があった!?

鈴木敏夫の寿命を3年縮めたキャッチコピー決め

『もののけ姫』のキャッチコピーは糸井重里さんに依頼しましたが、プロデューサーの鈴木敏夫さんは「寿命が3年縮んだ」というくらいとても難航していたようです。

 

スタジオジブリ作品には、物語のテーマを最もストレートに伝えるキャッチコピーが考えられています。

 

『もののけ姫』のキャッチコピーは「生きろ。」というとても簡潔な3文字に集約されましたが、そこに至るまでに半年かかったということです。

 

キャッチコピーの制作を担当したのが、業界でもコピーライティングの第一人者と名高い糸井重里さんです。

 

鈴木敏夫さんは糸井重里さんと3度に渡ってやり取りを続ける中で、キャッチコピーが核心に迫って行き「生きろ。」という究極の3語が生まれたようです。

 

最初のコピー案は、「おそろしいか。愛しいか。」「おまえには、オレがいる。」「惚れたぞ。」「ひたむきとけなげのスペクタクル。」の4つ。終わりに「。」が付くのは最終的に決まったコピーでも採用されているが、どの案もラブストーリー色が強いコピーとなっていることが見て取れる。

 

引用:ITMEDIA NEWS – ジブリ「もののけ姫」のコピーが「生きろ。」になるまで 鈴木敏夫と糸井重里の手紙のやりとり (1/12)

 

この4つの案もキャッチコピーとして無くはないですが、このいずれかに決まっていたら視聴者の感じ方もまた変わっていたかもしれませんね。

 

そして、鈴木敏夫さんと糸井重里さんはやり取りを繰り返し、以下のようなキャッチコピーが候補として上がりました。

 

「おそろしいか。愛しいか。」
「おまえには、オレがいる。」
「惚れたぞ。」
「ひたむきとけなげのスペクタクル。」
「だいじなものは、ありますか。」
「昔々は、今の今。」
「おまえは、まぶしい。」
「死ぬのと、生きるの、どっちが好きだ。」
「死ぬなっ。」
「それでもいい。私と共に生きてくれ。」
「ハッピー?」
「悪からでも善からでも、おまえを守る!」
「弓を誰にひく!?」
「あなたは 何を守る!?」
「なぜ、俺は生まれてきた。」
「LIFE IS LIFE!」
「化けものだらけ。」
「神々は、なつかない。」
「森には、おそろしい神々がいる。」
「暴と愛の嵐」
「人間がいなきゃよかったのか」
「わからなくっても、生きろ!」

 

引用:ジブリの世界 – 『もののけ姫』の豆知識まとめ

 

ちなみに、「おそろしい、ナニか」「生きるってなんですか?」「生きるの?死ぬの?どっちなの」というキャッチコピーもネットで候補だったと囁かれていますが信ぴょう性は不明です。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – 人間の内面を神話にした?

アシタカは成長しない考え方の人物?

『もののけ姫』は成長物語ではないものの、アシタカが内面的な成長をしない様子を描くことで普遍的な哲学神話だという都市伝説があるようです。

 

『もののけ姫』は古事記や日本書紀など、日本神話的な要素を含んでいるため物語中のキャラクターのセリフには哲学的なものも多くあります。

 

その中で、アシタカについてはそうしたセリフは一切なく、徹頭徹尾変わらない精神性で描かれています。

 

ある意味悟りを開いた仏僧のようなアシタカですが、アシタカ(アシタカヒコ)自体も日本神話に登場する大和朝廷と争った東の豪族の長「ナガスネビコ」から着想を得たキャラクターです。

 

そのためアシタカは人間離れした神性のあるキャラクターとして描かれ、成長しようとしない内面が物語中に表現されていると言われています。

 

神話の世界に登場する神々は不老不死の存在であり成長とは無縁であり、こうした理由から『もののけ姫』は「普遍のアシタカの神話」だと位置づけられ、「現代まで続く自然との共生もまた普遍であるべきだ」ということを表現しているという説があるようです。

 

 

『もののけ姫』都市伝説・裏話の考察 – 最後のシーンに込められた想い

宮崎駿監督は視聴者にその後を想像させたかった

スタジオジブリ作品の多くは結末をぼかすことで視聴者にその後の結末を想像させる表現がありますが、『もののけ姫』もまたそうした作品だったのだと言われています。

 

『もののけ姫』は明確なハッピーエンドで終わるわけではなく、アシタカとサンは再会する約束はしても、ずっと関係は平行線を辿っていくようなイメージを持たせます。

 

それは、宮崎駿監督自身もまだ人間と自然の共存方法の答えは出ておらず、視聴者ひとりひとりが考えて行くべきことだとして敢えてぼかしたのだという説があります。

 

『もののけ姫』を鑑賞した人はすぐに「森を大切にしよう」と考える人は少ないと思いますが、繰り返し観るうちに「自然と共生するとは何か」ということを考える良いきっかけになることは大いに有り得るでしょう。

 

 

 

 

 

スタジオジブリ『もののけ姫』について総まとめすると・・・

1997年7月12日に公開されたスタジオジブリの宮崎駿監督によるアニメ映画『もののけ姫』について総まとめしてきました。

 

『もののけ姫』は手書きのセルアニメとして最高峰の完成度であり、現在のCGアニメに無い良さを体感できる代表作でしょう。

 

ご紹介した都市伝説や裏話を頭に置いて鑑賞してみると、『もののけ姫』の細かいメッセージにも気づけるかもしれませんね。

 

 

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