2022年9月にメタノールで嫁を毒殺した容疑で逮捕された第一三共のエリート社員・吉田佳右ですが、殺害動機も話題です。
今回は吉田佳右の生い立ちや経歴(高校や大学)、嫁との結婚生活や子供、事件詳細と犯行動機をまとめました。
この記事の目次
吉田佳右は嫁をメタノールで殺害容疑で逮捕された第一三共のエリート社員
事件当初は嫁の自殺を装っていた
吉田佳右は、2022年9月、妻・容子さんをメタノールで毒殺した容疑で逮捕されました。
今回の事件の始まりは、2022年1月16日の早朝です。
「妻が息をしていない。床に倒れている」 吉田容疑者が自ら119番通報したのは、1月16日の朝7時半すぎだ。駆けつけた救急隊員へ「朝起きたら妻の意識がなかった」と説明。前日からろれつが回らない状態で嘔吐し、服を脱いだりベッドから落ちるなどして暴れていたという。
吉田佳右の通報後、救急隊員がすぐに自宅に駆け付け、妻・容子さんは病院に搬送されましたが、既に手遅れだったようで、死亡が確認されています。
警察側も当初、吉田佳右の「妻を寝かしつけ翌日に様子を確認すると呼吸をしていなかった」との証言を信用していたため、病死説に傾いていました。
容子さんについて、病院は「脳炎の疑いがあるが、心停止の理由は不明」と診断。警察官による検視でも病死の可能性があり事件性は低いと判断され、事件性が疑われる場合に行われる司法解剖の対象とはならなかった。
吉田佳右、行政解剖の結果から殺人を疑われ始めていた
完全犯罪に成功しかけていた吉田佳右ですが、監察医制度により事態は一変します。
死因が不明の場合は、事件性がないとされても監察医制度に基づき、監察医による行政解剖が行われる。
行政解剖が実施された結果、容子さんは、急性メタノール中毒死であることが判明します。
しかし行政解剖の結果、容子さんの胃の中から致死量を上回る劇物メタノールが検出されたんです。メタノールは天然ガスなどから作られるアルコールの一種で、猛毒性の化学物質。微量でも体内に入ると嘔吐や頭痛などの症状を起こし、死に至ることもあります。容子さんの死因は、急性メタノール中毒でした」(全国紙社会部記者)
そのため、警察も病死説を一転させて、自殺と他殺の両面で捜査を開始しました。
吉田佳右、殺人を見破られた決定的な理由とは?
事件の調査を開始した警察ですが、容子さんに自殺理由がなかったことに加えて、口内摂取したはずなのに、自宅にメタノールがなかったことから他殺説に転換します。
また、事件前後に第三者が吉田家に侵入した形跡がなく、吉田佳右が仕事でメタノールを取り扱う機会が多かったことから重要参考人となり、2022年9月16日に逮捕に至りました。
ちなみに、吉田佳右が容子さんを殺害した方法については、容子さんが常飲していた紙パックの焼酎に、メタノールを混入させたのではないかと言われています。
嫁をだまし討ちのような形で毒殺した吉田佳右に対しては、ネット上でも批判の声が殺到しています。
58ニューノーマルの名無しさん2022/09/16(金) 10:29:18.42ID:9kFelxwQ0
こういうサイコパスは本当にこの世からいなくなって欲しい。 どうしたらこういう人間ができるのか、 両親がどんな人間か知りたいわ。
140ニューノーマルの名無しさん2022/09/16(金) 10:48:02.55ID:em10w5wd0
妻には自殺するような悩みが無かったらしいし旦那は殺してでお離れたい
どんな関係だったんだ?
吉田佳右の生い立ちや経歴① 教育パパのいる家庭で育つ
吉田佳右(よしだ けいすけ)
出身地:大阪府
年齢:40歳(2022年9月時点)
新聞などの報道によると、吉田佳右は大阪府出身です。
父親は有名企業勤務のエリート、母親は美人だったと言われており、一人っ子だったため、経済的には恵まれた家庭だったことでしょう。
ただし、父親は教育にうるさいタイプだったらしく、勉強のノルマをクリアできない場合は怒鳴りつけられることもあったといいます。
そんな窮屈な家庭育ちだった吉田佳右ですが、性格は明るく、成績も優秀だったため、クラスの中心的な生徒だったようです。
また、コミュ力なども抜群だったようで、小学校時代は勉強を教える代わりに、友達の家で夕食を御馳走になる機会も多かったとか。
教育パパに抑圧されていた吉田佳右が、ねじ曲がった性格にならなかった背景には、本人が穏やかな性格だったことが大きかったのかもしれませんね。
吉田佳右の生い立ちや経歴② 高校時代はひょうきんで女子にモテていた
小学時代から優等生だった吉田佳右ですが、進学した高校名は公表されていません。
ただし、卒業アルバムの写真などを見ると茶髪なため、校則が緩い高校だったと思われます。
また、高校時代も勉強ができる優等生だったうえ、イケメンでひょうきんな性格だったことから、女子生徒にはモテていたようです。
吉田佳右の生い立ちや経歴③ 北海道大学に進学していた
高校卒業後の吉田佳右ですが、北海道大学薬学部へ進学しています。
吉田佳右の故郷である関西は、伝統ある名門大学が多い地域として有名なですが、薬学関連に限れば、レベルの高い大学が京都大学と大阪大学くらいです。
そのため、京都大学や大阪大学に合格することが学力的に難しかった吉田佳右は、北海道の大学を選んだのかもしれませんね。
とはいえ、北海道大学も全国屈指の名門大学ですから、大学進学後も特に卑屈になることもなく、同級生を飲みに誘うようなリア充だったと言われております。
吉田佳右の生い立ちや経歴④ 第一三共勤務のエリート社員で米国留学も
吉田佳右は研究者を目指していたため、大学を卒業後はそのまま北海道大学の大学院に進学。
さらにその後、大手製薬会社の第一三共に就職して、新薬開発担当の研究室に配属されています。
また、社業の傍らに千葉大学の大学院に入学し、博士号を取得。2018年から2020年にはアメリカの大学に博士研究員として留学するなど、かなり優秀な社員だったようです。
吉田佳右の嫁・容子さんの経歴:エリート一家育ちだった
吉田佳右に殺害された妻・容子さんも、父親が証券マンのエリート家庭で育ったことが分かっています。
また、祖父もタバコ屋を営んでおり経済的に裕福だったことから、ピアノを習ったり、私立の中高一貫校に通っていたりもしたようですね。
また、小学校時代から勉強のできる優等生だったらしく、将来の夢も国連職員でした。
そんな容子さんはリケジョで、高校卒業後は神戸大学農学部に進学しています。
吉田佳右と結婚後は寿退社していた
大学卒業後の容子さんは、研究者を目指して京都大学大学院に進学しています。
学生時代の容子さんは、勉強一辺倒のタイプではなく、交流も広く、オシャレにも気を遣うタイプだったそう。
学生時代には、就活の相談をしていた先輩に告白して振られたこともあったようで、勉強に恋愛にと学生生活を謳歌していたと思われます。
大学院を修了後は、吉田佳右と同じく、第一三共に就職。食品関連の研究に携わるエリート研究員でした。
性格はかなりハキハキしたタイプで、忘年会などでもリーダーシップを発揮する機会が多かったとか。
その後、会社の同期社員だった吉田佳右と2010年に結婚し、寿退社しています。
享年は40歳で、まさに人生の折り返し地点付近で夫に殺害されてしまいました。
吉田佳右の子供は息子が1人
吉田容子さんが、第一三共の研究員というエリート職を辞めた理由は妊活だったと言われており、結婚後は男の子が生まれています。
また、吉田佳右の留学の際には、家族揃ってアメリカに移住しており、帰国子女となる長男ですが、事件当時は小学生だったとの情報もあります。
息子と父親だった吉田佳右との仲は良かったそうで、2人が手を繋いで散歩をしている姿などが目撃されていました。
吉田佳右の年収や自宅
吉田佳右の勤務していた第一三共は、日本を代表する製薬会社の1つであり、2022年3月期の売上が1兆円を超える大企業です。
そのため、社員の給料は高く、平均年収は1112万円にもなるとか。製薬会社の中でもかなり高収入で、業界平均の772万円を大きく上回る数字と言えます。
そんなエリート社員だった吉田佳右が、どのような豪邸に住んでいたのかも気になりますよね。
吉田佳右の自宅は、逮捕時の報道で住所や外観が出ていたため、東京都大田区西馬込1丁目にある「パークホームズ西馬込クリアコート」だと言われています。
「パークホームズ西馬込クリアコート」は、2013年1月築の比較的新しいマンションで、参考相場価格は4500~7000万円程度です。
部屋を貸し出しているオーナーもいるようですが、逮捕時40歳だった吉田佳右の年齢を踏まえると、長期ローンを組んで新築購入したのかもしれません。
ちなみに、住宅ローン返済のためもあったのか、出産後の容子さんは社会復帰しており、広告会社に勤務しながら育児を行っていたようです。
吉田佳右が嫁をメタノールで殺害した犯行動機
子供にも恵まれ、他人が羨むような高収入夫婦だった吉田家ですが、吉田佳右の浮気が原因で事件数年前より不仲になっており、家庭内別居状態でした。
夫婦関係の悪化はかなり深刻だったようで、口論の際に、吉田佳右が妻に手を上げることもあったといいます。
そのため、容子さんも口論の一部始終をスマホで撮影するなど、自衛していました。
妻殺害容疑で逮捕後の吉田佳右は、犯行を否認し、取り調べに対して黙秘しているため、事件の動機は判明していません。
しかし、前述の夫婦関係を考慮すると、吉田佳右が凶行に及んだ背景には、妻への憎悪の感情が少なからずあったことは間違いないでしょう。
吉田佳右の現在
吉田佳右は2022年10月7日になると、殺人罪で起訴されています。
吉田佳右の場合、被害者が妻1人のため死刑になることはないと言われており、殺人罪で起訴された犯人が受ける刑罰の中で、最も多い求刑例は懲役10~15年だそうです。
まだ事件全容は解明されていませんが、1人の尊い人命を奪った事実に変わりはなく、吉田佳右は40代の間は刑務所で過ごすことになりそうです。
吉田佳右のまとめ
吉田佳右はエリート研究者だったにも関わらず、仕事で扱う機会が多かったメタノールで妻を毒殺した容疑で逮捕されました。
母親が殺され、父親が容疑者という残された1人息子が不憫でなりません。
事件の全容が明らかになることを祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。