“頂き女子りりちゃん”を名乗る渡辺真衣のマニュアルを使った詐欺で有罪判決を受けた家田美空が話題です。
この記事では家田美空の生い立ちや実家、親などの家族、中学や高校、大学など経歴、事件の概要や判決、現在などについてまとめました。
この記事の目次
家田美空は頂き女子りりちゃんのマニュアル使用の詐欺事件で有罪判決の女
家田美空(いえだ・みく、名古屋市の大学生、逮捕当時20歳)は、2023年3月から5月にかけて、マッチングアプリで知り合った男性2人から複数回にわたって合計1065万円の金銭を騙し取ったとして逮捕され名古屋地裁で有罪判決を受けた女です。
家田美空は、“頂き女子りりちゃん”を名乗る渡辺真衣(逮捕当時25歳)から男性の恋愛感情を利用して金銭を騙し取るマニュアルを購入しその手法を使って詐欺を働きました。
家田美空は、Twitter(現在のX)で「怒号ちゃん」というハンドルネームを名乗り、自身が金を騙し取った男性達を指して「おぢたちは能力も何もないただ恋にお金を払うお馬鹿さん。」、「ジジイが定期預金解約してくれたり、カードのキャッシング限度上げたりしてまでお金くれるようになって怒号は嬉しいです」などと投稿して、徹底的に見下して馬鹿にしていました。
家田美空は裁判では反省している風でしたが、最終陳述では被害者の謝罪の方法として、「どうして恋人ができないのか教え、異性に嫌悪感を抱かれないよう、プロデュース、コンサル、支援をする」、「被害者の方々にパートナーができれば傷は癒えていく」などと被害者の傷をさらに抉るような発言をして物議を醸しています。
いい年をして、このような薄っぺらい女性に騙された被害者もどうなのかとは思いますが、裁判でまで煽るのはやり過ぎ、あまりにも酷すぎるとしてネット上では家田美空に対する批判の声も高まっています。
また、家田美空は裁判では「私のようにりりちゃんに救われた女の子たちから、りりちゃんを奪ってしまいました。」などと、詐欺を働いた事ではなく、自分の逮捕がきっかけとなって頂き女子の教祖たるりりちゃんまで逮捕された事を反省しているかのような発言を繰り出しました。
この発言に対してもネット上では、「全く反省していない」、「今でも本心では、エロい男性から金を騙し取る事が正義だと信じきっている」、「今でもりりちゃんを信奉しているのだろう」など、批判的なコメントが多く確認できます。
家田美空の生い立ちや経歴① 名古屋市緑区の小学校出身か
家田美空の生い立ちに関する情報は全く報じられていませんが、愛知県の大学に通っていた事が明かされている事から、愛知県にゆかりのある人物である可能性が高いです。
そこで、ネットを過去に遡って調べて見たところ、2011年の「第63回赤い羽根協賛『児童生徒作品コンクール』」で、愛知県名古屋市の緑区の名古屋市立大高南小学校の家田美空さんという同じ名前の当時小学3年生の児童がポスターの部で入選している記録が見つかりました。
大高南小 3年 家田 美空
引用:よりどりみどり★つかみどり名古屋市緑区社会福祉協議会 第63回 赤い羽根協賛「児童生徒作品コンクール」の結果について
2023年12月の現在、家田美空の年齢は「21歳」と報じられているので、2011年は8歳か9歳という事になり小学3年生という点が一致します。
また、「家田」という苗字は、愛知県内におよそ3000人ほど(いえだと読むものに関してはさらに少ない)しかいない比較的珍しいもので「美空」という名前も珍しくはないもののそう多く見られる名前でもありません。
以上を総合すると、名古屋市立大高南小学校の家田美空さんと、頂き女子で詐欺犯の家田美空が同一人物である事も可能性としては十分に考えられそうです。
家田美空の生い立ちや経歴② スピード離婚歴があり、父親との裁判も
家田美空の生い立ちに関する情報は少ないのですが、家田美空が「怒号ちゃん」を名乗ってTwitterに投稿していた内容から、過去に結婚していたがわずか9ヶ月でスピード離婚している事や、父親相手に扶養料を請求する裁判を起こして勝訴し、扶養料を勝ち取った事などがわかっています。
家出美空(怒号ちゃん)のTwitterアカウントは逮捕後に非公開にされてしまい、現在は確認不可ですが、これについてFRIDAYが書いています。
逮捕される直前まででも、恋人に毎月小遣いを渡していたり、過去には結婚もしていたようですが9ヵ月で離婚したと話していて、男性絡みの金銭トラブルが多かった印象です。また過去に、家田は父親に対して扶養料請求調停を起こして、扶養料を勝ち取っていました。
こうした生い立ちや経歴に関する断片的な情報から、家田美空は極めてエキセントリックなタイプである可能性が高いように思われます。
家田美空の実家
家田美空の実家の場所は不明ですが、愛知県内にある可能性が最も高いようです。
家田美空は小学校は愛知県名古屋市緑区の公立校、中学校は愛知県常滑市内の公立校にそれぞれ通っていた可能性が高いと見られています。
大学も愛知県内である事がわかっているので、実家も愛知県内にある可能性が最も高そうです。
家田美空の親などの家族
家田美空の親などの家族についても情報がほとんど出ていません。
ただ、上でも触れたように、家田美空はTwitter(「怒号ちゃん」名義)に、父親を相手どって扶養料を請求する裁判を起こして勝訴した事を書いています。
扶養料を請求していることから、家田美空の両親は何らかの理由で離婚しており、家田美空は別居している父親に対して扶養料を求める裁判を起こした可能性が高そうです。
だとすれば、家田美空の家族には問題があった可能性が高く、男性から金銭を騙し取る詐欺を働いた事と家族(特に父親)との複雑な関係が関連しているのかも知れません。Twitterや裁判での発言を見る限り家田美空は男性に対して強い敵対心と不信感を抱いているように見える事から、この父親との間に何らかのトラブルがあった可能性なども考えられます。
家田美空の中学は愛知県常滑市立南陵中学との噂も
家田美空の出身中学は「愛知県常滑市立南陵中学校」ではないかと言われています。
これは、南陵中学校の公式ブログの2016年10月17日の投稿に、日本漢字能力検定(漢検)4級に合格した生徒として「家田美空さん」という名前が書かれているためです。
家田美空は2016年の時点でちょうど中学生だったはずなので、この南陵中学校の家田美空さんと同一人物である可能性があります。
ただ、顔写真などは掲載されていないため確定的な情報ではありません。あくまでも可能性の話です。
家田美空の高校
家田美空がどこの高校に通っていたのかについては全く情報がありません。
後述するように、家田美空が事件当時に通っていた大学は愛知県名古屋市昭和区に本部を置く「南山大学」との噂があります。
南山大学には系列校として南山高校女子部があるため、家田美空の出身高校は南山高校女子部ではないかと推測する見方もありますが、同高校は完全中高一貫校で系列の南山中学校からの入学しか受け入れをおこなっていません。
上でも触れたように家田美空の出身中学は常滑市の南陵中学の可能性が高いと見られているので、家田美空の出身高校が南山高校女子部である可能性は低そうです。
家田美空の大学は南山大学と言われているが未確認情報
家田美空は逮捕当時、名古屋市内の大学生と報道されています。
家田美空の通っている大学の名前は公表されていませんが、ネット上で愛知県名古屋市昭和区に本部を置くミッション系の私立「南山大学」(偏差値は45〜55)ではないかと噂されています。
家田美空の大学が南山大学という噂の出所は確認できておらず、関係者によるタレコミなのか、家田美空本人の過去のSNSでの発言や画像など何らかの証拠があって出てきた情報なのかも分かりません。
ただ、名古屋市に住んだ事がある方ならわかるかと思いますが、家田美空の見た目やファッションセンスなどが「南山大学生っぽい」という印象は確かに受けます。
こうした見た目の印象から家田美空の大学は南山大学では?と推測したような発言がネット上で出て、それが噂となって広まったといった事も考えられるかも知れません。
家田美空の頂き女子りりちゃんのマニュアルを使った詐欺事件の概要
家田美空は“頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣から、男性の恋愛感情を利用して金銭を騙し取る方法が記されたマニュアルを2万8000円で購入し、それを参考にして少なくとも2人の男性から合計1065万円を騙し取ったとして逮捕され有罪判決を受けました。
現在までの報道でわかっている家田美空の起こした詐欺事件の内容について見ていきます。
家田美空は、「村上かな」という偽名を使ってマッチングアプリに登録。そこで知り合った当時43歳の愛知県知立市の会社員男性にメッセージ機能を使い、「多額の借金がありその返済のためにアダルトビデオ出演を迫られていて、違約した場合300万円が必要」などと嘘を言い現金を騙し取りました。
家田美空は、この際に本名の「家田美空」を名乗って「村上かな」の友人を演じ、男性に対して「かながAVの契約書にサインしてしまった」などと嘘のメッセージを男性に送り、その後再び「村上かな」を演じて「違約金を払う方法で考えています」などとメッセージを送り言葉巧みに男性に300万円を指定口座に振り込ませました。
この被害者男性は不審に思い2023年5月12日に警察に相談した事で事件が発覚しました。
この男性とやり取りをする一方で、家田美空は別の愛知県の40代男性ともやり取りし多額の金銭を騙し取っています。
家田美空はこちらの男性に対しても「村上かな」の偽名を使い、2023年2月にマッチングアプリで知り合い、アニメなど共通の趣味で意気投合(したように見せかけたと思われる)し、実際に会ってデートを重ねるようになりました。
家田美空はこの男性に毎日LINEで「好きだよ」、「一緒にいると嬉しい」など、心にもないメッセージをマメに送る、仕事の合間に電話をするなどして恋人同士だと信じ込ませ、信用させた上で自分の不幸な境遇(親に捨てられたなどの嘘八百)を打ち明け「守ってほしい」などと言って男性の庇護欲を刺激しました。
家田美空は「村上かな」として「友達のみくちゃんにお金を貸していて、家賃が払えない、学費が払えない」などと次々と金に困っているとする嘘をつき、男性から数十万円単位で複数回にわたって金銭を騙し取りました。
そして、家田美空が上述の愛知県知立市の43歳の男性が警察に相談したのをきっかけに詐欺容疑で逮捕された事で、ようやくこの男性は自分が騙されていた事に気がついたようです。ただ、この40代男性は家田美空に未練があったのかその後示談が成立しているようです。
家田美空は他にも、63歳の男性からも同様の手口で多額の金銭を騙し取っており、この男性と知立市の43歳男性の2人から合計で1065万円を騙し取った詐欺の罪で起訴され裁判を受けました。
家田美空の現在…一審判決は懲役3年執行猶予5年
家田美空は、63歳と43歳の男性2人から合計1065万円を騙し取った詐欺の罪で裁判を受けていました。
2023年12月15日、名古屋地方裁判所は家田美空に対して「懲役3年執行猶予5年」の有罪判決を言い渡しました。
「頂き女子りりちゃん」を巡る詐欺事件に関連して、詐欺罪に問われた大学生家田美空被告(21)に対し、名古屋地裁(戸崎涼子裁判官)は15日、懲役3年執行猶予5年(求刑4年6カ月)の判決を言い渡した。
家田美空は罪を全面的に認めており、4年6ヶ月の求刑に対してかなり軽い判決である事から、おそらく控訴はしないと思われます。検察側の方針は現在の時点では不明ですが、検察側も控訴は見送りこのままこの判決が確定する可能性の方が高いと見られています。
まとめ
今回は、“頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣から購入した詐欺マニュアルを使い、男性2人から1065万円を騙し取った詐欺の罪で有罪判決を受けた家田美空についてまとめてみました。
家田美空の生い立ちや実家の親や家族などの情報はほとんど何も明かされていません。ただ、限られた情報から実家は愛知県内、両親は離婚しており家族には問題があり、あまり幸せな生い立ちではない事などが推測されます。
家田美空の中学や高校、大学なども特定には至っていませんが、中学は南陵中学、大学については南山大学である可能性があるようです。
家田美空はマッチングアプリで知り合った複数の男性に対し、言葉巧みに恋人関係にあると錯覚させ、金銭に困っていると嘘をついて多額の金を騙し取りました。家田美空はこの事件で裁判を受け、2023年12月15日に「懲役3年執行猶予5年」の有罪判決が下されています。
現在の時点では、家田美空も検察側も控訴の意向は示していません。