滝山病院の院長だった朝倉重延は、過去の朝倉病院事件の時の院長だったことが判明しています。
朝倉重延の出身大学や経歴、家族や結婚（嫁・子供）、車や年収・自宅情報や過去の朝倉病院事件、現在をまとめました。
この記事の目次
朝倉重延は滝山病院の院長
朝倉重延は東京都八王子市にある滝山病院の院長をしている医師です。
2023年2月14日に滝山病院の看護師が暴行容疑で逮捕され、さらに2月15日にNHKのニュース7で滝山病院での暴行の実体が報じられました。ここから滝山病院事件がいろいろなメディアで報じられるようになり、その院長をしている朝倉重延にも注目が集まるようになりました。
朝倉重延は、患者への暴行が行われていた滝山病院の院長であるだけでなく、過去にも同じような問題を起こした朝倉病院の院長だったことが判明し、金儲けしか考えていないサイコパス医師ではないか？と言われるようになっています。
滝山病院事件とは？
東京都八王子市にある滝山病院は精神科病床255床、その他病床33床の合計288床の精神科病院です。人工透析を行うことができる設備を持ち、精神科だけでなく、身体合併症を持つ精神科患者さんを受け入れています。
2023年2月14日、この滝山病院で働く看護師と准看護師の合計4名が、2022年1月～4月に患者に暴行を加えたとして、4名のうち1名の50代の男性看護師が逮捕されました。また、15日には滝山病院が家宅捜索を受けています。
さらなる調査・捜査で滝山病院では日常的に職員から患者さんへの暴行が行われていた可能性が高いことがわかり、被害に遭った患者は20人前後いて、被害者の代理人の弁護士が看護師らが患者に暴行している動画を公開しました。
「数人の心ない職員による偶発的な虐待事件とは思えず、病院全体に蔓延（まんえん）しているのではないかとの疑いを持っている」と話した。
さらに、不適切と思われる身体拘束が行われていたという証拠も出てきました。
また、滝山病院は入院患者の死亡率が異常に高いことも判明しました。滝山病院の死亡退院率のデータはこちらです。
▼2022年6月 退院した患者10人 うち死亡による退院3人（30％）
▼2021年6月 退院した患者14人 うち死亡による退院9人（64％）
▼2020年6月 退院した患者15人 うち死亡による退院12人（80％）
民間団体が2013年に調査したところ、滝山病院の死亡退院率は65％、都内のほかの精神科病院の平均は3％だったとのことです。ちなみに、滝山病院の2019年の死亡退院率は100％です。このデータを見ると、死亡率が異常に高いことがわかりますね。
滝山病院は生活保護の患者を積極的に受け入れていたとのことですので、退院後に受け入れてくれる家族がいなくて退院させることができず、寿命が来るまで入院させるしかなかったという事情があるかもしれません。
また、人工透析が必要など、内科疾患を持つ精神患者さんを受け入れていたので、ほかの精神病院よりも死亡退院率が高くなるということもあるでしょう。
それを加味して考えても、あまりにも死亡率が高いため、適切な医療が行われていなかったのではないか？という疑いも出ています。
朝倉重延は関与を否定
滝山病院で職員による日常的な暴行・虐待が行われていた事実が明るみに出たことで、院長である朝倉重延の責任も問われるようになりました。しかし、朝倉重延は関与を否定しています。
日本精神科病院協会が院長の朝倉重延に対して聞き取り調査を行ったところ、『寝耳に水だ』や『一生懸命やってきたのに、どうしてこうなったか驚いている』と答えたそうです。また、暴力や虐待の事実はないと滝山病院での暴力を否定しています。
日本精神科病院協会・平川淳一副会長：「院長に今回のことを聞いたら『寝耳に水だ』と。『一生懸命やってきたのに、どうしてこうなったか驚いている』と。他人事みたいに聞こえたので、頭にきまして『そういう考えだからダメなんじゃないか』と強く申し上げた。『自分としては、恒常的な暴力や虐待はあってはならないと思ってきたので、そういう事実はない』と言っていた」
完全に他人事で、「自分は関係ありません」という姿勢を貫くようです。ただ、本当に暴行の事実を把握していなかったとしても、院長である以上、責任を免れることはできません。また、院長である朝倉重延が医療者として完全NGのことを言っていたことは、後悔された動画から判明しています。
院長（音声）「また一人逝っちゃったな。申し訳ないけど、そういう人ばかりなんだよな。まあしょうがないんだよな（院長の笑い声）」
院長「やっても助かって伸びるヤツもいれば、そのまま逝っちまう、そういうレベルなんだよな。根本的に治すなんてとんでもない話だよ。いつか死ぬ（院長の笑い声）」
引用：(2ページ目)「ここね、人が人を殺すとこなんです…」相次ぐ患者の“死亡退院”をスクープしたのはNHKだった | 文春オンライン
そのため、朝倉重延が滝山病院事件とは無関係であると逃げることはできないでしょう。
朝倉重延の出身大学
朝倉重延が卒業した大学は不明です。通常なら、その病院の院長の学歴・経歴は病院のホームページに掲載されているのですが、滝山病院には院長の学歴・経歴も、その名前すらも掲載されていないのです。
しかし、5ちゃんねるには次のような情報がありました。
350優しい名無しさん2023/02/17(金) 19:39:58.87ID:j6Iq8UVU>>394>>349
兄弟どっちも
金沢医科大学ってところの
卒業なんだって
この情報が真実ならば、朝倉重延は金沢医科大学の医学部を卒業して、国家試験を受けて医師免許を取得したのでしょう。
また、朝倉重延は杏林大学の大学院で博士の学位を取得したようです。朝倉重延は1993年に「食道癌頸部リンパ節転移におけるリンパ節癌巣占居率と超音波診断能に関する研究」という論文を発表しています。
厚生労働省の医師等検索では、2023年時点で朝倉重延という医師は1人しかいません。そのため、この論文を書いた人は滝山病院の院長である朝倉重延と同一人物と言えます。
この著者情報には、次のように書いてありました。
・学位授与大学：杏林大学
・取得学位：博士 (医学)
・学位授与年月日：1993-03-19
このため、大学院は杏林大学大学院だったことがわかります。また論文の内容から、この頃は精神科ではなく消化器内科を専門にしていたと思われます。
朝倉重延の経歴
朝倉重延は厚生労働省の医師検索によると、医師としての登録は昭和58年（1983年）ですので、国家試験に合格したのが1983年3月の可能性が高いです。
となると、浪人・留年・国家試験浪人などをしていないことを前提とすると、朝倉重延は1958年生まれで、2023年で65歳になると思われます。
1983年3月に金沢医科大学を卒業後して医師免許を取得すると、医師として働きだします。
この後ご紹介する弟の経歴などを考えると、大学卒業後は東京に戻ってきて、杏林大学病院で働いていたと思われます。そして、1990年前後に大学院に進学して博士号を取得しています。
大学院修了時は消化器科を専門としていましたが、その後は精神科に変わります。そして、父親から受けついだ精神科メインの朝倉病院の院長になりました。
しかし、2001年に朝倉病院事件（後述）が発覚して、保険医の取り消し処分を受けました。保険医を取り消されると、原則5年間は再登録ができませんので、2001年～2006年は健康保険を使った保険診療は行うことができなかったと思われます。
その後、再び保険医登録をして、滝山病院の院長に就任しています。
朝倉重延の家族・結婚（嫁や子供）
朝倉重延の家族について、わかっている情報をご紹介します。
インターネットで集めた情報を統合すると、朝倉重延の家族はこちらになります。
・父親：朝倉忠孝
・弟：朝倉健之
・甥：朝倉忠孝
・息子：朝倉孝二
父親の朝倉忠孝は精神科医で南埼病院の院長だったことがわかっています。2019年6月23日に99歳で亡くなっています。
八王子で滝山病院など手広く経営していた朝倉忠孝先生が23日朝お亡くなりになった。私が30代都議会議員の頃、依頼されて多くの問題を解決したことがあったが、その時以来実に50年にわたる交友が続いた。
引用：深谷隆司の言いたい放題
自民党の大物議員である深谷隆司氏と交流がありましたが、後述する事件を起こしたことがありました。
弟の朝倉健之氏も精神科医です。八王子市内でたけクリニックを開業しています。杏林大学病院から駒木野病院、高尾厚生病院などを経て、クリニックを開業しました。しかし、現在はたけクリニックのWebサイトはダウンして閲覧できない状態になっています。おそらく朝倉重延の事件を受けての措置でしょう。
甥は朝倉忠孝氏という名前のようです。朝倉重延の父親と同じ名前である点が気になりますが・・・。
0047 卵の名無しさん 2023/02/23(木) 15:54:29.35 >>17
重延氏の弟が健之氏（八王子駅の近くでクリニック開業）。
弟の息子が忠孝氏（多摩地区の某精神科病院勤務）。
この甥の朝倉忠孝氏が現在（事件後）の滝山病院の院長に就任しているのかもしれません。
病院なびというサイトには、滝山病院の院長は「朝倉忠孝」と書いてあります。機能・特徴には「マイナンバーカード保険証利用」と書いてありますので、このページを更新したのは朝倉重延の父親である朝倉忠孝が亡くなった後と考えることができます。
となると、この朝倉忠孝は朝倉重延の甥である可能性が高いでしょう。
朝倉重延は結婚しているらしい
朝倉重延は結婚していると思われます。年齢・世代的には結婚していておかしくはありません。
また、滝山病院事件の時の報道で、滝山病院の理事長としてインタビューを受けていた「朝倉孝二」氏が息子ではないか？と言われています。
同じ「朝倉」姓ですし、滝山病院の理事長になっているということは、朝倉重延と近い血縁である可能性が高いです。また、朝倉重延よりもかなり若く、子供世代に見えます。
朝倉孝二という名前の医師登録は1人もいません。ただ日本大学駿河台病院に勤務している同姓同名の医師が2000年前後に3本の精神科に関する論文を執筆しています。
この精神科の論文を書いた人が滝山病院の理事長をしている朝倉孝二氏の可能性がありますが、この辺りはちょっと不明です。息子ではなく親戚の可能性も捨てきれません。
ただ、朝倉孝二氏が朝倉重延の子供であると考えると、朝倉重延は結婚歴があると思われます。
朝倉重延の車がすごい
朝倉重延は車がすごいんです。
NHKの「ルポ死亡退院」で記者の直撃を受けた時に、朝倉重延は車に乗って走り去りました。この時の車が超高級外車だったんです。
取材を申し込むディレクターの問いかけを無視して、スポーツカータイプの高級外車を運転して去っていく院長の姿も。
引用：(2ページ目)「ここね、人が人を殺すとこなんです…」相次ぐ患者の“死亡退院”をスクープしたのはNHKだった | 文春オンライン
この高級外車はアストンマーティンのDBSスーパーレッジェーラです。DBSスーパーレッジェーラの車両価格は約3000万円～5000万円。とんでもない額の高級外車です。こんなスポーツカータイプの高級外車を60代の精神科医が乗り回す。なんとなく、怪しいですよね。
朝倉重延の年収・自宅
朝倉重延の年収や自宅の情報はほとんどありません。ただ、相当儲かっているので、年収が高いことは間違いありません。もしかしたら、1億円以上の可能性も十分にあります。
勤務医の場合は、仕事が大変でもそこまで超高給というわけではありません。でも、自分で病院を経営していれば話は別です。しかも、朝倉重延は荒稼ぎしていたようです。
・看護師はパートが9割で福利厚生費を抑えていた
・過剰な医療を行っていた
・必要な医療は行っていなかった
これらのことがわかってきています。とにかく、手間をかけずに、医療費を稼ごうとしていたようです。正社員の看護師は1割で、パートが9割って異常ですよね。正社員として雇うと、社会保険や福利厚生のお金がかかるため、パートで補おうとしていたようです。
また、患者や家族が望んでいない医療を勝手に行って、医療費を不正受給していたという情報もあります。
相原啓介弁護士：「心肺停止後の蘇生措置ですけれども、遺族は『やらないでくれ』ということがはっきりしていて、それにもかかわらず（延命治療を）やったのであれば、診療報酬の不正請求につながってくる話だろうと」
これらのことから、朝倉重延の年収は一般的な医師の年収の何倍もあったと思われます。3000～5000万円の外車に乗っていることからも、年収が高いことは間違いないでしょう。
また、自宅はタワーマンションという情報があります。
403優しい名無しさん2023/02/28(火) 05:39:27.51ID:SgvIubfP>>407>>408
>アノ院長、生保ビジネスで儲けた金でタワマンに住んで4000万以上する高級車アストンマーティンDBSスーパーレッジェーロを乗り回してんだよ
タワーマンションに住んで、高級外車に乗り回して。でも、患者には暴力をふるい、適切な医療をせずに金儲けをする。そして、自分は知らないと言い逃れをするなんて、絵にかいたような最低医師ですね。
朝倉重延は朝倉病院事件の医師だった
朝倉病院事件とは？
朝倉重延は滝山病院の院長で、患者への暴力や不要な身体拘束、不正請求などの疑惑が出ていますが、実は以前にも同じような事件を起こしていました。その事件とは、朝倉病院事件です。
朝倉病院事件とは、2001年に元職員の告発によって明るみになった医療事件です。そして、その当時の朝倉病院の院長が朝倉重延だったんです。
朝倉病院は埼玉県庄和町にあった精神科病院です。この病院では、入院患者薬40名が不審死しています。
・不要な中心静脈栄養
・全員が身体拘束
・一般病室で乳がんの手術
口から食事を摂れる患者に対しても、太い静脈に点滴を入れて栄養を取らせる中心静脈栄養（IVH）をやっていました。不必要な人にIVHをすると、多臓器不全を引き起こすことがあります。また、不必要な手術も行われていました。
本当に恐ろしい病院です。この朝倉病院の入院患者の多くは身寄りのない高齢者やホームレス、生活保護受給者などでしたので、家族からのクレームなどがなく、これらの恐ろしい行為の発覚が遅くなったようです。
この朝倉病院事件は2001年に元職員が告発したことで発覚しましたが、事件を受けて院長だった朝倉重延は2001年7月に廃院届を提出し、朝倉病院は閉院となりました。朝倉病院跡地は、心霊スポットとなっています。
この朝倉病院事件は、精神科病院協会の中では大問題となった事件のようです。
日本精神科病院協会・平川淳一副会長：「『朝倉病院事件』というのは、精神科病院協会の歴史にとって、大変、屈辱的な、つらい、同業としては、大変、不愉快な事件だが、そういう事件を起こしている院長が、なんでまた、ここで院長になったのか」
不要な医療行為や不法な身体拘束、診療報酬の不正請求があったら、精神病院全体のイメージが低下してしまう大問題です。精神病院のイメージなんて関係なく、大問題ですよね。
その朝倉病院事件の時の院長が、また別の病院で院長として返り咲いて、同じような事件を起こしていたなんて、朝倉重延はサイコパスなのではないか？と思ってしまいます。
朝倉重延は保険医を取り消される
そして、朝倉病院の院長だった朝倉重延は保険医を取り消されています。保険医とは、保健医療に従事できる医師のことです。
保険医とは (1) 健康保険法の規定により 「保険医療機関において健康保険の診療に従事する医師 、 は、厚生労働大臣の登録を受けた医師でなければならない （健康保険法第64条）と 。」 されている。
保険医を取り消されると、保険医療（いわゆる普通の診療行為）ができなくなります。自由診療のみになります。
ただ、この朝倉病院事件では朝倉重延は保険医を取り消されましたが、刑事処分は受けていません。40人の患者さんが不審死しているのに、刑事罰は受けていないんです。なんとなく、不思議な気がしませんか？
もし、この朝倉病院事件の時に逮捕されて刑事罰を受けていたら、滝山病院事件は起こらなかったかもしれません。せめて、医師免許を取り消されていたら、滝山病院事件は起こらなかったでしょう。
朝倉重延は親子で3回の事件
朝倉重延は朝倉病院事件の時の院長で、さらにその約20年後には滝山病院の院長になって、滝山病院事件を起こしました。
どちらの事件も、不要な医療行為・不法な身体拘束・医療費の不正請求が問題になりました。さらに滝山病院事件では暴行も加えられています。
朝倉重延は1人で精神科医療の根幹を揺るがすような大事件を2回起こしたわけですが、朝倉重延の父親である朝倉忠孝も加えると、親子で3回の事件を起こしました。
父親の朝倉忠孝は、南埼病院を開院して結核患者を受け入れるサナトリウムとして運営されていました。しかし、1968年には都職員に贈賄して、日雇い労働者が多かった東京の山谷からアルコール中毒の労務者を集めます。この時、事故を起こしたようで、贈賄事件で摘発されています。
自民党の大物政治家の深谷隆司氏が、朝倉忠孝について「私が30代都議会議員の頃、依頼されて多くの問題を解決したことがあった」と語っていましたが、「多くの問題」とはこの南埼病院の贈賄事件なのかもしれません。
その後、1990年代には南埼病院は朝倉病院と名前を変え、さらに父親の朝倉忠孝は滝山病院も開院しています。その朝倉病院と滝山病院で、息子の朝倉重延は大事件を起こしたことになります。
このように考えると、父親の代から生活保護者を集めていたわけですから、それを見て育った朝倉重延が朝倉病院事件と滝山病院事件を起こしたのは自然な成り行きだったのかもしれません。
朝倉重延の現在
朝倉重延は、2023年3月15日時点ではまだ逮捕されていません。保険医の取り消しもされていません。
ただ、診療報酬の不正請求をしていたことはほぼ間違いありませんから、朝倉重延は保険医の登録取り消し、滝山病院は保険医療機関の指定取り消しに至る可能性はあります。朝倉重延は保険医取り消しが2回目になりますから、医師免許のはく奪まで行くのでしょうか。
もし、法律的に刑事罰に問えなかったとしても、もう二度と医師として診療行為ができないような処分をしてほしいですね。
朝倉重延のまとめ
滝山病院の院長である朝倉重延の出身大学や経歴、家族・結婚（嫁・子供）と車や年収・自宅、過去の朝倉病院事件や現在などをまとめました。現代の日本で職員による暴行や違法な身体拘束が行われているなんて、本当に恐ろしいです。
朝倉重延に、もう二度と医療に携われないような処分が下されることを希望します。
