猫の恩返し

猫の恩返しの都市伝説や謎の考察13選!評価と感想も総まとめ

2002年に公開されたスタジオジブリのアニメ映画『猫の恩返し』。この作品は1995年に公開された『耳をすませば』のスピンオフであり、都市伝説もある特殊な作品だと言われています。

 

『猫の恩返し』の評価と感想、また都市伝説や謎の考察について総まとめしましたので詳しく解説していきましょう。

この記事の目次

『猫の恩返し』とは

 

『耳をすませば』のスピンオフ作品『猫の恩返し』

『猫の恩返し』は1995年に公開されたスタジオジブリの映画『耳をすませば』の主人公だった月島雫が初めて書いた物語という設定で企画されたスピンオフ作品です。

 

『猫の恩返し』と『耳をすませば』に共通して登場するキャラクターとして、猫の男爵・バロンと恰幅の良い猫・ムーンがいます。

 

『耳をすませば』の原作者である柊あおいさんがスピンオフとして描き下ろしていた漫画コミック『バロン 猫の男爵』を原作として、スタジオジブリの若き名原画マンとして活躍していた森田宏幸さんが監督を務めて『猫の恩返し』は制作されています。

 

バロンの声優には当時人気俳優だった袴田吉彦さんが務めていましたが、その後人気が失速して”アパ不倫”問題で注目されるなど私生活のだらし無さを露呈してしまいました。

 

続編を作らないスタジオジブリの方針としては『猫の恩返し』は異例の作品であり、『耳をすませば』に登場する主人公・月島雫が作家になって書いた処女作が原作になっているという設定で企画されました。

 

 

それまでのジブリに無かった軽いテイストの作品

『猫の恩返し』のキャッチコピーは糸井重里さんが担当しており、「猫になっても、いいんじゃないッ?」という軽い感じになっています。

 

興行収入的には日本国内で64.6億円と2002年度の邦画では1位になっているものの、スタジオジブリの歴代作品の中では少ない部類となります。

 

また、VHSやDVDなどメディアの出荷本数は総計で72万本だということで、これもスタジオジブリの歴代作品の中では少ない部類に入っており、『ゲド戦記』『借りぐらしのアリエッティ』などと同じくらいの売上となっています。

 

 

『猫の恩返し』評価・感想

 

スタジオジブリ作品でも特殊な『猫の恩返し』

『猫の恩返し』は宮崎駿さんは絡んでおらず、若手の森田宏幸さんが監督を務めたことや『耳をすませば』のスピンオフ作品であることから、スタジオジブリの名作の中でも特殊な作品となります。

 

『猫の恩返し』の全体的な評価、感想としては「子供向きとして観れば面白い」「猫好きにはたまらない作品」という傾向が強いようです。

 

それでは『猫の恩返し』の評価、感想について「良い・普通・悪い」に分けてご紹介していきます。

 

 

『猫の恩返し』”良い”の評価・感想

猫好き、子供にはとても楽しめる作品

5つ星評価の内、4か5の評価をつけた感想では圧倒的に猫好きや子供目線での意見が多かったようです。

 

ラピュタなどのようながっつりした冒険モノばかりが名作じゃない、本作はそう教えてくれました。本作冒険ファンタジーにしては珍しく、凶悪な敵が出てくることが無ければ絶体絶命のピンチが訪れるわけでもありません。物語にこれといった大きな山場がないのです。なのに私には凄く心に残るものがありました。

 

引用:Yahoo!映画 – 可愛らしい冒険ファンタジー

 

『猫の恩返し』は『天空の城ラピュタ』に登場する帝国やムスカなど絶対的な悪は登場せず、敵になる猫王とその臣下も自滅ばかり繰り返すギャグ的な存在でした。

 

終盤にハルは猫の国から落ちてスカイダイビングをする羽目になりますが、それも大団円を迎えるための演出のひとつで、ピンチという印象は弱かったようです。

 

猫好きで独特の世界観に癒やされたい人にはおすすめの迷作。

私自身もアニメのほんわかした世界観が好きで、たまに観ますが

ジブリ作品のいわゆる、王道の部類に入る世界観が好きな方には向かない映画です。

 

引用:Yahoo!映画 – ジブリ作品として観ない方が良い

 

この感想で言われているように、スタジオジブリの代表的な冒険ものである『風の谷のナウシカ』や『ハウルの動く城』などが好きな人は『猫の恩返し』を敬遠する人も多くなるかもしれません。

 

しかし、『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』などのんびりとした作品が好きな人は楽しめる傾向にあるかもしれません。

 

ファンタジー要素満載
耳をすませばスピンオフ作品
空想癖、干物系女子向け
ハマる人はどハマり
池脇千鶴のファン
猫好きさんは、観るべき作品だと思います♪

 

引用:Yahoo!映画 – ジブリで上位のお気に入り映画

 

猫好きの人で『猫の恩返し』を全面否定する人はほとんどいないでしょう。

 

それほど『猫の恩返し』はスタジオジブリテイストで猫たちの可愛らしさが描かれています。

 

 

 

『猫の恩返し』”普通”の評価・感想

猫に特に思い入れが無い人は可もなく不可もなく?

『猫の恩返し』を宮崎駿さんの作品のような冒険活劇ものと期待して観た人は猫たちの気の抜けた世界観に微妙な反応をした人も多いようです。

 

私は最初のうちは「くっだらねえなあ」と思いながら観ていたが、
「何かいいかも~」と何となくのノリで物語を進めて映画全体の雰囲気をゆるゆるにしてしまうハルちゃんに萌えてしまった。
猫になってしまって泣いているハルちゃんが可愛すぎて悶絶しかけてしまった・・なんて言ったらキモイ!ロリコン!変態!って言われるじゃないか!!

 

引用:Yahoo!映画 – ・・やっちゃいましたねジブリさん

 

森田宏幸監督と柊あおいさんの狙いでもあった「基本的にのんびりしたヒロイン」像が好きになった人は楽しめたようですね。

 

『猫の恩返し』は肩の力を抜いてのんびりと観て楽しむ作品だと言えるでしょう。

 

当時劇場でみたときはガッカリの出来でした。しかし何回もみてると面白いな~と思わせてくれるスルメのような映画です。
意外とギャグが強めだったり、単調なストーリー展開に、ジブリのハードルは越えられず、しかしテレビ放送などでまったりみる分にはぴったりの映画。猫好きの自分はもう少し猫っぽい部分を出してほしかったな。でもタイトルと主題歌はぴったりの映画でした。

 

引用:Yahoo!映画 – タイトルと内容はぴったり!

 

『猫の恩返し』はBGM的に流していても楽しめる作品のため、リピーターがつきやすい作品だと言えるかもしれません。

 

『猫の恩返し』の世界観と主題歌を歌っているつじあやのさんの「風になる」がピッタリで、安心感を与えてくれます。

 

世界観が、何だろう、絵本みたいなのかな、心地よく見れた。
あと、気楽に見れる映画だ。
全体的にユルい。
気を張らずに見れるし、ほんのりさせられる。
猫っていう存在も、そんなんだし。
悪党もいない。重いところとかない。
(逆に言えば、浅い映画ってことになるんだけど)

若干、幼稚。
どちらかというと子供を対象に入れてるんだろうな。
そこは合わせられなかった。

 

引用:Yahoo!映画 – とても気楽に見れる良い映画

 

『猫の恩返し』は猫好き・子供向けの作品の傾向が強いため、大人が楽しめるストーリー展開を期待しては物足りないかもしれません。

 

そうした理由からもやはり『猫の恩返し』はDVDを購入したり、借りるなどして観ると楽しめる作品だと言えるでしょう。

 

 

『猫の恩返し』”悪い”の評価・感想

 

『猫の恩返し』に感動を求めてはいけない

映画に感動を求める傾向が強い人は『猫の恩返し』は駄作にしか見えなかったようです。

 

大人がこれを映画館で観たら金返せというレベル。
さすがジブリと思えるのはせいぜい絵ヅラくらいで、ストーリー、キャラ、演出全てが古臭く、ありふれた展開のまま最後まで何の驚きも感動もなかった。これを楽しめるのはせいぜい小学3年生までじゃ?と思えるほど内容が幼稚で平板。このレベルの脚本をなぜわざわざ映画にしたのか本気で理解できない。

夏休みに素麺でも食べながら、他に見るものがないのでテレビでたまたま観た子供向けのアニメ、ぐらいの印象しかない。

 

引用:Yahoo!映画 – 幼稚で古臭く、退屈。

 

『猫の恩返し』は元々宮崎駿さんがバロンとムタによる”猫の探偵もの作品”として考えていましたが、企画が通らなかったため制作には参加しませんでした。

 

もし宮崎駿さんが探偵ものを作っていたら、また違った評価だったのかもしれませんが、それでは『猫の恩返し』がどの作品よりも好きなコアなファンも生まれなかったということになります。

 

娘が見たいというのでレンタルしました。大人が見ても面白くありません。ターゲット世代が子供なので仕方がないかもしれませんが、ジブリなので大人も楽しめるかと期待するとガッカリです。

 

引用:Yahoo!映画 – つまらない。が、子供は好き

 

この感想のように大人も楽しめるような作品を期待すると『猫の恩返し』は肩透かしを食らうでしょう。

 

作品全体を通して驚きや感動はなく、一部始終猫の気まぐれでのんびりした空気を楽しむ作品なので特に猫好きでなければ苦痛かもしれません。

 

どの辺りからか、観ることができなくなるほどつまらない。思わず席を立って家事もろもろの作業に移ってしまう。
主人公の意思のなさに終始イラつく。
可愛いドレス着せてもらっといて断るの忘れる?
ユキちゃんってねこはねこの国の給仕ってよりか要人級の働きをしてるよね?
もう…設定に無理があって呆れる。
耳をすませばのヒロインが描いた物語っていう設定みたいだけど、失礼だよ、これは。

 

引用:Yahoo!映画 – ずっと観ていられない。

 

 

『猫の恩返し』の世界観に細かいツッコミはしてはいけませんが、往年のスタジオジブリ作品に慣らされている人にとっては作りこまれた設定の世界観ではないことに腹が立つようです。

 

『猫の恩返し』はハルが猫になってしまうことを通して猫の国を疑似体験する作品でもあり、キャッチコピーでも「猫になっても、いいんじゃないッ?」とあります。

 

 

『猫の恩返し』都市伝説や謎の考察13選

 

『猫の恩返し』は成り立ちから特殊だった

先述したように、『猫の恩返し』は同じ原作者の作品で1995年に公開されたスタジオジブリ映画『耳をすませば』のスピンオフ企画として立ち上がりました。

 

『猫の恩返し』の情報が公開されて多くのスタジオジブリファンの目に留まったのは、『耳をすませば』に登場したバロンとムーン(ムタ)でした。

 

「猫の探偵事務所」の所長であるバロンは、『耳をすませば』では主人公・月島雫がムーンを追って訪れた雑貨屋「地球屋」の店主・西司朗がヨーロッパから持ち帰った猫の人形として登場しています。

 

そして作家を目指していた月島雫はバロンを主人公にした物語を書いており、『猫の恩返し』は月島雫が作家デビューした際に書いた処女作だとも言われています。

 

この裏設定からも月島雫が作家の夢を叶えていたことがわかる『耳をすませば』ファンにとっては嬉しくなるエピソードであり、色々と想像を膨らませて楽しむことができます。

 

 

『猫の恩返し』都市伝説1 – 元々はバロンとムタの探偵ものだった

 

宮崎駿はバロンとムタで探偵物語を考えていた

冒険ものを描かせたら右に出る者はいない宮崎駿さんですが、監督を務めていたら現在の『猫の恩返し』は生まれなかったことになります。

 

『ゲド戦記』では息子の宮崎吾朗さんではなく宮崎駿さんが監督を務めて欲しかったという声が多かったですが、『猫の恩返し』を愛するファンにとっては、この時ばかりは宮崎駿さんが監督を務めなくて良かったと感じていることでしょう。

 

『猫の恩返し』の企画が立ち上がったきっかけは、ある企業から「テーマパークに使用するキャラクターを作ってほしい」という依頼があったことでした。

 

「猫をモチーフにして欲しい」という要望から、スタジオジブリ側は既存のキャラクターを紹介し、企業の担当者は『耳をすませば』に登場していたムーンを気に入りました。

 

そこで、ムーンを主人公にした20分ほどのショートフィルムを作成することになり、宮崎駿さんはバロンとムタを主人公にして難事件を解決していくミステリー探偵冒険活劇を構想し始めました。

 

宮崎駿さんのプロットを元に、『耳をすませば』の原作者だった柊あおいさんに漫画の執筆が依頼され、原作となる『バロン-猫の男爵』が完成しました。

 

しかし、テーマパーク側が諸事情により企画が立ち消えとなったため、急遽映画作品として企画を変更することになりました。

 

 

『猫の恩返し』は若手監督育成作品だった?

宮崎駿さんは自分の後にスタジオジブリを担っていく若手監督を育てるために『猫の恩返し』の監督に森田宏幸さんを指名したようです。

 

宮崎駿さんは『猫の恩返し』の監督探しの際に若手を起用したいと考えており、当時三鷹の森ジブリ美術館用の短編作品である『コロの大さんぽ』の原画マンだった森田宏幸さんに原作漫画のラフ原稿を手渡しながら「これやる? やるって言いなさい。男の子らしく」と強引に監督に指名しました。

 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説2 – 主人公・ハルは森田宏幸監督のこだわりだった

 

『耳をすませば』の月島雫とは対照的な女子校生・ハル

『耳をすませば』の月島雫は作家になるという夢を持ち、学業に負われながら日々執筆活動に奮闘していましたが、ハルは夢もなく漠然と学校生活を送るどこにでもいる平凡な女子校生でした。

 

おっちょこちょいでいまいち垢抜けない性格をしているハルは、森田宏幸監督の強いこだわりによって生まれたキャラクターです。

 

ハルは一般的な現代女の子の性格をイメージして設定されており、漠然とその日を暮らし、その場の空気とノリだけで行動を決めてしまい後で痛い目をみるものの、何とかそれを乗り越えて暮らしているごく平凡な女の子です。

 

そんな親近感を感じさせるようなハルは、日常に流されて生きているようで柔軟に受け入れしなやかに生きている現代女子高生に通じるところがあるでしょう。

 

また、森田宏幸監督の「成長するのは難しいことで、成長できなくて当たり前。安易な成長ならしない方がいい」という持論から、ハルは作中でも大きく成長させずに、終盤のバロン達との別れの場でようやく”自分の足”で一歩を踏み出すことの成長の現れとして、バロンに「好きになっちゃったかも」と告白しています。

 

バロンの言っていた「自分の時間を生きる」ということが一連の出来事で何となく分かったハルは、バロン達と別れた翌日から早起きして母親に朝ごはんを用意して驚かせたり、ひろみが朗報だと教えてくれた”町田くんが彼女と別れた情報”にもそっけない返答をして大人の余裕を伺わせたりと、ハルは”周囲に踊らされない自分”を手に入れつつあるような素振りを見せています。

 

「猫の国もいいかもね。日がな一日ごろごろしてるんでしょう? イヤなことなんかみーんな忘れてさぁ。天国かもねー」
ありゃりゃ、なんてだらしない。これが十代の女の子のセリフ? この子は駄目な子? ヤケクソな可哀想な子なの?
いえいえ、そんなことはありません。ハルだっていろいろ考えているのです。
多くの人と同じようにハルも、何か面白いことはないかしら?もっと自分を輝かせる生き方があるはずなんだけどなーと思ってるんです。

 

引用:映画 猫の恩返し -The Cat Returns- 森田宏幸監督インタビュー ハルの感じたもの

 

終盤のハルの成長を見ると、「ハルはこれから焦らずに自分のやりたいことを見つけて楽しく生きていくのだろう」と視聴者に思わせてくれます。

 

大きな驚きや感動の無い『猫の恩返し』のささやかな感動の場面でもあり、主題歌の「風になる」が挿入されることで視聴者に心地よい余韻を与えて作品を締めています。

 

森田宏幸監督は後先考えずに勢いだけで行動を起こしていくハルの人物像について以下のように語っています。

 

ハルの経験することといえば、ダンスを踊り、剣を交え、迷路をくぐり抜ける一見無駄なことばかり。でも生き方を探すって、それぐらい大変なことってことね。100パーセント確実を待って、部屋にひきこもったってはじまらない。「なんかいいかも!」っていうぐらいで走り出せる、ハルぐらいが一番かっこいいのかも。

 

引用:映画 猫の恩返し -The Cat Returns- 森田宏幸監督インタビュー ハルの感じたもの

 

現代人は起こりもしない問題を自ら作り出して不安に駆られ、行動を起こさない人も多いですが、ハルくらいの無鉄砲さがあるくらいが人生は楽しくなるのでしょう。

 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説3 – バロンは男爵から探偵事務所所長に

 

バロンの人物像は宮崎駿によって男爵から探偵になった

バロンは『耳をすませば』では男爵の爵位を持つ人形でしたが、『猫の恩返し』では猫の探偵事務所の所長という設定になっています。

 

バロンの正式な名前は「フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵」で、ヨーロッパで高貴な身分である男爵の爵位を持った人形として『耳をすませば』で登場しています。

 

しかし、宮崎駿さんによるスピンオフ企画として立ち上がった際にはバロンは男爵から猫の探偵事務所の所長という肩書きに変わっています。

 

『耳をすませば』の月島雫の物語の中で登場したバロンは、執筆中の月島雫が寝落ちした夢の中で紳士的にエスコートしていますが、『猫の恩返し』でもハルに対する紳士的な姿勢は踏襲していますので大きく性格は変わっていないのでしょう。

 

しかし、森田宏幸監督が「(『耳をすませば』のような)渋いバロンではなく、若々しいイメージにしたかった」と語っているように、『猫の恩返し』のバロンは剣劇アクションをこなす少年漫画のようなキャラクター性も帯びています。

 

声優に当時若手俳優の袴田吉彦さんを起用したのも若々しさを表現するためだったということです。

 

バロンの性格も男爵から王子様的なものに変わっており、ムタが”キザ”だというほど女性に優しく、いつでも冷静な判断ができる頼もしい男性として描かれています。

 

 

『猫の恩返し』都市伝説4 – バロンの探偵事務所には秘密がある

 

猫の探偵事務所にはバロンの恋人の肖像画がある

何気なく観てしまう『猫の恩返し』ですが、よく見ると背景美術にちょっとした仕掛けが施されています。

 

バロンは『耳をすませば』では「地球屋」の店主・西司朗がドイツのお店から購入して持ち帰った人形ですが、お店で一度購入を断れたという経緯があります。

 

その理由は当時の西司朗の彼女だった”ルイーゼ”と同じ名前の猫の貴婦人で、バロンの恋人の人形が修理中で出していたため、二人を引き離すことはできないと店主に言われたからでした。

 

そのため、西司朗の彼女であるルイーゼが猫の貴婦人の人形が修理から戻ったら引き取ることを条件に、西司朗はバロンの人形を購入させてもらい日本に帰国しました。

 

その後、第二次世界大戦の勃発により西司朗はルイーゼと再会を果たすことがついに叶わず、それはバロンと貴婦人の人形のルイーゼも同様でした。

 

 

「地球屋」にはバロンとルイーゼのツーショットの肖像画がありましたが、『猫の恩返し』の猫の探偵事務所の壁にはルイーゼだけの肖像画が飾られています。

 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説5 – ムタの名付け親は天沢聖司?宮崎駿?

 

”ルナルド・ムーン”の名前の名付け親は宮崎駿だった?

まるでドナルド・トランプ米大統領のような威圧感と名前をしているムタですが、”ルナルド・ムーン”という名前は宮崎駿さんが名付けたと言われています。

 

『耳をすませば』に登場するムーン(ムタ)は野良猫で、月島雫の友達・原田夕子の自宅の近くに住んでいる女の子、もしくは月島雫の彼氏となる天沢聖司が名付け親ですが、その名前が広がり近所の子供たちにもムーンと呼ばれていました。

 

『猫の恩返し』のムタは最初はバロンの猫の事務所に出入りしている友人として登場しますが、昔は猫の国で湖の魚を食べ尽くした伝説の犯罪者”ルナルド・ムーン”として恐れられています。

 

ムタの名付け親についてのエピソードは原作者・柊あおいさんのインタビューで語られています。
 
柊あおいさんによれば、宮崎駿さんが「プロレスラーに”グレート・ムタ”という強い人がいて」と語っていたようで、プロレスラーのように強い猫という設定から”ムタ”を愛称として起用し、『耳をすませば』の”ムーン”という名前にあやかって”月”をイメージした”ルナルド”をファーストネームに添えたようです。
 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説6 – 月島雫と天沢聖司は出演予定だった?

 

『猫の恩返し』に成長した月島雫と天沢聖司が出演予定だった

月島雫と天沢聖司は結局出演していませんが、もししていたら『耳をすませば』ファンにとってニヤリとしてしまうことでしょう。

 

これは都市伝説の域を出ないようですが、『猫の恩返し』のエンドロールでは成長した月島雫と天沢聖司が試写会に訪れて拍手をしているという映像が入れられる予定だったと言われています。

 

1995年に公開された『耳をすませば』当時は月島雫と天沢聖司は15歳でしたが、『猫の恩返し』が公開されたのは2002年なので二人共22歳になっていることになります。

 

『猫の恩返し』のが処女作であり原作者である月島雫と一緒に試写会に参加しているということは、天沢聖司と結婚した可能性が高いでしょう。

 

そして、ハルの母親の人物モデルは大人になった月島雫自身だとも言われているようで、信ぴょう性は定かではないものの『耳をすませば』『猫の恩返し』のファンにとっては想像を膨らませて楽しめるこうした設定は嬉しいでしょう。

 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説7 – 冒頭に登場するケーキ屋は実在する

 

 

『猫の恩返し』の冒頭のケーキ屋はスタッフが好き?

『猫の恩返し』の冒頭でルーン王子がクッキーの箱を咥えて出てくるケーキ屋は東京・高円寺に実在するケーキ屋「mynt」です。

 

このケーキ屋を作品に登場させた理由は不明ですが、作画スタッフが取材に訪れた際にイメージにピッタリだと思ったのかもしれませんね。

 

 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説8 – 大泉洋、安田顕、鈴井貴之が声優出演している

 

何げに声優として参加していたベテラン俳優ら

大泉洋さん、安田顕さん、鈴井貴之さんなどベテラン俳優も『猫の恩返し』にチョイ役で声優として参加していました。

 

大泉洋さんは冒頭で登場する遅刻したハルを怒る古文の先生役、安田顕さんはハルの憧れのイケメンクラスメート・町田くん、鈴井貴之さんは猫の国のシェフとして声優を務めています。

 

ちなみに、『耳をすませば』で月島雫を演じた本名陽子さんはハルの友達・チカ役で出演しています。

 

 

 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説9 – ハルの通う学校には、庵野と貞本がいる

 

ハルの学校には実は庵野秀明と貞本義行がいる

ハルが猫たちからの恩返しで靴箱にねずみを入れられた際に、背景美術の靴箱には「庵野」と「貞本」の名前が並んでいます。

 

庵野秀明さんは大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の監督であり、貞本義行さんは同作のキャラクターデザインを務めたアニメーター・イラストレーターです。

 

この二人が登場した理由はスタジオジブリと馴染みがあるからであり、特に宮崎駿さんと庵野秀明さんは仲が良いことで知られています。

 

 

『猫の恩返し』都市伝説10 – 「猫の事務所」は入口で空間がゆがんでいる

 

どう考えてもハルより小さい猫の事務所

バロンに猫の事務所の中に招き入れられたハルですが、どう考えてもハルよりも小さい建物に入れた理由は入口で空間が歪んでいるからのようです。

 

見かけは小さい猫の探偵事務所にハルがすっぽり入ってしまったのは入口で空間が歪んでいるからだと森田宏幸監督がツイッターで語っています。

 

さらに言えば、猫の探偵事務所のある一角に入る入口も人間界と猫の世界を歪んだ空間でつないでいるのでしょう。

 

 

『猫の恩返し』都市伝説11 – 「猫の国」は死んだ猫の国だった?

 

元々「猫の国」は死んだ猫が暮らす国だった

『猫の恩返し』の元々の原案では「猫の国」は死んだ猫が住む死後の世界だったそうです。

 

ただ、死んだ猫が暮らす世界だとテーマが重々しくなってしまうため、映画版の脚本では書き換えられることになりました。

 

宮崎駿さんが監督を務めていたら「死んだ猫の国」のまま脚本を書いていたことでしょう。

 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説12 – 宮崎駿のアドバイスは採用されなかった

 

宮崎駿テイストは『猫の恩返し』に合わなかった

宮崎駿さんは壮大な冒険活劇が好きなので、『猫の恩返し』の終盤でアドバイスしましたがスタッフをドン引きさせてしまったようです。

 

『猫の恩返し』の最後のシーンで、猫の国から脱出したハルとバロン、ムタがスカイダイビングをしますが、どさくさに紛れてハルに「バロン、好きよ!」と言わせてはどうかと宮崎駿さんがアドバイスをしたそうです。

 

しかし、スタッフ全員が物語性の違いに引いてしまい、宮崎駿さんのアドバイスは採用されませんでした。

 

森田宏幸監督も「宮崎アニメになっちゃう」とした上で、「張り合うつもりはないけど共感できなかった」と語っています。

 

しかし、極限の状態でハルの心の解放については共感できたため、それまでは控えめだったハルが「ひょっとして、私たちカッコいいかも~!」と叫ぶセリフを入れたそうです。

 

なので、まったく宮崎駿さんのアドバイスが無意味だったというわけではないようですね。

 

 

 

『猫の恩返し』都市伝説13 – 森田宏幸監督は超マイペース人間?

 

森田宏幸も宮崎駿のように変わり者?

森田宏幸監督はスタッフからの自身の印象についてブログで語っていますが、かなり癖のある人のようですね。

 

森田宏幸監督は『猫の恩返し』の制作時のスタッフとのやり取りについてブログで語っています。

 

猫の恩返しの時も、私が原作の内容に改変を提案していたら「森田さんは一体この原作の何が好きでやってるの?」とスタッフに責められたことがありました。
私はよほどまわりと協調し調和した生き方が苦手なようです。
「森田さんはいつも話が唐突」「人の話を聞いてない」
などと、これは私の性格に対するスタッフの声ですが、これがそのまま作品自体に対する批判となってるようで、いや、まったく進歩がないですね。

 

引用:森田宏幸のブログ – 負けました

 

森田宏幸監督はアニメ監督を務めるほどなので、作品に対する集中力が高すぎるあまり自分の中で自己完結してしまう性格なのかもしれません。

 

なので人の話を聞いているそばから自分の中で膨らませ、話をさえぎってでも喋り出してしまう人なのかもしれませんね。

 

インタビューでは最後に『猫の恩返し』について、森田宏幸監督は以下のように語っています。

 

朝気持ちよく目を覚まして、美味しいお茶を飲み、温かな空気を感じるってことが実は一番むずかしい。それさえ出来れば、昨日とはちがう明日がきっと見えてくるはず!
 「猫の恩返し」はそんな感じの映画です。

 

引用:映画 猫の恩返し -The Cat Returns- 森田宏幸監督インタビュー ハルの感じたもの

 

森田宏幸監督は『猫の恩返し』を観て冒険活劇のようなカタルシスを感じるのではなく、ハルがそうだったように気持ちよく一日をスタートさせれば昨日とは違う新しい発見があるかも、ということを伝えたかったようです。

 

『猫の恩返し』が始終肩の力が抜けていたのも、多くの人の日常に近いイメージとして親近感を感じて欲しかったからなのでしょう。

 

ちょっと疲れた時にリフレッシュしたい、そんな時に『猫の恩返し』は気軽に見られて良いのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

『猫の恩返し』についてまとめると・・・

 

『耳をすませば』のスピンオフ作品で、2002年に公開されたスタジオジブリの映画『猫の恩返し』について総まとめしてきました。

 

視聴者の評価・感想からも分かる通り、『猫の恩返し』は猫好きにはたまらない作品であり、子供と一緒に楽しみやすい気楽に観られる作品でした。

 

『猫の恩返し』は『耳をすませば』との設定的な関連が深く、両作のファンにとっては想像を膨らませてその後を楽しむことができる作品です。

 

宮崎駿さんの絵柄とは違うフレッシュなイメージで描かれた映画でもあるので、一味違ったスタジオジブリ作品として楽しめるでしょう。

 

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