千と千尋の神隠し

千と千尋の神隠しの都市伝説&裏話20選!その後や謎を徹底考察

2001年7月20日に劇場公開され、世界で高評価を受けたスタジオジブリの宮崎駿監督によるアニメ映画『千と千尋の神隠し』。

 

実はこの作品には驚くような多くの都市伝説と裏話が盛り込まれています。

 

『千と千尋の神隠し』について詳しく総まとめしましたのでご紹介します。

この記事の目次

スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』のあらすじ&ネタバレ

 

10歳の千尋が神々の世界に迷い込むストーリー

『千と千尋の神隠し』は主人公である荻野千尋が引越し先へ向かう途中に見つけた古びたトンネルから神々の世界である”あの世”に訪れてしまい、現世に戻るために奮闘する中で助けてくれた竜の少年・ハクとの淡い恋を描いた物語です。

 

『千と千尋の神隠し』は2001年7月20日に劇場公開され、興行収入は300億円以上となり日本歴代興行収入の第1位の記録を現在まで維持し続けています。

 

「第52回ベルリン国際映画祭」では金熊賞を受賞し、「第75回アカデミー賞」ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しています。

 

また、2016年にイギリスのBBCが主催した「21世紀の偉大な映画ベスト100」では第4位に選ばれています。

 

20位以内で選ばれたアニメ映画は『千と千尋の神隠し』だけだというところからも、同作が世界でどれほど高評価をされているかがわかるものでしょう。

 

『千と千尋の神隠し』には多くの都市伝説、裏話がありますが、まずはあらすじからご紹介していきますのでネタバレされたく無い場合はあらすじを読み飛ばすことをおすすめします。

 

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 引越し途中で見つけた廃墟

 

引越し途中の山道で見つけた謎の廃墟

千尋は引越しのため父親の運転する車に揺られ山道を走っていましたが、行き止まりには建設途中の謎の建物が建っており、父親は興味半分に見に行こうとしますが…。

 

物語の主人公・荻野千尋は臆病で引っ込み思案な性格をした10歳の女の子ですが、引越しのために父親が運転する車の後部シートで揺られていました。

 

千尋は友達から餞にもらった花束を手に、往生際悪く引越しすることを反対して愚痴っていました。

 

千尋の新天地となる新しい家は高台の上にありましたが、父親が道を間違えて迷ってしまったため家に繋がる道ではなくひとつ下の道を走っていました。

 

すると次第に車道が無くなってしまい、父親はそれでも冒険心が掻き立てられて家族の反対を押し切って突き進んでしまいます。

 

車を進めると行き止まりに差し掛かってしまいましたが、そこには建設途中のような不思議な佇まいの建物がありました。

 

 

好奇心から中に入っていく父親と母親

父親は運送屋に家の合鍵を渡しているから大丈夫だと言うと、建物の中に入ることを提案してズンズンと突き進んでしまいます。

 

千尋はこの廃墟にただならぬ霊的なものを感じたのか、「ここ嫌、絶対行きたくない。早く戻ろうよ」と伝えますが、「千尋は待っていなさい」と言うと両親はトンネルの中に消えて行ってしまいました。

 

鬱蒼と茂る森の中に取り残された一人残された千尋は心細くなり、両親の後を追ってトンネルに入って行ってしまいます。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、油屋を見つける

 

トンネルの奥は”ふしぎな町”につながっていた

両親を追ってトンネルを抜けた千尋の目に飛び込んできたのは、お店が立ち並ぶふしぎな町でした。

 

両親と千尋がトンネルを抜けると、そこには草原と古びた家が立ち並んでおり、父親は「やっぱりな、テーマパークの残骸だよ」と言いながら先に進んでいきます。

 

川を作ろうとしていたのであろう積み上げられた岩があり、そこを渡るとどこからともなく美味しそうな食べ物の匂いが漂ってきました。

 

父親は「案外まだやっているのかも」と言うと先へ進むと、そこには食事ができるお店が立ち並ぶ通りがありました。

 

そして、その中の一軒から湯気が立ち上っているのが見えると、テーブルの上には美味しそうな料理がズラリと並べられていました。

 

 

 

勝手に料理を食べ始める両親

父親はお店に声をかけても人が出てきませんでしたが、母親が「そのうち来たらお金払えばいいんだから」というと料理を食べ始めてしまいます。

 

母親は千尋に「おいしい!千尋、すっごくおいしいよ!」と一緒に食べることを誘いましたが、「おかぁさん、おとぅさん!」と叫んでも一向に食べるのを止めないため、千尋は諦めて歩き出しました。

 

すると、千尋は”油屋”と書かれた建物を見つけました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、少年と出会う

 

踏み入れてはいけない領域に入っていた千尋

食事を止めない両親をおいて散策を続けていた千尋は”油屋”を見つけますが、そこに少年が話しかけてきました。

 

立派な橋の向こうには”油屋”と書かれた立派な建物が建っており、その橋の遥か下には電車が走っていました。

 

それを見ていた千尋の元に和装をしたひとりの少年が声をかけてきて、「ここに来てはいけない。時期に夜になる、その前に早く戻れ!」ととても切羽詰っている様子でした。

 

事態を理解できない千尋が戸惑っていると、油屋に灯りが灯り始め、その他のお店にも次々と灯りが灯り始めました。

 

それを見た少年は、「もう明かりが入った、急いで!私が時間を稼ぐ、川の向こうへ走れ!!」と千尋に指示を出し、意味が分からない千尋は「なによあいつ…」と呟きましたが、影が生き物のように動き出したのを見て「おとうさーん!」と両親の元に走って逃げました。

 

 

豚になって食事を貪っていた両親

逃げてきた千尋が両親の元に戻ってくると、そこには食事を貪り喰う醜い巨大な豚が二匹いました。

 

「お父さん、帰ろう!」と父親の服を引っ張ると、振り返った父親は巨大な豚に変わっており、母親もまた醜い豚に変わっていました。

 

店の店主と思われる影から叩かれた豚は「ブギィィッ!!」と叫び声を上げて椅子から倒れ落ちると、千尋は「ぅわぁあーッ!」と叫ぶとその場から逃げ出しました。

 

千尋は店から飛び出して「おとおさーん、おかあさーん!!」と叫びながら両親を探しましたが当然どこにも姿はなく、千尋は川の階段までやってきました。

 

ふいに千尋は水に足を踏み入れてしまい、来た時には無かった水がずっと向こうまで続いていて巨大な川に変わっていました。

 

パニックに陥った千尋は「これは夢だ!覚めろ覚めろ…」とずっと呟いていましたが、夢を覚まそうと自分のを叩いた手を見るとうっすらと透け始めていました。

 

その時、千尋の元に大きな船が近づいてきて、不思議な生き物がたくさん降りてきたのを見た千尋は叫びながら塀の陰に隠れました。

 

千尋を探していた少年が千尋の肩を叩くと、驚く千尋に少年は「怖がるな。私はそなたの味方だ」と語りかけました。

 

 

消えてしまわないために少年から赤い実を食べさせてもらった千尋

少年は「この世界のものを食べないとそなたは消えてしまう」と言うと、千尋に赤い実を食べさせました。

 

赤い実を飲み込んだ千尋は、消えかけていた透明な体が元に戻りました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、油屋に入る

 

少年の助けにより油屋に入るように指示される

千尋は入り込んでしまったこの世界で生き残るために、少年から湯婆婆の運営する油屋で働かせて貰うために頼み込むように指示します。

 

上空では人間が入り込んだことを察知した湯婆婆が鳥の姿・湯バードになって探していました。

 

それを察知した少年は千尋に「時間がない、走ろう!」と誘導しますが、千尋はショックが大きすぎて立てずにいたため、少年は魔法をかけて立てるようにすると、「橋を渡る間、息をしてはいけないよ」と教えると油屋に続く橋に出ました。

 

大きく息を吸って息を止めた千尋でしたが、橋を渡り切る直前で急に目の前に現れたカエルにビックリしてしまい千尋は息を吐いてしまいます。

 

カエルは「ひっ、人か?」と千尋に気づいてしまったため、少年は咄嗟にカエルに魔法をかけて一瞬で気絶させて「走れ!」と千尋を引っ張って走り出しました。

 

しかし、油屋の従業員が「人が入り込んだぞ!臭いぞ、臭いぞ!」と騒ぎ立てたため、少年は自分が騒ぎを収める間に千尋に抜け出すことを指示します。

 

 

釜爺の場所を教えた少年

不安から「行かないで」と懇願する千尋に、映像を見せながら釜爺の場所を教えて、働かせて貰えるように頼み込むことを教えます。

 

少年は、「その人にここで働きたいと頼むんだ。断られても、粘るんだよ。」と何としてでも釜爺に働かせて貰えるように頼み込むように千尋に教えました。

 

続けて少年は、ここで働かない者は湯婆婆に動物に変えられてしまうことを伝えますが、湯婆婆のことを知らない千尋が聞き返すと油屋を支配している魔女だと教えてくれ、「忘れないで、私は千尋の味方だからね」と言いました。

 

千尋はなぜ自分の名前を知っているのを聞くと、少年は千尋が小さい頃から知っていること、自分の名前を”ハク”だと教えると、事態を収めるために出て行ってしまいます。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 釜爺の元を訪れる千尋

 

意を決した千尋は釜爺の元を目指す

ハクが行ってしまいしばらく膝を抱えて泣いていた千尋でしたが、意を決すると教えてくれた釜爺の元に向かいました。

 

千尋は釜爺の元に続く今にも崩れ落ちそうなボロボロの板の階段を恐る恐る腰を下ろすように降りていきましたが、踏み出した瞬間に階段の板が崩れ落ち、そのはずみで階下まで叫びながら走り降りてしまいました。

 

ボイラー室前まで到着した千尋はハクに言われたように扉を開けて中に入ると、そこにはまるで蜘蛛のようにたくさんの手足を持ったお爺さんが忙しそうに石炭を釜戸に投げ入れて湯を沸かしていました。

 

千尋は恐る恐る「あの~…あの、釜爺さんですか?」と聞くと、黙々と作業を続けていた釜爺は千尋を見るなり驚きましたが、構わず作業を続けます。

 

千尋はさらに「ここで働かせてください!」と思い切って釜爺に言いましたが、その瞬間に釜爺の前にたくさんの紐の付いた札が天井から降りてきました。

 

釜爺はその札を見るなり不機嫌になり、「チビども、仕事だ~!」と声を掛けるとようやく千尋に向かって「わしゃあ釜爺だ。風呂釜にこき使われとるじじいだ」と自己紹介してくれました。

 

千尋はさらに働かせてほしいと釜爺に伝えると、釜爺はこの辺一体はススだらけでいくらでもススワタリがいるため人手は足りていると突っぱねてしまいます。

 

すると千尋の足元で石炭を運んでいたススワタリが一匹ぶつかって潰れてしまったため、千尋が石炭を持ち上げてあげるとススワタリは出てきた穴に逃げ帰ってしまいました。

 

 

ススワタリの代わりに石炭を運ぶ千尋

千尋が石炭を持ち上げて戸惑っている釜爺に「手ぇ出すならしまいまでやれ!」と注意されたため千尋が石炭を釜戸まで運ぶと、それを見た他のススワタリたちも一斉に潰れた真似をしてしまいました。

 

怠けようとするススワタリたちを釜爺が一喝すると、「ここにあんたの仕事はねぇ、他を当たってくれ」と言い、千尋がススワタリたちの仕事を取ると魔法が消えてただのススに戻ってしまうと教えてくれました。

 

そこに「メシだよー!」とひとりの女性が入ってきました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – リンと出会った千尋

 

千尋の味方になってくれた姐御肌のリン

千尋と釜爺のいるボイラー室に食事の時間だと伝えに来たリンは、千尋を見るなり驚き、「人間がいちゃやばいよ」と声を潜めて話しました。

 

リンが上で人間が入り込んだことが騒ぎになっていると教えると、釜爺は「…わしの孫じゃ」と千尋のために嘘をついてくれました。

 

釜爺は自分のところは人手が足りているため、千尋を湯婆婆のところまで連れて行って欲しいとお願いします。

 

リンは最初は「やなこった!あたいが殺されちまうよ!」と突っぱねましたが、釜爺が差し出したイモリの黒焼きを目の前にして食欲に負けたリンは買収されてしまいます。

 

 

口は悪いが人情味のあるリン

リンは引っ込み思案で何も言えない千尋に対して「はいとかお世話になりますとか言えないの!?」とたしなめますが、湯婆婆のところまで案内してくれることになりました。

 

リンは釜爺にお礼もせずに立ち去ろうとした千尋に注意をすると、千尋は慌てて釜爺に「ありがとうございました!」とお礼を言いました。

 

食事をしていた釜爺は親指を立てて「グッドラック!」と返してくれ、千尋はリンの後をついてエレベーターに乗り込み上に上がって行きました。

 

エレベーターをもう一回乗り継ぐことになるも使用できない状況だったため待っていると、蛙男がリンに対して「なんか匂わぬか?」と人間臭いと言い出しました。

 

「うまそうな匂いだ。おまえなんか隠しておるな?」と人間を探す蛙男に、リンは「この匂いでしょ」と釜爺からもらったイモリの黒焼きを取り出すと、蛙男は血相を変えて欲しがりました。

 

その隙に到着したエレベーターに千尋を乗せたリンは、上に行くように同乗していた客のおしら様にレバーを引くようにお願いして最上階の”天”まで連れて行ってもらいます。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、湯婆婆と会う

 

油屋で”千”として働くことになった千尋

千尋はハクに言われた通りに湯婆婆に働かせてもらえるように食い下がり、”千”として働くことになりました。

 

”天”の階に到着した千尋は奥の大きな扉を開けようとしましたが、どこからともなく「ノックもしないのかい?」と老婆の声がしました。

 

ためらっていた千尋は湯婆婆の魔法で強引に部屋まで連れてこられてしまい、千尋を見るなり湯婆婆は「ま、みっともない娘が来たもんだね」と呆れ気味に言いました。

 

千尋はハクに言われたように「あの~…ここで働かせてください!」と湯婆婆にお願いしました。

 

 

口チャックの魔法で喋れなくなった千尋

しかし、湯婆婆は千尋に魔法をかけて口をチャックのように閉じてしまいます。

 

湯婆婆は「そんなひょろひょろに何が出来るのさ」というと、油屋は八百万の神様が疲れを癒しに来る湯屋であること、千尋の両親がお客様のために用意していた食事を豚のように食い散らかしたことに呆れたように言うと、「子豚にしてやろう。ぇえ?石炭、という手もあるね」と千尋を脅してきました。

 

しかし、震える千尋に湯婆婆は油屋の最上階にある湯婆婆の部屋まで来たことを褒め、誰の助けでここまで来れたのかを聞くために口チャックの魔法を解きました。

 

喋れるようになったことがわかると千尋は再び「ここで働かせてください!」と言うと、湯婆婆は「まァだそれを言うのかい!」と怒り、さらに千尋が言うため湯婆婆は大声で叫んで千尋を「甘ったれ」「泣き虫」と罵ると、「お断りだね。これ以上穀潰しを増やしてどうしようっていうんだい!」と断ってしまいます。

 

一番辛くてきつい仕事をやろうか?と脅す湯婆婆でしたが、その時奥の部屋で湯婆婆の子供である坊が泣き始めました。

 

慌てて坊をなだめる湯婆婆でしたが、なおも「ここで働かせてください」とハクに言われたように執拗に食い下がる千尋に観念した様子で、湯婆婆は契約書とペンを渡して名前を書けと言いました。

 

湯婆婆は「まったく…つまらない誓いをたてちまったもんだよ。働きたい者には仕事をやるだなんて」とこの世界では掟を立てると守らざるを得ないことを仄めかします。

 

千尋が契約書に書いた「荻野千尋」という名前を見るなり、湯婆婆は「贅沢な名だねぇ」と言うと、今日から”千”としてここで働けと千尋に命じました。

 

そして湯婆婆はハクを呼びつけると千尋の世話役を命じ、ハクは他人行儀で「無駄口をきくな。私のことは、ハク様と呼べ」と千尋に怖い顔で命じました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、豚になった両親に会う

 

油屋で働くことになった千尋

千尋が人間であることから従業員の多くが面倒を見るのを嫌がり、結局リンの元で働くこととなりました。

 

ハクがどの従業員を当たっても千尋の面倒を見てくれる者はおらず、リンも嫌がってはいたものの断ることはできずに千尋の面倒を見ることにしました。

 

しかし、リンのそうした言動は他の従業員に対するポーズであり、ふたりになるとリンは「おまえ、うまくやったなぁ!おまえトロイからさ、心配してたんだ」と千尋の身を案じていたことを話しました。

 

そして、リンは「わかんないことはおれに聞け。な?」と千尋に優しくしてくれるのでした。

 

これまでの張り詰めた気持ちが緩んだ千尋は疲れから気持ち悪くなってしまい、リンに寝かせてもらいました。

 

 

畜舎で豚になった両親と会う千尋

千尋はハクの案内で畜舎に向かい、湯婆婆に豚にされてしまった両親に対面します。

 

その時、ハクは湯婆婆が湯バードになって飛んでいくのを確認すると、千尋のいる部屋にこっそりと訪れました。

 

部屋に誰かが入ってくる気配を感じて身構えた千尋でしたが、「橋の所へおいで。お父さんとお母さんに会わせてあげる」とハクが声をかけてくれました。

 

千尋は靴を取りに釜爺のボイラー室に行くと、ススワタリが靴を持ってきてくれました。

 

靴を履いた千尋は橋を渡る時に仮面をつけた黒い大きな生き物とすれ違います。

 

待っていたハクに合流した千尋は、四季折々の花が咲き誇る間を通り抜けて畜舎へ向かいました。

 

そこには豚がたくさん飼われていましたが、千尋は声をかけるもどれが両親か分からず、寝ている豚たちが病気なのかと心配しましたが、ハクがお腹がいっぱいで寝ていること、人間だった頃のことは忘れていることを教えてくれました。

 

涙をこらえながら千尋は「おとうさん、おかあさん、きっと助けてあげるから、あんまり太っちゃだめだよ!食べられちゃうからね!!」と言うと、垣根の下でうずくまってしまいました。

 

するとハクが千尋の人間界での服を返し、一緒に一枚のカードを手渡しました。

 

それは千尋が学校の友達とお別れの時に貰ったカードで、そこに書かれてあった「千尋」という名前を見て「ちひろ?…千尋って…私の名だわ!」とまるで忘れかけていたかのように言いました。

 

ハクは湯婆婆は人の名前を奪って支配することを伝えると、普段は”千”という名前で通すことと本当の名前は隠しておくことを忠告し、ハク自身はすでに自分の名前が思い出せなくなってしまったことを寂しげに語りました。

 

しかし、ハクは「でも不思議だね。千尋のことは覚えていた」と言うと、千尋におにぎりを渡してくれました。

 

千尋はハクの優しさに触れて一気に辛い感情が吹き出してしまい、大声で泣きながらおにぎりを頬張りました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、カオナシを油屋に入れる

 

カオナシを油屋に招き入れてしまった千尋

千尋は雨の中外に立っていたカオナシを客だと思ってしまい入れるように硝子戸を開けたままにしてしまいます。

 

千尋はリンについて油屋で働き始めましたが、大湯番を任されたため風呂掃除をするために水を捨てに硝子戸を開けると、外には雨が降る中に仮面のような白い顔に黒い体をしたカオナシが立っていました。

 

カオナシを客だと思った千尋は中に入れるように硝子戸を開けたままにしておくと、カオナシはそこから油屋に入ってきて消えてしまいます。

 

千尋とリンが掃除をする風呂場は”汚し専門”の客を招くところだったため汚れがこびりついており、リンは一度薬湯を入れなければ無理だと言って千尋に番台に言って札を貰ってくるように伝えました。

 

その時、湯婆婆は「雨に紛れてろくでもないものが紛れ込んだかな?」と、カオナシが油屋に入ったことに気づいた様子でした。

 

千尋は番台に着くと蛙に薬湯の札を貰うように言いましたが、蛙はもったいないから手で擦れと戻るように指示して札をくれる様子はありませんでした。

 

蛙はとても忙しい様子でひっきりなしに電話を取っており、その時千尋は背後にカオナシがいることに気づいて会釈をすると、カオナシは番台から薬湯の札を取って千尋に渡してくれました。

 

千尋はお礼を言うと蛙は焦って止めようとしましたが、そこに湯婆婆が来たため蛙は札を渡したことがバレないように何事も無いように振る舞いました。

 

 

カオナシが薬湯の札をたくさん千尋に渡そうとする

千尋を気に入ったカオナシはさらに薬湯の札を千尋に渡そうとやってきます。

 

千尋は風呂の壁板を開けて紐を引っ張ると、薬湯の札を引っ掛けて釜爺の元へ送りました。

 

まもなく壁から筒状の板が開いてそこから薬湯が勢いよく流れ込んできました。

 

リンは薬湯がいっぱいになったらもう一度紐を引っ張るように千尋に伝えると、朝ごはんを取りに行くためにその場を任せて後にしました。

 

するとリンと入れ替わるように風呂場にカオナシが入ってきて、千尋にたくさんの薬湯の札を渡そうとしてきましたが、「それ、そんなにいらない」と断ると、カオナシは札をおいて寂しそうに消えていきました。

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、川の主をもてなす

 

腐れ神をもてなすことになった千尋

千尋の初仕事はドロドロで激しい臭気を放つ腐れ神でした。

 

油屋に腐れ神、しかも”特大のオクサレさま”が油屋に向かっていることが湯婆婆の耳に届きました。

 

外では従業員が「お帰りください!」と必死に腐れ神にお引き取り願おうとなっていますが、大きすぎる上に強烈な臭いを発しているため止めることができません。

 

油屋に迎え入れた鼻が曲がりそうな腐れ神に苦悶の顔を浮かべる従業員たちに「お客さんに失礼だよ!」と言う湯婆婆でしたが、「ヨク…オコシクダシャイマシタ…」とカタコトの言葉を発するのが精一杯でした。

 

千尋が洗ったばかりの風呂釜に腐れ神を案内すると、薬湯も一瞬でドロドロに変わってしまいました。

 

腐れ神をもてなす千尋を上から湯婆婆と父役がどう対応するか観察していましたが、千尋は先ほどカオナシから貰った薬湯の札を使って綺麗なお湯を足し湯しました。

 

勢いよく流れ込んできた大量のお湯が腐れ神の体を洗い流すのと同時に、千尋もお湯に飲まれて風呂釜の中に落ちてしまいます。

 

 

腐れ神に何か刺さっているのを発見した千尋

風呂釜に落ちた千尋は腐れ神にトゲが刺さっているのに気づいてリンに告げました。

 

その千尋の話を聞いていた湯婆婆は番頭に人を集めるように指示すると、湯婆婆は「千とリン、そのお方はオクサレ神ではないぞ!このロープをお使い!」とロープを投げてよこしてくれました。

 

千尋はそのロープを受け取ると腐れ神のトゲに結び、女も参加しての総出でロープを引っ張りはじめました。

 

すると腐れ神の中から自転車が引きずり出され、湯婆婆が「やはり!さぁ、きばるんだよ!」と掛け声をして一気にロープを引くとたくさんのゴミが引きずり出されました。

 

気持ちよさそうにする腐れ神は汚れが完全に落ちて本当の姿である河の主に戻ると、「よきかな…」と言い残し、上昇して出て行ってしまいましたが、千尋の手には団子が残されていました。

 

それから風呂場に砂金が大量に降ってきて従業員はお祭り騒ぎとなり、湯婆婆は「セーン!よくやったね、大もうけだよ!ありゃあ名のある河の主だよ~。みんなも千を見習いな!」と千尋を立てるのでした。

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – カオナシが暴走し始める

 

金を撒き始めたカオナシ

河の主が帰った後、千尋とリンは部屋に戻って休んでいましたが、風呂釜を見に来ていた蛙が金の粒を見つけます。

 

 

蛙が金を拾い上げると目の前にはカオナシが再び姿を現しており、手のひらから金の粒を出してみせました。

 

それを見た蛙は「き、金を出せるのか?」と驚くと、カオナシは大量の金を出して見せました。

 

蛙は歓喜して拾い集めましたが、カオナシはそんな蛙を一飲みで飲み込んでしまいます。

 

その現場に見回りの兄役がやってきて消灯時間であることを告げましたが、カオナシは蛙の声を使って「わしは客だぞ、風呂にも入るぞ!みんなを起こせぇっ!」と言うと、大量の金を出して従業員を釣り、大湯に浸かりながらごちそうを暴食し始めます。

 

豚になった両親に河の主から貰った団子を食べさせようとする夢を見ていた千尋が夢から覚めると、リンが部屋に駆け込んできて「千も来い。湯婆婆まだ寝てるからチャンスだぞ」とカオナシから金を貰い放題であることを教えて貰いました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、竜になったハクと対面

 

千尋は白い龍がハクだと自然と分かった

部屋で両親のいる豚舎を眺めていた千尋は、遠くで白い龍が暴れながら飛んでいるのが見えました。

 

白い龍は大量の白くて小さい何かに追われているようで、千尋は咄嗟に「ハクーッ、しっかりーっ!こっちよーッ!!…ハク!?」と叫んでいましたが、白い龍がハクだと自然に呼んでいたことに自分でびっくりしてしまいます。

 

白い龍のハクは追われながら海に一度落ちましたが、壁を這うように登ってくると部屋になだれ込んできました。

 

千尋はハクが部屋に入ると一気に窓を閉めようとしましたが、窓にたくさんの白いものが張り付き、その正体は紙切れの式神でした。

 

ハクは再び飛び立ってしまい、千尋はハクが湯婆婆の元へ向かうことを察知すると追いかけましたが、その肩には式神が一枚張り付いていました。

 

 

千尋はカオナシから金を貰うのを断った

エレベーターで湯婆婆のいる”天”の階に行こうとした千尋でしたが、番頭からダメだと言われてしまいます。

 

千尋の前にカオナシがやってきて、両手に大量の金を出して「え、え…」と千尋に差し出してきました。

 

千尋は「欲しくない。いらない!私忙しいので失礼します!」とカオナシの前から去ってしまうと、取り繕おうとした兄役にカオナシは「おまえ、何故笑う。笑ったな」と言うと、慌てる兄役と傍にいた湯女を飲み込んでしまいました。

 

すると金に群がっていた従業員は我に返り、パニックになって逃げて行きますがカオナシは次々と逃げ惑う従業員を飲み込んでいきました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、ハクを助けに行く

 

湯婆婆はハクの抹殺命令を出す

ハクが使い物にならなくなったと判断した湯婆婆は手下にハクを殺すように命じます。

 

カオナシの元からようやく湯婆婆の部屋まで来た千尋は、怒気のはらんだ声で話す湯婆婆の声を聞きました。

 

電話を切った様子の湯婆婆が「おまえたち、ハクを片づけな!」と言うと、坊のいる部屋に入っていきました。

 

坊の部屋にあるクッションに隠れていた千尋は、湯婆婆が坊の部屋から出ていくのを確認するとクッションから出ようとしましたが、坊に腕を掴まれてしまいました。

 

坊は外には病気になってしまうバイキンしかいないと言うと、「ここにいて坊とおあそびしろ」と千尋にねだりました。

 

千尋はどうにかして坊を説得しようとしましたが言うことを聞かず困っていると、先ほど手についたハクの血を見た坊の動きが止まり、千尋が「血!わかる!?血!!」と言うと坊は大泣きをし出して千尋の腕を離しました。

 

千尋が急いでハクの元に駆けつけると、ハクは湯婆婆の手下に床に空いた大穴に落とされそうになっていました。

 

間一髪でハクを助けた千尋でしたが、今度は泣いていた坊がやってきて「血なんかへいきだぞ。あそばないと泣いちゃうぞ」と再び脅しかけてきました。

 

その時、千尋の肩に張り付いていた式神が湯婆婆の姿に変わり、魔法で坊をネズミに、手下の鳥をハエドリに変えてしまい、頭だけの手下を3つ積み重ねると坊の姿に変えてしまいました。

 

 

銭婆と対面した千尋

坊をネズミに変えた湯婆婆そっくりの老婆は双子の姉の銭婆でした。

 

千尋が「あなたは誰?」と聞くと、「湯婆婆の双子の姉さ」と銭婆は答え、ハクを渡すように言いました。

 

ハクは銭婆のところから大切なハンコを盗んだ泥棒竜だと言いましたが、千尋は「ハクがそんなことしっこない!優しい人だもん!」と否定しました。

 

しかし、銭婆はハクが魔法の力を手に入れようと湯婆婆の弟子になったこと、そしてハンコを盗んだ者は死ぬように魔法をかけているためハクはどちらにしても助からないことを伝えました。

 

その時、ハクは式神を真っ二つに裂いたため、湯婆婆は「あぁら、油断したねぇ~…」と姿が消えてしまいました。

 

その反動でハクと千尋は穴の中に落ちて行ってしまいましたが、ハクは力を振り絞って釜爺のいるところまでたどり着きました。

 

 

ハンコは銭婆の契約印だった

釜爺はハクの盗んだハンコを千尋から見せてもらうと銭婆の契約印だと言いました。

 

釜爺の元にたどり着いたハクはとてももがき苦しんでおり、その様子を見た釜爺は「体の中で何かが命を食い荒らしとる」と言い、どうしようもないことを告げました。

 

千尋は河の主から貰った団子が効くかも知れないと思い、ハクに食べさせたところもがきながら吐き出したのはハンコと黒くてドロドロとした小さな虫でした。

 

千尋は逃げていく虫を追いかけて踏み潰すと、釜爺は「えーんがちょ、せい!えーんがちょ!!切った!」と楽しげでした。

 

千尋が湯婆婆の姉のハンコであることを釜爺に言うと、「銭婆の?魔女の契約印か!そりゃあまた、えらいものを…」ととんでもない物をハクが盗んできたことに驚きました。

 

釜爺は、ハクも千尋と同様に突然やってきて魔法を使えるようになりたいと言って聞かなかったこと、行くところがないため湯婆婆の弟子になったことを話してくれました。

 

そして、千尋は銭婆にハクを助けて貰うために銭婆の元に行くことを決め、釜爺が道中の電車の切符を渡してくれました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – カオナシを誘導する千尋

 

千尋はカオナシも救おうとする

カオナシの暴走により大損を被った湯婆婆は千尋が招き入れたことを怒っていました。

 

釜爺と話しているところにリンが来て、千尋がカオナシを招き入れたことを湯婆婆が怒っていると伝えたため、千尋は上に上がりカオナシのところに向かいました。

 

千尋が到着すると、湯婆婆はカンカンになっており、カオナシから搾り取れるだけ金を取るように命令しました。

 

カオナシは千尋が来たことを知ると、上機嫌になって食べ物や金を差し出し、欲しいものは何でもやると言いました。

 

しかし、千尋は「あなたは来たところへ帰った方がいいよ。私がほしいものは、あなたにはぜったい出せない」とカオナシの申し出を断り、代わりに河の主から貰った苦団子をカオナシに食べさせました。

 

カオナシは苦しみだし、誘導するために走り出した千尋を追いかけ始めました。

 

外ではリンが海の上に桶を準備して待っていて千尋がカオナシを連れて来たことに驚きましたが、千尋は「あの人湯屋にいるからいけないの。あそこを出た方がいいんだよ」と言い、油屋の外に連れ出したかったようでした。

 

カオナシは飲み込んだ蛙や兄役、湯女を吐き出しながら次第に元の姿に戻り、リンの桶で駅まで運んで貰っている千尋の後を追いかけて海に飛び込みついてきました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 千尋、銭婆の元に行く

 

ハンコを返し、ハクを助けて貰うために銭婆の元に向かった千尋

千尋は釜爺に貰った40年前の切符を持って電車に乗り、銭婆の元に会いに行きました。

 

釜爺は6つ目の「沼の底」駅で降りるように教えてくれましたが、帰りの電車は無いことを伝えると、千尋は線路の上を歩いて帰ってくると力強く答えました。

 

リンに駅まで送って貰った千尋はカオナシと一緒に電車に乗った頃、ボイラー室で倒れていたハクは目を覚まし、釜爺に何があったのか状況を聞いていました。

 

そしてハクは湯婆婆の部屋に戻ると、強気な姿勢で「まだ分かりませんか?大切なものがすり替わったのに」と坊がすでにここにいないことに気づかず金を確かめる湯婆婆を憐れむように言いました。

 

ねずみに変えられた坊とハエドリは一緒に千尋に付いて行っていました。

 

カチンときた湯婆婆が坊に目を向けると、魔法が解けて坊は頭だけの3体の手下に戻り、金はすべて土くれになっていました。

 

大切なものを同時に失った湯婆婆はヒステリックに叫びながら、「あたしの坊をどこへやったぁ~!!」と火を吐きながらハクに詰めよりました。

 

ハクは毅然として「銭婆のところです」と答えると、湯婆婆は落ち着きを取り戻し、「なるほどね。性悪女め…それであたしに勝ったつもりかい」と吐き捨てると、どうするのかをハクに聞きました。

 

ハクは坊を連れて帰る代わりに、千尋と両親を人間界に戻すことを条件として出しました。

 

湯婆婆はこの条件を飲みましたが、その後にハクを八つ裂きにすることを条件に加えていました。

 

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 銭婆の家を訪れた千尋

 

「沼の底」駅で降りた千尋は銭婆の家を探す

電車から降りて歩いていると、千尋を誘導するかのように片足のランタンが道案内をしてくれました。

 

千尋はランタンに導かれるままに進むと、銭婆の家に到着し「みんな、よく来たね」と優しく出迎えてくれました。

 

要件を早速伝えようとする千尋に、湯婆婆は「まあお座り。今お茶を入れるからね」とお茶を出してくれました。

 

千尋は改めてハクが盗んだハンコを銭婆に返し、ハクの代わりに謝りに来たことを伝えました。

 

銭婆は驚いたように「おまえ、これを持ってて何ともなかったかい?」と聞きましたが守りの魔法が消えていることに気づくと、千尋はハンコについていた黒い虫を踏み潰したことを謝りました。

 

すると銭婆は大笑いしてしまい、黒い虫は湯婆婆がハクを探るために腹の中に仕込んだものだと教えてくれました。

 

千尋は坊と鳥の魔法も解いてもらうようにお願いしましたが、銭婆はとっくに魔法は切れているため戻りたければ戻るように言いましたが、ネズミたちは首を横に降って拒否しました。

 

 

千尋はハクのためにすぐ戻ることにした

湯婆婆は泊まってゆっくりしていくことを勧めましたが、千尋はハクの命が一刻を争うかもしれないと思いすぐに帰ることを告げました。

 

銭婆は千尋たちを助けてあげたいものの、この世界のルールでは掟に従うしか無く、自分の力でどうにかするしかないと教えてくれました。

 

そして、直接力にはなれないものの、銭婆は魔法を仕込んだ髪留めを千尋にプレゼントしてくれます。

 

すると、銭婆の家に来客が訪れ、それはハクでした。

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – ハクが自分の名前を思い出す

 

千尋とハクの初めての出会いを思い出す

ハクは自分の名前を思い出すと同時に、千尋と初めて会った時のことも思い出しました。

 

銭婆は外にいる竜の姿をしたハクに「白竜、あなたのしたことはもう咎めません。そのかわり、その子をしっかり守るんだよ」と言い、カオナシはここに残って一緒に暮らすように言いました。

 

千尋は別れ際に銭婆に抱きつくと、「私の本当の名前は、千尋っていうんです」と心から信頼している証として自分の本当の名前を教えました。

 

銭婆は、「ちひろ。いい名だね。自分の名前を大事にね」と言うと、千尋とネズミとハエドリはハクの背中に乗り油屋に向かって戻りました。

 

油屋に戻る途中、千尋はハクと初めて出会った小さい頃のことを思い出し話し始めます。

 

千尋自体は覚えていないものの母親から聞いた話で、小さい頃に川に落ちて溺れた時の事や、その川がマンションの開発で無くなってしまったこと、そしてその川の名前が「琥珀川」だったことを語り、「あなたの本当の名は、琥珀川」とハクに伝えました。

 

すると、ハクは竜の鱗が剥がれ落ちて元の人間の姿に戻り、「千尋、ありがとう。私の本当の名は、ニギハヤミ・コハクヌシだ」と本当の自分の名前と記憶を取り戻し、千尋は靴を拾いに川に落ちた時にハクに浅瀬まで運んでくれたことにお礼を言いました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – 油屋を後にする千尋

 

千尋たちの帰りを待っていた油屋一同

千尋たちが油屋に戻ると湯婆婆をはじめみんなが待っていました。

 

湯婆婆が「坊は連れて戻ってきたんだろうね?」と聞くと、ハエドリがネズミを湯婆婆の前まで連れて行くと坊に姿が戻り、ひとりで立てるように成長しており湯婆婆が驚きました。

 

そして、ハクが「湯婆婆様、約束です!千尋と両親を人間の世界に戻してください!」と言うと、湯婆婆は「そう簡単に返せないよ」と返したため従業員からブーイングが上がりました。

 

坊も「ばぁばのケチ。もうやめなよ。とても面白かったよ、坊」と千尋の擁護をすると、湯婆婆は狼狽えはじめ、「千を泣かしたらばぁば嫌いになっちゃうからね」という坊の言葉に湯婆婆は成す術がない様子でした。

 

しかし、湯婆婆は豚を数匹連れてきており、「この中からおまえのお父さんとお母さんを見つけな」と言い、一回で当てられたら自由の身だと言いました。

 

千尋は迷うことなく「おばあちゃんだめ、ここにはお父さんもお母さんもいないもん」と答え、湯婆婆の「それがおまえの答えかい?」という言葉に千尋が「うん!」と答えた瞬間に契約書が破れて消え、湯婆婆と千尋の契約は解消されました。

 

そして豚に化けていた従業員たちが「大当たりー!」と言うと従業員たちは一斉に歓声を上げ、湯婆婆も「行きな!おまえの勝ちだ!早くいっちまいな!」と負けを認めました。

 

千尋は湯婆婆に「お世話になりました!」と言うと、お世話になった釜爺、リン、坊やそして油屋の従業員のみんなに「さよなら!ありがとう!」とお礼をするとハクと一緒に橋を渡り油屋を後にしました。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』ネタバレあらすじ – ハクとの別れ

 

別れを惜しむ千尋とハク

ハクは川の先には行けないため、千尋と最後の別れを交わしました。

 

ハクに両親が先に行って待っていることを教えて貰い、千尋はハクと川のところまで来ましたが、来た時のように川の水は無くなっていました。

 

ハクは「私はこの先には行けない。千尋は元来た道をたどればいいんだ。でも決して振り向いちゃいけないよ、トンネルを出るまではね」と大切な忠告をしました。

 

千尋がハクはどうするのかを聞くと、湯婆婆と話をつけて、本当と名前も分かったため元の人間界に戻ることを約束しました。

 

「また、どこかで会える?」と聞く千尋に、ハクは「きっと会える」と返し、「さぁ行きな。振り向かないで」と言うと、千尋とつないだ手が解かれてハクの手だけが残りました。

 

 

千尋は振り返りたい気持ちを抑えた

千尋は門の前で待っていた両親を見つけて話している内に振り返りたい気持ちに駆られて振り向こうとしますが、銭婆のお守りの髪留めが光り、思いとどまって振り向くことはしませんでした。

 

門の前では両親がいつもの姿で待っていました。

 

「千尋ー?なにしてんの、はやく来なさい!」と言う母を見つけ、千尋は「お母さん、何ともないの?」と聞くと、引っ越し業者のトラックが着いていることを話したことから、向こうのふしぎな町での出来事を覚えていないようでした。

 

トンネルを抜けてみると、車の中は埃だらけでまるで1か月ほど放置されていたかのような有様になっていました。

 

そして、千尋と両親は車を出して、引っ越し先に向かうためにふしぎな町につながるトンネルを後にしたのでした。

 

 

 

 

 

『千と千尋の神隠し』の都市伝説&裏話の考察

 

複雑な裏話が多い『千と千尋の神隠し』

普通に鑑賞しているだけでは当然分からないものの、『千と千尋の神隠し』には非常に複雑な裏話がたくさん隠れています。

 

『千と千尋の神隠し』の都市伝説、裏話を知ってから改めて鑑賞してみると、また違った楽しみ方が出来るでしょう。

 

ここからは20個の都市伝説、裏話について総まとめしていますのでご紹介していきましょう。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話① 油屋は風俗?

『千と千尋の神隠し』の舞台”油屋”は風俗店だった?

『千と千尋の神隠し』の主人公・千尋は”油屋”で「湯女(ゆな)」として契約し働いていますが、この「湯女」とは江戸時代に実在した職業で、現代的に言うと”ソープ嬢”のことになります。

 

『千と千尋の神隠し』のインタビューを受けた宮崎駿監督は、現在の世界を描くときに何が一番相応しいのかということについて、”風俗産業”だと答えています。

 

宮崎駿監督によれば、日本は全て風俗産業みたいな社会になっているということでした。

 

 

湯婆婆の経営する”油屋”に「回春」の文字がある

本来、「回春」の意味は”春が巡ってくること”から転じて「若返り」や「病気が治る」ことを指しますが、「気持ちよくなる」風俗産業でも用いられています。

 

そして、千尋が油屋で働く契約を結ぶ際に、湯婆婆から「千」と名付けられますが、これはいわゆる”源氏名”に当たるということです。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話② カオナシのモデル

カオナシのモデルは米林宏昌監督?
米林宏昌監督はスタジオジブリのアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』の監督ですが、プロデューサーの鈴木敏夫さんがカオナシのもでるは米林宏昌監督だと語っていましたが、本人によれば後付けの話であると否定しています。

 

宮崎駿監督によれば、カオナシは”現代の若者”を象徴しているということです。

 

現代の若者は他者とのコミュニケーションが苦手な傾向があり、感情をうまく表現できない、そして他者からの拒絶を極端に恐れ、物や欲などで相手の気を引こうとする、拒絶に対して過剰に反応する、普段はおとなしく自己表現を控えるが時として態度が急変する、など宮崎駿監督にとっては”何を考えているか分からない”という存在であり、それがカオナシとして現れているということです。

 

しかし、同時に宮崎駿監督は「みんなの中にもカオナシがいる」と語っており、現代若者に限らず、相手の関心を金でしか釣ることができないカオナシ的な考え方は、少なからず現代人の誰しもが持っているということです。

 

 

ラフ画の設定にはカオナシは”後半の主要人物”とされている

元々カオナシは原案当初から重要な役割を持ったキャラクターではなく、宮崎駿監督によれば「本当に単なる脇役だった」ところが、物語の制作を詰めていく段階で重要なポジションに据えられたそうです。

 

原案の設定画にあるカオナシはまるで『ハウルの動く城』のハウルがお面を被ったかのようなイケメンの雰囲気を漂わせています。

 

その隣のカオナシも魔法でも使いそうなファンタスティックなデザインになっています。

 

 

実はカオナシには歌がある

「カオナシの歌」は宮崎駿監督が作詞をして、故・ムッシュかまやつさんがイメージアルバムで歌っています。

 

カオナシの歌の歌詞の一部をご紹介します。

 

カオナシの歌「さみしい さみしい」

<歌詞>
さみしい さみしい 
僕ひとりぼっち
ねぇ 振り向いて こっち向いて
食べたい 食べたい 
君 たべちゃいたいの
君、かわいいね
きっと寂しくなんかならないんだね

 

引用:ジブリ作品の謎・都市伝説(非公式) – 宮崎監督が作った”カオナシの歌”が寂しすぎる… [千と千尋の神隠し]

 

自分の人間性だけで人と正しく交わることができない人が増えた、現代病とも言える心の闇を歌っているかのようですね。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話③ 「千とちさとの神隠し」だった

宮崎駿監督はふたりの友人の娘のために作った

『千と千尋の神隠し』は宮崎駿監督の友人で、『紅の豚』のポルコ・ロッソのモデルとなった佐伯さんの娘と、プロデューサーの鈴木敏夫さんの娘のために作ったと語っています。

 

宮崎駿監督の家族とこのふたりの友人の家族でキャンプに行った時に、佐伯さんの娘・ちさとちゃんの赤い靴が川に流されてしまい、みんなで慌てて靴を追いかけたためびしょ濡れになってしまったそうです。

 

みんなで大笑いしあったそうですが、その時の出来事が宮崎駿監督の中でそれまで抱えていた鬱蒼とした気持ちを晴らしてくれたことで、ちさとちゃんのために『千と千尋の神隠し』を作ろうと思い、当初は『千とちさとの神隠し』というタイトルにしていました。


そして、ちさとちゃんはプロデューサーの鈴木敏夫さんの娘と同年齢であり、ふたりの娘に社会の真実を見せるために作ったそうです。

 

2人は千尋と同じ10歳です。私は「善と悪の戦い」のようなものを見せたかったのではありません。世界の真実を見せたかったのです。少女たちはあまりに単純な善と悪の二元論的状況ではなく、あるがままの世界を発見しなければなりません。

 

引用:FRENCH BLOOM NET-INFO*BASE – 「千と千尋の神隠し」宮崎駿インタビュー(3)

 

しかし、制作が進むにつれて風俗産業を題材とすることにしたため、ちさとちゃんの名前を使うことはできずタイトルを『千と千尋の神隠し』と変更しました。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話④ 千尋の両親が豚になった理由 

作品冒頭で豚になった千尋の両親

冒頭で千尋の両親が貪るように食べたことから豚になってしまいますが、先述の千尋のモデルであるちさとちゃんの父親が『紅の豚』のモデルだったことから豚にしました。

 

また、宮崎駿監督の作品には豚がよく登場しますが、それは宮崎駿監督が豚を”すべてを食べつくす貪欲な生き物”であり現代日本を象徴しているからだと語っています。

 

最終的に人間の姿を取り戻したときでさえ、千尋の両親は本当には変わっていないのです。こういうタイプの親は日本にゴロゴロしています。日本でこの映画を見た2千万人の観客の中には子供だけでなく、多くの親=豚がいたはずです

 

引用:FRENCH BLOOM NET-INFO*BASE – 「千と千尋の神隠し」宮崎駿インタビュー(3)

 

宮崎駿監督の独特の社会風刺の仕方ですが、妙に説得力を持っているのは作中での表現力が絶妙だからなのでしょう。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑤ 冒頭で千尋たちは瀕死だった?

 

実は冒頭で千尋たちは瀕死になっていた?

物語の冒頭で車を運転する千尋の父親がいきなりスピードを上げてふしぎの町の入口であるトンネルに向かっていきますが、実はこの時に事故に遭っており、瀕死の状態だったため意識だけふしぎの町に入ってしまったという都市伝説があります。

 

千尋がトンネルの向こうにあるふしぎの町に入った時、体が半透明に透けて無くなりそうになるシーンがありました。

実はこれは千尋が死にかけていたからであり、本当に透けてしまったら死んだことになっていたと言われています。

 

ちなみに千尋の父親が運転する車のモデルは宮崎駿監督の愛車・「アウディA4 2.4クワトロ」で、当時仕事用に使っている車だったようですが、現在は別の車に乗っているようです。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑥ 電車の真実が怖い

海原電鉄に乗っている人たちが黒い理由

物語中盤に登場する海の上を走る電車・海原電鉄ですが、中に乗っていた半透明の黒い人たちは、実は自殺をする人たちでした。

 

この海原電鉄は自殺をする人があの世に行くために乗るものであり、黒いのは生きる希望も未来も失っているからだということです。

 

そして、途中に下車できる駅があるのは、自殺を思いとどまった人が降りることができるようにあり、海原電鉄が一方通行なのはあの世が終点だからのようです。

 

ちなみに、海原電鉄のモデルとなったのは相模鉄道と小田急電鉄だと言われています。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑦ 「火垂るの墓」の節子が登場する

海原電鉄の沼原駅のホームに節子がいた

自殺をする人をあの世に運ぶ海原電鉄ですが、千尋が銭婆の家に向かう途中にある沼原駅のホームに一人の女の子が佇んでいるのが見えます。

 

海原電鉄の乗客と同様にこの女の子も黒く半透明で顔の判別もできませんが、おかっぱ頭をしているこの女の子は実は『火垂るの墓』で登場した節子でした。

 

『火垂るの墓』で、節子は栄養失調により兄の清太よりも早く亡くなっており、終戦を迎えた後に清太も駅舎で餓死しています。

 

節子は兄より早くあの世に向かう海原電鉄が停る沼原駅に来たため、ホームで清太が来るのを待ち続けていたのだと言われています。

 

『火垂るの墓』は救われない物語ですがこのエピソードを知ると、清太と節子はあの世でも蛍を採って仲良く暮らすのだろうと少しだけ救われた気分にさせてくれます。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑧ 湯婆婆と銭婆の初期設定

湯婆婆はコンプレックスの塊だった?

『千と千尋の神隠し』の制作初期段階での湯婆婆と銭婆の初期設定のイメージボードを見ると、実際の映画と設定が違うことが分かります。

 

銭婆のラフ画には「魔力も金力も強い」と書いてあり、湯婆婆のラフ画には「コンプレックス」と書かれてあります。

 

湯婆婆の表情もどこか銭婆に対して引け目を感じているような顔つきをしています。

 

『千と千尋の神隠し』の制作初期段階では湯婆婆は全てが優秀な銭婆に対して強いコンプレックスを抱えているキャラクターとして描かれていますが、その後設定が変わり双子のように同じ容姿で同程度の能力のキャラクターになりました。

 

ちなみに、湯婆婆と銭婆の見分け方としては、湯婆婆が胸元にイボがひとつあるのに対して、銭婆は4つあります。

 

 

ちなみに坊の当初の設定画はこちら

初期設定の坊はかなり性悪な顔立ちをしていますが、このままの設定だったらかなり嫌われキャラクターになっていたかもしれません。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑨ 神様の世界は四季がごちゃ混ぜ

神様の世界は四季が入り乱れている

あの世である神様の世界では四季の区別はなく、いつでも美しい四季折々の花々が咲き乱れています。

 

千尋が歩いている花畑に咲いている花を見ても「アジサイ」「ツツジ」「ウメ」「ツバキ」と、バラバラの季節に咲く花々であることが分かります。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑩ 隠れジブリがある

ジブリファンがニヤリとするシーンがある

ディズニー映画でもそれぞれの作品が相互に干渉しあっていて「隠れ」要素がありますが、スタジオジブリの映画にも実はよく見ると「隠れジブリ」要素が入れられています。

 

上図のように坊の部屋にあるクッションには『魔女の宅急便』に登場する猫のジジが描かれています。

 

 

『となりのトトロ』の構図と非常に似ているシーン

『となりのトトロ』のサツキとメイがトトロとバス停で待つシーンと、『千と千尋の神隠し』の千尋が湯屋に訪れた客の横にいるシーンが非常に構図が似ています。

 

脇から覗き込むサツキと千尋

トトロの脇から覗き込むサツキと、客の脇から覗き込む千尋の構図も似ています。

 

トトロと客の目線も同じ

ここまで構図が一緒だと、確実に宮崎駿監督は意識していることが分かります。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑪ リンの正体

リンは14歳という設定だった

『千と千尋の神隠し』の公式資料を見ると「リンはイタチかテンが人間に化けたキャラクターにしようという案があった」という趣旨が書かれてあります。

 

そして、初期設定のラフ画にはリンが若いイメージで描かれており年齢は14歳という設定だったそうで、「リン(白狐)」とメモ書きされています。

 

ちなみに白狐とはいわゆる世間で言われるところの”お稲荷さま”の狐のことですが、実は稲荷神の神使であり”お稲荷さま”そのものではありません。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑫ ドラゴンボール風だった?

宮崎駿監督はドラゴンボール風と支持していた

『千と千尋の神隠し』の劇中で湯婆婆がカオナシに対してドラゴンボールのエネルギー弾のような波動を打つシーンがあります。

 

宮崎駿監督の絵コンテを見ると「ドラゴンボール風」と書かれており、やはりエネルギー弾であったことが分かります。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑬ ススワタリは”まっくろくろすけ”

『となりのトトロ』にもススワタリは登場していた
『となりのトトロ』でサツキとメイが”まっくろくろすけ出ておいでー!出ないと目玉をほじくるぞー!”と歌っていますが、この”まっくろくろすけ”と『千と千尋の神隠し』に登場するススワタリは全く同じ生き物です。

 

『となりのトトロ』に登場するサツキの同級生のかんたのおばあちゃんが「こりゃあススワタリじゃ」と言うシーンもあります。

 

しかし、『となりのトトロ』と『千と千尋の神隠し』のススワタリは成り立ちに違いがあり、前者は釜戸やお風呂を炊いた時に出るススから生まれるのに対して、後者は釜爺の煤のススに魔法をかけて働けるようにしています。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑭ 契約を破った千尋が帰れた理由

契約書に間違った名前を書いたため千尋は助かった

『千と千尋の神隠し』の主人公・千尋の本名は「荻野千尋(おぎの ちひろ)」ですが、湯婆婆との契約書に名前を書いた際に、「荻野」の”火”が”犬”になって間違っていたため千尋は湯屋から出ることができました。

 

ハクも「湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ」と千尋に教えてくれ、普段は”千”でいるように忠告しますが、実はこのシーンは契約の後だったりします。

 

千尋が漢字を間違えたから良かったものの、ハクももう少し早く言って欲しかったですね。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑮ 物語は4日ではなかった?

千尋は湯屋に1ヶ月ほどいた?

『千と千尋の神隠し』の物語は4日程度の滞在のように見えますが、月の満ち欠けを見るとおよそ1ヶ月ほどいたことになります。

 

『千と千尋の神隠し』を通して時間の経過を見ると、千尋の滞在期間は4日に収まることが分かります。

 

1日目:千尋がふしぎの町に迷い込み、湯婆婆と契約を結ぶ
2日目:千尋がくされ神の世話をして湯婆婆に褒められる
3日目:カオナシが油屋で暴走し、千尋は銭婆の元に向かう
4日目:豚舎に両親がいないことを知り、ハクの助けで現世へ戻る

 

物語は上記の4日間で進行していたように見えますが、月の満ち欠けを見ると千尋はもっと滞在していたことになります。

 

 

登場するシーンごとに月の満ち欠けが違う

『千と千尋の神隠し』では月が登場するシーンがいくつかありますが、どれも満ち欠けが変わっており、1ヶ月は千尋は油屋に滞在していたことになります。

 

シーンごとに月は「三日月⇒満月⇒上弦の月」と変わっており、あの世の時間では1ヶ月は経過していたことになりますが、そもそも四季の区別もない世界なので現世通りに満ち欠けが進行しない可能性もあります。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑯ 最後に千尋が振り返っていたら…

ハクが最後に「さぁ行きな。振り向かないで」と言うのには意味があった

『千と千尋の神隠し』の物語終盤で、千尋はハクと別れるシーンがありますが、ハクは「振り向かないで」と念押ししたにも関わらず千尋はつい振り返ろうとしてしまいます。

 

千尋が振り返ろうとした瞬間に銭婆からもらった髪留めが光ったため千尋は間一髪で踏みとどまって現世に戻ることができました。

 

しかし、もし千尋がハクに振り返っていたら、トンネル付近にあった不思議なダルマになってしまっていたと言われています。

 

もしどこかで不思議なダルマの像を見たら、それはあの世に振り返ってしまった人間の成れの果てなのかもしれませんね。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑰ ハクは最後に死んでいた

物語のその後、ハクは八つ裂きにされて死んだ

『千と千尋の神隠し』が劇場公開された当時、スタジオジブリの公式ホームページ上でハクの最期について説明が書かれており、「すべてのことはルールに従わなければならない」というあの世の掟により、湯婆婆の言葉通りハクは八つ裂きにされて殺される運命を受け入れていると示唆していました。

 

物語終盤の千尋とハクが別れる場面で、繋いだ手を写したシーンでハクの手だけが名残惜しそうに残っています。

 

 

ハクはこれから訪れる自分の死を受け入れていた

この千尋とハクのつないだ手が離れるシーンは、宮崎駿監督によれば”2人の永遠の別れ”を表現していたそうです。

 

千尋が現世に戻ってきてあの世へつながっていたトンネルを振り返るシーンがありますが、この時千尋の髪留めが再び光ったのはハクの涙が光った演出であり、この時ハクは八つ裂きにされて殺されていました。

 

別れる前にハクが千尋と再び会う約束をしたのは、殺された後に魂だけとなり現世に降りることを意味していたそうです。

 

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑱ 「耳をすませば」に原作が登場

天沢聖司が読んでいた本は『千と千尋の神隠し』の原作

『耳をすませば』の主人公・月島雫の恋人となる天沢聖司が市立図書館で本を読んでいるシーンがありますが、天沢聖司が読んでいた本は「霧のむこうのふしぎな町」という本で『千と千尋の神隠し』の原案となった本でした。

 

また、『千と千尋の神隠し』に関係は無いですが、月島雫が作家になって書いた処女作が『猫の恩返し』でした。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑲ 当初は勧善懲悪ものだった?

当初、千尋は湯婆婆と銭婆を倒すヒーローだった?

スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫さんによれば、インタビューで初期の構想では中盤以降が全く変更されることになったと語っています。

 

制作初期の段階では、千尋が湯婆婆を倒して物語が終わるという構想に付け加え、さらに銭婆を最終ボスとして登場させてそれも倒すという構想だったそうです。

 

まるで『ドラゴンクエスト3』のバラモスとゾーマのような設定ですが、話し合いの結果としてカオナシを物語のキーキャラクターに据えて、銭婆は千尋の味方として描くことにしました。


これにより『千と千尋の神隠し』のキャラクターの関係性が非常に奥深いものとなりました。

 

 

『千と千尋の神隠し』都市伝説&裏話⑳ 『もののけ姫』の続編だった?

ある意味『千と千尋の神隠し』は『もののけ姫』のスピンアウト作品?

『千と千尋の神隠し』の公式設定資料集によれば、千尋は実は『もののけ姫』のヒロイン・サンの子孫だと書かれてあります。そうなると、スタジオジブリの唯一のスピンアウト作品だと言われた『猫の恩返し』以外に、『千と千尋の神隠し』もある意味スピンアウト作品だとも言えるでしょう。

 

千尋がサンの子孫だという話を紐解くと、『もののけ姫』の主人公・アシタカの説明からする必要があります。

 

ハクは千尋と出会う前の本名は「ニギハヤミ・コハクヌシ」であり、この名前は古事記や日本書紀にも登場する神・ニギハヤヒからきています。

 

そして、アシタカは『もののけ姫』の物語冒頭で村人から「アシタカヒコ」と呼ばれていますが、この名前の由来は日本神話に登場する「大和朝廷と争った東の狩猟民族の長だった長髄彦(ナガスネビコ)」であると言われています。

 

そして古事記や日本書紀によると、このナガスネビコの祖先だとされているのが神・ニギハヤヒであり、このことからナガスネビコから着想を得たアシタカの先祖であるとも読み解くことができます。

『もののけ姫』でアシタカとサンが子供をもうけたという話は当然ありませんが、もし子供をもうけていたのだとしたら、千尋はアシタカとサンの子孫ということになり、千尋とハクは非常に遠い血縁関係にあるということになります。

 

それならば公式設定資料集にもそう記述するはずなので、アシタカとサンは『もののけ姫』の物語のその後は何らかの理由で再会を果たすことはできなかったということになります。

 

『千と千尋の神隠し』でサンの子孫である千尋と、アシタカの祖先であるハクが出会ったことは、世代を超越してアシタカとサンが再会したとも取ることができるでしょう。

 

 

 

 

スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』について総まとめすると・・・

2001年に公開されたスタジオジブリの宮崎駿監督によるアニメ映画『千と千尋の神隠し』について総まとめしてきました。

 

『千と千尋の神隠し』の都市伝説、裏話からこの物語は非常に深く、複雑な設定の上に成り立っていることが分かりました。

 

世界で大絶賛され、「アカデミー長編アニメ映画賞」を受賞したことも頷けますが、こうした都市伝説、裏話を知った後で改めて『千と千尋の神隠し』を観ると、さらに多くのことを発見するかもしれませんね。

 

 

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