2021年6月28日に千葉県八街市で発生した児童5人死傷事故の容疑者として逮捕されたトラック運転手・梅沢洋が注目されています。
この記事では、梅沢洋の生い立ちや勤務先の会社「南部運送」に勤めるまでの経歴、母親や結婚した嫁や子供などの家族、事故後の現在や今後の判決についてまとめました。
この記事の目次
梅沢洋は千葉県八街市で発生した児童5人死傷自動車事故の容疑者
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梅沢洋は、6月28日午後3時30分頃に発生した、千葉県八街市児童5人死傷事故の容疑者として逮捕された男です。
事故は千葉県八街(やちまた)市で発生し、当時7歳と8歳の男児2名が亡くなり、女児1名が意識不明の重体、残る2人も大怪我を負うという痛ましい被害が出ています。
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事故を起こしたトラックを運転していた梅沢洋(当時60歳)は、近所の南部運送という会社にトラック運転手として勤める男で、事故を起こす直前の昼食時に酒を飲んでいたことが判明して、大きな批判を集めています。
今回はこの梅沢洋について現在までにわかっている内容をまとめていきます。
梅沢洋の生い立ちや経歴① 梅沢洋は事故現場近くの生まれで被害児童の通う朝陽小学校卒業生
梅沢洋の生い立ちや経歴については、複数のメディアの母親への取材で若干の情報が明らかになっています。
まず梅沢洋は、今回の事故現場近くの実家で生まれ育ち、事故で亡くなった児童たちが通う「八街市立朝陽小学校」の卒業生だという事が判明しています。
事故現場のほど近くにある梅沢容疑者の自宅から細い道路を一本挟んだまさに目と鼻の先に、亡くなった児童たちが通う朝陽小学校がある。梅沢容疑者は同校の卒業生だ。
引用:「コンビニ袋いっぱいの缶ビールとカップ酒が…」千葉・八街“飲酒暴走”児童5人死傷《整備員が見た梅沢容疑者のトラック車内》
母親によると、梅沢洋は生まれてからずっとこの地元で育ち、成人後も一度も外に出る事なくこの地域で暮らしていたようです。
(息子の)洋は生まれてからずっと地元で育ち
引用:「コンビニ袋いっぱいの缶ビールとカップ酒が…」千葉・八街“飲酒暴走”児童5人死傷《整備員が見た梅沢容疑者のトラック車内》
梅沢洋の生い立ちや経歴② 反抗期のない素直な子供で高校時代は吹奏楽部
さらに、週刊女性の母親へのインタビューによると、梅沢洋は子供の頃から手がかからず、反抗期もない、親の言うことにも逆らわない素直な子供だったそうです。また、運動は得意ではなく、高校時代は吹奏楽部に所属していたという事です。
容疑者は昔から手がかからない子どもだったという。
「親バカでしょうけど、反抗期もなくて、親の言うことに絶対にNOは言わない、素直な子でした。息子は運動が得意ではなかったので、高校では吹奏楽部でトランペットをやっていました」
なお、出身中学と出身高校は現在のところ特定されていません。
梅沢洋の生い立ちや経歴③ 高校を卒業後はアルバイトで金を貯め自動車関連の専門学校へ
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母親が言うには、梅沢洋は子供の頃から自動車が好きで18歳ですぐに自動車運転免許を取得。高校を卒業後は1年間アルバイトをして金を貯めて、自動車関連の専門学校に通ったという事です。
18歳になるとすぐに免許を取っていましたから、もともと車好きだったのだと思います。
引用:「コンビニ袋いっぱいの缶ビールとカップ酒が…」千葉・八街“飲酒暴走”児童5人死傷《整備員が見た梅沢容疑者のトラック車内》
容疑者は高校卒業後、1年間のアルバイト生活。貯めたお金で、自動車関係の専門学校に通ったという。
梅沢洋が通っていた自動車関連の専門学校も特定されていませんが、母親によると自動車整備などの知識を学んだようです。
高校を卒業後、自動車整備の専門学校に通っていました。
引用:「コンビニ袋いっぱいの缶ビールとカップ酒が…」千葉・八街“飲酒暴走”児童5人死傷《整備員が見た梅沢容疑者のトラック車内》
梅沢洋の生い立ちや経歴④ 家族が経営するガソリンスタンドで勤務
梅沢洋が働いていた家族経営のガソリンスタンド跡地
正確な時期は不明ですが、梅沢洋は両親ら家族が経営するガソリンスタンドで働いていたようです。このガソリンスタンドは今回の事故の被害者の児童らが通う「八街市立朝陽小学校」の向かいにあったようですが、現在は既に廃業しているという事です。
以前は小学校の向かいでガソリンスタンドを夫婦で経営していました。
引用:「コンビニ袋いっぱいの缶ビールとカップ酒が…」千葉・八街“飲酒暴走”児童5人死傷《整備員が見た梅沢容疑者のトラック車内》
うちは当時、雑貨店のほかガソリンスタンドを経営していて、息子はそこで働いていました。
梅沢洋の生い立ちや経歴⑤ 2005年頃から事故を起こした当時の会社「南武運送」で働き始める
梅沢洋が働いていた家族経営のガソリンスタンドは2021年から見て16年前に経営が悪化して借金を抱えることになりその後廃業したようです。
その際に声をかけてくれたのがガソリンスタンドの常連客だった南部運送の社長で、2005年頃から梅沢洋は運転手としてそこで働くようになったということです。
16年前に経営が悪化して借金を抱えることに……。困っているときに、ガソリンスタンドのお得意さんだったのが、息子の今の勤務先です。“じゃあ、うちへ来ないか”って助けてくれたんです
周囲は農家ばかりで、トラクターに燃料を入れにガソリンスタンドに行く人も多かったと思います。そのなかで、特にお得意さんだった顧客が南武運送。2005年から(ガソリンスタンドの経営を廃業し、南武運送で)運転手として働き始めました。
引用:「コンビニ袋いっぱいの缶ビールとカップ酒が…」千葉・八街“飲酒暴走”児童5人死傷《整備員が見た梅沢容疑者のトラック車内》
その後、梅沢洋はこの会社南部運送で16年間勤務し、今回の事故を起こしています。会社の関係者によれば、梅沢洋は真面目な勤務態度で、これまでに大きな事故を起こした事はないという事でした。
勤務先の親会社によりますと、梅沢容疑者は勤続16年のベテランで、これまで大きな事故を起こしたことはなく、まじめな勤務態度だったということで、28日は午前6時ごろから千葉県内と都内に2往復、資材の運送を行い、朝も変わった様子はなかったということです。
ただ、匿名掲示板などでは、梅沢洋が過去にタンクローリーの横転事故を起こした経歴があるとの書き込みも確認できます。タンクローリーの事故という事なので、ガソリンスタンドに勤務していた頃に起こした事故だったのかもしれません。これについては匿名掲示板からの情報という事で真偽は不明です。
梅沢洋の家族① 母親や父親は80代で雑貨店を経営
梅沢洋の家族についても現在までにわかっている内容をまとめていきます。
梅沢洋の母親と父親は週刊誌やテレビニュースなどのメディアからの取材に応じています。
メディアの報道によると、梅沢洋の母親は「80代」で、現在も梅沢洋の自宅の横で雑貨屋を経営しているという事です。
梅沢容疑者の自宅の横には、両親が営む雑貨屋がある。朝陽小学校が指定する体操服や文房具を扱い、昔から朝陽小学校に通う児童たちに親しまれたお店だ。
引用:「コンビニ袋いっぱいの缶ビールとカップ酒が…」千葉・八街“飲酒暴走”児童5人死傷《整備員が見た梅沢容疑者のトラック車内》
梅沢洋の父親の年齢は判明していませんが、おそらく80代と90代の間ではないかと思われます。この父親は日本テレビの取材に応じ、梅沢洋の普段の酒の飲み方などについて話していました。
梅沢容疑者の父親が日本テレビの取材に応じました。
梅沢容疑者の父親「(Qお酒とかは普段そんなに飲まない)飲む時は飲んでただろうけど、そんなに深酔いしたのは見たことないよね」
梅沢洋の母親は息子の起こした事故にかなり動揺している様子で、メディア取材に対して複雑な心中を明かしています。
「私にも子どもがいますから、そのかわいい子どもを失ったらと考えると、もうたまらなくて……。世間のみなさんにも、顔向けができないですよ」
事故直後は、容疑者である息子をなんとか助けたいという思いもあったが、
「時間が経って落ち着いてきたら“息子を死刑にでもなんでもしてくれ” “殺してください”という気持ちになっています。こんな酷い事故を起こしたんだから……」
この母親と父親に関しては、ネット上では、「60代の息子の起こした事故の責任を80代の両親に問う意味がわからない」、「高齢の両親はもうそっとしてあげてほしい」などの同情的な声が多く出ているようです。
梅沢洋の家族② 結婚していて嫁と子供がいる
梅沢洋の家族については両親の他に、結婚していて嫁と子供がいる事も判明しています。
梅沢洋の結婚や嫁、子供についても、梅沢洋の母親のメディア取材で判明した情報です。
(息子の)嫁も体調が悪いし、孫は仕事が忙しいみたいだし。
梅沢洋がいつ頃結婚したのかや、嫁の年齢や体調が悪い理由、子供の性別や年齢などの情報は現在のところ明らかになっていません。
近隣住人のメディア取材などからの情報ですが、梅沢洋は嫁とは既に離婚していて、現在は自宅には梅沢洋が1人で住んでいたといった噂も近所でされていたという事です。
ただ、母親は嫁は体調が悪いと話しているので、離婚はしておらず、体調を崩してどこか別の場所で療養しているということかもしれません。また、子供については既に独立して家を出ているという事でしょう。
ネット上には梅沢洋と嫁と子供との家族写真と言われる写真が流出していますが、出所不明で信憑生が著しく低いのでここには掲載しません。
梅沢洋の自宅
梅沢洋の自宅は、今回の事故現場のすぐ近くにあるという事ですが、具体的な住所などの報道はされていません。
ただ、実家の雑貨屋と同じ敷地内にあるという事なので、おそらく事故被害者の児童らが通っていた「八街市立朝陽小学校」の近くにあると思われます。
梅沢洋の自宅には事故後に警察の家宅捜索が入っており、そのさいの映像がニュースなどでも放送されていました。
梅沢洋の現在…第一審で懲役14年判決
梅沢洋はその後、千葉県警から自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の容疑で送検されました
梅沢洋が事故を起こす前の昼食時に酒を飲んだと供述している事などから、インターネット上では、危険運転致死傷ではなく殺人容疑で立件すべきだという声もあがっているようです
インターネット上では、梅沢洋が今後のどのような判決を受けるのかにも注目が集まっていました。危険運転致死傷罪の現在の刑罰は「1年以上の有期懲役(20年以下の懲役)」なので、最大でも懲役20年という事になります。
その後、2022年3月25日、千葉地裁は梅沢洋に懲役14年の実刑判決を言い渡しました(求刑・懲役15年)。
きょうの判決で千葉地裁は「5人を死傷させた結果は重大で、自分は事故を起こさないと、飲酒運転の危険性を顧みない態度は最悪で強い非難に値する」と断罪した。しかし「反省がうかがえる」として懲役15年の求刑に対して、懲役14年を言い渡した。
まとめ
今回は、2021年6月18日に千葉県八街市でトラックが小学生の列に突っ込み、児童5人が死傷した事故で容疑者として逮捕された梅沢洋についてまとめてみました。
梅沢洋は事故現場となった地域で生まれ育ち、出身小学校は被害児童らが通っていた「八街市立朝陽小学校」である事も判明しています。
梅沢洋はずっとこの地域で育った生い立ちを持ち、高校卒業後に自動車整備の専門学校を経て、父親と母親ら家族の経営するガソリンスタンドでの勤務を経て、2005年頃から地元の南部運送という会社で働いていて今回の事故を起こした経歴を持ちます。
また、梅沢洋の家族には、80代の両親の他、結婚していて嫁と子供がいるという事も判明してます。
事故後の現在については、梅沢洋は危険運転致死傷罪で送検されており、第一審では懲役14年判決となっています。今後の展開にも注目していきたいと思います。